JP2005156325A - 携帯案内無線装置および案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 設備が大規模であっても、所望の目的地まで速やかに移動者を誘導してやることができ、しかも無線LANと小電力無線という2つの形態の各利点を極力活かす。
【解決手段】 小電力無線通信を行う小電力無線部10と、無線LAN通信を行う無線LAN部20と、小電力無線部と無線LAN部とを制御する制御部80とを備え、外部と無線通信を行うことで携行者に移動案内サービスを提供する携行型の携帯案内無線装置であって、制御部は、無線送信または無線受信のデータに関するデータ容量閾値Dthを比較基準として小電力無線通信と無線LAN通信とのいずれを採用するかを判断する無線データ容量識別手段82と、小電力無線部と無線LAN部との切替を行う無線通信切替手段81とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線誘導システムに使用する携帯案内無線装置、およびこの携帯案内無線装置を利用した無線誘導システムである、案内システムに関するものである。
大型ホテルや、関東地区に見られる巨大建物によるイベントホールなど、多人数が来客として訪れる多目的設備においては、フロントやインフォメーションコーナーを頼りに、目的箇所へ移動するのが常である。例えば、ホテルのフロントで入室キーを受け取り、目的の階までエレベータに乗り、降りた時点で、そのフロアの配置図を眺めて、自分の入るべき部屋の位置を確認してから、その部屋までたどりつく。巨大イベントホールでは、入り口の案内人から会場配置図を受け取り、所望のブースにおもむく。入り口で許可を得て構内を移動しているとき、待ち受け側から、構内アナウンスで呼び出しをかけるシーンもよく見かける。
このように自己判断に任せきりのやり方では、設備構内が大規模化する最近の潮流下、移動者本人の所望の箇所を探すのに骨が折れるのは、誰でもが実感しているであろう。ホテルでは、目的の部屋の階に到達したときに、階での部屋配置図を一度眺めるであろうが、初めて訪れる客であれば、また、記憶力の衰える老人であれば、たとえひとつの階であっても、大型化したホテルの廊下を歩いているうち、混乱して部屋の位置を忘れてしまうおそれもありえる。そのようなとき、その階の部屋配置図を都度探していたのでは面倒である。これと同じような事態が巨大イベントホールでも起こりうることは、想像に難くない。つまり、設備が大規模になるほど、移動者本人の自己判断に任せずに速やかに誘導してやるべきである。いずれの場合も、アナウンスで呼び出し探し出すこともできそうだが、周囲が騒然としていると、聞き取れるアナウンスも聞き取れないのはいうまでもない。
一方、現在の無線通信分野では、高速かつ大容量でのデータ伝送をさらに進歩させるべく、 各種無線通信規格が用意されている。これら無線通信技術を用いて、上記した大規模設備での 案内システムを構築することは、当業者ならば容易におもいつくであろう。移動者には、携帯案内無線装置(無線器)を与え、管理側との無線通信で、移動者を所望の箇所へ導いてやるのである。このような技術は、特許文献1に開示されてある。
特許文献1(特開平11−55726号公報)に開示された内容の一部を、図13を参照して説明する。これの段落番号0028以降の記載と同公報の図3とによれば、モバイルユーザ向け情報案内装置は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)を利用した構内の施設における情報案内用途のものである。
サービスエリアとなる構内施設を各ルーム毎にサブサービスエリアとして区分けし、この各サブサービスエリアR1,R2,R3,・・・,R6にそれぞれ無線LANアクセスポイント30を設置し、これらの複数の無線LANアクセスポイント30をネットワーク50を介して情報案内サーバ70に接続している。サブサービスエリアR1,R2,R3,・・・,R6内には例えばノート型パソコン等からなる複数の情報携帯端末91がユーザによって携帯されて存在し、該情報携帯端末91はサブサービスエリアである各ルームに存在するアクセスポイント30と無線通信により通信し、更にアクセスポイント30からネットワーク50を介して情報案内サーバ70に接続され、該情報案内サーバ7から情報を提供されるようになっている。なお、ユーザによって携帯される情報携帯端末91の位置検出は、各アクセスポイント30にどのユーザの情報携帯端末91が接続されているか調べることにより行われ、位置検出の精度は各アクセスポイントがカバーする区域の各ルームであるサブサービスエリア単位である。
情報案内サーバ70は、Webサーバ71、個人情報管理部73、ユーザ位置監視部75、ユーザ位置検出部77および施設情報管理部79から構成されている。このような無線LANを使用した環境において、ユーザは情報携帯端末91によりサブサービスエリア内の無線LANアクセスポイント30にアクセスし、無線LANアクセスポイント30からネットワーク50を介して情報案内サーバ70にアクセスする。この情報案内サーバ70へのアクセスにはWebサーバ71が利用されている。すなわち、ユーザは情報携帯端末91上のWebブラウザから情報案内サーバ70のWebサーバ71にアクセスし、ユーザの位置に応じた地域情報や個人情報が情報案内サーバ70からユーザに提供される。
ユーザ位置検出部77は、各アクセスポイント30に対して現在接続しているかまたは接続可能な区域であるサブサービスエリアにいる情報携帯端末91を調べることにより、情報携帯端末91を携帯するユーザの位置を検出することができる。アクセスポイント30からは接続可能な情報携帯端末のID(Macアドレス等)が分かるので、予め用意しておいた端末IDと端末所有者対応表によりサブサービスエリアにいるユーザを特定することができる。位置検出の結果はユーザ位置情報として管理される。また、位置検出は例えば30秒ないし3分間隔で行い、これに伴いユーザ位置情報も更新する。
特開平11−55726号公報
ところが、上記のように、無線通信を利して案内システムを構築する場合、無線通信の採用規格として、無線LAN(普及タイプとしては通信速度11Mbps仕様)の場合には大容量高速通信ゆえに電力高消費であり、無線器の電池が長時間持たない。かといって、無線通信として小電力無線(普及タイプとしては通信速度4800bps仕様)を採用すると、大容量のデータの無線送受ができず、木目細かいサービスを行えない。
本発明は、そのような問題点を解決しようとしたものであり、その目的とするところは、 設備が大規模であっても、所望の目的地まで速やかに移動者を誘導してやることができ、しかも無線LANと小電力無線という2つの形態の各利点を極力活かした携帯案内無線装置および案内システムを提供することにある。
上記問題点を解決するため、請求項1記載の携帯案内無線装置にあっては、小電力無線通信を行う小電力無線部と、無線LAN通信を行う無線LAN部と、小電力無線部と無線LAN部とを制御する制御部とを備え、外部と無線通信を行うことで携行者に移動案内サービスを提供する携行型の携帯案内無線装置であって、制御部は、無線送信または無線受信のデータに関するデータ容量閾値を比較基準として小電力無線通信と無線LAN通信とのいずれを採用するかを判断する無線データ容量識別手段と、小電力無線部と無線LAN部との切替を行う無線通信切替手段とを備え、無線データを発する場合には、同無線データがデータ容量閾値よりも大きいならば無線LAN部に無線送信させ、同無線データがデータ容量閾値よりも小さいならば小電力無線部に無線送信させ、外部から無線データを受ける場合には、小電力無線部での受信状態で、外部からの小電力無線通信の無線データの最初に受信するフレームスタートフラグを読んで小電力無線通信種別であるならそのまま小電力無線部での受信を継続し、前記フレームスタートフラグが無線LAN種別をあらわしているならば無線LAN部により受信することを特徴とする。
このように、無線データを発する場合には、同無線データがデータ容量閾値よりも大きいならば無線LAN部に無線送信させ、同無線データがデータ容量閾値よりも小さいならば小電力無線部に無線送信させ、外部から無線データを受ける場合には、小電力無線部での受信状態で、外部からの小電力無線通信の無線データの最初に受信するフレームスタートフラグを読んで小電力無線通信種別であるならそのまま小電力無線部での受信を継続し、前記フレームスタートフラグが無線LAN種別をあらわしているならば無線LAN部により受信するようにしたので、無線LANと小電力無線とを、無線送受するデータの容量によって、使い分けることができるようになる。
請求項2記載の案内システムにあっては、器体使用時に天空に向けるべき器体天空向き矢印マークをハウジング表面に設けられ、所望の行き先を指定入力可能な行先操作入力部と、行先操作入力部の入力内容を表示可能な表示部と、をさらに設けられており、前記制御部は、行先操作入力部に所望行き先とナビゲーション指定形式の入力をされると、その所望行き先とナビゲーション指定形式と自機のIDとを含めた行き先ナビゲーション依頼信号を、小電力無線通信で送信し、行き先ナビゲーション依頼信号に対応して返信されてくる移動向き誘導情報を小電力無線部で受信するかまたは図式化された位置情報サービスを含む詳細表示マップを無線LAN部で受信し、受信した内容が移動向き誘導情報であった場合には器体天空向き矢印マークで規定される器体天空向きを基準にして移動向き誘導情報を表示部に矢印で表示し、受信した内容が詳細表示マップであった場合には、詳細表示マップを表示部に設備配置関係も含められた図示で表示する請求項1の携帯案内無線装置と、携帯案内無線装置とのあいだで小電力無線または無線LANのいずれでも送受可能であり、設備構内の各アクセスポイント箇所に設置されそれぞれIDが付与された複数の送受信器と、送受信器とのあいだで通信が可能な送受信部と、設備構内の通路と各設備の配置位置とを送受信器の配設位置とともに記録した設備配置図面を記憶した設備配置図面メモリ部と、送受信器から送受信部経由で行き先ナビゲーション依頼信号を転送されてくると行き先ナビゲーション依頼信号の受信報告を受けた送受信器が単一であればその送受信器の配置位置を、同送受信器が複数であれば同送受信器群の配置位置から算出される略中間位置を、行き先ナビゲーション依頼信号を発した携帯案内無線装置の現状位置として推定する案内装置位置推定部と、携帯案内無線装置ごとに送受可能な送受信器群の配置位置の時系列変遷を記録して当該IDの携帯案内無線装置の移動向きを推定する案内装置向き推定部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれる所望行き先と案内装置位置推定部で推定した案内装置現状位置とを設備配置図面上の移動可能な経路上で結び推奨通路ルートとして導出するルート導出部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれるナビゲーション指定形式が移動向き誘導情報希望であればルート導出部で導出済みの推奨通路ルートを表示部に移動向き誘導矢印で表示可能なように同矢印の向きを指定して送受信部宛てに送出する移動向き付与部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれるナビゲーション指定形式が詳細表示マップ希望であればルート導出部で導出済みの推奨通路ルートを表示部に設備配置関係も含められた図示で表示可能なように同矢印の向きを詳細表示マップに書き込み送受信部宛てに送出するマップ上ルート付与部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれるナビゲーション指定形式が移動向き誘導情報希望であれば携帯案内無線装置の移動向きを引き続き監視しておき移動向き付与部で指定した移動向き誘導矢印の向きとその後の案内装置向き推定部での携帯案内無線装置の移動向きとが異なっていたら、移動向き付与部から出力される移動向き誘導矢印をあらわす信号に、所望の目的地を向く移動向き誘導矢印の表示向きの訂正を加える案内装置移動向き監視部と、を備える設備管理装置と、を備えて構成されることを特徴とする。
このように、小電力無線と無線LANを切り替え使用できる携帯案内無線装置と、複数の送受信器を介して連絡可能な設備管理装置とを用いて、携帯案内無線装置から指定された行き先ナビゲーション依頼信号に応じて小電力無線で移動向き誘導情報を返信するかまたは無線LANで詳細表示マップを返信する案内システムを構成したので、携帯案内無線装置の携行ユーザーの要望に応じて、移動向き誘導情報と詳細表示マップとのいずれかを選択し提供できる。つまり、無線LANと小電力無線という2つの形態の各利点を極力活かした案内システムを提供できる。
請求項3記載の案内システムにあっては、請求項2に記載の案内システムにおいて、携帯案内無線装置に、内部電源の電源残存量を検知する電源残量検知部を設け、制御部は、電源残量検知部が検知した電源残存量が所定閾値を下回ると、行先操作入力部への操作入力内容が無線LAN指定であっても、また、扱う無線データ容量がデータ容量閾値より大きくても、電源残存量が少ない旨の情報を含めた、小電力無線部での小電力無線通信を実行し、電源残存量が少ない旨の情報を含む信号を受信した設備管理装置は、同IDの携帯案内無線装置から発せられる電源充電復帰連絡の小電力無線信号を受信するまでの間は、同IDの携帯案内無線装置との間の連絡を、小電力無線通信で送受信器に行わせることを特徴とする。
このように、携帯案内無線装置の電源残存量が少なくなると無線LANを小電力無線に切り替えるようにしたので、電源残存量が復帰するまでは設備管理装置とのあいだの通信を小電力無線で継続できる。言い換えると、充電設備にいきつくまでの間、設備管理装置とのあいだの通信を、小電力無線だけではあるが、継続できる。
請求項4記載の案内システムにあっては、請求項2または3に記載の案内システムにおいて、設備配置図面メモリ部に記憶された設備配置図面データには、送受信器それぞれの施工位置にとって最も近い避難口を対応付けた避難口テーブルも記憶されてあり、このように構成した設備管理装置は、別設の防災防犯感知システムが災害発生を感知したら、送受信器を介して、全ての携帯案内無線装置に、災害発生の連絡発報を行い、この災害発生の連絡発報を受信した携帯案内無線装置は、自機のIDを含めた自機存在をあらわす自機存在発報を、小電力無線通信で行い続け、ルート導出部は、自機存在発報を発報した携帯案内無線装置の存在位置を案内装置位置推定部によって特定された後、送受信器の配置位置付近の避難口の位置ポイントをあらわす非常口ナンバーを避難口テーブルから読み出し、行先操作入力部でユーザーが矢印簡易表示を指定しているか否かにかかわらず、当該避難口へ向かう矢印簡易表示なる非難移動向き情報を移動向き付与部に作成させ、非難移動向き情報を、送受信器経由で所望のIDの携帯案内無線装置宛てに送信することを特徴とする。
このように、別設の防災防犯感知システムが災害発生を感知したら、全ての携帯案内無線装置に災害発生の連絡発報を行い、この災害発生の連絡発報を受信した携帯案内無線装置は自機のIDを含めた自機存在をあらわす自機存在発報を小電力無線通信で行い続け、設備管理装置から非難移動向き情報をもらうようにしたので、災害発生時や犯罪発生時には設備管理装置主導で携帯案内無線装置が避難誘導の機器に早代わりする。
無線データを発する場合には、同無線データがデータ容量閾値よりも大きいならば無線LAN部に無線送信させ、同無線データがデータ容量閾値よりも小さいならば小電力無線部に無線送信させ、外部から無線データを受ける場合には、小電力無線部での受信状態で、外部からの小電力無線通信の無線データの最初に受信するフレームスタートフラグを読んで小電力無線通信種別であるならそのまま小電力無線部での受信を継続し、前記フレームスタートフラグが無線LAN種別をあらわしているならば無線LAN部により受信するようにしたので、無線LANと小電力無線とを、無線送受するデータの容量によって、使い分けることができるようになる。従って、設備が大規模であっても、所望の目的地まで速やかに移動者を誘導してやることができ、しかも無線LANと小電力無線という2つの形態の各利点を極力活かした携帯案内無線装置を提供でき、これを使用した案内システムを提供することも可能となる。
本発明に係る携帯案内無線装置および案内システムの一実施の形態を、以下に説明する。図1と図2は携帯案内無線装置の説明図であり、図3は携帯案内無線装置とともに案内システムをなす送受信器群および設備管理装置の接続形態をあらわす図であり、図4は設備管理装置の説明図であり、図5は携帯案内無線装置と設備管理装置とのあいだで送受されるデータのフォーマット例の説明図であり、図6と図7は携帯案内無線装置の表示部に映し出されるナビゲーション情報の説明図であり、図8から図12は携帯案内無線装置または設備管理装置で行われる処理判断の流れの説明図である。
図1に示すように、携帯案内無線装置100は、小電力無線部10と、無線LAN部20と、内部電源30と、電源残量検知部40と、行先操作入力部50と、信号処理部60と、表示部70と、制御部80とを備えて構成される。
小電力無線部10は、アンテナ11と、送受切替スイッチ12と、変調部13と、RF送信部14と、RF受信部15と、復調部16とを備えて構成される。
アンテナ11は、送受切替スイッチ12によって、RF送信部14とRF受信部15のどちらかに切り替え接続される。変調部13は、小電力無線用の無線変調を行ってRF送信部14に入力する。RF送信部14は、変調部13からの小電力無線用の無線変調信号を、アンテナ11から送波可能な電気信号に変換して、送受切替スイッチ12へ送出する。RF受信部15は、切替スイッチ12からの電気信号を、小電力無線用の無線変調信号に変換して、復調部16へ入力する。復調部16は、RF受信部15からの小電力無線用の無線変調信号を復調する。
なお、送受切替スイッチ12の接続先をRF送信部14とRF受信部15とのいずれに選択するかは、デフォルト状態ではRF受信部15に接続されており、のちに、変調部13、復調部16、後述する無線通信切替手段81、のいずれかの制御によって適宜切り替えられる。
無線LAN部20は、アンテナ21と、送受切替スイッチ22と、変調部23と、RF送信部24と、RF受信部25と、復調部26とを備えて構成される。
アンテナ21は、送受切替スイッチ22によって、RF送信部24とRF受信部25のどちらかに切り替え接続される。変調部23は、無線LAN用の無線変調を行ってRF送信部24に入力する。RF送信部24は、変調部23からの無線LAN用の無線変調信号を、アンテナ21から送波可能な電気信号に変換して、送受切替スイッチ22へ送出する。RF受信部25は、切替スイッチ22からの電気信号を、無線LAN用の無線変調信号に変換して、復調部26へ入力する。復調部26は、RF受信部25からの無線LAN用の無線変調信号を復調する。
なお、送受切替スイッチ22の接続先をRF送信部24とRF受信部25とのいずれに選択するかは、変調部23、復調部26、後述する無線通信切替手段81、のいずれかの制御によって適宜切り替えられる。
内部電源30は、例えば乾電池や充電池で構成される。電源残量検知部40は、内部電源30の電源残存量を検知する。行先操作入力部50は、複数の入力キーを備え、主に、後述するように携行者が希望する行先を操作入力するための入力キー群である。信号処理部60は、電源残量検知部40での電源残存量検知結果と、行先操作入力部50への操作入力内容とを、所定仕様のデータに変換し、後述する制御部80へ送出する。
表示部70は、行先操作入力部50への操作入力内容を表示可能な小型液晶パネルであり、図2乃至図4を用いて後述するように、移動向き誘導情報または詳細表示マップを携行者に表示して見せる。
制御部80は、マイクロコンピュータユニットを備えて構成され、自機(携帯案内無線装置100)のIDを記憶している。制御部80は、小電力無線部10と無線LAN部20との切替を行う無線通信切替手段81と、無線送信または無線受信のデータに関するデータ容量閾値Dthを比較基準として小電力無線通信と無線LAN通信とのいずれを採用するかを判断する無線データ容量識別手段82とを備え、小電力無線部10と無線LAN部20とを制御する。なお、これら無線通信切替手段81と無線データ容量識別手段82とは、ロジックIC群によるハードウェアを使用すれば構成可能ではあるが、制御部80で動作するソフトウェアプログラムで実現するのが設計上簡単であり動作確認も容易である。何故ならば、無線通信切替手段81については、制御部80のマイクロコンピュータユニットの一般的な入出力ポート選択機能を利用すれば済むし、無線データ容量識別手段82については、小電力無線や無線LANのデータフォーマットに従って無線データの論理符号を識別または生成するものであるから、そのような既存のソフトウェアプログラムを利用すれば当業者ならば容易に構築できる。
制御部80は、無線データ容量識別手段82での判断結果によって、小電力無線部10と無線LAN部20とのどちらで送受させるかを決定する。すなわち、無線データを発する場合には、同無線データがデータ容量閾値Dthよりも大きいならば無線LAN部20に無線送信させ、同無線データがデータ容量閾値Dthよりも小さいならば小電力無線部10に無線送信させる。外部から無線データを受ける場合には、まず小電力無線部10による受信状態にしておき、外部からの小電力無線通信の無線データの最初に受信するフレームスタートフラグを読んで小電力無線通信種別であるならそのまま小電力無線部10での受信を継続するが、同フレームスタートフラグが無線LAN種別をあらわしているならば無線通信切替手段81に入出力ポート制御を行わせて無線LAN部20により受信する。なお、無線通信切替手段81は、図1に示したように、変調部13と復調部16と変調部23と復調部26にそれぞれ個別のポートで接続されている形態が信号送受に混信を起こさないため好ましく、このため最低4つのポートを制御可能なものが好ましい。
また、制御部80は、電源残量検知部40が検知した電源残存量が所定閾値を下回ると、行先操作入力部50への操作入力内容が無線LAN指定であっても、また、扱う無線データ容量がデータ容量閾値より大きくても、電源残存量が少ない旨の情報を含めた、小電力無線部10での小電力無線データを送信することで、残存電源の消耗を防ぐモードに移行する。これにより。無線LAN部20での大容量無線データの送受を避け、残存電源の消耗を防ぐのである。
またさらに、制御部80は、災害発生の連絡発報を小電力無線部10か無線LAN部20のどちらかから受信した場合、自機のIDを含めた自機存在をあらわす自機存在発報を、小電力無線通信で行い続けるモードに移行する。この自機存在発報を行い続けるモードは、残存電源の消耗を防ぐモードの一形態として扱われるべきであり、このため、無線LAN部20は使わず、小電力無線部10を使うのである。
このように構成された携帯案内無線装置100の外観図を、図2に例示した。携帯案内無線装置100は、略箱状のハウジングの一面に、上述した行先操作入力部50と表示部70を備え、その側面にはアンテナ11とアンテナ12が延出している。また、行先操作入力部50と表示部70を備えた一面には、向かって表示部70の上部に、携帯案内無線装置100の器体使用時に天空に向けるべき器体天空向き矢印マーク90が設けられている。この器体天空向き矢印マーク90は、後述するように携帯案内無線装置100の移動向き、つまり携行者の移動の向きを特定するために必要になるものであり、携行者に意識して天空に向けてもらう必要があるので、上述した信号処理部60や制御部80によって点滅表示制御されるなど、携行者に目立つように構成しておくのが望ましい。
このような携帯案内無線装置100は、外部と無線通信を行うことで携行者に移動案内サービスを提供する携行型のものである。この移動案内サービスを提供する案内システムの構成としては、上述した携帯案内無線装置100の他に、図3に例示するように、いわゆる無線アクセスポイントと称される複数の送受信器200(200―1、200―2、200―3、…、200―n)と、設備管理装置300とを、例えばバス接続してなる設備システムにより構成される。
複数の送受信器200(200―1、200―2、200―3、…、200―n)は、携帯案内無線装置100とのあいだで小電力無線または無線LANのいずれでも送受可能であり、設備構内の各アクセスポイント箇所に設置され、それぞれIDが付与されてなる。
設備管理装置300は、図4に示すように、送受信部310と、設備配置図面メモリ部320と、案内装置位置推定部330と、案内装置向き推定部340と、ルート導出部350と、移動向き付与部360と、マップ上ルート付与部370と、案内装置移動向き監視部380と、主制御部390と、防災防犯感知部391と、他の処理部392とを備えて構成される。
送受信部310は、複数の送受信器200(200―1、200―2、200―3、…、200―n)とのあいだで通信が可能な通信仕様に送信信号または受信信号を変換する通信信号変換インターフェースである。図4の符号(A)は送受信器群200から送受信部310へ送られてくる通信データをあらわし、符号(B)は送受信部310から送受信器群200へ送出される通信データをあらわす。この符号(A)は行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを含む通信データをあらわし、符号(B)は詳細表示マップMap_Floor、移動向き誘導矢印Vct_Indct、非難移動向き情報Sig_Exitを含む通信データをあらわす。符号(A)、(B)のデータ信号フォーマットについては、図5を用いて後述する。
設備配置図面メモリ部320は、設備構内の通路と各設備の配置位置とを、送受信器群200の配設位置とともに記録した設備配置図面データFig_Floorを、記憶している。この設備配置図面データFig_Floorには、火災や地震などの自然災害発生時やテロやゲリラなどの人為犯罪発生時などの非常事態に備えて、送受信器200(200―1、200―2、200―3、…、200―n)それぞれの施工位置にとって最も近い避難口を対応付けた避難口テーブルTbl_Exitも記憶されてある。
案内装置位置推定部330は、送受信器群200から送受信部310経由で行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを転送されてくると、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIの受信報告を受けた送受信器200―kが単一であればその送受信器200―kの配置位置を、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを発した携帯案内無線装置100の現状位置として推定し、案内装置現状位置P_Nowとして出力する。また、同送受信器送受信器200―k,k+1,k+2…が複数であれば、同送受信器群200―k,k+1,k+2…の配置位置から算出される略中間位置を、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを発した携帯案内無線装置100の現状位置として推定し、やはり案内装置現状位置P_Nowとして出力する。
案内装置向き推定部340は、携帯案内無線装置100各1台ごとについて、送受可能な送受信器群200―k,k+1,k+2…の配置位置P_200_Nowの時系列変遷を記録して、これにより当該IDの携帯案内無線装置の移動向きVct_Nowを推定する。
ルート導出部350は、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIに含まれる所望行き先P_Reqと、案内装置位置推定部330で推定した案内装置現状位置P_Nowとを、設備配置図面データFig_Floor上の移動可能な経路上で結び、推奨通路ルートSig_Rootとして導出する。
また、ルート導出部350は、後述するように、異常事態発生時に自機存在発報を発報した携帯案内無線装置100の存在位置を案内装置位置推定部によって案内装置現状位置P_Nowとして特定された後、送受信器200の配置位置付近の避難口の位置ポイントをあらわす非常口ナンバーを避難口テーブルTbl_Exitから読み出し、行先操作入力部50でユーザーが矢印簡易表示を指定していれば、当該避難口へ向かう矢印簡易表示なる非難移動向き情報Sig_Exitを、後述する移動向き付与部360に作成させる一方、行先操作入力部50でユーザーが詳細マップ表示を指定していれば、後述するマップ上ルート付与部370に前記非常口ナンバーを詳細表示マップMap_Floorに書き込ませ、このように作成した非難移動向き情報Sig_Exitまたは詳細表示マップMap_Floorを、送受信器群200経由で、所望のIDの携帯案内無線装置100宛てに送信する。
移動向き付与部360は、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIに含まれるナビゲーション指定形式が移動向き誘導情報希望であればルート導出部350で導出済みの推奨通路ルートSig_Rootを表示部70に移動向き誘導矢印Vct_Indctで表示可能なように該移動向き誘導矢印Vct_Indctの前後左右の4つの向きの中から一つの向きだけを指定して、小容量簡易データ信号として送出する。
マップ上ルート付与部370は、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIに含まれるナビゲーション指定形式が詳細表示マップ希望であればルート導出部350で導出済みの推奨通路ルートSig_Rootを表示部50に設備配置関係も含められた図示で表示可能なように、移動向き付与部360での移動向き誘導矢印Vct_Indctと同様に同矢印の向きを求め、詳細表示マップMap_Floorに書き込み、大容量マップデータ信号として送出する。
案内装置移動向き監視部380は、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIに含まれるナビゲーション指定形式が移動向き誘導情報希望であれば携帯案内無線装置100の移動向きを引き続き監視しておき移動向き付与部360で指定した移動向き誘導矢印Vct_Indctや非難移動向き情報Sig_Exitの向きとその後の案内装置向き推定部340での携帯案内無線装置100の移動向きとが異なっていたら移動向き付与部360から出力される移動向き誘導矢印Vct_Indctや非難移動向き情報Sig_Exitをあらわす信号に訂正を加える。
主制御部390は、設備管理装置300全体の制御部であり、マイクロコンピュータユニット群を備えて構成されている。主制御部390は、送受信部310を介して送受信器群200とのあいだで通信データを送受する一方、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを送受信部310から受信したら、同信号を案内装置位置推定部330へ引き渡し、その結果としてマップ上ルート付与部370から入力されてくる詳細表示マップMap_Floorや案内装置移動向き監視部380から入力されてくる移動向き誘導矢印Vct_Indct、非難移動向き情報Sig_Exitの訂正結果を、送受信部310へ引き渡し送受信器群200に無線送出させる。
また、主制御部390は、電源残存量が少ない旨の情報を含む信号を送受信部310から受信した場合、同IDの携帯案内無線装置100から発せられる電源充電復帰連絡の小電力無線信号を受信するまでの間は、同IDの携帯案内無線装置100との間の連絡を、小電力無線通信で送受信器群200に行わせる。
またさらに、主制御部390は、別設の防災防犯感知システムに相当する防災防犯感知部391から災害発生感知の発報信号を受信したら、送受信器群200を介して、全ての携帯案内無線装置100に、災害発生の連絡発報を行う。防災防犯感知部391は、同設備の火災感知器、地震感知器、防犯システムであり、火災、地震、犯罪発生などを検知すると、主制御部390へ、異常発生の旨の緊急発報を行う。
なお、主制御部390は、設備管理装置300全体の制御部であるので、他系統の情報サービスを担う他の処理部392とのあいだでも判断処理や通信処理を行っている。つまり、主制御部390は、案内装置位置推定部330から、マップ上ルート付与部370、案内装置移動向き監視部380までのあいだで演算し得られる一連の処理結果を送受信部310と通信するだけではなく、防災防犯感知部391や他の処理部392とのあいだの処理も担っている。
図5には、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIをあらわす情報を含む通信データのフォーマット、移動向き誘導矢印Vct_Indctおよびそれを案内装置移動向き監視部380で訂正した結果をあらわす情報を含む通信データ(小容量簡易データ信号)のフォーマット、非難移動向き情報Sig_Exitおよびそれを案内装置移動向き監視部380で訂正した結果をあらわす情報を含む通信データ(小容量簡易データ信号)のフォーマット、詳細表示マップMap_Floorをあらわす情報を含む通信データ(大容量マップデータ信号)のフォーマット、の例をあげている。
行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIには、発信元である携帯案内無線装置100のID、携行ユーザーが所望し行先操作入力部50で入力された行き先、行き先への道筋を表示する際に矢印での簡易表示だけでよいかそれとも設備の周辺配置までも含めて詳細マップ表示するのかを指定するナビゲーション指定形式、を少なくとも含め、その他に連ねて送るべきデータがあれば制御部80は(無線通信切替手段81および無線データ容量識別手段82以外のソフトウェアプログラムの働きで)連接してデータ化する。
移動向き誘導矢印Vct_Indctおよびそれを案内装置移動向き監視部380で訂正した結果をあらわす情報を含む通信データ(小容量簡易データ信号)としては、発信宛先である携帯案内無線装置100のIDと、移動向き付与部360で指定され案内装置移動向き監視部380で訂正された移動向き誘導矢印Vct_Indctの前後左右の4つのいずれか一つの向き(前後左右をあらわす4ビットのうち1ビットだけが論理値1に設定されるなどにより指定される)とが、小容量簡易データ信号として制御部80で(無線通信切替手段81および無線データ容量識別手段82以外のソフトウェアプログラムの働きで)データ化される。これは、非難移動向き情報Sig_Exitの場合も同様にデータ化されることになる。
詳細表示マップMap_Floorをあらわす情報を含む通信データ(大容量マップデータ信号)としては、発信宛先である携帯案内無線装置100のIDと、マップ上ルート付与部370作成された詳細表示マップMap_Floorとが、大容量マップデータ信号として制御部80で(無線通信切替手段81および無線データ容量識別手段82以外のソフトウェアプログラムの働きで)データ化される。
図6には、移動向き誘導矢印Vct_Indctまたは非難移動向き情報Sig_Exitによる矢印を、表示部70に表示してみせた例を描いている。図6の場合、現在の進行方向の左向きへ移動するよう携行ユーザーを誘導しているのであるが、よりわかりやすくするために点滅表示したり文字列“左へ”を同時に点滅させるようにすれば好ましい。
図7には、詳細表示マップMap_Floorを表示部70に表示してみせた例を描いている。図7に例示するように、移動すべき誘導の向きだけでなく、周囲の設備の配置位置まで含めて図示表示してあるので、携行ユーザーが現在位置を把握しやすくなる。図7では上階の大浴場設備から一階ロビーまでたどりつくための経路のみならず、携帯案内無線装置100の周囲に位置する送受信器群200まで含めてマップ表示させてある。
ただし、案内装置向き推定部340の機能では、携帯案内無線装置100各1台ごとについて、送受可能な送受信器群200―k,k+1,k+2…の配置位置P_200_Nowの時系列変遷を記録して、これにより当該IDの携帯案内無線装置の移動向きVct_Nowを推定するのであるから、携帯案内無線装置100のハウジングがどの方向に向けられて携行ユーザーが使用しているかによって、誘導矢印の向きや詳細マップ上の移動誘導向きが実際とは食い違う事態が起こり得る。つまり、携行ユーザーに誘導の向きを間違って指示しかねない。これを回避すべく、器体天空向き矢印マーク90を天空に向けるよう設けたのであるが、これであっても、例えば、携行ユーザーの進行の向きを変えずに、携帯案内無線装置100の表示部70を進行向きの左側に向けたり右側に向けたりすれば、表示部70の矢印の向きは変わらないもののその指し示す向きは全く正反対な向きとなってしまう。このため、携行ユーザーには、同一向きにある程度歩いてもらい、設備管理装置300からの誘導矢印の向き情報を数回受信し、その矢印向きが安定してから、その向きに移動しなおしてもらうよう、携行ユーザーには使用上の配慮をお願いすることとなる。これは少々時間のかかる方法であるが、小電力無線であっても、10秒もすれば、設備管理装置300からの受信を数回受けることができ、携行ユーザーに正しい向きを知らしめることが可能である。
以上のように構成された案内システムの動作について、携帯案内無線装置100の動作に重点をおいて、図8乃至図12を用いて以下に説明する。
まず、案内システム全体の動作の概略を、図8のゼネラルフローチャートを用いて説明する。携行ユーザーは携帯案内無線装置100に電源を入れ(ステップS1)、所望する行き先と希望ナビゲーション形式(簡易矢印だけでよいかそれとも詳細マップ表示にするか)を行先操作入力部50に入力する(ステップS2)。
すると携帯案内無線装置100は行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを含むデータ信号を送出し(ステップS3)、これを近くの送受信器群200が受信する(ステップS4)。設備管理装置300は、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを含むデータ信号を送受信器群200から受信すると、ルート導出部350で携行ユーザー所望の行き先までの推奨ルートを導出し(ステップS5)、マップ表示でなく小電力無線での返信を指定されていたならば小電力無線で移動向き誘導矢印Vct_Indctなどを送受信器群200に返信させる。このとき、送受信器群200全てに無差別に返信させずとも、携帯案内無線装置100の位置がステップS5で把握できているので、その付近に限定して配置された送受信器群200だけに、返信させるようにしてもよい(ステップS6、7)。返信を受けた携帯案内無線装置100は、表示部70に受信結果を表示させる(ステップS8)。
またステップS6で、マップ表示での返信を指定されていたならば、無線LANで詳細マップデータを送受信器群200に返信させる。このときも、送受信器群200全てに無差別に返信させずとも、携帯案内無線装置100の位置がステップS5で把握できているので、その付近に限定して配置された送受信器群200だけに、無線LANで詳細マップデータを送出させるようにしてもよい(ステップS6、9)。返信を受けた携帯案内無線装置100は、表示部70に受信結果を表示させる(ステップS10)。
図8で説明した全体の流れを、今度は携帯案内無線装置100の動作に重点をおいて図9乃至図12を用いて以下に説明する。
図9、10、11には、制御部80の動作フローをあらわしている。図9はメインルーチンであり、図10は定期的な電源残存量の監視を行う割りこみルーチンを、図11は設備管理装置300から発せられた異常時発報を受信した場合の割りこみルーチンを、それぞれあらわしている。
図9において、携帯案内無線装置100は電源が投入されると、無線信号が送られてきていないか確認すべく、小電力無線部10による受信状態にしておき、受信中か否かの判断を行う(ステップS100)。受信するフレームスタートフラグを読んで(ステップS101)小電力無線通信種別であるならそのまま小電力無線部10での受信を継続する(ステップS102)が、同フレームスタートフラグが無線LAN種別をあらわしているならば(ステップS102)無線通信切替手段81に入出力ポート制御を行わせて(ステップS103)無線LAN部20により受信する(ステップS104)。
ステップS102、S104で受信した結果、環境ノイズなどで無線通信が邪魔された痕跡が無ければ(ステップS105)、受信内容に応じた処理を行い(ステップS106)、ステップS102、S104での受信状態が環境ノイズ他CRCなどでもおもわしくなければ、表示部70に“無線異常”なる表示報知を行い(ステップS107)、動作をステップS100の直前に戻し受信状況確認を再度行う。
ステップS106で対応処理を行った後、信号処理部60から行先操作入力部50に操作入力があった連絡を受けると(ステップS108)、その入力内容に従い、行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを含むデータ信号を作成する(ステップS109)。ステップS108で操作入力がなかった場合には、動作状態をステップS100の直前に戻す。なお、このステップS108に移行してはじめて信号処理部60が行先操作入力部50のキーイン検知を行うとは限らず、ステップS100からステップS106の終了時点迄の間に行先操作入力部50のキーイン検知を行って信号処理部60でストックしておき、ステップS108に移行してからそれまでのキーイン内容を解析するようにしてもよい。
ステップS109で作成した行き先ナビゲーション依頼信号Sig_Req_NAVIを含むデータ信号のデータ量を、無線データ容量識別手段82でデータ容量閾値Dthと比べ(ステップS110)、データ容量閾値Dthよりも大きいならば無線LAN部20による送出をする接続切替を行い(ステップS111)無線LAN仕様で送出する(ステップS112)。一方、データ容量閾値Dth以下のデータ容量であるならば、小電力無線部10による送出をする接続切替を行い(ステップS113)小電力無線仕様で送出する(ステップS114)。ステップS112、S114で無線送出し終えた後は、動作状態をステップS100の直前に戻す。
図10に示した割りこみルーチンは、上述のステップS100からステップS114までのフローに割りこんで発生する割り込みフローであり、この割りこみは定期的に行われる。これを容易にするため制御部80としてマルチタスク処理タイプのマイクロコンピュータユニットを採用してもよい。制御部80内で割りこみ監視のタスクに移行すると(ステップS120)、電源残量検知部40が電源残存量の監視を行い(ステップS121)、電源残存量が所定閾値以下のレベルしか残っていなければ、電源残存量小のため無線LANではなく小電力無線での通信専用に切り替える旨のデータ信号を作成し(ステップS122)、小電力無線部10に無線送信させるよう切り替え接続を行い(ステップS123)、小電力無線部10に無線送信させる(ステップS124)。その後、自機でも表示部70に、電池残量少の旨の表示を行い、携行ユーザーに知らしめ(ステップS125)、内部メモリに確保した電池残量フラグ枠にゼロ値を書き込み(ステップS126)、割り込みルーチンを終了し(ステップS127)、図9のそれまで動作していたステップに動作状態を復帰する。
ステップS121にて、電源残存量が所定閾値を超えるレベルに充分残っているならば、内部メモリに確保した電池残量フラグ枠にゼロ値を書き込まれているか否かを調べ(ステップS128)、ゼロ値を書き込まれていなければ(電池残量フラグ枠には1なる値が書きこまれている状態)、そのまま割り込みルーチンを終了し(ステップS127)図9のそれまで動作していたステップに動作状態を復帰する。
ステップS128にて、電池残量フラグ枠にゼロ値を書き込まれていたならば、前回の割り込み発生時には電源残存量が所定閾値以下のレベルでしかなかったことを意味し、今回の割り込みルーチンで改めてステップS121で電源残量検知をしてみた結果、電源残存量が所定閾値を超えるレベルに充分残っていることがわかったので、充電もしくは電池交換が完了したことを意味するのである。従って、無線LAN部20の使用にも耐え得る電源量が残っている状態なので、電源残量復帰の旨の無線連絡信号データを小電力無線仕様で作成し、小電力無線部10から送出させる(ステップS129)。このステップS129では、電源残存量が復帰したとはいえ、いきなり無線LAN部20で無線通信させると電源を消費するので、復帰した電源残存量がもし所定閾値に比して少々多いだけのレベルしかなかった場合に、また電源残存量が小の状態に戻ってしまうので、この事態を極力避けたく、小電力無線部10を使用するのである。ステップS129の後、電池残量フラグ枠に1値を書き込み(ステップS130)、そのまま割り込みルーチンを終了する(ステップS127)。このステップS130で電池残量フラグ枠に書きこんだ1値の意味は、電源残存量が閾値を超えて残っていることをあらわす。
図11に示した割りこみルーチンは、上述のステップS100からステップS114までのフローに割りこんで発生する割り込みフローであり、この割りこみは図10の場合のように定期的にではなく、設備管理装置300から発せられ送受信器群200を介して送られてくる発報を携帯案内無線装置100が無線受信したら、割り込み発生し、しかも、一度このルーチンに割り込んだら電池が外されるなどによって電源リセットがかからない限り、図9のメインルーチンに戻らず延々とこの図11のルーチンを継続する。
設備管理装置300が防災防犯感知部391からの異常発生報告を受けると、送受信器群200を介して送られてくる発報を携帯案内無線装置100が無線受信し、割り込み開始となる(ステップS140)。制御部80は、自機のIDを長期間にわたって送出できるよう、小電力無線部10に切り替え電源浪費を抑える。従って、自機のIDを無線送出するには無線LAN送信ではなく小電力無線送信となり(ステップS141)、設備管理装置300から送受信器群200経由で避難移動向き情報を無線受信するまで、自機のIDを無線送出し続ける(ステップS142)。避難移動向き情報を無線受信すると、表示部70に、現在位置の最寄の避難口までの向きを表示し、携行ユーザーに避難を促すのである(ステップS143)。設備管理装置300には予め、設備配置図面メモリ部320に図12に例示するような避難口テーブルTbl_Exitも記憶されてあるので、異常発生時にはルート導出部350が避難口テーブルTbl_Exitを参照し、最寄の避難口を検索するのである。携帯案内無線装置100の位置推定は、案内装置位置推定部330が行い、携帯案内無線装置100の移動向き推定は、案内装置向き推定部340、案内装置移動向き監視部380が行うので、携帯案内無線装置100のIDの配置マップ上の時系列変遷が判明すれば、その傍らの送受信器群200が特定でき、従ってその最寄の避難口が特定できるというわけである。
以上、このように構成された案内システムではデータ容量閾値Dthが通信環境や採用データ仕様に応じて設計時に適宜変更されうることは、いうまでもない。
本願発明に係る携帯案内無線装置を説明するブロック図である。 同上の外観斜視図である。 同上の携帯案内無線装置とともに案内システムを構成する送受信器および設備管理装置の接続形態(バス接続の例)をあらわす説明図である。 同上の設備管理装置を説明するブロック図である。 携帯案内無線装置と設備管理装置とのあいだで送受されるデータのフォーマット例の説明図である。 携帯案内無線装置の表示部に映し出されるナビゲーション情報の説明図である。 同上の別の例である。 携帯案内無線装置または設備管理装置で行われる処理判断の流れの説明図である。 携帯案内無線装置で行われる処理判断の流れの説明図である。 同上の電源監視の割り込みルーチンの流れの説明図である。 同上の異常発生時の割り込みルーチンの流れの説明図である。 設備管理装置の避難口テーブルを模式的にあらわした説明図である。 無線LAN使用の従来の案内システムの説明図である。
符号の説明
10 小電力無線部
20 無線LAN部
30 内部電源
40 電源残量検知部
80 制御部
81 無線通信切替手段
82 無線データ容量識別手段
50 行先操作入力部
70 表示部
90 器体天空向き矢印マーク
100 携帯案内無線装置
200 送受信器
300 設備管理装置
310 送受信部
320 設備配置図面メモリ部
330 案内装置位置推定部
340 案内装置向き推定部
350 ルート導出部
360 移動向き付与部
370 マップ上ルート付与部
380 案内装置移動向き監視部
Tbl_Exit 避難口テーブル

Claims (4)

  1. 小電力無線通信を行う小電力無線部と、無線LAN通信を行う無線LAN部と、小電力無線部と無線LAN部とを制御する制御部とを備え、外部と無線通信を行うことで携行者に移動案内サービスを提供する携行型の携帯案内無線装置であって、制御部は、無線送信または無線受信のデータに関するデータ容量閾値を比較基準として小電力無線通信と無線LAN通信とのいずれを採用するかを判断する無線データ容量識別手段と、小電力無線部と無線LAN部との切替を行う無線通信切替手段とを備え、無線データを発する場合には、同無線データがデータ容量閾値よりも大きいならば無線LAN部に無線送信させ、同無線データがデータ容量閾値よりも小さいならば小電力無線部に無線送信させ、外部から無線データを受ける場合には、小電力無線部での受信状態で、外部からの小電力無線通信の無線データの最初に受信するフレームスタートフラグを読んで小電力無線通信種別であるならそのまま小電力無線部での受信を継続し、前記フレームスタートフラグが無線LAN種別をあらわしているならば無線LAN部により受信することを特徴とする、携帯案内無線装置。
  2. 器体使用時に天空に向けるべき器体天空向き矢印マークをハウジング表面に設けられ、所望の行き先を指定入力可能な行先操作入力部と、行先操作入力部の入力内容を表示可能な表示部と、をさらに設けられており、前記制御部は、行先操作入力部に所望行き先とナビゲーション指定形式の入力をされると、その所望行き先とナビゲーション指定形式と自機のIDとを含めた行き先ナビゲーション依頼信号を、小電力無線通信で送信し、行き先ナビゲーション依頼信号に対応して返信されてくる移動向き誘導情報を小電力無線部で受信するかまたは図式化された位置情報サービスを含む詳細表示マップを無線LAN部で受信し、受信した内容が移動向き誘導情報であった場合には器体天空向き矢印マークで規定される器体天空向きを基準にして移動向き誘導情報を表示部に矢印で表示し、受信した内容が詳細表示マップであった場合には、詳細表示マップを表示部に設備配置関係も含められた図示で表示する請求項1の携帯案内無線装置と、
    携帯案内無線装置とのあいだで小電力無線または無線LANのいずれでも送受可能であり、設備構内の各アクセスポイント箇所に設置されそれぞれIDが付与された複数の送受信器と、
    送受信器とのあいだで通信が可能な送受信部と、設備構内の通路と各設備の配置位置とを送受信器の配設位置とともに記録した設備配置図面を記憶した設備配置図面メモリ部と、送受信器から送受信部経由で行き先ナビゲーション依頼信号を転送されてくると行き先ナビゲーション依頼信号の受信報告を受けた送受信器が単一であればその送受信器の配置位置を、同送受信器が複数であれば同送受信器群の配置位置から算出される略中間位置を、行き先ナビゲーション依頼信号を発した携帯案内無線装置の現状位置として推定する案内装置位置推定部と、携帯案内無線装置ごとに送受可能な送受信器群の配置位置の時系列変遷を記録して当該IDの携帯案内無線装置の移動向きを推定する案内装置向き推定部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれる所望行き先と案内装置位置推定部で推定した案内装置現状位置とを設備配置図面上の移動可能な経路上で結び推奨通路ルートとして導出するルート導出部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれるナビゲーション指定形式が移動向き誘導情報希望であればルート導出部で導出済みの推奨通路ルートを表示部に移動向き誘導矢印で表示可能なように同矢印の向きを指定して送受信部宛てに送出する移動向き付与部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれるナビゲーション指定形式が詳細表示マップ希望であればルート導出部で導出済みの推奨通路ルートを表示部に設備配置関係も含められた図示で表示可能なように同矢印の向きを詳細表示マップに書き込み送受信部宛てに送出するマップ上ルート付与部と、行き先ナビゲーション依頼信号に含まれるナビゲーション指定形式が移動向き誘導情報希望であれば携帯案内無線装置の移動向きを引き続き監視しておき移動向き付与部で指定した移動向き誘導矢印の向きとその後の案内装置向き推定部での携帯案内無線装置の移動向きとが異なっていたら、移動向き付与部から出力される移動向き誘導矢印をあらわす信号に、所望の目的地を向く移動向き誘導矢印の表示向きの訂正を加える案内装置移動向き監視部と、を備える設備管理装置と、
    を備えて構成されることを特徴とする案内システム。
  3. 携帯案内無線装置に、内部電源の電源残存量を検知する電源残量検知部を設け、制御部は、電源残量検知部が検知した電源残存量が所定閾値を下回ると、行先操作入力部への操作入力内容が無線LAN指定であっても、また、扱う無線データ容量がデータ容量閾値より大きくても、電源残存量が少ない旨の情報を含めた、小電力無線部での小電力無線通信を実行し、
    電源残存量が少ない旨の情報を含む信号を受信した設備管理装置は、同IDの携帯案内無線装置から発せられる電源充電復帰連絡の小電力無線信号を受信するまでの間は、同IDの携帯案内無線装置との間の連絡を、小電力無線通信で送受信器に行わせることを特徴とする、請求項2に記載の案内システム。
  4. 設備配置図面メモリ部に記憶された設備配置図面データには、送受信器それぞれの施工位置にとって最も近い避難口を対応付けた避難口テーブルも記憶されてあり、このように構成した設備管理装置は、別設の防災防犯感知システムが災害発生を感知したら、送受信器を介して、全ての携帯案内無線装置に、災害発生の連絡発報を行い、
    この災害発生の連絡発報を受信した携帯案内無線装置は、自機のIDを含めた自機存在をあらわす自機存在発報を、小電力無線通信で行い続け、
    ルート導出部は、自機存在発報を発報した携帯案内無線装置の存在位置を案内装置位置推定部によって特定された後、送受信器の配置位置付近の避難口の位置ポイントをあらわす非常口ナンバーを避難口テーブルから読み出し、行先操作入力部でユーザーが矢印簡易表示を指定しているか否かにかかわらず、当該避難口へ向かう矢印簡易表示なる非難移動向き情報を移動向き付与部に作成させ、非難移動向き情報を、送受信器経由で所望のIDの携帯案内無線装置宛てに送信することを特徴とする、請求項2または3に記載の案内システム。
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