JP2005156316A - マイクロ波式濃度計 - Google Patents

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誠 太尾
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錬造 平井
Masahito Nozawa
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裕行 金子
Hideo Kanezuka
英雄 金塚
Kazuhiro Watanabe
一弘 渡邉
Koji Takemura
幸司 竹村
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Abstract

【課題】温度変化に応じて誘電率が変化する物質の懸濁液や溶液からなる測定対象液に対し、濃度測定の正確性を向上させる。
【解決手段】濃度演算部18の前段に、温度検出器21、濃度校正温度補正部22、検量線傾き補正部23および検量線切片補正部24を備えたことにより、測定用流体の液温に基づいて、濃度xの検量線における位相差△θと、傾きa、切片bといった各要素を補正し、補正後の検量線に基づいて濃度xを算出するマイクロ波式濃度計である。
【選択図】図1

Description

本発明は,マイクロ波の位相遅れの差(以下、位相差)または伝搬時間の差(以下伝播速度変化)また周波数の差(以下、周波数変化)を測定することによって,被測定対象である例えば汚泥やパルプ,建材材料、食品等の種々の懸濁物質や溶解性物質を含む測定対象の濃度等の物理量を測定する装置に係り,特に測定用液体の液温補正方式を改良し、濃度測定の正確性を向上し得るマイクロ波式濃度計に関する。
従来、被測定物質中の測定対象物の濃度測定を行なう手段として、被測定物質中にマイクロ波を送信し、被測定物質中を透過したマイクロ波を受信し、送信波及び受信波から得られる位相差、伝播速度変化、周波数変化などの情報を測定対象物の濃度に変換する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
マイクロ波式濃度計の構成図を図15に示す。マイクロ波式濃度計は、マイクロ波発信器11から発信されたマイクロ波がパワープリース12により基準系経路と測定系経路とに分配される。
まず、基準系経路を通るマイクロ波は、伝送ケーブル13を介して位相差測定部14に導入される。
一方、測定系経路を通るマイクロ波は、配管15の側面に取り付けられたマイクロ波送信アンテナ16を介して配管15の長手方向と直交する方向に配管15内に入射され、配管15内を流れる測定対象液中を追加した後、配管15の反対側の側面に対向配置されたマイクロ波受信アンテナ17に出射され、マイクロ波受信アンテナ17から位相差測定部14に導入される。
また、測定対象液は、濃度ゼロ(又は基準値)の濃度基準用液体と、濃度xの測定用液体との2種類があり、それぞれ個別に配管されて位相遅れθ1、θ2が測定される。
すなわち、位相差測定部14においては、図16に示すように、マイクロ波発信器11から伝送ケーブル13などを経由して直接受信するマイクロ波を位相基準とし、これに対して、配管15内に濃度xの測定用液体内を充填して流したときのマイクロ波の位相遅れθsに起因する位相差θ2=360−θsを測定し、配管15内に濃度基準用液体(例えば濃度ゼロとみなせる水道水)を充填して流したときのマイクロ波位相遅れθwに起因する位相差θ1=360−θwと測定し、θ2とθ1とを比較し、位相差△θ=(θ2―θ1)=(θw―θs)を求めて濃度演算部18に送出する。なお、この位相差△θと測定用液体の濃度xとの間には図17に示す検量線の優れた直線関係のあることが理論的および実験的に確認されている。
濃度演算部18は、この位相差△θ及び検量線に基づいて、測定用液体の濃度xを算出する。具体的には、濃度演算部18は、濃度x=a×△θ+bの演算により濃度xを算出する。なお、aは検量線の傾き、bは検量線の切片である。通常はb=0である。
このようなマイクロ波式濃度計は次のような原理に基づいている。すなわち、測定対象液中の懸濁物質または溶解性物質の濃度が変化すると測定対象液全体としての誘電率、導電率が変化する。誘電率、導電率が変化すると、測定対象液中を伝搬するマイクロ波の速度が変化する。ここで、マイクロ波式濃度計は、このような濃度変化によるマイクロ波の速度変化を位相の変化として測定し、その位相変化の差△θが濃度に比例するという原理に基づいている。
特開2001−242099号公報(第4頁、図1)
本発明の解決すべき技術的課題は、次のとおりである。
以上のようなマイクロ波を用いたマイクロ波式濃度計では、被測定物質の誘電率が温度によって変化する物質が測定対象の場合、濃度測定結果に影響を及ぼすことがある。例えばある種の有機物質では、被測定物質の誘電率が温度に応じて変化し、検量線の傾き、切片が変化する。
このため、液温変化が大きい場合には、任意の温度1点でのみの濃度校正だけでは不十分であり、濃度測定に影響を及ぼすことがある。
本発明は上記実績を考慮してなされたもので、温度に応じて誘電率が変化する物質の溶液からなる測定対象に対し、濃度測定の正確性を向上し得るマイクロ波式濃度計を実現することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、マイクロ波送信アンテナからマイクロ波を測定物質へ送信し、マイクロ波受信アンテナでマイクロ波を受信し、これらのマイクロ波の特性から測定物質の濃度を求めるマイクロ波式濃度計において、前記マイクロ波送信アンテナから送信されて前記測定物質中を伝搬して前記マイクロ波受信アンテナにて受信されたマイクロ波の位相遅れθ2を測定し、また、予め基準用測定物質を測定物質と同じ条件で測定したときのマイクロ波の位相遅れとを比較し、その位相差△θ=(θ2−θ1)を測定する位相差測定手段と、前記位相差測定手段により測定された位相差△θを、前記測定物質の温度tsと予め濃度校正した際の前記測定物質の温度twとの温度差△t(=tw−ts)に基づいて補正し、位相差△θ´を得る位相差演算手段と、前記測定物質体毎に対応する検量線x=a×△θ´+bのうち、右辺のすくなくとも1つの項を前記測定物質の温度tsに基づいて補正する検量線補正手段と、前記位相差補正手段により得られた位相差△θ´および前記検量線補正手段により補正された検量線に基づいて、測定物質の濃度Xを算出する濃度算出手段とを備えたマイクロ波式濃度計である。
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、測定用液体の温度に基づいて、濃度xの検量線における位相差△θと傾きa、切片bといった各要素を補正し、補正後の検量線に基づいて濃度xを算出するので、温度に応じて誘電率が大きく変化する物質の懸濁液や溶液からなる測定対象液に対し、濃度測定の正確性を向上させることができる。
本発明によれば、温度に応じて誘電率が変化する物質の測定対象液に対し、濃度測定の正確性を向上できるマイクロ波式濃度計を提供することができる。
以下,本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は,本発明の実施例1に係るマイクロ波式濃度計の構成を示すブロックであり、前述した図面と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。
すなわち、実施例1は、検量線の傾きや切片が液温に応じて変化する物質であっても、濃度測定の正確性の向上を図るものである。具体的には、濃度演算部18の前段に、温度検出器21、濃度校正温度補正部22、検量線傾き補正部23および検量線切片補正部24を備えている。
ここで、温度検出器21は、配管15に取り付けられ、配管15内を流れる測定対象液の液温を測定し、液温を示す液温信号を濃度校正温度補正部22、検量線傾き補正部23及び検量線切片補正部24に送出するものである。
濃度校正温度補正部22は、温度検出器21から送出された液温信号の示す液温tsと、予め濃度校正した際の水温twとの温度差(tw−ts)=△tを求める機能と、温度差△tから図2に示した位相差補正式△θt=α×△tに基づいて、位相差補正値△θtを求める機能と、位相差測定部14で測定された位相差△θから△θtを減じ、得られた液温補正後の位相差△θ´=(△θ―△θt)の値を濃度演算部18に送出する機能とを持っている。
検量線傾き補正部23は、温度検出器21から送出された液温信号の示す液温tsに対応する検量線の傾きatを関数at=f(t)に基づいて求め、得られた値atを濃度演算部18に送出するものである。
検量線切片補正部24は、温度演出器21から送出された液温信号の示す液温tsに対応する検量線の切片btを関数bt=g(t)に基づいて求め、得られたbtを濃度演算部18に送出するものである。
濃度演算部18は、前述同様の濃度演算機能をもつが、演算に用いる値が液温補正された位相差△θ´、傾きat、切片btとなっている。すなわち、濃度演算部18は、濃度校正温度補正部22から受けた液温補正後の位相差△θ´、検量線傾き補正部23から受けた検量線の傾きat、検量線切片補正部24から受けた検量線の切片btの値に基づいて、濃度x=at×△θ´+btを演算し、測定対象液の濃度xを算出する機能を持っている。
次に、以上のように構成されたマイクロ波式濃度計の動作を説明する。いま、測定対象液を任意の温度で補正(スパン温度補正)した後の検量線が図3に示す液温特性を有し、その傾きatの液温特性が図4に示す液温tの関数at=f(t)で表され、切片btの液温特性が図5に示す液温tの関数bt=g(t)で表されるとする。
なお、検量線の液温特性としては、有機物質の誘電率、導電率、密度および誘電率の温度変化特性に基づいて理論計算式で求めてもよく、また、これらの温度変化特性が不明なとき等は、測定対象物質のサンプル液により温度変化特性の測定結果から図6に示すようなルックアップテーブルなどを作成して、傾きa、切片bの温度特性を示す関数Cの特性から、傾きa、切片bを求めてもよい。
ここで、位相差測定部14は、前述した通り、位相差△θを測定すると共に、この位相差△θを濃度校正温度補正部22に送出する。
一方、温度検出器21で測定された液温信号は、濃度校正温度補正部22、検量線傾き補正部23及び検量線切片補正部24に送出される。
濃度校正温度補正部22は、液温信号の示す液温tsと、濃度校正時の水温twとの温度差(tw−ts)=△tを求めると、この△tから、図2に示した位相差補正式△θt=α×△tに基づいて、位相差補正値△θtを求め、位相差測定部14で測定された位相差△θから△θtを減じ、得られた濃度校正温度補正後の位相差△θ´=(△θ―△θt)の値を濃度演算部18に送出する。
一方、検量線傾き補正部23は、液温信号の示す液温tsに対応する検量線の傾きatを図4に示した関数at=f(t)に基づいて求め、得られた値atを濃度演算部18に送出する。
また、一方、検量線切片補正部24は、液温信号の示す液温tsに対応する検量線の切片b1を図5に示した関数bt=g(t)に基づいて求め、得られた値btを濃度演算部18に送出する。
濃度演算部18では、これら濃度校正温度補正後の位相差△θ´、液温tsに対応する検量線の傾きat、液温tsに対応する検量線の切片btの値に基づいて、濃度x=at×△θ´+btを演算し、測定対象液の濃度xを算出する。
上記したように実施例1によれば、測定用液体の液温tsに基づいて、濃度xの検量線における位相差△θ、傾きa、切片bといった各要素を補正し、補正後の検量線に基づいて濃度xを算出するので、温度に応じて誘電率が変化する物質の懸濁液や溶液からなる測定対象液に対し、濃度測定の正確性を向上させることできる。また、液温変動範囲が広いときにも濃度を正確に測定することができる。
図7のように、配管内または容器内の支持部材に支持されたマイクロ波送信アンテナと受信アンテナを備えた構成であっても、実施例1の位相差補正手段を備えることで同様の効果が得られる。
図8のように、配管内または容器内の支持部材に支持されたマイクロ波送信アンテナと配管壁面乃至容器内壁面にマイクロ波受信アンテナを備えた構成であっても、実施例1の位相差補正手段を備えることで同様の効果が得られる。
伝播速度変化を測定する方法は、図9に示す検量線の優れた直線関係のあることが理論的および実験的に確認されていることから、実施例1の位相差測定部の代わりに伝播速度変化測定部と、実施例1の位相差補正手段の代わりに伝播速度変化△Vに対して図4、図5、図10のいずれかまたはすべての伝播速度変化の液温特性による図11に示した伝播速度変化補正式に基づく伝播速度変化補正手段とを備えることでも同様の効果が得られる。
周波数変化を測定する方法は、図12に示す検量線の優れた直線関係のあることが理論的および実験的に確認されていることから、実施例1の位相差測定部の代わりに周波数変化測定部と、実施例1の位相差補正手段の代わりに周波数変化△fに対して図4、図5、図10のいずれかまたはすべての周波数変化の液温特性による図14に示した周波数変化補正式に基づく周波数変化補正手段とを備えることでも同様の効果が得られる。
本発明の実施例1に係るマイクロ波式濃度計の構成を示す図。 液温差と位相差補正値の特性を示す図。 本発明の実施例1に係る検量線の液温測定の特性を示す図。 本発明の実施例1に係る検量線の傾きの液温特性を示す図。 本発明の実施例1に係る検量線の切片の液温特性を示す図。 液温と位相差の測定結果から温度特性を求めるルックアプテーブルを示す図。 本発明の実施例2に係るマイクロ波式濃度計の構成を示す図。 本発明の実施例3に係るマイクロ波式濃度計の構成を示す図。 濃度と伝播速度変化の検量線の特性を示す図。 液温と位相差の測定結果から温度特性を求めるルックアプテーブルを示す図。 液温差と伝播速度変化補正値の特性を示す図。 濃度と周波数変化の検量線の特性を示す図。 液温と位相差の測定結果から温度特性を求めるルックアプテーブルを示す図。 液温差と周波数変化補正値の特性を示す図。 従来のマイクロ波式濃度計の構成を示す図。 位相差θ1と位相遅れθwの関係、位相差θ2と位相遅れθsの関係を示す図。 濃度と位相差の検量線の特性を示す図。
符号の説明
11…マイクロ波発信器
12…パワースプリッタ
13…伝送ケーブル
14…位相差測定部
15…配管
16…マイクロ波送信アンテナ
17…マイクロ波受信アンテナ
18…濃度演算部
21…温度検出器
22…濃度校正温度補正部
23…検量線傾き補正部
24…検量線切片補正部

Claims (15)

  1. マイクロ波送信アンテナからマイクロ波を測定物質へ送信し、マイクロ波受信アンテナでマイクロ波を受信し、これらのマイクロ波の特性から測定物質の濃度を求めるマイクロ波式濃度計において、
    前記マイクロ波送信アンテナから送信されて前記測定物質中を伝搬して前記マイクロ波受信アンテナにて受信されたマイクロ波の位相遅れθ2を測定し、また、予め基準用測定物質を測定物質と同じ条件で測定したときのマイクロ波の位相遅れとを比較し、その位相差△θ=(θ2−θ1)を測定する位相差測定手段と、
    前記位相差測定手段により測定された位相差△θを、前記測定物質の温度tsと予め濃度校正した際の前記測定物質の温度twとの温度差△t(=tw−ts)に基づいて補正し、位相差△θ´を得る位相差演算手段と、
    前記測定物質体毎に対応する検量線x=a×△θ´+bのうち、右辺のすくなくとも1つの項を前記測定物質の温度tsに基づいて補正する検量線補正手段と、
    前記位相差補正手段により得られた位相差△θ´および前記検量線補正手段により補正された検量線に基づいて、測定物質の濃度Xを算出する濃度算出手段とを備えたことを特徴とするマイクロ波式濃度計。
  2. 前記検量線補正手段は、前記検量線の傾きaの温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△θ´+bのうち、傾きaを補正することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波式濃度計。
  3. 前記検量線補正手段は、前記検量線の切片bの温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△θ´+bのうち、切片bを補正することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波式濃度計。
  4. 前記検量線補正手段は、前記検量線の傾きa及び切片bの各々の温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△θ´+bのうち、傾きa及び切片bを補正することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波式濃度計。
  5. 前記位相差補正手段及び前記検量線補正手段は、前記測定物質の温度tsに基づく補正を所定の幅の温度帯ごとに実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のマイクロ波式濃度計。
  6. マイクロ波送信アンテナからマイクロ波を測定物質へ送信し、マイクロ波受信アンテナでマイクロ波を受信し、これらのマイクロ波の特性から測定物質の濃度を求めるマイクロ波式濃度計において、
    前記マイクロ波送信アンテナから送信されて前記測定物質中を伝搬して前記マイクロ波受信アンテナにて受信されたマイクロ波の伝播速度V2を測定し、また、予め基準用測定物質を測定物質と同じ条件で測定したときのマイクロ波の伝播速度とを比較し、その伝播速度変化△V=(V2−V1)を測定する伝播速度変化測定手段と、
    前記伝播速度変化測定手段により測定された伝播速度変化△Vを、前記測定物質の温度tsと予め濃度校正した際の前記測定物質の温度twとの温度差△t(=tw−ts)に基づいて補正し、伝播速度変化△V´を得る伝播速度変化補正手段と、
    前記測定物質体毎に対応する検量線x=a×△V´+bのうち、右辺のすくなくとも1つの項を前記測定物質の温度tsに基づいて補正する検量線補正手段と、
    前記伝播速度変化補正手段により得られた伝播速度変化△V´および前記検量線補正手段により補正された検量線に基づいて、測定物質の濃度Xを算出する濃度算出手段とを備えたことを特徴とするマイクロ波式濃度計。
  7. 前記検量線補正手段は、前記検量線の傾きaの温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△V´+bのうち、傾きaを補正することを特徴とする請求項6記載のマイクロ波式濃度計。
  8. 前記検量線補正手段は、前記検量線の切片bの温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△V´+bのうち、切片bを補正することを特徴とする請求項6記載のマイクロ波式濃度計。
  9. 前記検量線補正手段は、前記検量線の傾きa及び切片bの各々の温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△V´+bのうち、傾きa及び切片bを補正することを特徴とする請求項6記載のマイクロ波式濃度計。
  10. 前記伝播速度変化補正手段及び前記検量線補正手段は、前記測定物質の温度tsに基づく補正を所定の幅の温度帯ごとに実行することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のマイクロ波式濃度計。
  11. マイクロ波送信アンテナからマイクロ波を測定物質へ送信し、マイクロ波受信アンテナでマイクロ波を受信し、これらのマイクロ波の特性から測定物質の濃度を求めるマイクロ波式濃度計において、
    前記マイクロ波送信アンテナから送信されて前記測定物質中を伝搬して前記マイクロ波受信アンテナにて受信されたマイクロ波の周波数f2を測定し、また、予め基準用測定物質を測定物質と同じ条件で測定したときのマイクロ波の周波数とを比較し、その周波数変化△f=(f2−f1)を測定する周波数変化測定手段と、
    前記周波数変化測定手段により測定された周波数変化△fを、前記測定物質の温度tsと予め濃度校正した際の前記測定物質の温度twとの温度差△t(=tw−ts)に基づいて補正し、周波数変化△f´を得る周波数変化補正手段と、
    前記測定物質体毎に対応する検量線x=a×△f´+bのうち、右辺のすくなくとも1つの項を前記測定物質の温度tsに基づいて補正する検量線補正手段と、
    前記周波数変化補正手段により得られた周波数変化△f´および前記検量線補正手段により補正された検量線に基づいて、測定物質の濃度Xを算出する濃度算出手段とを備えたことを特徴とするマイクロ波式濃度計。
  12. 前記検量線補正手段は、前記検量線の傾きaの温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△f´+bのうち、傾きaを補正することを特徴とする請求項11記載のマイクロ波式濃度計。
  13. 前記検量線補正手段は、前記検量線の切片bの温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△f´+bのうち、切片bを補正することを特徴とする請求項11記載のマイクロ波式濃度計。
  14. 前記検量線補正手段は、前記検量線の傾きa及び切片bの各々の温度特性に基づいて、前記検量線x=a×△f´+bのうち、傾きa及び切片bを補正することを特徴とする請求項11記載のマイクロ波式濃度計。
  15. 前記伝播速度変化補正手段及び前記検量線補正手段は、前記測定物質の温度tsに基づく補正を所定の幅の温度帯ごとに実行することを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載のマイクロ波式濃度計。
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