JP2005156012A - 発射弾数カウンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】人手に頼ることなく、また空薬莢を収集するための特別な装備等を設けることなく発射弾数を常に正確に計数できるようにして、弾数管理の信頼性及び訓練効果の向上を図る。
【解決手段】銃1に装着した発射弾数カウンタ2において、発射時の衝撃波形を衝撃センサ21で検出し、この検出された衝撃波形から弾の発射を特定し、その回数を発射弾数としてカウント回路25でカウントする。そして、この発射弾数のカウント値を使用者ID及び携行弾数と共にアダプタ装置3を介して制御装置4に送り、制御装置4において上記送られた各情報をもとに弾数管理簿を作成するようにしたものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば銃の射撃訓練において発射弾数等を計数し管理するために使用する発射弾数カウンタに関する。
日本では、拳銃やライフル銃等の銃の使用は厳しく規制されており、また射撃訓練等に使用する実弾数についても厳格な管理が要求されている。このため、警察や自衛隊等の射撃訓練においては、例えば射撃後の空薬莢数と未使用の弾数をそれぞれ人手により計数し、その計数値をもとに射撃に使用した弾数を管理するようにしている。
しかしながら、このような従来の管理方法は次のような問題点を有している。
(1)空薬莢を計数するために、銃から排出される空薬莢を回収する装置が必要である。
(2)空薬莢数と未使用弾数との和が配布弾数と一致しない場合に、使用弾数の確認を使用者の申告に頼らざるを得ないため弾数の管理が不正確になりやすい。
(3)上記使用弾数の申告に際し、使用者が使用弾数を正確に記憶していない場合には、紛失した弾が射撃後の空薬莢であるのか又は実弾であるのかが確認できず、安全管理上問題がある。
(4)屋内の射撃場であれば空薬莢の計数を正確に行うことが可能であるが、屋外の射撃場では射撃後の空薬莢を紛失する可能性が高く、また紛失した場合の捜索も困難なことが多い。
すなわち、従来では射撃訓練において空薬莢を紛失しないようにするために、使用者の行動を規制したり、空薬莢が紛失しないようにするための特別な装備を銃に装着しなければならず、訓練効果に悪影響を与える。
一方、射撃訓練において弾数を自動計数するシステムも提案されている(例えば特許文献1を参照。)。しかし、この従来提案されているシステムは、標的への弾着数を自動計数して命中率等の射撃結果を速やかに得るためのものであり、標的への弾着数と発射弾数とは必ずしも一致しないため、このシステムにより実際に発射した弾数を正確に管理することは不可能である。
特開平11−142097号公報
以上述べたように、従来では射撃後の空薬莢数と未使用の弾数の計数及び管理を人手に頼っており、また空薬莢は紛失し易いため、使用弾数を正確に管理することが困難である。また、弾数を自動計数するシステムも提案されているが、標的への弾着数を自動計数するものであるため、このシステムを使用したとしても実際に発射した弾数を正確に管理することは困難である。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、人手に頼ることなく、また空薬莢を収集するための特別な装備等を設けることなく、発射弾数を常に正確に計数できるようにし、これにより弾数管理の信頼性及び訓練効果の向上を可能にした発射弾数カウンタを提供することにある。
一般に、同一銃種を使用しかつ同一弾種を使用して射撃を行うと、銃では発射時に一定の衝撃、音、光、又は弾が銃口を通過する際の衝撃波が発生する。この発明は以上の点に着目し、銃に発射弾数カウンタを装着し、この発射弾数カウンタにより、発射時の衝撃、音、光、及び弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波のうち少なくとも一つを検出し、この検出結果に基づいて発射弾数を計数するように構成したものである。
したがってこの発明によれば、銃において弾が発射されるごとにその発射弾数が確実に計数される。このため、空薬莢数及び未使用の弾数をそれぞれ人手により計数したり、また発射弾数を使用者自身が記憶する必要がなく、さらには空薬莢の紛失を防止するために特別な装備を銃に設ける必要もなく、発射弾数を常に簡単かつ正確に計数し管理することが可能となる。したがって、弾数管理の信頼性及び訓練効果のより一層の向上を図ることができる。
また、この発明に関連する具体的な構成として次のようなものが考えられる。
第1の構成は、発射弾数カウンタにおいて、発射時の衝撃を検出する場合に、衝撃の加速度レベルと、衝撃の継続時間と、衝撃の周波数とのうち少なくとも1つを検出するものである。このように構成すると、射撃により発生する衝撃を、その他の原因、例えば銃を何かにぶつけた場合に発生する衝撃と明確に区別してより正確に検出することが可能となる。
第2の構成は、発射弾数カウンタにおいて、少なくとも使用者の識別情報及び携行弾数を入力する入力手段と、発射弾数の計数結果を、上記入力された使用者の識別情報及び携行弾数と共に出力する出力手段とを備えるものである。このように構成すると、一丁の銃を複数の人が共用する場合でも、射撃終了後に発射弾数を使用者と対応付けて正確に管理することができる。また、発射弾数を携行弾数と対応付けることで残弾数の管理を容易に行えるようになる。
第3の構成は、発射弾数カウンタにおいて、上記入力手段により入力された携行弾数と上記計数された発射弾数とから残弾数を算出する手段をさらに具備し、この算出された残弾数を上記計数された発射弾数と、上記入力された使用者の識別情報及び携行弾数と共に、上記出力手段から出力するものである。このように構成すると、使用者または管理者は残弾数を自身で計算する必要がなくなり、これによりさらに正確な弾数管理が可能になる。
第4の構成は、発射弾数カウンタにおいて、銃種及び弾種を入力する手段と、この入力された銃種及び弾種に応じた検出しきい値を設定する手段とをさらに具備し、上記設定された検出条件に基づいて、発射時の衝撃、音、光、又は弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波の検出を行うものである。このように構成することで、発射弾数カウンタを種類の異なる銃に装着した場合でも、また使用する弾の種類を変更した場合にも、発射弾数の正確な検出が可能となる。すなわち、1台の発射弾数カウンタを複数種類の銃及び複数種類の弾に使用することが可能となる。
第5の構成は、弾数管理システムに係わるもので、銃に装着される発射弾数カウンタと、この発射弾数カウンタに対し接続手段を介して接続可能な制御装置とを具備する。そして、上記発射弾数カウンタに、発射時の衝撃、音、光、及び弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波のうち少なくとも一つを検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基づいて発射弾数を計数する計数手段とを備え、上記制御装置に、上記計数手段により計数された発射弾数を表す情報を上記発射弾数カウンタから上記接続手段を介して収集する手段と、収集された情報をもとに発射弾数及び残弾数を管理するための弾数管理簿を作成する手段とを備えるようにしたものである。
このように構成すると、発射弾数の計数から弾数管理簿の作成までの一連の処理を自動的に行うことができる。
要するにこの発明によれば、銃に装着される発射弾数カウンタにより、発射時の衝撃、音、光、及び弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波のうち少なくとも一つを検出し、この検出結果に基づいて発射弾数を計数するようにしたことによって、人手に頼ることなく、また空薬莢を収集するための特別な装備等を設けることなく、発射弾数を常に正確に計数できるようになり、これにより弾数管理の信頼性及び訓練効果の向上を可能にした発射弾数カウンタを提供することができる。
図1は、この発明に係わる弾数管理システムの一実施形態を示す概略構成図であり、1は拳銃やライフル銃等の銃、2は発射弾数カウンタ、3はアダプタ装置、4は制御装置をそれぞれ示している。
銃1には、箱形又は板状をなす発射弾数カウンタ2が着脱自在に装着される。装着手段としては、例えば金具を用いた機械的な固定手段や、接着剤による固着手段または粘着テープ等を用いた貼着手段が使用可能である。また装着位置については、照準動作や射撃動作に支障が生じない位置であれば任意に選択可能である。
アダプタ装置3には複数のスロット31,31,…が設けてあり、これらのスロット31,31,…に上記発射弾数カウンタ2が着脱可能に装着される。アダプタ装置3は、制御装置4と上記発射弾数カウンタ2との間のインタフェース機能を有するもので、制御装置4の制御の下で上記発射弾数カウンタ2に対する情報の入出力を行う。また、発射弾数カウンタ2に内蔵されたバッテリを充電する機能も備える。
制御装置4は、例えばパーソナル・コンピュータからなり、上記アダプタ装置3に対し接続ケーブル5により接続される。制御装置4は、上記発射弾数カウンタ2に対し弾数計数動作に必要な情報を送信する制御機能と、上記発射弾数カウンタ2から計数結果を表す情報を収集する制御機能と、収集された情報をもとに弾数管理簿を作成する機能をそれぞれ実現するアプリケーション・プログラムを備える。なお、制御装置4とアダプタ装置3との間の接続手段としては、接続ケーブルの他に、光通信手段や無線通信手段を使用することが可能である。
ところで、上記発射弾数カウンタ2は次のように構成される。図2はその構成を示す機能ブロック図である。
すなわち、発射弾数カウンタ2は衝撃センサ21を備え、この衝撃センサ21から出力された衝撃波形を表す信号はアナログ・ディジタル変換器(A/D)22によりディジタル信号に変換されたのち、衝撃波形検出回路23に入力される。
衝撃波形検出回路23は、上記入力された衝撃波形信号から衝撃の加速度レベル、加速度の変化回数、発生継続時間、周波数をそれぞれ検出する。そして、これらの検出値をしきい値設定回路24において設定されたしきい値とそれぞれ比較し、その比較結果を表すカウントパルスをカウント回路25に供給する。カウント回路25は、上記衝撃波形検出回路23から供給されたカウントパルスをカウントし、そのカウント値を発射弾数として制御回路20へ出力する。
制御部20は、条件入力制御部201と、しきい値制御部202と、表示・アラーム制御部203と、計測データ出力制御部204とを備えている。
条件入力制御部201は、射撃開始に先立ち発射弾数カウンタ2がアダプタ装置3のスロット31に装着された状態で、制御装置4から送信された計測条件を表す情報を、アダプタ装置3から入出力インタフェース(入出力I/F)26を介して受信し保存する。計測条件を表す情報には、使用者識別情報(使用者ID)、携行弾数、銃種及び弾種を表す情報が含まれる。
しきい値制御部202は、複数の銃種及び弾種のすべての組み合わせに対応付けて予め設定されたしきい値を記憶したメモリテーブルを備えている。そして、上記条件入力制御部201において受信された計測条件を表す情報に含まれる銃種及び弾種をキーとして上記メモリテーブルから対応するしきい値を読み出し、この読み出されたしきい値を上記しきい値設定回路24に設定する。
表示・アラーム制御部203は、上記カウント回路25から出力される発射弾数のカウント値を表示器27に表示する。またそれと共に、上記条件入力制御部201において受信された計測条件を表す情報に含まれる携行弾数と、上記カウント回路25から出力される発射弾数のカウント値とから残弾数を算出し、この算出された残弾数の値を表示器27に表示する。さらに、残弾数が予め設定した数値以下に減少した時点でスピーカ28からアラーム音を発生させる。
計測データ出力制御部204は、射撃終了後に発射弾数カウンタ2がアダプタ装置3のスロット31に装着された状態で、制御装置4から到来するデータ送信要求に従い、上記カウント回路25によりカウントされた発射弾数の値と、上記表示・アラーム制御部203により算出された残弾数の値を、使用者ID及び携行弾数と共に入出力I/F26からアダプタ装置3を介して制御装置4へ送信する。
一方、制御装置4は図3に示すように構成される。すなわち、制御装置4はマイクロプロセッサからなる中央演算処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)40と、入出力インタフェース(入出力I/F)41と、記憶部42と、表示部43と、キー入力部44とを備える。このうちCPU40は、記憶部42に格納されたアプリケーション・プログラムに従い、射撃開始前に発射弾数カウンタ2に対し弾数計数動作に必要な計測条件を表す情報を送信すると共に、射撃終了後に発射弾数カウンタ2から計測データを収集する。また、収集された計測データをもとに弾数管理簿を作成する。
次に、以上のように構成された弾数管理システムの動作を運用手順に従って説明する。
(1)計測条件の設定
射撃に先立ち銃の管理者は、発射弾数カウンタ2をアダプタ装置3のスロットの一つ31に装着したのち、制御装置4において発射弾数を計数するために必要な計測条件を入力する。入力する計測条件は、使用者IDと、携行弾数と、使用する銃種及び弾種(実弾であるか空包であるかの種別を含む)を表す情報からなる。
上記計測条件の入力後に、制御装置4において当該計測条件の送信操作を行うと、上記入力された計測条件が接続ケーブル5を介してアダプタ装置3に送られ、このアダプタ装置3から発射弾数カウンタ2に入力される。発射弾数カウンタ2は、上記計測条件を入出力I/F26を介して制御回路20の条件入力制御部201に取り込み、保存する。
また発射弾数カウンタ2は、上記取り込まれた計測条件のうち銃種及び弾種を表す情報を条件入力制御部201からしきい値判定部202に入力する。しきい値判定部202は、上記入力された銃種及び弾種を表す情報をキーとしてメモリテーブルをアクセスし、これにより上記入力された銃種及び弾種に対応するしきい値を読み出してしきい値設定回路24に供給する。かくして、使用する銃種及び弾種に対応した最適な判定しきい値が設定される。
(2)発射弾数カウンタ2の装着と射撃訓練
上記発射弾数カウンタ2に対する計測条件の設定が終了すると管理者は、銃の使用者(訓練者)に当該発射弾数カウンタ2及び実弾を配布する。使用者は、上記配布された発射弾数カウンタ2を指定された銃に装着し、射撃を開始する。
射撃が行われると、実弾の発射時に発生する衝撃が発射弾数カウンタ2の衝撃センサ21により検出され、検出された衝撃波形がA/D22によりディジタル信号に変換されたのち衝撃波形検出回路23に入力される。衝撃波形検出回路23では、上記入力された衝撃波形から加速度レベル、加速度の変化回数、発生継続時間、周波数がそれぞれ検出され、これらの検出値がしきい値設定回路24に設定されたしきい値とそれぞれ比較されて、発射の有無が判定される。
例えば、図4に示すような衝撃波形が得られたとすると、この衝撃波形の各波形の振幅レベルが加速度レベルとして検出され、しきい値a,a′と比較される。そして、振幅レベルがしきい値a,a′を超えていた場合に、加速度レベル及び加速度の変化回数が判定条件を満足したことを表すカウントパルスPa,Pa′が生成されて、カウント回路25へ出力される。
また、衝撃波形の各波形の発生時間がそれぞれ計測され、この計測された発生時間がしきい値b,b1,b2とそれぞれ比較される。そして、計測された発生時間がしきい値b,b1,b2と一定の誤差の範囲内で一致すると、衝撃の発生継続時間と周波数が判定条件を満足したことを表すカウントパルスPb,Pb1,Pb2が生成されてカウント回路25へ出力される。
カウント回路25は、上記衝撃波形検出回路23からカウントパルスPa,Pa′が到来し、さらにカウントパルスPb,Pb1,Pb2が到来すると、発射が1回行われたと判断して発射弾数のカウント値をカウントアップする。すなわち、最初の衝撃波形の加速度レベルがしきい値aを超え、かつ二番目の衝撃波形の加速度レベルがしきい値a′を超えて加速度の変化回数が2回となり、さらに衝撃の発生継続時間が判定条件bを満たすと共に周波数が判定条件(b+b1+b2)を満足した場合に、発射が1回行われたものと判定されてカウント値が1回カウントアップされる。上記発射弾数のカウント値は、制御回路20の表示・アラーム制御部203と、計測データ出力制御部204にそれぞれ通知される。
以後同様に、弾が発射されるごとに上記衝撃の検出と判定、及び発射弾数のカウントアップが行われる。
また、以上の射撃訓練中に発射弾数カウンタ2では、表示・アラーム制御部203により発射弾数及び残弾数の表示とアラームの発生制御が行われる。すなわち、表示・アラーム制御部203では、カウント回路25から通知される発射弾数のカウント値がカウントアップされるごとに、このカウント値と予め入力された携行弾数とから残弾数が算出される。そして、上記発射弾数のカウント値及び上記算出された残弾数の値が表示器27に表示される。さらに、上記算出された残弾数の値が予め設定した数値以下に減少した時点で、スピーカ28からアラーム音が発生される。したがって使用者は、射撃中に発射弾数及び残弾数を逐次確認することが可能となる。また、残弾数を意識していなくても射撃終了を認識することが可能となる。
(3)射撃訓練終了後の処理
射撃訓練が終了すると、使用者は発射弾数カウンタ2を銃1から取り外して管理者に手渡す。管理者は、手渡された発射弾数カウンタ2をアダプタ装置3のスロット31に装着したのち、制御装置4において発射弾数カウンタ2から計測データを収集するための操作を行う。そうすると、制御装置4からアダプタ装置3の各スロットに対し例えばポーリングによりデータ送信要求が送られ、このデータ送信要求はスロット31に装着された発射弾数カウンタ2に転送される。
発射弾数カウンタ2は、上記データ送信要求が到来すると、この要求に従い計測データ出力制御部204が、カウント回路25及び表示・アラーム制御部203からそれぞれ、発射弾数のカウント値及び算出された残弾数の値を読み出す。そして、この読み出された発射弾数のカウント値及び算出された残弾数の値を、射撃開始前に入力された使用者ID及び携行弾数と共に、入出力I/F26からアダプタ装置3を介して制御装置4へ送信する。
制御装置4は、上記発射弾数カウンタ2から送られた計測データ、つまり発射弾数のカウント値、残弾数の値、使用者ID及び携行弾数の値を受信して記憶部42に記憶すると共に、表示部43に表示する。したがって、管理者はこの表示された計測データから発射弾数及び残弾数を確認することが可能となる。
また制御装置4は、上記記憶された計測データをもとに任意のタイミングで弾数管理簿を作成し記憶部42に記憶する。この弾数管理簿は、管理者の表示要求により読み出されて表示部43に表示される。また、キー入力部44における管理簿出力操作により、上記弾数管理簿は図示しないプリンタにおいてプリントアウトしたり、さらに磁気ディスクや光ディスク、メモリカード等の外部記録媒体に記録することも可能である。
以上述べたようにこの実施形態では、銃1に装着した発射弾数カウンタ2において、発射時の衝撃波形を衝撃センサ21で検出し、この検出された衝撃波形から弾の発射を特定し、その回数を発射弾数としてカウント回路25でカウントする。そして、この発射弾数のカウント値を使用者ID及び携行弾数と共にアダプタ装置3を介して制御装置4に送り、制御装置4において上記送られた各情報をもとに弾数管理簿を作成するようにしている。
したがって、銃1において弾が発射されるごとにその発射弾数を確実にカウントすることができる。このため、空薬莢数及び未使用の弾数をそれぞれ人手によりカウントしたり、また発射弾数を使用者自身が記憶することなく、さらには空薬莢の紛失を防止するために特別な装備を銃に設けることもなく、発射弾数を使用者ごとに簡単かつ正確にカウントし管理することが可能となる。したがって、弾数管理の信頼性及び訓練効果をさらに高めることができる。
また、衝撃センサ21により検出された衝撃波形から衝撃の加速度レベル、加速度の変化回数、発生継続時間及び周波数をそれぞれ検出し、これらをしきい値と比較することにより弾の発射を特定するようにしている。このため、射撃により発生する衝撃を、その他の原因、例えば銃を何かにぶつけた場合に発生する衝撃と明確に区別してより正確に検出することができる。
さらに、射撃に先立ち銃種及び弾種を入力して、この入力された銃種及び弾種に応じたしきい値を設定するようにしている。このため、発射弾数カウンタ2を種類の異なる銃に装着した場合でも、また使用する弾の種類を変更した場合にも、弾の発射を正確に特定することが可能となる。
さらに、カウント回路25から出力される発射弾数のカウント値を表示器27に表示すると共に、当該発射弾数のカウント値と携行弾数とから残弾数を算出してこの算出された残弾数を表示器27に表示するようにしている。したがって、使用者は射撃中に発射弾数及び残弾数を逐次確認することが可能となる。また、残弾数が予め設定した数値以下に減少した時点でスピーカ28からアラーム音を発生させるようにしているので、使用者は射撃終了を確実に認識することができる。
さらに、計測データを発射弾数カウンタ2からアダプタ装置3を介して制御装置4に送り、制御装置4において上記送られた各情報をもとに弾数管理簿を作成するようにしているので、発射弾数の計数から弾数管理簿の作成までの一連の処理を自動的に行うことができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では衝撃波形の加速度レベル、加速度の変化回数、発生継続時間及び周波数がいずれも条件を満足した場合に、発射が1回行われたものと判断してカウント値をカウントアップするようにした。しかし、それに限らず衝撃波形の加速度レベル、加速度の変化回数、発生継続時間及び周波数のいずれか一つが条件を満足した場合、或いは任意の2つまたは3つの組み合わせが条件を満足した場合に、発射が1回行われたものと判断してカウント値をカウントアップするようにしてもよい。
また、前記実施形態では発射時に発生する衝撃を検出して発射弾数をカウントする場合を例にとって説明した。しかし、それに限るものではなく、例えば図5に示すように銃口近傍に発射時の発音、発光或いは弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波を検出するためのセンサ7を取着する。そして、このセンサ7による検出信号をセンサ接続ケーブル8を介して発射弾数カウンタ本体6に入力し、発射弾数カウンタ本体6において上記入力された検出信号から発音、発光或いは衝撃波のレベルや発生継続時間、周波数を検出してしきい値と比較することにより発射弾数をカウントするように構成してもよい。
さらに、上記衝撃、発音、発光或いは弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波を任意の組み合わせで複数検出し、その検出結果に基づいて発射弾数をカウントするように構成してもよい。
また、前記実施形態では発射弾数カウンタ2又は発射弾数カウンタ本体6と制御装置4との間における情報の授受をアダプタ装置3及び接続ケーブル5を介して行うようにしたが、発射弾数カウンタ2又は発射弾数カウンタ本体6と制御装置4との間を光通信手段や無線通信手段を使用して直接接続するようにしてもよい。無線通信手段を使用する場合には、例えばBluetooth(商標)等の小電力データ伝送手段が有効である。他には、無線LAN(Local Area Network)や構内PHS(Personal Handyphone System)等が使用可能である。
さらに、前記実施形態では銃に対し発射弾数カウンタを着脱可能に装着するようにしたが、固定的に装着するようにしてもよい。この場合の情報入出力手段としては、上記したように発射弾数カウンタと制御装置との間を接続ケーブル、光通信手段又は無線通信手段により直接接続することにより実現可能である。
その他、発射弾数カウンタの形状及び構成とその機能、銃に対する発射弾数カウンタの装着位置とその装着手段、弾数管理システムの構成とその機能、制御装置の機能等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる弾数管理システムの一実施形態を示す概略構成図。 図1に示した弾数管理システムの主要部をなす発射弾数カウンタの構成を示す機能ブロック図。 図1に示した弾数管理システムの制御装置の構成を示すブロック図。 発射時に検出される衝撃波形の一例を示す図。 この発明に係わる発射弾数カウンタの他の実施形態を示す図。
符号の説明
1…銃、2…発射弾数カウンタ、3…アダプタ装置、4…制御装置、5…接続ケーブル、6…発射弾数カウンタ本体、7…センタ、8…センサ接続ケーブル、20…制御部、21…衝撃センサ、22…アナログ・ディジタル変換器(A/D)、23…衝撃波形検出回路、24…しきい値設定回路、25…カウント回路、26,41…入出力インタフェース(入出力I/F)、27…表示器、28…スピーカ、40…CPU、42…記憶部、43…表示部、44…キー入力部、201…条件入力制御部、202…しきい値制御部、203…表示・アラーム制御部、204…計測データ出力制御部。

Claims (1)

  1. 銃に装着される発射弾数カウンタであって、
    発射時の衝撃、音、光、及び弾が銃口を通過する際に発生する衝撃波のうち少なくとも一つを検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて発射弾数を計数する計数手段と
    を具備することを特徴とする発射弾数カウンタ。
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