JP2002277193A - 射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装置 - Google Patents
射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装置Info
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- JP2002277193A JP2002277193A JP2001072396A JP2001072396A JP2002277193A JP 2002277193 A JP2002277193 A JP 2002277193A JP 2001072396 A JP2001072396 A JP 2001072396A JP 2001072396 A JP2001072396 A JP 2001072396A JP 2002277193 A JP2002277193 A JP 2002277193A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小火器からの実弾発射の識別を行ない、実弾
射耗を正確に行なう。 【解決手段】 加速度センサは取り付けられた小火器の
射撃に伴う加速度（射弾衝撃信号）を検出し、射弾識別
器は加速度センサから得られる加速度信号から実弾発射
を識別する。メモリは射弾識別器が識別した実弾発射信
号及び時計からの時刻信号を記憶する。射弾データ読取
器の表示装置は小火器に固定されたメモリに記憶されて
いるデータすなわち実弾発射信号又はこの信号に加えて
発射時刻を読み出し、その内容を表示する。メモリは加
速度センサからの加速度信号を直接記憶し、射弾データ
識別器において、このメモリから読み出した加速度信号
から実弾発射を識別し、表示するようにしてもよい。
射耗を正確に行なう。 【解決手段】 加速度センサは取り付けられた小火器の
射撃に伴う加速度（射弾衝撃信号）を検出し、射弾識別
器は加速度センサから得られる加速度信号から実弾発射
を識別する。メモリは射弾識別器が識別した実弾発射信
号及び時計からの時刻信号を記憶する。射弾データ読取
器の表示装置は小火器に固定されたメモリに記憶されて
いるデータすなわち実弾発射信号又はこの信号に加えて
発射時刻を読み出し、その内容を表示する。メモリは加
速度センサからの加速度信号を直接記憶し、射弾データ
識別器において、このメモリから読み出した加速度信号
から実弾発射を識別し、表示するようにしてもよい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、拳銃、小銃、機関銃
等の小火器を用いて実弾射撃訓練を行なう際に使用する
もので、小火器の実弾射耗を確実に計測する射弾計測
器、そのデータを読み取る射弾データ読取器及びこれら
を備える小火器射弾計測装置に関するものである。
等の小火器を用いて実弾射撃訓練を行なう際に使用する
もので、小火器の実弾射耗を確実に計測する射弾計測
器、そのデータを読み取る射弾データ読取器及びこれら
を備える小火器射弾計測装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の小火器の発射弾数を計測するもの
として、特開昭５６−１０２６９９号公報（以下「参考
文献」という）に記載の「発射弾数計数方法」がある。
参考文献によると、この発射弾数計数方法は、銃等の弾
丸発射時の反動圧力を銃床部等に設けた計数器内蔵の振
子で検知、カウントして、発射弾数の計数管理を確実に
することを目的とし、図６のように、銃床部６１に計数
器６２をバンド６３等で取り付けている。これにより、
図７のように、弾丸発射時の反動力を振子７１が検知し
て回転する。従って、アーム７２、爪７３を介して歯車
７４が回転し、振子７１の回動回数が計算され、歯車７
４の軸７５を用いて機械時計のように針を回転させ、カ
ウント表示される。このようにして、弾丸発射を自動的
に計数、表示することにより、消費弾丸の管理を確実に
行なおうとするものである。
として、特開昭５６−１０２６９９号公報（以下「参考
文献」という）に記載の「発射弾数計数方法」がある。
参考文献によると、この発射弾数計数方法は、銃等の弾
丸発射時の反動圧力を銃床部等に設けた計数器内蔵の振
子で検知、カウントして、発射弾数の計数管理を確実に
することを目的とし、図６のように、銃床部６１に計数
器６２をバンド６３等で取り付けている。これにより、
図７のように、弾丸発射時の反動力を振子７１が検知し
て回転する。従って、アーム７２、爪７３を介して歯車
７４が回転し、振子７１の回動回数が計算され、歯車７
４の軸７５を用いて機械時計のように針を回転させ、カ
ウント表示される。このようにして、弾丸発射を自動的
に計数、表示することにより、消費弾丸の管理を確実に
行なおうとするものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例として
示した参考文献記載の「発射弾数計数方法」では、単に
銃の反動圧力で実弾発射数をカウントしているため、銃
を落下したときの衝撃、空砲発射等で作動してしまい、
人為的又は誤作動により実弾発射数と計測数に差異が生
じる問題があった。
示した参考文献記載の「発射弾数計数方法」では、単に
銃の反動圧力で実弾発射数をカウントしているため、銃
を落下したときの衝撃、空砲発射等で作動してしまい、
人為的又は誤作動により実弾発射数と計測数に差異が生
じる問題があった。
【０００４】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、実弾の識別を行ない、実弾射耗を正確に行なえ
る射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装
置を提供することを目的とする。
であり、実弾の識別を行ない、実弾射耗を正確に行なえ
る射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装
置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、予め実弾発
射による小火器の衝撃による小火器の衝撃加速度を計測
及び分析し、実弾発射特有の衝撃加速度特性を研究した
ことにより達成されたものである。この、実弾発射特有
の衝撃加速度とは、小火器の引き金を引くことに始ま
る、‘撃針が雷管を叩く’、‘弾薬の炸裂’、‘ガス及
び弾丸の発射’、‘銃身の後退衝撃’、‘遊底の後退衝
撃’、‘薬きょう排出・装てん’、‘銃身及び遊底の戻
る衝撃’といったプロセスにより発生する衝撃が重畳し
たものである。図８に実弾発射による衝撃加速度の測定
結果を示す。発弾直後に後方へ大きく加速度が発生しそ
の後、前方への加速度が発生することが大きな特徴であ
る。この発明は、実弾発射に伴う衝撃を小火器へ取り付
けた加速度センサで検出し、この加速度信号をもとに実
弾発射との識別を行ない、実弾消耗のカウントを行なう
ように工夫したものであり、以下のように構成される。
射による小火器の衝撃による小火器の衝撃加速度を計測
及び分析し、実弾発射特有の衝撃加速度特性を研究した
ことにより達成されたものである。この、実弾発射特有
の衝撃加速度とは、小火器の引き金を引くことに始ま
る、‘撃針が雷管を叩く’、‘弾薬の炸裂’、‘ガス及
び弾丸の発射’、‘銃身の後退衝撃’、‘遊底の後退衝
撃’、‘薬きょう排出・装てん’、‘銃身及び遊底の戻
る衝撃’といったプロセスにより発生する衝撃が重畳し
たものである。図８に実弾発射による衝撃加速度の測定
結果を示す。発弾直後に後方へ大きく加速度が発生しそ
の後、前方への加速度が発生することが大きな特徴であ
る。この発明は、実弾発射に伴う衝撃を小火器へ取り付
けた加速度センサで検出し、この加速度信号をもとに実
弾発射との識別を行ない、実弾消耗のカウントを行なう
ように工夫したものであり、以下のように構成される。
【０００６】上記課題を解決する解決するため請求項１
に係る射弾計測器は、小火器の射撃に伴う加速度を検出
する加速度センサと、前記加速度センサからの加速度信
号を記憶するメモリとを備え、小火器に取り付けるもの
である。
に係る射弾計測器は、小火器の射撃に伴う加速度を検出
する加速度センサと、前記加速度センサからの加速度信
号を記憶するメモリとを備え、小火器に取り付けるもの
である。
【０００７】また、請求項２に係る射弾計測器は、小火
器の射撃に伴う加速度を検出する加速度センサと、前記
加速度センサからの加速度信号から実弾発射を識別する
射弾識別器と、射弾識別器からの実弾発射信号を記憶す
るメモリとを備え、小火器に固定するものである。
器の射撃に伴う加速度を検出する加速度センサと、前記
加速度センサからの加速度信号から実弾発射を識別する
射弾識別器と、射弾識別器からの実弾発射信号を記憶す
るメモリとを備え、小火器に固定するものである。
【０００８】また、請求項３に係る射弾計測器は、小火
器の射撃に伴う加速度を検出する加速度センサと、前記
加速度センサからの加速度信号から実弾発射を識別する
射弾識別器と、時刻を計測する時計と、射弾識別器から
の実弾発射信号及び時計からの時刻信号を記憶するメモ
リとを備え、小火器に固定するものである。
器の射撃に伴う加速度を検出する加速度センサと、前記
加速度センサからの加速度信号から実弾発射を識別する
射弾識別器と、時刻を計測する時計と、射弾識別器から
の実弾発射信号及び時計からの時刻信号を記憶するメモ
リとを備え、小火器に固定するものである。
【０００９】また、請求項４に係る射弾データ読取器
は、前記請求項１の射弾計測器のメモリから記憶されて
いる加速度信号を読み出すとともに実弾発射を識別する
射弾識別器と、前記射弾識別器の出力である射弾内容を
表示する表示装置とを備えるものである。
は、前記請求項１の射弾計測器のメモリから記憶されて
いる加速度信号を読み出すとともに実弾発射を識別する
射弾識別器と、前記射弾識別器の出力である射弾内容を
表示する表示装置とを備えるものである。
【００１０】また、請求項５に係る射弾データ読取器
は、請求項２又は３の射弾計測器のメモリから記憶され
ているデータを読み出し、その内容を表示するものであ
る。
は、請求項２又は３の射弾計測器のメモリから記憶され
ているデータを読み出し、その内容を表示するものであ
る。
【００１１】また、請求項６に係る小火器射弾計測装置
は、請求項１，２又は３の射弾計測器と請求項４又は５
に記載の射弾データ読取器とを備えるものである。
は、請求項１，２又は３の射弾計測器と請求項４又は５
に記載の射弾データ読取器とを備えるものである。
【００１２】
【作用】請求項１に係る射弾計測器において次のように
作用する。加速度センサは取り付けられた小火器の射撃
に伴う加速度を検出し、メモリはこの加速度信号を記憶
する。
作用する。加速度センサは取り付けられた小火器の射撃
に伴う加速度を検出し、メモリはこの加速度信号を記憶
する。
【００１３】また、請求項２に係る射弾計測器において
次のように作用する。加速度センサは取り付けられた小
火器の射撃に伴う加速度を検出し、射弾識別器は加速度
センサから得られる加速度信号（射弾衝撃信号）から実
弾発射を識別する。メモリは射弾識別器が識別した実弾
発射信号を記憶する。
次のように作用する。加速度センサは取り付けられた小
火器の射撃に伴う加速度を検出し、射弾識別器は加速度
センサから得られる加速度信号（射弾衝撃信号）から実
弾発射を識別する。メモリは射弾識別器が識別した実弾
発射信号を記憶する。
【００１４】また、請求項３に係る射弾計測器において
次のように作用する。加速度センサは取り付けられた小
火器の射撃に伴う加速度を検出し、射弾識別器は加速度
センサから得られる加速度信号（射弾衝撃信号）から実
弾発射を識別する。メモリは射弾識別器が識別した実弾
発射信号及び時計からの時刻信号を記憶する。
次のように作用する。加速度センサは取り付けられた小
火器の射撃に伴う加速度を検出し、射弾識別器は加速度
センサから得られる加速度信号（射弾衝撃信号）から実
弾発射を識別する。メモリは射弾識別器が識別した実弾
発射信号及び時計からの時刻信号を記憶する。
【００１５】請求項４に係る射弾データ読取器は、請求
項１について説明した作用の他に、次のように作用す
る。射弾識別器は前記請求項１の射弾計測器のメモリか
ら記憶されている加速度信号（射弾衝撃信号）を読み出
すとともに実弾発射を識別する。表示装置はこの射弾識
別器の出力である射弾内容を表示する。
項１について説明した作用の他に、次のように作用す
る。射弾識別器は前記請求項１の射弾計測器のメモリか
ら記憶されている加速度信号（射弾衝撃信号）を読み出
すとともに実弾発射を識別する。表示装置はこの射弾識
別器の出力である射弾内容を表示する。
【００１６】請求項５に係る射弾データ読取器は、請求
項２又は３について説明した作用の他に、次のように作
用する。表示装置は小火器に固定されたメモリに記憶さ
れているデータすなわち実弾発射信号又はこの信号に加
えて発射時刻を読み出し、その内容を表示する。
項２又は３について説明した作用の他に、次のように作
用する。表示装置は小火器に固定されたメモリに記憶さ
れているデータすなわち実弾発射信号又はこの信号に加
えて発射時刻を読み出し、その内容を表示する。
【００１７】請求項６に係る小火器射弾計測装置は、請
求項１，２又は３及び請求項４又は５について説明した
ように作用する。
求項１，２又は３及び請求項４又は５について説明した
ように作用する。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
て説明する。図１は第１の実施例を説明する機能ブロッ
ク図である。図１において、１００は射弾計測器であ
る。１０１は小火器の射撃に伴う加速度を電気的に検出
する加速度センサであり、圧電素子（ピエゾ素子）を利
用したものが一般に使用される。１０２は前記加速度セ
ンサ１０１の出力を接続し、加速度信号（射弾衝撃信
号）から実弾発射を識別する射弾識別器であり、加速度
信号（射弾衝撃信号）と基準信号（例えば、図８に示す
実弾発射衝撃に許容幅を持たせたもの）を比較して許容
値内であれば実弾発射と認識し、実弾発射信号を出力す
るものである。１０３は水晶発振器の発振信号をカウン
トし時刻を計測する時計、１０４は前記射弾識別器１０
２及び時計１０３の出力を接続し、射弾識別器１０２か
らの実弾発射信号及び時計１０３からの時刻信号を記憶
する半導体記憶素子のメモリである。１０５は前記メモ
リ１０４からデータを読み出す読出し回路であり、メモ
リ１０４の出力を変調しループコイルアンテナを介して
電磁波で伝送する。メモリ１０４及び読出し回路１０５
はＩＣカードで構成することができる。１５０は射弾デ
ータ読取器である。１５１は前記読出し回路１０５から
のデータを接続して、伝送された前記メモリ１０４に記
憶されているデータを読み取り記憶する読取り回路及び
メモリであり、ループアンテナで受信し復調した受信信
号を半導体記憶素子のメモリに格納する。１５２は制御
のための操作を行なう押しボタンを備える表示制御スイ
ッチである。１５３は前記読取り回路及びメモリ１５１
及び表示制御スイッチの出力を接続して、メモリ１５１
に記憶されているデータ内容（例えば、実弾発射信号に
よる実弾発射有りの数すなわち実弾射耗数、発射時刻等
の射撃データ）を前記表示制御スイッチの制御のもとで
表示する表示器であり、液晶表示器で構成される。射弾
計測器１００は、加速度センサ１０１、射弾識別器１０
２、時計１０３及び読出し回路１０５を備える。また、
射弾データ読取器１５０は、読取り回路及びメモリ１５
１、表示制御スイッチ１５２及び表示器１５３を備え
る。図２は小火器の一例の外観図であり、２０１は小火
器であり、射弾計測器１００を内部に取り付けている。
図２では小火器２０１として拳銃を例示するが、拳銃の
他に小銃、機関銃等の弾丸を発射する武器に射弾計測器
１００を取り付ける。図３は射弾データ読取器１５０の
外観図であり、表示器１５３と制御スイッチ３０１を備
える。
て説明する。図１は第１の実施例を説明する機能ブロッ
ク図である。図１において、１００は射弾計測器であ
る。１０１は小火器の射撃に伴う加速度を電気的に検出
する加速度センサであり、圧電素子（ピエゾ素子）を利
用したものが一般に使用される。１０２は前記加速度セ
ンサ１０１の出力を接続し、加速度信号（射弾衝撃信
号）から実弾発射を識別する射弾識別器であり、加速度
信号（射弾衝撃信号）と基準信号（例えば、図８に示す
実弾発射衝撃に許容幅を持たせたもの）を比較して許容
値内であれば実弾発射と認識し、実弾発射信号を出力す
るものである。１０３は水晶発振器の発振信号をカウン
トし時刻を計測する時計、１０４は前記射弾識別器１０
２及び時計１０３の出力を接続し、射弾識別器１０２か
らの実弾発射信号及び時計１０３からの時刻信号を記憶
する半導体記憶素子のメモリである。１０５は前記メモ
リ１０４からデータを読み出す読出し回路であり、メモ
リ１０４の出力を変調しループコイルアンテナを介して
電磁波で伝送する。メモリ１０４及び読出し回路１０５
はＩＣカードで構成することができる。１５０は射弾デ
ータ読取器である。１５１は前記読出し回路１０５から
のデータを接続して、伝送された前記メモリ１０４に記
憶されているデータを読み取り記憶する読取り回路及び
メモリであり、ループアンテナで受信し復調した受信信
号を半導体記憶素子のメモリに格納する。１５２は制御
のための操作を行なう押しボタンを備える表示制御スイ
ッチである。１５３は前記読取り回路及びメモリ１５１
及び表示制御スイッチの出力を接続して、メモリ１５１
に記憶されているデータ内容（例えば、実弾発射信号に
よる実弾発射有りの数すなわち実弾射耗数、発射時刻等
の射撃データ）を前記表示制御スイッチの制御のもとで
表示する表示器であり、液晶表示器で構成される。射弾
計測器１００は、加速度センサ１０１、射弾識別器１０
２、時計１０３及び読出し回路１０５を備える。また、
射弾データ読取器１５０は、読取り回路及びメモリ１５
１、表示制御スイッチ１５２及び表示器１５３を備え
る。図２は小火器の一例の外観図であり、２０１は小火
器であり、射弾計測器１００を内部に取り付けている。
図２では小火器２０１として拳銃を例示するが、拳銃の
他に小銃、機関銃等の弾丸を発射する武器に射弾計測器
１００を取り付ける。図３は射弾データ読取器１５０の
外観図であり、表示器１５３と制御スイッチ３０１を備
える。
【００１９】実弾射撃を想定し、図１、図２及び図３に
より説明する。（１）実弾射撃訓練を実施する前に、訓
練用の小火器２０１の内部（銃把裏面）に射弾計測器１
００を装着し、封印する。（２）教官は訓練用小火器及
び実弾を訓練員へ手渡し、訓練を開始する。（３）訓練
の実弾発射に伴う衝撃を射弾計測器１００の加速度セン
サ１０１が検出し、射弾識別器１０２が実弾による衝撃
加速度モデルである基準信号と比較し識別を行ない、基
準信号の範囲内であるときは実弾発射有り、範囲外であ
るときは実弾発射無しと識別し、実弾発射信号による実
弾発射の有無及び加速度の大きさをメモり１０４へ記憶
する。このとき、時計１０４の時刻信号もメモリ１０４
に記憶される。これらの記憶される情報を射撃データと
いう。（４）訓練終了後、当訓練用小火器は教官へ返納
される。教官は、訓練用小火器の弾倉を取り外し、代わ
りに射弾データ読取器１５０を取り付け、表示制御スイ
ッチ１５２を操作して表示器１５３の表示から射撃デー
タを読み取り実弾消耗を確認する。
より説明する。（１）実弾射撃訓練を実施する前に、訓
練用の小火器２０１の内部（銃把裏面）に射弾計測器１
００を装着し、封印する。（２）教官は訓練用小火器及
び実弾を訓練員へ手渡し、訓練を開始する。（３）訓練
の実弾発射に伴う衝撃を射弾計測器１００の加速度セン
サ１０１が検出し、射弾識別器１０２が実弾による衝撃
加速度モデルである基準信号と比較し識別を行ない、基
準信号の範囲内であるときは実弾発射有り、範囲外であ
るときは実弾発射無しと識別し、実弾発射信号による実
弾発射の有無及び加速度の大きさをメモり１０４へ記憶
する。このとき、時計１０４の時刻信号もメモリ１０４
に記憶される。これらの記憶される情報を射撃データと
いう。（４）訓練終了後、当訓練用小火器は教官へ返納
される。教官は、訓練用小火器の弾倉を取り外し、代わ
りに射弾データ読取器１５０を取り付け、表示制御スイ
ッチ１５２を操作して表示器１５３の表示から射撃デー
タを読み取り実弾消耗を確認する。
【００２０】図４は第２の実施例を説明する機能ブロッ
ク図であり、射弾計測器４０１と、射弾データ読取器４
２０とからなる。射弾計測器４０１は、小火器の射撃に
伴う加速度を検出する加速度センサ４０２と、前記加速
度センサ４０２からの加速度信号（射弾衝撃信号）を記
憶するメモリ４０３と、前記メモリ４０３から加速度信
号（射弾衝撃信号）のデータを読み出す読出し回路４０
４を備え、小火器に取り付ける。射弾データ読取器４２
０は、射弾計測器４０１のメモリ４０３に記憶されてい
るデータを、前記読出し回路４０４を介して読み出し一
時記憶する読取り回路及びメモリ４２１と、読み出した
加速度信号（射弾衝撃信号）のデータから実弾発射を識
別する射弾識別器４２２と、表示制御スイッチ４２３
と、前記射弾識別器４２２の出力である射弾内容を表示
する表示装置４２４とを備える。図４に示すものは、図
１のものと比較して射弾計測器４０１に時計を有せず、
射弾識別器４２２は射弾計測器４０１におかれず、射弾
データ読取器４２０に有している。そのため、メモリ４
０３に加速度信号（射弾衝撃信号）のデータを記憶さ
せ、射弾データ読取器４２０において読み取った前記加
速度信号（射弾衝撃信号）のデータを射弾識別器４２２
で射弾識別をしている。図４の加速度センサ４０２は図
１の加速度センサ１０１、同様にメモリ４０３はメモリ
１０４、同様に読出し回路４０４は読出し回路１０５、
同様に読取り回路及びメモリ４２１は読取り回路及びメ
モリ１５１、同様に表示制御スイッチ４２３は表示制御
スイッチ１５２、同様に表示装置４２４は表示器１５３
にそれぞれ相当し、それぞれの機能動作は、図１におけ
るものと同様の動作である。
ク図であり、射弾計測器４０１と、射弾データ読取器４
２０とからなる。射弾計測器４０１は、小火器の射撃に
伴う加速度を検出する加速度センサ４０２と、前記加速
度センサ４０２からの加速度信号（射弾衝撃信号）を記
憶するメモリ４０３と、前記メモリ４０３から加速度信
号（射弾衝撃信号）のデータを読み出す読出し回路４０
４を備え、小火器に取り付ける。射弾データ読取器４２
０は、射弾計測器４０１のメモリ４０３に記憶されてい
るデータを、前記読出し回路４０４を介して読み出し一
時記憶する読取り回路及びメモリ４２１と、読み出した
加速度信号（射弾衝撃信号）のデータから実弾発射を識
別する射弾識別器４２２と、表示制御スイッチ４２３
と、前記射弾識別器４２２の出力である射弾内容を表示
する表示装置４２４とを備える。図４に示すものは、図
１のものと比較して射弾計測器４０１に時計を有せず、
射弾識別器４２２は射弾計測器４０１におかれず、射弾
データ読取器４２０に有している。そのため、メモリ４
０３に加速度信号（射弾衝撃信号）のデータを記憶さ
せ、射弾データ読取器４２０において読み取った前記加
速度信号（射弾衝撃信号）のデータを射弾識別器４２２
で射弾識別をしている。図４の加速度センサ４０２は図
１の加速度センサ１０１、同様にメモリ４０３はメモリ
１０４、同様に読出し回路４０４は読出し回路１０５、
同様に読取り回路及びメモリ４２１は読取り回路及びメ
モリ１５１、同様に表示制御スイッチ４２３は表示制御
スイッチ１５２、同様に表示装置４２４は表示器１５３
にそれぞれ相当し、それぞれの機能動作は、図１におけ
るものと同様の動作である。
【００２１】図５は第３の実施例を説明する機能ブロッ
ク図であり、射弾計測器５００と、射弾データ読取器５
２０とからなる。射弾計測器５００は、小火器の射撃に
伴う加速度を検出する加速度センサ５０１と、前記加速
度センサ５０１の出力を接続し、加速度信号（射弾衝撃
信号）から実弾発射を識別する射弾識別器５０２と、前
記射弾識別器５０２の出力を接続し、実弾発射信号を記
憶するメモリ５０３、前記メモリ５０３から加速度信号
（射弾衝撃信号）のデータを読み出す読出し回路５０４
を備え、小火器に取り付ける。射弾データ読取器５２０
は、射弾計測器５００のメモリ５０３に記憶されている
データを、前記読出し回路５０４を介して読み出し一時
記憶する読取り回路及びメモリ５２１と、表示制御スイ
ッチ５２２と、前記射弾識別器５０２の出力である射弾
内容を表示する表示装置５２３とを備える。図５に示す
ものは、図１のものと比較して射弾計測器５００に時計
を有していない。図５の加速度センサ５０２は図１の加
速度センサ１０１、同様に射弾識別器５０２は射弾識別
器１０２、同様にメモリ５０３はメモリ１０４、同様に
読出し回路５０４は読出し回路１０５、同様に読取り回
路及びメモリ５２１は読取り回路及びメモリ１５１、同
様に表示制御スイッチ５２２は表示制御スイッチ１５
２、同様に表示器５２３は表示器１５３にそれぞれ相当
し、それぞれの機能動作は、図１におけるものと同様の
動作である。
ク図であり、射弾計測器５００と、射弾データ読取器５
２０とからなる。射弾計測器５００は、小火器の射撃に
伴う加速度を検出する加速度センサ５０１と、前記加速
度センサ５０１の出力を接続し、加速度信号（射弾衝撃
信号）から実弾発射を識別する射弾識別器５０２と、前
記射弾識別器５０２の出力を接続し、実弾発射信号を記
憶するメモリ５０３、前記メモリ５０３から加速度信号
（射弾衝撃信号）のデータを読み出す読出し回路５０４
を備え、小火器に取り付ける。射弾データ読取器５２０
は、射弾計測器５００のメモリ５０３に記憶されている
データを、前記読出し回路５０４を介して読み出し一時
記憶する読取り回路及びメモリ５２１と、表示制御スイ
ッチ５２２と、前記射弾識別器５０２の出力である射弾
内容を表示する表示装置５２３とを備える。図５に示す
ものは、図１のものと比較して射弾計測器５００に時計
を有していない。図５の加速度センサ５０２は図１の加
速度センサ１０１、同様に射弾識別器５０２は射弾識別
器１０２、同様にメモリ５０３はメモリ１０４、同様に
読出し回路５０４は読出し回路１０５、同様に読取り回
路及びメモリ５２１は読取り回路及びメモリ１５１、同
様に表示制御スイッチ５２２は表示制御スイッチ１５
２、同様に表示器５２３は表示器１５３にそれぞれ相当
し、それぞれの機能動作は、図１におけるものと同様の
動作である。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、実
弾発射に伴う衝撃を加速度センサで検出し、実弾発射に
よるモデル信号をもとに実弾との識別を行なうから、実
弾によらない衝撃と明確に区別することができ、実弾と
識別された信号を計数することにより正確な発射弾数を
把握することができる。
弾発射に伴う衝撃を加速度センサで検出し、実弾発射に
よるモデル信号をもとに実弾との識別を行なうから、実
弾によらない衝撃と明確に区別することができ、実弾と
識別された信号を計数することにより正確な発射弾数を
把握することができる。
【図１】 本発明の第１の実施例を説明する機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】 小火器の一例の外観図である。
【図３】 本発明による射弾データ読取器の外観図であ
る。
る。
【図４】 本発明の第２の実施例を説明する機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図５】 本発明の第３の実施例を説明する機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図６】 従来の発射弾数計数の技術を説明する図であ
る。
る。
【図７】 従来の発射弾数計数の構成を説明する図であ
る。
る。
【図８】 実弾発射による衝撃加速度の測定結果を示す
図である。
図である。
１００…射弾計測器、１０１…加速度センサ、１０２…
射弾識別器、１０３…時計、１０４…メモリ、１０５…
読出し回路、１５０…射弾データ読取器、１５１…読取
り回路及びメモリ、１５２…表示制御スイッチ、１５３
…表示器、２０１…小火器。
射弾識別器、１０３…時計、１０４…メモリ、１０５…
読出し回路、１５０…射弾データ読取器、１５１…読取
り回路及びメモリ、１５２…表示制御スイッチ、１５３
…表示器、２０１…小火器。
Claims (6)
- 【請求項１】 小火器の射撃に伴う加速度を検出する加
速度センサと、前記加速度センサからの加速度信号を記
憶するメモリとを備え、小火器に取り付けることを特徴
とする射弾計測器。 - 【請求項２】 小火器の射撃に伴う加速度を検出する加
速度センサと、前記加速度センサからの加速度信号から
実弾発射を識別する射弾識別器と、射弾識別器からの実
弾発射信号を記憶するメモリとを備え、小火器に固定す
ることを特徴とする射弾計測器。 - 【請求項３】 小火器の射撃に伴う加速度を検出する加
速度センサと、前記加速度センサからの加速度信号から
実弾発射を識別する射弾識別器と、時刻を計測する時計
と、射弾識別器からの実弾発射信号及び時計からの時刻
信号を記憶するメモリとを備え、小火器に固定すること
を特徴とする射弾計測器。 - 【請求項４】 請求項１の射弾計測器のメモリから記憶
されている加速度信号を読み出すとともに実弾発射を識
別する射弾識別器と、前記射弾識別器の出力である射弾
内容を表示する表示装置とを備えることを特徴とする射
弾データ読取器。 - 【請求項５】 請求項２又は３の射弾計測器のメモリか
ら記憶されているデータを読み出し、その内容を表示す
る表示装置を備えることを特徴とする射弾データ読取
器。 - 【請求項６】 請求項１，２又は３の射弾計測器と請求
項４又は５に記載の射弾データ読取器とを備えることを
特徴とする小火器射弾計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001072396A JP2002277193A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001072396A JP2002277193A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002277193A true JP2002277193A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18929985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001072396A Pending JP2002277193A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 射弾計測器、射弾データ読取器及び小火器射弾計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002277193A (ja) |
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| US11971238B2 (en) | 2018-10-22 | 2024-04-30 | Magpul Industries Corp. | Determination of round count by hall switch encoding |
-
2001
- 2001-03-14 JP JP2001072396A patent/JP2002277193A/ja active Pending
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