JP2005155736A - 駆動制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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修治 西谷
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Abstract

【課題】 高負荷トルクの駆動機構において、バネクラッチの空転時の変音発生を防止して、安価な駆動制御を可能とした駆動制御装置及び画像形成装置を提供するものである。
【解決手段】 ギア列駆動伝達系の中で、バネクラッチ機構をもちいてカム部材の駆動制御を行い、前記バネクラッチ機構は駆動力が入力される入力部と、駆動力を出力する出力部と、前記入力部に形成された入力胴及び出力部に形成された出力胴に巻回して取り付けられたコイルバネと、前記コイルバネの外周側にはコイルバネの一端が係合された係止部材から成り、係止手段により係止部材に対して係止、係止解除することによって前記入力部から出力部への駆動力の伝達制御を行う駆動制御装置において、出力側駆動列に設けられたカム部材が停止位置に居る状態で、前記係止部材は前記コイルバネが入力胴及び出力胴に対して緩み方向に一定位相回転した状態で係止手段に係止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いる画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置、または駆動制御装置において、駆動伝達のオンオフにバネクラッチを用いた装置に関する。
従来、バネクラッチによる駆動制御装置は複写機やプリンタ、ファックス等においては、記録紙を一度待機させて再度搬送する記録紙搬送機構、記録紙を一枚ごと給紙する給紙機構、像担持体と中間転写体との接離機構、像担持体と転写体との接離機構、中間転写体と二次転写体との接離機構等によく用いられている。
バネクラッチを用いた駆動伝達機構は簡単な構成で安価な装置を達成することができる。しかしながら、バネクラッチの構成上、入力駆動力を伝達しないとき、つまり、バネクラッチ空転時においては、バネクラッチの変音が発生する可能性があった。特に高負荷トルクを伝達可能なバネクラッチの場合、バネクラッチ空転時の変音発生の確率は上昇する。
特開平06‐317959号
そこで、本発明の目的は高負荷トルクの駆動機構において、バネクラッチの空転時の変音発生を防止して、安価な駆動制御を可能とした駆動制御装置及び画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するために本発明に関わる構成は、ギア列駆動伝達系の中で、バネクラッチ機構をもちいてカム部材の駆動制御を行い、前記バネクラッチ機構は駆動力が入力される入力部と、駆動力を出力する出力部と、前記入力部に形成された入力胴及び出力部に形成された出力胴に巻回して取り付けられたコイルバネと、前記コイルバネの外周側にはコイルバネの一端が係合された係止部材から成り、係止手段により係止部材に対して係止、係止解除することによって前記入力部から出力部への駆動力の伝達制御を行う駆動制御装置において、出力側駆動列に設けられたカム部材が停止位置に居る状態で、前記係止部材は前記コイルバネが入力胴及び出力胴に対して緩み方向に一定位相回転した状態で係止手段に係止されることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、バネクラッチを用いた駆動伝達機構の出力側駆動列に設けられたカム部材が停止位置に居る状態で、前記係止部材は前記コイルバネが入力胴及び出力胴に対して緩み方向に一定位相回転した状態で係止手段に係止されることにより、バネクラッチの空転時の変音の発生させることなく、高負荷トルクの回転駆動制御が可能となる。
[画像形成装置の全体の説明]
まずカラー画像形成装置の全体構成について、図11を参照して概略説明する。
図11はカラー画像形成装置の一形態であるレーザープリンターの全体構成説明図である。
カラーレーザープリンターは図11に示すように、Y,M,C,Bk各色毎に一定速度で回転する像担持体21とカラー現像器2Y,2M,2C,2Kをもつ画像形成部と画像形成部で現像され多重転写されたカラー画像を保持し給送部から給送された転写材Pに更に転写する中間転写体35とからなる。カラー画像を転写された転写材Pを定着部50へ搬送してカラー画像を転写材Pに定着し、排出ローラによって装置上面の排出部65へ排出するものである。尚上記4色のカラー現像器2はプリンター本体に対して個別に着脱可能に構成されている。
次に上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
[像担持体]
像担持体(感光ドラム)21(21Y,21M,21C,21K)は現像器の容器24(24Y,24M,24C,24K)と一体的に構成され、この現像ユニット2(2Y,2M,2C,2K)はプリンター本体に対して着脱自在に支持され、像担持体21の寿命に合わせて容易にユニット交換可能であるよう構成されている。本実施例に係わる像担持体(感光ドラム)21はアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布して構成し、像担持体21の容器24に回転自在に支持されている。また図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、像担持体21を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるようにしている。
[帯電手段]
帯電手段23(23Y,23M,23C,23K)はローラ帯電方法を用いたものであり、帯電ローラにより印加電圧を像担持体21の表面に一様に帯電させるものである。
[露光手段]
上記像担持体21への露光はスキャナー部1(1Y,1M,1C,1K)から行われる。画像信号がレーザーダイオードに与えられると、このレーザーダイオードは画像信号に対応する画像光10(10Y,10M,10C,10K)をポリゴンミラー11(11Y,11M,11C,11K)へ照射する。このポリゴンミラー11はスキャナーモーター12(12Y,12M,12C,12K)によって高速回転し、ポリゴンミラー11で反射した画像光10が結像レンズ13(13Y,13M,13C,13K)を介して一定速度で回転する像担持体21の表面を選択的に露光しその結果像担持体21上に静電潜像を形成する。
[現像手段]
現像手段は、上記静電潜像を可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色現像を可能とする4個の現像器2から構成される。4色の各現像器2は像担持体21に対向しスリ−ブ22(22Y,22M,22C,22K)が像担持体21に対しカウンタ方向に回転しながら接触する位置に配置され、像担持体21に各色トナーによる可視像を形成する。
[中間転写体]
中間転写体35はカラー画像形成動作時には各現像器2により可視化された像担持体21上のトナー画像を多重転写するため像担持体21の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。像担持体21上に形成されたトナー画像は像担持体21に中間転写体35を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された一次転写ローラ34(34Y,34M,34C,34K)との接点である一次転写部T1(T1Y,T1M,T1C,T1K)で中間転写体35上に多重転写される。多重転写を受けた中間転写体35は二次転写部T2において電圧を印加された2次転写ローラ32によって転写材Pを挟み込み搬送することにより転写材2に中間転写体35上の各色トナー像を同時多重転写する。
本実施例に係わる中間転写体(中間転写ベルト)35は周長約620mmのシームレス樹脂ベルトで形成されていて、駆動ローラ31、2次転写対向ローラ32、テンションローラ33の3軸で張架され、テンションローラ33の両端をばねで荷重し、中間転写ベルト35の周長が本体内の温湿度や径時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成になっている。
中間転写体35の内側の片側縁部全周には、ゴムで形成されたガイドリブ36が接着剤により貼り付けられている。そして、テンションローラ33の片側端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジが配置されていて、ガイドリブ36とフランジで中間転写体35の走行方向と直行する方向の動き(以下「寄り」という。)を規制している。
中間転写体35は本体に駆動ローラ31を支点とし支持され、駆動ローラ31の図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達することにより、中間転写体31を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
[給紙部]
給紙部は画像形成部へ転写材Pを給送するものであり、複数枚の転写材Pを収納したカセット7と給紙ローラ41、分離パッド42、給紙ガイド43、レジストローラ対44から主に構成される。画像形成時には給紙ローラ41が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット4内の転写材Pを一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板43によってガイドし、搬送ローラを経由してレジストローラ44に至る。画像形成動作中にレジストローラ44は、転写材Pを静止待機させる非回転の動作と転写材Pを中間転写体35に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行う。
[転写部]
転写部は揺動可能な転写ローラ51からなる。転写ローラ51は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いてあり、図示略上下方向に移動可能で且つ駆動を有す。転写材Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ51は図示しないカム部材により上方の位置、即ち転写材Pを介して中間転写体35に所定の圧で押しつけられる。この時同時に転写ローラ51にはバイアスが印加され中間転写体35上のトナー画像は転写材Pに転写される。ここで中間転写体35と転写ローラ51とは夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転写材Pは転写工程が行われると同時に、図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト52により次工程である定着器6にむけて搬送される。
[中間転写体クリーニング部]
中間転写体35上の2次転写残トナーはクリーニングブレード37によって掻き落とされる。
クリーニングブレード37の材質はウレタンゴムで金属板37a上に形成させていて、中間転写体35に所定の角度をもって押し当てるために固定されている。尚、クリーニングブレード37の対向部にはバックアップローラとしてテンションローラ33が配置されていてクリーニングブレード37が所定の当接圧で中間転写体35に当接できる構成になっている。このクリーニングブレード37が当接した点でトナー画像を中間転写体35から掻き落とし中間転写体35をクリーニングする。
クリーニングブレード37により回収された廃トナーはクリーニングブレード37の下部に配置されているスクリュー38により本体内に別途配置されている廃トナーボトル39に送られ回収される。
[定着部]
定着部6は上記現像手段により形成されたトナー画像を中間転写体35を介して転写材P上に形成したトナー画像を定着させるものであり、転写材Pに熱を加えるためのセラミックヒータ63を内蔵している定着スリーブ61と転写材Pを定着スリーブ61に圧接させるための加圧ローラ62とから成る。即ちトナー像を保持した転写材Pは定着スリーブ61と加圧ローラ62とにより搬送されると共に熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材Pに定着される。
[画像形成動作]
次に上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
先ず図11に示す給紙ローラ41を回転して給紙カセット4内の転写材Pを一枚分離し、レジストローラ44へと搬送する。
一方像担持体21と中間転写体35とが各々所定の外周速度V (以下プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
帯電手段23によって表面を均一に帯電された像担持体21はレーザー10露光を受け画像形成を行う。
1:イエロー画像の形成
スキャナー部1Yによりイエロー画像のレーザー10Y照射を行い、像担持体21Y上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像器22Yを駆動し像担持体21Y上の潜像にイエロートナーが付着するように像担持体21Yの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加してイエロー現像を行う。同時に現像部の下流の第一転写位置T1Yで像担持体21上のイエロートナー像を中間転写体35の外周に一次転写する。この時中間転写体35には上記イエロートナーと逆特性の電圧を印加して一次転写を行う。
2:マゼンタ画像の形成
次いで中間転写体35の外周のイエロー画像の先端が一致するように、スキャナー部1Mによりマゼンタ画像のレーザー10M照射がスタートされイエローと同様にして像担持体21M上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、像担持体21M上のマゼンタトナー像を第一転写位置T1Mで中間転写体35上に転写する。
3:シアン画像の形成
次いで中間転写体35の外周のイエロー及びマゼンタ画像の先端が一致するように、スキャナー部1Cによりシアン画像のレーザー10C照射がスタートされマゼンタ同様にして像担持体21C上の潜像にシアントナー像が現像され、像担持体21C上のシアントナー像を第一転写位置T1Cで中間転写体35上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
4:ブラック画像の形成
次いで中間転写体35の外周のイエロー/マゼンタ/シアン画像の先端が一致するように、スキャナー部1Kによりブラック画像のレーザー10K照射がスタートされシアン同様にして像担持体21K上の潜像にブラックトナー像が現像され、像担持体21K上のブラックトナー像を第一転写位置T1Kで中間転写体35上に更に重ねて転写する。
以上イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で潜像形成及び現像及び中間転写体35へのトナー転写をそれぞれの1次転写位置T1Y,T1M,T1C,T1Kで行い、中間転写体35の表面にイエロー、マゼンター、シアン、ブラックの4種のトナーから成るフルカラーの画像を形成することになる。
ブラックトナーの中間転写体35への転写が終了する前に、即ち4色目のブラックトナーの一次転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写体35の画像先端が第二転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラ44で待機させておいた転写材Pをタイミングを合わせて搬送スタートさせる。上記4色の中間転写体35上への各色の画像形成時には下方に待機し中間転写体35とは非接触状態であった転写ローラ51を同時に上方へカム(図示せず)で移動させ転写材Pを中間転写体35の第二転写部T2で圧接すると同時に転写ローラ51にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体35上のフルカラー画像を転写材Pに一気に4色同時に転写する。第二転写部T2を経た転写材Pは中間転写体35から剥離され定着部6へ搬送されトナー定着を行った後に排出ローラ対53、54、55を介して本体上部の排出トレイ56上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
次に本発明の中心となる中間転写ベルトへの二次転写ローラの接離機構の構成について説明する。
[中間転写ベルトへの二次転写ローラの接離機構]
図1は本実施形の構成を示した斜視図である。
図2は二次転写ローラが中間転写ベルトから離間した状態を示す図である。
図3は二次転写ローラが中間転写ベルトに当接した状態を示す図である。
二次転写ローラ100は装置本体上に中間転写ベルト(不図示)に対して矢印方向aに移動自在に設けられた転写軸受102に軸支持されており、転写軸受102下部の転写バネ(不図示)により中間転写ベルト101方向に常時付勢力を受ける。
離間レバー103は装置本体上の揺動中心103aに揺動可能に取り付けられており、離間レバー103の軸受係合軸103bが前記転写軸受102の長丸穴形状からなる軸受係合穴102aに係合している。
離間カム104は離間軸105に取り付けられ、離間軸105が装置本体上の回転中心(不図示)に回動可能に軸支持されることにより、離間カム104は回転可能である。離間カム104がA状態ある時、離間レバー103のカム接点部103cが離間カム104に当接して、離間レバー103をb方向に揺動させて、転写軸受102は下方向に押し下げられる。このとき、二次転写ローラ100は中間転写ベルトから離間した状態にある。
離間カム104が半回転して、B状態にある時、離間レバー103のカム接点部103cと離間カム104は離間して、離間レバー103はC方向に揺動し、転写軸受102は上方向に押し上げられる。このとき、二次転写ローラ100は中間転写ベルト104に当接した状態にある。
すなわち、離間カム104が半回転毎に回転することにより、中間転写ベルトへの二次転写ローラ104の接離を行う。
[離間カムの回転駆動伝達機構]
図4は離間カム104を駆動するためバネクラッチ300と電磁ソレノイド106からなる駆動機構を示す図である。
図5はバネクラッチの構成を示す図である。
本実施例の離間カム104の回転駆動伝達機構はバネクラッチ300と電磁ソレノイド106を用いて半回転毎の回転制御を行う。
バネクラッチ300は駆動力が入力される入力ギア301と、駆動力を出力する出力ギア304を有しており、不図示の入力ギア系列から回転駆動された入力第一ギア107はバネクラッチ300の入力ギア301と噛合い、バネクラッチ300の出力ギア304は離間軸105に取り付けられた離間ギア108と噛合う。離間ギア108が回転することにより、離間カム104へと駆動伝達可能となる。
バネクラッチ300は以下の構成からなる。入力ギア301は入力側からの駆動を受けるギア部301aとコイルバネ302の内径側上半分が巻きつけられる入力胴301bを有する。出力ギア304は出力側へと駆動を伝えるギア部304bとコイルバネ302の内径下半分がまきつけられる出力胴304cを有する。また、出力ギア304の出力軸部304bは入力ギア301の貫通穴に回転可能に緩やかに勘合する。コイルバネ302の外周側にはコイルバネ外径に対して大きな内径からなる制御環303が配設され、コイルバネ302の一端側302aは制御環303の溝部303aに係合され、他端側302cは出力ギア304の溝部304dに係合される。制御環303の外周面には180°対向位相位置に突起爪303bが設けられており、電磁ソレノイド106のアマーチャー305が係止することにより、制御環303は制止され、アマーチャー305が係止解除されることにより、制御環303は回転可能となる。
バネクラッチ300の単部品状態のとき、コイルバネ302の内径は入力胴301bの外径に比べて小さい。コイルバネ302が入力胴301b及び出力胴304cに組み込まれた時、コイルバネ302は上記径差分押し広げられて、所定の圧を入力胴と出力胴に与えている。
(バネクラッチ連結状態)駆動回転力を伝達する際、アマーチャー305が制御環303の突起爪303aから係止解除されることにより、制御環303は回転自在になり、入力ギア301が半時計回りに回転する。コイルバネ302は入力胴301bに対して所定の締まり圧を持って接しているため摩擦力が発生し、入力胴301bの回転に連られて更に回転しようとする。このとき、コイルバネ302の巻き方向が入力胴301bに対して締まり方向であるため、コイルバネ302の内径が締まり、圧は増大して、摩擦力も大きくなる。よって、入力ギア301とコイルバネ302はしっかりと連結して同時に回転する。また、コイルバネ他端側302cが出力ギア304の溝部304dへの係合及びコイルバネ302と出力胴304cの締まり圧による摩擦力の発生により、コイルバネ302と出力ギア304もしっかり連結して同時に回転する。このようにして、入力ギア301の駆動回転力が出力ギアに伝わる。
(バネクラッチ空転状態)駆動回転力を解除する際、アマーチャー305が制御環303の突起爪303bに係止されることにより、制御環303は制止され、コイルバネ302の一端側302cが制御環303の溝部303aへ係合されているため、コイルバネ302も制止される。入力ギア301が半時計回りに回転しても、コイルバネ302が入力胴301bの回転に連られて回転することができず、コイルバネ302の内径が締まることもないために、入力ギア301とコイルバネ302の連結が解除されて、出力ギア304への駆動回転力を解除する。
図6は二次転写ローラが中間転写ベルトから離間した状態でバネクラッチを組み込んだ状態を示す図である。
図7は前述図6の背面側からの図である。
図8は前述図6でのバネクラッチ組み込み後、バネクラッチを使用状態にした図である。
二次転写ローラ100が中間転写ベルトに対して離間状態にある時、離間ギア108と出力ギア304eは108aと304f常時同時に噛合うように位相合わせされた状態で互いに噛合っている。このとき、バネクラッチ300はバネクラッチの制御環303の突起爪303bが電磁ソレノイド106のアマーチャー305と係合する位置よりも、位相角度θ1°分だけバネクラッチ300回転駆動方向に進んだ状態にある。バネクラッチ300の制御環303をθ1°分だけ回転駆動逆方向fに回転させることにより、電磁ソレノイド106のアマーチャー305と制御環303の突起爪303bが係合する。このとき、前述のバネクラッチの構成より、コイルバネ302の内径は入力胴301b及び出力胴304cの外径に対して、緩む方向に広がり、前述の単部品状態での所定の締まり圧よりも小さい状態になっている。すなわち、この状態で入力ギア301が半時計方向に回転しても、コイルバネ302の内径と入力胴301b及び出力胴304cには所定の締まり圧によりも小さい圧になっており、コイルバネ302と入力胴301bの空転状態の摩擦力は所定の摩擦力よりも小さく、バネクラッチ空転時の変音発生を防止できる。
図9、図10は二次転写ローラが中間転写ベルトに対して当接状態から離間状態へ移動する際のカムの状態を示す図である。
二次転写ローラ100が中間転写ベルトに対して当接状態から離間状態へと移動する際、電磁ソレノイド106のアマーチャー305がバネクラッチ300の制御環303の突起爪303bから係止解除されることにより、上述のバネクラッチ構成により、制御環303はコイルバネ302の締まり方向の回転力を受けてθ1°回転して、さらに入力ギア301が回転することにより、コイルバネ302が入力胴301bと304bに対して締まり、出力ギア304を駆動して、駆動回転力が離間ギア108に伝達される。離間カム104のカムプロフィールにより、離間状態にあった離間カム104と離間レバー103とが当接して、離間レバー103をb方向に揺動させて、転写軸受102を下方向に除々に押し下げる。離間カム104が180−θ1°回転した時点で、離間カム104のカムプロフィールにより、離間カム104自身は離間軸105中心のモーメント力T方向つまり離間ギア108の正回転方向のモーメント力へと切り替わる。一方、バネクラッチは180−θ1°回転した時点で、電磁ソレノイド106のアマーチャー305が制御環303の突起爪303bとが係止しており、入力第一ギア107から離間ギア108への駆動回転力は解除されている。しかしながら、バネクラッチ300の出力ギア304は離間カム104からのモーメント力を正回転方向を受けていることにより、さらにθ1°回転して、コイルバネ302の内径が緩んだ状態で制止する。離間カム104はさらにθ1°進んだ位置で、そのカムプロフィールが突起形状104aを有しており、突起部104aと離間レバー103のカム接点部103cが当接することにより、上述の正回転方向のモーメント力に抗して、制止する。
以上説明したように、本実施形によれば、バネクラッチを用いた駆動伝達機構のコイルバネが入力胴及び出力胴に対して緩み方向に一定位相回転した状態で係止手段に係止されることにより、バネクラッチの空転時の変音の発生させることなく、高負荷トルクの回転駆動制御が可能となる。
本実施形では画像形成装置の二次転写ローラと中間転写ベルトとの接離機構に関して、上記駆動伝達機構を用いたが、これは画像形成装置のその他の駆動伝達手段として、例えば、記録紙搬送機構、給紙機構、像担持体と中間転写体との接離機構、像担持体と転写体との接離機構、中間転写体と二次転写体との接離機構等に用いてもよい。
また、画像形成装置に限らず、駆動伝達のオンオフにバネクラッチを用いた駆動伝達装置に用いてもよい。
本実施形の構成を示した斜視図である。 二次転写ローラが中間転写ベルトから離間した状態を示す図である。 二次転写ローラが中間転写ベルトに当接した状態を示す図である。 離間カムを駆動するためバネクラッチと電磁ソレノイドからなる駆動機構を示す図である。 バネクラッチの構成を示す図である。 二次転写ローラが中間転写ベルトから離間した状態でバネクラッチを組み込んだ状態を示す図である。 図6の背面側からの図である。 図6でのバネクラッチ組み込み後、バネクラッチを使用状態にした図である。 二次転写ローラが中間転写ベルトに対して当接状態から離間状態へ移動する際のカムの状態を示す図である。 二次転写ローラが中間転写ベルトに対して当接状態から離間状態へ移動する際のカムの状態を示す図である。 本実施形の画像形成装置の全体構成を示す図である。
符号の説明
100 二次転写ローラ
102 転写軸受
103 離間レバー
104 離間カム
105 離間軸
106 電磁ソレノイド
107入力第一ギア
108離間ギア
300 バネクラッチ

Claims (8)

  1. ギア列駆動伝達系の中で、バネクラッチ機構をもちいてカム部材の駆動制御を行い、前記バネクラッチ機構は駆動力が入力される入力部と、駆動力を出力する出力部と、前記入力部に形成された入力胴及び出力部に形成された出力胴に巻回して取り付けられたコイルバネと、前記コイルバネの外周側にはコイルバネの一端が係合された係止部材から成り、係止手段により係止部材に対して係止、係止解除することによって前記入力部から出力部への駆動力の伝達制御を行う駆動制御装置において、出力側駆動列に設けられたカム部材が停止位置に居る状態で、前記係止部材は前記コイルバネが入力胴及び出力胴に対して緩み方向に一定位相回転した状態で係止手段に係止されることを特徴とする駆動制御装置。
  2. 前記カム部材は、その負荷トルクが前記一定位相角より以前で有負荷から無負荷に変化し、さらに停止位置で突起形状をしたカムプロフィールからなることを特徴とする請求項1記載の駆動制御装置。
  3. 前記一定位相角度は、出力部に形成された出力ギアと出力ギアに噛合う第二のギアのギア同士の噛合いにより位相合わせが決定することを特徴とする請求項1記載の駆動制御装置。
  4. 前記バネクラッチ機構は半回転制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかの駆動制御装置。
  5. ギア列駆動伝達系の中で、バネクラッチ機構をもちいてカム部材の駆動制御を行い、前記バネクラッチ機構は駆動力が入力される入力部と、駆動力を出力する出力部と、前記入力部に形成された入力胴及び出力部に形成された出力胴に巻回して取り付けられたコイルバネと、前記コイルバネの外周側にコイルバネの一端が係合された係止部材から成り、係止手段により係止部材に対して係止、係止解除することによって前記入力部から出力部への駆動力の伝達制御を行う駆動制御装置を有する画像形成装置において、出力側駆動列に設けられたカム部材が停止位置に居る状態で、前記係止部材は前記コイルバネが入力胴及び出力胴に対して緩み方向に一定位相回転した状態で係止手段に係止されることを特徴とする画像形成御装置。
  6. 前記カム部材は、その負荷トルクが前記一定位相角より以前で有負荷から無負荷に変化して、さらに停止位置で突起形状をしたカムプロフィールからなることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記一定位相角度は、出力部に設けられた出力ギアと出力ギアに噛合う第二のギアのギア同士の噛合いにより位相合わせが決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記バネクラッチ機構は半回転制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかの画像形成装置。
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