JP2005155315A - 開扉防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンドル部を回動するだけで扉の固定及び固定解除でき使用性及び簡易性に優れると共に、幼児等によって簡単に固定解除されることがなく冷蔵庫等の消費電力の増加や幼児等による誤飲、収容物の散乱等を防止できる省電力性及び安全性に優れた開扉防止装置の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の開扉防止装置1は、取り付け部3と、一端部にハンドル部5が固定され他端部は取り付け部3側へ延設された回動軸部4と、回動軸部4に遊挿された扉押え部6と、回動軸部4の他端部に配設された回動部9と、取り付け部3の背面側に固定され回動部9が螺合される螺合部7と、を備えた構成を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、幼児等による冷蔵庫等の開扉防止対象物の扉の開扉を防止するための開扉防止装置に関するものである。
従来、冷蔵庫等の扉は冷気を逃がさないようにするため扉を閉めると密閉状態に保持されるようになっている。しかしながら、閉めた扉は幼児等の力の弱い者であっても簡単に開くことができる。したがって、判断力のない幼児等が勝手に冷蔵庫等の扉を開き、開いたままにしておくことがあり、消費電力の増加や幼児等のいたずらによる収容物の散乱、冷凍したものが溶けてしまう等の不具合が生じていた。
このような不具合を解消するために、特許文献1には冷蔵庫等の扉を施錠するための施錠装置が開示されている。
特許文献1の施錠装置は、扉を有する本体に取り付けられ、且つ先端に係合部を有する雄具と、前記係合部に引っ掛かる筒部と前記筒部の外側に設けられ前記扉の開放方向の動きを阻止する鍔部とを有する雌具と、前記筒部内に挿入された際に前記係合部と前記筒部との引っ掛かりを解除する解除具と、を備えた構成を有している。
特開平6−167153号公報
しかしながら、上記従来の技術では以下のような課題を有していた。
(1)特許文献1の施錠装置では、施錠解除する際には、雌具の筒部内に解除具を挿入する等して係合部と筒部の引っ掛かりを解除して雌具を雄具から取り外すので、扉を開けて冷蔵室から食品等を取り出す際には取り外した雌具を別の場所に置いておき、施錠するときはまた持って来なければならず、また、施錠の際には雄具に対して雌具の位置を合わせて装着して解除具を外さなければならず、施錠動作及び施錠解除動作が煩雑であると共に雌具を紛失し易く使用性及び簡易性に欠けるという課題を有していた。
(2)施錠解除するための雄具や雌具と別体の解除具を有しているので、解除具を紛失し易く、また、施錠解除のために一々解除具を収納した場所から取り出したり、紛失した解除具を探したりする必要があり使用性及び簡易性に欠けるという課題を有していた。
(3)雄具の係合部に雌具の筒部を引っ掛けることにより扉の開放を阻止しているので、長期使用等により係合が緩くなると、扉を開く力により係合が外れて施錠できなくなるという課題を有していた。
(4)雌具を雄具に引っ掛けて施錠しているだけなので、種々の厚みの扉に対応することはできず、汎用性に欠けるという課題を有していた。
(5)雄具を冷蔵庫等の本体に螺着して取り付けているので、施錠解除して扉を開放した際、冷蔵庫の本体から雄具が突出し幼児等の目の位置等に露出するため安全性に欠けるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ハンドル部を回動するだけで扉の固定及び固定解除でき使用性及び簡易性に優れると共に、幼児等によって簡単に固定解除されることがなく冷蔵庫等の消費電力の増加や幼児等による誤飲、収容物の散乱等を防止できる省電力性及び安全性に優れた開扉防止装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の開扉防止装置は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の開扉防止装置は、取り付け部と、一端部にハンドル部が固定され他端部は前記取り付け部側へ延設された回動軸部と、前記回動軸部に遊挿された扉押え部と、前記回動軸部の前記他端部に配設された回動部と、前記取り付け部の背面側に固定され前記回動部が螺合される螺合部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)冷蔵庫等の開扉防止対象物の開き戸型又は引き出し型の上下の扉と扉の間隙、或いは観音開き型の左右の扉と扉の間隙に開扉防止装置を挿入し、取り付け部を仕切り部の端面に取り付け、ハンドル部を回動させるだけで、雄ネジ等の螺合部と回動部に形成された雌ネジ等の被螺合部とのはめあい長さを長くしていき、回動部及び回転軸を介してハンドル部及び扉押え部を取り付け部側に近づけ扉を締め付けて固定することができる。
(2)幼児等はハンドル部を回動させるといった動作は不得意であるため簡単に解除されることがなく、扉の固定を確実に行うことができる。
(3)螺合部と回動部に形成された被螺合部との螺合により締め付けるので、扉押え部により扉を強固に押えることができ、長期の使用でも緩むことがなく扉の固定を確実に行うことができる。
(4)上下或いは左右の扉と扉の間に取り付けるので、両方の扉を1つの扉押え部で締め付けて固定することができる。
(5)回動軸部の端部にハンドル部を備えているので、扉の開放時等に幼児等が突出部分で怪我等をすることなく安全性に優れる。
ここで、取り付け部としては、吸盤や板状磁石、粘着面を有する粘着部、ネジ止めされる螺着部等が用いられる。吸盤や磁石、粘着部等の着脱自在の取り付け部とすることで必要に応じて着脱して簡易的に用いることができ、また、扉を固定しない場合や扉の開放時等は簡単に取り外せるので安全性に優れるため好ましい。
扉押え部の形状としては、上下の傾斜面で各々扉を押える断面略楔形状や断面略T字形状、平板状、半球状等が用いられる。
回動部は回動軸部の一端部に固定又は一体的に形成してもよく、或いは回動軸部に設けられた凸部等に係合して回動軸部と一体に回動するようにしてもよい。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開扉防止装置であって、前記回動軸部の前記他端部が挿入される筒状部を有する前記回動部と、前記筒状部に形成された前記回動軸部の軸方向に延びる長孔状の摺動孔部と、前記回動軸部の周壁に突設され前記摺動孔部に摺動自在に挿入された凸部と、前記回動軸部を前記取り付け部側へ付勢するバネ部と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)扉固定動作時において、回動軸部がつる巻きバネやゴム等のバネ部により取り付け部側に付勢され、凸部が摺動孔部の取り付け部側の端部に当接した状態で、ハンドル部を回動させ螺合部と被螺合部のはめあい長さを長くしていくと、凸部が摺動溝部内をハンドル部側へ摺動しハンドル部側の端部まで移動し、その状態でさらにハンドル部を回動させることで、扉押え部により扉を締め付け固定することができる。
(2)扉固定解除動作時において、締め付けを緩める方向にハンドル部を回動させ、螺合部と被螺合部のはめあい長さを短くしていくと、回動軸部がバネ部により付勢され凸部が摺動孔部のハンドル部側の端部から取り付け部側の端部へ移動し、その状態で、ハンドル部を回動軸部の軸方向外側へ向けて引っ張ることで、扉押え部を扉から離して扉の固定を解除することができる。
(3)回動軸部がバネ部により取り付け部側に付勢されているので、扉固定動作開始時であっても、扉押え部の先鋭部が扉と扉の間隙に緩く嵌り込んだ状態となり、ハンドル部を回動させる際に扉押え部が扉と扉の間隙に嵌るように手で保持する必要がなく操作性に優れる。
ここで、筒状部としては円筒状や6角形、8角形等の多角筒状等が用いられる。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の開扉防止装置であって、前記摺動孔部が、前記回動軸部の軸方向に直交した1乃至複数の分岐部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)扉固定動作時において、ハンドル部を回動させ凸部をハンドル部側へ摺動させる際に、凸部を分岐部に挿入することで、扉固定時における取り付け部から扉押え部までの長さを短くでき、冷蔵庫の扉の厚みが薄い場合であっても対応できる。
(2)分岐部を摺動溝部の所定部に複数形成することにより種々の扉の厚みに対応できる。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の開扉防止装置であって、前記回動軸部が、少なくとも1方向に折り曲げ自在な継ぎ手部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)扉固定解除動作時において、ハンドル部を回動軸部の軸方向外側へ向けて引っ張り、扉押え部を扉から離した後、回動軸部のハンドル部側を継ぎ手部で上方や下方等へ折り曲げることで、扉を開く際に扉押え部やハンドル部が邪魔にならず容易に扉を開くことができる。
ここで、継ぎ手部としては、1つの軸で互いに軸着され1方向にのみ折り曲げ可能なものや、ユニバーサルジョイント等の任意方向に折り曲げ可能なものが用いられる。ユニバーサルジョイントを用いた場合は任意の方向に折り曲げることができるので、扉を固定解除する場合に扉がハンドル部や扉押え部に引っ掛かることなく使用性に優れる。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の開扉防止装置であって、前記ハンドル部の周壁に配設された磁着部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)回動軸部のハンドル部側を継ぎ手部で上方や下方へ折り曲げた後、ハンドル部の上部や下部の周壁の磁着部を扉に磁着させることにより、折り曲げ状態が保持されるので扉の開閉を自由に行うことができる。
ここで、磁着部はハンドル部の周壁の全周に渡って設けてもよく、或いは周壁の所定部に設けてもよい。所定部に設ける場合は、継ぎ手部の折り曲げ方向に設けられる。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の開扉防止装置であって、前記扉押え部が、前記ハンドル部に前記回動軸部を中心として回動自在に遊嵌された構成を有している。
この構成により、請求項1乃至5の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)扉固定解除動作時において、ハンドル部を回動軸部の軸方向外側へ向けて引っ張ると、それに伴ってハンドル部に遊嵌された扉押え部が扉から離れるので、扉押え部を一々手で引っ張り出す必要がなく操作性に優れる。
以上説明したように本発明によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、
(1)冷蔵庫等の扉と扉の間隙に挿入し、取り付け部を仕切り部の端面に取り付けるだけで簡単に冷蔵庫等の開扉防止対象物に取り付けることができる簡易性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
(2)ハンドル部を回動させるだけで、ハンドル部及び扉押え部を取り付け部側に近づけていき扉を締め付けて固定することができる使用性及び簡易性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
(3)ハンドル部の回動により扉の固定及び固定解除を行うので、幼児等により簡単に解除されることがなく、扉の固定を確実に行うことができ、扉が開いたままになったり閉め方が緩かったりすることがないので、冷蔵庫等の収容物が腐ったり消費電力が増加したりすることを防止できる省電力性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
(4)扉を確実に固定することができるので、幼児等が勝手に開けて冷蔵庫等の収容物を勝手に取り出したり、収容している薬等を誤飲したり、収容物の冷蔵庫の内外へ散乱したりするのを防止できる安全性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
(5)螺合部と被螺合部との螺合により締め付けるので、扉押え部により扉を強固に押えて固定することができ、長期の使用でも緩むことがない確実性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
(6)上下或いは左右の扉と扉の間に取り付けるので、両方の扉を1つの扉押え部で締め付けて固定することができ、多数の開扉防止装置を取り付ける必要がないので外観に優れると共に経済的な負担が少ない開扉防止装置を提供することができる。
(7)回動軸部の端部にハンドル部を備えているので、扉の開放時等に幼児等が突出部分で怪我等をすることがない安全性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)回動軸部がバネ部により取り付け部側に付勢されているので、扉固定動作開始時であっても、扉押え部の先鋭部が扉と扉の間隙に緩く嵌り込んだ状態となり、ハンドル部を回動させる際に扉押え部が扉と扉の間隙に嵌るように手で保持する必要がない操作性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、
(1)扉固定動作時において、凸部を分岐部に挿入することで、扉固定時における取り付け部から扉押え部までの長さを短くでき、冷蔵庫の扉の厚みが薄い場合であっても対応でき、分岐部を摺動溝部の所定部に複数形成することにより種々の扉の厚みに対応できる汎用性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果に加え、
(1)扉固定解除動作時において、ハンドル部を回動軸部の軸方向外側へ向けて引っ張り、扉押え部を扉から離した後、回動軸部のハンドル部側を継ぎ手部で上方や下方等へ折り曲げることで、扉を開く際に扉押え部やハンドル部が邪魔にならず容易に扉を開くことができる使用性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加え、
(1)ハンドル部の磁着部を扉に磁着させることにより、折り曲げ状態が保持されるので扉の開閉を自由に行うことができる使用性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の内いずれか1項の効果に加え、
(1)扉固定解除動作時において、ハンドル部を回動軸部の軸方向外側へ向けて引っ張ると、それに伴ってハンドル部に遊嵌された扉押え部が扉から離れるので一々手で引っ張り出す必要がない操作性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1における開扉防止装置の一部透視要部平面図であり、図2は図1のA−A線の矢視断面図である。
図中、1は本実施の形態1における開扉防止装置、2は上側ケーシング部2eと下側ケーシング部2fを接合して形成されたケーシング部、3は取り付け部の一つでありケーシング2の側面2aに並設固定された吸盤、4は一端部に後述のハンドル部が固定され他端部が吸盤3側へ延設され側面2bからケーシング部2の内部に挿入された回動軸部、4aは回動軸部4を少なくとも1方向に折り曲げ自在とする継ぎ手部、5はハンドル部、5aはハンドル部5の周壁に貼設された板状磁石等の磁着部、6は回動軸部4に遊挿されケーシング部2とハンドル部5との間に配設された扉押え部、6a,6bは扉押え部6のケーシング部2側に上下にハンドル部5側に向けて拡開して形成された傾斜面、6cは扉押え部6の略中央部に形成され回動軸部4が緩く挿通される挿通孔部、7は吸盤3側のケーシング部の内壁2cに突設固定された雄ネジ部(螺合部)、8は雄ネジ部7に螺合する雌ネジ部(被螺合部)、9は吸盤3側の内周壁に雌ネジ部8が形成されると共にハンドル部5側の筒状部9aに回動軸部4が挿入された円筒状の回動部、10は筒状部9aに形成された略T字形状の摺動孔部、10aは摺動孔部10の吸盤3側の端部、10bは摺動孔部10のハンドル部5側の端部、10cは回動軸部4の軸方向に直交した摺動孔部10の分岐部、11は回動軸部4の周壁に突設され摺動孔部10に摺動自在に挿入された凸部、12は回動軸部4に環装されハンドル部5側のケーシング部2の内壁2dと凸部11との間に係止されたバネ部、13は扉押え部6のハンドル部5側に形成された嵌合凸部、14はハンドル部5に形成され嵌合凸部13が遊嵌される嵌合凹部である。
ここで、扉押え部6は、ケーシング部2側に先鋭部6dを有する断面略楔形状に形成され、上下対称に形成された傾斜面6a,6bを有している。扉押え部6の先鋭部6d側の挿通孔部6cの入口部分には切り欠き部6eが形成され、その内部の回動軸部4には継ぎ手部4aが配設され上下に折り曲げ可能となっている。
嵌合凸部13及び嵌合凹部14は回動軸部4を中心とする円形状に形成され、扉押え部6はハンドル部5に対して回動軸部4を中心として回動自在に遊嵌されている。ここで、ハンドル部5はゴム等の可撓性材料により形成され、撓ませることで嵌合凹部14を嵌合凸部13に嵌め込むことができる。なお、ハンドル部5をゴム等により形成することで、幼児等が突出したハンドル部5で怪我等をすることがなく安全性に優れる。
凸部11は回動軸部4に貫設された孔に挿設されたピン等により形成され、回動軸部4の先端部近傍に上下一対に突設されている。なお、凸部11に対応して回動部9には上下一対の摺動孔部10が形成されている。ハンドル部5及び回動軸部4を回動させると凸部11が摺動孔部10に係合して回動部9が回動軸部4と一体に回動する。なお、上下一対の摺動孔部10には、各々に分岐部10cが周方向で同じ方向に向けて形成され、上部の凸部11が上部の分岐部10cに挿入されたとき、下部の凸部11も下部の分岐部10cに挿入されるようになっている。
以上のように構成された本実施の形態1における開扉防止装置1について、以下その扉固定動作を図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)は開扉防止装置1が取り付けられる冷蔵庫の斜視図であり、図3(b)は開扉防止装置の取り付け状態を示す要部側面図であり、図4(a)は取り付け時の凸部の位置を示す摺動孔部の要部平面図であり、図4(b)は扉固定時の凸部の位置を示す摺動孔部の要部平面図であり、図4(c)は凸部が分岐部に位置する状態を示す摺動孔部の要部平面図である。
図3において、15は開扉防止対象物である冷蔵庫、16a,16bは冷蔵室、17は冷蔵室16aと冷蔵室16bとを仕切る仕切り部、17aは仕切り部17の前部の端面、18aは冷蔵室16aの開き戸型の扉、18bは冷蔵室16bの引き出し型の扉である。
まず、開扉防止装置1のハンドル部5を回動させ、回動軸部4を介して回動部9を回動させて雄ネジ部7と雌ネジ部8のはめあい長さを調節し、吸盤3から扉押え部6までの長さが冷蔵庫15の扉18a,18bの厚みと略同一或いはそれより大きくなるようにする。次に、冷蔵庫15の扉18a,18bを閉めた状態で、扉18aと扉18bとの間隙に開扉防止装置1のケーシング部2を挿入し、吸盤3を仕切り部17の端面17aに吸着させる。このとき、回動軸部4はバネ部12により吸盤3側に付勢され、図4(a)に示すように、凸部11は摺動孔部10の吸盤3側の端部10aに当接する位置にある。また、図3(b)に示すように、扉押え部6の先鋭部は扉18aと扉18bとの間隙の入口部分に嵌り込んだ状態となる。次に、ハンドル部5を回動させ、雄ネジ部7と雌ネジ部8のはめあい長さを長くしていくと、凸部11は摺動溝部10内をハンドル部5側へ摺動する。図4(b)に示すように、凸部11がハンドル部5側の端部10bまで移動した状態でさらにハンドル部5を回動させると、扉押え部6は扉18a,18b側に締め付けられ、傾斜面6aで扉18aの下端部を押え、傾斜面6bで扉18bの上端部を押えることで、扉18a,18bが固定される。
なお、ハンドル部5を回動させ、凸部11を摺動溝部10内をハンドル部5側へ摺動させる際に、図4(c)に示すように、凸部11を分岐部10cに挿入することで、扉固定時の吸盤3から扉押え部6までの長さを短くでき、冷蔵庫15の扉18a,18bの厚みが薄い場合であっても対応でき、分岐部10cを摺動溝部10の所定部に複数形成すれば種々の厚みに対応できる。
また、本実施の形態1においては扉18aと扉18bの固定動作について説明しているが、開扉防止装置1を冷蔵室16aとその上部の冷凍室とを仕切る仕切り部の端面に取り付けることにより、扉18aと冷凍室の扉18cの固定を行うこともできる。また、観音開き型の冷蔵庫の左右の扉の間隙に開扉防止装置1を縦に取り付けて扉を固定することもできる。
次に、開扉防止装置1の扉固定解除動作について図5を用いて説明する。
図5は開扉防止装置の扉固定解除動作を示す要部側面図である。
まず、扉押え部6により扉18a,18bを締め付けた状態から、締め付けを緩める方向にハンドル部5を回動させると、雄ネジ部7と雌ネジ部8のはめあい長さが短くなり、凸部11はバネ部12により付勢され摺動孔部10のハンドル部5側の端部10bから吸盤3側へ移動する。ハンドル部5を回動させて凸部11を端部10aの近傍或いはそれに当接する位置まで移動させた状態で、ハンドル部5を回動軸部4の軸方向外側へ向けて引っ張り、扉押え部6を扉18aと扉18bとの間隙から抜き出す。このとき、凸部11はバネ部12を縮めながら摺動孔部10の端部10bまで移動する。次に、図5に示すように、回動軸部4のハンドル部5側を継ぎ手部4aで下方向へ折り曲げ、ハンドル部5の下部の磁着部2aを扉18bの表面に磁着させる。これにより、扉18aを開くことができると共に、磁着部2aにより扉が開く状態が維持される。なお、回動軸部4を継ぎ手部4aで上方向へ折り曲げ、ハンドル部5の上部の磁着部2aを扉18aに磁着させれば、扉18aを開くことができる。
以上のように本実施の形態1における開扉防止装置は構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)冷蔵庫15の扉18aと扉18bの間隙にケーシング部2を挿入し、吸盤3を仕切り部17の端面17aに吸着させる。このとき、回動軸部4はバネ部12により吸盤3側に付勢され、凸部11は摺動孔部10の端部10aに当接している。ハンドル部5を回動させ雄ネジ部7と雌ネジ部8のはめあい長さを長くしていくと、回動部9及び回転軸4を介してハンドル部5及び扉押え部6は吸盤3側に近づき、凸部11は摺動溝部10内をハンドル部5側へ摺動し端部10bまで移動し、その状態でさらにハンドル部5を回動させることで、扉押え部6の先鋭部6dを扉18aと扉18bとの間隙に嵌め込み、傾斜面16a,16bにより扉18a,18bを押え付けて固定する。
(2)締め付けを緩める方向にハンドル部5を回動させ、雄ネジ部7と雌ネジ部8のはめあい長さを短くしていくと、凸部11がバネ部12により付勢され摺動孔部10の端部10bから端部10aへ移動する。その状態で、ハンドル部5を回動軸部4の軸方向外側へ向けて引っ張り、ハンドル部5と共にそれに遊嵌された扉押え部6の先鋭部6dを扉18aと扉18bの間隙から抜き出す。
(3)このとき、回動軸部4のハンドル部側を継ぎ手部4aで上方や下方へ折り曲げることで、下方へ折り曲げた場合は扉18aを開く際に扉押え部6やハンドル部5が邪魔にならず、上方へ折り曲げた場合は扉18bを開く際に扉押え部6やハンドル部5が邪魔にならず、容易に扉を開くことができる。回動軸部4を上方や下方へ折り曲げた後、ハンドル部5の磁着部5aを扉18a,18bに磁着させることにより、折り曲げ状態が保持されるので扉18aまたは18bの必要な扉の開閉を自由に行うことができる。
(4)幼児等はハンドル部5を回動させるといった動作は不得意であるため簡単に扉18a,18bの固定を解除されることがなく、扉18a,18bの開扉防止を確実に行うことができる。
(5)雄ネジ部7と雌ネジ部8との螺合により締め付けるので、扉押え部6により扉18a,18bを強固に押えることができ、長期の使用でも緩むことがなく扉18a,18bの固定を確実に行うことができる。
(6)扉18aと扉18bの間隙に取り付けるので、両方の扉18a,18bを1つの扉押え部6で締め付けて固定することができる。
(7)回動軸部4がバネ部12により吸盤3側に付勢されているので、扉固定動作開始時であっても、扉押え部6の先鋭部6dが扉18aと扉18bの間隙に緩く嵌り込んだ状態となり、ハンドル部5を回動させる際に扉押え部6が扉18aと扉18bの間隙に嵌るように手で保持する必要がなく操作性に優れる。
(8)ケーシング部2の側面に2つの吸盤3が並設されているので、ハンドル部5を回転させた場合であっても、その回転力により吸盤3が仕切り部17の端面17aから外れることがなく、使用時の安定性に優れる。
なお、本実施の形態1においては、開扉防止対象物として冷蔵庫15を例に説明しているが、これに限られるものではなく、扉を有する棚やキャビネット等の種々の収納家具や電化製品等にも本発明の開扉防止装置を用いることができる。
以上説明したように、本発明は、幼児等による冷蔵庫等の開扉防止対象物の扉の開扉を防止するための開扉防止装置に関し、特に本発明によれば、ハンドル部を回動するだけで扉の固定及び固定解除でき使用性及び簡易性に優れると共に、幼児等によって簡単に固定解除されることがなく冷蔵庫等の消費電力の増加や幼児等による誤飲、収容物の散乱等を防止できる省電力性及び安全性に優れた開扉防止装置を提供することができる。
実施の形態1における開扉防止装置の一部透視要部平面図 図1のA−A線の矢視断面図 (a)開扉防止装置が取り付けられる冷蔵庫の斜視図(b)開扉防止装置の取り付け状態を示す要部側面図 (a)取り付け時の凸部の位置を示す摺動孔部の要部平面図(b)扉固定時の凸部の位置を示す摺動孔部の要部平面図(c)凸部が分岐部に位置する状態を示す摺動孔部の要部平面図 開扉防止装置の扉固定解除動作を示す要部側面図
符号の説明
1 開扉防止装置
2 ケーシング部
2a,2b 側面
2c,2d 内壁
2e 上側ケーシング部
2f 下側ケーシング部
3 取り付け部
4 回動軸部
4a 継ぎ手部
5 ハンドル部
5a 磁着部
6 扉押え部
6a,6b 傾斜面
6c 挿通孔部
6d 先鋭部
6e 切り欠き部
7 雄ネジ部(螺合部)
8 雌ネジ部(被螺合部)
9 回動部
9a 筒状部
10 摺動孔部
10a,10b 端部
10c 分岐部
11 凸部
12 バネ部
13 嵌合凸部
14 嵌合凹部
15 冷蔵庫
16a,16b 冷蔵室
17 仕切り部
18a,18b,18c 扉

Claims (6)

  1. 取り付け部と、
    一端部にハンドル部が固定され他端部は前記取り付け部側へ延設された回動軸部と、
    前記回動軸部に遊挿された扉押え部と、
    前記回動軸部の前記他端部に配設された回動部と、
    前記取り付け部の背面側に固定され前記回動部が螺合される螺合部と、
    を備えていることを特徴とする開扉防止装置。
  2. 前記回動軸部の前記他端部が挿入される筒状部を有する前記回動部と、
    前記筒状部に形成された前記回動軸部の軸方向に延びる長孔状の摺動孔部と、
    前記回動軸部の周壁に突設され前記摺動孔部に摺動自在に挿入された凸部と、
    前記回動軸部を前記取り付け部側へ付勢するバネ部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の開扉防止装置。
  3. 前記摺動孔部が、前記回動軸部の軸方向に直交した1乃至複数の分岐部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の開扉防止装置。
  4. 前記回動軸部が、少なくとも1方向に折り曲げ自在な継ぎ手部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の開扉防止装置。
  5. 前記ハンドル部の周壁に配設された磁着部を備えていること特徴とする請求項4に記載の開扉防止装置。
  6. 前記扉押え部が、前記ハンドル部に前記回動軸部を中心として回動自在に遊嵌されていることを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の開扉防止装置。

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