JP2005154745A - ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比抵抗を大幅に低下させる材料を使用することなく、適度に大きい比抵抗値を有し且つ液晶表示素子の静電気等の一時的な電圧の印加に対する挙動を改善する液晶組成物を提供する。
【解決手段】 電荷移動錯体を形成する化合物を1種以上含有することを特徴とするネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子。本発明の液晶組成物は静電気等の一時的な電圧の印加に対する緩和が十分速いため、製造工程における電場の放電時間を短縮し液晶表示素子の効率的な製造を可能とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、静電気等の一時的な電圧の印加に対する挙動を改善する効果を有するネマチック液晶組成物及び、これを用いた液晶表示素子に関する。
ツイストネマチック、超ねじれツイストネマチック又はアクティブマトリックスを初めとする液晶表示素子の製造工程において、液晶表示素子表面に貼られた保護フィルムを剥離した際、素子中に静電気による電場(剥離帯電)が発生する。この電場はしばしば非点灯部の液晶組成物を配向させ、すなわち点灯状態となり、電場が放電するまでその配向状態は継続する。この電場が放電するまでに要する時間は無視できず、製造工程に限らず検査工程あるいは素子表面の汚れの拭き取り作業等の出荷工程までも、その作業を中断しなければならないようになり、タクト時間(製品1個当りの生産時間)の悪化を招くことになる。
帯電による異常配向の問題は、液晶組成物の比抵抗値を低下させることにより緩和できることが開示されている(特許文献1参照)。比抵抗値の低い液晶組成物は、静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加があっても、比抵抗が低いため電荷は速やかに放電し、液晶分子は電圧無印加時の配向状態を復元することができる。例えば、ネマチック液晶表示素子における一般的な液晶組成物の比抵抗値は、1×1011Ωcm以上であるものが多く、帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する液晶分子の緩和時間はかなり長い、この組成物に比抵抗を下げるような物質を添加し比抵抗を1×10Ωcm台まで低下させると、電荷の緩和は非常に速くなり、静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加があっても、配向状態の変化は殆ど確認できないようになる。しかしながら、比抵抗が1×1010Ωcmより低い液晶組成物を用いた液晶表示素子においては、しばしば消費電力の増大を招き、さらには電気的短絡による文字の焼き付き等不良表示の原因となることがある。従って、適度に大きい比抵抗値を有し、且つ液晶表示素子の静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する挙動を改善した液晶組成物、すなわち、静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する液晶分子の緩和が十分速い液晶組成物の開発が求められている。
上述の液晶組成物における静電気等による液晶分子の異常配向を緩和させる方法として、例えば、クリプタンド(Cryptand)等のイオン性物質を添加する方法が開示されている(特許文献2参照)。しかしながら、この液晶組成物中のイオン性成分は、注入口等の一部分において液晶表示素子中のポリイミド等の高分子膜に吸着されてしまい、しばしば表示ムラの原因となるという問題を有していた。
また、同様に静電気等による液晶分子の異常配向を緩和させる方法として、エチレングリコール等の非イオン系界面活性剤及びこれらの共重合体を添加する方法が開示されている(特許文献3)。しかしながら、この方法は帯電防止の機構上、液晶や配向膜中のイオン量や配向状態により効果が左右されやすく、十分な帯電防止効果が得られない場合もあり、その効果を十分に得るため大量に添加すると、添加割合の増加に伴い、液晶表示素子の信頼性を示す項目の一つである、液晶組成物のネマチック−イソトロピック相転移温度(液晶相上限温度)が大幅に低下しまうという問題を有していた。
あるいは、同様に静電気等による液晶分子の異常配向を緩和させる方法として、環状ポリエーテル等いわゆるクラウンエーテルを添加する方法が開示されている(特許文献4)。しかしながら、クラウンエーテル類は人間の皮膚あるいは目に対して著しい刺激を与える等の強い毒性があり、液晶表示素子製造等における作業環境に危険性を生じるおそれがあるという問題を有していた。
さらに上記のような従来の非液晶性化合物を添加した場合には、ほかの液晶化合物との相溶性が低下したり、液晶物性を損なう等の問題があった。また、比抵抗値及び表示品位を低下させることなく、静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する液晶分子の異常配向を速やかに緩和することができる添加物は見出されていなかった。
特開昭59−4676号公報(2頁) 特開平4−28788号公報(2頁) 特開平4−180993号公報(4頁) 特表平11−508286号公報(2頁)
本願発明の課題は、比抵抗を大幅に低下させる材料を使用することなく、適度に大きい比抵抗値を有し且つ液晶表示素子の静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する液晶分子の異常配向を速やかに緩和できる液晶組成物を提供することである。
本発明者は、電荷移動錯体を形成する化合物を用いたネマチック液晶組成物を検討した結果、本件発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は電荷移動錯体を1種以上含有し、比抵抗値が1.0×1010Ωcm以上、1.0×1013Ωcm以下であることを特徴とするネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子を提供する。
本願発明のネマチック液晶組成物は、適度に大きい比抵抗値を有し、静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する液晶分子の異常配向を速やかに緩和する特徴を有することから、製造工程における帯電に起因する電荷の放電時間を短縮し液晶表示素子の効率的な製造を可能とする。
以下に本発明の一例について説明する。
電子供与体となりやすい化合物は、適当な電子受容体との組み合わせにより電荷移動錯体を形成する。この電荷移動錯体が、静電気等による帯電に起因する一時的な電圧の印加に対する液晶分子の異常配向を速やかに緩和する作用を有する。
本願発明に使用される電荷移動錯体を形成するためには、電子受容体となる化合物及び電子供与体が必要である。電子供与体としてはテトラチオフルバレン、テトラセレノフルバレンなどのフルバレン誘導体や、フタロシアニン及びその誘導体、アミン系化合物、ヒドロキノン類、等が知られているが、アミン系化合物が好ましい。アミン系化合物としては、脂肪族アミン化合物及び芳香族アミン化合物に分類されるが、例えばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、フェニレンジアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、ピペラジン、ポリエチレンイミノ及びそのエチレンオキシド付加物、ポリビニルピリジン、ポリ(ジメチルアミノエチル)アクリレート、ポリ(ジメチルアミノプロピル)アクリルアミド、ジアリルアミン−イソブチレン交互共重合体などが挙げられる。
電子受容体としては、ヨウ素、2,3−ジシアノ−5,6−ジクロロベンゾキノンなどのベンゾキノン類、ナフタレン、ビフェニル、フルオレン、アントラセン、フェナントレン、アセナフトレン、クリセン、ピレン、カルバゾール、フェニルインドール類、トリアゾール類、フラーレン化合物及びその誘導体などが挙げられるがフラーレン化合物及びその誘導体が好ましい。フラーレン化合物及びその誘導体としては、炭素原子を20から200個有するフラーレン化合物、好ましくは炭素原子を60から100個有するフラーレン化合物、さらに好ましくは、炭素原子が60から70個有するフラーレン化合物が特に好ましい。
電子受容体及び電子供与体の関係は相対的なものであって、それぞれの分類は必ずしも明確なものばかりではない。よって、以上記載した化合物を電荷移動錯体を形成する限り電子受容体及び電子供与体の区別とは無関係に使用することもできる。
上述のような化合物をネマチック液晶組成物に1種以上含有することで、従来知られていた方法に比べ、液晶表示素子の静電気等の一時的な電圧の印加に対する挙動を改善された液晶組成物を製造でき、非常に有用である。
これら電荷移動錯体の含有率は、0.001〜10質量%の範囲であるが、0.001〜5質量%の範囲が好ましく、0.001〜1質量%の範囲がより好ましい。
ネマチック液晶組成物としては、一般式(I)
Figure 2005154745
(式中、Rは、水素原子、炭素数1から12のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1から12のアルキル基、炭素数2から12のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2から12のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH基はそれぞれ独立的にO原子が相互に直接結合しないものとして酸素原子、硫黄原子、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCO−O−により置き換えられてもよく、
及びAはそれぞれ独立的に、トランス−1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH基又は隣接していない2個のCH基は酸素原子又は硫黄原子に置換されても良い。)、1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個又は2個以上のCH基は窒素原子に置換されても良い。)、1,4−シクロヘキセニレン基、1,4−ビシクロ[2.2.2]オクチレン基、ピペリジン−1,4−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基を表し、これらの基中に存在する水素原子は−CN又はハロゲンで置換されていても良く、
s及びtはそれぞれ独立的に、0、1又は2を表すが、s及びtの和は3以下であり、
及びZはそれ独立して、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−CFCF−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−OCH(CH)−、−CH(CH)O−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−COS−、−SCO−又は単結合を表し、
及びLはそれぞれ独立的に、−H、−F又は−Clを表し、Lは、−F、−Cl、−CN、−CF、−OCHF、−OCHF、−OCF又は−CHCFを表し、A、A、Z及びZが複数存在する場合は、それらは同一でもよく異なっていてもよい。)で表される化合物を1種又は2種以上を含有するが、1〜20種が好ましく、1〜15種がさらに好ましい。一般式(I)において、Rは、水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜12のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCO−O−により置き換えられてもよいが、炭素数1〜12のアルキル基、アルコシキ基、炭素数2〜12のアルケニル基又は炭素数2〜12のアルケニルオキシ基が好ましく、中でも直鎖型アルキル基及び直鎖型アルケニル基がさらに好ましい。環A及びAは式群1
Figure 2005154745
に示すような構造が好例として挙げられる。
中でも、式群2
Figure 2005154745
に示すような構造がさらに好ましい。
連結基Z及びZは、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−CFCF−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−OCH(CH)−、−CH(CH)O−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−COS−、−SCO−又は単結合を挙げることができ、中でも単結合、−CHCH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−C≡C−、−COO−又は−OCO−がより好ましく、単結合、−CHCH−、−C≡C−、−COO−又は−OCOがさらに好ましく、単結合又は−COO−が特に好ましい。L及びLはそれぞれ独立して、−H、−F、−Clであるが、−H又は−Fが好ましい。Lは、−F、−Cl、−CN、−CF、−OCHF、−OCHF、−OCF、−CHCFであるが、−F、−CN、−CF又は−OCFが好ましく、−F又は−CNが特に好ましい。s及びtはそれぞれ独立して、0、1又は2であり、s+tが3以下であるが、s+tが1又は2が好ましい。一般式(I)は、具体的には、一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式(I−3)、一般式(I−4)、一般式(I−5)、一般式(I−6)、一般式(I−7)、又は一般式(I−8)で表される化合物が好ましい。
Figure 2005154745
一般式(I−1)〜一般式(I−8)において、X及びXはそれぞれ独立して、−H又は−Fを表す。一般式(I)の化合物の含有率は1〜80質量%の範囲であるが、1〜50質量%の範囲が好ましく、1〜20質量%がより好ましい。
ネマチック液晶組成物としてはさらに、一般式(II)
Figure 2005154745
(式中、R及びRは、それぞれ独立的に一般式(I)におけるRと同じ意味を表し、B、B及びBはそれぞれ独立的に、トランス−1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH基又は隣接していない2個のCH基は酸素原子又は硫黄原子に置換されても良い。)、1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個又は2個以上のCH基は窒素原子に置換されても良い。)、1,4−シクロヘキセニレン基、1,4−ビシクロ[2.2.2]オクチレン基、ピペリジン−1,4−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基を表し、これらの基中に存在する水素原子はメチル基、−CN又はハロゲンで置換されていても良く、
u、v及びwはそれぞれ独立的に、0又は1を表し、
、Z及びZはそれぞれ独立的に、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−CFCF−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−OCH(CH)−、−CH(CH)O−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−COS−、−SCO−、−CH=N−N=CH−又は単結合を表す。)から選ばれる化合物を1種又は2種以上を含有するが、1〜20種が好ましく、1〜15種がさらに好ましい。一般式(II)の式中、R及びRは、それぞれ独立的に水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜12のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCO−O−により置き換えられてもよいが、炭素数1〜12のアルキル基、アルコシキ基、炭素数2〜12のアルケニル基又は炭素数2〜12のアルケニルオキシ基が好ましく、中でも直鎖型アルキル基及び直鎖型アルケニル基がさらに好ましい。環B、B及びBは式群3
Figure 2005154745
に示すような構造が好適であるが、式群4
Figure 2005154745
に示すような構造がさらに好ましい。
連結基Z、Z及びZは、それぞれ独立して、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−CFCF−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−OCH(CH)−、−CH(CH)O−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−COS−、−SCO−、−CH=N−N=CH−又は単結合を挙げることができ、中でも単結合、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−C≡C−、−COO−、−OCO−又は−CH=N−N=CH−がより好ましく、単結合、−CHCH−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−OCO−又は−CH=N−N=CH−がさらに好ましい。u、v及びwはそれぞれ独立して、0又は1であり、かつu、v及びwの和が1以上であるが、u、v及びwの和が2又は3が好ましい。一般式(II)は、具体的には、一般式(II−1)、一般式(II−2)、一般式(II−3)、一般式(II−4)、一般式(II−5)、一般式(II−6)、一般式(II−7)、又は一般式(II−8)で表される化合物が好ましい。
Figure 2005154745
一般式(II−1)〜一般式(II−8)において、Y、Y、Y及びYは、それぞれ独立して、−H、−F又はメチル基を表すが、−Hが好ましい。Zは、−CHCH−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、又は単結合を表すが、−CHCH−、−CH=CH−又は単結合が好ましい。Zは、−C≡C−、−COO−、−OCO−又は−CH=N−N=CH−を表すが、−C≡C−又は−CH=N−N=CH−が好ましい。一般式(II)の化合物の含有率は5〜95質量%の範囲であるが、10〜90質量%の範囲が好ましく、25〜90質量%がより好ましい。
この液晶組成物は比抵抗値が1.0×1013Ωcm以下であることが好ましく、1.0×1012Ωcm以下がより好ましく、比抵抗値が1.0×1011Ωcm以下が特に好ましい。ネマチック相上限温度は60℃以上であることが好ましく、80℃以上がより好ましく、90℃以上が特に好ましい。屈折率異方性(Δn)は0.06〜0.30の範囲であることが好ましく、0.07〜0.18が更に好ましい範囲であり、0.07〜0.16の範囲がTN−LCDのセル厚の設計に特に好ましく、0.12〜0.18の範囲がSTN−LCDのセル厚の設計に特に好ましい。誘電率異方性(Δε)は、1以上20以下が好ましいが、1以上15以下が特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、上記の化合物以外に、通常のネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶、2色性色素などを含有していてもよい。又、TN−LCDのリバースツイストドメイン防止のためやSTN−LCDの螺旋構造を誘起するため、カイラル剤を添加しても良い。カイラル剤は通常市販されているものを使用することができる。例えば、コレステリルノナノエート(CN)、メルク社製S−811、R−811、CB−15、C−15などが挙げられる。温度上昇によって誘起螺旋ピッチが長くなるものと短くなるものが知られているが、これらの一方を1種あるいは2種以上を用いても良く、両者を組み合わせて1種あるいは2種以上用いても良い。例えば、TN−LCD、STN−LCD、TFT−LCDにおいては、基板間の厚みdと誘起螺旋ピッチpの商d/pは、0.001〜24の範囲から選ぶことができるが、0.01〜12の範囲が好ましく、0.1〜2の範囲がより好ましく、0.1〜1.5の範囲が更に好ましく、0.1〜1の範囲が更により好ましく、0.1〜0.8の範囲が特に好ましい。
上記ネマチック液晶組成物はTN−LCD、STN−LCD、OCB−LCD、高分子分散型液晶表示素子、フェーズチェンジ型コレステリック液晶表示素子に有用であるが、TN−LCD、STN−LCDに特に有用である。また、透過型あるいは反射型の液晶表示素子に用いることができる。
本発明のTN液晶表示素子は目的に応じて、ねじり角を80°から130°の範囲で選択することができ、85°から110°が好ましい。本発明のSTN液晶表示素子は目的に応じて、ねじり角を180°から270°の範囲で選択することができ、220°から260°が好ましい。
本発明の液晶組成物を使用することにより、適度に大きい比抵抗値を有し、かつ液晶表示素子に対して一時的に静電気で印加された電圧が十分速い時間で緩和することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。又、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。
実施例中、測定した特性は以下の通りである。
TN-I :ネマチック相−等方性液体相転移温度(℃)
Δε :誘電率異方性(25℃)
Δn :複屈折率(25℃)
ρ :比抵抗値(Ω・cm)
帯電時間:液晶組成物をセルに注入し、静電気ガンを用いて点灯状態にした
後、元の電圧無印加状態に戻るまでの時間(秒)
化合物記載に下記の略号を使用する。
-n 数字 :-CnH2n+1 (アルキル側鎖は数字、代表するときはRとする。)
-On :-OCnH2n+1
-ndm :-(CnH2n+1-CH=CH-(CH2)m-1)
ndm- :CnH2n+1-CH=CH-(CH2)m-1-
-Od(m)n :-O(CnH2n+1-CH=CH-(CH2)m-2)
d(m)nO- :CnH2n+1-CH=CH-(CH2)m-2O-
連結基
-VO- :-COO- T- :-C≡C- -2- :-CH2CH2-
置換基
-CN :-C≡N -F :-F

Ph :1,4-フェニレン基 Ph1:3-フルオロ-1,4-フェニレン基
Ph2:3,5-ジフルオロ-1,4-フェニレン基
Ma :ピリミジン-2,5-ジイル基 Cy :1,4-シクロヘキシレン基
(実施例1、比較例1)
以下に示すネマチック液晶組成物(LC1)を調製し、その物性値を測定し、その結果を表1に示す。
Figure 2005154745
得られた液晶組成物LC1は、高い比抵抗値を示している。次に、上述のネマチック液晶組成物LC1に、フラーレン化合物であるC60を含有した電荷移動錯体を加えた液晶組成物(LC2、3、4)を実施例(1−1)、(1−2)及び(1−3)として調製した。また、比較のために、ネマチック液晶組成物LC1に非イオン性界面活性剤であるテトラエチレングリコールジメチルエーテル(TEG)
Figure 2005154745
を加えた液晶組成物(LC5、6)を比較例(1−1)及び(1−2)として調製した。それらの比抵抗値ならびに6.0μmのTNセルに注入したときの帯電特性を測定し、その結果を表2に示す。
Figure 2005154745
ネマチック液晶組成物LC2、LC3は、液晶組成物LC1と比較し帯電時間を大幅に短縮することができた。それに対し、テトラエチレングリコールジメチルエーテルを加えた場合は、実施例1同様の帯電時間を短縮する効果は認められるが、C60含有電荷移動錯体の添加時ほどではなく、更には添加量によって帯電時間の短縮効果も大きく異なる。
さらに、以下に示すネマチック液晶組成物(LC7)を調整し、実施例1と同様の物性測定をおこない、C60を含有した電荷移動錯体を加えた液晶組成物を調製した。
Figure 2005154745
実施例1と同様の帯電時間を短縮する効果が認められることが確認された。
本願発明の電気光学素子の構造の一例
符号の説明
1 偏光板
2 基板
3 透明電極もしくはアクティブ素子を伴う透明電極
4 配向膜
5 液晶



Claims (9)

  1. 電荷移動錯体を1種以上含有し、比抵抗値が1.0×1010Ωcm以上、 1.0×1013Ωcm以下であることを特徴とするネマチック液晶組成物。
  2. 電荷移動錯体が炭素原子数20から200個のフラーレン化合物又はフラーレン化合物の誘導体である請求項1記載のネマチック液晶組成物。
  3. 一般式(I)
    Figure 2005154745
    (式中、Rは、水素原子、炭素数1から12のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1から12のアルキル基、炭素数2から12のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2から12のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH基はそれぞれ独立的にO原子が相互に直接結合しないものとして酸素原子、硫黄原子、−CO−、−COO−、−OCO−又は−OCO−O−により置き換えられてもよく、
    及びAはそれぞれ独立的に、トランス−1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH基又は隣接していない2個のCH基は酸素原子又は硫黄原子に置換されても良い。)、1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個又は2個以上のCH基は窒素原子に置換されても良い。)、1,4−シクロヘキセニレン基、1,4−ビシクロ[2.2.2]オクチレン基、ピペリジン−1,4−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基を表し、これらの基中に存在する水素原子は−CN又はハロゲンで置換されていても良く、
    s及びtはそれぞれ独立的に、0、1又は2を表すが、s及びtの和は3以下であり、
    及びZはそれ独立して、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−CFCF−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−OCH(CH)−、−CH(CH)O−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−COS−、−SCO−又は単結合を表し、
    及びLはそれぞれ独立的に、−H、−F又は−Clを表し、Lは、−F、−Cl、−CN、−CF、−OCHF、−OCHF、−OCF又は−CHCFを表し、A、A、Z及びZが複数存在する場合は、それらは同一でもよく異なっていてもよい。)
    で表される化合物を1種以上を含有し、
    一般式(II)
    Figure 2005154745
    (式中、R及びRは、それぞれ独立的に一般式(I)におけるRと同じ意味を表し、B、B及びBはそれぞれ独立的に、トランス−1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH基又は隣接していない2個のCH基は酸素原子又は硫黄原子に置換されても良い。)、1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個又は2個以上のCH基は窒素原子に置換されても良い。)、1,4−シクロヘキセニレン基、1,4−ビシクロ[2.2.2]オクチレン基、ピペリジン−1,4−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基を表し、これらの基中に存在する水素原子はメチル基、−CN又はハロゲンで置換されていても良く、
    u、v及びwはそれぞれ独立的に、0又は1を表し、
    、Z及びZはそれぞれ独立的に、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)CH(CH)−、−CFCF−、−CF=CF−、−CHO−、−OCH−、−OCH(CH)−、−CH(CH)O−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−COS−、−SCO−、−CH=N−N=CH−又は単結合を表す。)で表される化合物を、1種以上含有する請求項1又は2記載のネマチック液晶組成物。
  4. 一般式(I-1)、一般式(I-2)、一般式(I-3)、一般式(I-4)、一般式(I-5)、一般式(I-6)、一般式(I-7)及び一般式(I-8)
    Figure 2005154745
    (式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数2〜12のアルケニル基又は炭素数2〜12のアルケニルオキシ基を表し、X及びXはそれぞれ独立的に水素原子又はフッ素原子を表し、L及びLはそれぞれ独立的に−H又は−Fを表し、Lは−F、−CN、−CF、−OCHF、−OCHF、−OCF、−CHCFを表す。)で表される化合物からなる群から選ばれる化合物を1種以上を含有する請求項3記載のネマチック液晶組成物。
  5. 一般式(II-1)、一般式(II-2)、一般式(II-3)、一般式(II-4)、一般式(II-5)、一般式(II-6) 、一般式(II-7)及び一般式(II-8)
    Figure 2005154745
    (式中、R及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数2〜12のアルケニル基、炭素数2〜12のアルケニルオキシ基、ハロゲンにより置換された炭素数1〜12のアルキル基、ハロゲンにより置換された炭素数1〜12のアルコキシ基、ハロゲンにより置換された炭素数2〜12のアルケニル基又はハロゲンにより置換された炭素数2〜12のアルケニルオキシ基、を表し、Y、Y、Y及びYはそれぞれ独立的に−H、−F又はメチル基を表し、Zは−CHCH−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、又は単結合を表し、Zは−C≡C−、−COO−、−OCO−又は−CH=N−N=CH−を表す。)で表される化合物からなる群から選ばれる化合物を1種以上を含有する請求項4記載のネマチック液晶組成物。
  6. 電荷移動錯体の含有率が0.001〜10質量%の範囲である請求項1から5の何れかに記載のネマチック液晶組成物。
  7. 誘電率異方性(Δε)が1以上20以下の範囲である請求項1から6の何れかに記載のネマチック液晶組成物。
  8. 屈折率異方性(Δn)が0.06以上0.15以下の範囲である請求項1から7の何れかに記載のネマチック液晶組成物。
  9. 請求項1から8の何れかに記載の液晶組成物を用いることを特徴とする液晶表示素子。
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