JP2005153651A - タイヤバルブホルダ及び車両用ホイール - Google Patents
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Abstract
【課題】 タイヤバルブの損傷防止が図れ、取扱いやメンテナンスも容易なタイヤバルブホルダ及び車両用ホイールを提供する。
【解決手段】 車両のハブに締結されるホイールディスク2と、ホイールディスク2の外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、前記タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、ホイールディスク2の軸心に形成されるバルブホルダ装着孔21と、バルブホルダ装着孔21と前記環状壁を連通する連通路22とを備える車両用ホイール1のバルブホルダ装着孔21に嵌入されるタイヤバルブホルダ5であって、その外表面51aに開口し、連通孔22に連通する連通孔52aと、バルブコア62とバルブコア62が内挿されるバルブボディ61から構成されるタイヤバルブ6とを有し、タイヤバルブ6は、その先端部61aが外表面51aから突出しないように連通孔52a内に固定されているように構成した。
【選択図】 図7
【解決手段】 車両のハブに締結されるホイールディスク2と、ホイールディスク2の外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、前記タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、ホイールディスク2の軸心に形成されるバルブホルダ装着孔21と、バルブホルダ装着孔21と前記環状壁を連通する連通路22とを備える車両用ホイール1のバルブホルダ装着孔21に嵌入されるタイヤバルブホルダ5であって、その外表面51aに開口し、連通孔22に連通する連通孔52aと、バルブコア62とバルブコア62が内挿されるバルブボディ61から構成されるタイヤバルブ6とを有し、タイヤバルブ6は、その先端部61aが外表面51aから突出しないように連通孔52a内に固定されているように構成した。
【選択図】 図7
Description
本発明は、ホイールディスクの軸心に取り付けられるタイヤバルブホルダ及びこのタイヤバルブホルダが取り付けられた車両用ホイールに関する。
車両用ホイールは、ハブに取り付けられるホイールディスクと、タイヤが装着されるリムとから構成されている。リムは、チューブレスタイヤとともに空気室を形成する環状壁と、この環状壁に貫通してタイヤバルブの取り付けに供される連通孔とを有している。タイヤバルブは、その先端が斜め内向きに装着されている。
特開2003−312223号公報(請求項1、段落0009、図2)
しかしながら、前記したホイールでは、タイヤバルブが斜め向きにリムに装着されているため、外向きに突出した部分が、飛び石等の外部からの衝突物により破損しやすいという問題点があった。また、エアの充填作業時は、タイヤバルブが斜めに設置されている上、ホイールの回転位置に応じてタイヤバルブが上方や側方等に位置することになるため、フェンダの形状等によってはエアチャージャのノズルを接続しづらく、タイヤバルブに押し付けることが困難となる。さらに、積雪時にタイヤバルブが下方に位置した状態で駐車した場合、先端が上方を向いたタイヤバルブ内に侵入した雪が氷結し、エアの充填が行えなくなることがあった。
そして、タイヤバルブは、タイヤバルブがリムの環状壁から外周側に突出していると、タイヤ脱着作業時にタイヤのビード部が衝突して破損するおそれがあった。
一方、走行時は、タイヤバルブが回転中心から離れた位置にあるため、タイヤバルブの重量で回転バランスが悪化したり、タイヤバルブに遠心力が働くため、ホイールの取付部近傍に応力がかかり、疲労するという問題点があった。
そして、タイヤバルブは、タイヤバルブがリムの環状壁から外周側に突出していると、タイヤ脱着作業時にタイヤのビード部が衝突して破損するおそれがあった。
一方、走行時は、タイヤバルブが回転中心から離れた位置にあるため、タイヤバルブの重量で回転バランスが悪化したり、タイヤバルブに遠心力が働くため、ホイールの取付部近傍に応力がかかり、疲労するという問題点があった。
本発明では、このような背景に鑑みてなされたもので、タイヤバルブの損傷防止が図れ、取扱いやメンテナンスも容易なタイヤバルブホルダ及び車両用ホイールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両のハブに締結されるホイールディスクと、当該ホイールディスクの外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、当該タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、前記ホイールディスクの軸心に形成されるバルブホルダ装着孔と、前記バルブホルダ装着孔と前記環状壁を連通する連通路とを備える車両用ホイールの前記バルブホルダ装着孔に嵌入されるタイヤバルブホルダであって、その外表面に開口し、前記連通路に連通する連通孔と、バルブコアと前記バルブコアが内挿されるバルブボディとから構成されるタイヤバルブとを有し、前記タイヤバルブは、その先端が前記外表面から突出しないように前記連通孔内に固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載のタイヤバルブホルダによれば、タイヤバルブは、その先端が外表面から突出しないように連通孔内に固定されているので、外部からの衝突物による衝撃を受けることがなく、破損を防止することができる。また、タイヤバルブが突起していないことから、ホイールのメンテナンス時等、作業者等の手を傷つけたり邪魔になったりすることがない。
また、請求項2に記載の発明は、車両のハブに締結されるホイールディスクと、当該ホイールディスクの外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、当該タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、前記ホイールディスクの軸心に形成されるバルブホルダ装着孔と、前記バルブホルダ装着孔と前記環状壁を連通する連通路と、前記バルブホルダ装着孔に嵌入されるタイヤバルブホルダとを備える車両用ホイールであって、前記タイヤバルブホルダは、その外表面に開口し、前記連通路に連通する連通孔と、バルブコアと前記バルブコアが内挿されるバルブボディとから構成されるタイヤバルブとを有し、前記バルブボディの先端が前記外表面から突出しないように前記連通孔内に固定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の車両用ホイールによれば、タイヤバルブホルダにおいて、タイヤバルブは、その先端がその外表面から突出しないように連通孔内に固定されているので、外部からの衝突物による衝撃を受けることがなく、破損を防止することができる。また、タイヤバルブが突起していないことから、ホイールのメンテナンス時等、作業者等の手を傷つけたり邪魔になったりすることがない。さらに、タイヤバルブホルダがホイールの中心部にあるため、ホイールの回転位置に拘わらずエア充填作業等を容易に行うことが可能になると共に、回転方向での重量バランスが確保しやすくなる。そして、タイヤバルブホルダが回転中心に位置するため、遠心力が働かず、タイヤバルブ及びその取付部近傍の疲労を抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、車両のハブに締結されるホイールディスクと、当該ホイールディスクの外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、当該タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、前記ホイールディスクの軸心と前記環状壁とを連通する連通路と、前記ホイールディスクの軸心に形成され、前記連通路に連通するバルブホルダ装着孔と、前記バルブホルダ装着孔に嵌入されるタイヤバルブホルダとを備える車両用ホイールであって、前記タイヤバルブホルダは、その外表面に開口し、前記連通路に連通する連通孔と、バルブコアと前記バルブコアが内挿されるバルブボディとから構成されるタイヤバルブとを有し、前記タイヤバルブは、その先端が前記ホイールディスクの外側表面から突出しないように前記連通孔内に固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の車両用ホイールによれば、タイヤバルブホルダにおいて、タイヤバルブは、その先端がホイールディスクの外側表面から突出しないので、外部からの衝突物による衝撃を受けるおそれも少なく、破損を防止することができる。また、タイヤバルブホルダがホイールの中心部にあるため、ホイールの回転位置に拘わらずエア充填作業等を容易に行うことができると共に、回転方向での重量バランスが確保しやすくなる。そして、タイヤバルブホルダが回転中心に位置するため、遠心力が働かず、タイヤバルブ及びその取付部近傍の疲労を抑えることができる。
なお、「ホイールディスクの外側表面から突出しない」とは、バルブボディの先端が、ホイールディスクの最も外側に位置する面から突出しない状態であればよく、タイヤバルブホルダの外表面より少し突出するものであってもよい。
なお、「ホイールディスクの外側表面から突出しない」とは、バルブボディの先端が、ホイールディスクの最も外側に位置する面から突出しない状態であればよく、タイヤバルブホルダの外表面より少し突出するものであってもよい。
本発明に係るタイヤバルブホルダによれば、タイヤバルブがタイヤバルブホルダの外表面から突出しないため、タイヤバルブの破損を防止し、メンテナンス等を容易にすることができる。
本発明に係る車両用ホイールによれば、タイヤバルブがタイヤバルブホルダの外表面又はホイールディスクの外側表面から突出しないため、タイヤバルブの破損を防止し、メンテナンス等を容易にすることができる。また、タイヤバルブホルダがホイールの中心部にあるため、エア充填作業等を容易にすることができる。
本発明に係る車両用ホイールによれば、タイヤバルブがタイヤバルブホルダの外表面又はホイールディスクの外側表面から突出しないため、タイヤバルブの破損を防止し、メンテナンス等を容易にすることができる。また、タイヤバルブホルダがホイールの中心部にあるため、エア充填作業等を容易にすることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るタイヤバルブホルダを装着した車両用ホイールの斜視図であり、図2は、タイヤバルブホルダをホイールディスクに嵌入する前の状態を示す斜視図である。また、図3は、図1に示す車両用ホイールのA−A線断面図である。また、図4は、図3に示す車両用ホイールのB部分の拡大断面図である。
図1に示す車両用ホイール1は、アルミニウム合金を素材とするダイキャスト成形品であり、図示しない車両のハブに取り付けられるホイールディスク2と、ホイールディスク2の外周側に設けられてタイヤ3が装着されるリム4と、ホイールディスク2の軸心に取り付けられるタイヤバルブホルダ5とからなる(図2、3参照)。
図3に示すように、リム4には、タイヤ3のビード部31が嵌着されており、リム4の外周側にはタイヤ3とともに空気室32を形成する環状壁41が形成されている。
また、図2に示すように、ホイールディスク2の外面側における軸心にはバルブホルダ装着孔21が形成されている。バルブホルダ装着孔21には、後記するタイヤバルブホルダ5が嵌入されるので、バルブホルダ装着孔21は、タイヤバルブホルダ5の形状に合致するように形成され、また、タイヤバルブホルダ5の中径部52に対向する面には、環状溝21a(図4参照)が形成され、後記するホイールディスク2の連通路22に連通する。
また、図2に示すように、ホイールディスク2の外面側における軸心にはバルブホルダ装着孔21が形成されている。バルブホルダ装着孔21には、後記するタイヤバルブホルダ5が嵌入されるので、バルブホルダ装着孔21は、タイヤバルブホルダ5の形状に合致するように形成され、また、タイヤバルブホルダ5の中径部52に対向する面には、環状溝21a(図4参照)が形成され、後記するホイールディスク2の連通路22に連通する。
そして、図2及び図3に示すように、ホイールディスク2内には、空気を導入し、かつ、重量を軽減するために中空にされた連通路22が形成されており、リム4の環状壁41とホイールディスク2側のバルブホルダ装着孔21とを連通する。バルブホルダ装着孔21をホイールディスク2の軸心に形成することで、エアの充填作業、空気圧測定等を容易に行えるようになるとともに、ホイールの回転バランスも向上させることができる。
バルブホルダ装着孔21には、タイヤバルブ6を内設するタイヤバルブホルダ5が圧入されている。
タイヤバルブホルダ5は、ABS樹脂や変性PPE樹脂等を素材とする射出成形品であり、図4に示すように、円筒状の大径部51と、中径部52と、小径部53とを有して、つまり、外周壁が段付き形状となるように形成されている。大径部51の厚みは小さく形成され、タイヤバルブホルダ5は、大径部51が車両外側、小径部53が車両内側を向くようにバルブホルダ装着孔21に圧入されると、大径部51の外表面51aは、ホイールディスクの外側表面2aより内側に位置する。
そして、大径部51から中径部52までは、テーパ状のシール面54が形成され、中径部52から小径部53までも同様にしてテーパ状のシール面55が形成される。シール面54,55にはシール材S1,S2が配置され、タイヤバルブホルダ5とホイールディスク2間をほぼ密封する。シール材S1,S2としては、例えば、シリコーンゴムやシリコーングリス等の樹脂シール、金属シール、オイルシール、又は紙等からなるガスケット材等を適用することができる。
タイヤバルブホルダ5は、ABS樹脂や変性PPE樹脂等を素材とする射出成形品であり、図4に示すように、円筒状の大径部51と、中径部52と、小径部53とを有して、つまり、外周壁が段付き形状となるように形成されている。大径部51の厚みは小さく形成され、タイヤバルブホルダ5は、大径部51が車両外側、小径部53が車両内側を向くようにバルブホルダ装着孔21に圧入されると、大径部51の外表面51aは、ホイールディスクの外側表面2aより内側に位置する。
そして、大径部51から中径部52までは、テーパ状のシール面54が形成され、中径部52から小径部53までも同様にしてテーパ状のシール面55が形成される。シール面54,55にはシール材S1,S2が配置され、タイヤバルブホルダ5とホイールディスク2間をほぼ密封する。シール材S1,S2としては、例えば、シリコーンゴムやシリコーングリス等の樹脂シール、金属シール、オイルシール、又は紙等からなるガスケット材等を適用することができる。
大径部51の外表面51aの軸心には、中径部52の外周壁に連通する連通孔52aが開口している。そして、連通孔52aの外表面51a側には、タイヤバルブ6が内設されている。バルブホルダ装着孔21にタイヤバルブホルダ5が嵌入されると、この連通孔52aは、環状溝21aを介して、連通路22に連通するようになっている。本実施形態では、このような構成を採ったことにより、タイヤバルブホルダ5をバルブホルダ装着孔21に圧入する際に角度合わせを行わなくとも、連通路22と連通孔52aとの連通が確保される。なお、連通孔52aは複数本設ける構成であってもよいが、環状溝21aを設けるため、最低1本の連通孔52aがあれば連通路22との連通が確保される。
図4に示すように、タイヤバルブ6は、シリンダ状のバルブボディ61と、バルブボディ61の軸方向に内挿されるバルブコア62とからなり、バルブボディ61には、合成樹脂製のバルブカバー63が装着され、このバルブカバー63によりバルブコア62が覆われている。
バルブボディ61の先端部61aには、バルブカバー63を装着するために、バルブカバー63の雌ねじに螺合する雄ネジが切られている。そして、バルブボディ61は、その先端部(先端)61aが、大径部51の外表面51aから少し突出して、かつ、ホイールディスク2の外側表面2aから突出しない範囲にあるように、連通孔52a内に固定されている。このように先端部61aを外表面51aから少し突出させていることで、バルブカバー63の脱着を容易にすることができる。また、先端部61aがホイールディスク2の外側表面2aから突出しない範囲にあることで、外部からの衝突物による破損を防止できる。さらに、ホイールキャップを被せる場合も干渉することがない。なお、バルブボディ61はねじ込み式、又は、圧入式等種々の固定手段によって連通孔52a内に固定される。
バルブボディ61の先端部61aには、バルブカバー63を装着するために、バルブカバー63の雌ねじに螺合する雄ネジが切られている。そして、バルブボディ61は、その先端部(先端)61aが、大径部51の外表面51aから少し突出して、かつ、ホイールディスク2の外側表面2aから突出しない範囲にあるように、連通孔52a内に固定されている。このように先端部61aを外表面51aから少し突出させていることで、バルブカバー63の脱着を容易にすることができる。また、先端部61aがホイールディスク2の外側表面2aから突出しない範囲にあることで、外部からの衝突物による破損を防止できる。さらに、ホイールキャップを被せる場合も干渉することがない。なお、バルブボディ61はねじ込み式、又は、圧入式等種々の固定手段によって連通孔52a内に固定される。
図5は、タイヤバルブの使用状態を説明する図である。
図5に示すように、バルブコア62は、円筒状の本体部62aと、本体部62aの先端側に設けられる弁座62bと、本体部62a内を軸方向に摺動する軸62cと、軸62cの先端側に設けられる弁部62dと、通常時は、弁部62dが弁座62bに密接するように軸62cを付勢する図示しないスプリングを備える。バルブコア62は、バルブボディ61内に螺入されて内挿される。本体部62aの外周にはシール材S3が貼着又は塗布されており、バルブボディ61との間で気密を確保している。また、弁部62dと弁座62bには互いに面接触するようにシール材が配置されている。なお、バルブコア62は、単独でバルブボディ61から取り外すことができる。従って、シール材S3が経年劣化した場合等、従来のようなタイヤ3の取り外し作業をすることなく装着した状態で、バルブコア62のみを容易に交換することができる。バルブコア62をJIS規格適合品にすれば、汎用性も向上させることができる。
図5に示すように、バルブコア62は、円筒状の本体部62aと、本体部62aの先端側に設けられる弁座62bと、本体部62a内を軸方向に摺動する軸62cと、軸62cの先端側に設けられる弁部62dと、通常時は、弁部62dが弁座62bに密接するように軸62cを付勢する図示しないスプリングを備える。バルブコア62は、バルブボディ61内に螺入されて内挿される。本体部62aの外周にはシール材S3が貼着又は塗布されており、バルブボディ61との間で気密を確保している。また、弁部62dと弁座62bには互いに面接触するようにシール材が配置されている。なお、バルブコア62は、単独でバルブボディ61から取り外すことができる。従って、シール材S3が経年劣化した場合等、従来のようなタイヤ3の取り外し作業をすることなく装着した状態で、バルブコア62のみを容易に交換することができる。バルブコア62をJIS規格適合品にすれば、汎用性も向上させることができる。
図5(a)に示すように、通常時は、バルブボディ61内のバルブコア62は、図示しないスプリングによって弁部62dと弁座62bが密着していることで、バルブボディ61内の空気通路を遮断しているが、図5(b)に示すように、スプリングの付勢力に抗してバルブコア62の軸62cを押下して、弁部62dと弁座62bを離間させることで、空気通路を開放し、空気室32(図3参照)内にエアを充填することができる。
図6は、本実施形態に係る車両用ホイールが取り付けられたストラット型のサスペンションの正面図である。
サスペンション100は、ハブ101を回転自在に支持するステアリングナックル102と、図示しない車体にステアリングナックル102を連結するストラット(ダンパ)103と、ストラット103の上部に外嵌した緩衝用のコイルスプリング104等から構成されている。車両用ホイール1は、スタッドボルト105とホイールナット106とにより、ハブ101に取り付けられている。図6中で符号107はドライブシャフトを示し、符号108はブレーキディスクを示し、符号109はステアリング装置のタイロッドを示している。
サスペンション100は、ハブ101を回転自在に支持するステアリングナックル102と、図示しない車体にステアリングナックル102を連結するストラット(ダンパ)103と、ストラット103の上部に外嵌した緩衝用のコイルスプリング104等から構成されている。車両用ホイール1は、スタッドボルト105とホイールナット106とにより、ハブ101に取り付けられている。図6中で符号107はドライブシャフトを示し、符号108はブレーキディスクを示し、符号109はステアリング装置のタイロッドを示している。
エア充填時には、作業者は、図6に示すように、バルブカバー63を外したタイヤバルブ6にエアチャージャ125のノズル126を押し付け、タイヤ空気圧が所定の値(例えば、200KPa)となるようにエアを充填する。この際、タイヤバルブホルダ5は、ホイールディスク2の軸心(すなわち、車両用ホイール1の軸心)に装着されているため、車両用ホイール1の回転位置に拘わらずエア充填作業を同一の姿勢で行うことができると共に、フェンダ等によりエア充填作業が行い難くなることがない。
以上によれば、本実施の形態に係る車両用ホイール1において、以下の作用効果を得ることができる。
バルブボディ61の先端部61aがホイールディスク2の外側表面2aから突出しないので、外部からの衝突物による衝撃を受けるおそれも少なく、破損を防止することができる。特に、ホイールアッセンブリ作業中においても、タイヤバルブ6の破損を防止することができる。
バルブボディ61の先端部61aがホイールディスク2の外側表面2aから突出しないので、外部からの衝突物による衝撃を受けるおそれも少なく、破損を防止することができる。特に、ホイールアッセンブリ作業中においても、タイヤバルブ6の破損を防止することができる。
また、タイヤバルブホルダ5がホイールディスク2の軸心に取り付けられているため、ホイールディスク2に対するタイヤバルブ6の位置は、車両用ホイール1の回転により変化せず常に軸心にあり、容易にエアを充填できる。さらに、車両用ホイール1の回転位置に拘わらず、タイヤバルブホルダ5がホイールディスク2の軸心に常に位置することから、タイヤバルブ6内に水、氷、雪等が浸入するおそれがなくなり、タイヤバルブ6の耐久性、信頼性が向上する。
そして、タイヤバルブホルダ5はホイールディスク2の軸心に取り付けられているため、車両用ホイール1の回転バランスも良好である。さらに、タイヤバルブ6が回転中心に位置するため、タイヤバルブ6には遠心力が働かず、タイヤバルブ6及びその取付部近傍の疲労を抑え、タイヤバルブ6等の寿命を長くすることができる。
そして、タイヤバルブホルダ5はホイールディスク2の軸心に取り付けられているため、車両用ホイール1の回転バランスも良好である。さらに、タイヤバルブ6が回転中心に位置するため、タイヤバルブ6には遠心力が働かず、タイヤバルブ6及びその取付部近傍の疲労を抑え、タイヤバルブ6等の寿命を長くすることができる。
そして、本実施の形態は以下のように実施することもできる。
図7は、他の実施の形態に係るタイヤバルブホルダの拡大断面図である。
前記した実施の形態では、タイヤバルブホルダ5の大径部51内からバルブボディ61の先端部61aが少し突出するように構成したが、例えば、図7に示すように、バルブボディ61の全体が、大径部51の外表面51aから突出しないように、連通孔52a内に固定されるように構成してもよい。このように、タイヤバルブホルダ5の外表面51aからタイヤバルブ6が突出しないことで、飛び石等がタイヤバルブ6自体に衝突することもなく、タイヤバルブ6が破損することを確実に防止できる。また、車両用ホイール1のメンテナンス時においても、タイヤバルブ6が突起しないので、作業者等の手を傷つけたり邪魔になることもない。
図7は、他の実施の形態に係るタイヤバルブホルダの拡大断面図である。
前記した実施の形態では、タイヤバルブホルダ5の大径部51内からバルブボディ61の先端部61aが少し突出するように構成したが、例えば、図7に示すように、バルブボディ61の全体が、大径部51の外表面51aから突出しないように、連通孔52a内に固定されるように構成してもよい。このように、タイヤバルブホルダ5の外表面51aからタイヤバルブ6が突出しないことで、飛び石等がタイヤバルブ6自体に衝突することもなく、タイヤバルブ6が破損することを確実に防止できる。また、車両用ホイール1のメンテナンス時においても、タイヤバルブ6が突起しないので、作業者等の手を傷つけたり邪魔になることもない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。
本実施形態では、タイヤバルブホルダ5はタイヤバルブ6を有するものとしたが、空気圧センサ一体型又は分離型のタイヤバルブを保持するものであってもよい。空気圧センサ一体型のタイヤバルブを内設したり、又は、本実施形態に係るタイヤバルブ6に空気圧センサを取り付けることで、従来のようにタイヤ3の脱着時にビード部が空気圧センサに衝突することはなく、タイヤ3の交換作業等に無用な注意を払う必要がなくなる。また、空気圧センサが回転中心に位置することで、回転バランスを向上させることができるとともに、空気圧センサに作用する遠心力や衝撃力を抑えることができ、空気圧センサの損傷も抑えることができる。
本実施形態では、タイヤバルブホルダ5の外周壁を段付き形状に形成したが、外周壁はどのような形状であってもよく、例えば、円筒状に形成したものであってもよい。
本実施形態では、タイヤバルブホルダ5はタイヤバルブ6を有するものとしたが、空気圧センサ一体型又は分離型のタイヤバルブを保持するものであってもよい。空気圧センサ一体型のタイヤバルブを内設したり、又は、本実施形態に係るタイヤバルブ6に空気圧センサを取り付けることで、従来のようにタイヤ3の脱着時にビード部が空気圧センサに衝突することはなく、タイヤ3の交換作業等に無用な注意を払う必要がなくなる。また、空気圧センサが回転中心に位置することで、回転バランスを向上させることができるとともに、空気圧センサに作用する遠心力や衝撃力を抑えることができ、空気圧センサの損傷も抑えることができる。
本実施形態では、タイヤバルブホルダ5の外周壁を段付き形状に形成したが、外周壁はどのような形状であってもよく、例えば、円筒状に形成したものであってもよい。
1 車両用ホイール
2 ホイールディスク
3 タイヤ
4 リム
5 タイヤバルブホルダ
6 タイヤバルブ
21 バルブホルダ装着孔
22 連通路
31 ビード部
32 空気室
41 環状壁
51 大径部
52 中径部
52a 連通孔
53 小径部
54 シール面
55 シール面
61 バルブボディ
61a 先端部
62 バルブコア
62a 本体部
62b 弁座
62c 軸
62d 弁部
62e スプリング
63 バルブカバー
S1,S2,S3 シール材
2 ホイールディスク
3 タイヤ
4 リム
5 タイヤバルブホルダ
6 タイヤバルブ
21 バルブホルダ装着孔
22 連通路
31 ビード部
32 空気室
41 環状壁
51 大径部
52 中径部
52a 連通孔
53 小径部
54 シール面
55 シール面
61 バルブボディ
61a 先端部
62 バルブコア
62a 本体部
62b 弁座
62c 軸
62d 弁部
62e スプリング
63 バルブカバー
S1,S2,S3 シール材
Claims (3)
- 車両のハブに締結されるホイールディスクと、当該ホイールディスクの外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、当該タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、前記ホイールディスクの軸心に形成されるバルブホルダ装着孔と、前記バルブホルダ装着孔と前記環状壁を連通する連通路とを備える車両用ホイールの前記バルブホルダ装着孔に嵌入されるタイヤバルブホルダであって、
その外表面に開口し、前記連通路に連通する連通孔と、
バルブコアと前記バルブコアが内挿されるバルブボディから構成されるタイヤバルブとを有し、
前記タイヤバルブは、その先端が前記外表面から突出しないように前記連通孔内に固定されていることを特徴とするタイヤバルブホルダ。 - 車両のハブに取り付けられるホイールディスクと、
当該ホイールディスクの外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、当該タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、
前記ホイールディスクの軸心に形成されるバルブホルダ装着孔と、
前記バルブホルダ装着孔と前記環状壁を連通する連通路と、
前記バルブホルダ装着孔に嵌入されるタイヤバルブホルダと
を備える車両用ホイールであって、
前記タイヤバルブホルダは、
その外表面に開口し、前記連通路に連通する連通孔と、
バルブコアと前記バルブコアが内挿されるバルブボディとから構成されるタイヤバルブとを有し、
前記タイヤバルブは、その先端が前記外表面から突出しないように前記連通孔内に固定されていることを特徴とする車両用ホイール。 - 車両のハブに締結されるホイールディスクと、
当該ホイールディスクの外周側に設けられ、タイヤが装着されると共に、当該タイヤとともに空気室を形成する環状壁を有するリムと、
前記ホイールディスクの軸心と前記環状壁とを連通する連通路と、
前記ホイールディスクの軸心に形成され、前記連通路に連通するバルブホルダ装着孔と、
前記バルブホルダ装着孔に嵌入されるタイヤバルブホルダと
を備える車両用ホイールであって、
前記タイヤバルブホルダは、
その外表面に開口し、前記連通路に連通する連通孔と、
バルブコアと前記バルブコアが内挿されるバルブボディとから構成されるタイヤバルブとを有し、
前記タイヤバルブは、その先端が前記ホイールディスクの外側表面から突出しないように前記連通孔内に固定されていることを特徴とする車両用ホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003393508A JP2005153651A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | タイヤバルブホルダ及び車両用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003393508A JP2005153651A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | タイヤバルブホルダ及び車両用ホイール |
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JP2005153651A true JP2005153651A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34719851
Family Applications (1)
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JP2003393508A Pending JP2005153651A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | タイヤバルブホルダ及び車両用ホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005153651A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8453692B2 (en) * | 2007-02-06 | 2013-06-04 | M. Mohsen Saadat | Vehicle rim comprising a central valve |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003393508A patent/JP2005153651A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8453692B2 (en) * | 2007-02-06 | 2013-06-04 | M. Mohsen Saadat | Vehicle rim comprising a central valve |
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