JP2005153282A - 画像処理装置、画像処理方法ならびに記憶媒体、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法ならびに記憶媒体、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像取得装置の機種および画像出力装置の機種に左右されることなく、ユーザの好みの階調特性の画像を出力する。
【解決手段】 画像取得装置により取得された画像を処理し、画像出力装置に出力する画像処理装置であって、所定の色票を測色して得られた測色情報と、前記色票を前記画像取得装置により取得された色票画像情報と、前記色票画像情報を前記画像出力装置により出力した結果を測色して得られた出力測色情報とを入力する手段(301〜303)と、前記測色情報と前記色票画像情報と前記出力測色情報とに基づいて、前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性とを算出する手段(304〜306)と、前記画像取得装置により取得される画像をユーザ所望の階調で前記画像出力装置に出力するための目標階調特性を設定する手段(308)と、前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性と前記目標階調特性とに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像を補正する手段とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明はデジタルカメラやスキャナ等のいわゆる画像取得装置で取得されたデジタル画像に対して階調変換処理を施し、プリンタやモニタ等の各種画像出力装置に出力するための画像処理方法、装置および画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムならびに該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
デジタルカメラで撮影された画像をプリンタにより出力するに場合において、デジタルカメラやプリンタの種別に左右されることなく、ユーザの好みに応じた高品位な画質が得られることが期待されている。しかしながら、デジタルカメラにより撮影されプリンタにより出力された画像は、デジタルカメラ及びプリンタそれぞれのメーカや機種によって異なる色処理が施されているのが一般的である。そこで、例えば特開2001−312720号公報では、デジタルカメラの種別に応じた階調特性や色特性を吸収してプリントすることが可能な画像処理装置が提案されている。
特開2001−312720号公報
しかしながら、上記方法(特開2001−312720号公報)は、デジタルカメラの機種に応じた階調特性や色特性を吸収するのみであり、プリンタの機種に応じた階調特性や色特性を吸収することはできない。
また、取得されたデジタルカメラの機種情報等に基づいて色補正処理を行なうため、同一機種間での機差を吸収できず、また、デジタルカメラの機種ごとに色補正特性を保持しておく必要があるため、使用メモリが増大するという問題もある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、画像取得装置により取得された画像を画像出力装置に出力するにあたり、画像取得装置の機種および画像出力装置の機種に左右されることなく、ユーザの好みの階調特性の画像を出力することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像取得装置により取得された画像を処理し、画像出力装置に出力する画像処理装置であって、
所定の色票を測色して得られた測色情報と、前記色票を前記画像取得装置により取得された色票画像情報と、前記色票画像情報を前記画像出力装置により出力した結果を測色して得られた出力測色情報とを入力する情報入力手段と、
前記測色情報と前記色票画像情報と前記出力測色情報とに基づいて、前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性とを算出する階調特性算出手段と、
前記画像取得装置により取得される画像をユーザ所望の階調で前記画像出力装置に出力するための目標階調特性を設定する設定手段と、
前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性と前記目標階調特性とに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像を補正する補正手段とを備える。
本発明によれば、画像取得装置により取得された画像を画像出力装置に出力するにあたり、画像取得装置の機種および画像出力装置の機種に左右されることなく、ユーザの好みの階調特性の画像を出力することが可能となる。
[第1の実施形態]
(1)画像処理装置の構成
図1は本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
101はCPUであり、ROM102に記憶されている画像データや制御プログラム、OS(オペレーティングシステム)、アプリケーションプログラム(以下、アプリケーションという)、デバイスドライバ等に従って、RAM103、操作部104、階調補正LUT作成部105、階調補正部106、モニタ107、デジタルカメラ108、プリンタ109の各種制御を行う。
108はデジタルカメラ(撮影装置)で、そのインタフェースによって画像を入力する。109はプリンタ(印刷装置)であり、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ、ドットプリンタ等によって画像を出力する。RAM103は各種制御プログラムや操作部104から入力される各種データの作業領域及び一時待避領域である。104は操作部であり、キーボードやマウスなどを用いてデータの入力を行う。
105は階調補正LUT作成処理部であり、後述する方法により階調補正用のルックアップテーブル(以下、LUTという)を作成する。106は階調補正部であり、階調補正LUT作成部105で作成されたLUTに従って、デジタルカメラ108により入力された画像の階調を変換する。107はモニタであり、ユーザに操作を促すユーザインタフェース(以下、UIという)や、入力されたデータ等を表示する。
(2)階調補正LUT作成部105の説明
図3は、本実施形態における階調補正LUT作成部105の構成を示すブロック図である。301は出力測色ファイルを読み取り、RAM103に格納する出力測色ファイル読み取り部、302はオリジナル測色ファイルを読み取り、RAM103に格納するオリジナル測色ファイル読み取り部、303は入力測色ファイルを読み取り、RAM103に格納する入力測色ファイル読み取り部である。
304は出力測色ファイル読み取り部301、およびオリジナル測色ファイル読み取り部302において取得したファイルより、入力と出力を合わせた総合的な階調特性である入出力トータル階調特性を算出する入出力トータル階調特性算出部である。305は入力測色ファイル読み取り部301、およびオリジナル測色ファイル読み取り部302において取得したファイルより、デジタルカメラ108の階調特性である入力階調特性を算出する入力階調特性算出部である。306は入出力トータル階調特性と入力階調特性からプリンタ109の階調特性である出力階調特性を算出する出力階調特性算出部である。
また、307はユーザが設計あるいは入出力トータル階調特性算出部304にて算出した入出力トータル階調特性を評価する階調特性評価部、308は予め設定された入出力トータル階調特性の目標特性を読み込む目標特性設定部、309はユーザが設計あるいは予め目標特性として設定されている入出力トータル階調特性を実現するために、必要な階調変換テーブルを作成する補正テーブル作成部、310はユーザが設計した入出力トータル階調特性などを保存する階調特性保存部である。以下、各部における処理の詳細を説明する。
(2−1)各ファイル読み取り部301〜303の説明
図4は、出力測色ファイル、オリジナル測色ファイル、入力測色ファイルを作成する流れを示す図である。図4において、チャート#1は、階調を測定するために複数の無彩色の色票を、例えば図5に示す並び順で配置したものである。ここで図5における各色票中の数値はJIS Z 8721(三属性による色の表示方法)に基づいて記載したものである。また、説明のため、色票配列の上側と左側に、色票の位置(行と列)を示す数値を付加している。
図4において、ステップS401はチャート#1を測色するステップである。各色票の測色値はオリジナル測色ファイル#2として保存される。オリジナル測色ファイル#2の例を図6に示す。図6において、<チャート位置情報>の列はチャート#1における色票の位置(行と列)を示す数値であり、<測色値>の列はその位置に対応する色票の測色値である。なお、本実施形態において、測色値とは特に規定しない限り明度L*(CIELab表色系)をいうものとする。
ステップS402は、デジタルカメラ108にてチャート#1を撮影するステップ、ステップS403はプリンタ109を使用し、ステップS402において撮影した画像データをプリントするステップである。ステップS403にてプリントされた画像は、ステップS404にて測色され、図6で示したオリジナル測色ファイル#2と同じ形式で出力測色ファイル#3に保存される。
ステップS405は、ステップS402において撮影した画像中の各色票領域において、画像データの平均値を取得するステップである。ステップS405にて取得した各色票領域に対応する平均値は、例えば図7で示す形式で入力測色ファイル#4に保存される。図7において、<チャート位置情報>の列はチャート#1における色票の位置(行と列)を示す数値、<デジカメ出力>の列は、その位置に対応する色票領域におけるR、G、Bチャンネルごとの画像データの平均値である。
(2−2)入出力トータル階調特性算出部304の説明
上述のように、入出力トータル階調特性算出部304は出力測色ファイル読み取り部301とオリジナル測色ファイル読み取り部302において取得したファイルから、入力と出力をあわせた総合的な階調特性である入出力トータル階調特性を算出する。この入出力トータル階調特性算出部304における処理の流れを図8を用いて説明する。
図8において、ステップS801は有効パッチの判定を行うステップである。ここで有効パッチとは、図4のステップS402に示す撮影ステップにおいてチャート#1を照らす照明の照度のむらや、デジタルカメラ108におけるレンズの周辺減光、ステップS403の出力ステップにおける印刷むらなどに起因する明度むら等の影響がない色票を意味する。具体的には、まず、各色票においてN5(JIS Z 8721)の均一平面を仮定したときの明度変化量Pを式1にて求める。
Figure 2005153282
ここで、i、jは、第i行、j列目の色票を示す数値、関数Modは入力値を2で割った余りを出力する関数、PRINT[i][j]は、出力測色ファイルに記録されている第i行、j列目の色票に対する測色値、ORIGINAL[i][j]は、オリジナル測色ファイルに記録されている第i行、j列目の色票における測色値である。
次に、各色票の明度変化量Pより、明度むら指標値Iを式2にて算出する。
Figure 2005153282
もし、I[i][j]が所定の閾値よりも小さければ、その位置の色票を有効パッチと判定する。
次に、ステップS802において階調データを算出する。ステップS801にて有効パッチと判定された色票において、オリジナル測色ファイルの測色値と出力測色ファイルの測色値との対応をとり、入出力トータル階調特性を取得する。この入出力トータル階調特性の例を図9に示す。図9において、入力明度はオリジナル測色ファイルの測色値、出力明度は出力測色ファイルの測色値である。このとき、各データは入力明度が昇順になるようにソートすると同時に、入力明度の差が所定の閾値より小さいと判断されるデータについては、入力明度、出力明度においてそれらの平均をとって併合する。
ステップS803は、露出を調整するためのステップである。一般にデジタルカメラで撮影された画像をもとに、階調を設計、評価する場合おいては、デジタルカメラの露出は適正な条件に設定されていることが前提となる。しかしながら、通常、デジタルカメラは0.5段、あるいは0.3段ステップ程度の露出調整機能しか有しておらず、常に適正な条件で撮影することは困難である。ステップS803では、このような露出の差異の調整を行い、入出力トータル階調特性の評価、設計を行う上での露出を常に同じ状態にする。
露出の調整は、入出力トータル階調特性が、常にある一点(以下、露出制御点という)を通るように、入力明度(オリジナル測色ファイルの測色値に相当)に露出補正ゲインを加えることにより行う。露出制御点の座標を(Le_in,Le_out)とすると、まず、Le_outに相当する入力明度Lm_inをステップS802において求めた入出力トータル階調特性から求める。このとき、Le_outと同じ出力明度値が入出力トータル階調特性にない場合、入出力トータル階調特性を適当な補間方法により補間し、Lm_inを求める。次に、Lm_inから露出補正ゲインgを求める。露出補正ゲインgは、明度であるLm_in、Le_inを式3により輝度に変換したYm_in、Ye_inをもとに式4にて求める。
Figure 2005153282
Figure 2005153282
最後に、ステップS802において求めた入出力トータル階調特性における各データの入力明度を式3により輝度に変換し、ゲインgとの積をとった後、式5を用いて再び明度に変換する。
Figure 2005153282
(2−3)入力階調特性算出部305の説明
上述のように、305は入力階調特性算出部であり、入力測色ファイル読み取り部303、およびオリジナル測色ファイル読み取り部302において取得したファイルから、デジタルカメラの階調特性である入力階調特性を算出する。この入力階調特性算出部305における処理の流れを図10を用いて説明する。
図10において、ステップS1001はデジタルカメラの出力であるRGB値から、明度Lを計算するステップである。RGB値から明度Lへの変換は、まず、式6によりRGB値を3刺激値XYZに変換する。その後、3刺激値XYZにおけるY値を式5により明度Lに変換する。
Figure 2005153282
ここで、変換マトリクスAは色空間固有のものであり、例えば、RGB値がsRGB色空間として定義されている場合、式7で与えられる。
Figure 2005153282
以降のステップS1002〜S1004の処理では、前記入出力トータル階調特性算出部304におけるステップS801〜S803と同じ手順で入力階調特性を算出する。
(2−4)出力階調特性算出部306の説明
上述のように、306は出力階調特性算出部であり、入力階調特性算出部305、入出力トータル階調特性算出部304にてそれぞれ算出した入力階調特性、入出力トータル階調特性から、プリンタ109の階調特性である出力階調特性を算出する。
図11は出力階調特性取得部306における処理の流れを示す図であり、図12は出力階調特性取得方法を説明するための図である。図12において、領域4は入出力トータル階調特性算出部304で求めた入出力トータル階調特性、領域1は入力階調特性算出部305で求めたデジタルカメラによる入力階調特性、領域3はここで算出するプリンタによる出力階調特性をそれぞれ示す領域である。また、領域2は階調を変換する場合に使用する変換特性を示す領域であるが、ここでは階調の変換は行わないため、無変換と等価である傾き1の直線を破線で示した。また、入出力トータル階調特性はルックアップテーブルLUT_TOTALに、入力階調特性はルックアップテーブルLUT_DSCにそれぞれ図9に示した形式で格納されているものとする。
まず、図11のステップS1101において、式8に示すように、プリンタの入力値(=デジタルカメラの出力値)Lout_dscからデジタルカメラの入力値(=入出力トータル階調特性の入力値)Lin_dscを求める(図12中(i)の矢印)。
Figure 2005153282
ここで、式8におけるLUT_DSC−1は、入力階調特性が格納されたLUT_DSCの出力から入力を求めることを意味する。
次に、ステップS1102において、式9に示すように、デジタルカメラの入力値(=入出力トータル階調特性の入力値)Lin_dscから入出力トータル階調特性の出力値(=出力階調特性の出力値)Lout_totalを求める(図12中(ii)の矢印)。
Figure 2005153282
最後に、ステップS1103では、上記ステップで求めたLin_dscを入力明度、Lout_totalを出力明度として図9に示したフォーマットでRAM103に格納する。以下、このLUTをLUT_PRINTとし、出力階調特性と呼ぶ。
(2−5)階調特性評価部307の説明
上述のように、307は入出力トータル階調特性を評価する階調特性評価部である。以下、階調特性評価部307における処理の流れを図13を用いて詳細に説明する。
ステップS1301は入出力トータル階調特性の妥当性を評価するステップである。入出力トータル階調特性算出部304、あるいは入力階調特性算出部305にて取得した階調特性は、明度むらが大きいため有効パッチ数が少なくなり、以降の評価、設計に十分な分解能を有していない、あるいは、デジタルカメラによる撮影時(図4のステップS402)における露出のずれが大きく、暗部からハイライトまで均等なデータが取得できていないなどの可能性がある。そこで、ステップS1301は入出力トータル階調特性における入力明度のとり得る範囲、間隔を評価する。以下にステップS1301の評価基準の例を示す。この評価基準に当てはまれば評価対象の入出力トータル階調特性は妥当であると判断する。
<データ妥当性評価基準>
・入力明度の最小値が10以下
・入力明度の最大値が90以上
・入出力トータル階調特性のデータ数が10以上
次に、ステップS1302において、入出力トータル階調特性の明度の範囲を評価する。評価基準は、評価対象である入出力トータル階調特性の各データが、式10の条件を満たすことである。
Figure 2005153282
ここで、LUT_TOTAL[Li]は評価対象の入出力トータル階調特性の入力明度Liに対応する出力明度を意味する。また、LUT_UPPER、LUT_LOWERは予め設定されている明度上限特性、明度下限特性であり、LUT_UPPER[Li]、LUT_LOWER[Li]は入力明度Liに対するそれぞれの特性の出力明度を意味する。
ステップS1303は、中間調の傾きを評価するステップである。中間調の傾きとは、例えば入出力トータル階調特性における入力明度が40〜60の範囲にあるデータについて回帰直線の傾きを意味する。中間調の傾きをGRAとすると、評価基準は式11で表すことができる。
Figure 2005153282
ここで、ThS、ThHはそれぞれ中間調の傾きの下限、上限を表す閾値であり、予めROM102に記憶されている。
ステップS1304は、滑らかさを評価するステップである。入出力トータル階調特性の滑らかさは、滑らかであることがわかっている関数で近似し、その近似精度を尺度として評価することができる。近似する関数としては、例えば、式12に示すシグモイド関数が挙げられる。
Figure 2005153282
ここで、a、γはパラメータであり、このパラメータを最適化することで、入出力トータル階調特性を近似する。滑らかさの評価基準は、近似曲線との近似誤差(例えばRMS誤差)が、ある基準値以下であるとする。
最後に、ステップS1305において総合的な評価をする。総合評価の評価基準は、ステップS1301〜S1304に示した評価基準に全てあてはまることである。
(2−6)目標階調特性設定部308の説明
図3に示す目標階調特性設定部308は予め保存されている目標階調特性を読み出す。目標階調特性とは、予めROM102に記録されている好ましい入出力トータル階調特性のことであり、人物、風景、曇天、晴天など被写体や撮影条件の応じて複数の特性が用意されていることが好ましい。また、ユーザが以前に設計し、階調特性保存部310により保存した入出力トータル階調特性も呼び出すことができる。
(2−7)補正テーブル作成部309の説明
上述のように、309は補正テーブル作成部であり、目標階調特性設定部308にて設定された、あるいはUIを用いてユーザが設計した入出力トータル階調特性を実現するために、階調補正LUTを作成する。
図14は階調補正LUTを作成する処理の流れを示す図であり、図15は階調補正LUTを作成する方法を説明するための図である。図15において、領域4は入出力トータル階調特性、領域1は入力階調特性算出部305で求めたデジタルカメラによる入力階調特性、領域3は出力階調特性算出部306で求めたプリンタによる出力階調特性をそれぞれ示す領域である。また、領域2はここで作成する階調補正LUTを示す領域である。また、前記入出力トータル階調特性、入力階調特性、出力階調特性は、LUTとしてそれぞれ、LUT_TOTAL、LUT_DSC、LUT_PRINTに格納されているものとする。前記入出力トータル階調特性の各データに関して以下の処理を行い、階調補正LUTを作成する。
まず、図14のステップS1401において、前記入出力トータル階調特性の入力明度Lin_targetから、対応するデジタルカメラの出力明度Lout_dsc(=LUT_DSC[Lin_target])を求める。この処理は図15における矢印(i)に相当する。次に、ステップS1402において、前記入出力トータル階調特性の出力明度Lout_target(=LUT_TOTAL[Lin_target])に対応する出力階調特性の出力値Lout_print(=LUT_PRINT[Lout_target])を求める。この処理は図15における矢印(ii)に相当する。最後に、Lout_dscが入力明度、Lout_printが出力明度となる階調補正ルックアップテーブルLUT_CORを、図9に示す形式でRAM103に格納する。
(3)階調補正部106の説明
図16は、階調補正部106の構成を示すブロック図である。図16において、1601はデジタルカメラ108より画像データを読み取る画像データ読み取り部、1602は、例えば各RGB3チャンネルからなる画像データをLabに変換する画像データ変換部、1603は階調補正LUT作成部105で作成した階調補正LUTを使用し、画像データの階調を変更する画像データ階調変更部、1604は画像データをLabからRGBに戻す画像データ逆変換部、1605は画像データを例えばプリンタ109などへ出力する画像データ出力部である。
(3−1)画像データ変換部1602の説明
画像データ変換部1602は、画像データ読み取り部1601にて取得した画像データをLab(CIELab表色系)に変換する。まず、画像データが各RGBの3チャンネルからなる場合、式6および式7を用いて前記画像データ中の各画素のRGB値を3刺激値XYZに変換する。XYZからLabの変換は、L値は式5、aおよびb値は次式から求める。
Figure 2005153282
Figure 2005153282
(3−2)画像データ階調変更部1603の説明
画像データ階調変更部1603は、画像データ変換部1602においてLabに変換された画像データの階調を、階調補正LUT作成部105で作成した階調補正LUTを使用して、変更する機能を有する。具体的な処理としては、画像データ中の全ての画素に対して以下の式15にて明度Lを変更する。
Figure 2005153282
ここで、LUT_CORは階調補正LUT、L1はある画素におけるL値、L2にはある画素における変換後のL値である。また、本実施形態では、明度のみの階調を変更し、その他のa値やb値などの変更は行わない。
(3−3)画像データ逆変換部1604の説明
1604は画像データ画像データ逆変換部であり、画像データ階調変更部1603において階調が変換されたLabからなる画像データを、再び各RGB3チャンネルの画像データに変換する機能を有する。まず、画像データ中の各画素において、Labから3刺激値XYZを算出する。LabからYへの変換は式4、その他X、Zへの変換は次式にしたがって行われる。
Figure 2005153282
Figure 2005153282
XYZからRGBへの変換は、式6の逆変換として、式17で与えられる。
Figure 2005153282
Figure 2005153282
(4)UIの説明
図2は、本実施形態にかかる画像処理装置のUIを示す図である。201は階調特性表示部であり、入出力トータル階調特性を表示する。202、203は、それぞれ評価結果表示部、参考データ表示部であり、階調特性表示部201に表示されている入出力トータル階調特性210が階調特性評価部307において評価された結果、評価の際に計算したデータなどの参考データを表示する。
204は、測色ファイルの読み込みボタンであり、出力測色ファイル、オリジナル測色ファイル、入力測色ファイルの読み込みを行うボタンである。205は、目標階調特性設定部308において予め保存されている入出力トータル階調特性を読み込むためのカーブ読み込みボタン、206は、入出力トータル階調特性210を階調特性評価部307において評価するための評価ボタン、207は、階調特性表示部201に表示されている入出力トータル階調特性210を保存するためのカーブ保存ボタンである。
208は画像出力ボタンであり、階調補正部306においてプリンタ109にて出力を行って得られる画像が入出力トータル階調特性210をもつように、デジタルカメラ108から入力された画像を変換し、出力するためのボタンである。211は、ユーザがマウスなどを用いて入出力トータル階調特性210を変更するための調整点であり、209は、処理を終了するための終了ボタンである。
ユーザは、まず測色ファイル読み込みボタン204を選択し、必要なファイルを読み込む。必要なファイルが読み込まれると、入出力トータル階調特性算出部306において算出された入出力トータル階調特性が階調特性表示部201に表示される。ユーザは必要に応じて評価ボタン206を選択し、表示された入出力トータル階調特性210の評価を行う。
評価ボタン206が選択されると、階調特性評価部307において評価が行われ、その評価結果が評価結果表示部202に表示される。このとき、参考データ表示部203には、例えば中間調の傾きや近似曲線のパラメータなど、階調性特性評価部307にて計算された値が表示される。また、ユーザは、制御点211を調整することで入出力トータル階調特性210を調整することも可能である。
調整された入出力トータル階調特性210は、カーブ保存ボタン207を押下することで保存することができる。さらに、カーブ読み込みボタン205を選択することで、予め記録された入出力トータル階調特性を読み出すことが可能である。入出力トータル階調特性の調整が終了したら、ユーザは画像出力ボタン208を選択し、デジタルカメラ108にて撮影された画像データをプリンタ109で出力する。このとき画像データは、プリンタ109における出力後の画像が入出力トータル階調特性210を有するように、階調補正部106において変換される。
以上の説明から明らかなように本実施形態によれば、色票の色情報と、その色票をデジタルカメラで撮影した画像データの色情報と、前記画像データをプリンタで印刷した画像データの色情報とから、入力と出力とを合わせた階調特性である入出力トータル階調特性を補正する補正特性を作成するようにしたため、デジタルカメラ、およびプリンタの機種に左右されることなく、常に安定した入出力トータル階調特性を有する高画質な処理済画像データを取得することができる。また、入出力トータル階調特性を表示、評価する手段を有するようにしたため、ユーザは好みの入出力トータル階調特性を容易に設計することができる。
[第2の実施形態]
(1)画像処理装置の構成
図17は本発明の第2の実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかる画像処理装置は、第1の実施形態で述べたデジタルカメラで撮影された画像をプリンタで出力する系に、さらにモニタで観察する系を付加していることを特徴とする。本実施形態によれば、プリンタで出力される画像と、モニタ上に表示される画像とが同じ入出力トータル階調特性をもつため、ユーザは出力画像を確認しつつ、入出力トータル階調特性を容易に調整した上で画像の出力を行うことができる。
図17において、1701は第1の実施形態で述べたオリジナル測色ファイル、入力測色ファイル、および出力装置としてモニタ107を使用したときの出力測色ファイルからモニタ107に表示される画像の入出力トータル階調特性を補正するための階調補正LUTを作成するモニタ階調補正LUT作成部である。
また、1702は前記モニタ階調補正LUT作成部1701において作成された階調補正LUTを用いてデジタルカメラ108にて撮影された画像データを変換するモニタ階調補正部である。同様に、1703はオリジナル測色ファイル、入力測色ファイル、および出力装置としてプリンタ109を使用したときの出力測色ファイルから、プリンタ109にて出力される画像の入出力トータル階調特性を補正するための階調補正LUTを作成するプリンタ階調補正LUT作成部、1704は前記プリンタ階調補正LUT作成部1703において作成された階調補正LUTを使用し、画像データを変換するプリンタ階調補正部である。その他の構成は第1の実施形態と同じであるので、ここでの説明は省略する。
(2)UIの説明
図18は本実施形態におけるUIの例を示す図である。図2に示した第1の実施形態におけるUIと異なる点は、画像を表示する画像表示部1803が追加されたこと、および、画像出力ボタン209のかわりに、デジタルカメラ108にて撮影された画像を読み込み、画像表示部1803に表示する画像読み込みボタン1801、画像表示部に表示されている画像をプリンタ109にて出力する画像印刷ボタン1802が加えられたことである。
以下、図18を用いて本実施形態における処理の流れを説明する。ユーザは、まず測色ファイル読み込みボタン204を選択し、必要なファイルを読み込む。このとき読み込まれるファイルとしては、色票を測色したオリジナル測色ファイル、前記色票をデジタルカメラ108で撮影した画像データの色情報である入力測色ファイル、前記画像データをモニタ107に表示したときの色情報であるモニタ出力測色ファイル、同じく前記画像データをプリンタ109にて出力した画像の色情報であるプリンタ出力測色ファイルである。これらのファイルが読み込まれると、プリンタ階調補正LUT作成部において、プリンタ109にて画像データを出力する場合の入出力トータル階調特性が算出され、階調特性表示部201に表示される。
次に、ユーザは画像読み込みボタン1801を選択し、デジタルカメラ108にて撮影された画像データを読み込み、画像表示部1803に表示する。このとき、モニタ上で観察する場合の入出力トータル階調特性が階調特性表示部201に表示されている入出力トータル階調特性210になるようにモニタ階調補正LUT作成部1701で作成された階調補正LUTによって、画像表示部1801に表示される画像データはモニタ階調補正部1702において階調が変換される。
ユーザは画像表示部1803に表示された画像をみながら、制御点211などを操作し、入出力トータル階調特性210を調整する。このとき、必要に応じて評価ボタン206を選択し、調整した入出力トータル階調特性210の評価を行うことができる。また、カーブ読み込みボタン205を選択することで、予め保存されている入出力トータル階調特性を設定することも可能である。
最後に、ユーザは画像印刷ボタン1802を選択し、画像データをプリンタ109で出力する。このとき、プリンタ109における出力後の画像が入出力トータル階調特性210を有するように、プリンタ階調補正LUT作成部1703で階調補正LUTが作成され、この階調補正LUTを用いた変換がプリンタ階調補正部1704にて画像データに施される。
[第3の実施形態]
第1の実施形態にて述べた画像処理装置は、出力装置としてプリンタを挙げたが、これに限るものではなく、LCDやプロジェクターなどであっても良いことは言うまでもない。また、入力装置としてはデジタルカメラを挙げたが、銀塩写真フィルムで撮影し、フィルムスキャナでデジタル化する系をデジタルカメラのかわりに使用することも可能である。
また、入出力トータル階調特性、入力階調特性、出力階調特性、階調補正LUTは全てCIELab表色系における明度L値に基づき定義したが、これに限るものではなく、明度、あるいは輝度を表すものであればどのようなものであってもよい。
さらに、色票は、図5に示した配列、色数に限定するものではなく、明度の異なる複数の無彩色の色票が含まれていればどのようなものであってもよい。このとき、入出力トータル階調特性算出部、入力階調特性算出部における処理も、色票の配列に応じて異なる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置のUIを示す図である。 階調補正LUT作成部の概略ブロック図である。 各測色ファイルの取得処理の流れを示す図である。 色票配列を示す図である。 オリジナル測色ファイルの記憶形式を説明する図である。 入力測色ファイルの記憶形式を説明する図である。 入出力トータル階調特性算出部における処理の流れを示す図である。 入出力トータル階調特性の記憶形式を説明する図である。 入力階調特性算出部における処理の流れを示す図である。 プリンタ階調特性算出部における処理の流れを示す図である。 プリンタ階調特性算出部における処理を説明する図である。 階調特性評価部における処理の流れを示す図である。 補正テーブル作成部における処理の流れを示す図である。 補正テーブル作成部における処理を説明する図である。 階調補正部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる画像処理装置のUIを示す図である。
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作部
105 階調補正LUT作成部
106 階調補正部
107 モニタ
108 デジタルカメラ
109 プリンタ
201 階調特性表示部
202 評価結果表示部
203 参考データ表示部
204 測色ファイル読み込みボタン
205 カーブ読み込みボタン
206 評価実行ボタン
207 カーブ保存ボタン
208 画像出力ボタン
209 終了ボタン
210 入出力トータル階調特性
211 制御点
1701 モニタ階調補正LUT作成部
1702 モニタ階調補正部
1703 プリンタ階調補正LUT作成部
1704 プリンタ階調補正部
1801 画像読み込みボタン
1802 画像印刷ボタン
1803 画像表示部

Claims (12)

  1. 画像取得装置により取得された画像を処理し、画像出力装置に出力する画像処理装置であって、
    所定の色票を測色して得られた測色情報と、前記色票を前記画像取得装置により取得した色票画像情報と、前記色票画像情報を前記画像出力装置により出力した結果を測色して得られた出力測色情報とを入力する情報入力手段と、
    前記測色情報と前記色票画像情報と前記出力測色情報とに基づいて、前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性とを算出する階調特性算出手段と、
    前記画像取得装置により取得される画像をユーザ所望の階調で前記画像出力装置に出力するための目標階調特性を設定する設定手段と、
    前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性と前記目標階調特性とに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記階調特性算出手段は、
    前記測色情報と前記色票画像情報とに基づいて前記画像取得装置の階調特性を算出する画像取得装置階調特性算出手段と、
    前記測色情報と前記出力測色情報とに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像と該画像を前記画像出力装置により出力した結果との間のトータル階調特性を算出するトータル階調特性算出手段と、
    前記トータル階調特性と前記画像取得装置の階調特性とに基づいて、前記画像出力装置の階調特性を算出する画像出力装置階調特性算出手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記画像取得装置により取得される画像の明度から、前記画像取得装置の階調特性を用いて前記画像取得装置の出力する画像の明度を算出する出力明度算出手段と、
    前記画像取得装置により取得される画像の明度から、前記目標階調特性を用いて前記画像出力装置の出力する画像の明度を算出し、該算出された画像出力装置の出力する画像の明度から前記画像出力装置の階調特性を用いて前記画像出力装置に入力される画像の明度を算出する入力明度算出手段と、
    前記出力明度算出手段により算出された前記画像取得装置の出力する明度と、前記入力明度算出手段により算出された前記画像出力装置に入力される画像の明度とが対応するように補正テーブルを生成する生成手段と、を備え、
    前記補正テーブルに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像の明度を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記トータル階調特性を評価する評価手段を更に備え、
    前記評価手段は、前記トータル階調特性の明度範囲と、中間明度域における変化勾配と、滑らかさとを評価することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記トータル階調特性および前記評価手段による評価結果を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 画像取得装置により取得された画像を処理し、画像出力装置に出力する画像処理方法であって、
    所定の色票を測色して得られた測色情報と、前記色票を前記画像取得装置により取得された色票画像情報と、前記色票画像情報を前記画像出力装置により出力した結果を測色して得られた出力測色情報とを入力する情報入力工程と、
    前記測色情報と前記色票画像情報と前記出力測色情報とに基づいて、前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性とを算出する階調特性算出工程と、
    前記画像取得装置により取得される画像をユーザ所望の階調で前記画像出力装置に出力するための目標階調特性を設定する設定工程と、
    前記画像取得装置の階調特性と前記画像出力装置の階調特性と前記目標階調特性とに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像を補正する補正工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記階調特性算出工程は、
    前記測色情報と前記色票画像情報とに基づいて前記画像取得装置の階調特性を算出する画像取得装置階調特性算出工程と、
    前記測色情報と前記出力測色情報とに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像と該画像を前記画像出力装置により出力した結果との間のトータル階調特性を算出するトータル階調特性算出工程と、
    前記トータル階調特性と前記画像取得装置の階調特性とに基づいて、前記画像出力装置の階調特性を算出する画像出力装置階調特性算出工程と
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記補正工程は、
    前記画像取得装置により取得される画像の明度から、前記画像取得装置の階調特性を用いて前記画像取得装置の出力する画像の明度を算出する出力明度算出工程と、
    前記画像取得装置により取得される画像の明度から、前記目標階調特性を用いて前記画像出力装置の出力する画像の明度を算出し、該算出された画像出力装置の出力する画像の明度から前記画像出力装置の階調特性を用いて前記画像出力装置に入力される画像の明度を算出する入力明度算出工程と、
    前記出力明度算出工程により算出された前記画像取得装置の出力する明度と、前記入力明度算出工程により算出された前記画像出力装置に入力される画像の明度とが対応するように補正テーブルを生成する生成工程と、を備え、
    前記補正テーブルに基づいて、前記画像取得装置により取得される画像の明度を補正することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  9. 前記トータル階調特性を評価する評価工程を更に備え、
    前記評価工程は、前記トータル階調特性の明度範囲と、中間明度域における変化勾配と、滑らかさとを評価することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  10. 前記トータル階調特性および前記評価工程による評価結果を表示する表示工程を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1つに記載の画像処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  12. 請求項6乃至10のいずれか1つに記載の画像処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018146649A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 コニカミノルタ株式会社 制御装置、印刷物管理方法、カラーチャート及び印刷物管理プログラム

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