JP2005152988A - レーザ加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 200μm以上のスロー方向発光幅を有し、発光部におけるレーザ光Lのスロー方向の強度分布がその平坦値に対するピーク値の割合で1.3以上となるワンチップ半導体レーザ光源13と、融点と分解点または沸点との温度差が小さい物質から構成される鏡筒1とワンチップ半導体レーザ光源13との間で光軸センタ22上に配置され、入射側に対して出射側の曲率が大きい凸面を有する非球面レンズ14とを備える。この構成により、集光部Mにおけるスロー方向のレーザ光Lの強度分布のばらつきを低減し、均質なレーザ光Lを得ることができるため、集光部Mでのこげつきを解消することができる。
【選択図】 図1
Description
このレーザ加工装置は、図6に示すように、必要な発光容量を得るための半導体レーザ51と、これら半導体レーザ51から出射される各レーザ光Lを一点に集光し、第1シリンドリカルレンズ52,第2シリンドリカルレンズ53から形成された集光光学系を持ったレーザ加熱ツールと、前記半導体レーザ51に電源を接続して駆動する駆動回路(図示せず)と、この駆動回路は電源から半導体レーザに供給する駆動電流を制限する電流制限回路(図示せず)を備えている。
図1に本発明の実施の形態におけるレーザ加工装置を用いたレンズ固定装置の概略図を示す。
まず、図1に示すように、受け治具3にレーザ加工対象の鏡筒1を上向きに固定し、この鏡筒1の孔部4にレンズ5を嵌め込み、調芯を行う。この調芯の結果、隙間6は数10μm〜数μmとなる。そして、レーザ加工装置11から照射されるレーザ光Lを水平位置から上方へα(15°〜30°)傾けた状態で、レーザ光Lの集光部Mが鏡筒1のかしめ面2Aの中央部X位置に合うように、そしてスロー方向のレーザ光Lが水平となるように、レーザ加工装置11を調整する。
2 かしめ部
2A かしめ面
4 孔部
5 カメラ用レンズ
11 レーザ加工装置
12 本体
13 ワット級ワンチップ半導体レーザ(ワンチップ半導体レーザ光源)
14 非球面レンズ
15 レンズ保持体
16 絶縁体
17 パワートランジスタ(レーザ駆動装置)
22 光軸センタ
26 水冷却配管
L レーザ光
P ピーク値
V 平坦値
X 中央部
M 集光部
N 焦点位置
Claims (12)
- 融点と分解点または沸点との温度差が小さい物質に向けてこの物質を溶解させるライン状レーザ光を光軸センタを中心に出射するレーザ加工装置であって、
200μm以上のスロー方向発光幅を有し、発光部における前記レーザ光のスロー方向の強度分布がその平坦値に対するピーク値の割合で1.3以上となるワンチップ半導体レーザ光源と、
前記物質と前記ワンチップ半導体レーザ光源との間で前記光軸センタ上に配置され、入射側に対して出射側の曲率が大きい凸面を有する非球面レンズと
を備えたこと
を特徴とするレーザ加工装置。 - 融点と分解点または沸点との温度差が小さい物質に向けてこの物質を溶解させるライン状レーザ光を光軸センタを中心に出射するレーザ加工装置であって、
筒状に形成された金属製の本体と、
前記本体内に設けられ、200μm以上のスロー方向発光幅を有し、発光部における前記レーザ光のスロー方向の強度分布がその平坦値に対するピーク値の割合で1.3以上となるワンチップ半導体レーザ光源と、
前記本体内に、前記物質と前記ワンチップ半導体レーザ光源との間で前記光軸センタ上に配置され、入射側に対して出射側の曲率が大きい凸面を有する非球面レンズと、
前記本体内に設けられ、前記非球面レンズを保持し、調整具により前記光軸センタ上における非球面レンズの位置を可変可能としたレンズ保持部と、
前記本体内に設けられ、前記ワンチップ半導体レーザ光源と前記本体とを絶縁する絶縁体とを備えたこと
を特徴とするレーザ加工装置。 - 前記本体内に、前記ワンチップ半導体レーザ光源と前記レーザ駆動装置を冷却する水冷却配管を、前記半導体レーザ光源の近傍まで配置したこと
を特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。 - 前記非球面レンズを、前記物質の前記レーザ光のファースト方向の集光部において、前記レーザ光のスロー方向の強度分布を、その平坦値とピーク値との比率で1〜1.3の範囲とする非球面レンズとしたこと
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ光源は、前記レーザ光の集光部において、前記物質の融点と分解点との間の温度が発生する強度のレーザ光を発生させること
を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 開口数の値を固定し、前記非球面レンズを前記光軸センタ上を移動させることにより、光軸センタ上において、前記非球面レンズの焦点位置から前記レーザ光のファースト方向における集光部までの距離を、前記非球面レンズの焦点位置から前記ワンチップ半導体レーザ光源までの距離よりも長くなるように設定すること
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 前記非球面レンズを固定し、開口数の値を任意に変化させることにより、光軸センタ上において、前記非球面レンズの焦点位置から前記レーザ光のファースト方向における集光部までの距離を、前記非球面レンズの焦点位置から前記ワンチップ半導体レーザ光源までの距離よりも長くなるように設定すること
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 前記非球面レンズの焦点位置から前記レーザ光のファースト方向における集光部までの距離を数十mm、前記非球面レンズの焦点位置から前記ワンチップ半導体レーザ光源までの距離を9mm以下としたこと
を特徴とする請求項6または請求項7に記載のレーザ加工装置。 - 前記ワンチップ半導体レーザ光源から出射される前記レーザ光のスロー方向の発光幅を0.2mm以上にするとともに開口数の値を略0.3とし、レンズの平面部における径を略6.4mmとした非球面レンズを使用したこと
を特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 融点と分解点または沸点との温度差が小さい物質により形成されたレーザ加工対象物であって、
カメラ用レンズの径より僅かに大きく形成されている孔部と、
前記孔部の周囲上部に形成され、内側に前記カメラ用レンズと当接するかしめ面を有し、前記孔部に嵌め込まれた前記カメラ用レンズをかしめるかしめ部と
からなり、
前記カメラ用レンズをかしめる際、前記かしめ面の中央部に窒素ガスを噴出させた状態のもと、前記レーザ光を水平位置から上方へ15°〜30°傾けた状態で、集光部である前記かしめ面の中央部位置に対して、スロー方向の前記レーザ光が水平となるよう照射すること
を特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ光のスロー方向の集光部が前記かしめ面の中央部位置で水平に、前記かしめ面に沿って移動するように、前記レーザ光とかしめ部を等速度で相対移動させること
を特徴とする請求項10に記載のレーザ加工装置。 - 前記物質を、熱可塑性樹脂又はハンダメッキあるいはスズメッキされた亜鉛ダイキャストとしたこと
を特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
Priority Applications (1)
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JP2003398285A JP2005152988A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | レーザ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003398285A JP2005152988A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | レーザ加工装置 |
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JP2005152988A true JP2005152988A (ja) | 2005-06-16 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005152988A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010278437A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Nalux Co Ltd | ラインジェネレータ |
JP2011523723A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-08-18 | リモ パテントフェルヴァルトゥング ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー | ビーム形成装置およびビーム形成方法 |
WO2022220054A1 (ja) * | 2021-04-16 | 2022-10-20 | 株式会社アマダ | レーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置 |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003398285A patent/JP2005152988A/ja active Pending
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JP2011523723A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-08-18 | リモ パテントフェルヴァルトゥング ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー | ビーム形成装置およびビーム形成方法 |
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JP4599514B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-15 | ナルックス株式会社 | ラインジェネレータ |
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JP7550102B2 (ja) | 2021-04-16 | 2024-09-12 | 株式会社アマダ | レーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置 |
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