JP2005152701A - ガス処理装置およびガス処理方法 - Google Patents

ガス処理装置およびガス処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005152701A
JP2005152701A JP2003391525A JP2003391525A JP2005152701A JP 2005152701 A JP2005152701 A JP 2005152701A JP 2003391525 A JP2003391525 A JP 2003391525A JP 2003391525 A JP2003391525 A JP 2003391525A JP 2005152701 A JP2005152701 A JP 2005152701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
catalyst layer
catalyst
activation temperature
preheating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003391525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4184242B2 (ja
Inventor
Hiroaki Nakamune
浩昭 中宗
Minoru Sato
稔 佐藤
Yoshio Nishimoto
芳夫 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003391525A priority Critical patent/JP4184242B2/ja
Publication of JP2005152701A publication Critical patent/JP2005152701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4184242B2 publication Critical patent/JP4184242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

【課題】 従来の可燃性を呈する炭化水素などの一般的にVOCと呼ばれるガスを処理する方法では、始動時に酸化触媒の入口付近の温度が触媒活性温度に達した段階で処理ガスを供給していたので、触媒全体が活性温度に達するまでの最初の数秒から数十秒間は処理ガスが酸化分解されずに放出されること、すなわち始動時に未処理ガスがスリップする問題があった。
【解決手段】 被処理ガス10を通流する流路2と、この流路の上流側に配設された被処理ガスを通流する第1の触媒層6Aと、この第1の触媒層の下流側に離間して設けられ該第1の触媒層を通過したガスを通流する第2の触媒層6Bと、始動時に上記第1の触媒層を少なくとも触媒活性温度以上に予備加熱するための加熱手段5とを備えるように構成したものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば低温機器が具備する冷凍回路に封入されている冷媒、特に、従来の冷蔵庫などに使用されてきたフロンに替わって用いられる、可燃性を呈する代替冷媒の炭化水素系ガス等の廃ガスを処理する場合などに好ましく用いることができるガス処理装置およびガス処理方法に関するものである。
冷蔵庫やショーケースなどの低温機器が具備する冷凍回路の内部に封入される冷媒として、従来不燃性ガスのフロン類が用いられていた。これらフロン類は、大気への拡散に伴うオゾン層破壊や地球温暖化への影響があるために、冷媒回路に起因する故障や不具合による保修や使用済み機器の適正処理を行う場合、封入されている冷媒を機器から回収する必要が生じる。不燃性ガスであるフロンを冷媒に用いた低温機器の場合、家電リサイクル施設ではフロン回収法に則して処理が行われてきた。すなわち冷媒回路を構成して圧縮機の近傍にある配管の一部に中空の針を挿入し、吸引することによって回収する。専用の回収機では、回収した冷媒を再度圧縮しながらボンベに移送、液化状態で保管した後、分解処理をすることによって無害化している。
これに対して、フロン類に替わる冷蔵庫などの冷媒として環境への悪影響がほとんど無い可燃性冷媒である例えばイソブタンが代替フロン冷媒として用いられるようになってきた。フロンの回収設備しか備えていない現在の家電リサイクル設備では、使用済の冷蔵庫として回収される量が多くない現状、イソブタンは燃焼の下限濃度以下に空気で希釈するなどして大気へ放出することによって対処されている。しかしながら今後代替フロン冷蔵庫、すなわちイソブタンを使用した冷蔵庫が主流になった場合、家電リサイクル設備でもその処理方法の確立が必要になる。本発明は家電リサイクル設備で回収されるイソブタンなどの冷媒の廃棄処理が重要になるとの技術課題を得てなされたものである。
可燃性を呈する炭化水素などの一般的にVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)と呼ばれるガスを処理する方法は、酸化分解法、化学吸収法、物理吸収法、吸着法、生物処理法に大別される。その中で触媒を用いた酸化分解法は広く適用されている(例えば、「環境触媒ハンドブック」株式会社エヌ・ティー・エス発行、2001年11月20日、619頁、右段20〜36行参照。)。
従来の触媒酸化分解法は、同文献、621頁、右段22行〜622頁、左段10行(図4)にも示されるように、酸化分解触媒と補助バーナから構成されている。この補助バーナは始動時に使用される。すなわち始動時は補助バーナによって酸化触媒を触媒活性温度まで予熱する。予熱後に処理ガスを供給して酸化分解処理の定常運転に移行する。この酸化分解法では、同文献、152頁、右段5行〜18行に示されるように、始動時に酸化触媒全体が活性温度に達するまでの温度上昇が著しく遅いことが知られている。
「環境触媒ハンドブック」、株式会社エヌ・ティー・エス発行、2001年11月20日、619頁、右段20〜36行)
上記のような従来の可燃性冷媒の処理装置ないしは処理方法は、始動時に酸化触媒全体が活性温度に達するまでの温度上昇が著しく遅いため、酸化触媒の入口付近の温度が触媒活性温度に達しても、酸化触媒の下流の温度が触媒活性温度に達していなかった。そのため処理ガスは酸化触媒の入口では酸化分解されるが、酸化触媒の下流では酸化分解されず、触媒全体が活性温度以上になって定常運転に移行するまでの最初の数秒から数百秒間は処理ガスが酸化分解されずに放出されること(始動時の未処理ガスのスリップ)が問題であった。また処理ガス量が多く酸化触媒の容積が大きい場合では、予熱時間が増大する問題があった。また予熱時間が増大するために補助燃料などのエネルギー使用量が増加して運転コストが増大する問題があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解消するためになされたものであり、始動時の未処理ガスのスリップを低減し、予熱時間の短縮を図り、補助燃料などのエネルギー使用量の低減による運転コストの削減が可能なガス処理装置およびガス処理方法を提供することを目的としている。
この発明に係る可燃性冷媒などのガス処理装置は、被処理ガスを加熱された触媒に接触させて分解処理を行うガス処理装置において、被処理ガスを通流する流路と、この流路の上流側に配設された被処理ガスを通流する第1の触媒層と、この第1の触媒層の下流側に設けられ該第1の触媒層を通過したガスを通流する第2の触媒層と、始動時に上記第1の触媒層を少なくとも触媒活性温度以上に予備加熱するための加熱手段とを備えたものである。
この発明によれば、始動時に触媒を常に触媒活性温度より高くできるので、始動時の未処理ガスのスリップを低減できる。また触媒全体を予熱する必要がないので、予熱時間の短縮ができる。処理ガスのもつ発熱エネルギーを触媒の予熱に使用するので、予熱に必要な補助燃料などのエネルギー使用量を低減でき、運転コストを削減することができる。
実施の形態1.
図1および図2は、この発明を実施するための実施の形態1による可燃性冷媒などのガス処理装置および処理方法を説明するための図であり、図1はガス処理装置の要部を模式的に示す構成図、図2は始動時の第一段階と第二段階について測定された触媒層の温度分布を示す特性図である。ボンベ1には、フロン代替冷媒などとして用いられるイソブタンなどの廃ガスが予め回収、収容されている。図に示すように、そのボンベ1から送出される被処理ガス10を通流する流路2内には、ブロア3によって送給される空気4および/または被処理ガス10を加熱する予熱ヒータ5と、流路2の上流側に配設された酸化触媒からなる第1の触媒層6Aと、その下流側に配設された同様の酸化触媒からなる第2の触媒層6Bが設けられている。この実施の形態1では、触媒層6は2段に分割した形で配設されており、前段の第1の触媒層6Aと後段の第2の触媒層6Bを合わせた触媒層6の総容積は処理するガスの定格処理量に適した値となっている。
なお、上記予熱ヒータ5は、始動時に空気4を加熱することによって第1の触媒層6Aを触媒活性温度に予備加熱する加熱手段を構成している。また、11は処理ガス、12は前段触媒酸化分解ガス、13は酸化分解ガス、14は排気を示し、7はブロア3によって送給される空気を酸化分解ガス13の熱によって予熱するための熱交換器である。また、説明の便宜上、酸化触媒の軸方向にX軸を取り、第1の触媒層6Aの入口部をx1、出口部をx2とする。また第2の触媒層6Bの入口部をx3、出口部をx4としている。
次に上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。なお、家電リサイクル設備などで回収されたイソブタンは回収用のボンベ1に予め回収されているものとする。先ず、ブロア3で酸化分解用の空気4を流路2内に送給する。始動時はブロア3から送給される空気4を予熱ヒータ5で加熱し、その熱で前段の第1の触媒層6Aを触媒活性温度Taまで予熱する。以下、図2を参照して始動時の動作について第一段階と第二段階に分けて詳細に説明する。なお、図2において予熱開始からt1時間後の第一段階での第1の触媒層6Aと第2の触媒層6Bの温度分布を実線で、t2時間後の第二段階での第1の触媒層6Aと第2の触媒層6Bの温度分布を破線で示している。
(第一段階)
予熱開始t1時間後には第1の触媒層6Aは、入口部x1から出口部x2に至る全体的に触媒の活性温度Taに達している。一方、その時点では第2の触媒層6Bの入口部x3から出口部x4は触媒の活性温度に達していない。ここで、ボンベ1から回収されたイソブタンからなる被処理ガス10を供給する。被処理ガス10は空気4と混合部8で混合されて処理ガス11となる。この処理ガス11を、第1の触媒層6Aの容積に適した流量、即ち定常運転時の定格処理量より少なく、通常この種の触媒で使用されるSV値(空間速度)から算出される処理量(さらに具体的には後述する)で供給すると、第1の触媒層6Aは全体が触媒活性温度より高くなっているので、処理ガス11は第1の触媒層6Aで実質的に全て酸化分解されて前段触媒酸化分解ガス12となる。一方その間、第2の触媒層6Bはこの前段触媒酸化分解ガス12の熱により予熱される。
(第二段階)
t2時間後には第2の触媒層6Bは、入口部x3から出口部x4に至る全体が触媒活性温度Taに達する。ここで処理ガス11の流量を定格処理量まで増加させて定常運転に移行させる。第2の触媒層6Bは全体が触媒活性温度Taより高くなっているので、第1の触媒層6Aで処理されなかった処理ガス11は第2の触媒層6Bで全て酸化分解される。第1の触媒層6Aと第2の触媒層6Bを近接して配置することで、定常運転に移行後は、触媒を分割しない場合と同様の酸化分解処理が行なわれる。また、定常運転に移行した後は、熱交換器7により酸化分解ガス13の熱で空気4が予熱されるため、予熱ヒータ5による空気4の予熱は必要なくなる。熱交換後の酸化分解ガス13は排気14として処理される。
上記のように、この実施の形態1では始動時から定常時に移行するまで酸化触媒を常に活性温度より高くできるので、処理ガス11のスリップを低減することができる。また、始動時に触媒全体を予熱する必要はなく、分割された前段の第1の触媒層6Aのみを触媒活性温度Taに予熱すればよいので予熱時間の短縮ができる。また、処理ガスのもつ発熱エネルギーを後段の第2の触媒層6Bの予熱に使用するので、予熱に必要なヒータや補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。
ここで、図1に示すガス処理装置を用いてイソブタン回収用のボンベ1に回収された液体状態で20Lのイソブタンからなる被処理ガス10を1時間で処理する可燃性冷媒のガス処理方法についてさらに具体的に説明する。なお、処理ガス11の濃度は労働安全衛生規則による乾燥機の溶剤濃度の基準(燃焼下限濃度の30%以下)を参考にして設定した。すなわちイソブタンの燃焼下限濃度は1.8%であるため、処理ガス11のイソブタン濃度を4500ppmとした。このとき定常運転時の処理ガス11の定格処理量は920m/hとなる。酸化分解用の触媒層6のSV値(空間速度)は通常この種の触媒で使用される60000h−1と設定した。
定格処理量とSV値から触媒層6の総容積は約15Lと算出され、そのサイズは直径300mm×長さ220mmとなる。この値からこの実施の形態1のガス処理装置では、第1の触媒層6Aと第2の触媒層6Bのサイズはそれぞれ定格処理量の半分の直径300mm×長さ110mmの同一の大きさとし、両者を約1mmの間隔に近接して設置した。両触媒層ともにパラジウム系ハニカム触媒を使用した。予熱ヒータ5は一般的な電気ヒータを用いた。熱交換器7は一般的なプレートフィン型のものを用いた。次に始動時の第一段階と第二段階について説明する。
(第一段階)
始動時はブロア3により定格処理流量の1/2の460m/hの空気4を第1の触媒層6Aに供給する。次に予熱ヒータ5に通電して空気4を加熱し、その熱で第1の触媒層6Aを触媒活性温度Taまで予熱する。第1の触媒層6Aの温度は図示しない例えば熱電対で計測され、触媒活性温度である約300℃に達すると、イソブタンでなる被処理ガス10がボンベ1から処理ガス11の濃度が約4500ppmになるように図示しない調整装置により制御されて供給される。イソブタンが供給されると第1の触媒層6Aによって酸化分解処理が開始され、600〜700℃の前段触媒分解ガス11が生成する。この熱で第2の触媒層6Bが触媒活性温度Taまで予熱される。
(第二段階)
第2の触媒層6Bの温度は図示しない熱電対等で同様に計測され、触媒活性温度Ta以上に達すると、ブロア3からの空気4を定格処理量、すなわち920m/hまで増加させる。このときイソブタンからなる被処理ガス10の流量も処理ガス11の濃度が約4500ppmとなるように増加させて定常運転に移行する。定常運転では熱交換器7において酸化分解ガス13の熱により空気4が予熱されるため、予熱ヒータ5による処理ガス11の予熱は必要なくなる。
上記のように廃ガス処理を行う実施の形態1による可燃性冷媒などのガス処理方法では、定常運転に移行するまでに排気14中に発生した処理ガス11のスリップは約100ppmであり、実用上無視できるレベルであった。これに対し、比較のため従来の処理装置を用いた方法により定常運転に移行するまでに排気14中に発生した処理ガス11のスリップを測定した。その結果1000ppm以上のスリップが発生した。
図3は、従来の装置でスリップが発生する理由を説明するための比較例としてのガス処理装置を模式的に示す構成図である。図3において、図1と同一符号は同一部分または相当部分を示す。触媒層60は一段となっている。図では触媒層60の軸方向にX軸を取り、触媒層60の入口部をx1、出口部をx41と示した。また、図4は図3に示す比較例の処理装置について測定された触媒層の温度分布を示す図である。予熱開始からt11時間後の触媒層60の温度分布を実線で、t21時間後の触媒層60の温度分布を破線で示した。ここでt11は実施の形態1の図2で示した時間t1と同じ値である。
次に、上記比較例における始動時の動作について触媒層60の温度分布と合わせて説明する。家電リサイクル設備で回収されたイソブタンはイソブタン回収用のボンベ1に回収されている。ブロア3で酸化分解用の空気を供給する。始動時はブロア3から空気4を供給し、予熱ヒータ5で空気4を加熱してその熱で触媒層60を予熱する。予熱開始からt11時間後に、触媒層60の入口温度が触媒活性温度に達するとイソブタン回収用のボンベ1から被処理ガス10を供給する。イソブタンからなる被処理ガス10は空気4と混合して処理ガス11となる。
このように、比較例で示す従来の処理装置ないしは処理方法では、触媒層60の下流側に熱が奪われるため予熱開始からt11時間後に、触媒層60の入口部付近が触媒活性温度に達していても、中央部を含む触媒層60の下流側が触媒活性温度に達していない(図4の実線)。そのため、処理ガス11は触媒層60の入口部では酸化分解されるが、その下流側では酸化分解されずにスリップして排出されてしまう。スリップは触媒層60の下流側が触媒活性温度に達するまで発生する。すなわち図4でt21時間後の触媒層60全体が活性温度に達するまでスリップが生じることになる。
イソブタン回収用のボンベ1に回収された液体状態で20Lのイソブタンでなる被処理ガス10を1時間で処理する可燃性冷媒の処理方法について従来の処理方法に沿って詳細に説明する。処理ガス11の濃度は労働安全衛生規則による乾燥機の溶剤濃度の基準(燃焼下限濃度の30%以下)を参考にして設定した。すなわちイソブタンの燃焼下限濃度は1.8%であるため処理ガス11のイソブタン濃度を4500ppmとした。このとき定常運転時の処理ガス11の定格処理量は920m/hとなる。酸化分解触媒のSV値(空間速度)は通常この種の触媒で使用される60000h−1と設定した。定格処理量とSV値から酸化触媒の容積は約15Lと算出され、触媒層60のサイズは直径300mm×長さ220mmとした。触媒層60はパラジウム系ハニカム触媒を使用した。予熱ヒータ5は一般的な電気ヒータを用いた。熱交換器7は一般的なプレートフィン型のものを用いた。
次に始動時の動作について説明する。始動時はブロア3により定格処理流量の920m/hの空気4を触媒層60に供給する。次に予熱ヒータ5に通電して空気4を加熱してその熱で触媒層60を触媒活性温度まで予熱する。触媒層60の温度は図示しない熱電対で計測され、触媒層60の入口部x1が触媒活性温度の約300℃に達すると、イソブタンでなる被処理ガス10がボンベ1から処理ガス11の濃度が約4500ppmになるように供給される。イソブタンが供給されると触媒層60によって酸化分解処理が開始されるが、触媒層60の下流側出口部x41が触媒活性温度に達していないため、スリップが発生した。このスリップは1000ppm以上発生し、触媒層60の下流側が触媒活性温度に達するまで100秒以上続いた。
上記のように、従来装置ないしは従来方法に対し、この発明の実施の形態1による可燃性冷媒などのガス処理装置では、始動時に酸化触媒を常に触媒活性温度より高くすることが容易にできるので、始動時の未処理ガスのスリップを低減できる。また、始動時に触媒全体を予熱する必要はなく、前段触媒のみを予熱すればよいので予熱時間の短縮ができる。また、処理ガスのもつ発熱エネルギーを後段触媒の予熱に使用するので、予熱に必要なヒータや補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。
なお、上記説明では触媒層6が2段の場合を示したが、触媒層が3段以上の場合でも同様の効果が得られる。例えば触媒層を前段触媒層と中段触媒層と後段触媒層の容積が同等の3段とした場合では、始動時の第一段階として前段触媒層を予熱し、定格処理量の1/3の処理ガスを供給する。処理ガスの酸化分解の熱により中段触媒層を予熱する。第二段階として中段触媒層が予熱されると定格処理量の2/3の処理ガスを供給する。処理ガスの酸化分解の熱により後段触媒層を予熱する。第三段階として後段触媒層が予熱されると定格処理量の処理ガスを供給して定常運転に移行する。このように、始動時に酸化触媒層を常に触媒活性温度より高くできる。
なお、上記説明した実施の形態1では予熱ヒータ5は電気ヒータを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば補助バーナなどで構成しても同様の効果が得られることは明らかである。
実施の形態2.
図5は、この発明を実施するための実施の形態2による可燃性冷媒などのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。図に示すように、この実施の形態2では上記実施の形態1に係る図1の熱交換器7を省いた他は、実施の形態1と同様に構成されており、各図を通じて同一符号は同一部分または相当部分を示しているので説明を省略する。
通常この種のガス処理装置では、定常運転時には予熱ヒータ5のエネルギー使用量を削減するため、熱交換器が用いられることが多い。しかし処理装置の構成を単純化して設置コストの削減や信頼性を増すために、熱交換器を設置しない場合もある。この実施の形態2によるガス処理装置はこのような場合に応えるもので、始動時の動作は実施の形態1と同様に行われる。なお、廃熱回収の熱交換器を具備しないため、定常運転移行後も予熱ヒータ5による処理ガス11の予熱が必要である。
上記のように実施の形態2になる可燃性冷媒などのガス処理装置では、実施の形態1と同様、始動時に触媒全体を予熱する必要はなく、前段の第1の触媒層6Aのみを予熱すればよいので予熱時間の短縮ができ、常に触媒活性温度以上となるように処理ガスの通流量を制御し段階的に定常運転に移行させるので、始動時を含めて未処理ガスのスリップを低減できる。また、始動時に前段の第1の触媒層6Aを通過した前段触媒酸化分解ガス12のもつ発熱エネルギーを後段触媒の予熱に使用するので、予熱時に必要とするヒータや補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。
実施の形態3.
図6は、この発明を実施するための実施の形態3による可燃性冷媒などのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。図に示すように、この実施の形態3では第1の触媒層6Aを触媒活性温度Taに予備加熱するための加熱手段として、第1の触媒層6Aの外周部に沿って外周予熱ヒータ51を付設したものである。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
この実施の形態3では、立ち上げ時に、外周予熱ヒータ51を用いて第1の触媒層6Aの全体が触媒活性温度Taに達するまで加熱される他は、上記実施の形態1と同様の方法で2段階で定常運転に移行される。加熱手段が第1の触媒層6Aの外周部に沿って設けられていることにより、処理ガス11の流路2中に予熱ヒータを設置する必要がなく、外周予熱ヒータ51や第1の触媒層6Aの保守、整備が容易にできる。
上記のように、この発明の実施の形態3によれば、始動時に酸化触媒を常に触媒活性温度より高くできるので、始動時の未処理ガスのスリップを低減出来できる。また、始動時に触媒全体を予熱する必要はなく、前段触媒のみを予熱すればよいので予熱時間の短縮ができる。また、処理ガスのもつ発熱エネルギーを後段触媒の予熱に使用するので、予熱に必要なヒータや補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。さらに処理装置の構成を単純化して信頼性を増すことができる。
実施の形態4.
図7は、この発明を実施するための実施の形態4によるガス処理装置の要部としての酸化分解触媒近傍を模式的に示す構成図である。図に示すように、この実施の形態4では第1の触媒層を触媒活性温度に予備加熱するための加熱手段として、第1の触媒層6A1を電気加熱式触媒(Electrical Heated Catalyst:以下EHCとも記す)を用いて構成したものである。その他の構成は上記実施の形態3と同様であるので、説明を省略する。
この実施の形態4では、実施の形態3と同様に動作されるが、第1の触媒層6A1をEHCとしたことにより、処理ガス11の流路2中に予熱ヒータを設置する必要がなく、保守や整備が容易にできる。また加熱の放熱ロスの少ないEHCを使用することで、消費電力も低減することが出来、運転コストの削減ができる。
上記のように、実施の形態4によれば、始動時に酸化触媒を常に触媒活性温度より高くできるので、始動時の未処理ガスのスリップを低減できる。また、始動時に触媒全体を予熱する必要はなく、前段触媒のみを予熱すればよいので予熱時間の短縮ができる。また、処理ガスのもつ発熱エネルギーを後段触媒の予熱に使用するので、予熱に必要な補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。さらに処理装置の構成を単純化して信頼性を増すこと、消費電力も低減することができて運転コストを削減することができる。
実施の形態5.
図8は、この発明を実施するための実施の形態5によるガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。図に示すように、この実施の形態5においては、第1の触媒層6Aの容積は第2の触媒層6Bの容積よりも小さく、すなわち熱容量は第2の触媒層6Bよりも小さくなっている。なお、第1の触媒層6Aと第2の触媒層6Bを合わせた触媒層の総容積は処理するガスの定格処理量に適した値となっている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
次に上記のように構成された実施の形態5による始動時の動作について説明する。家電リサイクル設備で回収されたイソブタンはイソブタン回収用のボンベ1に予め回収されている。ブロア3で酸化分解用の空気を供給する。始動時はブロア3から空気4を供給し、予熱ヒータ5で空気4を加熱してその熱で第1の触媒層6Aを触媒活性温度Taまで予熱する。第1の触媒層6Aが触媒活性温度に達するとボンベ1から被処理ガス10を流路2に送給する。被処理ガス10は混合部8で空気4と混合されて処理ガス11となる。始動時は処理ガス11の流量は定格処理量より少なく、第1の触媒層6Aの容積に見合った少ない流量に設定されている。処理ガス11は第1の触媒層6Aで酸化分解されて前段触媒酸化分解ガス12となる。第2の触媒層6Bはこの前段触媒酸化分解ガス12の熱により予熱される。
第2の触媒層6Bが触媒活性温度に達すると、処理ガス11の流量は定格処理量まで増加されて定常運転に移行する。定常運転では熱交換器7により酸化分解ガス13の熱により空気4が予熱されるため、予熱ヒータ5による空気4の予熱は必要なくなる。熱交換後の酸化分解ガス13は排気14として処理される。
上記のようにこの実施の形態5に係るガス処理装置では、始動時に熱容量の小さな前段の第1の触媒層6Aのみを触媒活性温度Taに予熱すればよいので、予熱時間を短縮することができる。また処理ガスのもつ発熱エネルギーを後段の第2の触媒層6Bの予熱に使用するので、予熱に必要なヒータや補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。
次に、回収用のボンベ1に回収された液体状態で20Lのイソブタン10を1時間で処理する場合を例に、この実施の形態5によるガス処理方法についてさらに具体的に説明する。処理ガス11の濃度は、上記と同様労働安全衛生規則による乾燥機の溶剤濃度の基準(燃焼下限濃度の30%以下)を参考にして設定した。すなわちイソブタンの燃焼下限濃度は1.8%であるため、処理ガス11のイソブタン濃度を4500ppmとした。このとき定常運転時の処理ガス11の定格処理量は920m/hとなる。
酸化分解触媒のSV値(空間速度)は通常この種の触媒で使用される60000h−1と設定した。定格処理量とSV値から酸化触媒の容積は約15Lと算出され、酸化触媒のサイズは直径300mm×長さ220mmとなる。この値から、この実施の形態5では、第2の触媒層6Bのサイズを直径300mm×長さ200mmとし、第1の触媒層6Aは第2の触媒層6Bの約1/10の容積、すなわち直径300mm×20mmとした。両触媒層ともにパラジウム系ハニカム触媒を使用した。予熱ヒータ5は一般的な電気ヒータを用いた。熱交換器7は一般的なプレートフィン型のものを用いた。
次に始動時の動作について説明する。始動時はブロア3により定格処理流量の1/10の90m/hの空気4を第1の触媒層6Aに供給する。次に予熱ヒータ5に通電して空気4を加熱してその熱で第1の触媒層6Aを触媒活性温度Taまで予熱する。第1の触媒層6Aの温度は図示しない熱電対で計測され、触媒活性温度の約300℃に達するとイソブタンからなる被処理ガス10がボンベ1から処理ガス11の濃度が約4500ppmになるように供給される。被処理ガス10が供給されると、第1の触媒層6Aによって酸化分解処理が開始され、600〜700℃の前段触媒分解ガス11が生成する。この熱で第2の触媒層6Bが触媒活性温度Taまで予熱される。第2の触媒層6Bの温度は図示しない熱電対で計測され、触媒活性温度以上に達すると、ブロア3からの空気4を定格処理量、すなわち920m/hまで増加させる。このとき被処理ガス10の流量も処理ガス11の濃度が約4500ppmとなるように増加させる。
処理ガス11の流量を定格処理量まで増加させて定常運転に移行すると、熱交換器7により酸化分解ガス13の熱により空気4が予熱されるため、予熱ヒータ5による処理ガス11の予熱は必要なくなる。処理ガス11の定格処理量までの増加は段階的でも連続的でも良い。
上記本実施の形態5のガス処理方法では、定常運転に達するまでの時間は約3分であった。比較のため従来の処理方法で定常運転に達するまでの時間を測定した。測定には図3に示した従来の処理装置を用いた。その結果、定常運転に達するまでの時間は10分以上であった。
上記のように、この実施の形態5に係るガス処理装置では、始動時に熱容量の小さな第1の触媒層6Aのみを触媒活性温度に予熱すればよいので、予熱時間の短縮ができる。また処理ガスのもつ発熱エネルギーを後段に配設した第2の触媒層6Bの予熱に使用するので、予熱に必要な補助燃料などのエネルギー使用量を低減できる。
なお、上記実施の形態の説明においては、複数に分割された触媒層6A、6B相互の間隔を1mmとした例について説明したが、これに限定されるものではなく、該触媒層相互の間隔は要するに固体を通じた直接的な熱伝導が遮断されればよく、上記の例よりも間隔を広くし、あるいは短くしても差し支えない。また、上記説明ではこの発明をフロン代替冷媒として用いられた可燃性のイソブタン廃ガス処理に用いる場合を例に説明したが、必ずしも冷媒として用いられるガスに限定されるものではなく、またイソブタンに限定されるものでもない。空気によって酸化分解される同様のガスの処理に広く用いることができるほか、例えば発熱を伴う互いに異なる複数のガスの反応処理などについても同様の効果を期待することができる。その点で、用いる触媒も上記実施の形態で例示した酸化分解触媒に限定されないことは勿論である。
この発明の実施の形態1によるガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。 実施の形態1のガス処理装置における始動時の第一段階と第二段階について測定された触媒層の温度分布を示す特性図である。 比較のため、従来の処理装置でスリップが発生する理由を説明するためのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。 図3に示す比較例の処理装置について測定された触媒層の温度分布を示す図である。 実施の形態2による可燃性冷媒などのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。 実施の形態3による可燃性冷媒などのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。 実施の形態4による可燃性冷媒などのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。 実施の形態5による可燃性冷媒などのガス処理装置の要部を模式的に示す構成図である。
符号の説明
1 ボンベ(回収ボンベ)、 2 流路、 3 ブロア、 4 空気、 5 加熱手段(予熱ヒータ)、 6 触媒層、 6A 第1の触媒層、 6B 第2の触媒層、 7 熱交換器、 10 被処理ガス(イソブタン)、 11 処理ガス、 12 前段触媒酸化分解ガス、 13 酸化分解ガス、 14 排気、 6A1、 第1の触媒層(EHC)、 51 加熱手段(外周予熱ヒータ)。

Claims (7)

  1. 被処理ガスを加熱された触媒に接触させて反応処理を行うガス処理装置において、被処理ガスを通流する流路と、この流路の上流側に配設された被処理ガスを通流する第1の触媒層と、この第1の触媒層の下流側に離間して設けられ該第1の触媒層を通過したガスを通流する第2の触媒層と、始動時に上記第1の触媒層を少なくとも触媒活性温度以上に予備加熱するための加熱手段とを備えたことを特徴とするガス処理装置。
  2. 上記加熱手段は、上記第1の触媒層の上流側の流路内に設けられ通流する空気を加熱することによって該第1の触媒層を予備加熱する予熱ヒータを用いたものであることを特徴とする請求項1に記載のガス処理装置。
  3. 上記加熱手段は、上記第1の触媒層自体を直接加熱するように該第1の触媒層に付設されたヒータからなることを特徴とする請求項1に記載のガス処理装置。
  4. 上記第2の触媒層の下流側に設けられ該第2の触媒層を通過した処理ガスの熱により空気を加熱する熱交換器と、この熱交換器によって加熱された空気を上記被処理ガスと混合する混合部を備えてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のガス処理装置。
  5. 上記第1の触媒層の熱容量を上記第2の触媒層の熱容量よりも小さくしてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のガス処理装置。
  6. 上記触媒として酸化分解触媒を用い、上記被処理ガスとして可燃性冷媒を用いるようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載のガス処理装置。
  7. 被処理ガスを加熱された触媒に接触させて反応処理を行うガス処理方法において、必要とする触媒層を少なくとも第1の触媒層と第2の触媒層に2分割して被処理ガスの通流方向に直列に配設し、第1の触媒層を触媒活性温度に予熱した後、該第1の触媒層に見合う量の被処理ガスを通流してその処理ガスで第2の触媒層を予熱し、第2の触媒層が触媒活性温度に加熱された後、定格処理量の被処理ガスを通流することを特徴とするガス処理方法。

JP2003391525A 2003-11-21 2003-11-21 炭化水素系冷媒のガス処理方法 Expired - Fee Related JP4184242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391525A JP4184242B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 炭化水素系冷媒のガス処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391525A JP4184242B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 炭化水素系冷媒のガス処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005152701A true JP2005152701A (ja) 2005-06-16
JP4184242B2 JP4184242B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=34718516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003391525A Expired - Fee Related JP4184242B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 炭化水素系冷媒のガス処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4184242B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132586A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Mitsubishi Electric Corp 可燃性冷媒の処理装置
WO2013124997A1 (ja) * 2012-02-23 2013-08-29 昭和電工株式会社 発電装置、発電方法、分解ガスボイラー及び分解ガスタービン
DE102012223636A1 (de) * 2012-12-18 2014-06-18 Bhs-Sonthofen Gmbh Anlage zum Recyceln von Kühlgeräten

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132586A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Mitsubishi Electric Corp 可燃性冷媒の処理装置
JP4490362B2 (ja) * 2005-11-10 2010-06-23 三菱電機株式会社 可燃性冷媒の処理装置
WO2013124997A1 (ja) * 2012-02-23 2013-08-29 昭和電工株式会社 発電装置、発電方法、分解ガスボイラー及び分解ガスタービン
CN104126058A (zh) * 2012-02-23 2014-10-29 昭和电工株式会社 发电装置、发电方法、分解气体锅炉和分解气体涡轮
JPWO2013124997A1 (ja) * 2012-02-23 2015-05-21 昭和電工株式会社 発電装置、発電方法、分解ガスボイラー及び分解ガスタービン
US9567875B2 (en) 2012-02-23 2017-02-14 Showa Denko K.K. Power generation apparatus, power generation method, decomposition-gas turbine and decomposition-gas boiler
DE102012223636A1 (de) * 2012-12-18 2014-06-18 Bhs-Sonthofen Gmbh Anlage zum Recyceln von Kühlgeräten
US9561467B2 (en) 2012-12-18 2017-02-07 Bhs-Sonthofen Gmbh System for recycling of cooling devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP4184242B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6372018B1 (en) VOC removal or destruction system
JP4184242B2 (ja) 炭化水素系冷媒のガス処理方法
JP5047056B2 (ja) タール分解システムの立ち下げ方法およびタール分解システム
JP2003269149A (ja) 脱硝装置
JP2007330868A (ja) 使用済み活性炭の再生装置
JP5868295B2 (ja) 空気/溶剤混合物を環境保護的に除去するための方法
JP2012031863A (ja) 有機ランキンサイクル炭化水素蒸発器用の消火システム
KR101298543B1 (ko) 연소 배기가스 처리장치 및 방법
JP2005246321A (ja) ガス処理装置およびガス処理方法
JPH11159741A (ja) 燃料改質装置
JP4393455B2 (ja) ガス処理装置
CN108472585B (zh) 具有污染氧化催化剂的再生装置的工艺排气污染材料去除设备
JPH11130903A (ja) 廃棄物の処理方法および処理装置
KR102506669B1 (ko) 증기 회수 시스템용 플라즈마 가스 처리 장치
JPH0975666A (ja) 排オゾン分解装置
JP2004225995A (ja) 工業炉
KR101767157B1 (ko) 오염 촉매의 재생 수단이 포함된 일산화탄소와 오염 물질 제거 장치 및 오염 촉매의 재생이 포함된 일산화탄소와 오염 물질 제거 방법
JP2003117339A (ja) 吸着剤再生装置
US20210331117A1 (en) Thermal oxidation of volatile organic compounds using a catalyst layer within a waste heat recovery unit
JP4142501B2 (ja) 重油改質方法とその装置、およびガスタービン発電システム
JP3621389B2 (ja) 脱臭装置の排熱回収方法及び脱臭装置の排熱回収を伴うコージェネレーションシステム
JP2012101187A (ja) 溶剤回収装置
TWI504844B (zh) 一種揮發性有機化學廢氣處理並回收能源的方法及使用該方法的蓄熱再生氧化型廢熱回收鍋爐
JP2006312917A (ja) 発電設備及びガスタービン発電設備並びに発電設備の改質燃料供給方法
JP2006169013A (ja) 水素生成装置及び燃料電池システム並びにそれらの運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080903

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees