JP2005151914A - Seedling transplanter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、乗用型田植機などの苗移植機に関するものである。 The present invention relates to a seedling transplanter such as a riding rice transplanter.
現在汎用されている乗用型田植機における苗植付装置は、走行車両本体の後方に連結し、苗植え付け時には水田上に下降させて苗の植え付けを行っている。 A seedling planting device in a riding type rice transplanter, which is currently widely used, is connected to the rear of the traveling vehicle body, and when seedlings are planted, they are lowered onto paddy fields to plant seedlings.
従来の苗植付装置は該苗植付装置を昇降させる平行リンクの機体側の基部を中心に油圧シリンダの伸長で平行リンクを押し上げることにより、苗植付装置を上昇させる機構を備えた苗移植機が一般的に用いられている。 A conventional seedling planting device is a seedling transplanter equipped with a mechanism for raising the seedling planting device by pushing up the parallel link by extending a hydraulic cylinder around the base of the parallel link that raises and lowers the seedling planting device. Machines are commonly used.
しかし、昇降シリンダの収縮方向の作動で平行リンクを上側に回動させて苗植付装置を上昇させる機構を備えた苗移植機も知られている(特開2002−369607号公報)。
油圧シリンダの伸長で苗植付装置を上昇させる構成のものでは、油圧シリンダの先端部と昇降リンクとが上下同じ方向に移動するので、油圧シリンダの先端部に設けた調整具を上リンクより上側に突出させることが困難であり、また苗植付装置を下降させて接地させた無負荷状態ではなおさら調整具を上リンクより上側に突出させる構成とすることが困難である。 In the configuration that raises the seedling planting device by extending the hydraulic cylinder, the tip of the hydraulic cylinder and the lifting link move in the same direction up and down, so the adjustment tool provided at the tip of the hydraulic cylinder is above the upper link. It is difficult to make the adjustment tool protrude above the upper link in the no-load state where the seedling planting device is lowered and grounded.
また、上記特開2002−369607号公報記載の昇降シリンダの収縮方向の作動で昇降リンクを上側に回動させて苗植付装置を上昇させる機構を備えた苗移植機は、調整具を上リンクの高さまでしか上昇させることができない機構であるため、調整具を容易に調節することができなかった。 Further, a seedling transplanting machine provided with a mechanism for raising the seedling planting device by rotating the lifting link upward by the operation in the contraction direction of the lifting cylinder described in JP-A-2002-369607 discloses that the adjustment tool is an upper link. Therefore, the adjustment tool could not be easily adjusted.
そこで本発明の課題は、苗植付装置の平行リンクの上昇位置の調整具が上リンクより上側まで上昇させることができる機構を備えた苗移植機を提供することである。 Then, the subject of this invention is providing the seedling transplanting machine provided with the mechanism in which the adjustment tool of the raising position of the parallel link of a seedling planting apparatus can be raised above an upper link.
本発明の上記課題は次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、走行車両本体の後部に昇降用リンク装置2を介して苗植付装置3を連結した苗移植機において、昇降用リンク装置2は、走行車両本体に前端部を支持され、後上がり状に設けられ、後端部にバネ式植付昇降調整具161を設けたリフトシリンダ160と、走行車両本体に立設された昇降リンク基部フレーム15と、該昇降リンク基部フレーム15に回動自在に支持された上下一対の平行リンク部材2と、該上下一対の平行リンク部材2a1、2a2のうちの下リンク部材2a2と一体のアーム58とからなり、該アーム58の上端58aは、少なくとも苗植付装置3を接地させて無負荷の状態で、上リンク部材2a1より上方位置でリフトシリンダ160の前記調整具161に当接する配置関係を有している苗移植機である。
The above-mentioned problem of the present invention is solved by the following means.
In the seedling transplanting machine in which the
請求項1記載の発明によれば、苗植付装置3を接地させて無負荷の状態で、リフトシリンダ160の前記バネ式植付昇降調整具161が上下一対の平行リンク部材2a1、2a2の上リンク部材2a1の上方に位置するので、上下一対の平行リンク部材2a1、2a2が邪魔にならずに上リンク部材2a1の上側から植付昇降調整具161を調節することができ、苗植付装置3の昇降を安定させる(ハンチング等を起こさない)ことができる。
According to the first aspect of the present invention, when the
この発明の一実施例である8条植え乗用型田植機について図面に基づき詳細に説明する。
図1の側面図と図3の平面図に示すように、乗用型田植機は走行車両1に昇降用リンク装置2で作業装置の一種である苗植付装置3を装着すると共に施肥装置4を設け、全体で乗用施肥田植機として機能するように構成されている。走行車両1は、駆動輪である左右各一対の前輪6、6および後輪7、7を有する四輪駆動車両である。
なお本明細書では田植機の前進方向に向かって左右をそれぞれ左側と右側といい、前進方向を前側、後進方向を後側という。
An 8-row planted rice transplanter as an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in the side view of FIG. 1 and the plan view of FIG. 3, the riding type rice transplanter attaches a
In this specification, the left and right sides in the forward direction of the rice transplanter are referred to as the left side and the right side, respectively, the forward direction is referred to as the front side, and the reverse direction is referred to as the rear side.
本実施例の乗用型田植機の走行車体の主要部のフレーム構造について、図4に側面図、図5に平面図及び図6に背面図を示す。
本実施例の乗用田植機のフレーム構成において、メインフレーム10の前部にミッションケース11がボルトにて固定され、その後方のメインフレーム10上には水冷式のエンジン12が搭載されており、またミッションケース11の前部からステアリングポスト14が上方に突設されている。
FIG. 4 is a side view, FIG. 5 is a plan view, and FIG. 6 is a rear view of the frame structure of the main part of the traveling vehicle body of the riding type rice transplanter of this embodiment.
In the frame structure of the passenger rice transplanter of the present embodiment, a
本実施例の乗用田植機のフレーム構成の特徴は、前後輪間に配置した前後方向に長いメインフレーム10を設け、該メインフレーム10の後部に上方へ延びる昇降リンク基部フレーム15を立設し、昇降リンク基部フレーム15は車体の後側に設けた図示しないロータリなどの作業装置等を昇降させる昇降用の平行リンク部材2a、2bの基部を装着可能に構成することである。
The feature of the frame structure of the riding rice transplanter of the present embodiment is that a long
また、一対のフロアフレーム9、9を左右に渡して支持する連結フレーム18が設けられ、該連結フレーム18には鉛直方向に伸びる昇降リンク基部フレーム15が接続している。昇降リンク基部フレーム15の基部側には支持フレーム26が設けられ、該支持フレーム26にはメインフレーム10が接続しているので支持フレーム26はメインフレーム10と昇降リンク基部フレーム15とをつなぐ役目をし、さらに支持フレーム26には後輪ローリングフレーム27が接続している。
Further, a connecting
メインフレーム10より上位のステップフロア19の底面を受けるフロアフレーム(フロントフレーム)9の後部は、下方へ屈曲しており、走行車体側面視でメインフレーム10の近くで連結フレーム18を介して昇降リンク基部フレーム15に接続している。また、昇降リンク基部フレーム15は支持フレーム26を介してメインフレーム10に接続している。
The rear portion of the floor frame (front frame) 9 that receives the bottom surface of the
フロアフレーム9の後部を下方へ屈曲させて走行車体側面視でメインフレーム10の近くで昇降リンク基部フレーム15に接続したので、苗植付装置3の昇降用の平行リンク部材2a、2bの基部側の強度が十分確保でき、苗植付装置3の図示しないローリング支点部、リンク支点部の剛性を高め、苗植付装置3の支持が安定する。
Since the rear portion of the
さらに、フロアフレーム9の一部を燃料タンク29の取付用のフレームの一部とし、フロアフレーム9に取り付けた燃料タンク取付フレーム30と共に燃料タンク29の保持を行うので、フロアフレーム9が燃料タンク29の防護枠にもなる。なお、燃料タンク29は左右対称位置に2つ設けられる。
Further, a part of the
また、燃料タンク29を挟んで、かつ燃料タンク29の上方に補助ステップステー28を設けることで、補助ステップステー28が燃料タンク29の取付部材を兼ねることができ、燃料タンク29の取付用に別部材を用いる必要がない。さらに、補助ステップステー28の近くに燃料タンク29の給油口(図示せず)があることになり、オペレータは足元で給油し易くなる。また、補助ステップステー28の下方は元来デットスペースになる場所であるが、この空間を有効に利用でき、機体をコンパクトにできる。
Further, by providing the
また、一対のフロアフレーム9、9の前端にはバッテリー45が配置されるが、バッテリー45が配置される一対のフロアフレーム9、9の前端下方には一対のフロアフレーム9、9に掛け渡されるバンパフレーム55を設けて、バンパフレーム55にバンパの機能を持たせる。こうして一対のフロアフレーム9、9をバンパ部材の一部として利用することでバンパの部品点数、重量、工数がそれぞれ低減でき、また、フロアフレーム9の全体の剛性を持たせながらバンパフレーム55の機能を発揮することもできる。
In addition, a
また、図5の平面図に示すように、平面視でメインフレーム10と昇降リンク基部フレーム15は支持フレーム26を介して接続され、またメインフレーム10の左右では、フロアフレーム9と昇降リンク基部フレーム15が連結フレーム18を介して連結され、さらに一対のフロアフレーム9、9と一対の昇降リンク基部フレーム15、15は一対の立設フレーム37、37でそれぞれ連結され、一対の立設フレーム37、37の先端部はリヤステップフレーム38を介して平面視コの字状の上部連結プレート8で支持され、該上部連結プレート8の基部は昇降リンク基部フレーム15、15に支持固定される。
As shown in the plan view of FIG. 5, the
このように、一対の昇降リンク基部フレーム15、15の左右方向は、ねじれを防止する剛体枠構造になっており、一対のフロアフレーム9、9と連結フレーム18の一対の接続部は互いに左右に離れているので、ねじれを良好に防止でき、走行車両の旋回時にはメインフレーム10と支持フレーム26の接続部にかかる応力は連結フレーム18を介してフロアフレーム9、9に分散することができ、メインフレーム10と一対のフロアフレーム9、9などからなるフレーム構造体の軽量化ができる。
Thus, the left and right directions of the pair of lifting
また、ミッションケース11、エンジン12及びステアリングポスト14等を本実施例のフレーム構造体の内部に設置することができ、ミッションケース11、エンジン12及びステアリングポスト14等を搭載したまま、フロアフレーム9、9が取り外せるのでエンジン12などのメンテナンスが容易になる。
Further, the
さらに、本実施例のフレーム構造体ではミッションケース11とメインフレーム10との接続部とフロアフレーム9の間を鉛直方向に接続する連結プレート39をフロアフレーム9、9間の渡し部材41を介してそれぞれ設けることで、高い剛性を有するフレーム構造が得られる。特に、フロアフレーム9とメインフレーム10とトランスミッションケース11とで構成される側面視菱形状の一対のフレーム構造体が走行車体の剛性に大きく貢献する。
Furthermore, in the frame structure of the present embodiment, a connecting
なお、各フロアフレーム9、9の外側には前輪アクスル42、42が設けられるので、各フロアフレーム9、9にはそれぞれ前輪アクスル固定部49、49を取り付けることができる。
Since the
また、ミッションケース11の上方にはHST5が配置され、油圧ポンプ13(図1、図21)が パワステアリングシリンダ59と苗植付装置の昇降シリンダ160用の昇降バルブユニット67に送油する。
Further, the HST 5 is disposed above the
図1に示すように、メインフレーム10の上にミッションケース11とエンジン12が前後に配設されており、該ミッションケース11の後部上面に油圧ポンプ13が一体に組み付けられ、またミッションケース11の前部からステアリングポスト14が上方に突設されている。
As shown in FIG. 1, a
そして、ステアリングポスト14の上端部にステアリングハンドル16と操作パネル17が設けられている。機体の上部には操縦用のフロアとなるステップフロア19が取り付けられ、エンジン12の上方部に操縦席20が設置されている。前輪6、6は、ミッションケース11の側方に向きを変更可能に設けた前輪支持ケース22、22に軸支されている。また、後輪7、7は、ローリング杆23の左右両端部に一体に取り付けた後輪支持ケース24、24に軸支されている。ローリング杆23はメインフレーム10の後端部に突設したローリング軸25で進行方向と垂直な面内で回動自在に支持されている。
A
ステップフロア19から隆起するカバー99を設け、カバー99の左右一側方にのみ変速レバー110、畦クラッチレバー127などの操作具を配置する。図6に示すようにカバー99を変速レバー110などの操作具とは反対側の回動支点回りに左右方向に回動して、カバー内部を開放可能とする。カバー99の開閉を機体の前後方向ではなく、左右横方向に開閉する構成とする。
A
このため、操作具が邪魔にならずにカバー99を大きく回動させることができる。また、カバー99を開閉しても、操作具を操作できる利点もある。さらに、操作具側のステップフロア19上からカバー内部のメンテナンスを行える。
For this reason, the
また、カバー99内部にはエンジン12とエアクリーナ21とラジエータ44とエアフィルタ・プラグ(図示せず)などが配置され、しかも、カバー99の回動支点の反対側に前記エアクリーナと21ラジエータ44とプラグなどが配置されるので、カバー開放後にこれらの機器のメンテナンスが容易に行える。
さらに、変速レバー110だけでなくスロットルレバー130や畦クラッチレバー127等全ての操作レバーとブレーキペダル140が機体右側にレイアウトされている。
このように、機体右側のみに操作レバーとペダルがレイアウトされていることにより実作業中の左側のスペースが広く邪魔なものがないので、作業性が良くなる。
An
Further, not only the
As described above, since the operation lever and the pedal are laid out only on the right side of the machine body, the space on the left side during the actual work is wide and there is no obstacle, so the workability is improved.
また、燃料タンク29は、互いに連通状態でエンジン12の両側に2つ配置して重量バランスを良くするが、燃料供給口を燃料ゲージがある右側にのみ配置することで、燃料補給時に燃料の入っている量が分かりやすい。また、燃料タンクの燃料供給口をエンジン排気部のマフラー(図示せず)と反対側である右側に配するので、給油時にマフラーに燃料がかかり、発火するという危険性を無くすことができる。
In addition, two
また、エンジン12の左側は、マフラーやプーリ・ベルトがあり、干渉の恐れがある。熱の影響を受けやすいが、本実施例の構成では、エンジン12の冷却側(右側)に油圧ホース・ハーネスを集中して配索することで、熱や駆動部(プーリ・ベルト)の干渉をさけることができる。
Further, on the left side of the
図7の前後輪への動力伝動機構図に示すように、エンジン12の回転動力は、ベルト31を介して油圧ポンプ13の駆動軸であるカウンタ軸32に伝えられ、さらに該カウンタ軸32からベルト33を介して油圧式変速装置HST5の入力軸35に伝えられ、油圧式変速装置HST5の出力軸36からベルトを介してミッション入力軸34に伝えられる。
As shown in the power transmission mechanism diagram for the front and rear wheels in FIG. 7, the rotational power of the
なお、ミッション入力軸34上には、メインクラッチ43が設けられており、油圧式変速装置HST5の駆動力はメインクラッチ43を介してミッション入力軸34に伝動される。メインクラッチ43は周知の多板クラッチである。
A main clutch 43 is provided on the
また、図示しない旋回用のクラッチおよび後輪ブレーキ装置の操作は、ステップフロア19上に設けた前進方向に向かってハンドルポスト14の右側に配置されたペダル140で行う。
The turning clutch and the rear wheel brake device (not shown) are operated by a
苗植付装置3は、走行車両1に昇降用リンク装置2で昇降自在に装着されているが、その昇降機構と苗植付装置3の構成について主に図1と図2で説明する。
先ず、走行車両1に基部が回動自在に設けた一般的なリフトシリンダー160のピストン上端部に設けたバネ式植付部昇降調整具161を昇降用リンク装置2のアーム58に当接させ、走行車両1に設けた油圧ポンプ13にて昇降バルブ80(図21)を介してリフトシリンダー160に圧油を供給・排出して、リフトシリンダー160のピストンを伸進・縮退させて昇降用リンク装置2に連結した苗植付装置3が上下動されるように構成されている。
The
First, a spring type planting part lifting / lowering
昇降用リンク装置2はメインフレーム10に立設した昇降リンク基部フレーム15と昇降用リンク装置2の上下動する昇降用の平行リンク部材2a、2bとリフトシリンダ160を備え、このほかにリフトシリンダ160のシリンダーロッド160aの先端部にバネ式植付部昇降調整具161を設け、平行リンク部材2a(2a1、2a2)の下方のリンク2a2に前記バネ式植付部昇降調整具161の底部が当接する部位に突部58aを有するアーム58が固定させている。
The elevating
リフトシリンダ160の基部はエンジン12の下方位置にあるメインフレーム10に支持されているが、その支持部の反対側には伸縮するシリンダーロッド160aが配置され、該シリンダーロッド160aの先端部に前記したバネ式植付部昇降調整具161が取り付けられている。そしてリフトシリンダ160が収縮するとアーム58が下リンク2a2を中心に反時計方向に回動することで、平行リンク部材2a、2bの苗植付装置3側が上昇する。
The base of the
前記調整具161は図2に示すように間隔調整可能な2枚のプレート161a、161bの内部にシリンダロッド160aの長手方向に伸縮するスイングスプリング161cが配置されている。前記2枚のプレート161a、161bのシリンダロッド160aの長手方向の許容間隔は、一方のプレート161bに固着されたロッド161dを他方のプレート161aに貫通させ、該貫通したロッド部分をロックナット161eで締め付けることで調整できる。
As shown in FIG. 2, a
センサーフロート165の先端側の支持部に取り付けられるセンサーフロート165の仰角センサ207(図12)の感度が高すぎると昇降用リンク装置2が昇降時にハンチングを起こすので、前記バネ式植付部昇降調整具161を調節する。また、バネ式植付部昇降調整具161が平行リンク2aの上方のリンク2a1より上側にあるので作業者が機体側方から走行車両1と苗植付装置3の間に体を入れてバネ式植付部昇降調整具161のロックナット161eの位置を上方のリンク2a1が邪魔にならずに上側から容易に調節することができる。
If the sensitivity of the elevation sensor 207 (FIG. 12) of the
上記構成において、リフトシリンダ160の収縮で昇降リンク装置2を上昇させるようにリフトシリンダ160を下リンク2a2に連結した構成であるので、リフトシリンダ160の伸長で昇降リンク装置2を上昇させるようにリフトシリンダ160を上リンク2a1に連結した構成に比べて、シリンダ160を低い位置に配置することができ、昇降リンク装置2の重心位置を下げられる。
In the above configuration, since the
また、リフトシリンダ160を引きで使うことで小さく構成でき、メインフレーム10に支点を設けることでリフトシリンダ160の上方に空間を設けることができ、リフトシリンダ160及びエンジン12のメンテナンスを容易に行えるようになった。
Further, the
苗植付装置3は、昇降用リンク装置2の後部にローリング軸を介してローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース162と、該植付伝動ケース162に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台163と、植付伝動ケース162の後端部に装着され前記苗載台163の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける苗植付け具164…と、植付伝動ケース162の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体であるセンサ(センタ)フロート165・サイドフロート166…等にて構成されている。センサフロート165・サイドフロート166…は、圃場を整地すると共に苗植付け具164…にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。
The
PTO伝動軸167は両端にユニバーサルジョイントを有し、施肥駆動ケース168の動力を苗植付装置3の植付伝動ケース162に伝達すべく設けている。昇降リンクセンサ169は、メインフレーム10に立設した昇降リンク基部フレーム15と昇降用リンク装置2の上下動する昇降用の平行リンク部材2a、2bの間に設けられ、リンク169aの動きを検出するポテンショメータであり、手動操作等により苗植付装置3を最上昇位置へ上昇したことを検出できる。そして、センサフロート165前部に設けられた迎い角センサ207(図1)は、苗植付装置3の対地高さを検出するものであり、該迎い角センサ207の検出値に基づいて、制御装置215(図26)により昇降バルブ80を制御してリフトシリンダー160にて苗植付装置3の上下位置を制御するように構成されている。
The
即ち、センターフロート165の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられたことを迎い角センサ207により検出した時には油圧ポンプ13にてミッションケース11内から汲み出された圧油をリフトシリンダー160に送り込んでピストンを突出させて昇降用リンク装置2を上動させて苗植付装置3を所定位置まで上昇させ、また、センターフロート165の前部が適正範囲以上に下がったことを迎い角センサ207により検出した時にはリフトシリンダー160内の圧油をミッションケース11内に戻して昇降用リンク装置2を下動させて苗植付装置3を所定位置まで下降させる。そして、センターフロート165の前部が適正範囲にあるとき(迎い角センサ207の検出値が適正範囲にあり、苗植付装置3が適正な対地高さである時)にはリフトシリンダー160内の圧油の出入りを止めて苗植付装置3を一定位置に保持せしめるべく設けられている。このように、センター(センザー)フロート165を苗植付装置3の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
That is, when the
また、苗植付装置3の油圧シリンダー(昇降シリンダ)160の作動用の昇降バルブユニット67(図21)はパワステシリンダ59を作動させる操向バルブユニット62(図21)の近傍に配置される。
Further, the lifting valve unit 67 (FIG. 21) for operating the hydraulic cylinder (lifting cylinder) 160 of the
苗植付装置3は、フレームを兼ねる伝動ケース162、苗を載せて左右往復動して苗を一株づつ各条の苗取出口162aに供給する苗載台162、苗取出口163aに供給された苗を圃場に植付ける装置であり、植付伝動軸167(図1)を介して走行車体側の動力により、その苗載台163は左右に摺動自在であり、この左右往復動により、苗載台163の最下段に位置する苗を苗取出口163a(図3)に供給し、該苗を植付装置3が圃場に植付ける。苗載台163が左右行程の端部まで移動して最下段の苗が全て植付けられると、苗送りベルト184(図1、図10)が作動して、台上の苗を1段分だけ下方へ移送する。また、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ223、223等を備えている。
The
苗植付装置3の下部に設けられる各フロート165、166は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンサ(センタ)フロート165の前部の上下動が上下動検出機構(仰角センサ207)により検出され、その検出結果に応じ前記リフトシリンダ160を制御する昇降バルブ80を切り替えて苗植付装置3を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
The
また植付装置3の作動及び停止を隣接する2条づつの単位で切り替えるクラッチが設けられている。このクラッチは、畦際での作業時に「切」に操作されることが多いことから、通常「畦クラッチ」と呼んでいる。畦クラッチ186の入・切操作は、ハンドルポスト14に設けた畦クラッチレバー127で行う。
Moreover, the clutch which switches the operation | movement and stop of the
図8には6条植(図3は8条植であるが、図面を簡単にするために6条植の場合を示す)の構成における畦クラッチ186と苗送りベルト185への動力伝動入切装置の要部の背面図を示す。畦クラッチレバー127で作動制御される畦クラッチ作動用のケーブル189は苗植付装置3までは3本(6条植えの場合)であるが、本実施例では該ケーブル189を作動させると同時に苗送りベルト185を作動させ、また同時に非作動させる構成にする。
FIG. 8 shows the power transmission to the
苗載台163の裏面には畦クラッチ作動用の3つの畦クラッチ操作部216(図8)をそれぞれ固定し、該畦クラッチ操作部216にはそれぞれ揺動アーム212を設け、該揺動アーム212の中心部を回転支点として、該アーム212の一端に各畦クラッチ作動用のケーブル189を連結する。また揺動アーム212の他端に苗送りベルト185の作動用のケーブル217の先端を固定する。
Three seedling clutch operating portions 216 (FIG. 8) for actuating the saddle clutch are respectively fixed to the rear surface of the
なお、前記ケーブル217は隣接する二つの苗載台163の間に配索しておくと、ケーブル217の損傷がない。これは、苗載台163が左右に横移動するため、苗載台163の左右移動に対応して苗植付装置3の左右バランスを修正するべく、苗載台163と平行リンク部材2bとの間をつなぐように苗載台163の直前で左右に張設したバランススプリング(図示せず)等と干渉し、ケーブル217のアウタを傷つけるおそれがあるので、苗載台163のつなぎ目に入れ込むと他部品と接触することなく、バランススプリング部を迂回できる。
If the
また、図9には畦クラッチ186とその作動用のケーブル189の接続部を示し、図10には苗送りベルト185とその作動用のケーブル217の接続部を示す。伝動ケース162内に設けられた畦クラッチ186は苗植付装置3の伝動軸3aに固着した駆動側クラッチ体187と該クラッチ体187のクラッチ歯187aと係脱自在のクラッチ歯188aを有する受動側クラッチ体188を備えており、該受動側クラッチ体188はスプリング218とスプロケット220とワッシャ221により常時伝動軸3a側に付勢されており、常時は畦クラッチ186は作動状態(ケーブル189を引いた状態)にある。
Further, FIG. 9 shows a connection portion between the
受動側クラッチ体188の側面にはクラッチピン溝188bが設けられており、該溝内にケーブル189の先端に接続された畦クラッチピン222が挿脱自在に設けられている。畦クラッチピン222は伝動ケース162の壁面の穴を貫通するように穴内に設けられ、かつスプリング224でケース162の壁面からケース162の内側に突出自在になっている。従ってケーブル189を引くと畦クラッチピン222は受動側クラッチ体188のクラッチピン溝188bから引き抜かれる方向に移動される。畦クラッチピン222は受動側クラッチ体188のクラッチピン溝188b内を所定の引き抜き量で引き抜かれると、スプリング224の付勢力により畦クラッチ186が「入」となる。畦クラッチ186は苗の植え付けを行わない時(畦クラッチ186:「切」)は定位置停止クラッチとなっており、ケーブル189を引くと畦クラッチ186が「入」となる。
A
畦クラッチ186を切にするときは、ケーブル189が弛められるので、圧縮スプリング224の付勢により畦クラッチピン222がクラッチピン溝188bに入り、その状態で受動側クラッチ体188が回転することにより、クラッチピン溝188bの案内により受動側クラッチ体188が圧縮スプリング218に抗して徐々に該圧縮スプリング218側に移動し、受動側クラッチ体188の所定の回転位置(クラッチピン溝188bの回転方向端部に畦クラッチピン222が位置する状態)でクラッチ歯187a、188aの係合が初めて外れ、受動側クラッチ体188が定位置で停止する。
When the
なお、圧縮スプリング218の付勢力で、圧縮スプリング224が縮んで畦クラッチピン222がケーブル189側へ押し戻されることはない。
It should be noted that the
また、畦クラッチ186は定位置停止クラッチになっている。その理由は苗植付装置52の植付具を所定の位置で停止させる(一方の植付具は苗掻き取り直前で、他方の植付具は植え付けた後となる位相で停止させる)ためであり、該植付具が苗を保持したまま停止しないようにしているためである。ちなみに、受動側クラッチ体188と一体回転するスプロケット220から苗植付装置3の伝動軸3aへのチェーン225による伝動比は、2分の1に減速されており、苗植付装置3の作動周期は前記伝動軸3aの1回転の2分の1(半回転)であるから、受動側クラッチ体188による一箇所の停止位置に対して、苗植付装置3の伝動軸3aは180度位相が異なる2箇所で停止する構成としている。
畦クラッチ186が「入」となると、スプロケット220に係止しているチェーン225が駆動され、苗植付装置3が作動する。
The
When the
また、図8に示す構成で揺動アーム212の矢印A方向への揺動で畦クラッチ作動用のケーブル189を畦クラッチ186を作動側に動かすことで、同時に苗送りベルト185作動用のケーブル217を苗送りベルト185が作動する方向に動かすことができる。
Further, in the configuration shown in FIG. 8, the hook
図10には苗送りベルト185の作動部の構成を示す。ケーブル217はL字状のシフターアーム227の一端部に接続しており該シフターアーム227の他端部は苗送り駆動ローラ228の駆動側クラッチ体187に接続しており、ケーブル217の「入」、「切」側への動きに応じて駆動側クラッチ体187が「入」、「切」に切り替わる構成になっている。駆動側クラッチ体187は苗送りローラ228にクラッチ歯228a、187aを介して係脱可能な構成であり、苗送り駆動ローラ228の駆動側クラッチ体187とは反対側には隣接条の苗送り駆動ローラ228に常時噛合した互いのクラッチ歯228a、228aを介して接続している。苗送り駆動ローラ228の並列位置に苗送り従動ローラ229があり、これらのローラ228、229間には苗送りベルト185が巻かれている。また、ローラ228の中心軸228bはローラ228とは遊嵌しており、駆動側クラッチ体187とは一体化されているので、駆動側クラッチ体187とローラ228が係合したときにローラ228が回転でき、苗送りベルト185を駆動させることができる。
FIG. 10 shows the configuration of the operating portion of the
従って、畦クラッチ作動用のケーブル189が畦クラッチ186の受動側クラッチ体188を作動・非作動に切り換えることで苗送りベルト185の駆動側クラッチ体187を作動・非作動に切り換えることができる。こうして図8に示す構成で揺動アーム212の矢印A方向への揺動で畦クラッチ作動用のケーブル189を畦クラッチ186を作動側に動かし、同時に苗送りベルト185の作動用のケーブル217を駆動側クラッチ体187とローラ228の係合側に動かし、苗送りベルト185を作動させることができる。また揺動アーム212の矢印A方向の反対方向への揺動で畦クラッチ作動用のケーブル189を畦クラッチ186を非作動側に動かし、同時に苗送りベルト185の作動用のケーブル217を苗送りベルト185を非作動側に動かすことができる。
Therefore, the drive side
すなわち、各畦クラッチレバー127の作動で畦クラッチ186と苗送りベルト185を同時に作動させることができ、また同時に非作動とさせることができる。
That is, the
また、図11の苗植付具部分の要部背面図に示すように苗植付具部分の背面視で、苗植付装置3内の苗植付具伝動ギアケース246は機体の右側に、線引き用の線引きマーカ駆動装置232と苗載台163の苗送り装置は左に配置することで重量バランスを良くすることができる。
In addition, as shown in the rear view of the main part of the seedling planting part in FIG. 11, the seedling planting gear
また、植付伝動ケース162の苗植付具伝動ギアケース246内のベベルギア機構により伝動軸3aにエンジン動力が伝達される。クラッチ186が係合するとそれぞれの苗植付具164の爪(図示せず)がチェーン225により駆動される。
Further, the engine power is transmitted to the
また苗植付具伝動ギアケース246から伸びる常時回転しているリードカム軸247に設けた溝247aに内周部に中心軸方向に向けて設けられた突起部が係合しながら左右に移動するリードカム248と連結された苗載台163が左右に移動する。
Further, a lead cam that moves to the left and right while engaging with a groove 247a provided on a constantly rotating
リードカム248が左右に移動することで、例えば左に移動するとリードカム軸247の先端の当接片247bが縦送り伝動軸249に直結した左右の横送り片(ワンウエイクラッチ付き)249a、249bのうち、右横送り片249bに当たり、伝動軸249を縦送りベルト185の苗の1回の植付け分だけ回動させる。該伝動軸249はローラ228の軸228bと連動しており、駆動側クラッチ体187とローラ228が係合したときは3条分の縦送りベルト185を苗の1回の植え付け分だけ動かすことができる。
When the
また、センサフロート165の感度調節装置を図12の側面図に示すように構成して、単一のばねの伸縮で迎い角センサ207の出力が変化するように設けることができる。
センサフロート165の後端部に一端が回動自在に連結したフロート支持アーム261が、その前端部に設けられた植付深さ調節パイプ(回動軸)260の軸芯回りに回動するように設けられ、深さ調節レバー(苗植付装置3側にある。)の操作でアーム261の後端部が上下に移動すると、センサフロート165の後部が上下して苗の植付深さが調節できるようになっている。
Further, the sensitivity adjustment device of the
A
植付深さ調節パイプ(回動軸)260は迎い角連動アーム262と一体的に設けられているので、フロート支持アーム261の回動に連動して迎い角連動アーム262も一体的に動く。該迎い角連動アーム262は迎い角連動ロッド264を介して平行リンク265、266の内の上リンク265に回動自在に連結している。上下リンク265、266の端部がそれぞれ機体に回動自在に支持されている。平行リンク265、266の前端部に迎い角センサ基部プレート268が支持されている。迎い角センサ基部プレート268は左側が短い正面視でコ字状の部材であり、該迎い角センサ基部プレート268内に配置されたフロートアーム269が回動支点268aで連結されている。フロートアーム269は平面視コ字状の部材であり、その両側先端部はセンサーフロート165に回動自在に支持され、鉛直方向上方に立ち上がった正面視コ字状のフロートリンク270に回動自在にピン276で支持されている。
Since the planting depth adjusting pipe (rotating shaft) 260 is provided integrally with the angle-of-
また、迎い角センサ基部プレート268の右側面には迎い角センサ取り付け部267を介して迎い角センサ207が取り付けられている。さらに、植付深さ調節パイプ260には2カ所の係止部を有するフック274が取り付けられているが、このフック274とフロートアーム269の下端部との間にはフロート感知荷重調整スプリング273が張られている。
In addition, an angle-of-
該スプリング273はセンサーフロート165の荷重を調整する機能があり、該スプリング273はフロートアーム269の二つのコ字状端部の先端に取り付けられている。またフロート感知荷重調整スプリング273のフロートアーム269への取り付け位置は上リンク265に取り付けられる迎い角調整ロッド264とセンサーフロート165上の前後方向の中心線に対して同じ側(左側)にある。
The
このように、フロート感知荷重調整スプリング273と迎い角連動ロッド264がいずれもセンサーフロート165の前後方向の中心線から一方に片寄った位置にあるので、フロート感知荷重調整スプリング273のフック274への二段の係止位置のいずれかへの選択とターンバックル式の迎い角連動ロッド264の長さ調整の作業が容易に行えるだけでなく、迎い角センサ207に対してセンサーフロート165の前後方向の中心線の反対側にあるので、センサーフロート165の左右一方から両者の調節が行えるため調整し易くなる。
Thus, since both the float sensing
また、センサフロート165の迎い角の感度荷重を重くするスプリング273の引き方向を水平方向にしたので、スプリング273の間に泥がたまらず、性能が安定し、また見た目がすっきりするシンプルな構成となる。
In addition, since the pulling direction of the
また、前記スプリング273の感度に応じて迎い角センサ207の出力が変化してセンサフロート165を上下に動かすことができる。
Further, the output of the angle-of-
本実施例の田植機では、ステアリングハンドル16の下方にフィンガーレバー171(図3)が配置され、該フィンガーレバー171を上下方向に操作すると図示しないフィンガーレバースイッチが作動されて、制御装置215のPTOクラッチ作動手段によりPTOクラッチ作動SOLを操作して、施肥駆動ケース168(図1)内に設けられた動力を断接するPTOクラッチ170(図22)を操作して施肥装置4及び苗植付装置3への動力を入切り操作できるように構成されていると共に、制御装置215の苗植付装置3の昇降手段により、昇降バルブ80(図21)を操作して手動にて苗植付装置3を上下動できるように構成されている。
In the rice transplanter of this embodiment, a finger lever 171 (FIG. 3) is arranged below the
即ち、フィンガーレバー171を「上」に操作すると、PTOクラッチ170が切れ施肥装置4及び苗植付装置3の作動が停止し、且つ昇降バルブ80が強制的に苗植付装置3を上昇する側に切換えられる。
That is, when the
そして、フィンガーレバー171を「上」に操作した後に、フィンガーレバー171を「下」に1回操作すると、昇降バルブ80がセンサフロート165の上下動にて切換えられる自動制御状態となり、苗植付装置3が上昇された状態であればセンサフロート165が接地して適正姿勢になるまで苗植付装置3は下降する。更にもう一回、フィンガーレバー171を「下」に操作すると、昇降バルブ80(図21)がセンサフロート165の上下動にて切換えられる自動制御状態のままで、PTOクラッチ170が入り施肥装置4及び苗植付装置3が駆動される。以降、フィンガーレバー171を「下」に操作する度に、昇降バルブ80がセンサフロート165の上下動にて切換えられる自動制御状態のままで、PTOクラッチ170(図22)が入りと切りに交互に切り換えられる。
Then, after the
ここで、ステアリングハンドル16にて前輪6、6が操向操作される部分の構成について図14の平面図と図15の斜視図に基づいて説明する。
ステアリングハンドル16は、ステアリングポスト14内に設けられたステアリング軸上部に固定されており、ステアリング軸の回転はミッションケース11内に設けられたステアリング変速歯車を介して減速されて出力軸174に伝動される。そして、出力軸174の下端は、ミッションケース11底面から突出してピットマンアーム175が固定されている。該ピットマンアーム175の前部左右側と左右前輪支持ケース22、22(図1)とは左右ロッド176、176(図1)にて連結されている。
Here, the configuration of the portion where the
The steering handle 16 is fixed to the upper part of the steering shaft provided in the
従って、ステアリングハンドル16を回動操作すると、ステアリング軸・ステアリング変速歯車・出力軸174・ピットマンアーム175・左右ロッド176、176・左右前輪支持ケース22、22へと伝達されて、左右前輪6、6が左右操向操作される。
Accordingly, when the steering handle 16 is turned, the
一方、ピットマンアーム175の後部上面には、作動ローラ177が回転自在に設けられており、その作動ローラ177の左右両側を囲むように平面視でコ字状に切り欠かれた切欠き部178を有する従動体179がミッションケース11の底面に回動自在に支持されている。そして、従動体179の左右両側部には、左右クラッチ操作アーム86I、86Iに連結された左右ロッド180、180の前部が連結されている。従って、ステアリングハンドル16を所定量(機体を右旋回させる意思を持って作業者が右に回す量)以上右に回すと、ピットマンアーム175も右回動し、作動ローラ177が(ハ)方向に回動し、従動体179の切欠き部178の左側面178aを押すために、従動体179を(ニ)方向に回動させ、右ロッド180を引き、右クラッチ操作アーム86Iが操作されて右サイドクラッチIが切れ、旋回中心側の右後輪7が遊転状態となるので、右後輪7が耕盤を傷めることなく、また、泥土を多量に持ち上げて泥面を荒してしまうようなこともなく、右旋回がスムーズできれいにできる。
On the other hand, an operating
逆に、ステアリングハンドル16を所定量以上左に回すと、ピットマンアーム175も左回動し、作動ローラ177が反(ハ)方向に回動し、従動体179の切欠き部178の右側面178bを押すために、従動体179を反(ニ)方向に回動させ、左ロッド180を引き、左クラッチ操作アーム86Iが操作されて左サイドクラッチIが切れ、旋回中心側の左後輪7が遊転状態となるので、左後輪7が耕盤を傷めることなく、また、泥土を多量に持ち上げて泥面を荒してしまうようなこともなく、左旋回がスムーズできれいにできる。
Conversely, when the steering handle 16 is turned to the left by a predetermined amount or more, the
更に、ピットマンアーム175の前部上面には、左右センサ押片182、182が設けられており、ステアリングハンドル16を左右何れかに200度回転させると、ミッションケース11の底面に固定されたオートリフトスイッチ183がオンになる(ステアリングハンドル16は左右に最大360度〜400度回転する)。
Further, left and right
HST(油圧式変速装置)5は、操縦席20の右側に設けられた変速レバー110(図3)にて操作される。機体斜め前方から見た作動説明用斜視図である図16に示すように、変速レバー110は、軸111にて機体に前後方向に回動自在に支持された操作レバー基部112に軸113にて左右方向に回動自在に支持されており、クランク状に操作される構成になっている。また、操作レバー基部112に当接する変速レバーセンサ111aで変速レバー110の回動度合いを検出する。なお、変速レバー110の操作ストロークを規制するための長孔及び前記操作レバー110側のピン112aが設けられている。
The HST (hydraulic transmission) 5 is operated by a shift lever 110 (FIG. 3) provided on the right side of the
そして、操作レバー基部112は、ロッド114にて機体に回動自在に支持された位置決め軸115のアーム116に連結されている。位置決め軸115には、扇型のカム板117が固定されており、このカム板117には、変速レバー110がニュートラル位置Nの時にバネ118にて付勢されているポジションローラ119が嵌入する円弧溝117Nと、変速レバー110が前進最大速位置Fの時にバネ118にて付勢されているポジションローラ119が嵌入する円弧溝117Fと、変速レバー110が後進最大速位置Rの時にバネ118にて付勢されているポジションローラ119が嵌入する円弧溝117Rとが形成されている。
The
また、位置決め軸115には、HST操作アーム120が設けられており、このHST操作アーム120がHST5のトラニオン軸121に固定されたトラニオン操作アーム122にロッド123にて連結されている。
The
従って、変速レバー110をニュートラル位置Nにしている時には、カム板117の円弧溝117Nにポジションローラ119が嵌入して、HST5はニュートラルに保持されて機体は停止状態である。そして、変速レバー110をニュートラル位置Nから前進最大速位置Fに向けて操作するほど、ロッド114・アーム116・位置決め軸115・HST操作アーム120・ロッド123・トラニオン操作アーム122・トラニオン軸121と連携して作動し、トラニオン軸121が前進方向に徐々に操作されて、機体は徐々に前進速度が速くなる。
Therefore, when the
逆に、変速レバー110をニュートラル位置Nから後進最大速位置Rに向けて操作するほど、ロッド114・アーム116・位置決め軸115・HST操作アーム120・ロッド123・トラニオン操作アーム122・トラニオン軸121と連携して作動し、トラニオン軸121が後進方向に徐々に操作されて、機体は徐々に後進速度が速くなる。
On the contrary, as the
一方、機体に前後方向に回動自在に支持されたスロットルレバー130に連結された操作ワイヤー131がエンジン12のアクセル作動機構に連携しており、スロットルレバー130を増速方向に操作すると操作ワイヤー131はイ方向に作動してアクセル作動機構を全開方向に向けて作動させてエンジン12の回転を上げる。そして、この操作ワイヤー131の中途部に係合部材132が固定されており、前記位置決め軸115に上下方向に設けられた2つの上アーム133Rと下アーム133Fに各々連結された操作ワイヤ134R・134Fが共にアクセル連動アーム135の下端に連結され、このアクセル連動アーム135は機体に回動自在に支持され、その上部はフック状部135aになっており係合部材132のエンジン12側の操作ワイヤー131を抱き込むように構成されている(フック状部135aは、操作ワイヤー131の外側を自由に移動できるようになっている。換言すると、操作ワイヤー131は、フック状部135aの内側を自由にイ方向及び反イ方向に移動できる構成となっている)。
On the other hand, an
従って、スロットルレバー130を増速及び減速方向に操作すると、操作ワイヤー131を介してエンジン12の回転数を調節できる。一方、変速レバー110をニュートラル位置Nから前進最大速位置F又は後進最大速位置Rに向けて操作するほど、下アーム133F又は上アーム133Rの回動により操作ワイヤ134F・134Rを引いてアクセル連動アーム135のフック状部135aをロ方向に移動させるので、フック状部135aが係合部材132に接当して操作ワイヤー131をイ方向に作動してアクセル作動機構を全開方向に向けて作動させてエンジン12の回転を上げる。即ち、変速レバー110にて車速を速くするほど連動して、エンジン12の回転数も上がるように構成されている。従って、変速レバー110にて変速操作とエンジン12の回転数の操作が同時に行えるので、操作性が良くて作業効率が良い(スロットルレバー130を操作する必要がない)。また、変速レバー110がニュートラル位置Nでスロットルレバー130を最低速に減速した時に、フック状部135aが係合部材132に接当し始める構成となっているので、変速レバー110がニュートラル位置Nではスロットルレバー130にて自由にエンジン12の回転数を上下調節でき、変速レバー110をニュートラル位置Nから前進最大速位置F又は後進最大速位置Rに向けて途中まで操作しているときには、自動的に連動して上げられたスロットル位置からスロットルレバー130にて自由にエンジン12の回転数を上げることができる。
Accordingly, when the
また、ペダル140はメインクラッチ43(図7)と左右後輪ブレーキ装置(図示せず)を共に操作することができ、ステアリングハンドル16の右下側に配置されており、このペダル140を踏み込むとメインクラッチ43が切れ、続いて左右後輪ブレーキがかかり、機体は停止する。
Further, the
また、変速レバー110の操作位置は、図3に示すようなレバーガイド98がステアリングポスト14の右側面に設けられている。レバーガイド98部分の拡大平面図を図19に示す。また、ステアリングポスト14の左右に機体の前側へ行き来できるステップフロア19を設ける。
As for the operation position of the
レバーガイド98のハンドルポスト14側に苗植付時の前進走行位置にガイドする案内溝がそれぞれ前後方向に伸びている。またレバーガイド98の前後進用の前記案内溝より外側にPTO案内溝を設け、さらその外側に路上走行用の案内溝を設けている。従って苗植付用の前進走行案内溝とPTO案内溝と路上走行案内溝が並列配置されている。
Guide grooves that guide the lever guide 98 to the forward travel position at the time of seedling planting extend in the front-rear direction on the
このように、レバーガイド98の圃場内での前後進用の案内溝に対してステアリングポスト14とは反対側(右側)に農作業装置(PTO)のみを駆動するための案内溝を設けているので、使用頻度の高い通常の圃場内での走行はステアリングポスト14側、すなわち操縦席側の前後進用の案内溝内を移動する操作だけで良いので、変速レバー110の操作性がよい。また、機体前端を畦等につけて作業者がステップフロア19を走行して、例えば苗補給や肥料補給作業等のために機体を乗降するとき、変速レバー110が前後進操作経路に位置していればステップフロア19を走行する作業者に干渉しにくい。
As described above, the guide groove for driving only the farm work apparatus (PTO) is provided on the side (right side) opposite to the
また、操作しやすいステアリングハンドル16の近くにレバーガイド98の前後進用の案内溝が配置される。さらに、前記前後進用の案内溝と農作業装置3のみ駆動させる案内溝がレバーガイド98の左右に分かれて配置されて明確に区別されており、変速レバー110の誤操作を防止している。また、操作しやすいステアリングハンドル16の近くに前後進用の案内溝が配置されるので、通常作業時に前後進用の案内溝を用いて変速レバー110が操作しやすくなる。
Further, a guide groove for the forward / rearward movement of the lever guide 98 is disposed near the steering handle 16 that is easy to operate. Further, the guide groove for driving forward and backward and the guide groove for driving only the
さらに、前後進用の案内溝と農作業装置3のみを駆動させる案内溝が左右に配置されて明確に区別されており、変速レバー110の誤操作を防止し、該変速レバー110の操作安全性が優れている。
Further, the guide groove for driving forward and backward and the guide groove for driving only the
次に、図17のハンドルポスト部分の作動部材の連携を示す正面図と図18の斜視図に基づいて、ペダル140の連携構成を説明する。
ペダル140はメインクラッチ43と左右後輪ブレーキ装置を共に操作することができ、ステアリングハンドル16の右下側に配置されており、このペダル140を踏み込むとメインクラッチ43が切れ、続いて左右後輪ブレーキがかかり、機体は停止する。
Next, a cooperative configuration of the pedal 140 will be described based on a front view showing the cooperation of the operation members of the handle post portion of FIG. 17 and a perspective view of FIG.
The pedal 140 can operate both the main clutch 43 and the left and right rear wheel brake devices, and is disposed on the lower right side of the
ペダル140の基部に設けたボス部140aは、機体に回動自在に支持された回動支軸142に外嵌され、割りピン140bにて回動支軸142に固定され、ペダル140を踏込み操作すると回動支軸142も一体に回動するように構成している。そして、ペダル140のボス部140aには、左右ブレーキ作動アーム143の基部が溶接固定されており、該左右ブレーキ作動アーム143の先端には下方に向けて作動ロッド144が設けられている。そして、作動ロッド144の下端は、その下端部に形成された長孔144aを介して機体に回動自在に支持されたカウンター軸145の右端部に溶接して固定されたL字状の右アーム146Rの上部に連結されている。そして、カウンター軸145の左端部には、左アーム146Lが溶接固定されている。
A
そして、右アーム146R・左アーム146Lの各下部から後方に向けて左右連結ロッド147L・147Rが設けられ、各左右連結ロッド147L・147Rの後端は左右後輪ブレーキ装置を操作する左右シフタ85J、85Jを操作する左右ブレーキ操作アーム86J、86Jに連結されている。
Left and right connecting
一方、回動支軸142には、アーム148の基部が溶接固定されており、そのアーム148の先端部にはメインクラッチ作動カムローラ(ベアリング)148aが設けられており、ペダル140が踏み込み操作されてアーム148が上動された時に、機体に基部が回動自在に枢支して設けられたクラッチカム149を押し上げ作動させるように設けられている。クラッチカム149の先端には下方に向けて作動ロッド150が設けられ、作動ロッド150の下端は、機体に回動自在に支持されたクラッチシフタ151に設けられたアーム152の先端部に連結されている。そして、クラッチシフタ151は、図示しない摺動部材を作動させてメインクラッチ43を入・切操作できる構成になっている。
On the other hand, the base portion of the
また、クラッチカム149のメインクラッチ作動カムローラ148aが接当する下面149aの形状は、ペダル140が踏み込み操作されてアーム148が上動し始めるとすぐにクラッチカム149を押し上げ作動させてメインクラッチ43を切操作し、メインクラッチ43が切れた後は、メインクラッチ作動カムローラ148aは下面149aの直線部149bを転動するのみで殆どクラッチカム149を上動させないような構成となっている。
Further, the shape of the lower surface 149a of the clutch cam 149 with which the main clutch
即ち、操縦者が、ペダル140を踏み込み操作すると、左右ブレーキ作動アーム143・アーム148が上動回動するが、その時、アーム148のメインクラッチ作動カムローラ148aはすぐにクラッチカム149を押し上げ作動させてメインクラッチ43を切操作する。そして、メインクラッチ43が切操作されるまでは、左右ブレーキ作動アーム143が上動回動しても作動ロッド144下端には長孔144aがあるために右アーム146Rは回動されない。
That is, when the operator depresses the
メインクラッチ43が切操作された後に、更に、操縦者が、ペダル140を踏み込み操作すると、更に、左右ブレーキ作動アーム143が上動回動して、作動ロッド144にて右アーム146Rは回動し、左右後輪ブレーキが作動する。この時、メインクラッチ43が切操作された後は、メインクラッチ作動カムローラ148aはクラッチカム149の下面149aの直線部149bを転動するのみで殆どクラッチカム149を上動させないような構成となっているので、操縦者がペダル140を踏み込み操作する力は、最初はメインクラッチ43を切操作するだけで、メインクラッチ43が切操作された後は左右後輪ブレーキを作動させるだけとなり、非常に軽い踏み込み力でよくて、操作性が非常に良い。
When the operator further depresses the pedal 140 after the main clutch 43 is turned off, the left and right
苗植付装置3は、フレームを兼ねる伝動ケース162、苗を載せて左右往復動し苗を一株づつ各条の苗取出口163a、…に供給する苗載台163、苗取出口163a、…に供給された苗を圃場に植付ける苗植付具164、…等を備えている。
The
施肥装置4は、肥料タンク46内の肥料を肥料繰出部48、…によって一定量づつ下方に繰り出し、その繰り出された肥料を施肥ホース153、…を通して施肥ガイド154、…まで移送し、該施肥ガイド154の前側に設けた作溝体159、…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。
The
図20の側面図に示すように、施肥ホース153の一部は合成樹脂製の剛体のホース153bで構成しても良い。この剛体のホース153bと一体的にエア抜き口153b1が上方へ向けて設けられている。該エア抜き口153b1には、フタ153b2が設けられ、施肥ホース153内の空気圧が所定値以上になると前記フタ153b2が開いて施肥ホース153内のエアを外部に逃がす構成となっており施肥ガイド154あるいは施肥ホース153内で肥料が詰まり気味になっても施肥ホース153内のエアの流れが絶えないようにして肥料詰まりを防止するものである。そして、前記剛体のホース153bは短く構成されると共に苗送りベルト185の下端より上位に配置され、その剛体のホース153bの下端から施肥ガイド154の上端までの間を伸縮可能で屈曲性のあるゴム製のホース153aで接続している。尚、ゴム製のホース153cの下部には蛇腹状のホース部分を備えており、該蛇腹状のホース部分で伸縮可能に構成されている。従って、剛体のホース153bを苗送りベルト185の下端より上位に配置することにより、ゴム製のホース153cを長く設定することができて充分な屈曲量を得ることができ、フロート165、166の上下動による施肥ガイド154の移動に追従することができ、ひいてはホース153が一箇所において急角度で折れ曲がることによる肥料詰まりを防止できる。また、蛇腹状のホース部分とその上側に接続するホース部分を一体のゴム製のホース153cで構成したので、部品点数が削減し、コストダウンが図れる。
As shown in the side view of FIG. 20, a part of the
従来は、蛇腹状のホースとその上側に接続する可撓性のホース部分とが別体で構成されているので、蛇腹状のホースのみが屈曲しやすく、ホースが一箇所において急角度で折れ曲がることにより肥料詰まりを生じる恐れがあり、また部品点数が多くなりコストアップを招くものであった。また、エア抜き口を備える剛体のホースの下端が比較的下位に配置され、その分蛇腹状のホースとその上側に接続する可撓性のホース部分の長さが短くなり、充分な屈曲量が得られないおそれがあった。 Conventionally, since the bellows-like hose and the flexible hose part connected to the upper side are configured separately, only the bellows-like hose is easily bent, and the hose is bent at a steep angle at one place. As a result, fertilizer clogging may occur, and the number of parts increases, resulting in an increase in cost. In addition, the lower end of the rigid hose with the air vent is arranged at a relatively lower position, and accordingly, the length of the bellows-like hose and the flexible hose portion connected to the upper side is shortened, and a sufficient amount of bending is achieved. There was a possibility that it could not be obtained.
また、別の構成として、剛体のホース153bの上端を苗送りベルト185の上端より上位に位置するよう、剛体のホース153bを上位に配置することができる。これにより、剛体のホース153b上端に接続される上部側の可撓性ホース153aが苗送りベルト185と接触する恐れがなくなり、苗送りベルト185の作動に支障をきたすことがなくなる。
Further, as another configuration, the
従来、剛体のホース上端が苗送りベルトの上端より下位にあり、各種ホースで構成される肥料移送経路が苗送りベルトの上端付近で最も近づくように設定されていると共に、走行車体側の施肥装置の繰出装置付近から苗植付装置側まで長く設けられた上部側の可撓性ホースの撓み量も大きいため、上部側の可撓性ホースが苗送りベルトに接触するおそれがあり、苗送りベルトの作動に支障をきたすおそれがある。 Conventionally, the upper end of the rigid hose is lower than the upper end of the seedling feeding belt, and the fertilizer transfer path composed of various hoses is set closest to the upper end of the seedling feeding belt, and the fertilizer on the traveling vehicle body side The flexible hose on the upper side provided long from the vicinity of the feeding device to the seedling planting device side also has a large amount of deflection, so there is a possibility that the flexible hose on the upper side may contact the seedling feeding belt. May interfere with the operation of the.
図21は、この農作業機の油圧装置全体の油圧回路図である。
油タンク(ミッションケース)11の油を送り出す圧力油供給源である油圧ポンプ13から送り出される圧力油はパワステシリンダ59(59a、59b)を作動させる操向油圧回路(操向バルブユニット)62と苗植付装置3の昇降シリンダ160の作動用の昇降油圧回路(昇降バルブユニット)67及びHST5に供給される。操向油圧回路62は、操向ハンドル16の操作に連動する方向制御バルブ68で構成したもので、操向ハンドル16が中立位置にあるときは、操向油圧回路62に供給される圧力油をそのまま昇降バルブユニット67へ供給し、操向ハンドル16を中立位置よりも右に回すとその操作量に相当する流量の油をパワステシリンダ59の左シリンダ室59aに供給し、操向ハンドル16を中立位置よりも左に回すとその操作量に相当する流量の圧力油をパワステシリンダ59の右シリンダ室59bに供給するようになっている。
FIG. 21 is a hydraulic circuit diagram of the entire hydraulic device of the agricultural machine.
Pressure oil delivered from a
また、ポンプ13の吐出量が所定量以上のときは、圧力制御バルブ75が開き、余剰の圧力油は操向油圧回路62を経由せず苗植付装置3の昇降シリンダ作動用に昇降油圧回路67に送られる。
昇降油圧回路67ではプライオリティバルブ78を流れる油量が図示の状態から増えると、バルブ78内のスプールが図面右側にシフトし、昇降レバー79を備えた昇降バルブ80に流入する。昇降バルブ80に流入した圧油は昇降レバー79によりスプール位置が変化して苗植付装置3側に送油されるかバルブ78側に還流される。
When the discharge amount of the
In the lift
昇降バルブ80を通り下降規制レバー81を備えた下降規制バルブ84に流入した圧油は、バルブ84のスプールが図示の状態から左方向に移動すると、昇降シリンダ160を作動させる。
プライオリティバルブ78は2位置3ポートのパイロットバルブで、エンジン12の回転数が低くポンプ13の吐出量が少ないときは、図13に示す位置になり、全流量が昇降バルブ80の1ポートに供給される。逆に、エンジン12の回転数をある程度上昇させてポンプ13の吐出量が多くなる通常作業時は、スプールが図面右側にシフトし、昇降バルブ80の2ポートに分流して供給される。これにより、苗植付装置3の自動高さ制御における上昇時は、昇降バルブ80が図面右から2つめの位置に切り替わり、2ポートに分流したうちの1ポートからの油量で上昇作動させ、適当な上昇速度を得る。苗植付装置3の手動上昇時は、昇降バルブ80が図面右端の位置に切り替わり、分流した2ポートからの油量が合流してリフトシリンダー160へ供給され、上昇速度が速くなる。
When the spool of the
The priority valve 78 is a 2-position 3-port pilot valve. When the
このとき、昇降バルブ80の図面右端の位置においてスプールには絞り80aを有する戻り側油路が設けられているので、該絞り80a(戻り側油路)を経由してHST5への送油が途絶えることがない。尚、昇降バルブ80からの戻り油及び圧力制御バルブ96から逃げる油圧は、オイルフィルタ97を経由してHST5へ供給される構成となっている。
At this time, since the spool is provided with a return side oil passage having a
なお、下降規制バルブ84には一方向性弁84aがあるので、レバー81を操作しない限り昇降シリンダ160内のオイルが抜けないようになっている。
Since the
図21に示す本実施例の油圧回路は、パワステシリンダ59を作動させる操向油圧回路62と苗植付装置3の昇降シリンダ160の作動用油圧回路67及びHST5が直列に接続されて、また互いに近くに配置されているので油圧ポンプ13の吐出圧がこれらの油圧回路62、67、5が並列接続されている場合に比して吐出圧が少なくて済む。
The hydraulic circuit of the present embodiment shown in FIG. 21 includes a steering
図22と図23に操作駆動機構173の側面図と平面図を示すが、苗植付装置3の伝動は、前記エンジン12からPTO伝導軸167を介して行われ、このPTO伝導軸167の伝動を入切するPTOクラッチ170を介して行われる。前記HST5は、操縦席20の右側に設けられる変速レバー110によって変速操作される。この変速レバー110を中立位置に操作したときは、走行伝動停止状態として、変速レバー110を前側へ操作することによって前進高速状態とし、中立位置から後側へ操作することによって後進高速状態として、変速レバー110の傾斜角度に応じて前、後進速度を増減速することができる。
22 and 23 show a side view and a plan view of the
図25にPTOへの動力伝達経路を示し、図26に制御装置215の概略構成を示し、図22に操作駆動機構173の側面図を示す。図22に示すように前記リフトシリンダ160(図21)を伸縮する昇降バルブユニット67の昇降バルブ80と、PTOクラッチ170とが、電動モータまたはステッピングモータ等からなるアクチュエータ172によって、操作駆動機構173を介して連動される。このアクチュエータ172は、図24(図24(a)は正面図、図24(b)は側面図)に示す変速レバー110のグリップ部102に苗植付装置3の昇降を行う昇降スイッチ103や作業を行う作業スイッチ104等のON,OFF操作によってコントローラ115からの出力によって作動される。
FIG. 25 shows a power transmission path to the PTO, FIG. 26 shows a schematic configuration of the
図24に示すように、変速レバー110のグリップ部102に苗植付装置3の昇降スイッチ103と、作業伝動を行う作業スイッチ104とを設けたもので、車速変速から苗植付装置3の昇降と作業伝動に渡る一連の操作を、グリップ部102から把持手の持替えをなくして、又は、変速操作しながらの昇降操作や植付伝動操作を行って、速かな操作を行い操作性を高めることができる。
As shown in FIG. 24, a lifting
また、変速レバー110を操作することによってHST5を操作して作業機の車速を変更することができる。操縦者は、この変速レバー110のグリップ部102を把持した状態で、昇降スイッチ103の上昇スイッチ103U又は下降スイッチ103Dを操作することにより、アクチュエータ172を出力させて、操作駆動機構173を介して、昇降バルブ80を切替えてリフトシリンダ160を伸縮し、苗植付装置3をメインフレーム10に対して昇降させることができる。又、作業スイッチ104が操作されることにより、同アクチュエータ172を作動させて操作駆動機構173を介して、PTOクラッチ170が入り切り作動されて、この苗植付装置3を伝動することができる。前記作業スイッチ104は、昇降スイッチ103の下降スイッチ103Dと独立の構成とすることができるが、図例では、アクチュエータ172や操作駆動機構173を昇降バルブ80の連動と共用化する形態であるから、この作業スイッチ104をも下降スイッチ103Dと共用化することもできる。この場合は、前記センサーフロート165の上下による接地状態の検出によって、苗植付装置3が一定の作業位置に下降した状態のときに、PTOクラッチ170が入りに作動されて苗植作業を行いうる構成とする。
Further, by operating the
前記昇降スイッチ103は、押込毎に上昇と上昇停止とに切替える上昇ボタン156と、押込毎に下降と下降停止とに切替える下降ボタン157を有するもので、上昇ボタン156と下降ボタン157の押込毎に各々上昇とこの上昇停止、下降とこの下降停止に切替えるものであるから、これらの操作を的確にして容易化できる。又、上昇及び下降行程は時間的に長く維持できて、速かな上昇、下降を行わせることができる。ここにおいて、上昇スイッチ103Uは上昇ボタン156を押込操作してON作動され、下降スイッチ103Dは下降ボタン157を押込操作してON作動される。上昇ボタン156を押込操作する毎にアクチュエータ172や操作駆動機構173を介して昇降バルブ80を切替えてリフトシリンダ160を伸長させ、苗植付装置3を上昇させたり、この上昇を停止させるように切替えできる。この上昇操作時は昇降バルブ80は上昇位置に保持されて、苗植付装置3は継続的に上昇される。又、この下降ボタン157を押込操作する毎に下降スイッチ103DをON作動して、同様にして苗植付装置3の下降と、この下降停止とに切替える。この下降時は苗植付装置3が継続的に下降される。
The raising / lowering
また、前記下降ボタン157は、苗植付装置3の作業位置への下降によって作業伝動の入り切りを切替えることができるもので、前記のように下降ボタン157は、苗植付装置3を下降させることができるが、この苗植付装置3が作業位置に達したときは、この下降ボタン157の押込毎に苗植付装置3への作業伝動が入りと切りとに切替えられて、作業を行わせたり停止させることができる。苗植付装置3を下降させる同一下降ボタン157で作業伝動とこの伝動停止とに切替えできて、操作性を高めることができる。
Further, the lowering
さらに、前記上昇ボタン156と下降ボタン157との突出量を異にするように設定するもので、上昇ボタン156と下降ボタン157とのグリップ部102における突出量を異にしてボタン相互間の操作感覚を異にして、上昇ボタン156と下降ボタン157との区別性をよくして誤操作を少くすることができる。また、前記上昇ボタン156は、グリップ部102の先端側に位置させ、下降ボタン157はこの上昇ボタン156よりも下位に配置したもので、変速レバー110のグリップ部102の先端側に上昇ボタン156が設けられ、この下側に下降ボタン157が配置されるため、苗植付装置3の昇降方向と同側に対応させて、操作の選択が正確に行われ、誤操作を少くすることができる。
Further, the protruding amount of the
また、前記グリップ部102には、押込みによって下降し、押込解除で下降を停止する下げボタン158を有するもので、変速レバー110のグリップ部102には、前記下降ボタン157とは別に下降専用の下げボタン158を有することによって、畦際での作業開始の位置合せ等では、この下げボタン158の押し込みと押込解除とによって苗植付装置3の下降、停止の切替えを行わせることができ、微妙な位置合せを行わせ易くし、操作性を高めることができる。
In addition, the
前記下げボタン158は、上昇ボタン156及び下降ボタン157よりも後位に配置したもので、使用頻度の少い下げボタン158を、上昇ボタン156や下降ボタン157よりも後位に配置されるため、誤操作を少くすることができる。ここにおいて、前記各上昇ボタン156、下降ボタン157、及び下げボタン158は、グリップ部102の親指側に配置されるが、これとは反対の子指と薬指側に配置して、中指等で押操作できるように構成することもできる。又、これら上昇ボタン156と下降ボタン157は親指側に設け、下げボタン158を反対側に設けることもできる。又、各ボタン156、157、158の指先接触の感覚を異にするために、外形や接触面の凹凸形状を異にすることもできる。
The
図22(操作駆動機構173の側面図)、図23(操作駆動機構173の正面図)に示すようにアクチュエータ(モータ)172の電動によって操作駆動機構173であるピニオン190と噛合のラックギヤ191を、機体と一体の構成部材であるブラケット192に設けられる軸195回りに回動自在に軸支する。また、この軸195には、図23に示すように位置決めカム196が回動自在に設けられる。この位置決めカム196外周部には揺動アーム197のカムローラ198が摺接し嵌合されて、この位置決めカム196の回動位置を係止したり、回動自在の状態に係止解除することができる。この揺動アーム197は支軸199に支持され、ばね200でカムローラ198を位置決めカム196側へ弾発している。軸195には、クラッチカムアーム201が一体に設けられて、このクラッチカムアーム201によって苗植付装置3への伝動のPTOクラッチ170のカムを押圧して、PTOクラッチ170の入り切りを行わせることができる。また、アクチュエータ(モータ)172の電動によって作動する位置決めカム196に昇降バルブ80のスプールが連結され、前記昇降バルブ80のスプールを押圧して、リフトリンク160を中立位置から下げ位置や上げ位置へ切替えするように操作できる。
As shown in FIG. 22 (side view of the operation drive mechanism 173) and FIG. 23 (front view of the operation drive mechanism 173), the
軸195と一体に設けられたアーム203と位置決めカム196と一体のアーム204との間に位置決め遊動機構219を構成するピン205とこれを嵌合する長穴206とが設けられる。ピン205をアーム204に固定し、長穴206をアーム203に形成している。軸195上のラックギヤ194と位置決めカム196との関係位置は、これらのアーム204、203間のピン205と長穴206とによって形成の遊動間隙を介して係合されるため、ラックギヤ191に対する位置決めカム196の回動位置を前後に移動することができ、位置決めカム196とカムローラ198との係合が一定の位置で係合されることとなる。このため、苗植付昇降レバー79の位置は、位置決めカム196およびカムローラ198によって定位置に係止されることとなる。
Between the
また、このとき位置決めカム196に作用するカムローラ198は、ばね200の弾発力で押圧されているため、一定位置までアクチュエータ(モータ)172で駆動される位置決めカム196は、ピン205の嵌合する長穴206のガタ分だけ先行して回動されるため、位置決めカム196が早く位置決めされて、より効果的にハンチングも防止できる。このような、アクチュエータ(モータ)172による操作機構の駆動は、コントローラ215からの出力によって行われる。
At this time, since the
また、図26に示すように制御装置215の入力側には、操作スイッチや、センサスイッチ、制御プログラム等が入力される。操作スイッチとしては、前記昇降スイッチ103や、作業スイッチ104、下げスイッチ158、フィンガップレバー171の操作によるスイッチ208、エンジンスイッチ210等があり、センサスイッチによる場合としては、苗植付装置3が下降されて苗植作業位置にあることを検出するセンサフロート(センタフロート)165からなる接地センサ、苗植付装置3の昇降位置を検出する昇降リンクセンサ169、バックリフト入切レバーの入りにおける後退制御の後進位置センサ209入りの場合等がある。また、前記操作位置はラックギヤ191の回動位置を検出するアクチュエータセンサ211がブラケット192に取付けられる。該ラックギヤ191と一体に回動される伸縮自在のアーム213の先端が、アクチュエータセンサ211のセンサアーム214のピン溝に係合されて、ラックギヤ191と共にアーム213が回動されると、これに係合されるセンサアーム214が回動されて、アクチュエータセンサ211がこのラックギヤ191の回動角度を検出する。
As shown in FIG. 26, operation switches, sensor switches, control programs, and the like are input to the input side of the
左右の線引きマーカ223(図1)は、、苗植付装置3の伝動ケース162の左右両端部に起立・転倒可能に設けられ、図示しないスプリングにて転倒する側に付勢されている。
The left and right drawing markers 223 (FIG. 1) are provided at both right and left ends of the
また、図27の平面図及び図28の正面図に線引きマーカの駆動装置232の構成を示すように苗植付装置3の昇降動作に連動するマーカワイヤ231L、231Rが引かれると線引きマーカ223L、223Rが起立し、マーカワイヤ231L、231Rが戻されるとスプリングの張力で線引きマーカ223L、223Rが転倒する。線引きマーカ223L、223Rは、起立姿勢では圃場の表土部に線引きしない状態となり、転倒姿勢では圃場の表土部に線引きする状態となる。
27 and the front view of FIG. 28, when the
次に、線引きマーカ223の作動機構について説明する。
図示しないが線引きマーカの駆動装置は、図1と図3に示すようにセンサフロート165とサイドフロート166に設けられた苗載置台163の図示しない支持部材に掛け渡されたプレートの中央部に設けられる。
Next, the operation mechanism of the
Although not shown, the drawing marker driving device is provided at the center of the plate spanned by a support member (not shown) of the seedling mounting table 163 provided on the
マーカ駆動装置には支持プレート233の下側に支持されたモータ235と該モータ235の回転軸部に設けられたギア235aと噛合するギア236aを周辺部に備えた円板236が設けられている。該円板236の回転軸236bは該円板236と同じく支持プレート233の表面側にカム234の位置検出用のスイッチ237を作動するための突起239aを中心軸から90度毎の周縁部に設けたスイッチ板239及び支持プレート233を貫通して支持プレート233の反対側の表面側に設けたカム234及び該カム234と平行位置に設けたポテンショメータ検出ピン支持板238の回転軸を兼ねている。カム234の位置検出用のスイッチ237は突起付き円板239の90度の回転毎にスイッチがオンになるので、マーカ223の左出し、両出し、右出し、非作用の四状態の制御ができる。
The marker driving device is provided with a
カム234は一対のマーカ223R、223Lを駆動させるための一対のL字状アーム230R、230Lの基部側の端部に設けられた回転自在のコロ240R、240Lとそれらの側面同士が当接するように配置され、また、一対のL字状アーム230R、230Lは支持プレート233に設けられた回転軸230Ra、230Laを中心に回動自在に可能に支持されている。一対のL字状アーム230R、230Lの先端部には左右のマーカ駆動用のワイヤ231R、231Lが接続しており、一対のL字状アーム230R、230Lは支持プレート233に端部を支持されたバネ242R、242Lで常時、先端部が互い接近する側に付勢されている。前記一対のL字状アーム230R、230Lの先端部が互い接近する側に付勢されている位置にあるとマーカ223は起立状態にあり、圃場には線引きはされない。
The
一対のL字状アーム230R又は230Lがモータ235の回動により、カム234の大径部にコロ240R又は240Lが接触すると、一対のL字状アーム230R又は230Lの動きでワイヤ231R、231Lが緩められ、マーカ223R又は223Lが圃場の線引き位置に転倒して、線引きを行う。また、モータ235の回動により、カム234の小径部にコロ240R又は240Lが接触すると、一対のL字状アーム230R又は230Lの動きでワイヤ231R、231Lが引っ張られ、マーカ223R又は223Lが起立する。
When the pair of L-shaped
ポテンショメータ検出ピン支持板238にはピン238aが固定されており、該ピン238aを挟む挟持具242の回転軸がポテンショメータ243の表面部に設けられており、ポテンショメータ検出ピン支持板238がモータ235の駆動力で回転すると、ピン挟持具242が回転して、その回転度合がポテンショメータ243で検出できる。ポテンショメータ243は支持プレート233上の支持台245に固定されている。
A
上記構成からなるマーカ駆動装置232はモータ235の回転でギア付き円板236が回転し、該円板236と一体的に回転するカム234の動きと共に当初は互いに接近した位置(マーカ起立位置)にある一対のL字状アーム230R、230Lが揺動してワイヤ231R、231Lを駆動させる。モータ235の回転が例えば図トで右回転だとすると、左マーカ用のL字状アーム230Lが揺動して左マーカ223Lを転倒させる。このときカム234の形状に基づき右マーカ用のL字状アーム230Rは初期位置を維持する。モータ235の回転で突起付き円板239の突起239aがスイッチ237に当たるとモータ235の回転が止まり、左右マーカはそれぞれの位置に保持されることになる。
In the
モータ235の回転が前記説明と逆回転方向になると右マーカ用のL字状アーム230Rが左側(点線側)に揺動して右マーカ223Rが転倒して、左マーカ223Lは起立状態となる。
When the
本発明は、乗用型田植機などの作業機に適用できる。 The present invention can be applied to a working machine such as a riding rice transplanter.
1 走行車両 2 昇降用リンク装置
2a1、2a2、2b 平行リンク部材
3 苗植付装置 4 施肥装置
5 HST 6 前輪
7 後輪 8 上部連結プレート
9 フロアフレーム 10 メインフレーム
11 ミッションケース 12 エンジン
13 油圧ポンプ 14 ステアリングポスト
15 昇降リンク基部フレーム 16 ステアリングハンドル
17 操作パネル 18 連結フレーム
19 ステップフロア 20 操縦席
21 エアクリーナ 22 前輪支持ケース
23 ローリング杆 24 後輪支持ケース
25 ローリング軸 26 支持フレーム
27 後輪ローリングフレーム 28 補助ステップステー
29 燃料タンク 30 燃料タンク取付フレーム
31、33 ベルト 32 カウンタ軸
34 ミッション入力軸 35 入力軸
36 出力軸 37 立設フレーム
38 リヤステップフレーム 39 連結プレート
40 ケーシング 41 渡し部材
42 前輪アクスル 43 メインクラッチ
44 ラジエータ 45 バッテリ
46 施肥タンク 47 切替操作用の固定部材
48 繰出装置 49 前輪アクスル固定部
55 バンパフレーム 56、57 シフタ
58 突起付きアーム 58a 突起
59 パワステシリンダ 60 リヤアクスル
61 フロントアクスル 62 操向バルブユニット
67 昇降バルブユニット 68 方向制御バルブ
63、65 容器 64、66 縦軸
69、70、73、74 爪 71、72 デフロック部材
75 圧力制御バルブ 76 サイドクラッチ軸
77 出力軸 78 プライオリティバルブ
79 昇降レバー 80 昇降バルブ
81 下降規制レバー 84 下降規制バルブ
85 シフタ 85J 左右シフタ
86I 左右クラッチ操作アーム 86J 左右ブレーキ操作アーム
89 左右後輪伝動軸 90 チェンジレバー
91 デフロックレバー 91’ デフロックペダル
96 圧力制御バルブ 97 オイルフィルタ
98 レバーガイド 99 エンジンカバー
102 グリップ部 103 昇降スイッチ
104 作業スイッチ 110 変速レバー
111 軸 112 操作レバー基部
112a ピン 113 軸
114 ロッド 115 位置決め軸
116 アーム 117 カム板
117F、117N、117R 円弧溝
118 バネ 119 ポジションローラ
120 HST操作アーム 121 トラニオン軸
122 トラニオン操作アーム 123 ロッド
130 スロットルレバー 131 操作ワイヤー
132 係合部材 133 アーム
134 ワイヤ 135 アクセル連動アーム
135a フック部 140 ペダル
140a ボス部 140b 割ピン
142 回動支軸 143 左右ブレーキ作動アーム
144 作動ロッド 144a 長孔
145 カウンタ軸 146 L字状アーム
147 連結ロッド 148 アーム
148a メインクラッチ作動カムローラ
149 クラッチカム 150 作動ロッド
151 クラッチシフタ 152 アーム
153 施肥ホース 154 ガイド
155 リフトリンクセンサ 156 上昇ボタン
157 下降ボタン 158 下げボタン
159 作溝体 160 油圧シリンダー
160a シリンダロッド 161 バネ式植付昇降調整具
162 植付伝動ケース 163 苗載台
164 苗植付け具 165 センサフロート
166 サイドフロート 167 PTO伝動軸
168 施肥駆動ケース 169 昇降リンクセンサ
170 PTOクラッチ 171 フィンガーレバー
172 アクチュエータ 173 操作駆動機構
174 出力軸 175 ピットマンアーム
176 左右ロッド 177 作動ローラ
178 切欠き部 179 従動体
180 左右ロッド 182 左右センサ押片
183 オートリフトスイッチ 185 苗送りベルト
186 畦クラッチ 187 駆動側クラッチ体
188 受動体クラッチ体 189 ケーブル
190 ピニオン 191 ラックギヤ
192 ブラケット 194 ラックギヤ
195 軸 196 位置決めカム
197 揺動アーム 198 カムローラ
199 支軸 200 バネ
201 アーム 202 バルブアーム
203、204 アーム 205 ピン
206 長穴 207 迎い角センサ
208 フィンガップレバースイッチ
209 後進位置センサ 210 エンジンスイッチ
219 遊動機構 211 アクチュエータセンサ
212 揺動アーム 213 アーム
214 センサアーム 215 制御装置
216 畦クラッチ操作部 217 苗送りベルト作動ケーブル
218 スプリング 220 スプロケット
221 ワッシャ 223 線引きマーカ
224 スプリング 225 チェーン
227 シフタアーム 228 苗送り駆動ローラ
229 苗送り従動ローラ 230 L字状アーム
230Ra、230La 回転軸 231 マーカワイヤ
232 線引きマーカ駆動装置 233 支持プレート
234 カム 235 モータ
235a、236a ギヤ 236 円板
236b 回転軸 237 スイッチ
238 ポテンショメータ検出ピン支持板
238a ピン 239 突起付円板
239a 突起 240 コロ
242 挟持具 243 ポテンショメータ
245 支持台 246 苗植付具作動ギアケース
247 リードカム軸 248 リードカム
249 縦送り伝動軸 252 バネ
260 植付深さ調節パイプ 261 フロート支持アーム
262 迎い角連動アーム 264 迎い角連動ロッド
265、266 平行リンク 267 迎い角センサ取付部
268 迎い角センサ基部プレート 269 フロートアーム
270 フロートリンク 273 スプリング
274 フック 276 ピン
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Traveling vehicle 2 Elevating link apparatus 2a1, 2a2, 2b Parallel link member 3 Seedling planting apparatus 4 Fertilizer 5 HST 6 Front wheel 7 Rear wheel 8 Upper connection plate 9 Floor frame 10 Main frame 11 Mission case 12 Engine 13 Hydraulic pump 14 Steering post 15 Lifting link base frame 16 Steering handle 17 Operation panel 18 Connection frame 19 Step floor 20 Pilot seat 21 Air cleaner 22 Front wheel support case 23 Rolling rod 24 Rear wheel support case 25 Rolling shaft 26 Support frame 27 Rear wheel rolling frame 28 Auxiliary step Stay 29 Fuel tank 30 Fuel tank mounting frame 31, 33 Belt 32 Counter shaft 34 Mission input shaft 35 Input shaft 36 Output shaft 37 Standing frame 38 Rear step frame 39 Connecting plate 40 Casing 41 Transfer member 42 Front wheel axle 43 Main clutch 44 Radiator 45 Battery 46 Fertilizer tank 47 Fixing member 48 for switching operation Feeding device 49 Front wheel axle fixing portion 55 Bumper frame 56, 57 Shifter 58 Arm with projection 58a Projection 59 Power steering cylinder 60 Rear axle 61 Front axle 62 Steering valve unit 67 Elevating valve unit 68 Direction control valve 63, 65 Container 64, 66 Vertical axis 69, 70, 73, 74 Claw 71, 72 Differential lock member 75 Pressure control valve 76 Side clutch shaft 77 Output shaft 78 Priority valve 79 Lifting lever 80 Lifting valve 81 Lowering control lever 84 Lowering control valve 85 Shifter 85J Left and right shifter 86I Left and right clutch operating arm 86J Left Brake operation arm 89 Left and right rear wheel transmission shaft 90 Change lever 91 Differential lock lever 91 'Differential lock pedal 96 Pressure control valve 97 Oil filter 98 Lever guide 99 Engine cover 102 Grip portion 103 Lift switch 104 Work switch 110 Shift lever 111 Shaft 112 Operation lever base 112a pin 113 shaft 114 rod 115 positioning shaft 116 arm 117 cam plate 117F, 117N, 117R arc groove 118 spring 119 position roller 120 HST operation arm 121 trunnion shaft 122 trunnion operation arm 123 rod 130 throttle lever 131 operation wire 132 engagement member 133 Arm 134 Wire 135 Accelerator interlocking arm 135a Hook part 140 Pedal 140a Boss part 140b Split pin 142 Rotating support shaft 143 Left and right brake operation arm 144 Operation rod 144a Long hole 145 Counter shaft 146 L-shaped arm 147 Connection rod 148 Arm 148a Main clutch operation cam roller 149 Clutch cam 150 Operation rod 151 Clutch shifter 152 Arm 153 Fertilization hose 154 Guide 155 Lift link sensor 156 Raising button 157 Lowering button 158 Lowering button 159 Groove body 160 Hydraulic cylinder 160a Cylinder rod 161 Spring type planting lifting adjustment tool 162 Planting transmission case 163 Seedling stand 164 Seedling planting tool 165 Sensor float 166 Side float 167 PTO transmission shaft 168 Fertilization drive case 169 Lift link sensor 170 PTO clutch 171 Finger lever 172 Actuator 1 3 Operation drive mechanism 174 Output shaft 175 Pitman arm 176 Left and right rod 177 Actuator roller 178 Notch 179 Driven body 180 Left and right rod 182 Left and right sensor push piece 183 Auto lift switch 185 Seedling feed belt 186 畦 Clutch 187 Drive side clutch body 188 Passive body Clutch body 189 Cable 190 Pinion 191 Rack gear 192 Bracket 194 Rack gear 195 Shaft 196 Positioning cam 197 Swing arm 198 Cam roller 199 Support shaft 200 Spring 201 Arm 202 Valve arm 203, 204 Arm 205 Pin 206 Long hole 207 Angle of attack sensor 208 Finger gap lever Switch 209 reverse position sensor 210 engine switch 219 idler mechanism 211 actuator sensor 212 swing arm 213 214 Sensor arm 215 Control unit 216 Clutch operation unit 217 Seedling feed belt operating cable 218 Spring 220 Sprocket 221 Washer 223 Drawing marker 224 Spring 225 Chain 227 Shifter arm 228 Seedling feed drive roller 229 Seedling feed driven roller 230 L-shaped arm 230Ra, 230La Rotating shaft 231 Marker wire 232 Drawing marker driving device 233 Support plate 234 Cam 235 Motor 235a, 236a Gear 236 Disc 236b Rotating shaft 237 Switch 238 Potentiometer detection pin support plate 238a Pin 239 Protrusion disc 239a Protrusion 240 Roller 242 Clamp 243 Potentiometer 245 Support base 246 Seedling planting operation gear case 247 Lead cam shaft 248 Lead cam 24 Vertical feed transmission shaft 252 Spring 260 Planting depth adjusting pipe 261 Float support arm 262 Angle of attack interlocking arm 264 Angle of attack interlocking rod 265, 266 Parallel link 267 Angle of attack sensor mounting portion 268 Angle of attack sensor base plate 269 Float arm 270 Float link 273 Spring 274 Hook 276 Pin
Claims (1)
昇降用リンク装置2は、走行車両本体に前端部を支持され、後上がり状に設けられ、後端部にバネ式植付昇降調整具161を設けたリフトシリンダ160と、走行車両本体に立設された昇降リンク基部フレーム15と、該昇降リンク基部フレーム15に回動自在に支持された上下一対の平行リンク部材2と、該上下一対の平行リンク部材2a1、2a2のうちの下リンク部材2a2と一体のアーム58とからなり、
該アーム58の上端58aは、少なくとも苗植付装置3を接地させて無負荷の状態で、上リンク部材2a1より上方位置でリフトシリンダ160の前記調整具161に当接する配置関係を有していることを特徴とする苗移植機。 In the seedling transplanting machine in which the seedling planting device 3 is connected to the rear portion of the traveling vehicle body via the lifting link device 2,
The lifting / lowering link device 2 is supported by a traveling vehicle main body at a front end portion and is provided in a rear-upward manner, and a lift cylinder 160 provided with a spring-type planting lifting / lowering adjustment tool 161 at a rear end portion, and a traveling vehicle main body. The lifted link base frame 15, the pair of upper and lower parallel link members 2 rotatably supported by the lift link base frame 15, and the lower link member 2a2 of the pair of upper and lower parallel link members 2a1 and 2a2. With an integral arm 58,
The upper end 58a of the arm 58 has an arrangement relationship that abuts against the adjustment tool 161 of the lift cylinder 160 at a position above the upper link member 2a1 at least when the seedling planting device 3 is grounded and in an unloaded state. A seedling transplanter characterized by that.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003397834A JP2005151914A (en) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | Seedling transplanter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003397834A JP2005151914A (en) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | Seedling transplanter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005151914A true JP2005151914A (en) | 2005-06-16 |
Family
ID=34722881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003397834A Pending JP2005151914A (en) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | Seedling transplanter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005151914A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114223352A (en) * | 2021-12-22 | 2022-03-25 | 哈尔滨市农业科学院 | Round roller type hill-drop planter |
CN116686486A (en) * | 2023-08-01 | 2023-09-05 | 山西农业大学 | Profiling soil moisture detection seeder |
-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003397834A patent/JP2005151914A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114223352A (en) * | 2021-12-22 | 2022-03-25 | 哈尔滨市农业科学院 | Round roller type hill-drop planter |
CN114223352B (en) * | 2021-12-22 | 2022-11-11 | 哈尔滨市农业科学院 | Round roller type hill-drop planter |
CN116686486A (en) * | 2023-08-01 | 2023-09-05 | 山西农业大学 | Profiling soil moisture detection seeder |
CN116686486B (en) * | 2023-08-01 | 2023-10-20 | 山西农业大学 | Profiling soil moisture detection seeder |
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