JP2005150600A - 露光装置、半導体装置の製造方法および露光プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 フォトマスクを交換することなく、フォトマスクに形成されるパターンの変更を行う。
【解決手段】 電子制御に基づいて光の透過率が変化する画素が配列された電子表示体5をレチクルの代わりに使用し、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、異なるパターンをウェハW上に投影させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子制御に基づいて光の透過率が変化する画素が配列された電子表示体5をレチクルの代わりに使用し、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、異なるパターンをウェハW上に投影させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は露光装置、半導体装置の製造方法および露光プログラムに関し、特に、半導体製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程に適用して好適なものである。
従来の露光装置では、素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを半導体ウェハに形成するために、半導体ウェハに形成されるパターンが描画されたレチクル(フォトマスクとも言う。)が用いられている。ここで、レチクルとしては、電子ビーム描画にてCrパターンが形成されたガラス基板または石英基板が通常用いられている。
また、例えば、特許文献1には、半導体集積回路装置の製造とフォトマスクの供給との間の不整合をなくすために、半導体メーカは、フォトマスクの製造計画情報を通信回線を通じてフォトマスクメーカに与え、フォトマスクメーカはその製造計画情報に従ってフォトマスクを製造し、半導体メーカに納品する方法が開示されている。
特開2003−92245号公報
しかしながら、レチクルを介して半導体ウェハの露光を行う方法では、パターンが異なるごとに新たなレチクルを用意する必要があり、製品ごとに各工程のレチクルを作製する必要がある。例えば、1製品につき数十層のフォトリソグラフィー工程を経る必要があるものとすると、それに対応して数十枚程度のレチクルが1製品ごとに用意する必要があり、多品種少量生産の場合には、膨大な数のレチクルが必要になる。
このため、レチクルの保管場所の確保が困難になったり、レチクルの管理方法が複雑化したりする上、レチクルは1枚当たり数十万〜数百万程度と高価であるため、コストアップを招くという問題があった。
また、レチクルのパターン不良があったり、寸法補正や光近接効果補正をかけたりするには、レチクルを再作製する必要があり、コストアップの要因になるとともに、レチクル作成完了までの間、生産量の低下を招くという問題があった。
また、レチクルのパターン不良があったり、寸法補正や光近接効果補正をかけたりするには、レチクルを再作製する必要があり、コストアップの要因になるとともに、レチクル作成完了までの間、生産量の低下を招くという問題があった。
また、特許文献1に開示された方法では、フォトマスクメーカは、フォトマスクの製造計画情報に従ってフォトマスクを製造する必要がある。このため、製品ごとに各工程のレチクルを作製する必要があるとともに、レチクルの補正を行うには、レチクルを再作製する必要があり、コストアップの要因になるとともに、生産量の低下を招くという問題があった。
そこで、本発明の目的は、フォトマスクを交換することなく、フォトマスクに形成されるパターンの変更を行うことが可能な露光装置、半導体装置の製造方法および露光プログラムを提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る露光装置によれば、電子制御に基づいて光の透過率が変化する画素が配列された電子表示体と、パターンデータに基づいて前記電子表示体の駆動制御を行う駆動制御部と、前記電子表示体に光を入射させる光源と、前記電子表示体を透過した光を投影面上に投影する投影部とを備えることを特徴とする。
これにより、異なるパターンデータを入力することで、異なるパターンを電子表示体に表示させることが可能となり、異なるパターンを投影面上に投影するために、レチクルを交換する必要がなくなる。このため、製品ごとに各工程のレチクルを作製する必要がなくなり、レチクルの作製にかかる費用を削減することを可能として、コストダウンを図ることが可能となるとともに、パターンの補正を行う場合においても、パターンデータのみの修正で済ませることが可能となり、生産量を向上させることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る露光装置によれば、電子制御に基づいて光量が変化する発光体が配列された電子表示体と、パターンデータに基づいて前記電子表示体の駆動制御を行う駆動制御部と、前記電子表示体から出射された光を投影面上に投影する投影部とを備えることを特徴とする。
これにより、異なるパターンデータを入力することで、異なるパターンを電子表示体に表示させることが可能となるとともに、電子表示体から直接発光されたパターンを投影面上に投影することができる。このため、異なるパターンを投影面上に投影するために、レチクルを交換する必要がなくなるとともに、電子表示体とは別に光源を用意する必要がなくなり、スループットの向上を図りつつ、露光装置のコストダウンを図ることが可能となる。
これにより、異なるパターンデータを入力することで、異なるパターンを電子表示体に表示させることが可能となるとともに、電子表示体から直接発光されたパターンを投影面上に投影することができる。このため、異なるパターンを投影面上に投影するために、レチクルを交換する必要がなくなるとともに、電子表示体とは別に光源を用意する必要がなくなり、スループットの向上を図りつつ、露光装置のコストダウンを図ることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、光を遮断、透過または反射させるパターンを電子表示体に表示させるステップと、前記電子表示体を介して前記パターンをウェハ上に投影することにより、前記ウェハ上に形成されたレジストを露光するステップとを備えることを特徴とする。
これにより、レチクルを交換することなく、異なるパターンをウェハ上に投影することが可能となる。このため、フォトリソグラフィー工程におけるレチクルの作製にかかる費用を削減することを可能として、コストダウンを図ることが可能となるとともに、異なる製品の露光を行う場合においても、パターンデータのやり取りで済ませることが可能となり、物流にかかる手間隙を削減することを可能として、生産量を向上させることが可能となる。
これにより、レチクルを交換することなく、異なるパターンをウェハ上に投影することが可能となる。このため、フォトリソグラフィー工程におけるレチクルの作製にかかる費用を削減することを可能として、コストダウンを図ることが可能となるとともに、異なる製品の露光を行う場合においても、パターンデータのやり取りで済ませることが可能となり、物流にかかる手間隙を削減することを可能として、生産量を向上させることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、光を遮断、透過または反射させる第1パターンを電子表示体に表示させるステップと、前記電子表示体を介して前記第1パターンをウェハ上の第1ショット領域に投影するステップと、光を遮断、透過または反射させる第2パターンを前記電子表示体に表示させるステップと、前記電子表示体を介して前記第2パターンを前記ウェハ上の第2ショット領域に投影するステップとを備えることを特徴とする。
これにより、ショットごとにパターンデータを変更しながら露光処理を行うことが可能となる。このため、1回のフォトリソグラフィー工程内において異なるパターンを同一ウェハ上に形成することが可能となり、露光処理の効率化を図ることを可能としつつ、レチクルの作製にかかる費用を削減することができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記第1パターンは製品チップに対応したパターン、前記第2パターンは周辺露光パターンであることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記第1パターンは製品チップに対応したパターン、前記第2パターンは周辺露光パターンであることを特徴とする。
これにより、製品チップを形成するためのフォトリソグラフィー工程内において周辺露光を行うことが可能となり、露光処理の効率化を図ることを可能としつつ、ウェハの外縁にパターンが形成されないようにすることができる。このため、後工程にてパーティクルなどが発生することを抑制することが可能となり、レチクルの作製にかかる費用を増大させることなく、製品不良の発生を低減させることができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記第1パターンは製品チップに対応したパターン、前記第2パターンは印字パターン、TEGパターンまたはダミーパターンいずれか少なくとも1つを含むパターンであることを特徴とする。
これにより、製品チップを形成するためのフォトリソグラフィー工程内において、印字パターン、TEGパターンまたはダミーパターンを配置することが可能となる。このため、レチクルの作製にかかる費用を増大させることなく、製品不良の発生を低減させることが可能となるとともに、レーザマーキングなどの印字工程を不要として、生産効率を向上させることができる。
これにより、製品チップを形成するためのフォトリソグラフィー工程内において、印字パターン、TEGパターンまたはダミーパターンを配置することが可能となる。このため、レチクルの作製にかかる費用を増大させることなく、製品不良の発生を低減させることが可能となるとともに、レーザマーキングなどの印字工程を不要として、生産効率を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る露光プログラムによれば、光を遮断、透過または反射させるパターンを電子表示体に表示させるステップと、前記電子表示体を介して前記パターンをウェハ上に投影させるステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、露光プログラムをコンピュータに実行させることで、レチクルを交換することなく、異なるパターンをウェハ上に投影することが可能となり、レチクルの作製にかかる費用を削減することを可能として、コストダウンを図ることが可能となるとともに、物流にかかる手間隙を削減することを可能として、生産量を向上させることが可能となる。
これにより、露光プログラムをコンピュータに実行させることで、レチクルを交換することなく、異なるパターンをウェハ上に投影することが可能となり、レチクルの作製にかかる費用を削減することを可能として、コストダウンを図ることが可能となるとともに、物流にかかる手間隙を削減することを可能として、生産量を向上させることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る露光プログラムによれば、光を遮断、透過または反射させる第1パターンを電子表示体に表示させるステップと、前記電子表示体を介して前記第1パターンをウェハ上の第1ショット領域に投影させるステップと、光を遮断、透過または反射させる第2パターンを前記電子表示体に表示させるステップと、前記電子表示体を介して前記第2パターンを前記ウェハ上の第2ショット領域に投影させるステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、露光プログラムをコンピュータに実行させることで、ショットごとにパターンデータを変更しながら露光処理を行うことが可能となり、露光処理の効率化を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る露光装置および露光方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る露光装置の概略構成を示す斜視図である。
図1において、電子表示体5には、電子表示体5の駆動制御を行う表示体コントロール用ドライバ6が設けられている。なお、電子表示体5には、電子制御に基づいて光の透過率が変化する画素を配列することができ、電子表示体5としては、例えば、液晶表示パネルなどを用いることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る露光装置の概略構成を示す斜視図である。
図1において、電子表示体5には、電子表示体5の駆動制御を行う表示体コントロール用ドライバ6が設けられている。なお、電子表示体5には、電子制御に基づいて光の透過率が変化する画素を配列することができ、電子表示体5としては、例えば、液晶表示パネルなどを用いることができる。
そして、電子表示体5は、表示体コントロール用ドライバ6を介し、電子表示体5にパターンを表示させる表示体コントローラ7に接続されている。また、電子表示体5は、電子表示体5をスライド移動させる電子表示体スキャンステージ4上に配置され、電子表示体スキャンステージ4は、ステージ支持台3上に支持されている。
また、電子表示体スキャンステージ4下には、ウェハWをスライド移動させるウェハスキャンステージ2が配置され、ウェハスキャンステージ2は、ステージ支持台1上に支持されている。
また、電子表示体スキャンステージ4下には、ウェハWをスライド移動させるウェハスキャンステージ2が配置され、ウェハスキャンステージ2は、ステージ支持台1上に支持されている。
また、電子表示体スキャンステージ4とウェハスキャンステージ2との間には、電子表示体5に表示されたパターンをウェハW上に投影する投影レンズ8が設けられている。また、電子表示体5上には、光を出射する照明系9が設けられるとともに、照明系9から出射された光を反射するミラー10およびミラー10にて反射された光を集光するコリメータレンズ11が設けられている。
なお、照明系9から出射される光としては、例えば、g線(波長436nm)、i線(波長365nm)、KrFエキシマレーザ光(波長248nm)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)またはF2レーザ光(波長157nm)などを用いることができる。
そして、ウェハWの露光を行う場合、表示体コントローラ7を介して表示体コントロール用ドライバ6にパターンデータを出力することにより、光を遮断または透過させるパターンを電子表示体5に表示させる。ここで、電子表示体5に表示させるパターンとしては、例えば、ウェハWに形成される素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
そして、ウェハWの露光を行う場合、表示体コントローラ7を介して表示体コントロール用ドライバ6にパターンデータを出力することにより、光を遮断または透過させるパターンを電子表示体5に表示させる。ここで、電子表示体5に表示させるパターンとしては、例えば、ウェハWに形成される素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
そして、電子表示体5にパターンが表示されると、照明系9から出射された光をミラー10およびコリメータレンズ11を介して電子表示体5に入射させ、電子表示体5を透過させる。そして、ウェハWまたは電子表示体5をスライド移動させながら、電子表示体5に表示されたパターンを投影レンズ8にてウェハW上に投影させることにより、ショットごとに露光処理を行うことができる。
これにより、異なるパターンデータを入力することで、異なるパターンを電子表示体5に表示させることが可能となり、異なるパターンをウェハW上に投影するために、レチクルを交換する必要がなくなる。このため、製品ごとに各工程のレチクルを作製する必要がなくなり、レチクルの作製にかかる費用を削減することを可能として、コストダウンを図ることが可能となるとともに、パターンの補正を行う場合においても、パターンデータのみの修正で済ませることが可能となり、生産量を向上させることが可能となる。
また、各機種各工程間のレチクルのやり取りをパターンデータのやり取りで済ませることが可能となり、物流にかかる手間隙を削減することを可能として、納期を短縮することが可能となる。
また、多品種少量生産の場合においても、膨大な数のレチクルの管理をパターンデータの管理で済ませることが可能となり、保管場所を削減することが可能となるとともに、必要なパターンデータを容易に検索することが可能となる。
また、多品種少量生産の場合においても、膨大な数のレチクルの管理をパターンデータの管理で済ませることが可能となり、保管場所を削減することが可能となるとともに、必要なパターンデータを容易に検索することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、ステッパ式の投影露光装置を例にとって説明したが、例えば、スキャナ方式やミラープロジェクション方式などの露光装置に適用するようにしてもよい。
また、ウェハWの露光処理を行う場合、少なくとも一部のショットについてパターンデータを変更するようにしてもよい。これにより、1回のフォトリソグラフィー工程内において異なるパターンを同一ウェハW上に形成することが可能となり、露光処理の効率化を図ることを可能としつつ、レチクルの作製にかかる費用を削減することができる。
また、ウェハWの露光処理を行う場合、少なくとも一部のショットについてパターンデータを変更するようにしてもよい。これにより、1回のフォトリソグラフィー工程内において異なるパターンを同一ウェハW上に形成することが可能となり、露光処理の効率化を図ることを可能としつつ、レチクルの作製にかかる費用を削減することができる。
また、上述した実施形態では、電子表示体5として、例えば、液晶表示パネルを用いることにより、照明系9から出射された光を透過または遮断させるパターンを電子表示体5に形成する方法について説明したが、電子表示体5としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device:デジタルマイクロミラーデバイス)などを用いることにより、照明系9から出射された光を反射させるパターンを電子表示体5に形成するようにしてもよい。
図2は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。
図2において、ウェハW1には、ショット領域S1、S2が設けられている。そして、ショット領域S1の露光を行う場合、製品チップに形成されるチップパターンCP1を図1の電子表示体5に表示させる。なお、チップパターンCP1としては、例えば、素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
図2において、ウェハW1には、ショット領域S1、S2が設けられている。そして、ショット領域S1の露光を行う場合、製品チップに形成されるチップパターンCP1を図1の電子表示体5に表示させる。なお、チップパターンCP1としては、例えば、素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
そして、チップパターンCP1が表示された電子表示体5を介して、ウェハW1のショット領域S1にチップパターンCP1を投影することにより、ウェハW1のチップ領域CR1にチップパターンCP1を形成することができる。
次に、ショット領域S2の露光を行う場合、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、製品チップに形成されるチップパターンCP1を図1の電子表示体5に表示させるとともに、ウェハW1の周辺露光領域SRに対応した遮光パターンSHを図1の電子表示体5に表示させる。
次に、ショット領域S2の露光を行う場合、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、製品チップに形成されるチップパターンCP1を図1の電子表示体5に表示させるとともに、ウェハW1の周辺露光領域SRに対応した遮光パターンSHを図1の電子表示体5に表示させる。
そして、チップパターンCP1および遮光パターンSHが表示された電子表示体5を介して、ウェハW1のショット領域S2にチップパターンCP1および遮光パターンSHを投影することにより、ウェハW1のチップ領域CR2にチップパターンCP1を形成するとともに、ウェハW1の外縁部にパターンが形成されないようにすることができる。
これにより、チップパターンCP1を形成しながら周辺露光を行うことが可能となり、露光処理の効率化を図りつつ、後工程にてパーティクルなどが発生することを抑制することを可能として、製品不良の発生を低減させることができる。
これにより、チップパターンCP1を形成しながら周辺露光を行うことが可能となり、露光処理の効率化を図りつつ、後工程にてパーティクルなどが発生することを抑制することを可能として、製品不良の発生を低減させることができる。
図3は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図である。
図3において、ウェハW2には、ショット領域S11〜S13が設けられている。そして、ショット領域S11の露光を行う場合、製品チップに形成されるチップパターンCP11を図1の電子表示体5に表示させる。なお、チップパターンCP11としては、例えば、素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
図3において、ウェハW2には、ショット領域S11〜S13が設けられている。そして、ショット領域S11の露光を行う場合、製品チップに形成されるチップパターンCP11を図1の電子表示体5に表示させる。なお、チップパターンCP11としては、例えば、素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
そして、チップパターンCP11が表示された電子表示体5を介して、ウェハW2のショット領域S11にチップパターンCP11を投影することにより、ウェハW2のチップ領域CR11にチップパターンCP11を形成することができる。
次に、ショット領域S12の露光を行う場合、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、製品チップに形成されるチップパターンCP11を図1の電子表示体5に表示させるとともに、印字パターンHPを図1の電子表示体5に表示させる。なお、印字パターンHPとしては、ウェハ番号、ロット番号、製造番号または製造年月日などを挙げることができる。
次に、ショット領域S12の露光を行う場合、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、製品チップに形成されるチップパターンCP11を図1の電子表示体5に表示させるとともに、印字パターンHPを図1の電子表示体5に表示させる。なお、印字パターンHPとしては、ウェハ番号、ロット番号、製造番号または製造年月日などを挙げることができる。
そして、チップパターンCP11および印字パターンHPが表示された電子表示体5を介して、ウェハW2のショット領域S12にチップパターンCP11および印字パターンHPを投影することにより、ウェハW2のチップ領域CR12にチップパターンCP11を形成するとともに、ウェハW2の印字パターン領域HRに印字パターンHPを形成することができる。
次に、ショット領域S13の露光を行う場合、電子表示体5に入力されるパターンデータを入れ替えることにより、製品チップに形成されるチップパターンCP11を図1の電子表示体5に表示させるとともに、TEG(Test Element Group)パターンTPおよびダミーパターンDPを図1の電子表示体5に表示させる。なお、TEGパターンTPおよびダミーパターンDPは、製品チップとして使用できないチップ領域に配置することができる。また、ダミーパターンDPは、例えば、製品チップとして使用される領域とそれ以外の領域とで、パターンの粗密を解消させるように配置することができる。また、TEG(Test Element Group)パターンの他、アライメントマーク、レジストレーションマーク、フォーカスマークあるいは線幅コントロールマークなどを電子表示体5に表示させるようにしてもよい。
そして、チップパターンCP11、TEGパターンTPおよびダミーパターンDPが表示された電子表示体5を介して、ウェハW2のショット領域S13にチップパターンCP11、TEGパターンTPおよびダミーパターンDPを投影することにより、ウェハW2のチップ領域CR13にチップパターンCP11を形成するとともに、TEGパターン領域TRおよびダミーパターン領域DRにTEGパターンTPおよびダミーパターンDPをそれぞれ形成することができる。なお、TEGパターン領域TRおよびダミーパターン領域DRは、製品チップとして使用できないチップ領域CR14a、14bにそれぞれ配置することができる。
これにより、チップパターンCP11を形成しながらTEGパターンTPおよびダミーパターンDPを形成することが可能となる。このため、レチクルの作製にかかる費用を増大させることなく、CMP工程、デポ工程またはエッチング工程における面内均一性を向上させることを可能として、製品不良の発生を低減させることが可能となるとともに、レーザマーキングなどの印字工程を不要として、生産効率を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、チップパターンCP11、TEGパターンTPおよびダミーパターンDPをウェハW2上に形成する方法について説明したが、膜厚管理などを行うためのプロセス管理ウェハ、品質管理ウェハ、またはスタンダードウェハなどの作製方法に適用するようにしてもよい。
図4は、本発明の第4実施形態に係る露光装置の概略構成を示す斜視図である。
図4は、本発明の第4実施形態に係る露光装置の概略構成を示す斜視図である。
図4において、電子表示体25には、電子表示体25の駆動制御を行う表示体コントロール用ドライバ26が設けられている。なお、電子表示体25には、電子制御に基づいて光量が変化する発光体を配列することができ、電子表示体25としては、例えば、有機ELパネル、プラズマディスプレイパネル、FED(Field Emission Display)、VFD(Vacuum Fluoescent Display:蛍光表示管)、ブラウン管などを用いることができる。また、電子表示体25から出射される光としては、例えば、g線(波長436nm)、i線(波長365nm)などの紫外光を用いることができる。
そして、電子表示体25は、表示体コントロール用ドライバ26を介し、電子表示体25にパターンを表示させる表示体コントローラ27に接続されている。また、電子表示体25は、電子表示体25をスライド移動させる電子表示体スキャンステージ24上に配置され、電子表示体スキャンステージ24は、ステージ支持台23上に支持されている。
また、電子表示体スキャンステージ24下には、ウェハWをスライド移動させるウェハスキャンステージ22が配置され、ウェハスキャンステージ22は、ステージ支持台21上に支持されている。
また、電子表示体スキャンステージ24下には、ウェハWをスライド移動させるウェハスキャンステージ22が配置され、ウェハスキャンステージ22は、ステージ支持台21上に支持されている。
また、電子表示体スキャンステージ24とウェハスキャンステージ22との間には、電子表示体25に表示されたパターンをウェハW上に投影する投影レンズ28が設けられている。
そして、ウェハWの露光を行う場合、表示体コントローラ27を介して表示体コントロール用ドライバ26にパターンデータを出力することにより、発光パターンを電子表示体25に表示させる。ここで、電子表示体25に表示させる発光パターンとしては、例えば、ウェハWに形成される素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
そして、ウェハWの露光を行う場合、表示体コントローラ27を介して表示体コントロール用ドライバ26にパターンデータを出力することにより、発光パターンを電子表示体25に表示させる。ここで、電子表示体25に表示させる発光パターンとしては、例えば、ウェハWに形成される素子分離部、トランジスタ部、配線部、コンタクト部あるいはパッド部などのパターンを挙げることができる。
そして、電子表示体25に発光パターンが表示されると、ウェハWまたは電子表示体25をスライド移動させながら、電子表示体25に表示された発光パターンを投影レンズ28にてウェハW上に投影させることにより、ショットごとに露光処理を行うことができる。
これにより、異なるパターンデータを入力することで、異なるパターンを電子表示体25に表示させることが可能となるとともに、電子表示体25から直接発光されたパターンをウェハW上に投影することができる。このため、異なるパターンをウェハW上に投影するために、レチクルを交換する必要がなくなるとともに、電子表示体25とは別の光源を用意する必要がなくなり、スループットの向上を図りつつ、露光装置のコストダウンを図ることが可能となる。
これにより、異なるパターンデータを入力することで、異なるパターンを電子表示体25に表示させることが可能となるとともに、電子表示体25から直接発光されたパターンをウェハW上に投影することができる。このため、異なるパターンをウェハW上に投影するために、レチクルを交換する必要がなくなるとともに、電子表示体25とは別の光源を用意する必要がなくなり、スループットの向上を図りつつ、露光装置のコストダウンを図ることが可能となる。
W、W1、W2 ウェハ、1、3、21、23 ステージ支持台、2、22 ウェハスキャンステージ、4、24 電子表示体スキャンステージ、5、25 電子表示体、6、26 表示体コントロール用ドライバ、7、27 表示体コントローラ、8、28 投影レンズ、9 照明系、10 ミラー、11 コリメータレンズ、CP1、CP11 チップパターン、SH 遮光パターン、S1、S2、S11〜S13 ショット領域、CR1、CR2、CR11、CR12、CR13、CR14a、CR14b チップ領域、SR 周辺露光領域、HP 印字パターン、TP TEGパターン、DP ダミーパターン、HR 印字パターン領域、TR TEGパターン領域、DR ダミーパターン領域
Claims (8)
- 電子制御に基づいて光の透過率が変化する画素が配列された電子表示体と、
パターンデータに基づいて前記電子表示体の駆動制御を行う駆動制御部と、
前記電子表示体に光を入射させる光源と、
前記電子表示体を透過した光を投影面上に投影する投影部とを備えることを特徴とする露光装置。 - 電子制御に基づいて光量が変化する発光体が配列された電子表示体と、
パターンデータに基づいて前記電子表示体の駆動制御を行う駆動制御部と、
前記電子表示体から出射された光を投影面上に投影する投影部とを備えることを特徴とする露光装置。 - 光を遮断、透過または反射させるパターンを電子表示体に表示させるステップと、
前記電子表示体を介して前記パターンをウェハ上に投影することにより、前記ウェハ上に形成されたレジストを露光するステップとを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 光を遮断、透過または反射させる第1パターンを電子表示体に表示させるステップと、
前記電子表示体を介して前記第1パターンをウェハ上の第1ショット領域に投影するステップと、
光を遮断、透過または反射させる第2パターンを前記電子表示体に表示させるステップと、
前記電子表示体を介して前記第2パターンを前記ウェハ上の第2ショット領域に投影するステップとを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1パターンは製品チップに対応したパターン、前記第2パターンは周辺露光パターンであることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1パターンは製品チップに対応したパターン、前記第2パターンは印字パターン、TEGパターンまたはダミーパターンいずれか少なくとも1つを含むパターンであることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
- 光を遮断、透過または反射させるパターンを電子表示体に表示させるステップと、
前記電子表示体を介して前記パターンをウェハ上に投影させるステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする露光プログラム。 - 光を遮断、透過または反射させる第1パターンを電子表示体に表示させるステップと、
前記電子表示体を介して前記第1パターンをウェハ上の第1ショット領域に投影させるステップと、
光を遮断、透過または反射させる第2パターンを前記電子表示体に表示させるステップと、
前記電子表示体を介して前記第2パターンを前記ウェハ上の第2ショット領域に投影させるステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする露光プログラム。
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JP2003389298A JP2005150600A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | 露光装置、半導体装置の製造方法および露光プログラム |
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---|---|---|---|---|
JP2009246069A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | パターン描画装置およびパターン描画方法 |
WO2010038462A1 (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-08 | 住友化学株式会社 | 半導体デバイス用基板、半導体デバイス装置、設計システム、製造方法、および設計方法 |
-
2003
- 2003-11-19 JP JP2003389298A patent/JP2005150600A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010109358A (ja) * | 2008-10-02 | 2010-05-13 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 半導体デバイス用基板、半導体デバイス装置、設計システム、製造方法、および設計方法 |
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