JP2005148145A - デジタルオーディオ伸長処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

デジタルオーディオ伸長処理装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 誤り混入時に切り替えタイミングの不正によるノイズ発生の低減、正常データの破壊防止を可能とする。
【解決手段】 バンク切り替え信号を発生させるためのヘッダ情報に対する誤り検出手段と、伸長処理されるオーディオデータに対する誤り検出手段とを独立して備え、前記各誤り訂正手段は各々独立して誤り検出を行なうようにすることにより、誤り混入時に切り替えタイミングの不正による正常データの破壊を防止が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルオーディオ信号を伸長処理するためのデジタルオーディオ伸長処理装置及びコンピュータプログラムに関する。
デジタルオーディオ信号を圧縮する手法に、ISO/IEC 11172-3に示されるMPEGオーディオ圧縮方式がある。図5はMPEGオーディオ圧縮されたストリームであるオーディオアクセスユニット(以下、AAUと表記)をデジタルオーディオ信号に伸長する伸長処理装置の一例である。
同図において、1はAAU入力端、2は入力されたAAUストリームからMPEGオーディオヘッダを検出するMPEGオーディオヘッダ検出部、6はAAU入力部1から入力されたAAUデータの出力先を、MPEGオーディオヘッダ検出部2から与えられるタイミングで切り替える書き込みバンク選択部である。7及び8は書き込みバンク選択部3からのAAUデータをAAU単位で排他的に格納するバンクメモリA及びバンクメモリB、9はバンクメモリA4又はバンクメモリB5のうちの一方をMPEGオーディオヘッダ検出部2から与えられるタイミングで切り替えながら選択し、選択されたバンクメモリに格納されているAAUデータを読み出すところの読み出しバンク選択部である。10は読み出しバンク選択部9から入力されるAAUデータについて伸長処理を行う伸長処理部、15は伸長処理部10で復元されたオーディオ信号を出力する出力端である。
次に、伸長動作について、図6に示したバンク制御タイミングチャートを利用して説明する。図6(1)のようにバースト的にAAU入力部1から入力されたAAUストリームは、書き込みバンク選択部6及びMPEGオーディオヘッダ検出部2に出力される。MPEGオーディオヘッダ検出部2では入力されたAAUストリームのデータ列の中から、AAUの先頭データパターンであるMPEGオーディオヘッダ列のパターンを検索し、一致するパターンを検出する。そして検出されたヘッダから、図6(2)のようなヘッダ入力タイミングでトグルする切り替えタイミングを発生し、その切り替えタイミング信号を書き込みバンク選択部6、読み出しバンク選択部9、伸長処理部10へそれぞれ出力する。
一方、書き込みバンク選択部6では入力されたAAUストリームを前記切り替えタイミング信号のタイミングに基ついて切り替えを行い、AAUデータをバンクメモリA7又はバンクメモリB8にAAU単位で交互に格納するように動作する。また、読み出しバンク選択部9では前記切り替えタイミング信号のタイミングに基ついて、書き込みバンク選択部6のアクセスしているバンクとは排他的に、バンクメモリA7又はバンクメモリB8に格納されているAAUデータを伸長処理部10に読み出す制御を行う(図6(5),(6))。伸長処理部10では入力されたAAUデータをデコードし、オーディオ信号を復元し、出力端15に出力する。
特開平8-328599号公報
前記従来例によると、伝送路の影響などにより、入力されるAAUストリームに誤りが混入した場合、特にMPEGヘッダに誤りが混入したときや、誤り混入によりデータがMPEGヘッダと同じビットパターンに変化したとき、誤りのヘッダを検知できずに伸長処理を施してしまうため、例えば図7(1)で示したようなMPEGオーディオヘッダを誤検出した場合、切り替えタイミング信号が図7(2)のように本来の切り替え信号とは無関係な時点で発生してしまう。
これにより書き込みバンク選択部6、読み出しバンク選択部9、そして伸長処理部10では強制的にバンク切り替えが発生し、その結果、図7(7)のように伸長処理部10で正しいアロケーション情報、スケールファクタ情報が得られないまま伸長処理を行い、出力端15に出力してしまうことで、非常に大きなレベルのノイズを出力してしまうという問題がある。
誤り検出及び補間処理における対策として特許文献1に開示されたような例があるが、その対策は特定パターンを検出することで誤り判定をするというもので、今回のようなバンク切り替えが関係する補間には効果が薄い。
本発明は前記のような点に鑑みてなされたものであり、誤り混入時に切り替えタイミングの不正によるノイズ発生の低減、正常データの破壊防止を可能とすることを目的とする。
本発明のデジタルオーディオ伸長処理装置は、デジタルオーディオ信号を予め定められた期間で区切り圧縮単位として、前記圧縮単位の識別信号たる圧縮単位ヘッダ情報と、前記圧縮単位全体の属性を示す圧縮属性データと、前記圧縮単位に含まれる個々のサンプルデータに依存する圧縮サンプルデータとからなる有効データを、あらかじめ定められた圧縮データ数となるように調節するスタッフィングデータを付加して構成した固定長化圧縮データ列を入力する入力手段と、前記入力手段に入力された前記固定長化圧縮データ列から前記圧縮単位ヘッダ情報を検出する圧縮単位ヘッダ情報検出手段と、前記固定長化圧縮データ列を固定長化圧縮データ数単位で蓄積する第1の蓄積手段及び第2の蓄積手段と、前記固定長化圧縮データ列を前記第1の蓄積手段もしくは前記第2の蓄積手段に蓄積させるための蓄積先選択手段と、前記第1の蓄積手段もしくは前記第2の蓄積手段から前記蓄積先選択手段に対して排他的に選択し、蓄積されている前記固定長化圧縮データ列を読み出す読み出し元選択手段と、前記読み出し元選択手段により読み出された前記固定長化圧縮データ列について伸長処理を施す伸長処理手段と、前記蓄積先選択手段及び前記読み出し元選択手段及び前記伸長処理手段について同期したタイミングで切り替え及び伸長処理を行わせるための信号を前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で発生したヘッダ検出タイミングに連動して発生させる切り替え制御発生手段と、前記伸長処理手段の出力である復元デジタルオーディオ信号を出力する出力手段とを有する、伸長処理を施すデジタルオーディオ伸長処理装置であって、前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で得られた前記ヘッダ検出タイミングが妥当であるか検証する圧縮単位ヘッダ情報検証手段と、前記前記固定長化圧縮データ列の内容に誤りが混入しているかを検証する固定長化圧縮データ検証手段と、前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段と前記固定長化圧縮データ検証手段の結果を用いて前記伸長処理手段の出力である前記復元デジタルオーディオ信号を前記出力手段に出力をするか否かを判断する出力判断手段と、前記出力判断手段に従い前記伸長処理手段から出力される誤り混入の無いデジタルオーディオもしくは無音データを一時記憶する復元データ蓄積手段と、
前記出力判断手段の結果により前記出力手段に出力する信号を前記伸長処理手段から出力される復元デジタルオーディオ信号及び前記復元データ蓄積手段から出力される補間デジタルオーディオ信号から選択し出力する出力制御手段とを有する点に特徴を有する。
また、本発明のデジタルオーディオ伸長処理装置の他の特徴とするところは、前記出力判断手段については、前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段の結果もしくは前記固定長化圧縮データ検証手段の結果いずれかに誤り混入が検出された場合に誤り検出フラグを発生するヘッダ及び圧縮データ判定手段を有し、前記ヘッダ及び圧縮データ判定手段の結果により前記出力手段に出力する信号を前記伸長処理手段から出力される復元デジタルオーディオ信号及び前記復元データ蓄積手段から出力される補間デジタルオーディオ信号から選択し出力する出力制御手段を有する点にある。
また、本発明のデジタルオーディオ伸長処理装置の他の特徴とするところは、前記出力判断手段については、前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段で妥当なヘッダが検出できなかった際に前記固定長化圧縮データ検証手段の結果を用いて誤り検出フラグを発生するようなヘッダ及び圧縮データ判定手段を有し、前記ヘッダ及び圧縮データ判定手段の結果により前記出力手段に出力する信号を前記伸長処理手段から出力される復元デジタルオーディオ信号及び前記復元データ蓄積手段から出力される補間デジタルオーディオ信号から選択し出力する出力制御手段を有する点にある。
また、本発明のデジタルオーディオ伸長処理装置の他の特徴とするところは、前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で得られた前期ヘッダ検出タイミングを基準として前記入力手段に入力された前記固定長化圧縮列のデータ数を計数する入力データ列計数手段を有し、前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段では、前記入力データ列計数手段の結果である計数値から前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で得られた前期ヘッダ検出タイミングが妥当か否かを判定する計数値判定手段を有し、かつ、前記切り替え制御手段では、計数値判定手段の結果と、前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で発生したヘッダ検出タイミングとに基ついて、前記切り替え及び伸長処理を行わせるための信号を発生する切り替えタイミング修正手段を有する点にある。
また、本発明のデジタルオーディオ伸長処理装置の他の特徴とするところは、前記固定長化圧縮データ検証手段においては、前記圧縮属性データから該当する前記固定長化圧縮列に含まれる前記有効データのデータ数を演算する有効データ数演算手段を有する点にある。
本発明の別のデジタルオーディオ伸長処理装置は、バンク切り替え信号を発生させるためのヘッダ情報に対する誤り検出手段と、伸長処理されるオーディオデータに対する誤り検出手段とを独立して備え、前記各誤り訂正手段は各々独立して誤り検出を行う点に特徴を有する。
本発明のコンピュータプログラムは、バンク切り替え信号を発生させるためのヘッダ情報に対する誤り検出手段と、伸長処理されるオーディオデータに対する誤り検出手段とを独立して備えたデジタルオーディオ伸長処理装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、前記各誤り訂正手段に各々独立して誤り検出を行わせる処理をコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
本発明によれば、バンク切り替え信号を発生させるためのヘッダ情報と伸長処理に使用するAAUデータとは別個な誤り検出を行うようにすることにより、誤り混入時に切り替えタイミングの不正によるノイズ発生の低減、正常データの破壊防止が可能となる。さらに、切り替えタイミングの不具合時にのみ圧縮データの誤り混入をチェックすることにより処理の効率化を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態のデジタルオーディオ伸長処理装置の構成を示す図であり、1はAAU入力端、2は入力されたAAUストリームからMPEGオーディオヘッダを検出するMPEGオーディオヘッダ検出部、3はAAU入力部1から入力されるAAUストリームのデータ数をMPEGオーディオヘッダ検出部2で発生したヘッダタイミング信号の期間単位で計数しその結果で判定信号を出力するAAUデータ計数判定部、4はMPEGオーディオヘッダ検出部2及びAAUデータ計数判定部3からの入力信号を基にタイミング信号を発生させる切り替えタイミング生成部である。
5はAAU入力端1から入力されたAAUストリームを遅延させるデータ遅延部、6はデータ遅延部5を介して入力されるAAUストリームの出力先を、切り替えタイミング生成部4から与えられるタイミングで切り替える書き込みバンク選択部である。7及び8は書き込みバンク選択部6からのAAUデータをAAU単位で排他的に格納するバンクメモリA及びバンクメモリB、9はバンクメモリA7又はバンクメモリB8のうちの一方を切り替えタイミング生成部4から与えられるタイミングで切り替えながら選択し、選択されたバンクメモリに格納されているAAUデータを読み出すところの読み出しバンク選択部である。
16は読み出しバンク選択部9から入力されるAAUデータに格納されているアロケーション情報、スケールファクタ情報から該当するAAUデータに格納されている有効データ数を演算するAAU有効データ数演算部、10は読み出しバンク選択部9から入力されるAAUデータについて伸長処理を行う伸長処理部である。
更に、11はAAUデータ計数判定部3の結果を遅延させる判定遅延部、12は判定遅延部11から得られた情報とAAU有効データ数演算部16の結果により該当AAUの伸長データについて補間又はミュートを行うか否かを判定する補間制御部、13は補間データを蓄積するところの補間データバッファ、14は伸長処理部10の出力である伸長データ又は補間データバッファ13の出力である補間データを補間制御部12からの選択信号によって選択するところの補間選択部、15は補間選択部14の出力であるところのオーディオ信号を出力する出力端である。
次に、伸長動作について、図2図に示したバンク制御タイミングチャートを利用して説明する。図2(1)のようにバースト的にAAU入力部1に入力されたAAUストリームは、データ遅延部5、MPEGオーディオヘッダ検出部2、更にAAUデータ計数判定部3に出力される。この入力ストリームには誤りが混入していて、図2(1)に"ヘッダ誤検出"と示しているようにヘッダのデータパターンと同じデータ列が存在している。
さて、MPEGオーディオヘッダ検出部2では入力されたAAUストリームのデータ列の中からMPEGオーディオヘッダ列のパターンを検索し、一致するパターンを検出する。そして検出されたヘッダから図2(2)のようなヘッダ検出信号を発生し、AAUデータ計数判定部3及び切り替えタイミング生成部4に出力する。AAUデータ計数判定部3では図2(3)のようにヘッダ検出信号の周期単位で評価点を設け、AAU入力端1に入力されてきたAAUストリームのデータ数を評価点ごとに計数し、計数値が適正な値であるか否かを判定し、その結果を切り替えタイミング生成部4及び判定遅延部11に出力する。
適正値の場合、切り替えタイミング生成部4では入力されたヘッダ検出信号を遅延させた信号を切り替えタイミング信号として出力する。また、図2(3)の2番目の評価点ように適正値より下回る値の場合には、MPEGヘッダを誤検出したと判定して計数値をクリアせずに計数を続ける。更に切り替えタイミング生成部4に誤検出を知らせる制御信号を出力する。そして切り替えタイミング生成部4では、その不適正値を取った時点に対応するヘッダ検出トグル信号についてゲートを掛けて、図2(4)のように誤検出ヘッダ信号を削除した信号を切り替えタイミング信号として出力する。
伸長処理部10には前記のようなバンクメモリA7、バンクメモリB8の動作によりAAU入力端1からのAAUストリームのバースト的な入力タイミングをAAU単位に定レート化されたAAUデータが入力される。ここでAAUデータは伸長処理を施されオーディオデータに復元され、補間データバッファ13、補間選択部14に出力される。
また判定遅延部11に入力された計数判定情報は該当するAAUデータがオーディオ信号に復元され伸長処理部10から出力されるタイミングまで遅延し補間制御部12に出力される。
一方、読み出しバンク選択部9の出力はAAU有効データ数演算部16にも出力される。AAU有効データ数演算部16では入力されたAAUデータに格納されているアロケーション情報、スケールファクタ情報などをデコードし該当AAUに含まれる有効データ数を演算する。例えばレイア2で伝送レートが384kbpsとした時、AAUは最大1152バイト(ヘッダ含む)取り得る。AAU有効データ数演算部16の演算結果が最大データ数を越えている場合、例では1152バイト以上になった場合、該当AAUデータに誤りが混入されていると判定し、その結果を補間制御部12に出力する。
補間制御部12では前記のAAU有効データ数演算部16からの制御信号と、判定遅延部11からの計数判定情報を受け、それらの情報双方が誤り混入していないという結果の場合は伸長データを、どちらか一方でも誤りが混入したという結果を示したときには補間データを出力端15に出力するように補間制御信号を発生し、補間データバッファ13及び補間選択部14に出力する。補間データバッファ13はひとつ以上前のAAUデータのオーディオ伸長データを補間制御部12で誤りが含まれないと判断した場合のみに格納し、補間制御部12より補間実行の指示が来たときに格納データの更新を行わないように動作する。この補間データ出力と伸長データ出力を補間選択部14は受けて補間制御部12の制御により出力端15へ伸長データもしくは補間データを出力する。
一方、図3(1)のようにAAU入力端1に入力されたストリームがエラー混入によりMPEGヘッダが検出できなかった場合の動作について説明すると、MPEGオーディオヘッダ検出部2では図3(2)のようなヘッダ検出信号を発生し、AAUデータ計数判定部3ではこのタイミングで評価点を設定し計数判定を行う。ここでは評価点の前に適正値を超えた場合、すなわち予め設定しておいた適性値よりも大きな値を持つリミッタ値と計数値が等しくなったとき、MPEGヘッダが破損したために検出できなかったと判断し、計数値をクリアするとともに制御信号を切り替えタイミング生成部4に出力する。
この制御信号を受けた切り替えタイミング生成部4では図3(4)のように遅延させたヘッダ検出信号にトリガ信号を重畳することで切り替え信号を新規に発生させる。切り替えタイミング生成部4で発生した切り替えタイミング信号は書き込みバンク選択部6、読み出しバンク選択部9、伸長処理部10に出力される。この結果、これら3箇所のバンク制御は図2、3の(5)−(7)のようにバンクメモリA7、バンクメモリB8のバンク切り替えが破綻しないように動作することになる。以下、出力端15にオーディオデータが出力される経緯は上述したとおりである。
このような構成をとることにより、エンコーダで特別なデータを付加することなしに基準タイミングを発生させるヘッダ情報と伸長処理にかかわる情報に別個な誤り検出手法を設定することができ、より確度の高いオーディオデータ補間,ミュート処理が可能となる。
(第2の実施形態)
図4に第2実施形態の特徴を良く表わすブロック図を示す。同図において図1と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明については省略する。本実施形態の特徴は、AAUデータ計数判定部3からの出力を切り替えタイミング生成部4及びAAU有効データ数演算部16に出力し、AAU有効データ数演算部16ではAAUデータ計数判定部3からの出力に依存して演算処理を実行することにある。
すなわち、AAUデータ計数判定部3の結果はAAU有効データ数演算部16に出力される。AAU有効データ数演算部16ではその結果を受けて、計数値が適正値である場合にはAAUに格納されている有効データ数を演算せず、適正値でない場合のみに演算処理を行う。そして演算結果が誤り混入を示す場合のみに補間データバッファ13、補間選択部14に補間制御を指示する。
ヘッダ検出が以上の場合その前後の圧縮データも誤りを含む可能性が高いので、このような構成をとることにより、効率の良いハードが構成できる。例えばDSP(Digital Signal Processor)などで伸長処理部や、AAU有効データ数演算部を構成したときにはAAU有効データ数演算の結果で誤りが検出されれば、伸長処理演算を打ち切ることができるので、処理サイクルの削減が可能となる。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1の実施形態のデジタルオーディオ伸長処理装置の構成を示す図である。 第1の実施形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。 第1の実施形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2の実施形態のデジタルオーディオ伸長処理装置の構成を示す図である。 従来のデジタルオーディオ伸長処理装置の構成を示す図である。 従来例における動作を説明するためのタイミングチャートである。 従来例における動作(誤り混入時)を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 AAU入力端
2 MPEGオーディオヘッダ検出部
3 AAUデータ計数判定部
4 切り替えタイミング生成部
5 データ遅延部
6 書き込みバンク選択部
7 バンクメモリA
8 バンクメモリB
9 読み出しバンク選択部
10 伸長処理部
11 判定遅延部
12 補間制御部
13 補間データバッファ
14 補間選択部
15 出力端
16 AAU有効データ数演算部

Claims (7)

  1. デジタルオーディオ信号を予め定められた期間で区切り圧縮単位として、前記圧縮単位の識別信号たる圧縮単位ヘッダ情報と、前記圧縮単位全体の属性を示す圧縮属性データと、前記圧縮単位に含まれる個々のサンプルデータに依存する圧縮サンプルデータとからなる有効データを、あらかじめ定められた圧縮データ数となるように調節するスタッフィングデータを付加して構成した固定長化圧縮データ列を入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記固定長化圧縮データ列から前記圧縮単位ヘッダ情報を検出する圧縮単位ヘッダ情報検出手段と、
    前記固定長化圧縮データ列を固定長化圧縮データ数単位で蓄積する第1の蓄積手段及び第2の蓄積手段と、
    前記固定長化圧縮データ列を前記第1の蓄積手段もしくは前記第2の蓄積手段に蓄積させるための蓄積先選択手段と、
    前記第1の蓄積手段もしくは前記第2の蓄積手段から前記蓄積先選択手段に対して排他的に選択し、蓄積されている前記固定長化圧縮データ列を読み出す読み出し元選択手段と、
    前記読み出し元選択手段により読み出された前記固定長化圧縮データ列について伸長処理を施す伸長処理手段と、
    前記蓄積先選択手段及び前記読み出し元選択手段及び前記伸長処理手段について同期したタイミングで切り替え及び伸長処理を行わせるための信号を前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で発生したヘッダ検出タイミングに連動して発生させる切り替え制御発生手段と、
    前記伸長処理手段の出力である復元デジタルオーディオ信号を出力する出力手段とを有する、伸長処理を施すデジタルオーディオ伸長処理装置であって、
    前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で得られた前記ヘッダ検出タイミングが妥当であるか検証する圧縮単位ヘッダ情報検証手段と、
    前記前記固定長化圧縮データ列の内容に誤りが混入しているかを検証する固定長化圧縮データ検証手段と、
    前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段と前記固定長化圧縮データ検証手段の結果を用いて前記伸長処理手段の出力である前記復元デジタルオーディオ信号を前記出力手段に出力をするか否かを判断する出力判断手段と、
    前記出力判断手段に従い前記伸長処理手段から出力される誤り混入の無いデジタルオーディオもしくは無音データを一時記憶する復元データ蓄積手段と、
    前記出力判断手段の結果により前記出力手段に出力する信号を前記伸長処理手段から出力される復元デジタルオーディオ信号及び前記復元データ蓄積手段から出力される補間デジタルオーディオ信号から選択し出力する出力制御手段とを有することを特徴とするデジタルオーディオ伸長処理装置。
  2. 前記出力判断手段については、前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段の結果もしくは前記固定長化圧縮データ検証手段の結果いずれかに誤り混入が検出された場合に誤り検出フラグを発生するヘッダ及び圧縮データ判定手段を有し、前記ヘッダ及び圧縮データ判定手段の結果により前記出力手段に出力する信号を前記伸長処理手段から出力される復元デジタルオーディオ信号及び前記復元データ蓄積手段から出力される補間デジタルオーディオ信号から選択し出力する出力制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオ伸長処理装置。
  3. 前記出力判断手段については、前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段で妥当なヘッダが検出できなかった際に前記固定長化圧縮データ検証手段の結果を用いて誤り検出フラグを発生するようなヘッダ及び圧縮データ判定手段を有し、前記ヘッダ及び圧縮データ判定手段の結果により前記出力手段に出力する信号を前記伸長処理手段から出力される復元デジタルオーディオ信号及び前記復元データ蓄積手段から出力される補間デジタルオーディオ信号から選択し出力する出力制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオ伸長処理装置。
  4. 前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で得られた前期ヘッダ検出タイミングを基準として前記入力手段に入力された前記固定長化圧縮列のデータ数を計数する入力データ列計数手段を有し、
    前記圧縮単位ヘッダ情報検証手段では、前記入力データ列計数手段の結果である計数値から前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で得られた前期ヘッダ検出タイミングが妥当か否かを判定する計数値判定手段を有し、かつ、前記切り替え制御手段では、計数値判定手段の結果と、前記圧縮単位ヘッダ情報検出手段で発生したヘッダ検出タイミングとに基ついて、前記切り替え及び伸長処理を行わせるための信号を発生する切り替えタイミング修正手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオ伸長処理装置。
  5. 前記固定長化圧縮データ検証手段においては、前記圧縮属性データから該当する前記固定長化圧縮列に含まれる前記有効データのデータ数を演算する有効データ数演算手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオ伸長処理装置。
  6. バンク切り替え信号を発生させるためのヘッダ情報に対する誤り検出手段と、伸長処理されるオーディオデータに対する誤り検出手段とを独立して備え、
    前記各誤り訂正手段は各々独立して誤り検出を行うことを特徴とするデジタルオーディオ伸長処理装置。
  7. バンク切り替え信号を発生させるためのヘッダ情報に対する誤り検出手段と、伸長処理されるオーディオデータに対する誤り検出手段とを独立して備えたデジタルオーディオ伸長処理装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記各誤り訂正手段に各々独立して誤り検出を行わせる処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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