JP2005147893A - 無接触型ポテンショメータ - Google Patents

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Tatsuro Shimoda
達郎 下田
Makoto Yamada
諒 山田
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Abstract

【課題】 従来の無接触型ポテンショメータの検出角度が狭い欠点を改善し、360°全角度の位置を検出することが可能な無接触型ポテンショメータを提供する。
【解決手段】 操作軸6によって回転されるロータ板10と、このロータ板10と小間隙をもって対向するコイル11と、を備え、ロータ板10の回転によるコイル11のインダクタンスの変化を検出し、これを信号として取り出すようにしたインダクタンス式の無接触型ポテンショメータにおいて、ロータ板10とコイル11とで構成される検出手段を、同一筐体内に2組設けた構成とする(第1の検出手段8と第2の検出手段9)。この場合、2組の検出手段8と9は、所定角度(例えば90°)の位相差を持たせて配置する。これにより本発明では、位相差のある2組の検出手段8と9の出力を演算させることで360°全角度の位置を検出することが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は無接触型ポテンショメータに関し、特にインダクタンス式の無接触型ポテンショメータに係るものである。
従来、無接触型ポテンショメータとしては、例えば下記の特許文献1に開示されるようなインダクタンス式のポテンショメータがある。
即ちこのインダクタンス式のポテンショメータは、操作軸によって回転されるロータ板と、このロータ板と小間隙をもって対向するコイルと、を備えて構成され、ロータ板の回転によるコイルのインダクタンスの変化を検出し、これを信号として取り出すようにしたものである
特開平10−300411号公報
しかしながら、このような従来のインダクタンス式の無接触型ポテンショメータは、検出角度が狭いという欠点があった。
本発明はこの欠点を改善することを目的としてなされたものである。
上記の目的を達成するために本発明は、操作軸によって回転されるロータ板と、このロータ板と小間隙をもって対向するコイルと、を備え、ロータ板の回転によるコイルのインダクタンスの変化を検出し、これを信号として取り出すようにしたインダクタンス式の無接触型ポテンショメータにおいて、ロータ板とコイルとで構成される検出手段を、所定角度の位相差を持たせて同一筐体内に2組設けた構成としたものである。
上記の如く構成される本発明の無接触型ポテンショメータは、位相差のある2組の検出手段の出力を演算させることで360°全角度の位置を検出することが可能となり、従来の無接触型ポテンショメータの検出角度が狭い欠点を改善することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は本発明によるポテンショメータの外観を示す。このポテンショメータ1は、筐体(ケース)2から突出される操作軸6を回転操作することにより、それに応じた信号がコード14から出力される回転型のポテンショメータである。
このポテンショメータ1の筐体2は、円筒ケース3を主筐体とし、これに蓋体4と5を組み合わせて構成される。円筒ケース3と蓋体4,5は何れもアルミニウム等の軽金属材によりなり、円筒ケース3に蓋体4と5を嵌め込んで固定するものである。
図2は本発明によるポテンショメータの分解図、図3はその主要部の縦断面図である。ここで明らかな如く操作軸6は、蓋体4のボス部4aに組み込まれた軸受7に回転自在に軸支されている。尚、この操作軸6の材質としては、ステンレスが好適に用いられる。
そして筐体2の内部には、この操作軸6の回転を検出する検出手段が組み込まれている
。ここで特に本発明によるポテンショメータ1では、この検出手段が2組設けられており、即ち筐体2の内部には、第1の検出手段8と第2の検出手段9が操作軸6と同軸上に配置されている。
この第1の検出手段8と第2の検出手段9の詳細な構成を図4〜図6に示す。ここで明らかな如く、第1の検出手段8と第2の検出手段9は夫々、操作軸6によって回転されるロータ板10と、このロータ板10と小間隙をもって対向するコイル11と、を備えて構成される。
コイル11は、コイル基板12上において操作軸6を中心とする半円弧形(弓形)に湾曲した巻き形状に形成され、これが対になって1つのコイルを構成している。ロータ板10は、ベリリウム銅などの導電性の良い金属を材料とする半円形の薄板によりなり、コイル11に対し無接触でかつ均等な隙間を保ちながら回転するように操作軸6に固定される。
尚、本例の構成では、コイル11はコイル基板12の上下両面側に設けられており、これに対応してロータ板10は、コイル基板12を上下から挟むように2枚が対称的に設けられている。
さらに図2に示す如く、筐体2の内部には回路基板13が組み込まれている。この回路基板13には、コイル11に高周波を印加する高周波発振回路や、コイル11のインダクタンスの変化を信号として取り出す検波回路などが実装されており、この回路基板13は、コイル基板12に設けられたコイルの端子部11aと図示しないフレキシブル配線板を介して接続されている。
そして、この回路基板13の高周波発振回路からコイル11に高周波が印加されると、ロータ板10に渦電流が生じ、その状態で操作軸6によってロータ板10を回転させると、コイル11に対するロータ板10の対向面積が変化し、これにより渦電流値が変化してコイル11のインダクタンスが変化する。そしてその変化分が回路基板13の検波回路で検出され、これが操作軸6の回転位置に対応する信号としてコード14から出力されるものである。
本発明によるポテンショメータ1では、上記の如く構成される検出手段が第1の検出手段8と第2の検出手段9とで2組設けられ、これを筐体2にコンパクトに組み込んである。ここで本発明の特徴的構成として、この第1の検出手段8と第2の検出手段9とは、90°の位相差を持って配置されている。
即ち、本例の構成では、例えば図4に示す状態において、同図Aのように第1の検出手段8では、一対のコイル11のうち1つのコイルの全体をロータ板10が覆っているのに対し、同図Bのように第2の検出手段9では、一対のコイル11の半分をロータ板10が覆っている状態となっている。この第1の検出手段8と第2の検出手段9におけるロータ板10とコイル11の相対関係により、両検出手段8と9の間には90°の位相差があることが判る。両検出手段8と9のロータ板10は操作軸6によって同時に回転されるため、両検出手段8と9からの出力信号は常に90°の位相差を持って出力されることになる。
図7に本例のポテンショメータの出力特性を示す。ここでaの特性が第1の検出手段、bの特性が第2の検出手段からの出力を示しており、これで明らかな如く本例のポテンショメータでは、90°の位相差を持った三角波に近いシャープな特性を有する2つの出力が得られるものである。
そして本発明では、この2つの出力を演算させることにより、360°全角度の位置を検出することが可能となる。この2つの出力の演算は、ポテンショメータのコード14が接続される機器に設けられたプロセッサによって行なわれる。この場合、2つの出力の位相差が90°であることにより、プロセッサにおいて角度の計算がしやすく、迅速な位置検出が行なえるという利点がある。尚、この2つの出力の演算を行なうプロセッサを筐体2の内部に組み込んだ構成としてもよい。
さらに本発明によるポテンショメータ1の内部構造について見ると、上記2組の検出手段8と9の間には、スペーサ15が介在されている。このスペーサ15は筐体2と同じアルミニウムによりなるもので、螺子16によって蓋体4に固定される。
ここで、スペーサ15と蓋体4の間に挟み込まれるように第1の検出手段8のコイル基板12が固定される構造となっている。一方、第2の検出手段9のコイル基板12は、螺子17によってスペーサ15に固定される。
スペーサ15の上下面には、第1の検出手段8と第2の検出手段9に対する逃げ空間を形成する凹部15aと15bが上下対称的に形成されている。これと同様に蓋体4にも、第1の検出手段8に対する逃げ空間を形成する凹部4bが形成されている。
このように本発明によるポテンショメータ1では、第1の検出手段8と第2の検出手段9との間にスペーサ15を介在させたことにより、両検出手段8と9が干渉することなく正確な出力特性が得られるものである。
またスペーサ15には両検出手段8と9に対する逃げ空間を形成する凹部15aと15bが設けられていることにより、両検出手段8と9はロータ板10の回転が阻害されることなく円滑に動作され、またこの凹部15aと15bは対称的に形成されているので、両検出手段8と9に及ぼすスペーサ15の影響を均等にでき、両検出手段8と9の出力差を抑えることができる。
尚、ここで両検出手段8と9の出力差を完全になくすため、上記の構成に加え、第2の検出手段9の上方を覆うアルミニウム製のカバー部材をスペーサ15に取り付けて、両検出手段8と9の上下の空間構造を同一に形成することが望ましい。
本発明によるポテンショメータは、上述したようにインダクタンス式であるが、これを他の無接触型ポテンショメータである磁気式と比べた場合、次のような利点がある。
即ち、磁気式のポテンショメータでは、2組の検出手段を接近させた場合、相互の磁石が影響し合って実現は非常に困難であるのに対し、本発明で採用したインダクタンス式では2組の検出手段の相互の影響は殆どないため、容易に実現が可能である。
また磁気式のポテンショメータでは、ドーナッツ型(または円形)の磁石を180°ずつN−S極で帯磁させ2個の検出素子を90°離角して配置させることで、本発明と同様の出力を得ることは可能ではあるが、磁石を180°ずつ均等にN−S極で帯磁させることは非常に困難であるため、出力特性の精度が劣り、また個体によるバラツキも大きい。これに対し本発明で採用したインダクタンス式の場合は、コイルはエッチング技術により作成できるため成形精度が非常に高く、ロータ板も機械的な加工で作成できるため個々のバラツキが無視できるほどの精度で加工が可能である。このため、個々の精度のバラツキが抑えられて高精度の出力特性が得られ、またロータの位相調整も機械的に行なえるので、位相特性も精度よく得られるものである。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこの実施例の構成に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、2組の検出手段の位相差を90°としてあるが、これを90°以外の角度に設定した場合でも充分な効果が得られるものである。
本発明によるポテンショメータの外観を示す斜視図である。 本発明によるポテンショメータの分解斜視図である。 本発明によるポテンショメータの主要部の縦断側面図である。 本発明によるポテンショメータにおける検出手段の平面図で、Aは第1の検出手段、Bは第2の検出手段である。 本発明によるポテンショメータにおける第1の検出手段の周辺部の分解斜視図である。 本発明によるポテンショメータにおける第2の検出手段の周辺部の分解斜視図である。 本発明によるポテンショメータの出力特性図である。
符号の説明
1…ポテンショメータ
2…筐体
6…操作軸
8…第1の検出手段
9…第2の検出手段
10…ロータ板
11…コイル
12…コイル基板
15…スペーサ

Claims (4)

  1. 操作軸によって回転されるロータ板と、このロータ板と小間隙をもって対向するコイルと、を備え、上記ロータ板の回転による上記コイルのインダクタンスの変化を検出し、これを信号として取り出すようにしたインダクタンス式の無接触型ポテンショメータにおいて、上記ロータ板と上記コイルとで構成される検出手段を、所定角度の位相差を持たせて同一筐体内に2組設けた構成としたことを特徴とする無接触型ポテンショメータ。
  2. 上記2組の検出手段の位相差を90°に設定したことを特徴とする請求項1に記載の無接触型ポテンショメータ。
  3. 上記2組の検出手段は、スペーサを介して同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の無接触型ポテンショメータ。
  4. 上記スペーサには、上記2組の検出手段に対する逃げ空間を形成する凹部が対称的に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の無接触型ポテンショメータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106998125A (zh) * 2017-04-05 2017-08-01 深圳富视安智能科技有限公司 一种通过角度传感器来检测和纠错的步进电机系统
WO2022101978A1 (ja) * 2020-11-10 2022-05-19 AlphaTheta株式会社 検出装置、検出方法およびプログラム

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