JP2005144084A - 老視年齢簡易測定器 - Google Patents
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Abstract
[課題] 携帯型の近見視力検査や調節力検査などの測定器で、その測定結果から被検者が自分の老視年齢を知ることができ、且つ、目の健康管理にも使用することができる老視年齢簡易測定器を提供する。
[解決手段]手に持てる携帯型で、超音波や光の送受信器を顔面に正対させることにより目と視標との距離を測定してデジタル表示し、その測定結果から被検者の老視年齢を表示でき、且つ、日常的な疲れ目などの目の健康のバロメーターとして使用できる構成とする。
【選択図】 図1
[解決手段]手に持てる携帯型で、超音波や光の送受信器を顔面に正対させることにより目と視標との距離を測定してデジタル表示し、その測定結果から被検者の老視年齢を表示でき、且つ、日常的な疲れ目などの目の健康のバロメーターとして使用できる構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、近見視力検査および調節力検査で、目と視標との距離の測定作業を改善させ、老視年齢を表示できる老視年齢簡易測定器に関する。
近年、高齢化社会への移行に伴い高齢者が社会活動を続けることが多くなっている。この社会活動を進めるには、パソコンを中心とした視覚情報が欠かせない条件となっている。このことは、目を酷使することになり特に高齢者の場合には老視に対するケアが重要で、老視の進み度合い検査およびその対応への需要は高まっている。
主に、老視を対象としている近見視力検査は、近見視覚の障害がどの程度であるかを知ること。また所持している眼鏡が目に適しているかを知る。さらには、新たに近見用眼鏡として適したレンズ度数を知るための視力検査である。この近見視力検査では、目から視標である近見視力表までの距離を厳密に30cmにすることが何よりも重要とされている。
近見視力表は、ランドルト環・片仮名・平仮名・数字・英文字などの指標で表示されており、この視標と目の距離である30cmの測定は、物差し、メジャー糸などで行われてきている。
また、検眼装置として近見視力検査も一台の装置でできる遠用・近用検査兼用の装置がある。この場合、30cmの距離の測定は自動的に設定できるため便利である。しかし、多機能な検査装置となるため、大がかりで高価な装置となり、また、設置場所にもある程度のスペースが必要である。
また、従来の近見視力のための検眼装置は目の位置を固定させるため、顔を装置の上に乗せて視標を取り付けたガイドレールを移動させることにより距離を測定している。このため、検眼装置としては測定距離の分だけはどうしても大きな措置とならざるを得ない。
前記検眼装置を用いないで近見視力検査を行う場合には、視標と目の距離を測定するために物差し、メジャー、糸などで測らなければならない。このため、検査行う検者が正確な測定作業を行わなければならなかった。
また、前記検眼装置を用いて近見視力検査を行う場合には、目と装置が接触しているため測定が複雑で時間もかかり、被検者に負担がかかっていた。さらに検眼装置そのものが高価であるとともに、装置が大きいため設置スペースが必要であった。
また、前記検眼装置を使用するのは病院などの専門機関に限定され、専門家の使用が前提になっていた。このため、被検者が自分で装置を使用して測定することができなかった。
また、前記検眼装置は手に持って使用したり、電源の無い場所で使用することはできなかった。このため、目と視標との距離をコントロールしながら調節力を改善させる訓練などに使用することはできなかった。
また、前記検眼装置は日常的に毎日とか毎週とか繰り返し使用するにことを目的としていないため、調節機能の低下による疲れ目や、老視などによる調節力の変化などの定量的な把握ができず、時系列の変化を捉えることができなかった。
また、前記検眼装置は距離を測定するだけで、測定結果から老視年齢を表示することはできなかった。
そこで、本発明は携帯型で近見視力検査や調節力検査などで目と視標との距離を超音波や光で測定表示し、被検者が自分の老視年齢を知ることができ、また、日常で継続的に測定することにより、目の健康管理にも使用できる老視年齢簡易測定器を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の老視年齢簡易測定器は、近見視力検査に用いる視標を貼れるスペースを持つ携帯用の板状の面に、超音波や光の送受信部とデジタル表示部を配置し、この送受信部を被検者の顔面と正対させることにより目と視標との距離を測定してデジタル表示するとともに老視年齢も表示できる構造とする。これにより、被検者が自分で測定でき、検者が目と視標の距離を物差しなどで測ったりする必要がなく、しかも携帯用であるため手軽に測定できる老視年齢簡易測定器とすることができる。
また、前記超音波や光による距離の測定精度である分解能は1cmであり、測定距離は10〜60cmを標準とし、必要があればさらに遠距離を測定できる装置とすることができる。これにより、近見視力検査や調節力検査に必要な距離の測定結果を手軽に知ることができる。
また、前記送受信部とデジタル表示部を持つ携帯用の板状の面に顔面を正対させることにより、目でデジタル表示された距離を被検者自ら確認することができる。これにより、目と測定装置とを接触させることなく目と視標との距離を測定することができる。
また、前記板状の面の内部に電池電源と回路を組み込むことにより、小型で携帯できる測定器とすることができる。これにより、装置のための設置スペースが殆ど必要がなくなり小型になるため安価にすることができる。さらに、電源を電池にすることにより場所を選ばず何処ででも測定することができる。
また、前記板状の面は小型で、手に持って使用したり机の上に設置して使用することができる。これにより、病院などの機関で使用する場合でも手軽に測定することができ、被検者の負担を軽減させることができる。さらに、被検者が自宅で測定することもできる。
また、前記板状の面のデジタル表示部で、視標と目の距離を移動させながら連続して測定距離を視認することができ、被検者でも自分で手軽に繰り返し測定することができる。測定した結果から該当する老視年齢をデジタル表示し、また、その結果を定量的に把握して時系列の変化を捉えることができ、老視などの進行状況の確認や目の健康管理のデータとして用いることができる。
また、前記日常で手軽に繰り返し測定できるため、目を酷使することによる疲れ目である調節機能の低下の程度や変化、また、ドライアイなどの疲れ目についても容易に把握することができる。
また、前記日常で手軽に繰り返し測定できる機能を用いて、調節力の訓練に使用することができる。前記板状の面の視標の中から目標とするランドルト環などを定めて、凝視しながら目と視標との距離をコントロールすることにより、調節力の機能を強化させることができる。また、調節力の訓練の結果を時系列に測定することにより効果を確認することができる。
また、所持している眼鏡が目に適しているかどうかの近見視力検査で、視標に新聞文字などを使用して最適距離を検査した場合、さらに、その最適距離の限界範囲を距離として測定することができる。このことは、近見用眼鏡を選定する際にその選定眼鏡の最適可視範囲を距離として把握できることになる。
以下に、本発明の実施例を挙げて実施の形態及び実施例を説明する。
図1に本発明の1実施例である老視年齢簡易測定器の概念図を示す。図2に図1と同実施例である老視年齢簡易測定器の使用状態の説明図を示す。
老視年齢簡易測定器1は、視標4が見えるように挿入することができる板状の面5を持つ構造とし、その上部に超音波送受信部2とデジタル表示部3さらに電源スイッチ7を組み込んでいる。前記板状の面5は厚みを持たせた構造にし、内部に回路及び電池を収納する電池部6を設けている。前記超音波送受信部2は光の送受信器(図示せず)を用いることもできる。近赤外線の光の送受信器を用いることにより、小型軽量の老視年齢簡易測定器1とすることができる。前記デジタル表示部3はLED表示を用いているが、液晶表示とすることもできる。前記デジタル表示部3は電源スイッチ7を切り替えることにより老視年齢を表示することができるが、別の切り替えスイッチを設置することもできる。前記電池部6の電源電池は実施例では単3形乾電池4本を用いているが、6〜12Vの電池であれば2次電池でも使用することができる。
前記老視年齢簡易測定器1の使用時には、近見視力表の視標4を板状の面5の表面にある透明なカードケース8に挿入する。図2では指標4のうち0.1から表示されているが、実際の使用時には0.3〜0.6が中心に見えるように視標4を折り曲げて上記カードケース8に挿入して使用する。被検者が老視年齢簡易測定器1を手に持って電源スイッチ7を入れデジタル表示部3の点灯により、電池及び超音波送受信部2の作動を確認する。被検者は手に持った老視年齢簡易測定器1を顔に正対させながら直線方向に前後に移動させ、視標4の中の目標とするランドルト環などが見える近点の距離をデジタル表示部3から読み取ることができる。老視年齢の表示は、予め回路に組み込まれた平均的な老視年齢のデータと測定した距離を換算してデジタル表示することができる。老視年齢の表示方法は電源スイッチ7を切り替えて表示することができるが、別に老視年齢用のデジタル表示部を設けることもできる。また、電源スイッチ7を切っても4〜5秒はデジタル表示が消えないように、タイムラグ回路を設けることができる。
また、手に持った老視年齢簡易測定器1が顔面と正対しない時には、デジタル表示部3の表示が異常値である99または999と表示されるので、手の持つ角度を調節して顔面と正対させることにより正常値に戻すことができる。
また、携帯型で被検者が手に持って目視距離を自分で測定できるため、日常で目の使い過ぎによる焦点調節機能の低下などの目の疲れを客観的に確認することができ、さらに回復の度合いも知ることができる。このため、目の健康管理のバロメーターとして使用することができる。
また、臨床面では簡便に繰り返し測定することができるため、調節力の検査では近点の測定結果から平均的な老視年齢と比較して老視の進行状態を把握することができる。このため、老視の調節力の変化とスピードを容易に確認できる。
また、前記老視の調節力の測定から、現在使用している眼鏡の可視範囲である近点と遠点を新聞の文字などを用いて距離として測定することができる。これにより、老視の進行による変化と眼鏡の適合性を知ることができる。
また、前記調節力の測定を用いて、視標の中からランドルト環などの特定の目標を定めて距離を変えて凝視し、毛様体などの筋肉を鍛えることにより目の訓練用として使用することができる。またこの目の訓練を繰り返し行うことによる成果を客観的把握することができる。
本発明の老視年齢簡易測定器は、以上のような構造であるため、手で持って近見視力検査の視標と目とを正対させて超音波や光で手軽に測定でき、測定距離を定量的に把握できるため、近点視力の調節力の変化による老視年齢や老視の進行状態を容易に把握することができ、且つ、日常的には疲れ目などの目の健康のバロメーターとして使用することができる。
1 老視年齢簡易測定器 2 超音波送受信部 3 デジタル表示部 4 視標 5 板状の面 6 電池部 7 電源スイッチ 8 カードケース
Claims (3)
- 携帯型で手に持って、超音波や光の送受信面を顔面に正対させることにより、目と視標との距離を常に測定してデジタル表示でき、且つ、被検者の該当する老視年齢をデジタル表示することができる老視年齢簡易測定器。
- 臨床面では継続して定量的な測定結果が得られるため、老視による調節力の変化を平均的な老視年齢と比較して、現在の老視年齢を把握することができ、且つ、調節力の訓練及び治療効果の確認などができることを特徴とする請求項1記載の老視年齢簡易測定器。
- 日常的に目と視標との距離の変化を継続して測定し、定量的な変化を把握することにより、疲れ目など目の健康の自己管理を簡便に行うことできることを特徴とする請求項1又は2記載の老視年齢簡易測定器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003417250A JP2005144084A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | 老視年齢簡易測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003417250A JP2005144084A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | 老視年齢簡易測定器 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=34697016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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EP2390711A1 (fr) | 2010-05-25 | 2011-11-30 | Essilor International | Mesure d'une distance caractéristique de lecture d'un individu en posture naturelle de vision de près |
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2003
- 2003-11-13 JP JP2003417250A patent/JP2005144084A/ja active Pending
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