JP2005143529A - ゴルフスイング練習装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床面から立設される仮想軸心に沿って立設された背骨固定用ロッドと同ロッド上方にロッドに対して直角に横設された肩支承体とを備えてなるゴルフスイング練習装置であり、前記仮想軸心は正面視、練習人の右肩側へ5〜15°傾斜し、側面視、練習人の前側へ25〜50°傾斜して立設される。
【選択図】 図1
Description
競技の技術の向上のためのトレーニングとしては、例えば、ゴルフの場合にはスイングやパットの練習、筋力アップのための筋肉トレーニングとしては、筋肉トレーニング用の装置を使ったトレーニングなどが挙げられ、また体力作りとしては、ジョギングや水泳などによるトレーニングが挙げられる。
これら各種のトレーニングをすることによって、各競技にかかるレベルアップを図っている。
スイングは、セットアップ(アドレス)、テイクバック、バックスイング、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュという一連の動作によって成り立っている。
一般的には、スイングは下記の手順で行われる。
1:プレーヤーは、ゴルフクラブのフェースを前面の目標に直角に向け、前記目標とボールとの間に形成される飛球線に対し平行に両足を揃えて立ち、前記飛球線上のボールの位置から直角に線を引いた位置に左足のかかと内側を合わせ、右足を肩幅程度(使用するクラブの長さに適した幅に調整)開いて立つ。(セットアップ)
2:両手を左肩の動きと一体にして、右足の前まで動かす。(テイクバック)
3:左手でグリップをしっかりと握り左腕を伸ばし、上半身をひねりながら、左腕を右肩の高さまであげる。(バックスイング)
4:前記バックスイングで右にひねった上半身を、左腕を伸ばしたまま、左へ戻す。(ダウンスイング)
5:ダウンスイングで戻され振り下ろされたクラブのヘッドをボールに当てる。(インパクト)
6:インパクトの後、クラブを振り抜く。(フォロースルー)
7:スイングが終了する。(フィニッシュ)
そこで、近年は、様々なゴルフスイングの練習装置が使われている。
例えば、特開2000−325523号公報に開示されているゴルフスイング練習装置は、ゴルフスイング時におけるテイクバック時の手首の返しとダウンスイング時の手首の戻りとの関係を練習するためのゴルフスイング練習装置である。
また、身体の回転を意識して、足の動きを拘束して腰が揺れ動くのを防止する構成となっているゴルフスイングの練習器(特開平11−99233号公報)も開示されているが、上半身の回転に関しては全く考慮されていないので、全体的なスイングのトレーニングとしては不足している。
しかし、ゴルフの上達のためには、ゴルフをするためのバランスのよい筋力アップが不可欠であるため、別の筋力アップ用のトレーニング装置でのトレーニングが必要となる。
ところが、単に筋力アップ用のトレーニング装置で一般的な筋力のアップを図るだけでは、ゴルフの上達に関しては、悪影響を及ぼす場合もある。
(1)ゴルフスイング練習装置であって、床面から立設される仮想軸心に沿って立設された背骨固定用ロッドと同ロッド上方にロッドに対して直角に横設された肩支承体とを備えてなり、前記仮想軸心が正面視、練習人の右肩側へ5〜15°傾斜し、側面視、練習人の前側へ25〜50°傾斜して立設されてなることを特徴とするゴルフスイング練習装置。
(2)ゴルフスイング練習装置であって、床面から立設される仮想軸心に沿って立設された背骨固定用ロッドと同ロッド上方にロッドに対して直角に横設された肩支承体とを備えてなり、前記背骨固定用ロッドの上下端が背骨固定用ロッド支持体に支持され、前記仮想軸心が正面視、練習人の右肩側へ5〜15°傾斜し、側面視、練習人の前側へ25〜50°傾斜して立設されてなることを特徴とするゴルフスイング練習装置。
(3)前記背骨固定用ロッドが、練習人の尻部から頭部が嵌入されるコの字型の屈曲部を備えてなり、同屈曲部は同練習人の第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長線が仮想軸心上に位置されるように形成してなることを特徴とする前記(1)又は(2)のいずれかに記載のゴルフスイング練習装置。
(4)前記背骨固定用ロッドが、練習人の背部が入るL字型の屈曲部を備えてなり、同屈曲部は同練習人の第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長線が仮想軸心上に位置されるように形成してなることを特徴とする前記(1)に記載のゴルフスイング練習装置。
(6)仮想軸心に沿って立設される背骨固定用ロッドが、前記仮想軸心を軸として回動自在に設置されてなることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
(7)前記背骨固定用ロッドに、バックスイング始動位置確認用バーがロッドに対して垂直方向に突設されてなることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
(8)前記背骨固定用ロッドに、腰位置確認用パッドが配置されてなることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
そして、本発明のゴルフスイング練習装置は、床面から立設された仮想軸心に沿って立設された背骨固定用ロッドと同ロッド上方にロッドに対して直角に横設された肩支承体とを備えて構成され、前記仮想軸心は正面視には練習人の右肩側へ5〜15°傾斜し、側面視には練習人の前側へ25〜50°傾斜して立設されるので、練習人が前記仮想軸心に沿って立設された前記背骨固定用ロッドに背骨を合わせてトレーニングすることで、ゴルフスイングにおける身体の軸の感覚が習得でき、さらに前記背骨固定用ロッドを回動自在に設置してトレーニングすることにより、ゴルフスイングに最も重要とされる身体の回転とその回転の軸の感覚が容易に習得でき、前記仮想軸心を中心に身体を回転させることによる股関節や膝の動き、前記動きに付随する腕の動き、さらに重心の移動等を意識しながらトレーニングすることができる。
また、本発明のゴルフスイング練習装置において、床面から立設される仮想軸心に沿って立設される背骨固定用ロッドを、その上下端を背骨固定用ロッド支持体に支持させて構成する場合には、背骨固定用ロッドを確実にかつ安全に設置できるものとなる。
また、本発明におけるゴルフスイング練習装置を構成する背骨固定用ロッドを、練習人の背部が入るL字型の屈曲部を備えて構成することにより、練習人が前記屈曲部に背部を入れてトレーニングすると、練習人の第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長線が自ずと仮想軸心上に位置されるので、練習人は容易に理想的なフォームを習得することができる。
特に、ゴルフスイング練習装置の背骨固定用ロッドの回転時の負荷を制御し、バックスイングの動作時には負荷がかからず、ダウンスイングの動作で負荷がかかるように構成することにより、筋肉を効果的に鍛えることができる。
図1は本発明のゴルフスイング練習装置の正面外観図、図2は本発明のゴルフスイング練習装置の側面図、図3は本発明のゴルフスイング練習装置の説明用正面図、図4は本発明のゴルフスイング練習装置の説明用側面図である。
図中、1はゴルフスイング練習装置、2は背骨固定用ロッド、3は肩支承体、4は背骨固定用ロッド支持体、5はバックスイング始動位置確認用バー、6は腰位置確認用パッド、7はクラブ、Pは練習人であり、Lは仮想軸心である。
これは、練習人Pが前記背骨固定用ロッド2を背にして立った時に、練習人Pの身体が右肩側へ5〜15°傾斜し、かつ前側へ25〜50°傾斜するように構成されているものであり、スイングにとって理想的とされるセットアップ(アドレス)の位置となる。仮想軸心Lを練習人Pの右肩側へ傾ける角度は、練習人Pが仮想軸心Lに沿って立設される背骨固定用ロッド2を背に立ったとき、地面に対して垂直に右股関節の上に第7頸椎をのせた時の背骨の傾きとなり、特に仮想軸心Lは、正面視、練習人の右肩側へ7〜12°傾斜し、側面視、練習人の前側へ30〜45°傾斜して立設されることが好ましい。
なお、練習人Pの右肩側への傾きは、正面視、地面に対して垂直に右股関節の上に第7頸椎をのせた時の背骨の傾きであることがもっとも理想的とされており、練習人Pの体型により若干の変動があるので、適宜練習人Pの体型に適した角度で構成されることが好ましい。
すなわち、正面視においてセットアップ時を基準点とすると、テイクバックやバックスイングの際には、練習人Pの身体の動きに追随して、背骨固定用ロッド2は右方向へ回動し、ダウンスイングの際には、基準点に戻るために左方向へ回動する。そして、インパクトで基準点に戻った後、フォロースルー、フィニッシュに際し、左方向へ回動するという動きが可能な構成となっている。
前記背骨固定用ロッド支持体4は、背骨固定用ロッド2を背に練習人Pがスイングのトレーニングをするに最適な形状に構成されるのが好ましく、例えば、図1及び図2においては、直方体に形成された背骨固定用ロッド支持体4内に、肩支承体3が横設された背骨固定用ロッド2がその上下端を支持されて配置されている。
なお、背骨固定用ロッド支持体4は前記のような直方体の形状でなくとも、肩支承体3を横設した背骨固定用ロッド2が、仮想軸心Lに沿って確実に立設でき、安全にスイングのトレーニングができる形状であればよく、また、肩支承体3を横設した背骨固定用ロッド2が確実に設置でき、安全にトレーニングできる場合は、背骨固定用ロッド支持体4に設置しなくてもよい。
図1及び図2に示すゴルフスイング練習装置1においては、背骨固定用ロッド2は、その上端が背骨固定用ロッド支持体4の上面に配置された支持部材4aに、その下端が背骨固定用ロッド支持体4の背面近傍に配置された支持部材4bに回動自在に設置されている。
あるいは、前記背骨固定用ロッド2は、練習人Pの背部が入るL字型の屈曲部を備えて構成されることも好ましく、その際には、同屈曲部が同練習人Pの第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長線が仮想軸心L上に位置されるように形成される。
上記のように、背骨固定用ロッド2にコの字型あるいはL字型の屈曲部を形成することにより、練習人Pはコの字型の屈曲部に尻部から頭部を嵌入することにより、あるいはL字型の屈曲部に背部を入れることにより、自ずと練習人Pの第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長戦が仮想軸心L上に配置され、理想的なセットアップをはじめとするスイングのトレーニングをすることができるものとなる。
なお、バックスイング時における腕の角度や動きは、崩れやすく、トップオブスイングへと続く重要なものとなっているが、バックスイングの始動の際に、前記バックスイング始動位置確認用バー5の移動に合わせて、腕の角度を調整することにより、正確なバックスイングの始動の際の腕の動きを習得できるものとなっている。
バックスイング始動位置確認用バー5は、練習人Pの体型に合わせて調節できるように、背骨固定用ロッド2に対して、上下及び左右に移動可能に構成されている。
なお、図において、バックスイング始動位置確認用バー5は棒状で形成されているが、バックスイング始動位置確認用バー5にグリップの位置に相当する位置に握り部を付設して形成することもできる(図示せず)。上記、グリップ位置に相当する位置に握り部を付設したバックスイング始動位置確認用バー5を使用する際には、練習人Pは、両腕を横に伸ばさずに、前記握り部を握ってトレーニングすることにより、クラブを握った感覚で練習することができるものとなる。
本発明のゴルフスイング練習装置1を使用したトレーニングの方法を図に基づいて説明する。
図5〜図10は、本発明のゴルフスイング練習装置1を使用したトレーニングの説明図であり、下記方法によりゴルフスイングのトレーニングを行う。
(1)アドレス位置を確認し(図5)、
(2)バックスイングの始動を開始し(図6)、
(3)トップオブスイング(クラブを握っている場合に、クラブの先端が最も高い位置にくる状態)を確認し(図7)、
(4)ダウンスイング(クラブを振り下ろす切り返しの動作)を開始し(図8)、
(5)インパクト(クラブのフェースとボールが当たる瞬間)の位置やタイミングを確認し(図9)、
(6)フォロースルーへと続く(図10)。
その際、練習人Pの体型に合わせるため、練習人Pの第7頸椎が背骨固定用ロッド2に交差するように調節し、第7頸椎と仙骨を結んだラインが背骨固定用ロッド2のライン上にくるようにする。
図面においては、背骨固定用ロッド2に形成されているコの字型の屈曲部に練習人Pが尻部から頭部を嵌入することにより、自ずと第7頸椎から仙骨を結んだ背骨の延長線が背骨固定用ロッド2のライン上、すなわち床面から立設される仮想軸心(図2参照)に位置する構成となっている。
そして、肩支承体3は、練習人Pが両腕を横に伸ばした時に、脇の下に位置するように調整し、バックスイング始動位置確認用バー5は、練習人Pの臍の位置にくるように調整し、練習人Pの腰が腰位置確認用パッド6に当接するように腰位置確認用パッド6の位置も調節する。
トレーニングの手順とトレーニング内容は、下記のごとくである。
(1)まず、練習人Pはゴルフスイング練習装置1の背骨固定用ロッド2に背骨を合わせて立つ(アドレス)。この際、左肩と左股関節が右側より高い位置にあり、背骨の位置は右に5〜15°傾いていることを確認する。両腕は、肩支承体3に沿って伸ばす(図5)。
(2)バックスイングを始動する(図6)。背骨固定用ロッド2は、回動自在に設置されているので、練習人Pの動きに追随する。なお、練習人Pは、バックスイングの始動は、左膝を前に踏み込む様な意識で行うが、この際、両腕を肩支承体3に沿って伸ばしているので、一般にバックスイングの際に陥りやすいゴルフクラブを手で回すという動作ができず、手で回さない感覚を養うことができる。
(3)トップオブスイングの位置と体勢を確認する(図7)。ここで、トップオブスイング時において、左踵が床から上がることはなく、股関節は左が低くなり、右側が高くなる感覚をトレーニングする。
なお、ダウンスイングでは、下半身のリードによって上半身の筋肉の捻れが戻される感覚をトレーニングする。ここで、左股関節がアドレス時と同じ位置に戻り、右股関節は低い位置から高い位置に押し込まれる動きを習得する。
(5)インパクトとフォロースルーの位置とタイミングを確認(図9、10)し、インパクトの瞬間を越えるまで、右肘が右股関節より飛球線方向にでることはない感覚を習得する。
例えば、バックスイング始動位置の確認や、バックスイング時の腕の動きなど、まずクラブを握らずに練習した後に、グラブを握って位置や動きを練習することにより、さらに効果的なトレーニングを実施することができるものとなっている。
また、筋肉を効果的に鍛えたいときには、ゴルフスイング練習装置1の背骨固定用ロッド2の回転を制御し、バックスイングの動作時には負荷がかからず、ダウンスイングの動作で負荷がかかるように構成することにより、ゴルフで最も筋力を発揮するといわれるトップオブスイングからダウンスイングへ移行する動きに効果的な筋力アップを図ることができるものとなる。
2 背骨固定用ロッド
3 肩支承体
4 背骨固定用ロッド支持体
4a、4b 支持部材
5 バックスイング始動位置確認用バー
6 腰位置確認用パッド
7 クラブ
P 練習人
L 仮想軸心
Claims (8)
- ゴルフスイング練習装置であって、床面から立設される仮想軸心に沿って立設された背骨固定用ロッドと同ロッド上方にロッドに対して直角に横設された肩支承体とを備えてなり、前記仮想軸心が正面視、練習人の右肩側へ5〜15°傾斜し、側面視、練習人の前側へ25〜50°傾斜して立設されてなることを特徴とするゴルフスイング練習装置。
- ゴルフスイング練習装置であって、床面から立設される仮想軸心に沿って立設された背骨固定用ロッドと同ロッド上方にロッドに対して直角に横設された肩支承体とを備えてなり、前記背骨固定用ロッドの上下端が背骨固定用ロッド支持体に支持され、前記仮想軸心が正面視、練習人の右肩側へ5〜15°傾斜し、側面視、練習人の前側へ25〜50°傾斜して立設されてなることを特徴とするゴルフスイング練習装置。
- 前記背骨固定用ロッドが、練習人の尻部から頭部が嵌入されるコの字型の屈曲部を備えてなり、同屈曲部は同練習人の第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長線が仮想軸心上に位置されるように形成してなることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記背骨固定用ロッドが、練習人の背部が入るL字型の屈曲部を備えてなり、同屈曲部は同練習人の第7頸椎と仙骨を結んだ背骨の延長線が仮想軸心上に位置されるように形成してなることを特徴とする請求項1に記載のゴルフスイング練習装置。
- 仮想軸心が正面視、練習人の右肩側へ7〜12°傾斜し、側面視、練習人の前側へ30〜45°傾斜して立設されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
- 仮想軸心に沿って立設される背骨固定用ロッドが、前記仮想軸心を軸として回動自在に設置されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記背骨固定用ロッドに、バックスイング始動位置確認用バーがロッドに対して垂直方向に突設されてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
- 前記背骨固定用ロッドに、腰位置確認用パッドが配置されてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴルフスイング練習装置。
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JP2009504249A (ja) * | 2005-08-09 | 2009-02-05 | ザ、ユニバーシティー、オブ、トレド | 体幹回転 |
US8690701B2 (en) | 2009-02-04 | 2014-04-08 | G-Active Co., Ltd. | Golf swing training apparatus |
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