JP2541528Y2 - ゴルフスイング練習機 - Google Patents

ゴルフスイング練習機

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JP2541528Y2
JP2541528Y2 JP1993041388U JP4138893U JP2541528Y2 JP 2541528 Y2 JP2541528 Y2 JP 2541528Y2 JP 1993041388 U JP1993041388 U JP 1993041388U JP 4138893 U JP4138893 U JP 4138893U JP 2541528 Y2 JP2541528 Y2 JP 2541528Y2
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健志 柳井
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健志 柳井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、正確なスイングフォ
ームを体得できるようにしたゴルフスイング練習機に関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフプレイにおいて、目指す方向に打
球を飛ばす上で、ボールをインパクトする瞬間のフエー
ス面の角度やヒッティングポイントは勿論のこと、クラ
ブヘッドのスイング軌道を正確にコントロールすること
が重要であり、かかる正確なスイング軌道は正確なスイ
ングフォームによって得られる。
【0003】通常、理想のスイングフォームについて
は、肩の線、腰の線、足の位置を全て目標に対してス
クエアに構え、左膝がボールにむかっていく感じでク
ラブヘッドを低く真っ直ぐに引き、バックスイングはゆ
っくりと、手首のコックは腰の高さあたりから始め、
次いでグリップは緩めないようにして右脇を適度にあ
け、左腕は真っ直ぐに伸ばし、右手は軽く支える程度に
してダウンスイングをスタートし、左腰及び左腕でスイ
ングをリードし、右肘を身体に充分引きつけ、グリップ
エンドが腰線より下にきてから使い始め、インパクト
はアドレスの状態に近づけて身体の正面でボールを捉
え、インパクト後は右腕を伸ばし、左腕はあくまでも
カジの役目をさせ、大きくフオロスルーを行う、という
ように指導されている(鎌倉書房刊 スポーツノートV
参照)。
【0004】しかし、かかる理想的なスイングフォーム
もプレイヤーが体得しなければ理論通りにはいかない。
また、一旦は理想的なスイングフォームを体得してもこ
れを正確に繰り返し練習しておかないとすぐにフォーム
が崩れてしまいやすく、このことは初級者ばかりでな
く、中級者や上級者にもいえることである。
【0005】従来、リング状ガイドを傾斜して設置し、
プレイヤーをリング状ガイド内に立たせてアドレスし、
手をガイドに沿って振ることによってスイングフォーム
を習得でき、練習できるようにしたゴルフスイング練習
機が開発され、ゴルフ練習所等でよく利用されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のゴルフ
スイング練習機では、専ら手をガイドに沿ってスイング
させてフォームを習得するものであったので、ガイドを
使用している間は理想的なフォームとなっているもの
の、ガイドを使用しないと、身体各部の力の入れ方によ
って崩れたスイングフォームになりやすく、理想的なフ
ォームを体得し難いのが現状である。
【0007】また、従来のゴルフスイング練習機は、ゴ
ルフ練習所等においてゴルフを初めてする初心者がクラ
ブのスイングを練習するために主として使用されてお
り、中級者や上級者にとっては心理的に使い難いもので
あった。
【0008】この考案は、かかる問題点に鑑み、理想的
なスイングフォームを容易に体得でき、しかも中級者や
上級者であっても心理的に使い易く、理想的なフォーム
を繰り返し正確に練習できるようにしたゴルフスイング
練習機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本件考案者は理想的なス
イングフォームを体得する方法を開発すべく鋭意研究し
た結果、ゴルフクラブのスイングそのものを練習するの
ではなく、腰及び肩の使い方、即ち、背筋を真っ直ぐに
伸ばしてアドレスし、その時の両手、両腕及び両肩を結
んでできる三角形をほぼ一定に保ちながら、背骨を中心
にして腰及び肩を捻り、そこからさらに肩のみを捻ると
理想的なバックスイングとなり、捻りの反動を利用し、
背骨を中心にして身体を捻り戻すと、自然なダウンスイ
ングとなってアドレスの状態に近づけてインパクトを行
うことができ、これを繰り返し練習すれば理想的なスイ
ングフォームに対応した腰や肩の使い方及び身体各部の
力の入れ方が自然と身につき、理想的なフォームを正確
に体得できることを知見し、本考案を完成するに至っ
た。
【0010】即ち、本考案に係るゴルフスイング練習機
は、所望のフォームによるゴルフスイングを繰り返し練
習するためのスイング練習機であって、載置板上には支
柱を立設し、支柱の上端には練習者腰掛け用の座板を支
柱の回りに回転自在に設ける一方、練習者が背筋を真っ
直ぐに伸ばして自然体に構えわずかに前傾してアドレス
しうるように座板の上下位置を調整する上下調整機構を
設け、又座板の回転中心には尾てい骨の位置決め部を形
成し、練習者が座板に尾てい骨を位置決めして腰を掛け
てアドレスし、座板の回転によってアドレス時の背骨を
スイング軸として腰及び肩の線を捻転してスイング練習
を可能となした」ことを要旨とする。
【0011】座板は背骨をスイング軸として腰及び肩の
線をスムーズに捻転するために、前傾した練習者の背骨
に対してほぼ垂直となるように傾斜させるのがよく、又
座板は練習者が軽く腰を掛ける程度の幅、例えば5〜1
5cm程度の幅が好ましい。この座板にはバンドを設け
て練習者の腰を座板に保持し、スイング練習中に腰が浮
くのを防止するようにしてもよい。
【0012】また、載置板上の座板前方に練習者の手の
スイング軌道に対応した、例えばほぼU字形状のスイン
グガイドを傾斜して設け、スイング練習時における手の
振りを案内することもできる。このスイングガイドは練
習者の体格に応じて前後位置を調整できるようにするの
がよく、又後述のパッティングやアプローチショットの
練習を阻害しないように取外し可能とするのが好まし
い。
【0013】グリーン上でパッティングをする場合、カ
ップに対して腰及び肩の線をスクエアに構え、腰及び肩
の線を固定してパターを両腕だけで振るのが理想のパッ
ティングである。従って、本考案に係るスイング練習機
において、座板をアドレス位置に固定できるようにすれ
ば、上述のスイング練習に加え、腰及び肩の線をスクエ
アに固定して理想的なパッティング練習を正確にするこ
とが可能となる。この時、載置板上にパッティングガイ
ドを設け、パターのスイングを案内するようにするのが
より好ましい。
【0014】また、グリーン回りからアプローチショッ
トをする場合、アドレス姿勢のままクラブを右側に振
り、クラブヘッドの重さをぶつけるように腰の線をアド
レスの位置から左側に捻った後、フオロスルーをとる
と、理想的なアプローチショットとなる。従って、本考
案に係るスイング練習機において、座板の回転角度を規
制できるようにすると、上述のスイング練習に加え、座
板のアドレス位置からフオロスルー位置へ向かう回転に
よって腰及び肩の線を捻転させて理想的なアプローチシ
ョットの練習を正確にすることもできる。
【0015】
【作用】ゴルフスイングの練習をする場合、まず座板に
腰を掛け、尾てい骨を位置決め部に当てて位置決めした
後、背筋を真っ直ぐに伸ばして自然体に構え、そのまま
わずかに前傾してアドレスする。
【0016】続いて、アドレス時の両手、両腕及び両肩
を結んでできる三角形をほぼ一定に保ちながら、座板の
回転を利用して腰及び肩を右側に捻ると、アドレス時の
背骨をスイング軸とし、腰及び肩の線が回転するので、
腰及び肩の線が目標に対してほぼ45°の位置までくる
と、手首をコックしてさらに肩の線をほぼ90°まで捻
ってバックスイングを行う。
【0017】次に、座板の回転及び腰及び肩の捻りの反
動を利用し、身体を捻り戻すと、アドレス時の背骨をス
イング軸として身体が左側に回転し、ダウンスイング、
さらに続けてフオロスルーをとることができる。
【0018】以上のアドレス以降の動作を繰り返すと、
理想のフォームによるスイング練習が繰り返し正確に行
える。
【0019】
【実施例】〔実施例1〕 以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明
する。図1は本考案の一実施例によるゴルフスイング練
習機を示す。図において、練習機1には合板等からなる
載置板2が設けられ、該載置板2はほぼ四角形状をな
し、該載置板2上の全面にはゴルフマットが接着剤等で
貼り付けられている。
【0020】この載置板2の後端中央には金属製の固定
片30が固定され、該固定片30には金属製の固定パイ
プ31が垂直に立てて溶接等によって固定され、又固定
パイプ31と固定片30との間には補強リブ32が溶接
等によって固定されている。なお、固定片30は練習者
の体重を支えるので、ボルト・ナット等によっで強固に
固定するのがよい。
【0021】この固定パイプ31にはこれよりも小径パ
イプ製の支柱3が抜差し自在に挿入され、又固定パイプ
31の上端部にはねじ穴が穿設されて固定ねじ33が螺
合されており、こうして上下調整機構4が構成され、支
柱3を固定パイプ31から抜き差しし、固定ねじ33を
螺進させることによって支持パイプ3の長さを調整でき
るようになっている。
【0022】また、支柱3の上端部には金属製の取付パ
イプ50が回転自在に外装され、該取付パイプ50の上
端には鉄板製の座板5が溶接等によって固着されてい
る。この座板5はほぼ10cm程度の幅を有し、前傾し
た練習者の背骨、即ちスイング軸aに対してほぼ垂直と
なるように傾斜して取付パイプ50に固定され、又座板
5の回転中心にはゴム部材からなる尾てい骨位置決め片
6がねじや接着剤等で固定され、又座板5にはフェルト
等の表皮51が被覆されている。
【0023】また、載置板2上には座板5の前方両側に
てガイドレール70が前後に延びて固定され、該ガイド
レール70には短尺の金属パイプ71の下端部がスライ
ド自在に支承され、該金属パイプ71には支柱パイプ7
2が挿入されて固定ねじ73によって取外し可能に固定
されている。
【0024】この支柱パイプ72には小径の支柱パイプ
74が抜差し自在に挿入されて固定ねじ75によって固
定され、該固定ねじ75を緩めることによって支柱パイ
プ74の長さを調整できるようになっている。
【0025】この小径の支柱パイプ74の上端には練習
者の手のスイング軌道に対応した、ほぼU字形状のスイ
ングガイド7がブラケット76を介して傾斜して取付け
られ、スイング練習時において手の振りを案内できるよ
うになっている。
【0026】また、座板5の取付パイプ50にはねじ穴
が上下に並べて穿設され、下側のねじ穴には固定ねじ
(固定部材)52が螺合され、該固定ねじ52を螺進さ
せることによって支柱3を固定し、腰及び肩の線をスク
エアに固定してパッティング練習ができるようになって
いる。
【0027】また、載置板2上には前部両側にガイドレ
ール80が前後方向に延びて固定され、該両ガイドレー
ル80には取付片81がスライド自在に支承され、該取
付片81間にはガイドバー(パッティングガイド)82
が左上がりに傾斜して固定され、該ガイドバー82には
所定長さの連結パイプで連結してなる一対のスライド環
83がスライド自在に外装され、パッティング練習時に
おいてスライド環83間にパター12のシャフトを挿入
してパターを案内できるようになっている。
【0028】他方、図1(b) に示すように、取付パイプ
50の上側のねじ穴には固定ねじ53が螺合され、支柱
3の上端部には固定ねじ53の位置に円周方向にほぼ9
0°の角度範囲でガイド溝34が穿設され、固定ねじ5
3を螺進させてガイド溝34内に挿通させることによっ
て座板5の回転角度がアドレス位置とフオロスルー位置
との間に規制され、アプローチショット練習をできるよ
うになっている。
【0029】次に、作用効果について説明する。理想的
なフォームによるゴルフスイングを練習する場合、まず
固定ねじ33を緩め、支柱3を抜き差しして座板5を自
分の体格に応じた高さに調整して固定ねじ33で固定す
る一方、固定ねじ75を緩め、3本の小径の支柱パイプ
74を抜き差ししてスイングガイド7の高さを調整して
固定ねじ75を固定し、又固定ねじ52、53はこれを
緩めて座板5を回転自在とする。
【0030】次に、図2(a)(b)に示すように、ウッド又
はロングアイアン等のクラブ10を持ち、載置板2上に
肩幅程度のスタンスで立ち、両手でクラブ10をグリッ
プするとともに、座板5に腰を掛け、尾てい骨を位置決
め片6に当てて位置決めし、背筋を真っ直ぐに伸ばして
自然体に構え、そのままわずかに前傾すると、望ましい
アドレス姿勢となる。このとき、図2(c) に示すよう
に、腰の線b及び肩の線cを目標に対してスクエアに構
える。
【0031】続いて、アドレス時の両手、両腕及び両肩
を結んでできる三角形をほぼ一定に保ちながら、座板5
の回転を利用しつつ腰及び肩を捻ると、図3(b) に示す
ように、腰及び肩がアドレス時の背骨をスイング軸aと
して自然と回転し、腰及び肩の線b、cが目標に対して
ほぼ45°の位置になると、手首をコックしながらさら
に肩の線cをほぼ90°まで捻る。すると、手の振りが
スイングガイド7で案内されつつ、クラブ10はほぼ一
定の望ましい軌跡で移動し、図3(a) に示すように、理
想的なバックスイングとなる。
【0032】次に、ダウンスイングを開始するが、この
とき腰及び肩の捻りの反動と座板5の回転を利用し、身
体を捻り戻すと、図4(b) に示すように、腰及び肩の線
b、cがアドレス時の背骨をスイング軸aとして自然と
回転し、手の振りがスイングガイド7によって案内され
つつ、クラブ10がほぼ一定の望ましい軌跡で移動し、
図4(a) に示すように、理想のダウンスイングとなって
インパクトの瞬間は最初のアドレスに近い状態となる。
【0033】さらに、身体の捻り戻しと座板5の回転を
利用し、腰及び肩をさらに左側に捻ると、図5(b) に示
すように、腰及び肩が背骨をスイング軸aとして回転
し、手の振りがスイングガイド7で案内されつつ、クラ
ブ10がほぼ一定の望ましい軌跡で移動し、図5(a) に
示すように、大きくゆったりとした理想的なフオロスル
ーとなる。
【0034】従って、全体として理想的なスイングフォ
ームとなるので、上述のアドレス以降の動作を繰り返す
と、理想的なフォームに対応した腰や肩の使い方及び身
体各部の力の入れ方が自然と身につき、クラブ10の振
り方自体にに惑わされず、理想的なフォームを正確にか
つ容易に体得でき、又理想のフォームによるスイングを
いつでも正確に再現でき、フォームの崩れを正確に修正
してフォームの崩れを防止できる。
【0035】また、本練習機1はゴルフクラブ10のス
イング自体を練習するのではなく、腰や肩の使い肩を練
習しているので、中級者や上級者にとっても心理的に使
い易い。
【0036】また、初心者にとっては、バックスイング
時に右膝でいわゆる壁をつくることかできず、右膝が右
方向に動きやすい。その結果、身体の捻転がスムーズに
できず、両手、両腕、両肩を結ぶ三角形が崩れやすく、
スイング軸も前後左右にぶれるおそれがある。
【0037】そこで、図8に示す右膝保持具9を使用
し、右膝をロックするのがよい。これは、鉄板やプラス
チック板の表面を皮革で被覆して本体90を構成し、該
本体90を長さを調整可能なバンド91によって所定の
角度に折曲げ、又本体90の長手方向の3箇所にはマジ
ックファスナを備えた取付バンド92を縫合にて取付
け、該取付バンド92によって本体90を右膝に取付け
て右膝を所定の角度にロックできるようになっている。
【0038】なお、本体90の折曲角度はアドレス時の
右膝の曲げ角度に調整するのがよく、又このように曲げ
て右膝をロックしてもバックスイング時には右脚によっ
て、いわゆる壁を確実につくることができ、又ダウンス
イングからインパクトにかけてスムーズに右膝を送るこ
とができる。
【0039】また、アプローチショットを練習する場
合、固定ねじ53を螺進させてこれを支柱3のガイド溝
34内に挿通し、座板5の回転範囲を規制する。また、
スイングガイド7については固定ねじ73を緩めて取外
しておくのがよい。
【0040】この状態において、ピッチングウェッジや
ショートアイアン等のクラブ11を使用し、上記と同様
にアドレスし、図6(a) に示すように、その姿勢のまま
クラブ11を右側に振る。この時、座板5がアドレス位
置より右側への回転を規制されているので、腰及び肩の
線b、c、従ってスイング軸aが前後左右にぶれること
はない。
【0041】次に、座板5の左側への回転とクラブヘッ
ドの重さを利用し、図6(b) に示すように、腰を左側に
捻ると、アドレスの状態でクラブヘッドの重さをぶつけ
るようなインパクトができ、さらに座板5の回転に合わ
せて腰を捻るとフオロスルーとなり、全体として理想的
なアプローチショットのフォームとなる。
【0042】従って、これを繰り返せば、理想的なアプ
ローチショットの練習を正確に行うことができる。
【0043】また、パッティングを練習する場合、固定
ねじ53を緩め、座板5を目標に対してスクエアにし、
固定ねじ52を螺進させて支柱3を固定する。
【0044】この状態において、パター12を持ち、上
記と同様にアドレスし、図7(a) に示すように、パター
12のシャフトをスライド環83間に挿入し、パター1
2を腕だけて振る。この時、座板5がアドレス位置に固
定されているので、腰及び肩の線b、c、従ってスイン
グ軸aが前後左右にぶれることはなく、望ましいフォー
ムでのパッティングができる。
【0045】従って、これを繰り返せば、理想的なフォ
ームでのパッティングの練習を正確に行うことができ
る。しかも、スライド環83がガイドバー82に沿って
スライドし、該スライド環83にパター12が保持され
ているので、パター12のみを振る場合に比してパター
12に多少の負荷が作用し、実際にゴルフボールをパッ
ティングする場合に近ずけてパィティング練習ができ、
好ましい。
【0046】〔実施例2〕 図9及び図10は本考案の第2の実施例を示す。本実施
例は上記実施例と概ね同様の構造を有するが、下記の点
が異なっている。即ち、上下調整機構4において、固定
片30は金属厚板を打抜いて平面ほぼT字状に製作さ
れ、その複数の適当な箇所がボルト・ナットによって載
置板2に固定され、これによって座板5が練習者の体重
を支え得るように強固に支持されるようになっている。
【0047】また、支柱3には膝保持バー11が取付ブ
ラケット110によって着脱可能に取付けられ、該膝保
持バー11はスイングガイド7の支柱パイプ74の背後
にて水平に延びており、特に膝の動きやすい初心者の場
合に、両脚を常に最適な角度に保持し、バックスイング
時に右膝が右側に開くのを防止していわゆる右膝の壁を
確実につくるという意識を膝保持バー11によって容易
に持たせることができ、これによってインパクトからフ
オロスルーにかけて身体が伸びきるのを防止して最適な
インパクトを確実かつ迅速に体得できるようになってい
る。なお、膝の動きが少ない初心者や、中上級者が使用
する場合には膝保持ボー11は取外して練習するのがよ
い。
【0048】例えば、図2(a) に示すようにアドレスす
ると両膝は膝保持バー11によって最適な角度に折曲げ
られ、図3(a) に示すバックスイングに移行すると右膝
は膝保持バー11によって折曲げた状態に保持されると
ともに右側への開きが規制される。その状態からダウン
スイング、インパクト及びフオロスルーに移るが、イン
パクトの瞬間にも両膝は膝保持バー11によって折曲げ
た状態にホールドされているので、膝が伸びて身体が浮
き上がることはない。従って、クラブをフルスイングす
る際によく見られる身体の伸び上がりは確実に避けるこ
とができ、理想的なフォーム、特に理想的な膝の使い方
をいち早く体得できる。
【0049】また、スイングガイド7については、図1
0に示すように、センターラインから30mm程度ずれた
ラインを基準とし、バックスイング側からフオロスルー
側にかけてほぼ90°ずつに分けられ、最後のフオロス
ルー側部分がほぼ45°の角度に設定され、各部分7
a、7b、7c、7dが500mm、700mm、650mm
及び450mmの各曲率半径で曲成され、又図9に示すよ
うに、フオロスルーが楽にかつ上手くとれるように、フ
オロスルー側部分7dの傾斜角度がバックスイング側部
分7aに比して所定角度、例えば27°小さくなるよう
に設定され、これによって手の振りが理想のフォームと
なるようになっている。なお、バックスイング側部分7
aの外端部7eは後述のネックサポート12が首の方向
に向くようにバックスイング側部分7aに対してほぼ1
2°〜13°の角度だけ下方(身体方向)に折曲げられ
ている。また、各部分7a、7b、7c、7dの寸法は
練習者が標準的な体格の場合の寸法であるので、体格の
大小に応じ、概ね上述の比率でもって大きく、又は小さ
くする製作のがよい。
【0050】また、スイングガイド7のバックスイング
端には長さを調節可能なロッド120が前方斜め下方に
向けて取付けられ、該ロッド120の先端にはローラ製
のネックサポート12が取付けられており、これにより
スイングによる身体のひねりに伴って首がスイング軸a
の中心に正確にかつ円滑に回るようにサポートするよう
になっている。
【0051】例えば、フルスイングの練習時には図2な
いし図5に示すように肩の捻りに伴って首もスイング軸
aを中心にして捻られるが、このとき往々にして首がス
イング軸aから外れてフォームが崩れることがある。そ
こで、首の背面側にネックサポート12を当てると、ネ
ックサポート12が首の捻りに伴って首と摺接し、首が
スイング軸aからずれるのを防止するので、フォームの
崩れを防ぐことができる。アプローチショットやパッテ
ィングの場合も同様である。なお、パッティング練習時
には図7から明らかなように他の場合に比して前傾が大
きいので、スイングガイド7を立てる方向に回転させて
傾斜角度を大きくしてネックサポート12が首の背面に
当たるように調整する必要がある(図9の矢印参照)。
【0052】また、スイングガイド7支持用のガイドレ
ール70と、パッティングガイド82支持用のガイドレ
ール80とが一体に形成され、該両ガイドレール70、
80にはスライド板71、84が載置されてネジにて締
付け固定され、該スライド板71、84にはスイングガ
イド7の固定パイプ72及びパッティングガイド82の
取付片81が固定されている。このスライド板71、8
2の底面にはガイド片(図示せず)が突設され、該ガイ
ド片はガイドレール70、80のガイド溝にスライド自
在に挿入され抜け止めされている。
【0053】本実施例も上記実施例と同様の作用効果を
奏するが、容易に理解できるのでその説明は省略する。
【0054】
【考案の効果】以上のように、本考案に係るゴルフスイ
ング練習機によれば、座板に尾てい骨を位置決めして腰
を掛けてアドレスし、座板の回転によって背骨をスイン
グ軸とし腰及び肩の線を捻転してスイング練習できるよ
うにしたので、理想的なスイングフォームを容易に体得
でき、しかも中級者や上級者にとっても心理的に使いや
すい、理想的なフォームを繰り返し正確に練習できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるゴルフスイング練習
機を斜め上方から見た全体の構成、その要部の構造を示
す図である。
【図2】 上記ゴルフスイング練習機を使用したアドレ
スを側面及び斜め上方から見た状態、及び身体の動きを
示す図である。
【図3】 上記ゴルフスイング練習機を使用したバック
スイングを斜め上方から見た状態、及び身体の動きを示
す図である。
【図4】 上記ゴルフスイング練習機を使用したインパ
クトを斜め上方から見た状態、及び身体の動きを示す図
である。
【図5】 上記ゴルフスイング練習機を使用したフオロ
スルーを斜め上方から見た状態、及び身体の動きを示す
図である。
【図6】 上記ゴルフスイング練習機を使用したアプロ
ーチショットを正面斜め上方から見た状態、及び身体の
動きを示す図である。
【図7】 上記ゴルフスイング練習機を使用したパッテ
ィングを正面から見た状態、及び身体の動きを示す図で
ある。
【図8】 上記ゴルフスイング練習機において使用する
右膝保持具の表面及び裏面を斜め上方から見た状態を示
す図である。
【図9】 本考案の第2の実施例によるゴルフスイング
練習機を示す斜視図である。
【図10】 上記ゴルフスイング練習機におけるスイン
グガイドの形状を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ゴルフスイング練習機 2 載置板 3 支柱 34 ガイド溝(角度規制部材) 4 上下調整機構 5 座板 52 固定ねじ(固定部材) 53 固定ねじ(角度規制部材) 6 尾てい骨位置決め片(尾てい骨位置決め部) 7 スイングガイド 82 ガイドバー(パッティングガイド)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のフォームによるゴルフスイングを
    繰り返し練習するためのスイング練習機であって、 載置板上には支柱が立設され、該支柱の上端には練習者
    が腰全体を軽く掛けるうる幅と長さとを有する練習者腰
    掛け用の座板が上記支柱の回りに回転自在にかつ前傾し
    た練習者の背骨に対してほぼ垂直となるように上記支柱
    の上端に傾斜して設けられている一方、練習者が背筋を
    真っ直ぐに伸ばして自然体に構えわずかに前傾してアド
    レスしうるように上記座板の上下位置を調整する上下調
    整機構が設けられ、上記座板の回転中心には尾てい骨の
    位置決め部が形成されており、 練習者が上記座板に尾てい骨を位置決めして腰を掛けて
    アドレスし、上記座板の回転によってアドレス時の背骨
    をスイング軸として腰及び肩の線を捻転してスイング練
    習を可能となしたことを特徴とするゴルフスイング練習
    機。
  2. 【請求項2】 上記載置板上には上記座板の前方にて練
    習者の手のスイング軌道に対応した形状のスイングガイ
    ドが取外し可能に設けられており、スイング練習時にお
    ける手の振りを案内可能となした請求項1記載のゴルフ
    スイング練習機。
  3. 【請求項3】 上記座板にはこれを支柱に対して固定し
    うる固定部材が設けられており、練習者が腰及び肩の線
    を固定して所定のフォームによるパッティングの繰り返
    し練習を可能となした請求項1記載のゴルフスイング練
    習機。
  4. 【請求項4】 上記載置板上にはパッティング練習時に
    おけるパターのスイングを案内するパッティングガイド
    が設けられている請求項記載のゴルフスイング練習
    機。
  5. 【請求項5】 上記座板にはその回転角度を規制しうる
    回転規制部材が設けられており、上記座板のアドレス位
    置からフオロスルー位置に向かう回転によって腰及び肩
    の線を捻転させて所定のフォームによるアプローチショ
    ットの繰り返し練習を可能となした請求項1記載のゴル
    フスイング練習機。
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