JP2005142690A - 情報処理装置及びその報知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 情報処理装置の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が許可されていないことを使用者に報知する機能、及び、行為を為したことを他者に自動的に通知する機能を提供し、情報処理装置の機能を場所に応じて制限する仕組みを提供する。
【解決手段】 通信手段12、位置情報取得手段14により現在位置を取得する。行為検出手段18により、使用者が使用するデバイス、操作情報を取得する。行為情報一覧取得手段15により、使用者がいつどこでどんな操作が禁止されているか、あるいは許可されているかを記述する行為情報110を取得する。可否判断手段16は、該行為情報110に該当する行動を使用者が為したか否か、位置と時間に該当するか否かを判断し、行為報知手段19は、該行為情報110に含まれるメッセージを再生するとともに、通信手段12により行為を為したことを他者に自動的に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信機能を有し、使用シーンにおけるマナー向上が可能な情報処理装置及びその報知方法に関する。
近年、携帯電話などの情報処理装置の多機能化が進み、いつでもどこでもインターネット、Eメールなどの通信機能が利用でき、デジタルカメラやハンディカムのような撮像機能が搭載されるようになるなど高機能が実現され、日常生活に欠かせないものとなりつつある。ところが、このような高機能の情報処理装置の機能によっては、現実にはいつでもどこでも使用していいとは限らない場合がある。たとえば書店での雑誌記事をデジカメ付携帯電話で撮影することは社会のマナーに反する行為として社会問題化している。
このような行為は、情報処理装置を使用する場所によって画像撮影を禁止する特許文献1のような従来技術を使うことによりにある程度防止することができる。
特開2000−152217号公報
しかし特許文献1のような従来技術では、単にカメラ機能を停止するだけであり、画像撮影以外の禁止行為については対応することができない。また、使用者に対しては単に機能が使えなくなるということであり、その行為が禁止されていることを知ることはできない。また、機能の使用をやめるよう使用者に対し報知してもあえて禁止行為を為す場合には、犯罪を抑止するため保安機関等へ自動的に連絡する仕組み等が必要となる。 本発明の目的は、装置の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が禁止、或いは許可されている旨を使用者に報知する仕組み、また、禁止行為を為したこと或いは為そうとしていることを他者に自動的に通知するような仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では以下の手段を採択した。
本発明の情報処理装置は、外部との通信を行う通信手段と、該通信手段を使ってGPSなどの測位衛星あるいは情報サーバと通信することにより装置の現在置かれる位置を識別する位置情報取得手段と、現在の時刻を取得する時刻情報取得手段と、使用者を特定する使用者情報、及び、デバイス・操作・位置・時間・許可/禁止を識別する情報から構成される行為情報が保存されているメモリと、この行為情報の一覧を取得する行為情報一覧取得手段と、行為情報に記録されている位置情報と前記位置情報取得手段で取得した位置情報とを比較して位置が一致しているか否かを判断する位置判断手段と、使用者の為す行為を検出し、使用したデバイスや操作内容を取得する行為検出手段と、前記位置判断手段、時刻情報取得手段、行為検出手段とから得られた行為情報と、前記メモリに保存されている行為情報とを比較し、一致しているか否かを判断する可否判断手段と、該可否判断手段により行為が検出された場合、禁止あるいは許可されている旨を使用者に通知する行為報知手段とから構成される。
また、本情報処理装置の通信装置が接続する情報サーバは、情報処理装置と通信する通信手段と、情報サーバの置かれた位置を表す位置情報と、情報サーバと通信可能な距離内においてのみ適用する行為情報である近傍行為情報とを保持するメモリとから構成される。
本発明の目的である、装置の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が許可されていないことを使用者に報知する仕組みは、以下のような動作により実行される。
情報処理装置は、通信手段により、GPSなどの測位衛星と通信を行う。あるいは、情報サーバの通信手段との間で通信を行い情報の受信を行う。位置情報取得手段により、GPSなどの測位衛星からの情報を加工し、情報処理装置が地球上のどの地点に位置するをあらわす現在の位置情報或いは行為を為そうとしている位置等を取得する。または、通信手段を用いて情報サーバのメモリに格納されている位置情報を取得する。時刻情報取得手段により、現在の時刻或いは行為を為そうとしている時間等を取得する。行為検出手段により、使用者が情報処理装置を操作した内容等を取得する。使用者が為そうとしている行為には、情報処理装置に対する操作等の処理要求や、特定の場所への移動行為等が含まれる。
具体的には、使用者が情報処理装置に内蔵されているどのデバイスを操作したか、また、操作の内容をそれぞれデバイス識別子、操作識別子として情報化し取得する。行為情報一覧取得手段は、情報処理装置に内蔵されるメモリに含まれている行為情報を取得する。行為情報とは、許可/禁止を示す属性情報、位置情報、時間情報、デバイス識別子、操作識別子、メッセージ及び連絡先とから構成される情報であり、使用者がいつどこでどんな操作が禁止されているか、あるいは許可されているかを記述する情報である。
また、行為情報一覧取得手段は、通信手段を用いて情報サーバと通信し、情報サーバのメモリに格納されている近傍の行為情報を取得する。近傍の行為情報とは、情報サーバと情報処理装置とが通信手段で通信できる範囲内においてのみ適用される行為情報であり、例えば、属性情報、時間情報、デバイス識別子、操作識別子、メッセージ及び連絡先とから構成される情報である。
位置情報については、情報サーバのメモリに格納された位置情報をもって近傍の行為情報の位置情報となる。位置判断手段により、前記位置情報取得手段により取得した位置情報と、行為情報一覧取得手段により取得した行為情報に含まれる位置情報とを比較し、位置情報取得手段の測位誤差を許容した上での同地点であるか否かを判断する。可否の判断手段は、行為検出手段の取得したデバイス識別子、操作識別子、時刻情報取得手段により取得した時刻情報、位置情報取得手段で取得した位置情報と、行為情報一覧取得手段により取得した行為情報に含まれるデバイス識別子、操作識別子、時間、位置とを比較し、これらが一致するか否かを判断する。
行為報知手段は、可否の判断手段において一致すると判断した場合に、該行為情報に含まれるメッセージを取得し、情報処理装置の表示デバイス、音源デバイスによって使用者に該メッセージを通知する。
以上のような動作により、装置の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が許可されていないことを使用者に報知することが可能となる。また、本発明の目的である行為を為したことを他者に自動的に通知するような仕組みは、以下のような動作により実行される。
情報処理装置の各手段の働きにより使用者が行為を為したことを可否の判断手段により判断する。このとき、通信手段は、判断手段で一致した行為情報が禁止属性である場合に、行為情報に含まれる特定の連絡先情報を取得し、通信を開始する。この通信連絡先情報は、相手の電話番号や、IPアドレス、メールアドレスなど、他者を一意に特定することができる情報である。同時に、通信手段により行為情報に含まれるメッセージ、及び、情報処理装置のメモリに格納された使用者を特定する情報をこの連絡先に対して通信手段を用いて送信する。以上のような作用により、行為を為したことを他者に自動的に通知することが可能となる。
また、本発明では、情報処理装置における報知方法として、使用者の行為または情報処理装置に対する処理要求を検出するステップと、位置情報を取得するステップまたは時刻情報を取得するステップの少なくとも1つのステップとを有し、予め定められた使用者による特定の行為または処理要求が、特定の位置または時刻において行われた場合に、使用者が特定の行為または処理要求を行った旨を報知するようにした。
以上説明したように、本発明によれば、マナー向上が可能となるという効果がある。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例である情報処理装置の構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、プログラム実行時やプログラムのワークエリアとして使用され後述の行為情報一覧31と使用者を特定する使用者情報32とから構成されるメモリ10と、 GPS衛星3、情報サーバ2、保安機関4と通信する通信手段12と、地球上の位置を測位するための情報をGPS衛星3との間で通信する、あるいは、情報サーバ2のメモリ20に保存されている位置情報34を通信手段12、通信手段21を使って取得する位置情報取得手段14と、前記メモリ10に保存されている行為情報一覧を取得する行為情報一覧取得手段15と、現在時刻を取得する時刻情報取得手段17と、前記位置情報取得手段14で取得した位置情報34と行為情報一覧取得手段15により取得した行為情報110に含まれる位置情報111とを比較し、位置情報取得手段14の測位誤差を許容した上での同地点であるか否かを判断する位置判断手段13と、使用者の為す行為を検出し、使用したデバイスのデバイス識別子や操作内容を識別する操作識別子を取得する行為検出手段18と、該行為検出手段18の取得したデバイス識別子、操作識別子、時刻情報取得手段17により取得した時刻情報、位置情報取得手段14で取得した位置情報と、行為情報一覧取得手段15により取得した行為情報110に含まれるデバイス識別子113、操作識別子114、時間112、位置111とを比較し、これらが一致するか否かを判断する可否判断手段16と、該可否判断手段16において行為情報が一致すると判断した場合に、該行為情報110に含まれるメッセージ115を取得し、情報処理装置1に具備されている表示装置、あるいは音源によって使用者に該メッセージを通知する行為報知手段19と、前記可否判断手段16で取得した行為情報110の属性情報117が禁止属性である場合、該行為情報10に含まれる連絡先情報116を取得し通信を開始すると同時に、行為情報110に含まれるメッセージ115、及び、情報処理装置1のメモリ10に格納された使用者を特定する使用者情報32を該連絡先に対して送信する通信手段12とから構成される。
情報処理装置1のメモリ10について、図2を用いて説明する。
メモリ10は、使用者情報32と行為情報一覧31とから構成される。使用者情報32は、情報処理装置1を使用する使用者を特定する情報であり、氏名や保険者番号など本人を特定する情報であればなんでもよい。要するに第三者がその情報を得て人物を特定できればよい。
行為情報一覧100(図1における31)は、登録数101と複数の行為情報110とから構成される。行為情報一覧100は、登録数101に示される個数の行為情報110が図2の行為情報102〜105の様に纏めた情報である。行為情報110は、位置111、時間112、デバイス識別子113、操作識別子114、メッセージ115、連絡先情報116および属性情報117とから構成される。位置111は、地球上の地点を特定する情報であり、たとえばGPS衛星を用いた測位情報や、緯度・経度といった情報である。時間112は、ある時刻からある時刻までの幅をもった時間帯を表す情報であり、何年何月何日何時何分何秒から何年何月何日何時何分何秒まで、といった情報をあらわす。要するに、ある時刻を特定したときに、その時刻がある時間帯内か否かを判断するための時間帯を表す情報であればよい。
デバイス識別子113は、情報処理装置1が備えるデバイスを識別する情報である。たとえば情報処理装置1が撮像機能を持っていればカメラ装置を特定する識別子、録音機能を持っていればマイク装置を特定する識別子である。操作識別子114は、前記デバイス識別子113で特定されるデバイスをどのように操作するかという所作を一意の数値で表した識別子である。メッセージ115は、該行為情報110の示す条件が合致した場合に、使用者に対して提示する情報である。
よって、「・・・・を行うことは現在禁止されています」などの文字列や、使用者に上記のような文章を音声で聞かせるためのPCM情報、あるいはその旨を報知する動画像であってもよい。要するに、使用者が行為の実行に注意を促す指示を表すメッセージである。連絡先情報116は、使用者が行為を行ったことを適切な他者に対して通知する必要があるが、その連絡先を表す情報である。たとえば警察であれば「電話番号110」や、セキュリティサービスのホームページアドレスである。要するに、行為情報110が示す行為が為されたことを通知する相手を特定する情報である。属性情報117は、該行為情報110が、禁止された行為であるのか、許可された行為であるのかを示す情報である。以上に示すように、行為情報110によって、位置111、時間112、デバイス113、操作114とで特定される使用者の行為に対し、メッセージ115及び連絡先116で指定する報知が可能となる。
次に、情報サーバ2のメモリ20について図3を用いて説明する。
情報サーバ2のメモリ20は、位置情報34と近傍行為情報一覧33とから構成される。位置情報34は、該情報サーバ2が配置された地球上の地点を特定する情報であり、たとえばGPS衛星を用いた測位情報や、緯度・経度といった情報である。これにより、情報処理装置1が通信手段12を用いて通信する情報サーバ2の地点が特定できる。
近傍行為情報一覧33は、登録数121と複数の近傍行為情報130とから構成される。近傍行為情報一覧33は、登録数101に示される個数の行為情報110が図2の行為情報102〜105の様に纏めた情報である。近傍行為情報130は、時間131、デバイス識別子132、操作識別子133、メッセージ134、連絡先情報135および属性136とから構成される。
時間131は、ある時刻からある時刻までの幅をもった時間帯を表す情報であり、何年何月何日何時何分何秒から何年何月何日何時何分何秒まで、といった情報をあらわす。要するに、ある時刻を特定したときに、その時刻がある時間帯内か否かを判断するための時間帯を表す情報であればよい。
デバイス識別子132は、情報処理装置1が備えるデバイスを識別する情報である。たとえば携帯電話やPDAなどの持ち運び可能な情報処理装置が備えているカメラやマイクなどのデバイスに対し、カメラ装置を特定する識別子、マイク装置を特定する識別子などを割り当てる数値であらわされる情報である。
操作識別子133は、前記デバイス識別子132で特定されるデバイスをどのように操作するかという所作を一意の数値で表した識別子である。
メッセージ134は、該行為情報130の示す条件が合致し、使用者が行為を為したことが判明した場合に、使用者に対して提示する情報である。よって、「・・・・を行うことは現在禁止されています」などの文字列や、使用者に上記のような文章を音声で聞かせるためのPCM情報、禁止されている旨を報知する動画像であってもよい。要するに、使用者が行為を止めることを促す指示を表すメッセージである。
連絡先情報135は、使用者が行為を行ったことを適切な他者に対して通知する必要があるが、その連絡先を表す情報である。これは、行為情報110における連絡先情報116と同様に、警察やセキュリティサービスの連絡先、あるいは情報サーバ2を設置している事業主の連絡先を表す情報である。要するに、近傍行為情報130が示す行為が為されたことを通知する相手を特定する情報である。
属性情報136は、近傍行為情報130が、禁止された行為であるのか、許可された行為であるのかを示す情報である。以上に示すように、近傍行為情報130によって、時間131、デバイス132、操作133とで特定される使用者の行為に対し、メッージ134及び連絡先135で指定する報知が可能となる。
次に、本発明における実施例をフローチャートを用いて説明する。
情報処理装置1の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が禁止、あるいは許可されていることを使用者に報知する、及び、行為を為したことを他者に自動的に通知する仕組みについて図4、図5、図6、図7を用いて説明する。
本実施例では、情報処理装置1における手段を、説明の便宜上リアルタイムマルチタスクOS上で実装する場合について説明するが、本実施例の目的を実装するために、特にOSを特定するものではない。あくまで、本実施例をわかりやすく説明するために便宜的に採用した。
まず、本実施例の処理の起動について、図4を用いて説明する。
情報処理装置1を起動し(1000)、図5にて後述する現在位置・近傍行為情報取得処理1100を起動する。これにより、情報処理装置1の現在位置を常時取得できるようになるとともに、近傍に情報サーバ2が存在するならばそこから近傍行為情報一覧33及び位置情報34を取得するようになる。
次に、図6にて後述する行為情報取得処理1200を起動する。これにより、使用者が情報処理装置1を操作した際、どのような行為を行ったかを常時取得することができるようになる。
次に、図7にて後述する可否判断処理1300を起動する。これにより、情報処理装置1の現在位置、使用者の行為が禁止されているか否かについて、現在位置・近傍行為情報取得処理1100あるいは行為情報取得処理1200が新しい情報を取得したタイミングで判断することが可能となる。
次に、図8にて後述する報知処理1400を起動する。これにより、可否判断処理1300で行為を検出したタイミングで使用者に対し報知するとともに、デバイスの使用を禁止することが可能となる。また、連絡先に対して自動的に該行為が為されたことを通報することが可能となる。
次に、図4における、現在位置・近傍行為情報取得処理1100について、図5を用いて説明する。
現在位置・近傍行為情報取得処理1100を起動したら、まず、通信手段12を用いて近傍に情報サーバ2が存在するか否かを判断する(1101)。もし存在しているならば情報サーバ2と通信を開始し(1105)、もし存在しなければ衛星による測位(1102)を開始する。情報サーバ2と通信を開始したら(1105)、情報サーバ2の通信手段21を用いてメモリ20から位置情報34を取得し(1106)、情報処理装置1のメモリ10に該位置情報34を保存する(1107)。
続いて、情報サーバ2の通信手段21を用いてメモリ20から近傍行為情報一覧33を取得してメモリ10に保存し(1108)、情報サーバ2との通信回線を切断する(1109)。そして、可否判断処理1101の実行を開始し、ステップ1101へ戻る。
ステップ1101において情報サーバ2が存在しない場合、通信手段12を用いてGPS3からの測位情報を受信し(1102)、情報処理装置1が地上のどの地点に位置するかを取得し(1103)、現在位置を取得したらメモリ10に保存する(1104)。そして、ステップ1110を実施し、ステップ1101へ戻る。これにより、情報処理装置1の現在位置を常時取得できるようになるとともに、近傍に情報サーバ2が存在するならばそこから近傍行為情報一覧33及び位置情報34を取得するようになる。
次に、図4における、行為情報取得処理1200について図6を用いて説明する。
行為情報取得処理1200を起動したら、まず、使用者が情報処理装置1に具備されたデバイスを操作しているか否かを検出し(1201)、もし操作していなければ(1202)、行為の検出1201を繰り返す。もし操作しているならば、その操作内容を示す識別子114あるいは識別子133を取得し保存する(1203)。同時に、どのデバイスを操作しているかを特定し、デバイスに対応する識別子113あるいは識別子132を取得して保存する(1204)。デバイス識別子113、132、及び操作識別子114、133の保存が完了したら、可否判断処理を実行し(1205)、ステップ1201へ戻り、行為情報取得処理1200を引き続き実施する。これにより、使用者が情報処理装置1を操作した際、どのような行為を行ったかを常時取得することができるようになる。
次に、図4における、可否判断処理1300について図7を用いて説明する。
可否判断処理1300を起動したら、まず、現在位置・近傍行為情報取得処理1100によって現在位置、近傍行為情報一覧33、位置情報34が取得された、あるいは、行為情報取得処理1200によってデバイス識別子113、132、及び操作識別子114、133が取得されたかを検出し(1301)、状態の変化がなければステップ1301を繰り返す。もし状態の変化があれば(1302)、該操作識別子114、133を取得する(1303)。そして、デバイス識別子113、132を取得し(1304)、通信サーバ2、あるいはGPS3から得た位置情報34を取得し(1305)、現在時刻を取得する(1306)。ついで、メモリ10に格納されている行為情報一覧100から行為情報110を順次取得するステップ1308の処理を実施するが、もし行為情報110がない場合(1307)、ステップ1301に戻り、可否判断処理1300を再開する。もし行為情報110があるならば、該行為情報110に含まれる位置111、時間112とステップ1305、1306で取得した位置情報34、現在時刻とを比較する(1309)。一致しない場合にはステップ1307へ戻り、次の行為情報110を取得する(1308)。
ステップ1309において一致する場合、行為情報110に含まれるデバイス識別子・操作識別子114、133と、ステップ1304で取得したデバイス識別子・操作識別子とを比較する(1310)。一致しない場合には、ステップ1307へ戻り、次の行為情報110を取得する(1308)。もし一致する場合には、該行為情報110をメモリ10に保存し、後述の報知処理1400を起動し(1312)、ステップ1301に戻り、可否判断処理1300を繰り返す。これにより、情報処理装置1の現在位置、使用者の行為が禁止されているか否かについて、現在位置・近傍行為情報取得処理1100あるいは行為情報取得処理1200が新しい情報を取得したタイミングで判断することができる。ステップ1308の行為情報の取得において、もしメモリ10の行為情報一覧100をすべて検索し終わった場合には、図5のステップ1108において情報サーバ2のメモリ20から取得した近傍行為情報一覧120を検索する。これにより、もし近傍に情報サーバ2が存在している場合には、近傍行為情報130についても可否判断を行うことが可能となる。
次に、図4における、報知処理1400について図8を用いて説明する。
報知処理1400を起動したら、まず、可否判断手段1300において行為情報110がメモリ10に保存されているか否かを検出し(1401)、もし保存されていない場合にはステップ1401に戻り報知処理1400を繰り返す(1402)。もし保存されている場合、該行為情報110を取得する(1403)。次に、該行為情報110の属性情報117を調べ(1404)、属性情報117が禁止属性である場合連絡先情報116を取得し(1405)、通信手段12を用い通信回線を開き(1406)、該行為情報110を送信する(1407)。ついでメッセージ115を取得し(1408)、情報処理装置1の表示デバイスあるいは音源デバイスを用いて該メッセージ115を再生し(1409)使用者に対して行為を為したことを報知する。ついで、行為情報110のデバイス識別子113に対応するデバイスの機能を停止し(1410)、ステップ1401へ戻る。
もし、ステップ1404において、該行為情報110の属性情報117が許可属性である場合には、ステップ1408、1409、1410を実施しステップ1401へ戻る。これにより、可否判断処理1300で行為を検出したタイミングで使用者に対し報知するとともに、デバイスの使用を禁止することが可能となる。また、連絡先に対して自動的に該行為が為されたことを通報することが可能となる。
以上のような機能の動作により、情報処理装置1の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が許可されていないことを使用者に報知する機能、及び、行為を為したことを他者に自動的に通知する機能を実現することができる。
以上説明したように、本発明の情報処理装置1は、情報処理装置1の置かれる位置に応じて使用者が為そうとしている行為が許可されていないことを使用者に報知する機能、及び、行為を為したことを他者に自動的に通知する機能を実現する。これらにより、使用者が使用する情報処理装置1の機能を、その情報処理装置1の場所に応じて制限する仕組みを実現することが出来、使用シーンに置けるマナー向上が可能となる。
情報処理装置のブロック図。 行為情報一覧の説明図。 近傍行為情報一覧の説明図。 本発明の手段を起動する際の動作フロー図。 現在位置を取得し、近傍行為情報一覧を受信する動作のフロー図。 使用者の行為を取得する動作のフロー図。 行為情報を検索し行為の可否を判断する動作のフロー図。 使用者に行為の禁止・許可を報知する動作のフロー図。
符号の説明
1…情報処理装置、
2…情報サーバ、
3…GPS、
100…行為情報一覧、
110…行為情報、
120…近傍行為情報一覧、
130…近傍行為情報、
1100…現在位置・近傍行為情報一覧取得処理、
1200…行為情報取得処理、
1300…可否判断処理、
1400…報知処理。

Claims (20)

  1. 外部と通信する通信手段を有する情報処理装置において、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    使用者の行為を特定する行為情報の一覧を記憶する記憶手段と、
    使用者の行為を検出する行為検出手段と、
    前記行為検出手段により検出された行為の情報及び、前記位置情報取得手段により取得された位置情報または前記時刻情報取得手段により取得された時刻情報の情報が、前記行為情報の一覧の情報と一致するか否かを判断する判断手段とを有し、
    前記判断手段で情報の一致を検出したとき、特定の行為を行った旨を報知することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定の行為を行った旨を音声、静止画像、動画像の何れか1つまたはその組合せにより報知することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記位置情報取得手段が取得する位置情報及び前記時刻情報取得手段が取得する時刻情報はそれぞれ現在の位置情報及び現在の時刻情報であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記判断手段で情報の一致を検出した場合、特定の行為を行った旨を前記通信手段により特定の通信先に報知することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置はさらに外部の情報サーバから通信により行為情報の一覧を取得する行為情報一覧取得手段を有し、前記記憶手段に取得した行為情報の一覧を記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 外部と通信する通信手段を有する情報処理装置において、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    使用者の処理要求を特定する処理要求情報の一覧を記憶する記憶手段と、
    使用者の処理要求を検出する処理要求検出手段と、
    前記処理要求検出手段により検出された処理要求の情報及び、前記位置情報取得手段により取得された位置情報または前記時刻情報取得手段により取得された時刻情報の情報が、前記処理要求情報の一覧の情報と一致するか否かを判断する判断手段とを有し、
    前記判断手段で情報の一致を検出したとき、特定の処理要求を行った、或いは行おうとした旨を報知することを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記特定の処理要求を行った旨を音声、静止画像、動画像の何れか1つまたはその組合せにより報知することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 無線あるいは有線により通信する通信手段を有する情報処理装置において、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    使用者の行為を特定する行為情報の一覧を記憶する記憶手段と、
    使用者の行為を検出する行為検出手段と、
    前記行為検出手段により検出された行為の情報及び、前記位置情報取得手段により取得された位置情報または前記時刻情報取得手段により取得された時刻情報の情報が前記行為情報の一覧の情報と一致するか否かを判断する判断手段とを有し、
    前記判断手段で情報の一致を検出したとき、特定の行為を行おうとした旨を報知することを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記判断手段で情報の一致を検出した場合、特定の行為を為すときに使用する前記情報処理装置の機能の全てあるいは一部を停止することを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. 外部と通信する通信手段を有する情報処理装置において、
    時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    使用者の行為を特定する行為情報の一覧を取得する行為情報一覧取得手段と、
    使用者の行為を検出する行為検出手段と、
    前記行為検出手段により検出された行為の情報及び前記時刻情報取得手段により取得された時刻情報の情報が前記行為情報一覧取得手段により取得された行為情報の一覧の情報と一致するか否かを判断する判断手段とを有し、
    前記判断手段で情報の一致を検出したとき、特定の行為を行った旨を報知することを特徴とする情報処理装置。
  11. 前記行為情報一覧取得手段は、前記情報処理装置の近傍の情報サーバから行為情報の一覧を取得することを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置はさらに現在の位置情報を取得する位置情報取得手段を有し、前記判断手段により位置情報取得手段で取得した現在の位置と前記行為情報一覧取得手段が取得した行為情報の一覧の中の位置情報との一致を検出することを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置。
  13. 前記特定の行為を行った旨を音声、静止画像、動画像の何れか1つまたはその組合せにより報知することを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置。
  14. 前記判断手段で情報の一致を検出した場合、特定の行為を行った旨を前記通信手段により特定の通信先に報知することを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置。
  15. 外部と通信する通信手段を有する情報処理装置において、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    使用者の行為を特定する行為情報の一覧を取得する行為情報一覧取得手段と、
    使用者の行為を検出する行為検出手段と、
    前記行為検出手段により検出された行為及び、前記時刻情報取得手段により取得された現在の時刻情報または前記位置情報取得手段により取得された現在の位置情報の情報が前記行為情報一覧取得手段により取得された行為情報の一覧の情報と一致するか否かを判断する判断手段とを有し、
    前記判断手段で情報の一致を検出したとき、特定の行為を行った旨を報知することを特徴とする情報処理装置。
  16. 前記行為情報一覧取得手段は、前記情報処理装置の近傍の情報サーバから行為情報の一覧を取得し、前記位置情報を取得する位置情報取得手段は、前記行為情報一覧取得手段が取得した行為情報の一覧の情報から現在の位置情報を取得することを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 外部と通信する通信手段を有する情報処理装置における報知方法において、
    使用者の行為を検出するステップと、位置情報を取得するステップまたは時刻情報を取得するステップの少なくとも1つのステップとを有し、
    前記検出するステップにより検出された、予め定められた使用者による特定の行為が、特定の位置または時刻において行われた場合に、使用者が特定の行為を行った旨を報知することを特徴とする報知方法。
  18. 前記情報処理装置は外部の情報サーバから通信により、前記特定の行為及び特定の位置または時刻の情報を取得することを特徴とする請求項17記載の報知方法。
  19. 外部と通信する通信手段を有する情報処理装置における報知方法において、
    使用者の情報処理装置に対する処理要求を検出するステップと、位置情報を取得するステップまたは時刻情報を取得するステップの少なくとも1つのステップとを有し、
    前記検出するステップにより検出された、予め定められた使用者による特定の処理要求が、特定の位置または時刻において行われた場合に、使用者が前記情報処理装置に対して特定の処理要求を行った旨を報知することを特徴とする報知方法。
  20. 前記情報処理装置は外部の情報サーバから通信により、前記特定の処理要求及び特定の位置または時刻の情報を取得することを特徴とする請求項19記載の報知方法。
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