JP2015146580A - 携帯端末、情報管理システム、情報管理方法およびプログラム - Google Patents

携帯端末、情報管理システム、情報管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末の利便性を失うことなく、業務使用および私的使用の混在に起因する情報漏洩その他の問題の発生を防止する。
【解決手段】位置情報取得部25は、現在位置を示す位置情報を取得する。第1送信部21は、ネットワークを介して管理装置100に、位置情報取得部25によって取得された位置情報が付加された、機能部(情報取得部23、24)の使用を申請する使用申請情報を送信する。第1受信部22は、管理装置100からネットワークを介して、使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する。制御部20は、第1受信部22によって使用許可情報を受信していない状況にあっては、機能部(情報取得部23、24)の動作を禁止しておき、第1受信部22によって使用許可情報を受信したことを契機に、機能部(情報取得部23、24)を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末、情報管理システム、情報管理装置、情報管理方法およびプログラムに関する。
近年、スマートフォン、タブレット型端末またはPDA(Personal Digital Assistant)に例示されるように携帯端末が多機能になっている。通話やメールに加えて、スケジュール管理機能やカメラ機能、各種のセンサ機能等を標準搭載するものが増えている。携帯端末を業務利用する場合、企業等の組織が購入して従業員に支給するほか、従業員等が個人所有する携帯端末を業務に利用することが普及しつつある。個人所有の携帯端末を私的用途に加えて業務用途としても利用することをBYOD(Bring Your Own Device)という。
一方で、携帯端末による情報漏洩が問題になっている。一例として、秘密文書や設備をカメラ機能で画像取得して情報漏洩させたり、私的利用しているクラウドサービスに業務用メールの添付ファイルを保存したり、業務用の連絡先(アドレス帳)のデータを転送したりすることが問題となっている。特に、カメラ機能が携帯端末に標準搭載されたことで、このような情報漏洩の問題が発生しやすい状況となっている。このため、カメラ機能を通じた情報漏洩を防止する発明がこれまで提案されている。
特許文献1のシステムは、携帯端末のカメラデバイスに電源が投入されているときに所定の時間間隔ごとに撮影可能信号を携帯端末からサーバに送り、サーバは、携帯端末の位置を信号検出する。携帯端末が撮像禁止区域内にあるときにサーバが撮影可能信号を受信すると、サーバは携帯端末の盗撮防止装置を起動させる。盗撮防止装置は、警報や音声の報知手段、施錠装置、警備員への通報手段などである。
特許文献2のシステムは、携帯端末のカメラ機能が停止されたことを示す信号を受信することにより入退場口を開く駆動制御システムである。
特開2008−312009号公報 特開2005−258990号公報
特許文献1のシステムは、撮影の意思がなくともカメラデバイスに電源が投入されただけで盗撮防止装置が起動してしまう不都合がある。また、携帯端末が撮影可能区域にあるときも所定の時間間隔ごとに撮影可能信号を常時発信することになるため消費電力や通信負荷に問題がある。
特許文献2のシステムは、特殊な入退場口を必要箇所に総て設置する必要があり実現は容易でない。
情報漏洩はカメラによる画像取得に限らず、音声の録音や、その他のアプリケーションを通じても発生しうる問題である。このほか、情報漏洩の可能性としては、業務用のスケジュール管理データの社外での閲覧や、業務用のメールまたはその添付ファイルの私的保存などが広く存在する。また、情報漏洩に限らず、携帯端末が備える種々のセンサ機能を用いた業務用アプリケーションなど、企業等の資産である各種のアプリケーションを私的に使用できてしまうことは種々の問題を生じる。これらの問題は、個人所有の携帯端末をBYODで使用する場合のほか、企業等が所有する携帯端末を従業員等に支給して業務および私用に使用させる場合にも発生する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、携帯端末の利便性を失うことなく、業務使用および私的使用の混在に起因する情報漏洩その他の問題の発生を防止することができる携帯端末、情報管理システム、情報管理装置、情報管理方法およびプログラムを提供するものである。
本発明によれば、ネットワークを介して情報管理装置に接続された携帯端末であって、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、前記携帯端末が備える情報取得手段の動作を禁止または許可しておく制御手段と、を備え、前記受信手段は、前記制御手段による前記情報取得手段の動作の禁止を解除する使用許可情報または前記情報取得手段の動作を禁止する使用不可情報を前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信し、前記制御手段は、前記使用許可情報または前記使用不可情報に基づいて、前記情報取得手段を動作または終了させるよう制御し、前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御手段を備え、前記制御手段は、取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除することを特徴とする携帯端末が提供される。
また、本発明によれば、ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とからなる情報管理システムであって、前記携帯端末は、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、情報取得手段と、前記情報取得手段の動作を禁止または許可しておく制御手段と、を備え、前記情報管理装置は、前記制御手段による前記情報取得手段の動作の禁止を解除させる使用許可情報または前記情報取得手段の動作を禁止する使用不可情報を前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して送信する送信手段を備え、前記情報管理装置から前記携帯端末に送信された前記使用許可情報または前記使用不可情報に基づいて、前記制御手段は前記情報取得手段の動作の禁止または許可を解除して前記情報取得手段を動作または終了させ、前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御手段を備え、前記制御手段は、取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除することを特徴とする情報管理システムが提供される。
上記発明にかかる情報管理システムにおいて、前記情報管理装置の前記送信手段は、前記ネットワークを介して前記携帯端末に対して暗号鍵を送信し、前記携帯端末の前記受信手段は、前記暗号鍵を受信し、前記携帯端末の前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を前記暗号鍵で所定の暗号化手順に従って暗号化する暗号化手段を更に備え、前記制御手段は、取得した前記情報が前記暗号化手段に暗号化されたか否かを判定し、前記暗号化された前記情報を前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送させ、かつ転送し終えた前記情報を削除し、前記情報管理装置は、転送された前記情報を受信して復号化してもよい。
また、本発明によれば、ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とを用いて行う情報管理方法であって、前記携帯端末に備えられている情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対して送信する使用申請情報送信ステップと、前記携帯端末からの使用申請情報を前記情報管理装置で受信する使用申請情報受信ステップと、前記使用申請情報受信ステップで受信された使用申請情報に基づいて、前記携帯端末が備えている前記情報取得手段の動作を許可するか否かを、前記情報管理装置で判定する可否判定ステップと、前記可否判定ステップで前記情報取得手段の動作を許可すると判定した場合に、前記情報管理装置から前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して使用許可情報を送信する使用許可情報送信ステップと、前記使用申請情報に対する使用許可情報を、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記携帯端末で受信する使用許可情報受信ステップと、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記携帯端末が備えている前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を動作させて情報を取得するよう制御する制御ステップと、前記情報取得手段を動作させて取得した前記情報を、前記携帯端末に備えられている転送制御手段が前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御ステップと、取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除するステップと、を含む情報管理方法が提供される。
また、本発明によれば、ネットワークを介して情報管理装置に接続され、情報取得手段および転送制御手段を備える携帯端末のコンピュータを用いて情報管理処理を行うためのプログラムであって、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対し、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する送信処理と、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する受信処理と、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止し、前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を動作させるよう制御する制御処理と、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御処理と、取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除する処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、携帯端末の利便性を失うことなく、業務使用および私的使用の混在に起因する情報漏洩その他の問題の発生を防止することができる。
本発明の実施形態の機密情報管理システムの構成を示すブロック図である。 図2(a)は実施形態の管理装置の構成を示すブロック図である。図2(b)は、実施形態の携帯端末の構成を示すブロック図である。 本実施形態の携帯端末の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の携帯端末の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図中、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
はじめに、本実施形態の情報管理システムの概要について説明する。
本実施形態の情報管理システム1000は、ネットワーク300を介して接続された携帯端末200と情報管理装置(管理装置)100とからなる。本実施形態の情報管理システム1000において、携帯端末200は、ネットワーク300を介して情報管理装置(管理装置)100から情報を受信する受信部(第1受信部)22と、複数の機能部と、これらの複数の機能部の一部の動作を禁止しておく制御部20と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部25と、を備えている。また、携帯端末200は、送信部(第1送信部)21と、受信部(第1受信部)22とを更に備えている。
機能部としては、図2に示すように、情報取得部としての撮像部23および録音部24のほか、メール機能部27、ネットワーク接続部28、センサ機能部29ならびに汎用機能部30を例示するが、これに限られるものではない。以下、撮像部23および録音部24を、情報取得部23、24と総称する場合がある。情報取得部23、24、メール機能部27、ネットワーク接続部28およびセンサ機能部29は、業務用のアプリケーションを実行する機能部としての例示である。汎用機能部30は私用のアプリケーションを実行する機能部としての例示である。
本実施形態の情報管理システム1000においては、汎用機能部30の動作を許可したうえ、業務用のアプリケーションを実行する情報取得部23、24、メール機能部27、ネットワーク接続部28またはセンサ機能部29のいずれか一以上の動作を一旦禁止する。そのうえで、企業の事業所内など、携帯端末200において上記機能部の動作を許可すべき位置に当該携帯端末200が存在する場合に、当該機能部の動作の禁止を解除する。本実施形態の情報管理システム1000は、制御部20が禁止している機能部の種々の動作に関して、携帯端末200の位置情報に基づいてこの禁止を解除し、所定時間だけこの機能部を動作させるものである。
ただし、本実施形態に代えて、私用のアプリケーションを実行する例えば汎用機能部30の動作を一旦禁止し、業務用のアプリケーションを実行する情報取得部23、24、メール機能部27、ネットワーク接続部28またはセンサ機能部29の動作を許可しておいてもよい。そして、携帯端末200の現在位置が所定の位置情報であるときに汎用機能部30の動作の禁止を解除してもよい。これにより、個人所有の携帯端末を業務利用する場合に、私用のアプリケーションがコンピュータウィルスに感染していた場合に、汎用機能部30の動作を原則として禁止しておくことで、このコンピュータウィルスが業務用ネットワークに進入することが防止される。
携帯端末200の位置情報は、携帯端末200の利用者が位置情報取得部25により取得して管理装置100に送信する態様のほか、位置情報を携帯端末200に記録したうえで、管理装置100から使用許可情報を受信して位置情報を照合する態様(以上を併せて「使用許可申請モード」という)で用いることができる。また、使用許可申請モードに加えて、利用者からの申請を受け付けることなく、情報管理システム1000が携帯端末200の位置を判定して、該当する機能部の動作の禁止を自動的に解除してもよい。さらに、一部の特定の利用者に関しては、当該利用者を示す識別番号とパスワードの組み合わせや、生体情報(バイオメトリクス)などの識別情報を携帯端末200から管理装置100に送信して照合することにより、該当する機能部の動作の禁止を解除することとしてもよい。
以下、機能部のうち情報取得部23、24を例に、情報管理システム1000による具体的な処理を説明する。
情報取得部23、24は、携帯端末200の周囲の情報を取得する外部情報の取得手段である。情報としては、視覚的データ(静止画像または動画像)や聴覚的データ(音声)を例示することができる。位置情報取得部25は、現在位置を示す位置情報を取得する。第1送信部21は、ネットワーク300を介して管理装置100に対し、位置情報取得部25によって取得された位置情報が付加された、情報取得部23、24の使用を申請する使用申請情報を送信する。第1受信部22は、管理装置100からネットワーク300を介して、使用申請情報に対する使用許可情報、または使用不可情報を受信する。
制御部20は、第1受信部22によって使用許可情報を受信していない状況にあっては、情報取得部23、24の動作を禁止しておき、第1受信部22によって使用許可情報を受信したことを契機に、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する。
管理装置100は、制御部20による機能部(情報取得部23、24)の動作の禁止を解除させる使用許可情報を携帯端末200に対してネットワーク300を介して送信する送信部(第2送信部15)を備えている。
制御部20は、位置情報取得部25が取得した位置情報と、管理装置100から携帯端末200に送信された使用許可情報と、に基づいて機能部(情報取得部23、24)の動作の禁止を解除して、当該機能部を所定時間だけ動作させる。
ここで、本実施形態の位置情報は、携帯端末200から管理装置100に送信される。この場合、管理装置100において、この位置情報に基づいて、情報取得部23、24の使用許可の判定を行う。使用許可情報は、その判定結果を示す情報であり、具体的には、情報取得部23、24の動作の禁止を解除する情報である。
ただし、本実施形態に代えて、位置情報を携帯端末200の記憶部26に記録しておいてもよい。この場合、携帯端末200からの求めに応じて、管理装置100から携帯端末200に使用許可情報を送信する。この使用許可情報は、情報取得部23、24の使用を許可する位置情報のリスト情報(許可位置リスト情報)である。携帯端末200の制御部20は、使用許可情報に含まれる許可位置リスト情報と、位置情報取得部25で取得した位置情報とを照合する。そして、携帯端末200の位置情報が許可位置リスト情報に含まれると判断された場合、制御部20は情報取得部23、24の動作の禁止を解除する。
本実施形態の管理装置100は、第2受信部10と、可否判定部111と、第2送信部15とを備える。第2受信部10は、携帯端末200からの使用申請情報を受信する。可否判定部111は、第2受信部10によって受信された使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、情報取得部23、24の動作を許可するか否かを判定する。第2送信部15は、可否判定部111によって情報取得部23、24の動作を許可すると判定された場合に、携帯端末200に対してネットワーク300を介して使用許可情報を送信する。
管理装置100は、許可/禁止領域情報131を記憶する記憶部13を備えている。
許可/禁止領域情報131は、情報取得部23、24の使用を許可する許可領域情報、または情報取得部23、24の使用を禁止する禁止領域情報、の少なくとも一方である。
可否判定部111は、使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、記憶部13に記憶されている、許可/禁止領域情報131を参照することにより、情報取得部23、24の動作を許可するか否かを判定する。
携帯端末200は転送制御部201を更に備えていてもよい。転送制御部201は、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させている間に取得した情報の取得時に、位置情報取得部25によって取得した位置情報を上記情報に付加し、ネットワーク300を介して管理装置100に転送する。管理装置100は、携帯端末200から転送されてくる、情報取得部23、24によって取得された情報に付加されている位置情報に基づいて、記憶部13に記憶されている、許可/禁止領域情報131を参照することにより、該情報の使用可または不可を設定する使用可否設定部112を更に備えるようにしてもよい。
携帯端末200は、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させている間に取得した情報を暗号化する暗号化部202を備えてもよい。これにより、転送制御部201によってネットワーク300を介して管理装置100に転送できない状況に際し、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させて取得した情報を、所定の暗号化手順に従って暗号化することができる。
次に、本実施形態の情報管理システムについて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の情報管理システムの構成を示すブロック図である。
情報管理システム1000は、少なくとも1つ以上の情報管理装置(サーバ)100と、複数の携帯端末200−1、200−2、...、200−n(以下、総称して携帯端末200という場合がある)とを備える。管理装置(サーバ)100と複数の携帯端末200−1、200−2、...、200−nとは、例えば、インターネットや、専用の通信回線網などのネットワーク300を介して各種コマンドや、情報を送受信する。
管理装置(サーバ)100は、複数の携帯端末200−1、200−2、...、200−nを遠隔管理して、紛失時にリモートロックしたり、リモートワイプ(データ消去)したりして情報漏洩を防いだり、セキュリティポリシーを配布してパスワードロックの複雑さを強制したりする。また、管理装置(サーバ)100は、複数の携帯端末200−1、200−2、...、200−nによって取得された情報(機密情報、それ以外の情報を含む)を収集し、一括して管理(閲覧許可、蓄積)する。
一方、複数の携帯端末200−1、200−2、...、200−nは、一般的な携帯電話や、スマートフォン(多機能携帯電話)などからなり、通信機能、撮影機能、録音機能、コンテンツ再生機能などを備えている。特に、本実施形態による携帯端末200は、単一のアプリケーションのみを起動させる起動アプリケーション制限機能を備えている。例えば、カメラ機能を用いるアプリケーションや、録音機能を用いるアプリケーションを常時無効化(起動不可)にしておき、上記起動アプリケーション制限機能を用いることで、必要に応じて、カメラ機能を用いるアプリケーションだけを起動して使用可能にすることができる。
次に、本実施形態の管理装置(サーバ)100の概要について説明する。
本実施形態の管理装置(サーバ)100は、機能部を備える携帯端末にネットワーク300を介して接続されている。機能部として、本実施形態では、情報を取得する情報取得部23、24を例示する。本実施形態の管理装置(サーバ)100は、受信部(第2受信部)10と、記憶部13と、可否判定部111と、送信部(第2送信部)15とを備える。第2受信部10は、携帯端末200から現在位置を示す位置情報が付加された使用申請情報を受信する。記憶部13は、機能部(情報取得部23、24)の使用を許可する許可/禁止領域情報131を記憶する。
可否判定部111は、使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、記憶部13に記憶されている、許可/禁止領域情報131を参照することにより、携帯端末200が備える機能部(情報取得部23、24)の動作を許可するか否かを判定する。第2送信部15は、可否判定部111によって機能部(情報取得部23、24)の動作を許可すると判定された場合に、携帯端末200に対してネットワーク300を介して使用許可情報を送信する。
次に、本実施形態の管理装置(サーバ)100について詳細に説明する。
図2(a)は実施形態の管理装置(サーバ)100の構成を示すブロック図である。図2(a)において、管理装置(サーバ)100は、第2受信部10、制御部11、記憶部13および第2送信部15を備えている。第2受信部10は、携帯端末200から各種情報を受信する。制御部11は、所定のプログラムを実行することによって当該装置の各部の動作を制御する。記憶部13は、不揮発性メモリやハードディスク装置などからなり、上記所定のプログラムや、各種データなどを記憶する。
特に、本実施形態では、制御部11は、可否判定部111と使用可否設定部112とを備えている。可否判定部111は、携帯端末200の現在位置を示す位置情報に従って、後述する許可/禁止領域情報131を参照することにより、アプリケーション毎に、その場所が許可領域であるか、禁止領域であるかを判別する。使用可否設定部112は、携帯端末200で取得され、当該装置に転送されてきた取得情報が使用可能であるか否かを設定する。
記憶部13は、許可/禁止領域情報131を保持している。許可/禁止領域情報131は、アプリケーション毎に、アプリケーションが使用可の許可領域の位置情報と、アプリケーションが使用不可の禁止領域の位置情報とを保持している。つまり、上述したように、可否判定部111は、携帯端末200の現在位置を示す位置情報に従って、許可/禁止領域情報131を参照することにより、アプリケーション毎に、その場所が許可領域であるか、禁止領域であるかを判別する。第2送信部15は、携帯端末200に対して各種情報を送信する。
次に、本実施形態の携帯端末200の概要について説明する。
本実施形態の携帯端末200は、ネットワーク300を介して管理装置100に接続されている。本実施形態の携帯端末200は、機能部としての情報取得部23、24と、位置情報取得部25と、送信部(第1送信部)21と、受信部(第1受信部)22と、制御部20とを備える。情報取得部23、24は、情報を取得する機能部である。位置情報取得部25は、現在位置を示す位置情報を取得する。
受信部(第1受信部22)は、制御部20による機能部の動作の禁止を解除する使用許可情報を管理装置100からネットワーク300を介して受信する。そして、制御部20は、位置情報および使用許可情報に基づいて、機能部を所定時間だけ動作させるよう制御する。
第1送信部21は、ネットワーク300を介して管理装置100に、位置情報取得部25によって取得された位置情報が付加された、情報取得部23、24の使用を申請する使用申請情報を送信する。第1受信部22は、管理装置100からネットワーク300を介して、使用申請情報に対する使用許可情報、または使用不可情報を受信する。制御部20は、第1受信部22によって使用許可情報を受信していない状況にあっては、情報取得部23、24の動作を禁止しておく。制御部20は、第1受信部22によって使用許可情報を受信したことを契機に、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する。
位置情報取得部25は、人工衛星から受信した信号に基づいて算出される位置情報を、現在位置を示す位置情報として取得してもよい。すなわち、本実施形態の位置情報取得部25は、GPS(Global Positioning System)機能部でもよい。
位置情報取得部25は、情報取得部23、24の使用が許可される許可領域、または情報取得部23、24の使用が禁止される禁止領域に敷設されている、通信可能な無線アクセスポイントの識別情報を、現在位置を示す位置情報として取得してもよい。
制御部20は、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させて取得した情報を、第1送信部21によって、ネットワーク300を介して管理装置100に転送する転送制御部201を備えるようにしてもよい。
携帯端末200は、情報取得部23、24を所定時間だけ動作させて取得した情報を、所定の暗号化手順に従って暗号化する暗号化部202を備えてもよい。
次に、本実施形態の携帯端末200について詳細に説明する。
図2(b)は、実施形態の携帯端末200の構成を示すブロック図である。図2(b)において、携帯端末200は、制御部20、第1送信部21、第1受信部22、撮像部23、録音部24、位置情報取得部25および記憶部26を備えている。制御部20は、所定のプログラムを実行することによって当該装置の各部の動作を制御する。特に、本実施形態では、制御部20は、転送制御部201と暗号化部202とを備えている。転送制御部201は、撮像部23や録音部24などによって取得された取得情報を、管理装置(サーバ)100に転送する。暗号化部202は、通信回線の不具合などの事情により、上記取得情報を管理装置(サーバ)100に転送できない場合などに、上記取得情報を暗号化する。
第1送信部21は、管理装置(サーバ)100に対して各種情報を送信する。第1受信部22は、管理装置(サーバ)100から各種情報を受信する。撮像部23は、レンズなどの光学系部材、撮像素子およびそれらの制御機構からなり、制御部20の制御の下、静止画や動画を撮影する。録音部24は、マイクロフォン、音声制御機能からなり、制御部20の制御の下、音声を録音する。位置情報取得部25は、上空にある数個の衛星からの信号を受信することで現在位置を示す位置情報を取得する。記憶部26は、不揮発性メモリやハードディスク装置などからなり、上記所定のプログラムや、各種データなどを記憶する。
以下、本実施形態の情報管理システム1000を用いて情報を管理する情報管理方法(以下、本方法という場合がある)を説明する。本方法は、位置情報取得ステップと、使用申請情報送信ステップと、使用申請情報受信ステップと、可否判定ステップと、使用許可情報送信ステップと、使用許可情報受信ステップと、制御ステップとを含む。
位置情報取得ステップでは、携帯端末200の現在位置を示す位置情報を取得する。使用申請情報送信ステップでは、携帯端末200に備えられている機能部(情報取得部23、24)の使用を申請する使用申請情報に位置情報を付加し、ネットワーク300を介して管理装置100に対して送信する。使用申請情報受信ステップでは、携帯端末200からの使用申請情報を管理装置100で受信する。可否判定ステップでは、使用申請情報受信ステップで受信された使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、携帯端末200が備えている機能部(情報取得部23、24)の動作を許可するか否かを、管理装置100で判定する。
使用許可情報送信ステップでは、可否判定ステップで機能部(情報取得部23、24)の動作を許可すると判定した場合に、管理装置100から携帯端末200に対してネットワーク300を介して使用許可情報を送信する。使用許可情報受信ステップは、使用申請情報に対する使用許可情報を、管理装置100からネットワーク300を介して、携帯端末200で受信する。制御ステップは、使用許可情報を受信していない状況にあっては、携帯端末200が備えている機能部(情報取得部23、24)の動作を禁止しておき、使用許可情報を受信したことを契機に、機能部(情報取得部23、24)を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する。
本実施形態のプログラムは、コンピュータ(携帯端末の処理装置)を用いて情報管理処理を行うためのアプリケーションプログラムである。本実施形態のプログラムは、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得処理と、ネットワーク300を介して管理装置100に対し、機能部(情報取得部23、24)の使用を申請する、位置情報が付加された使用申請情報を送信する送信処理と、情報管理装置からネットワークを介して、使用申請情報に対する使用許可情報、または使用不可情報を受信する受信処理と、使用許可情報を受信していない状況にあっては、機能部(情報取得部23、24)の動作を禁止し、使用許可情報を受信したことを契機に、機能部(情報取得部23、24)を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する制御処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、ネットワーク300を通じて提供されてもよく、またはコンピュータが読み出し可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよい。
本方法を更に詳細に説明する。
まず、本実施形態の携帯端末200の動作について説明する。図3および図4は、本実施形態の携帯端末200の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS10では、制御部20は、利用者による、アプリケーションの使用許可の操作があったか否かを判別する。利用者は、所定の機能リストから所望するアプリケーションを選択したり、所定のメニュー画面から所望するアプリケーションのアイコンをタッチ操作したりするなどして所望するアプリケーションの使用許可を取得するための操作を行う。そして、利用者による、アプリケーションの使用許可の操作がない場合には(ステップS10のNO)、ステップS10に戻って待機状態を継続する。一方、利用者による、アプリケーションの使用許可の操作があった場合には(ステップS10のYES)、ステップS12に進む。以下では、上記アプリケーションとして、撮像部(撮影機能)23を用いる撮影アプリケーションを起動する場合について説明する。
ステップS12では、制御部20は、利用者から当該アプリケーションを使用可能とする使用時間などを受け付ける。なお、使用時間は、固定値(例えば、15分など)であってもよいし、あるいは、5分、10分、15分、30分など、予め複数の使用時間リストを用意しておいて利用者に選択させるようにしてもよい。
ステップS14では、制御部20は、位置情報取得部25によって現在位置を示す位置情報を取得する。
ステップS16では、制御部20は、当該携帯端末200に割り当てられた固有の識別情報と、アプリケーション名と、上記使用時間と、位置情報とを所定のフォーマットで付加した使用申請情報を生成する。
ステップS18では、制御部20は、第1送信部21を介して、管理装置(サーバ)100に対して上記使用申請情報を送信する。管理装置(サーバ)100は、携帯端末200から使用申請情報を受信すると、位置情報に基づいて、申請されたアプリケーションが使用可能であるか否かを判定し、使用可能である場合には、使用許可情報を返信してくるようになっている。管理装置(サーバ)100の動作の詳細については後述する。
ステップS20では、制御部20は、管理装置(サーバ)100から使用許可情報を第1受信部22によって受信したか否かを判定する。そして、使用許可情報が受信されない場合には(ステップS20のNO)、ステップS10に戻る。この場合、申請したアプリケーション、すなわち撮影アプリケーションの使用は許可されない。つまり、位置情報から得られた現在の携帯端末200の位置が当該撮影アプリケーションの禁止領域であることを示しているためである。この場合、撮影アプリケーションが使用できない旨のメッセージを報知(表示)するようにしてもよい。一方、使用許可情報が受信された場合には(ステップS20のYES)、ステップS22に進む。
ステップS22では、制御部20は、申請したアプリケーション、例えば、撮像部23を用いる撮影アプリケーションを起動する。
ステップS24では、制御部20は、撮影アプリケーションの使用時間を計時するタイマをスタートする。
ステップS26では、制御部20は、起動したアプリケーションで情報を取得する。すなわち、起動したアプリケーションが撮影アプリケーションである場合には、利用者は、撮影アプリケーションを用いて所望する被写体を撮影する。管理装置(サーバ)100は、利用者がアプリケーションの使用申請を行った時点の位置情報に基づいて、使用可否を判定している。これに対して、携帯端末200は、使用許可を受領した後、使用時間内に、禁止領域に移動してしまう場合がある。この場合、取得した情報には、機密情報が含まれる可能性がある。例えば、撮影アプリケーションの場合には、禁止領域における被写体が撮影される可能性がある。そこで、本実施形態では、禁止領域で取得された情報であるか判別することができるように、情報を取得した場所を示す位置情報を、取得情報にメタデータとして付加するようになっている。
ステップS28では、制御部20は、GPS機能部である位置情報取得部25によって現在位置を示す位置情報を取得する。なお、位置情報の取得は、起動した撮影アプリケーションの機能として実行されてもよい。該位置情報は、情報を取得した場所を示している。撮影アプリケーションであれば、撮影した位置を示している。
ステップS30では、制御部20は、取得した位置情報を取得情報にメタデータとして付加して記憶部26に保存する。すなわち、撮影アプリケーションは、撮像部23で撮影した撮像データに、撮影した位置を示す位置情報を付加して保存する。
ステップS32では、制御部20は、タイムアップしたか否かを判定する。すなわち、申請した使用時間に達したか否かを判定する。そして、まだタイムアップしていない場合には(ステップS32のNO)、ステップS26に戻り、ステップS26〜S32を、タイムアップするまで繰り返す。利用者は、タイムアップするまで、撮影アプリケーションを用いて撮影を続けることができる。利用者が撮影する度に、撮影した撮像データには撮影時の位置を示す位置情報が付加されて記憶部26に保存される。なお、アプリケーション使用中には、経過時間、または残り時間、あるいは双方を報知(表示)するようにしてもよい。一方、タイムアップした場合には(ステップS32のYES)、ステップS34に進む。
ステップS34では、制御部20は、起動していた(撮影)アプリケーションを停止(終了)する。この結果、撮影アプリケーションは、利用できなくなる。
ステップS36では、制御部20は、第1受信部22および第1送信部21を介して、管理装置(サーバ)100との間で通信確立の手続きを行う。
ステップS38では、制御部20は、管理装置(サーバ)100との間で通信が確立したか否かを判定する。そして、管理装置(サーバ)100との間で通信が確立した場合には(ステップS38のYES)、ステップS40に進む。一方、通信が確立しない場合には(ステップS38のNO)、図4のステップS48に進む。
ステップS40では、制御部20は、第1送信部21を介して、記憶部26に保存した、位置情報が付加された取得情報(撮像データ)を管理装置(サーバ)100に送信する。
ステップS42では、制御部20は、管理装置(サーバ)100に送信し終えた取得情報(撮像データ)を削除する。
ステップS44では、制御部20は、記憶部26に保存した全ての取得情報(撮像データ)を管理装置(サーバ)100に送信したか否かを判定する。そして、未送信の取得情報(撮像データ)が残っている場合には(ステップS44のNO)、ステップS40に戻り、ステップS40〜S44を繰り返すことで、記憶部26に保存した全ての取得情報(撮像データ)を管理装置(サーバ)100に送信する。そして、送信し終えた取得情報(撮像データ)は、全て削除される。
ステップS46では、制御部20は、管理装置(サーバ)100との通信を切断する。そして、当該処理を終了する。
この結果、携帯端末200には、取得情報(撮像データ)が残ることはない。取得情報の中には、上述したように、外部に漏洩してはいけない機密情報が含まれている可能性があるが、管理装置(サーバ)200に転送しているため、取得情報(撮像データ)が携帯端末200から漏洩することはない。
何らかの理由で管理装置(サーバ)100と通信できず、機密情報が含まれている可能性がある取得情報(撮像データ)を管理装置(サーバ)100に送信することができない場合(ステップS38:NO)は、以下のように処理する。すなわち、位置情報を付加した取得情報(撮像データ)を、申請時などに管理装置(サーバ)100から受信した暗号鍵で所定の暗号化方法に従って暗号化して記憶部に保存する(ステップS48)。なお、暗号化方法は、周知の手法を用いればよく、本実施形態では限定しない。
ステップS50では、制御部20は、全ての取得情報(撮像データ)を暗号化したか否かを判定する。そして、まだ暗号化していない取得情報(撮像データ)がある場合には(ステップS50のNO)、ステップS48に戻り、取得情報(撮像データ)の暗号化を継続する。一方、全ての取得情報(撮像データ)の暗号化が終了した場合には(ステップS50のYES)、当該処理を終了する。これにより、携帯端末200を持ち帰っても、記憶部26に保存された画像を見ることはできない。
その後、制御部20は、所定の時間間隔で繰り返し、管理装置(サーバ)100との通信を試み(ステップS36に進む)、通信が確立したら、暗号化された取得情報(撮像データ)を、管理装置(サーバ)100に送信する(ステップS40)。つぎに、制御部20は、送信し終えた取得情報(撮像データ)を削除する(ステップS42)。また、管理装置(サーバ)100に送信された暗号化された取得情報(撮像データ)は、管理装置(サーバ)100にて復号化される。
したがって、アプリケーション終了後、直ぐに管理装置(サーバ)100に取得情報(撮像データ)を送信できなくても、制御部20は、通信が確立した時点で、取得情報(撮像データ)を送信することになる。これにより、取得情報(撮像データ)が携帯端末200から漏洩することを防ぐことができる。
次に、本実施形態の管理装置(サーバ)100の動作について説明する。
図5は、本実施形態の管理装置(サーバ)100の動作(使用可否判定処理)を説明するためのフローチャートである。図5に示すフローチャートは、携帯端末200からの使用申請情報に基づいて使用許可とするか使用不可とするかを決定する処理を示す。
ステップS60では、制御部11は、第2受信部10を介して、携帯端末200からの使用申請情報を受信したか否かを判定する。そして、使用申請情報を受信していない場合には(ステップS60のNO)、ステップS60に戻り、待機状態とする。一方、携帯端末200からの使用申請情報を受信した場合には(ステップS60のYES)、ステップS62に進む。
ステップS62では、可否判定部111は、使用条件(アプリ、使用時間)と、位置情報とに基づいて、記憶部13の許可/禁止領域情報131を参照する。
ステップS64では、可否判定部111は、当該携帯端末200が許可領域にいるか否かに基づいて、申請されたアプリケーションが使用可であるかを判定する。そして、使用可である場合、すなわち許可領域にいる場合には(ステップS64のYES)、ステップS66に進む。一方、使用不可である場合、すなわち禁止領域にいる場合には(ステップS64のNO)、ステップS70に進む。
ステップS66では、可否判定部111は、申請されたアプリケーションの使用を許可することを示す使用許可情報を生成する。
ステップS68では、可否判定部111は、第2送信部15を介して、当該携帯端末200に使用許可情報を送信する。その後、当該処理を終了する。
ステップS70では、可否判定部111は、申請されたアプリケーションの使用を不可することを示す使用不可情報を生成する。
ステップS72では、可否判定部111は、第2送信部15を介して、当該携帯端末200に使用不可情報を送信する。その後、当該処理を終了する。
このように、管理装置(サーバ)100は、使用申請情報を受信すると、使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、使用申請を行った携帯端末200が申請されたアプリケーションを使用してもよい許可領域にいるのか、禁止領域にいるのかを判定する。そして、使用申請を行った携帯端末200が許可領域にいる場合に、当該携帯端末200に対して使用許可情報を送信する。従って、禁止領域でのアプリケーションの使用を禁止するので、禁止領域における機密情報の漏洩を防止することができるとともに、許可領域でのアプリケーション使用が可能となるので、利便性を向上させることができる。
図6は、本実施形態の管理装置(サーバ)100の動作(情報管理処理)を説明するためのフローチャートである。図6に示すフローチャートは、携帯端末200が取得した取得情報を収集して管理する情報管理処理を示す。
ステップS80では、制御部11は、携帯端末200から通信確立要求を受信したか否かを判定する。そして、通信確立要求を受信していない場合には(ステップS80のNO)、ステップS80に戻り、待機状態とする。一方、携帯端末200から通信確立要求を受信した場合には(ステップS80のYES)、ステップS82に進む。
ステップS82では、制御部11は、通信確立要求を送信してきた携帯端末200と通信を確立する。但し、通信回線上の何らかの障害等で携帯端末200との通信回線を確立できない場合もあることは前述した通りである。この場合、所定時間経過後、携帯端末200から再度通信確立要求が送信されてくる。
ステップS84では、制御部11は、携帯端末200から取得情報(撮像データ)を受信したか否かを判定する。そして、携帯端末200から取得情報(撮像データ)を受信していない場合には(ステップS84のNO)、ステップS84で待機する。一方、携帯端末200から取得情報(撮像データ)を受信した場合には(ステップS84のYES)、ステップS86に進む。
ステップS86では、制御部11は、携帯端末200から受信した取得情報(撮像データ)を記憶部13に保存する。
ステップS88では、全ての取得情報(撮像データ)を受信したか否かを判定する。そして、まだ受信していない取得情報(撮像データ)がある場合には(ステップS88のNO)、ステップS84に戻り、ステップS84〜S88を繰り返し実行することで、携帯端末200から全ての取得情報(撮像データ)を受信する。一方、全ての取得情報(撮像データ)を受信した場合には(ステップS88のYES)、ステップS90に進む。
ステップS90では、制御部11は、記憶部13に保存した取得情報(撮像データ)から位置情報を抽出する。
ステップS92では、抽出した位置情報に基づいて、記憶部13の許可/禁止領域情報131を参照し、許可領域であるか否かを判定する。そして、許可領域で取得された取得情報(撮像データ)である場合には(ステップS92のYES)、ステップS94に進む。一方、禁止領域で取得された取得情報(撮像データ)である場合には(ステップS92のNO)、ステップS96に進む。
ステップS94では、制御部11は、許可領域で取得された取得情報(撮像データ)を使用可に設定する。
ステップS96では、制御部11は、禁止領域で取得された取得情報(撮像データ)を使用不可に設定する。
ステップS98では、制御部11は、全ての取得情報について使用可否を設定したか否かを判定する。そして、まだ使用可否を設定していない取得情報(撮像データ)がある場合には(ステップS98のNO)、ステップS90に戻り、次の取得情報(撮像データ)について上述した処理を繰り返す。一方、全ての取得情報(撮像データ)に対して使用可否を設定した場合には(ステップS98のYES)、当該処理を終了する。
このように、管理装置(サーバ)100は、携帯端末200が取得した全ての取得情報を取り込むので、携帯端末200から情報が漏洩することはない。
また、管理装置(サーバ)100は、取得情報に付加されている位置情報に基づいて、当該取得情報が許可領域で取得されたものであるかを判定し、許可領域で取得された取得情報に対して、閲覧等が可能な使用可に設定する。この結果、携帯端末200が取得した取得情報に、上述した理由により、禁止領域で取得された機密情報が含まれていたとしても、外部への漏洩を防止することができる。
なお、使用可とした取得情報(許可領域で取得された情報)については、情報の種類、取得場所(位置情報)などに応じて、閲覧のみ許可したり、複写を許可したりするなど、使用目的を決定するようにしてもよい。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述した携帯端末200および情報管理システム1000では、携帯端末200が取得した位置情報を管理装置100に送信して、管理装置100において機能部の動作の禁止の可否判定を行うことを例示した。これに代えて、携帯端末200の制御部20が、管理装置100からネットワーク300を介して受信した使用許可情報(上述の許可位置リスト情報)を参照し、位置情報取得部25が取得した位置情報に基づいて機能部の動作の禁止を解除することの可否を判定してもよい。そして、この判定の結果に基づいて機能部を動作させるよう制御してもよい。
かかる変形例によれば、携帯端末200が管理装置100から許可位置リスト情報を予め受信しておくことで、通信環境の悪い場所でも携帯端末200の使用許可を判定して所定の機能部の動作の禁止を解除することができる。また、上記実施形態では使用申請情報を受信して以降に携帯端末200が禁止エリアに移動する可能性があるが、上記変形例では可否判定を携帯端末200で行うため、携帯端末200の移動に伴ってリアルタイムに機能部の動作を再度禁止することが可能である。
また、携帯端末200の送信部(第1送信部21)は、携帯端末200またはこの携帯端末200の利用者を示す識別情報を、ネットワーク300を介して管理装置100に送信してもよい。携帯端末200の受信部(第1受信部22)は、管理装置100からネットワーク300を介して、上記の識別情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する。そして、制御部20は、受信部(第1受信部22)によって使用許可情報を受信したことを契機に、機能部を所定時間だけ動作させるよう制御してもよい。
かかる変形例によれば、システム開発者や企業の代表者など、例外的に機能部の動作を常時許可すべき利用者を特定して、携帯端末200の位置に依らず機能部の禁止を解除することが可能である。
また、たとえば上記実施形態において、携帯端末200は、GPS機能部(位置情報取得部25)で現在位置を示す位置情報を取得するようにしたが、これに限られない。禁止領域(または許可領域)でWi−Fiのアクセスポイント(AP)にアクセスし、そのAPのSSID(Service Set Identifier)を管理装置(サーバ)100に送信し、禁止領域(または許可領域)であることを判定するようにしてもよい。
あるいは、携帯端末200が、禁止領域(または許可領域)であることを示す発信装置からBluetooth(登録商標)経由でその信号を受信し、管理装置(サーバ)100に送信し、禁止領域(または許可領域)であることを判定するようにしてもよい。この場合、10m程度の位置精度が実現する。Bluetooth(登録商標)機能をOFFにしている場合には使用申請情報を送信できないようにしておいてもよい。
あるいは、従業員証のICカードが施設の入退室ゲートの通過記録機能を備えている場合には、携帯端末200が該ICカードと通信して自身の位置情報としてもよい。
また、ネットワークが遮断されたら、制御アプリをOFFにする。禁止エリア判定を回避することを許容しない。
また、上記実施形態において、管理装置(サーバ)100は、撮像データに付された位置情報(撮影場所)に基づいて、撮影場所が禁止領域ではないことを判定したが、これに限られない。撮影されたくない被写体が特定されている場合には、被写体またはその近傍にAR(Augmented Reality:拡張現実)マーカなどの小さなパターンマークを付しておいてもよい。管理装置(サーバ)100は、撮像データにこのパターンマークが写っていた場合、その撮像データを閲覧・複写不可とする。
また、上記実施形態において、アプリケーションの使用予定時間は、固定値としたり、予め複数の使用時間リストを用意しておいて利用者に選択させたりしたが、本発明はこれに限られない。携帯端末200の位置情報に基づく現在位置と最も近い禁止領域との距離を算出し、その距離が短いときは使用予定時間の許容最大値を小さく設定し、距離が長いときは使用予定時間の許容最大値を長く設定してもよい。これにより、使用許可を受けてから禁止領域に移動して機密情報を取得することを防止することができる。
また、上記実施形態においては、アプリケーション毎に運用ルールは異なってもよく、例えば、撮像部23を利用するアプリケーションの禁止領域と、録音部24を利用するアプリケーションの禁止領域とは異なってもよい。言い換えると、禁止領域に応じて、撮影は禁止であるが、録音は許可であってもよいし、その逆であってもよい。
また、上記実施形態において、使用許可を受けたあと、使用予定時間が終了するまでの間、間欠的に携帯端末200の位置情報を更新取得し、禁止領域に移動していないことを判定するようにしてもよい。この場合、使用予定時間が終了する前であっても、禁止領域に移動していたら、アプリケーションを強制的に終了するようにしてもよい。
本発明の管理装置(サーバ)100および携帯端末200は、コンピュータプログラムを読み取って対応する処理動作を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定の処理動作を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。そして、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、たとえば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。そして、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、一つの構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本発明の構成要素(記憶部13、記憶部26)がデータを記憶するとは、本発明の装置が、データを記憶する機能を有することを意味しており、当該データが常に格納されていることを必ずしも要しない。
本発明の情報管理方法に含まれる複数の工程は、本発明に支障のない範囲で順序を変更することができ、また複数の工程の一部または全部が互いに重複するタイミングで実行されることを許容する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)ネットワークを介して情報管理装置に接続された携帯端末であって、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、前記携帯端末が備える複数の機能部の一部の動作を禁止しておく制御手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、前記受信手段は、前記制御手段による前記機能部の動作の禁止を解除する使用許可情報を前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信し、前記制御手段は、前記位置情報および前記使用許可情報に基づいて、前記機能部を所定時間だけ動作させるよう制御することを特徴とする携帯端末。
(2)前記機能部としての情報取得手段と、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報が付加された、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する送信手段と、を更に備え、前記受信手段が、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信し、前記制御手段が、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する上記(1)に記載の携帯端末。
(3)前記制御手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信した前記使用許可情報を参照し、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づいて前記機能部の動作の禁止を解除することの可否を判定し、前記判定の結果に基づいて前記機能部を動作させるよう制御する上記1または2に記載の携帯端末。
(4)前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記携帯端末または前記携帯端末の利用者を示す識別情報を送信する送信手段を更に備え、前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記識別情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信し、前記制御手段は、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記機能部を所定時間だけ動作させるよう制御する上記(1)から(3)のいずれかに記載の携帯端末。
(5)前記位置情報取得手段が、人工衛星から受信した信号に基づいて算出される位置情報を、前記現在位置を示す位置情報として取得する上記(1)から(4)のいずれかに記載の携帯端末。
(6)前記位置情報取得手段が、前記情報取得手段の使用が許可される許可領域、または前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に敷設されている、通信可能な無線アクセスポイントの識別情報を、前記現在位置を示す位置情報として取得する上記(1)から(4)のいずれかに記載の携帯端末。
(7)前記制御手段が、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御手段を更に備える上記(1)から(6)のいずれかに記載の携帯端末。
(8)前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて取得した情報を、所定の暗号化手順に従って暗号化する暗号化手段を更に備える上記(1)から(6)のいずれかに記載の携帯端末。
(9)ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とからなる情報管理システムであって、前記携帯端末は、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、複数の機能部と、複数の前記機能部の一部の動作を禁止しておく制御手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、前記情報管理装置は、前記制御手段による前記機能部の動作の禁止を解除させる使用許可情報を前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して送信する送信手段を備え、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報と、前記情報管理装置から前記携帯端末に送信された前記使用許可情報と、に基づいて前記制御手段が前記機能部の動作の禁止を解除して前記機能部を所定時間だけ動作させることを特徴とする情報管理システム。
(10)前記制御手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信した前記使用許可情報を参照し、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づいて前記機能部の動作の禁止を解除することの可否を判定し、前記判定の結果に基づいて前記機能部を動作させるよう制御する上記(9)に記載の情報管理システム。
(11)前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記携帯端末または前記携帯端末の利用者を示す識別情報を送信する送信手段を更に備え、前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記識別情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信し、前記制御手段は、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記機能部を所定時間だけ動作させるよう制御する上記(9)または(10)に記載の情報管理システム。
(12)前記携帯端末は、前記機能部としての情報取得手段と、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報が付加された、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する第1送信手段と、を更に備え、前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する第1送信手段であり、前記制御手段は、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御し、前記情報管理装置は、前記携帯端末からの使用申請情報を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信された使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記情報取得手段の動作を許可するか否かを判定する可否判定手段と、を更に備え、前記送信手段は、前記可否判定手段によって前記情報取得手段の動作を許可すると判定された場合に、前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して使用許可情報を送信する第2送信手段であることを特徴とする上記(9)から(11)のいずれかに記載の情報管理システム。
(13)前記情報管理装置は、前記情報取得手段の使用を許可する許可領域情報または前記情報取得手段の使用を禁止する禁止領域情報の少なくとも一方を記憶する記憶手段を更に備え、前記可否判定手段は、前記使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている、前記許可領域情報または前記禁止領域情報の少なくとも一方を参照することにより、前記情報取得手段の動作を許可するか否かを判定することを特徴とする上記(12)に記載の情報管理システム。
(14)前記携帯端末は、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させている間に取得した前記情報の取得時に、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報を前記情報に付加し、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御手段を更に備え、前記情報管理装置は、前記携帯端末から転送されてくる、前記情報取得手段によって取得された情報に付加されている前記位置情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている、前記許可領域情報または前記禁止領域情報の少なくとも一方を参照することにより、該情報の使用可/不可を設定する使用可否設定手段を更に備えることを特徴とする上記(13)に記載の情報管理システム。
(15)前記携帯端末が、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させている間に取得した前記情報を暗号化する暗号化手段を更に備える上記(14)に記載の情報管理システム。
(16)機能部を備える携帯端末にネットワークを介して接続された情報管理装置であって、前記携帯端末から現在位置を示す位置情報が付加された使用申請情報を受信する受信手段と、前記機能部の使用を許可する許可領域情報または前記機能部の使用を禁止する禁止領域情報の少なくとも一方を記憶する記憶手段と、前記使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている、前記許可領域情報または前記禁止領域情報の少なくとも一方を参照することにより、前記携帯端末が備える前記機能部の動作を許可するか否かを判定する可否判定手段と、前記可否判定手段によって前記機能部の動作を許可すると判定された場合に、前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して使用許可情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする情報管理装置。
(17)ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とを用いて行う情報管理方法であって、前記携帯端末の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記携帯端末に備えられている機能部の使用を申請する使用申請情報に前記位置情報を付加し、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対して送信する使用申請情報送信ステップと、前記携帯端末からの使用申請情報を前記情報管理装置で受信する使用申請情報受信ステップと、前記使用申請情報受信ステップで受信された使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記携帯端末が備えている前記機能部の動作を許可するか否かを、前記情報管理装置で判定する可否判定ステップと、前記可否判定ステップで前記機能部の動作を許可すると判定した場合に、前記情報管理装置から前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して使用許可情報を送信する使用許可情報送信ステップと、前記使用申請情報に対する使用許可情報を、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記携帯端末で受信する使用許可情報受信ステップと、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記携帯端末が備えている前記機能部の動作を禁止しておき、前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記機能部を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する制御ステップと、を含む情報管理方法。
(18)ネットワークを介して情報管理装置に接続され、機能部を備える携帯端末のコンピュータを用いて情報管理処理を行うためのプログラムであって、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得処理と、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対し、前記機能部の使用を申請する、前記位置情報が付加された使用申請情報を送信する送信処理と、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する受信処理と、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記機能部の動作を禁止し、前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記機能部を所定時間だけ動作させるよう制御する制御処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
10 受信部(第2受信部)
11 制御部
13 記憶部
15 送信部(第2送信部)
20 制御部
21 送信部(第1送信部)
22 受信部(第1受信部)
23 情報取得部(撮像部)
24 情報取得部(録音部)
25 位置情報取得部
26 記憶部
27 メール機能部
28 ネットワーク接続部
29 センサ機能部
30 汎用機能部
100 管理装置(サーバ)
111 可否判定部
112 使用可否設定部
131 許可/禁止領域情報
200 携帯端末
201 転送制御部
202 暗号化部
300 ネットワーク
1000 情報管理システム
本発明によれば、ネットワークを介して情報管理装置に接続された携帯端末であって、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、前記携帯端末が備える情報取得手段の動作を禁止または許可しておく制御手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、前記受信手段は、前記制御手段による前記情報取得手段の動作の禁止を解除する使用許可情報または前記情報取得手段の動作を禁止する使用不可情報を前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信し、前記制御手段は、前記使用許可情報または前記使用不可情報に基づいて、前記情報取得手段を動作または終了させるよう制御し、前記位置情報取得手段は、前記受信手段が前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信したあと、前記位置情報を間欠的に取得し、前記制御手段は、前記間欠的に取得した前記位置情報と前記使用許可情報または前記使用不可情報とに基づいて、前記情報取得手段の使用が許可される許可領域から前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に前記携帯端末が移動しているか否かを判定し、前記携帯端末が前記許可領域にいると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を許可し、前記携帯端末が前記禁止領域に移動していると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を禁止することを特徴とする携帯端末が提供される。
また、本発明によれば、ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とからなる情報管理システムであって、前記携帯端末は、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、情報取得手段と、前記情報取得手段の動作を禁止または許可しておく制御手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、前記情報管理装置は、前記制御手段による前記情報取得手段の動作の禁止を解除させる使用許可情報または前記情報取得手段の動作を禁止する使用不可情報を前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して送信する送信手段を備え、前記位置情報ならびに前記情報管理装置から前記携帯端末に送信された前記使用許可情報または前記使用不可情報に基づいて、前記制御手段は前記情報取得手段の動作の禁止または許可を解除して前記情報取得手段を動作または終了させ、前記位置情報取得手段は、前記受信手段が前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信したあと、前記位置情報を間欠的に取得し、前記制御手段は、前記間欠的に取得した前記位置情報と前記使用許可情報または前記使用不可情報とに基づいて、前記情報取得手段の使用が許可される許可領域から前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に前記携帯端末が移動しているか否かを判定し、前記携帯端末が前記許可領域にいると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を許可し、前記携帯端末が前記禁止領域に移動していると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を禁止することを特徴とする情報管理システムが提供される。
上記発明にかかる情報管理システムにおいて、前記携帯端末は、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報が付加された、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する第1送信手段を更に備え、前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する前記使用許可情報を受信する第1受信手段であり、前記制御手段は、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御し、前記情報管理装置は、前記携帯端末からの使用申請情報を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段によって受信された使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記情報取得手段の動作を許可するか否かを判定する可否判定手段と、を更に備え、前記送信手段は、前記可否判定手段によって前記情報取得手段の動作を許可すると判定された場合に、前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して前記使用許可情報を送信する第2送信手段であってもよい。
また、本発明によれば、ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とを用いて行う情報管理方法であって、前記携帯端末に備えられている情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対して送信する使用申請情報送信ステップと、前記携帯端末からの使用申請情報を前記情報管理装置で受信する使用申請情報受信ステップと、前記使用申請情報受信ステップで受信された使用申請情報に基づいて、前記携帯端末が備えている前記情報取得手段の動作を許可するかまたは禁止するかを、前記情報管理装置で判定する可否判定ステップと、前記可否判定ステップの判定結果に基づいて、前記情報管理装置から前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して使用許可情報または使用不可情報を送信する使用許可情報送信ステップと、前記使用申請情報に対する前記使用許可情報または前記使用不可情報を、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記携帯端末で受信する使用許可情報受信ステップと、前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段の動作を許可または禁止させるよう制御する制御ステップと、を含み、前記携帯端末が前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信したあと、前記携帯端末の現在位置を示す位置情報を間欠的に取得し、前記間欠的に取得した前記位置情報と前記使用許可情報または前記使用不可情報とに基づいて、前記情報取得手段の使用が許可される許可領域から前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に前記携帯端末が移動しているか否かを判定し、前記携帯端末が前記許可領域にいると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を許可し、前記携帯端末が前記禁止領域に移動していると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を禁止することを特徴とする情報管理方法が提供される。
また、本発明によれば、ネットワークを介して情報管理装置に接続され、情報取得手段を備える携帯端末のコンピュータを用いて情報管理処理を行うためのプログラムであって、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対し、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する送信処理と、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する受信処理と、前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段の動作を許可または禁止させるよう制御する制御処理と、前記携帯端末が前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信したあと、前記携帯端末の現在位置を示す位置情報を間欠的に取得し、前記間欠的に取得した前記位置情報と前記使用許可情報または前記使用不可情報とに基づいて、前記情報取得手段の使用が許可される許可領域から前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に前記携帯端末が移動しているか否かを判定し、前記携帯端末が前記許可領域にいると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を許可し、前記携帯端末が前記禁止領域に移動していると判定されたときは前記情報取得手段の前記動作を禁止する処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。

Claims (18)

  1. ネットワークを介して情報管理装置に接続された携帯端末であって、前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、前記携帯端末が備える情報取得手段の動作を禁止または許可しておく制御手段と、を備え、
    前記受信手段は、前記制御手段による前記情報取得手段の動作の禁止を解除する使用許可情報または前記情報取得手段の動作を禁止する使用不可情報を前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信し、
    前記制御手段は、前記使用許可情報または前記使用不可情報に基づいて、前記情報取得手段を動作または終了させるよう制御し、
    前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御手段を備え、
    前記制御手段は、取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して暗号鍵を受信しておき、
    前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を前記暗号鍵で所定の暗号化手順に従って暗号化する暗号化手段を更に備え、
    前記制御手段は、取得した前記情報が前記暗号化手段に暗号化されたか否かを判定し、前記暗号化された前記情報を前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送させ、かつ転送し終えた前記情報を削除する請求項1に記載の携帯端末。
  3. 記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記ネットワークを介して前記情報管理装置と通信できない場合に前記情報を前記暗号化手段により前記暗号鍵で暗号化し、暗号化された前記情報を前記記憶手段に保存する請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記ネットワークを介して前記情報管理装置との通信が確立されたとき、前記制御手段は、前記記憶手段に保存された前記暗号化された前記情報を前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送させ、かつ転送し終えた前記暗号化された前記情報を削除する請求項3に記載の携帯端末。
  5. 現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、
    前記受信手段は、前記使用許可情報を前記情報管理装置から受信し、
    前記受信手段が前記使用許可情報を受信したあと、前記位置情報取得手段は前記位置情報を間欠的に取得し、
    前記制御手段は、前記位置情報および前記使用許可情報に基づいて、前記動作が禁止されている前記情報取得手段を動作させるよう制御し、かつ、前記間欠的に取得した前記位置情報および前記使用許可情報に基づいて、前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に前記携帯端末が移動しているか否かを判定し、前記携帯端末が前記禁止領域に移動していると判定されたとき、動作している前記情報取得手段の前記動作を終了させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯端末。
  6. 現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報が付加された、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する送信手段と、を更に備え、
    前記受信手段が、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信し、
    前記制御手段が、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御する請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯端末。
  7. 現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、
    前記受信手段は、前記使用許可情報を前記情報管理装置から受信し、
    前記制御手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信した前記使用許可情報を参照し、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づいて前記情報取得手段の動作の禁止を解除することの可否を判定し、前記判定の結果に基づいて前記情報取得手段を動作させるよう制御する請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯端末。
  8. 前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記携帯端末または前記携帯端末の利用者を示す識別情報を送信する送信手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記識別情報に対する前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信し、
    前記制御手段は、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を動作させるよう制御する請求項1から7のいずれか一項に記載の携帯端末。
  9. 現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、
    前記位置情報取得手段が、前記情報取得手段の使用が許可される許可領域、または前記情報取得手段の使用が禁止される禁止領域に敷設されている、通信可能な無線アクセスポイントの識別情報を、前記現在位置を示す位置情報として取得する請求項1から8のいずれか一項に記載の携帯端末。
  10. ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とからなる情報管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記ネットワークを介して前記情報管理装置から情報を受信する受信手段と、情報取得手段と、前記情報取得手段の動作を禁止または許可しておく制御手段と、を備え、
    前記情報管理装置は、
    前記制御手段による前記情報取得手段の動作の禁止を解除させる使用許可情報または前記情報取得手段の動作を禁止する使用不可情報を前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して送信する送信手段を備え、
    前記情報管理装置から前記携帯端末に送信された前記使用許可情報または前記使用不可情報に基づいて、前記制御手段は前記情報取得手段の動作の禁止または許可を解除して前記情報取得手段を動作または終了させ、
    前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御手段を備え、
    前記制御手段は、取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除することを特徴とする情報管理システム。
  11. 前記情報管理装置の前記送信手段は、前記ネットワークを介して前記携帯端末に対して暗号鍵を送信し、
    前記携帯端末の前記受信手段は、前記暗号鍵を受信し、
    前記携帯端末の前記制御手段は、前記情報取得手段を動作させて取得した情報を前記暗号鍵で所定の暗号化手順に従って暗号化する暗号化手段を更に備え、
    前記制御手段は、取得した前記情報が前記暗号化手段に暗号化されたか否かを判定し、前記暗号化された前記情報を前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送させ、かつ転送し終えた前記情報を削除し、
    前記情報管理装置は、転送された前記情報を受信して復号化する請求項10に記載の情報管理システム。
  12. 前記携帯端末は、
    現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報が付加された、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する第1送信手段と、を更に備え、
    前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信する第1受信手段であり、
    前記制御手段は、前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を所定時間だけ動作させて情報を取得するよう制御し、
    前記情報管理装置は、
    前記携帯端末からの使用申請情報を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信された使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記情報取得手段の動作を許可するか否かを判定する可否判定手段と、を更に備え、
    前記送信手段は、前記可否判定手段によって前記情報取得手段の動作を許可すると判定された場合に、前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して前記使用許可情報を送信する第2送信手段である
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の情報管理システム。
  13. 前記情報管理装置は、
    前記情報取得手段の使用を許可する許可領域情報または前記情報取得手段の使用を禁止する禁止領域情報の少なくとも一方を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記可否判定手段は、前記使用申請情報に付加された位置情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている、前記許可領域情報または前記禁止領域情報の少なくとも一方を参照することにより、前記情報取得手段の動作を許可するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報管理システム。
  14. 前記制御手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して受信した前記使用許可情報を参照し、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づいて前記情報取得手段の動作の禁止を解除することの可否を判定し、前記判定の結果に基づいて前記情報取得手段を動作させるよう制御する請求項12または13に記載の情報管理システム。
  15. 前記携帯端末は、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に、前記携帯端末または前記携帯端末の利用者を示す識別情報を送信する送信手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記識別情報に対する前記使用許可情報または前記使用不可情報を受信し、
    前記制御手段は、前記受信手段によって前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を動作させるよう制御する請求項10から14のいずれか一項に記載の情報管理システム。
  16. 前記携帯端末は、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、
    前記転送制御手段は、前記情報取得手段を動作させている間に取得した前記情報の取得時に、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報を前記情報に付加し、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送し、
    前記情報管理装置は、前記携帯端末から転送されてくる、前記情報取得手段によって取得された情報に付加されている前記位置情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている、前記許可領域情報または前記禁止領域情報の少なくとも一方を参照することにより、該情報の使用可/不可を設定する使用可否設定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報管理システム。
  17. ネットワークを介して互いに接続された携帯端末と情報管理装置とを用いて行う情報管理方法であって、
    前記携帯端末に備えられている情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対して送信する使用申請情報送信ステップと、
    前記携帯端末からの使用申請情報を前記情報管理装置で受信する使用申請情報受信ステップと、
    前記使用申請情報受信ステップで受信された使用申請情報に基づいて、前記携帯端末が備えている前記情報取得手段の動作を許可するか否かを、前記情報管理装置で判定する可否判定ステップと、
    前記可否判定ステップで前記情報取得手段の動作を許可すると判定した場合に、前記情報管理装置から前記携帯端末に対して前記ネットワークを介して使用許可情報を送信する使用許可情報送信ステップと、
    前記使用申請情報に対する使用許可情報を、前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記携帯端末で受信する使用許可情報受信ステップと、
    前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記携帯端末が備えている前記情報取得手段の動作を禁止しておき、前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を動作させて情報を取得するよう制御する制御ステップと、
    前記情報取得手段を動作させて取得した前記情報を、前記携帯端末に備えられている転送制御手段が前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御ステップと、
    取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除するステップと、
    を含む情報管理方法。
  18. ネットワークを介して情報管理装置に接続され、情報取得手段および転送制御手段を備える携帯端末のコンピュータを用いて情報管理処理を行うためのプログラムであって、
    前記ネットワークを介して前記情報管理装置に対し、前記情報取得手段の使用を申請する使用申請情報を送信する送信処理と、
    前記情報管理装置から前記ネットワークを介して、前記使用申請情報に対する使用許可情報または使用不可情報を受信する受信処理と、
    前記使用許可情報を受信していない状況にあっては、前記情報取得手段の動作を禁止し、前記使用許可情報を受信したことを契機に、前記情報取得手段を動作させるよう制御する制御処理と、
    前記情報取得手段を動作させて取得した情報を、前記ネットワークを介して前記情報管理装置に転送する転送制御処理と、
    取得した前記情報が前記転送制御手段により前記情報管理装置に転送されたか否かを判定し、かつ転送し終えた前記情報を削除する処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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