JP2005142238A - 光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システム - Google Patents

光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システム Download PDF

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JP2005142238A JP2003374923A JP2003374923A JP2005142238A JP 2005142238 A JP2005142238 A JP 2005142238A JP 2003374923 A JP2003374923 A JP 2003374923A JP 2003374923 A JP2003374923 A JP 2003374923A JP 2005142238 A JP2005142238 A JP 2005142238A
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Abstract

【課題】 半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどの高速伝送が要求される光伝送システムに適用することができ、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる光モジュールなどを提供する。
【解決手段】 ステム103と、ステムに取り付けられたヒートシンク107と、ヒートシンクに接続され、配線パターン109を有するサブマウント102と、配線パターン上に配置され、サブマウントと接続された発光素子100と、薄膜抵抗101と、駆動電流を供給するため配線パターンに接続されたリードピン104と、供給された駆動電流をグランドに落とすグランドピン105とを備え、グランドピンが外部基板200のグランドと接続される光モジュールにおいて、グランドピンは外部基板のグランドと面接続される形状である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信機器や光ディスク機器などで用いられる光モジュールなどに関し、特にキャンパッケージ型(ステム型)と呼ばれる光モジュール、光モジュールを含む光送信装置、及び光送信装置を含む光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システムに関する。
従来から光モジュールとして様々なものが開発されてきた。従来の光モジュールについて図7を用いて説明する。図7は従来の光モジュールの構成を示す図である。図7に示すように、光モジュールは、ステム703と、ステム703に導電的に取り付けられたブロック707と、ブロック707と導電的に接続されたサブマウント702と、サブマウント702上に配置された半導体レーザ素子700及び薄膜抵抗体701と、半導体レーザ素子700に対向するようにステム703に取り付けられ、半導体レーザ素子700の出力をモニタリングして制御する受光素子710と、半導体レーザ素子700へ高周波信号を入力するリードピン704と、リードピン704から入力された高周波信号をグランドに落とすグランドピン705と、受光素子710に制御信号を入力するリードピン706と、リードピン704、706をステム703から絶縁するガラス708とを備えている。さらに、サブマウント702上には薄膜抵抗体701及び半導体レーザ素子700を配置したマイクロストリップライン709又はメタライズされた配線が形成されている。マイクロストリップライン709又はメタライズされた配線の一端にリードピン704を接続し、他端にグランドピン705を接続することにより、高周波信号の反射及び歪みがなくなり、かつ高速のレーザ光による光伝送を行うことができる。このような光モジュールが下記の特許文献1に開示されている。
特開2000−353846号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に開示されている光モジュールを不図示の外部基板に搭載すると、光モジュール内の半導体レーザ素子700のグランドと不図示の外部基板のグランドとの間に寄生インダクタンス成分が発生するため、10Gb/sなどのより高速な伝送速度が要求される光伝送システムには適用することができないという問題があった。また、グランドピン705と不図示の外部基板との接続面積が小さいため、光モジュールで発生する熱を効率良く不図示の外部基板に伝導することができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができ、また光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ステムと、前記ステムに導電的に取り付けられたヒートシンクと、前記ヒートシンクに導電的に接続され、誘電体材料からなる配線パターンを有するサブマウントと、前記サブマウント上の前記配線パターン上に配置され、前記サブマウントと導電的に接続された発光素子と、前記サブマウント上の前記配線パターン上に配置された薄膜抵抗と、前記ステムを貫通して固定され、前記薄膜抵抗を介して前記発光素子に駆動電流を供給するため前記配線パターンに導電的に接続されたリードピンと、前記ステムに導電的に接続され、前記リードピンから前記薄膜抵抗を介して前記発光素子に供給された前記駆動電流を前記サブマウント、前記ヒートシンク及び前記ステムを介してグランドに落とすグランドピンとを備え、前記グランドピンが、前記駆動電流を供給する駆動ICを実装した外部基板のグランドと接続される光モジュールにおいて、前記グランドピンは、前記外部基板のグランドと面接続される形状であることを特徴とする光モジュールが提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができ、また光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、上記発明の光モジュールにおける前記グランドピンが金属ブロックであることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、上記発明の光モジュールにおける前記金属ブロックの材質がコバールであることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、上記発明の光モジュールにおける前記金属ブロックの材質が鉄であることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、上記発明の光モジュールにおける前記金属ブロックの材質が銅タングステンであることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、上記発明の光モジュールにおける前記金属ブロックの材質が銅であることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、上記発明の光モジュールにおける前記グランドピンが取り外し可能であることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、製造やメンテナンスを容易にすることができる。
また、本発明によれば、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の光モジュールと、前記光モジュールを駆動する駆動ICと、前記光モジュール及び前記駆動ICを制御する制御回路とを備える光送信装置が提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができ、また光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
また、本発明によれば、請求項8に記載の光送信装置と、前記光送信装置から送信される光信号を伝搬させる光ファイバと、前記光ファイバを伝搬してくる前記光信号を電気信号に変換し、前記変換された電気信号に基づいてデータ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する光受信装置とを備え、前記光送信装置と前記光受信装置とが前記光ファイバを介して接続された光伝送システムが提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な光伝送をすることができる。
また、本発明によれば、波長が異なる光信号を出力する複数の請求項8に記載の光送信装置と、前記複数の光送信装置が出力する前記光信号を合波して出力する光合波素子とを備える光送信側装置が提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な光伝送をすることができる。
また、本発明によれば、請求項10に記載の光送信側装置と、前記光送信側装置から送信される光信号を伝搬させる光ファイバと、前記光ファイバを伝搬してくる前記光信号を波長によって複数の前記光信号に分離し、出力する分波素子と、前記分波素子によって出力される前記光信号を電気信号に変換し、前記変換された電気信号に基づいてデータ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する複数の受信装置とを備え、前記光送信側装置、前記分波素子及び前記光受信装置が前記光ファイバを介して接続された光伝送システムが提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な光伝送をすることができる。
また、本発明によれば、請求項8に記載の光送信装置と、光信号を電気信号に変換し、前記変換された電気信号に基づいてデータ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する光受信装置と、前記光送信装置から送信される前記光信号を伝搬するための光ファイバへ結合させ、前記光ファイバを伝搬してくる前記光信号を前記光受信装置へ結合させる光合分波素子とを備える一心双方向光伝送装置が提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な光伝送をすることができる。
また、本発明によれば、請求項12に記載の2つの一心双方向光伝送装置を光ファイバを介して接続させ、相対向させた一心双方向光伝送システムが提供される。この構成により、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な光伝送をすることができる。
本発明の光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システムは、上記構成を有し、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができ、また光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システムについて図1から図5を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールの構成を示す図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送システムの構成を示す図である。図3は、本発明の第1の実施の形態におけるグランドピン及び従来のグランドピンの周波数特性を示す図である。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る光送信側装置を含む光伝送システムの構成を示す図である。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る一心双方向光伝送装置を含む一心双方向光伝送システムの構成を示す図である。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送システムについて図2を用いて説明する。図2に示すように、光伝送システム206は、光送信装置203、伝送用光ファイバ204、光受信装置205から構成されている。光送信装置203は、外部基板200、駆動IC201、光モジュール202から構成されている。外部基板200に搭載された駆動IC201は、光モジュール202へ電気信号を送出する。光モジュール202は、駆動IC201から送出された電気信号により変調された光信号を生成し、伝送用光ファイバ204へ送出する。伝送用光ファイバ204内を伝搬する光信号は、光受信装置205へ入力される。光受信装置205は、入力された光信号を電気信号に変換した後、電気信号を識別し、データ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する。
次に、光モジュール202の構成について図1を用いて説明する。光モジュール202は、ステム103、ステム103に導電的に取り付けられたブロック107、ブロック107に導電的に取り付けられたサブマウント102、サブマウント102上に取り付けられたマイクロストリップライン109、マイクロストリップライン109上に配置された半導体レーザ素子100及び薄膜抵抗体101、電気信号を入力するためのリードピン104、不図示の受光素子に制御信号を入力するためのリードピン106、リードピン104及び106をステム103から絶縁させ、固定させるガラス108、リードピン104から入力された電気信号をグランドに落とすグランドピン105から構成されている。サブマウント102は、窒化アルミニウムなどにより構成され、5Ω程度の半導体レーザ素子100で発生する熱をブロック107へ放熱するものである。リードピン104へ入力された電気信号は、マイクロストリップライン109を介して薄膜抵抗体101を通じて半導体レーザ素子100へ伝わる。半導体レーザ素子100へ伝達された電気信号は、半導体レーザ素子100がサブマウント102の側面を介してブロック107に導電的に接続され、ブロック107がステム103及びグランドピン105と導通している構成のためグランドに落とされる。
グランドピン105とリードピン104及び106との間には外部基板200が挟まれており、外部基板200上の高周波パターン110とリードピン104とが、また外部基板200の不図示のグランドとグランドピン105とがそれぞれ接続されている。グランドピン105の形状は、リードピン104及び106のような円筒状ではなく直方体である。通常のキャンパッケージにおけるグランドピン105の形状は、リードピン104、106のような直径0.4mm程度の円筒状であり、このようなキャンパッケージと外部基板200とを接続させる場合、グランドの接続は円筒状のグランドピンのみで接続されることになる。この場合、キャンパッケージと外部基板200との間に寄生インダクタンス成分が発生してしまい、この寄生インダクタンス成分の影響により高周波特性は劣化する。しかし、キャンパッケージのグランドピンを図2に示すグランドピン105のような形状にすれば、グランドピン105と外部基板200のグランドとを面接続させることができる。これにより、寄生インダクタンス成分を低減させることができ、高周波特性の劣化を防ぐことができる。
ここで、グランドピンの形状が異なる場合の周波数特性を示す図3から分かるように、グランドピン105が直径0.4mmの円筒状の場合、周波数帯域が8GHz、インダクタンス成分が約1.5nHであるのに対して、グランドピン105が幅4.4mmの直方体の場合、周波数帯域が10.1GHz、インダクタンス成分が約0.45nHとなる。なお、インダクタンス成分の値は専用の解析シミュレータによって得られたものである。このときの半導体レーザ素子100の抵抗成分は5Ω、容量は0.4pFである。これにより、グランドピン105の形状を円筒状から直方体にすることにより、外部基板200のグランドと面接続させることができるため、キャンパッケージのグランドと外部基板200のグランドとの間の寄生インダクタンス成分を低減させることができることが分かる。そして、高周波特性の劣化を防ぐことができ、10Gb/sという高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができる。また、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板200に伝導させることができる。
次に、上述した光モジュールを含む光送信側装置及び光送信側装置を含む光伝送システムについて図4を用いて説明する。図4に示すように、光伝送システム403は、光送信側装置402、伝送用光ファイバ204、光分波素子401、光受信装置205a、205b、205cから構成されている。光送信側装置402は、駆動IC201a、201b、201cをそれぞれ搭載した外部基板200a、200b、200cと、光モジュール202a、202b、202cと、光合波素子400とから構成されている。光合波素子400は、光モジュール202a、202b、202cからそれぞれ出力される光信号を1本の伝送用光ファイバ204で伝送できるように合波し、合波した光信号を伝送用光ファイバ204へ送出する。伝送用光ファイバ204内を伝搬する光信号は、光分波素子401を介して光受信装置205a、205b、205cへそれぞれ入力される。このとき、光モジュール202aから出力された光信号は光受信装置205aに、光モジュール202bから出力された光信号は光受信装置205bに、光モジュール202cから出力された光信号は光受信装置205cにそれぞれ入力される。
次に、図4で説明した光伝送システム403を相対向させた一心双方向光伝送システム503について図5を用いて説明する。一心双方向光伝送システム503は、一心双方向光伝送装置502、504と、伝送用光ファイバ204とから構成されている。一心双方向光伝送装置502は、図2で説明した光送信装置203と同様の構成の光送信装置203a、203b、203cと、光受信装置205a、205b、205cと、光合分波素子500とから構成されている。一心双方向光伝送装置504に関しても一心双方向光伝送装置502と同様の構成であるため説明を省略する。
一心双方向光伝送システム503は、1本の伝送用光ファイバ204を介して、光送信装置203a、203b、203cから送出された複数の光信号と、光送信装置203d、203e、203fから送出された複数の光信号とを双方向に伝送させるものである。光合分波素子500は、光モジュール202a、202b、202cからそれぞれ出力される光信号を1本の伝送用光ファイバ204で伝送できるように合波し、合波した光信号を伝送用光ファイバ204へ送出し、また光モジュール202d、202e、202fからそれぞれ出力され、伝送用光ファイバ204内を伝搬してくる光信号を光受信装置205a、205b、205cにそれぞれ分波し、出力する。光合分波素子501も光合分波素子500と同様の構成であるため説明を省略する。
図4及び図5で説明した光伝送システム403及び一心双方向光伝送システム503の光モジュール202a〜202fに対しても、上述したような直方体の形状にしたグランドピン105を適用することにより、光モジュール202a〜202fで発生する熱を効率良く外部基板200に伝導することができる。
<第2の実施の形態>
以下に、本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールについて図6を用いて説明する。図6に示すように、光モジュールは、ステム603、ステム603に導電的に接続されたブロック607、ブロック607に取り付けられたサブマウント602、サブマウント602上に取り付けられたマイクロストリップライン609、マイクロストリップライン609上に配置された半導体レーザ素子600及び薄膜抵抗体601、電気信号を入力するためのリードピン604、不図示の受光素子に制御信号を入力するためのリードピン606、リードピン604及び606をステム603から絶縁させ、固定させるガラス608、リードピン604から入力された電気信号をグランドに落とすグランドピン605、グランドピン605に差し込み、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板613に伝導することができるグランドブロック612、グランドブロック612を差し込む際の目安となるガイド611から構成されている。
サブマウント602は、窒化アルミニウムなどにより構成され、5Ω程度の半導体レーザ素子600で発生する熱をブロック607へ放熱するものである。リードピン604へ入力された電気信号は、マイクロストリップライン609を介して薄膜抵抗体601を通じて半導体レーザ素子600へ伝わる。半導体レーザ素子600へ伝達された電気信号は、半導体レーザ素子600がサブマウント602の側面を介してブロック607に導電的に接続され、ブロック607がステム603及びグランドピン605と導通している構成のためグランドに落とされる。グランドピン605に向かって矢印の方向に差し込まれ、材質がコバールである直方体のグランドブロック612とリードピン604、606との間には外部基板613が挟まれ、固定される。また、グランドピン605のステム603側の端にはガイド611が設けられており、グランドブロック612をグランドピン605に差し込む際の目安としての役割をしている。
外部基板613上の高周波パターン610とリードピン604とが、また外部基板613の不図示のグランドとグランドブロック612とがそれぞれ接続されている。通常のキャンパッケージにおけるグランドピン605の形状は、リードピン604、606のような直径0.4mm程度の円筒状であり、このようなキャンパッケージと外部基板613とを接続させる場合、グランドの接続は円筒状のグランドピンのみで接続されることになる。この場合、キャンパッケージと外部基板613との間に寄生インダクタンス成分が発生してしまい、この寄生インダクタンス成分の影響により高周波特性は劣化する。しかし、キャンパッケージのグランドピン605にグランドブロック612を差し込み、直方体のような形状にすれば、外部基板613の不図示のグランドと面接続させることができる。これにより、寄生インダクタンス成分を低減させることができ、高周波特性の劣化を防ぐことができる。グランドピンの形状が異なる場合の周波数特性に関しては、図3で説明したとおりであるため説明は省略する。
これにより、形状が円筒状のグランドピン605に、材質がコバールである直方体のグランドブロック612を差し込むことにより、外部基板613の不図示のグランドと面接続させることができ、キャンパッケージのグランドと外部基板613のグランドとの間の寄生インダクタンス成分を低減させることができる。そして、高周波特性の劣化を防ぐことができ、10Gb/sという高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができる。また、光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板613に伝導することができる。なお、グランドブロック612に、鉄、銅タングステン、銅などの材質を用いてもよい。材質が鉄のグランドブロック612は、コバールのものに比べ約4.5倍の効率で、光モジュールで発生する熱を外部基板613へ伝導することができる。さらに銅タングステンのグランドブロック612は、鉄のものに比べ約2.6倍の効率で、光モジュールで発生する熱を外部基板613へ伝導することができる。さらに銅のグランドブロック612は、銅タングステンのものに比べ約2.0倍の効率で、光モジュールで発生する熱を外部基板613へ伝導することができる。
なお、第2の実施の形態に係る光モジュールを第1の実施の形態に係る光モジュールに代えて、図2、4、5に示す光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置、一心双方向光伝送システムに適用しても実施可能である。
本発明に係る光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システムは、光モジュール内の半導体レーザ素子のグランドと外部基板のグランドとの間に発生する寄生インダクタンス成分を低減させ、10Gb/sなどのより高速な伝送速度が要求される光伝送システムに適用することができ、また光モジュールで発生する熱を効率良く外部基板に伝導することができるため、通信機器や光ディスク機器などで用いられる光モジュール、光送信装置、光伝送システム、光送信側装置、一心双方向光伝送装置及び一心双方向光伝送システムなどに有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールの構成を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送システムの構成を示す図 本発明の第1の実施の形態におけるグランドピン及び従来のグランドピンの周波数特性を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る光送信側装置を含む光伝送システムの構成を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る一心双方向光伝送装置を含む一心双方向光伝送システムの構成を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールの構成を示す図 従来の光モジュールの構成を示す図
符号の説明
100、600、700 半導体レーザ素子(発光素子)
101、601、701 薄膜抵抗体(薄膜抵抗)
102、602、702 サブマウント
103、603、703 ステム
104、106、604、606、704、706 リードピン
105、605、705 グランドピン
107、607、707 ブロック(ヒートシンク)
108、608、708 ガラス
109、609、709 マイクロストリップライン(配線パターン)
110、610 高周波パターン
200、200a、200b、200c、200d、200e、200f、613 外部基板
201、201a、201b、201c、201d、201e、201f、614 駆動IC
202、202a、202b、202c、202d、202e、202f 光モジュール
203、203a、203b、203c、203d、203e、203f 光送信装置
204 伝送用光ファイバ
205、205a、205b、205c、205d、205e、205f 光受信装置
206、403 光伝送システム
400 光合波素子
401 光分波素子
402 光送信側装置
500、501 光合分波素子
502、504 一心双方向光伝送装置
503 一心双方向光伝送システム
611 ガイド
612 グランドブロック
710 受光素子

Claims (13)

  1. ステムと、前記ステムに導電的に取り付けられたヒートシンクと、前記ヒートシンクに導電的に接続され、誘電体材料からなる配線パターンを有するサブマウントと、前記サブマウント上の前記配線パターン上に配置され、前記サブマウントと導電的に接続された発光素子と、前記サブマウント上の前記配線パターン上に配置された薄膜抵抗と、前記ステムを貫通して固定され、前記薄膜抵抗を介して前記発光素子に駆動電流を供給するため前記配線パターンに導電的に接続されたリードピンと、前記ステムに導電的に接続され、前記リードピンから前記薄膜抵抗を介して前記発光素子に供給された前記駆動電流を前記サブマウント、前記ヒートシンク及び前記ステムを介してグランドに落とすグランドピンとを備え、前記グランドピンが、前記駆動電流を供給する駆動ICを実装した外部基板のグランドと接続される光モジュールにおいて、
    前記グランドピンは、前記外部基板のグランドと面接続される形状であることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記グランドピンは、金属ブロックであることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記金属ブロックの材質はコバールであることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記金属ブロックの材質は鉄であることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  5. 前記金属ブロックの材質は銅タングステンであることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  6. 前記金属ブロックの材質は銅であることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  7. 前記グランドピンは取り外し可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の光モジュール。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の光モジュールと、
    前記光モジュールを駆動する駆動ICと、
    前記光モジュール及び前記駆動ICを制御する制御回路とを、
    備える光送信装置。
  9. 請求項8に記載の光送信装置と、
    前記光送信装置から送信される光信号を伝搬させる光ファイバと、
    前記光ファイバを伝搬してくる前記光信号を電気信号に変換し、前記変換された電気信号に基づいてデータ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する光受信装置とを備え、
    前記光送信装置と前記光受信装置とが前記光ファイバを介して接続された光伝送システム。
  10. 波長が異なる光信号を出力する複数の請求項8に記載の光送信装置と、
    前記複数の光送信装置が出力する前記光信号を合波して出力する光合波素子とを、
    備える光送信側装置。
  11. 請求項10に記載の光送信側装置と、
    前記光送信側装置から送信される光信号を伝搬させる光ファイバと、
    前記光ファイバを伝搬してくる前記光信号を波長によって複数の前記光信号に分離し、出力する分波素子と、
    前記分波素子によって出力される前記光信号を電気信号に変換し、前記変換された電気信号に基づいてデータ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する複数の受信装置とを備え、
    前記光送信側装置、前記分波素子及び前記光受信装置が前記光ファイバを介して接続された光伝送システム。
  12. 請求項8に記載の光送信装置と、
    光信号を電気信号に変換し、前記変換された電気信号に基づいてデータ信号又はデータ信号とクロック信号とを再生し出力する光受信装置と、
    前記光送信装置から送信される前記光信号を伝搬するための光ファイバへ結合させ、前記光ファイバを伝搬してくる前記光信号を前記光受信装置へ結合させる光合分波素子とを、
    備える一心双方向光伝送装置。
  13. 請求項12に記載の2つの一心双方向光伝送装置を光ファイバを介して接続させ、相対向させた一心双方向光伝送システム。
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