JP2005141839A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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Hiroyuki Koishi
裕之 小石
Seiichi Osawa
誠一 大澤
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Abstract

【課題】 光検出器の読み取り信号劣化を減らし、このときの取り付け誤差、またはレーザー入射角度誤差により設計入射角度より少しずれることに起因するレーザー光の斜め入射に対しても、広帯域波長において均一な円偏光を与え、さらに熱による収差悪化を抑え、非点収差の影響を受け難い光ヘッド装置を提供する。
【解決手段】 広帯域位相差板をレーザー光源から出射される直線偏光に対して、広帯域位相差板自身の反射光が迷光として光検出器に戻り検出信号劣化を引き起こすのを防ぐために、所定の角度だけ傾けて配置し、0オーダーの複屈折性を有する水晶板と、複屈折性を有する有機薄膜とを積層して、2つ以上の直線偏光が広帯域位相差板を通過する時の楕円率が0.92以上となるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザー光源から出射する、波長が異なる2つ以上の直線偏光を、広帯域位相差板を介して対物レンズにより集光して記録媒体に導き、この記録媒体からの反射光を光検出器で受光する光ヘッド装置に関する。
CDあるいはDVD等の光ディスクや、光磁気ディスク等の記録媒体(ディスク)の情報を読み取ったり、書きこんだりするのに光ヘッド装置が用いられている。この光ヘッド装置は、レーザー光源から出射されたレーザー光をディスクに照射して、ディスク表面のトラックに記録された情報を読み取ったり、またはトラックに情報を書きこんだりすることができる装置である。
上述した光ヘッド装置の構成について以下に詳細に説明する。
この光ヘッド装置は、レーザー光を出射するためのレーザー光源と、このレーザー光を直線偏光成分とするコリメートレンズと、この直線偏光に対して所定の角度だけ傾けて配置した液晶光学素子と、この液晶光学素子の後段に配し、直線偏光を円偏光とする為の位相差板と、この円偏光をディスクに集光させるための対物レンズと、ディスクとを有し、このディスクからの反射光を光検出器で受光できるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8は、背景技術における光ヘッド装置の構成と、各部材の機能を合わせて説明するための模式図である。
まず、単一波長を発振するレーザー光源1から出射したレーザー光2は、偏光ビームスプリッター3を通過し、コリメートレンズ4で平行光(直線偏光)になり、このレーザー光2のコマ収差や球面収差を含む波面収差を光学的に補正するために配置された液晶光学素子5を通り、レーザー光2の直線偏光を円偏光に変換する(1/4波長板として機能する)位相差板6を通った後、対物レンズ7によりディスク8に集光され、そのディスク8に焦点を結ぶ。
さらに、ディスク8から反射されたレーザー光は、対物レンズ7を透過し、位相差板6にて往路と直交する直線偏光に変更された後、液晶光学素子5を通過し、コリメートレンズ4を通り、偏光ビームスプリッター3にて光路を変えて集光レンズ9に向かい、光検出器10にディスク8から反射された復路のレーザー光を集光する。このそのデータを基にディスク8に記録された情報等を読み取ったり、または往路のレーザー光でディスク8面に情報等の書き込みをすることができる。
この液晶光学素子5は、上記理由により、図8で示すように所定の角度をつけて配置されている。それは、もし、コリメートレンズ4により平行光とされた直線偏光に対して、平行となるようにこの液晶光学素子5を配置すると、液晶光学素子を構成する各部材の界面、及び液晶光学素子の表面からの反射光が迷光となり、光検出器10に入射されてしまう。すると、ディスク8のトラックの情報のみならず、この迷光も含まれたレーザー光が共に、対物レンズ9により光検出器10に集光されてしまうので、読み取り信号が劣化してしまう。
また、前述した液晶光学素子5に形成された、分割配置された透明電極パターンにより、この液晶光学素子5に入射する光ビームを局所的に位相変調させることで、ディスク8により発生する波面収差を補正することが可能なように設計されている。
上述した光ヘッド装置は、ディスク8により発生する波面収差(主にコマ収差や球面収差)を機械的に補正する光ヘッド装置に比べ、液晶光学素子5で局所的に位相差量を制御することにより、この波面収差の補正を行っているので、光ヘッド装置の小型化、波面収差の補正に要する省電化、および装置信頼性に優れた装置とすることができる。
しかしながら、上記光ヘッド装置は、単波長の光(例えばCDに用いる785nmの光のみで)に対してディスク8の読み込み、または書き込みができるが、他の波長の光(例えばDVDに用いる650nmの光)を用いる場合は、位相差板を他の波長用に設計された位相差板を代えて使用しなくてはならない。このような課題を解決する技術として、レーザー光源1から出射される光が、2つ以上の波長の異なるレーザー光(例えば、CDで用いられる785nmの光とDVDに用いる650nmの光)とし、それらレーザー光の直線偏光を共に円偏光に変換するための広帯域位相差板が搭載された光ヘッド装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
この広帯域位相差板を組み込んだ光ヘッド装置は、先に示したレーザー光源1が2波長を出力できる形態であることと、位相差板6の代わりに広帯域位相差板とした以外は、先に示した装置構成と同一であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
この広帯域位相差板は、例えば、延伸して複屈折性を持たせたポリカーボネイトフィルム、水晶板などを用いた2つの位相差板を重ねて配置した形態を採用しており、さらに、各位相差板のリタデーション値の比をほぼ2となるように、直線偏光に対する進相軸を設定して貼り合わせたものである。
この広帯域位相差板を用いた光ヘッド装置は、異なる波長のレーザー光に対してほぼ1/4波長板として機能しているので、レーザー光を異なる波長に切り替えて行う光ヘッド装置とすることができる。また、CDおよびDVDが積層して成る多層ディスクに対しても1つの装置で、両ディスクの双方の読み取り、または書きこみを行うことができる。
特開2001−101700号公報(第3−5頁、第1図、第8図) 特開平10−74336号公報(第4−5頁、図1)
上述した広帯域位相差板を搭載した光ヘッド装置は、下記の2点に不具合が生じる。
前述した光ヘッド装置は、液晶光学素子5を意図的に斜めに配置しているので、液晶光学素子5を構成する各部材の界面、及び液晶光学素子5の表面からの反射光が迷光となり、その迷光が光検出器10に入射されてしまうことを防止することができる。しかしながら、光ヘッド装置を構成する位相差板6(それに代わる広帯域位相差板)の表面や、広帯域位相差板の場合は、位相差板と接着剤の接合界面においても同様に、レーザー光の一部が反射され、これも迷光として光検出器10に入射されてノイズ成分となってしまう。
さらに、前述した光ヘッド装置は、複数の光学部材を組み合わせて光軸を正確に合わせて構成されることが必須であるが、これら各光学部材の取り付けに際し、取り付け誤差が発生し、各光学部材の光軸が若干ずれてしまうことがある。もし、レーザー光源1から出射されるレーザー光2の方向と、位相差板6の角度が垂直とならない場合には、本来位相差板6に入射する直線偏光が円偏光となるはずが、楕円偏光となってしまう。この楕円偏光のままディスク8にレーザー光を結像させると、これも光検出器10で検出する信号の劣化を招くこととなる。
この現象について図9を用いて更に詳細に説明をする。
図9は、2枚の位相差板を貼り合わせて構成され、1/4波長板として機能する広帯域位相差板に、角度を変えて入射されたレーザー光の出射する偏光成分の状態を説明するための図面である。
本図面を用いて、水晶板と水晶板の組み合わせにより形成された広帯域位相差板12aと、水晶板と有機薄膜の組み合わせにより形成された広帯域位相差板12bと、有機薄膜と有機薄膜の組み合わせにより形成された広帯域位相差板12cについてそれぞれ説明をする。上記全ての広帯域位相差板12を構成する各位相差板は、レーザー光2が位相差板に垂直に入射することを想定して設計されているものとする。
図9において、λ/2位相差板として機能する水晶板と、λ/4位相差板として機能する水晶板を貼り合せて一体とした広帯域位相差板12aは、広帯域波長板12aに対するレーザー光の設計入射角度0°で入射した光に対しては、円偏光で光を出射させる。しかし、この広帯域位相差板12aを配置するときの取り付け誤差などが生じた場合、レーザー光2は入射角度θ1で入射することになり、広帯域位相差板12aから出射する偏光成分は、楕円偏光として出射される。とりわけ水晶板同士を貼り合わせた広帯域位相差板12aは水晶板が持つ旋光性の影響により、入射光の入射角度の設計値(この場合は0°の設計値)から少しずれただけで、たちまち楕円偏光になってしまう傾向がある。
本構成の場合は、入射光の入射角度の設計値から0.5°ずれただけで、光ヘッド装置に使用することができる限界とされている楕円率0.92を下回ってしまうことが本出願人による実験結果により判明している。
また、単に位相差だけを設定したλ/2位相差板として機能する水晶板と、λ/4位相差板として機能する有機薄膜を貼り合わせて一体化させた広帯域位相差板12bにおいても、入射角度の設計値(この場合は0°の設計値)からレーザー光2が少しでもずれて広帯域位相差板12bに入射されると、前述した水晶板の旋光性の影響は依然として解消できない。つまり、この構成においても、楕円偏光となってしまう問題は解消されない。なお、前述したλ/2位相差板の水晶板に代えて有機薄膜を用い、λ/4位相差板の有機薄膜に代えて水晶板を用いても(水晶板と有機薄膜の配置の順番を代えた広帯域位相差板としても)、先に説明した水晶板の旋光性による影響は同じである。
さらに、λ/2位相差板として機能する有機薄膜と、λ/4位相差板として機能する有機薄膜を貼り合わせて一体化させた広帯域位相差板12cにおいては、この広帯域位相差板12cに入射するレーザー光2の入射角度の設計値(この場合は0°の設計値)から、入射角度がずれたとしても、ほぼ1/4位相差板として機能する。
しかしながら、この広帯域位相差板12cを構成する各有機薄膜は、フィルムを伸延させて複屈折性を持たせた薄膜であるので、この薄膜上の光学軸に対して垂直、水平方向での線膨張係数が異なる。そのため、2枚の有機薄膜を一体化した状態で、高温状態で放置すると、熱変形歪みにより各有機薄膜がお互いに相互作用を及ぼし合い、透過波面の平坦度が悪くなってしまう。このように熱変形により透過波面の平坦度が悪化した2枚の有機薄膜からなる広帯域位相差板12cを搭載した光ヘッド装置は、例えば非点収差のような透過波面収差を悪化させるという問題が生じてしまう。
図10は、85℃高温槽内での放置時間(単位:時間)と、非点収差値(単位:mλ、この時のレーザー波長は632.8nm)の関係を示すグラフである。
このグラフから判るように、高温状態での放置時間の経過に順じて、約80時間まで非点収差が上昇して悪化していることが判る。この非点収差が発生してしまうと、当然のことならが、ディスク8に記録された情報の読み取り性能の劣化や、書き込みに際して特に大きな問題となり得る。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決するものであり、光検出器の読み取り信号劣化を減らし、このときの取り付け誤差、またはレーザー入射角度誤差により設計入射角度より少しずれることに起因するレーザー光の斜め入射に対しても、広帯域波長において均一な円偏光を与え、さらに熱による収差悪化を抑え、非点収差の影響を受け難い光ヘッド装置を提供するものである。
本発明の光ヘッド装置は、基本的に下記記載の手段を採用するものである。
本発明の光ヘッド装置は、レーザー光源から出射する、波長が異なる2つ以上の直線偏光を、広帯域位相差板を介して対物レンズにより集光して記録媒体に導き、記録媒体からの反射光を光検出器で受光する光ヘッド装置において、広帯域位相差板をレーザー光源から出射される直線偏光に対して、所定の角度だけ傾けて配置し、2つ以上の直線偏光が広帯域位相差板を通過する時の楕円率が0.92以上となるように、0オーダーの複屈折性を有する水晶板と、複屈折性を有する有機薄膜とを積層配置した装置である。
また、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板の傾けて配置する角度に応じて、水晶板と有機薄膜の貼り合わせ角度を設定した装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板を直線偏光に対して2°傾けて配置し、広帯域位相差板の入射側に相対的に位相差量が大きい有機薄膜を配し、その後段に相対的に位相差量が小さい水晶板を配して、有機薄膜と水晶板とのリタデーションの比がほぼ2となるように構成し、さらに、有機薄膜と水晶板との光軸同士の交わる角度を、52.5°を中心として、実質的に楕円率が0.92以上となるように角度範囲を設定した装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、位相制御素子とレーザー光源の間に、記録媒体により発生する収差を補正するための位相制御素子を配した装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板の固定基板と、水晶板からなる位相差板により、有機薄膜を狭持させて、広帯域位相差板と位相制御素子とを一体とした装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板と、液晶光学素子の傾け角度を同一とした装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板を直線偏光に対して2°傾けて配置し、広帯域位相差板の入射側を相対的に大きな位相差量を有する水晶板を配し、その後段に相対的に小さな位相差量を有する有機薄膜を配して、有機薄膜と水晶板とのリタデーションの比がほぼ2となるように構成し、さらに、有機薄膜と水晶板との光軸同士の交わる角度を、57°を中心として、実質的に楕円率が0.92以上となるように角度範囲を設定した装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板とレーザー光源の間に、記録媒体により発生する収差を補正するための位相制御素子を配した装置である。
またさらに、本発明の光ヘッド装置は、広帯域位相差板と、位相制御素子を一体とした装置である。
0オーダーの複屈折性を有する水晶板と、複屈折性を有する有機薄膜とを積層した広帯域波長板を、入射する直線偏光の方位から所定の角度だけ傾けて配置することで、光検出器の読み取り信号劣化を減らすことができる。このときの光ヘッド装置を構成する各光学部材の取り付け誤差、またはレーザー入射角度誤差により設計入射角度より少しずれて広帯域位相差板にレーザー光が入射したとしても、この広帯域波長は、入射するレーザー光を均一な円偏光に変換し、さらに、この広帯域位相差板は、有機薄膜を積層した形態ではないので、例え、熱が広帯域位相差板に掛かったとしても、収差悪化することはない。よって、これにより発生する、非点収差の影響を受け難い光ヘッド装置を提供することができる。
本発明の光ヘッド装置は、基本的に背景技術で示した装置構成を採用するので、背景技術で示した光ヘッド装置と異なる部材構成および機能について以下に特に詳細に説明をする。
図1は、本発明の光ヘッド装置の構造を説明するための図面である。
本発明の光ヘッド装置は、2波長対応型のレーザー光源1と、偏光ビームスプリッタ3と、コリメートレンズ4と、液晶光学素子5と、広帯域位相差板11と、対物レンズ7と、ディスク8とを有し、レーザー光源1から出射されたレーザー光2をディスク8に円偏光で集光させる。さらに、偏光ビームスプリッタ3から分岐されたディスク8からの戻り光を対物レンズ9により光検出器10に集光させて、ディスク8のトラックに記録された情報を読み取ったり、ディスク8のトラックに情報を書く込むことができるように構成されている。
また、本発明においては、液晶光学素子5と共に広帯域位相差板11をレーザー光2の入射角度に対して、斜めに配置している。この様に広帯域位相差板11を斜めに配置をすれば、光学部材により発生する迷光を極力少なくし、光ヘッド装置の性能をより高くすることができる。
さらに、この広帯域位相差板11は、0オーダーの複屈折性を有する水晶板と、複屈折性を有する有機薄膜を積層して構成して成り、水晶板および有機薄膜のリタデーション値の比をほぼ2となるように設定している。広帯域位相差板11をこの様に構成とすることで、複屈折性を有する水晶板が有する旋光性の影響を極力少なくすることができ、例えレーザー光2が、入射設計角度に対して若干斜めに広帯域位相差板11に入射されたとしても、1/4位相差板の機能を損なうことはない。また、この水晶板と有機薄膜の貼り合わせ角度は、広帯域位相差板から出射する偏光成分の楕円率が実質的に0.92以上となるようにしてある。ここで示す、「実質的に0.92以上」とは、光ヘッド装置で使用することができる一般的な楕円率の許容範囲を示したものである。この現象に付いては、後段で詳細に説明をする。
またさらに、本発明の光ヘッド装置における、液晶光学素子5と広帯域位相差板11を傾けて配置する角度は、異なる角度であっても構わないが、より迷光の影響を少なくするためには、この両部材をともに同じ角度で傾けて配置することが好ましい。また、液晶光学素子5と広帯域位相差板11を一体構成とした例を図1で示しているが、広帯域位相差板11を液晶光学素子5と分離した形で、所定角度をつけてレーザー光2の入射角度に対して傾けて配置してもよい。
上記説明では、位相制御素子に液晶光学素子5を用いた例を示したが、波面収差を補正できる他の光学素子を用いても構わない。
次に、本発明の光ヘッド装置を構成する広帯域位相差板の構成について説明をする。図2Aは、本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の構成例および機能を示す図面である。
基本的に、全体として1/4波長板として機能する広帯域位相差板11は、2つの複屈折性を有する部材がそれぞれ有するリタデーション値の比をほぼ2とすれば成り立つものであるが、以下の説明は、説明を簡単とするために、1/2波長板と1/4波長板を組み合わせた広帯域位相差板を例に挙げて説明をする。
本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板11aは、直線偏光入射側にλ/2位相差板の機能を有する複屈折性フィルム14を、レーザー光出射側にλ/4位相差板の機能を有する水晶板13を配置し、それらをUV硬化型接着剤15aを介して貼り合わせて成り、全体としてλ/4の機能を有する構成としている。なお、複屈折性フィルム14および水晶板13は、ともに前述した所定角度傾けた状態で、設定する各位相差の機能を発揮するように設計されているとする。
次に、本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の水晶板の構成および機能について以下に詳細に説明をする。
図4Aは、複屈折性を有する水晶板における0オーダー位相差板の機能を説明するための図面である。また、図4Bは、nオーダー位相差板の機能を説明するための図面である。
広帯域位相差板11aに用いる水晶板13には、入射レーザー波長の丁度λ/4の位相差(0オーダー位相差板)が取れるような水晶板を本発明では用いている。この水晶板の位相差は、複屈折性を有する媒質の異常光線に対する屈折率neと常光線に対する屈折率noの差Δn、その媒質の厚さdを用いて、下記に示す数1で表される。
Figure 2005141839
図4Aのλ/4位相差板を例にとると、位相差が丁度レーザー波長の4分の1だけ取れているので、0オーダーλ/4位相差板として水晶板が機能する。
この様に広帯域位相差板11aでは、0オーダーの水晶板の位相差板に用いているので、水晶板13への入射設計角度よりも更にずれて入射するレーザー光2による、旋光性の影響を極力小さくすることができる。そして、複屈折性フィルム14は、旋光能をほとんど持たないので、この水晶板13と複屈折性フィルム14を組み合わせて用いることで、耐レーザー光斜入射特性を有する広帯域位相差板11aとすることができる。
また、ここで用いる水晶板は、屈折率差 Δn<0.001 という条件で水晶板を人工水晶から切り出して、dを極力厚くし、柔らかい複屈折性フィルムとの貼り合わせることが好ましい。Δnを極力小さくし、dをその分だけ厚く設定することで、広帯域位相差板11aの量産性に適した形態を取ることができる。
それに対し、図4BのようにΔnが大きいか、もしくは単にdが大きい水晶板を広帯域位相差板11aに用いると、位相差量がnλ+λ/4となる。この場合においても、上述した構成と同様にλ/4位相差板として機能し、nオーダーλ/4位相差板(n≧1)となる。
しかしながら、このnオーダーλ/4位相差板では、獲得できている絶対位相差量が大
きい為に、水晶板のもつ旋光性の影響を受けやすくなる。そのため、レーザー光が位相差板に対して斜め入射した時は、この旋光性の影響をさらに受けてしまい、旋光性の影響は楕円率に反映され、楕円率の悪化を引き起こす。
上記の説明で明らかなように、0オーダー位相差板である水晶板13と、複屈折性フィルム14とを積層した広帯域位相差板11aは、入射設計値からのレーザー光2のずれに対しても確実に直線偏光を円偏光とすることができ、それを搭載した光ヘッド装置は、さらに前述した迷光の問題を解消したものとなる。
ここで、0オーダー位相差板である水晶板13と、複屈折性フィルム14の貼り合わせ角度について図5Aを用いて説明をする。
図5Aは、図2Aにおける0オーダーで複屈折性を有する水晶板13と、複屈折性フィルム14の貼り合わせ角度を説明するための図面である。なお、本図面は、広帯域位相差板11aに入射するレーザー光2の入射角度をレーザー光の進行方向に対して2°傾けて、水晶板13および複屈折性フィルム14を配置した場合を示している。
図5Aに示すように、直線偏光が振動する方位31と、それと直交する方位32は、水晶板13および複屈折性フィルム14の面内で直交する関係を満たしている。方位31、方位32を含む平面内で方位32を角度0とし、反時計周りを角度の+(プラス)方向とする。入射光側の複屈折性フィルム14の進相軸33と方位32の成す角度、即ち該当するλ/2の位相差機能を有する複屈折性フィルムの進相軸と方位32の成す角度を12.5°、水晶板13の進相軸34と方位32の成す角度、即ち該当するλ/4の位相差機能を有する水晶板の進相軸と方位32の成す角度を65°とする。
上記関係を満たし、さらに2枚の位相差板の進相軸同士の交わる貼り合わせ角度における誤差と、位相差板切り出し誤差などを含めて、両位相差板の貼り合わせ角度が52.5±1.2°の角度範囲内であれば、楕円率0.92以上の広帯域位相差板とすることができる。
図6Aは、本発明の広帯域位相差板11aを構成する、複屈折性を有する水晶板13と複屈折フィルム14の貼り合わせ角度と、広帯域位相差板から出射される偏光成分の楕円率との関係を示すグラフである。図中の横軸は、位相差板の貼り合わせ角度(°)を示しており、縦軸は、楕円率を示している。
本図面から明らかなように、光ヘッド装置として認められる楕円率0.92を達成するためには、51.3°から53.7°の範囲に各位相差板を貼り合わせれば良いことが判る。また、進相軸同士の交わる角度が51.3°以下、または53.7°以上である場合、楕円率は0.92を下回り正常な検出信号読み取りができなくなってしまうことが判る。
次に、広帯域位相差板11aと液晶光学素子5とを一体として構成例について説明をする。図3Aは、図2Aの構成の広帯域位相差板と液晶光学素子を一体化した複合素子の構成例を示す図面である。
本図面に示す液晶光学素子5は、波面収差を補正するための電極パターンを有する透明電極21と、配向膜(図示せず)を積層して片面に配した透明基板22aと、対向透明電極23と配向膜(図示せず)を積層して片面に配した透明基板22bとで狭持されて、シール24で枠取りされた領域に液晶25を配した構成である。これにより、ディスク8により発生する波面収差を、透明電極21と対向透明電極23との間に印加する実効値電圧により液晶25の位相差を局所的に制御して補正するものである。
そして、この液晶光学素子5の一方の透明基板22b上に、前述した広帯域位相差板1
1aをUV硬化型接着剤15bを介して貼り合わせて、複合素子17aとする。このように構成すれば、広帯域位相差板11aを構成する水晶板13は、広帯域位相差板11aの保護板としての機能を兼ねることができる。しかも液晶光学素子5と広帯域位相差板11aのレーザー光2の入射角度をともに一定に保つことが可能となるので、迷光を受光検出器10に導く可能性を極力少なくすることができる。そして、本構成を採用すれば、前述したように、斜め入射のレーザー光に対して確実に1/4位相差板として機能させることが可能となる。
<比較例>
次に、本構成の広帯域位相差板と、背景技術で示した広帯域位相差板のそれぞれの入射角依存性について説明をする。
図7は、楕円率と広帯域位相差板の設計入射角に対する角度ずれの関係を示すグラフである。本グラフは、上述した実施例1に準じて作製した広帯域波長板11aの入射角依存特性と、背景技術に示した水晶板同士を貼り合わせた広帯域波長板12aの入射角依存特性を比較したものである。
図7において、図中のaは実施例1で示した広帯域位相差板11aを用いた光の波長650nmでの楕円率と傾き角度との関係を示す曲線であり、bは広帯域位相差板11aでの光の波長785nmにおける楕円率と傾き角度との関係を示す曲線であり、また、cは水晶板同士を貼り合わせた広帯域波長板12aを用いた光の波長650nmでの楕円率と傾き角度との関係を示す曲線であり、dは広帯域位相差板12aの光の波長785nmでの楕円率と傾き角度との関係を示す曲線である。
背景技術で示した、広帯域位相差板12aは、図7から明らかなように、傾き角度が0.4°から急激に楕円率が低下し、傾き角度が0.5°を越えた段階で、明かに楕円率が0.92を下回っていることが判る。よって、入射設定角度から±0.5°の範囲を超えてしまった場合に、光ヘッド装置として使用することができなくなる。
それに対し、本発明による広帯域位相差板11bは、レーザー光2の入射設定値である0°から1.6°にレーザー光が傾いた状態で入射したとしても、650nm、785nmの光における楕円率は、ともに0.92以上を保っており、広帯域位相差板12aに比べて耐レーザー光斜入射特性が優れていることが判る。
次に、本発明の光ヘッド装置に搭載する複合素子の他の構成例について説明をする。図 2Bは、本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の他の構成例および機能を示す図面である。実施例2に示す広帯域位相差板11bは、実施例1に示した広帯域位相差板11aにおける、水晶板と複屈折性フィルムの配置を逆にした構成を示している。この広帯域位相差板11bは、直線偏光入射側にλ/2位相差板の機能を有する水晶板13を、レーザー光出射側にλ/4位相差板の機能を有する複屈折性フィルム14を配置し、それらをUV硬化型接着剤15aを介して貼り合わせて成り、全体として1/4位相差板の機能を有する。
ここで、実施例2における0オーダー位相差板である水晶板13と、複屈折性フィルム14の貼り合わせ角度について図5Bを用いて説明をする。
図5Bは、図2Bにおける0オーダーで複屈折性を有する水晶板13と、複屈折性フィルム14の貼り合わせ角度を説明するための図面である。なお、本図面は、広帯域位相差板11bに入射するレーザー光2の入射角度をレーザー光の進行方向に対して2°傾けて、水晶板13および複屈折性フィルム14を配置した場合を示している。
ここでは、実施例1で説明をした図5Aと水晶板13と複屈折性フィルム14の配置位置が逆転しているのみが異なるので、ここでの詳細な説明は割愛する。
入射光側の水晶板13の進相軸33と方位32の成す角度、即ち該当するλ/2の位相差機能を有する水晶板13の進相軸と方位32の成す角度を12°、出射光側の複屈折性フィルム14の進相軸34と方位32の成す角度、即ち該当するλ/4の位相差機能を有する複屈折性フィルムの進相軸と方位32の成す角度を69°とする。
上記関係を満たし、さらに2枚の位相差板の進相軸同士の交わる角度が貼り合わせ誤差、位相差板切り出し誤差などを含めて、両位相差板の貼り合わせ角度が57±1.3°の角度範囲内であれば、楕円率0.92以上を提供する広帯域位相差板とすることができる。
図6Bは、本発明の広帯域位相差板11bを構成する、複屈折性を有する水晶板13と複屈折フィルム14の貼り合わせ角度と、広帯域位相差板から出射される偏光成分の楕円率との関係を示すグラフである。図中の横軸は、位相差板の貼り合わせ角度(°)を示しており、縦軸は、楕円率を示している。
本図面から明らかなように、光ヘッド装置として認められる楕円率0.92を達成するためには、55.7°から58.3°の範囲に各位相差板を貼り合わせれば良いことが判る。また、進相軸同士の交わる角度が55.7°以下、または58.3°以上である場合、楕円率は0.92を下回り正常な検出信号読み取りができなくなってしまうことが判る。
次に、広帯域位相差板11bと液晶光学素子5とを一体とした構成例について説明をする。図3Bは、図2Bの構成の広帯域位相差板と液晶光学素子を一体化した複合素子の他の構成例を示す図面である。
この広帯域位相差板11bと液晶光学素子5を一体構成した構成が、図3Bに示す複合素子17bであるが、この場合、広帯域位相差板11bのレーザー光2の出射側が複屈折性フィルム14となるので、さらに保護板である透明基板22cをUV硬化型接着剤15cを介して配置する必要がある。よって、本構成の複合素子17bは、図3Aに示した複合素子17aに比べて、透明基板22cとUV硬化型接着剤15cの分だけ部材構成が増え、複合素子17b自体の厚みが厚くなってしまうが、実施例1と同様に、入射設計値からのレーザー光2のずれに対しても確実に1/4位相差板として機能させることが可能となっている。しかも、複合素子17bとすることで、液晶光学素子5と広帯域位相差板11bの角度を一定にすることが可能となるので、迷光を受光検出器10に導く可能性を極力少なくすることができる。
本発明の光ヘッド装置の構成を示す模式図である。 本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の構成例と機能を説明するための図面である。(実施例1) 本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の他の構成例と機能を説明するための図面である。(実施例2) 本発明の光ヘッド装置に搭載する複合素子の構成例を示す図面である。(実施例1) 本発明の光ヘッド装置に搭載する複合素子の他の構成例を示す図面である。(実施例2) 複屈折性を有する0オーダー水晶板の機能を説明するための図面である。 複屈折性を有するnオーダー水晶板の機能を説明するための図面である。 図2Aに示す広帯域位相差板に用いる2枚の位相差板の貼り合わせ角度を説明するための図面である。(実施例1) 図2Bに示す広帯域位相差板に用いる2枚の位相差板の貼り合わせ角度を説明するための図面である。(実施例2) 本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の楕円率と、入射設定角度から入射角度のずれとの関係を示すグラフである。(実施例1) 本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の楕円率と、入射設定角度から入射角度のずれとの関係を示すグラフである。(実施例2) 本発明の光ヘッド装置に搭載する広帯域位相差板の楕円率と設計角度からの斜入射との関係を示すグラフである。(実施例1) 従来の光ヘッド装置の構成を示す模式図である。 従来の少なくとも一方に水晶板を用いた広帯域位相差板の入射設定角度に対する出射偏光成分について説明するための模式図である。 従来の有機薄膜を用いた広帯域位相差板の非点収差と放置時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 レーザー光源
2 レーザー光
3 偏光ビームスプリッタ-
4 コリメートレンズ
5 液晶光学素子
7 対物レンズ
8 記録媒体
9 集光レンズ
10 光検出器
11 広帯域位相差板
13 水晶板
14 複屈折性フィルム
15 UV硬化型接着剤
17 複合素子
21 透明電極
22a,b,c 透明基板
23 対向透明電極
24 シール
25 液晶
31,32 方位
33,34 進相軸

Claims (9)

  1. レーザー光源から出射する、波長が異なる2つ以上の直線偏光を、広帯域位相差板を介して対物レンズにより集光して記録媒体に導き、前記記録媒体からの反射光を光検出器で受光する光ヘッド装置において、
    前記広帯域位相差板を前記レーザー光源から出射される直線偏光に対して、所定の角度だけ傾けて配置し、前記2つ以上の直線偏光が前記広帯域位相差板を通過する時の楕円率が0.92以上となるように、0オーダーの複屈折性を有する水晶板と、複屈折性を有する有機薄膜とを積層配置したことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記広帯域位相差板の傾けて配置する角度に応じて、前記水晶板と前記有機薄膜の貼り合わせ角度を設定したことを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド装置。
  3. 前記広帯域位相差板を前記直線偏光に対して2°傾けて配置し、前記広帯域位相差板の入射側に相対的に位相差量が大きい有機薄膜を配し、その後段に相対的に位相差量が小さい水晶板を配して、前記有機薄膜と前記水晶板とのリタデーション値の比がほぼ2となるように構成し、さらに、前記有機薄膜と前記水晶板との光軸同士の交わる角度を、52.5°を中心として、実質的に楕円率が0.92以上となるように角度範囲を設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の光ヘッド装置。
  4. 前記位相制御素子と前記レーザー光源の間に、前記記録媒体により発生する収差を補正するための位相制御素子を配したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光ヘッド装置。
  5. 前記広帯域位相差板の固定基板と、前記水晶板からなる位相差板により、前記有機薄膜を狭持させて、前記広帯域位相差板と前記位相制御素子とを一体としたことを特徴とする請求項4に記載の光ヘッド装置。
  6. 前記広帯域位相差板と、前記液晶光学素子の傾け角度を同一としたことを特徴とする請求項4または5に記載の光ヘッド装置。
  7. 前記広帯域位相差板を前記直線偏光に対して2°傾けて配置し、前記広帯域位相差板の入射側を相対的に大きな位相差量を有する水晶板を配し、その後段に相対的に小さな位相差量を有する有機薄膜を配して、前記有機薄膜と前記水晶板とのリタデーション値の比がほぼ2となるように構成し、さらに、前記有機薄膜と前記水晶板との光軸同士の交わる角度を、57°を中心として、実質的に楕円率が0.92以上となるように角度範囲を設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の光ヘッド装置。
  8. 前記広帯域位相差板と前記レーザー光源の間に、前記記録媒体により発生する収差を補正するための位相制御素子を配したことを特徴とする請求項7に記載の光ヘッド装置。
  9. 前記広帯域位相差板と、前記位相制御素子を一体としたことを特徴とする請求項8に記載の光ヘッド装置。

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