JP2005141512A - 半導体集積回路検証装置 - Google Patents

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真一 金子
Koichi Hasegawa
剛一 長谷川
Masaaki Noda
正明 野田
Masao Shindo
正夫 新藤
Takashi Miura
孝 三浦
Keiichiro Shimizu
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Abstract

【課題】 精度の高い静電破壊検証を実現できる半導体集積回路検証装置を提供する。
【解決手段】 新規回路の回路図データ101から抽出した第1の回路接続情報103と破壊特性を定義した各素子のモデル104を基に、新規回路の各入出力ピンに静電気に相当するパルス状の電圧または電流を印加する回路シミュレーション106を行い、新規回路上の各素子の静電破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値の情報107を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路の設計工程において、新規回路の回路図データの静電破壊検証に好適な半導体集積回路検証装置に関する。
以下、半導体集積回路の設計工程において、新規回路の回路図データの静電破壊検証を行うための従来の静電破壊検証システムの一例について図9を用いて説明する。図9は従来の静電破壊検証システムによる静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図である。
この従来の静電破壊検証システムにおいては、先ず、複数の過去の回路図データ902とそれらの静電破壊耐量実績903から、ある定められた値以上の静電破壊耐量実績を持つ回路図データを参照し、経路情報抽出処理B904により、経路情報B906を抽出し登録しておく。
そして、経路情報抽出処理A904により、新規回路の回路図データ901から経路情報A905を抽出し、比較処理907により経路情報A905と予め登録しておいた経路情報B906を比較し、その判定結果(照合結果)を出力する。
具体的には、経路情報抽出処理において、半導体集積回路上の任意の2つの入出力ピンを結ぶ全ての経路を検索し、その経路上の各素子の素子名およびその経路の形成に寄与する各素子のピン名の情報を抽出し、さらに各素子の素子値(抵抗値等)を抽出する。
そして、比較処理907において、新規回路から抽出した経路と一致する経路を、ある定められた値以上の静電破壊耐量実績を持つ過去の回路上の経路から検索し、これらの経路上の素子を比較して、新規回路における素子値の方が大きければ合格と判定していた(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この従来の静電破壊検証の手法では、新規回路が静電破壊を起こさないかどうかを過去の静電破壊耐量実績から判断するため、静電破壊の判断基準値が実力よりも余裕を持った大きさで設定されることが多く、保護素子や内部素子のサイズが必要以上に大きくなるという問題があった。
また、実際の静電破壊試験時には静電気が入出力ピンから保護素子と電源経路もしくは保護素子とGND経路などのインピーダンスの低い経路を通って内部素子を破壊することがあるが、従来の半導体集積回路検証装置では配線抵抗・寄生容量を考慮できないため、この破壊について検証できないという問題があった。
また、静電破壊やラッチアップは実際の素子間の寄生トランジスタを原因として起こることが多いが、従来の半導体集積回路検証装置ではこの寄生トランジスタを考慮できないため、寄生トランジスタによる静電破壊やラッチアップについて検証できないという問題があった。
特開平10−289260号公報
本発明は、上記問題に鑑み、新規回路の回路図データから抽出した第1の回路接続情報(回路接続情報とは、回路上の各素子のシミュレーションに必要な属性情報および回路の接続情報などの情報を云う。)と破壊特性を定義した各素子のモデルとを基に、新規回路の各入出力ピンに静電気に相当するパルス状の電圧または電流を印加する回路シミュレーションを行い、新規回路上の各素子の静電破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値の情報を出力することにより、精度の高い静電破壊検証を実現できる半導体集積回路検証装置を提供することを目的とする。
また、新規回路の回路図データから抽出した第1の回路接続情報と指定された段数とを基に、新規回路の入出力ピンからこの段数分の回路を切り出しそれ以降の内部回路については等価回路もしくは動作モデルに置換した第2の回路接続情報を得、この第2の回路接続情報を用いて回路シミュレーションを行うことにより、回路シミュレーションの高速化を図ることができる半導体集積回路検証装置を提供することを目的とする。
また、新規回路に対応するレイアウトデータから配線抵抗と寄生容量を抽出して得た第3の回路接続情報を加えて回路シミュレーションを行うことにより、配線抵抗と寄生容量を考慮した静電破壊検証が可能となる半導体集積回路検証装置を提供することを目的とする。
また、新規回路に対応するレイアウトデータから寄生トランジスタを抽出して得た第4の回路接続情報を加えて回路シミュレーションを行うことにより、寄生トランジスタを考慮した静電破壊検証およびラッチアップ検証が可能となる半導体集積回路検証装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の半導体集積回路検証装置は、新規回路の回路図データからシミュレーションに必要な第1の回路接続情報を抽出する手段と、この第1の回路接続情報と素子の破壊特性を定義したモデルとを基に、新規回路の各入出力ピンに静電気に相当するパルス状の電圧または電流を印加する回路シミュレーションを行い、新規回路上の各素子の静電破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値の情報を出力する手段を具備することを特徴とする。
本発明の請求項2記載の半導体集積回路検証装置は、請求項1記載の半導体集積回路検証装置であって、前記第1の回路接続情報と指定された段数とを基に、新規回路の入出力ピンからこの段数分の回路を切り出しそれ以降の内部回路については等価回路もしくは動作モデルに置換した第2の回路接続情報を出力する手段を具備し、前記第1の回路接続情報に代えて前記第2の回路接続情報を用いて前記回路シミュレーションを行うことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の半導体集積回路検証装置は、請求項1もしくは2のいずれかに記載の半導体集積回路検証装置であって、新規回路に対応するレイアウトデータから配線抵抗・寄生容量を抽出して第3の回路接続情報を出力する手段を具備し、前記第1の回路接続情報もしくは前記第2の回路接続情報に加えて、前記第3の回路接続情報も用いて前記回路シミュレーションを行うことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の半導体集積回路検証装置は、請求項1もしくは2のいずれかに記載の半導体集積回路検証装置であって、新規回路に対応するレイアウトデータから配線抵抗・寄生容量・寄生トランジスタを抽出して第4の回路接続情報を出力する手段を具備し、前記第1の回路接続情報もしくは前記第2の回路接続情報に加えて、前記第4の回路接続情報も用いて前記回路シミュレーションを行うことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の半導体集積回路検証装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体集積回路であって、前記回路シミュレーションにより出力した新規回路上の各素子の静電破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値の情報と新規回路の回路図データとを基に、新規回路の各入出力ピンの静電破壊合否表示、破壊された素子の強調表示、破壊直前の素子に印可された電流値・電圧値表示が追加された回路図を表示することを特徴とする。
本発明によれば、設計段階で保護素子や内部回路の破壊の危険性を予測することが可能になり、精度の高い静電破壊回路検証を実現できる。その結果完成度の高いチップ設計が可能になる。また内部回路を等価回路や動作モデルに置換することで、高速にシミュレーションが可能になる。さらに静電破壊は回路設計時の素子以外の素子(配線抵抗、寄生容量、寄生トランジスタ)の影響が大きいため、これを抽出してシミュレーションを行うことで、高精度な静電破壊検証やラッチアップ検証が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を交えて説明する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1に係る半導体集積回路検証装置について説明する。図1は本実施の形態1に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図である。
該半導体集積回路検証装置では、図1に示すように、まず新規に設計した新規回路の回路図データ101から第1の回路接続情報103(以下、単に回路接続情報103と称す。)を抽出する回路接続情報抽出処理102を行う。なお、回路接続情報とは、半導体集積回路内に形成される各素子(トランジスタ、ダイオード、抵抗、容量等)のシミュレーションに必要な属性情報(トランジスタサイズ、抵抗値等)及び半導体集積回路の接続情報を含む情報である。また、予め各製造プロセス毎に破壊特性を定義した各素子のモデル104を準備しておく。
該半導体集積回路検証装置は、回路接続情報103、破壊特性を含む各素子のモデル104、およびシミュレーション条件105を基にして、新規回路に対する静電破壊試験の回路シミュレーション106を実施する。すなわち、新規回路の各入出力ピンに静電気に相当するパルス状の電圧または電流を印加するシミュレーションを実施する。
そして、回路シミュレーション106の結果出力される各素子の破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値107と回路図データ101とを基にして、各入出力ピンの静電破壊の合否表示、破壊された素子の強調表示、破壊直前の素子に印可された電流値・電圧値表示が追加された回路図を表示する。
図2にこの表示例を示す。図2において、201は電源ピン、202は入出力ピン、203はGNDピン、204、205は保護ダイオード、206は保護抵抗、207は内部回路、208、209は内部素子を示す。
図2に示すように、回路シミュレーションの結果、入出力ピン202には静電破壊の合否表示が、素子204〜206、208、209には各素子に印可された電流値表示が、内部素子208には破壊されたことを示す強調表示が追加された回路図が表示される。
以上のように、本実施の形態1によれば、半導体集積回路の設計工程において、破壊特性を含む素子のモデルを準備しておき、新規に設計した新規回路に対して、実際の静電破壊試験と同様に各入出力ピンに静電気に相当するパルス状の電圧または電流を印加する回路シミュレーションを行い、各入出力ピンの静電破壊の合否表示、破壊された素子の強調表示、破壊直前の素子に印可された電流値・電圧値表示が追加された回路図を表示することが可能となる。
なお、図2では素子に印可された電流値のみ表示されているが、素子に印可された電圧値/電流値を両方表示するのではなく、このようにいずれか一方のみが表示されるようにしてもよい。これは、回路シミュレーションで電圧値/電流値のいずれか一方のみを検出するようにしてもよいし、電圧値と電流値を検出していずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
(実施の形態2)
以下、本実施の形態2に係る半導体集積回路検証装置について説明する。図3は本実施の形態2に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図である。なお、前述した実施の形態1で説明したデータや処理工程と同じデータや処理工程には同一の符号を付記して、説明を省略する。
該半導体集積回路検証装置では、図3に示すように、回路図データ101から抽出した回路接続情報103と指定された段数108を基に、半導体集積回路の入出力ピンからこの段数108分の回路を切り出しそれ以降の内部回路については等価回路もしくは動作モデルに置換する回路切り出し及び等価回路等置換処理109を行う点が実施の形態1と異なる。
この回路切り出し及び等価回路等置換処理109により得た第2の回路接続情報110(以下、単に回路接続情報110と称す。)、各素子のモデル104、およびシミュレーション条件105を基にして回路シミュレーション106を実施することにより、入出力ピンから段数108以降の内部回路については等価回路等に置換されているので、回路シミュレーションの高速化を図ることが可能となる。
(実施の形態3)
以下、本実施の形態3に係る半導体集積回路検証装置について説明する。図4は本実施の形態3に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図である。なお、前述した実施の形態2で説明したデータや処理工程と同じデータや処理工程には同一の符号を付記して、説明を省略する。
この処理手順は、図4に示すように、新規回路に対応するレイアウトデータ401から配線抵抗・寄生容量を抽出する配線抵抗等抽出処理403を、図3に示す処理手順に並列に加えている点が実施の形態2と異なる。
該半導体集積回路検証装置では、レイアウトデータ401と、配線抵抗・寄生容量の閾値402を予め準備しておく。そしてレイアウトデータ401と閾値402を基に、配線抵抗等抽出処理403により、レイアウトデータ401から閾値402以下の配線抵抗・寄生容量を抽出し、第3の回路接続情報404(以下、単に回路接続情報404と称す。)として出力する。この回路接続情報404は、抽出された配線抵抗・寄生容量のシミュレーションに必要な属性(抵抗値・容量値等)とその接続情報を含む情報である。
閾値を設定したのは、レイアウトデータから全ての配線抵抗等を抽出した場合、回路接続情報404の情報量が膨大になるので、最小限必要な配線抵抗・寄生容量を抽出するためである。
そして、回路切り出し及び等価回路等置換処理109により得た回路接続情報110、配線抵抗等抽出処理403により得た回路接続情報404、各素子のモデル104、およびシミュレーション条件105を基にして回路シミュレーション106を実施する。
図5にレイアウトの一例を示す。図5において、501は入出力パッド(入出力ピン)、502は保護ダイオードなどの静電破壊用保護素子、503は電源幹線、504〜506は電源に接続する素子を示す。このようなレイアウトの場合、入出力パッド501から印加された電流または電圧が保護ダイオード502を通って電源幹線503へ供給されると、電源幹線の配線抵抗・寄生容量により、電源に接続する素子504〜506のうちの最も保護素子502に近い素子504が破壊される可能性が高い。
本実施の形態3によれば、回路図上では同一条件となる素子504、505、506に対して配線抵抗等を考慮したシミュレーションが可能となる。
なお、実施の形態3、4では回路切り出し及び等価回路等置換処理109により得た回路接続情報110を用いたが、回路図データ101より抽出した回路接続情報103を直接用いてもよい。また、本実施の形態3では配線抵抗と寄生容量を抽出したが、新規に作成した回路の規模・仕様・集積度などに応じて任意に抽出する素子を決めることができる。
(実施の形態4)
以下、本実施の形態4に係る半導体集積回路検証装置について説明する。図6は本実施の形態4に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証・ラッチアップ検証の処理手順を模式的に表した図である。なお、前述した実施の形態3で説明したデータや処理工程と同じデータや処理工程には同一の符号を付記して、説明を省略する。
本実施の形態4は、寄生トランジスタをレイアウトデータより抽出し、寄生トランジスタを考慮に入れた回路シミュレーションを行う点が他の実施の形態と異なる。すなわち、該半導体集積回路検証装置では、配線抵抗・寄生容量・寄生トランジスタを抽出する範囲を予め指定しておき、配線抵抗等抽出処理602により、レイアウトデータ401からこの範囲内の配線抵抗・寄生容量・寄生トランジスタを抽出し、第4の回路接続情報603(以下、単に回路接続情報603と称す。)として出力する。この回路接続情報603は、抽出された配線抵抗・寄生容量・寄生トランジスタのシミュレーションに必要な属性(抵抗値・容量値・トランジスタサイズ等)とその接続情報を含む情報である。
また、これ以外に、図7に示すように、回路切り出し及び等価回路等置換処理109により切り出した内部回路を配線抵抗等抽出範囲とすることも可能である。このように範囲を設定したのは、実施の形態3と同様に、レイアウトデータから全ての配線抵抗等を抽出した場合、回路接続情報603の情報量が膨大になるので、最小限必要な配線抵抗等を抽出するためである。なお、範囲の設定に加えて、実施の形態3と同様に配線抵抗・寄生容量の閾値を予め設定してもよい。
そして、回路切り出し及び等価回路等置換処理109により得た回路接続情報110、配線抵抗等抽出処理602により得た回路接続情報603、各素子のモデル104、およびシミュレーション条件105を基にして回路シミュレーション106を実施する。
なお、本実施の形態4では回路切り出し及び等価回路等置換処理109により得た回路接続情報110を用いたが、回路図データ101より抽出した回路接続情報103を直接用いてもよい。また、本実施の形態4では配線抵抗と寄生容量を抽出するが、新規に作成した回路の規模・仕様・集積度などに応じて任意に抽出する素子を決めることができる。
図8に入出力パッド(入出力ピン)付近のレイアウトの一例を示す。図8において、801は入出力パッド、802、803は保護ダイオードなどの静電破壊用保護素子、804は素子間のP型分離拡散層(P型基板)、805、806は素子の島のN型拡散層、807は素子のP型拡散層を示す。
図8に示すレイアウトでは、入出力パッド801が保護素子802、803を経由して内部回路に接続しているが、各保護素子間や保護素子と他の素子間がP型分離拡散層804で分離されている場合に、各素子の島のN型拡散層805−P型分離拡散層804−各素子の島のN型拡散層806間に寄生NPNトランジスタが形成される。またP型分離拡散層804−各素子の島のN型拡散層806−各素子のP型拡散層807間に寄生PNPトランジスタが形成される。
本実施の形態4によれば、寄生トランジスタも回路接続情報に加えて回路シミュレーションを行えるため、高精度に静電破壊やラッチアップを予測することが可能になる。
本発明にかかる半導体集積回路検証装置は、新規に作成した回路の回路図データに対して、静電破壊やラッチアップなどを検証するのに有用である。
本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図 本発明の実施の形態1〜4における静電破壊情報の表示例を示す図 本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図 本発明の実施の形態3に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図 新規回路に対応するレイアウトの一例を示す図 本発明の実施の形態4に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証・ラッチアップ検証の処理手順を模式的に表した図その1 本発明の実施の形態4に係る半導体集積回路検証装置における静電破壊検証・ラッチアップ検証の処理手順を模式的に表した図その2 新規回路に対応するレイアウトの一例を示す図 従来の静電破壊検証システムによる静電破壊検証の処理手順を模式的に表した図
符号の説明
101 回路図データ
102 回路接続情報抽出処理工程
103 第1の回路接続情報
104 破壊特性を含む素子のモデル
105 シミュレーション条件
106 回路シミュレーション処理工程
107 各素子の破壊情報及び各素子に印可された電流値/電圧値
108 指定された段数
109 回路切り出し及び等価回路等置換処理工程
110 第2の回路接続情報
201 電源ピン
202 入出力ピン
203 GNDピン
204、205 保護ダイオード
206 保護抵抗
207 内部回路
208、209 内部素子
401 レイアウトデータ
402 配線抵抗等の閾値
403、602 配線抵抗等抽出処理工程
404 第3の回路接続情報
501 入出力パッド
502 静電破壊用保護素子
503 電源幹線
504〜506 電源に接続する素子
601 配線抵抗等の抽出範囲
603 第3の回路接続情報
801 入出力パッド
802、803 静電破壊用保護素子
804 素子間のP型分離拡散層
805、806 素子の島のN型拡散層
807 素子のP型拡散層
901 新規回路の回路図データ
902 過去の回路図データ
903 静電破壊耐量実績
904 経路情報抽出処理工程
905 経路情報A
906 経路情報B
907 比較処理工程

Claims (5)

  1. 新規回路の回路図データからシミュレーションに必要な第1の回路接続情報を抽出する手段と、この第1の回路接続情報と素子の破壊特性を定義したモデルとを基に、新規回路の各入出力ピンに静電気に相当するパルス状の電圧または電流を印加する回路シミュレーションを行い、新規回路上の各素子の静電破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値の情報を出力する手段を具備することを特徴とする半導体集積回路検証装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路検証装置であって、前記第1の回路接続情報と指定された段数とを基に、新規回路の入出力ピンからこの段数分の回路を切り出しそれ以降の内部回路については等価回路もしくは動作モデルに置換した第2の回路接続情報を出力する手段を具備し、前記第1の回路接続情報に代えて前記第2の回路接続情報を用いて前記回路シミュレーションを行うことを特徴とする半導体集積回路検証装置。
  3. 請求項1もしくは2のいずれかに記載の半導体集積回路検証装置であって、新規回路に対応するレイアウトデータから配線抵抗・寄生容量を抽出して第3の回路接続情報を出力する手段を具備し、前記第1の回路接続情報もしくは前記第2の回路接続情報に加えて、前記第3の回路接続情報も用いて前記回路シミュレーションを行うことを特徴とする半導体集積回路検証装置。
  4. 請求項1もしくは2のいずれかに記載の半導体集積回路検証装置であって、新規回路に対応するレイアウトデータから配線抵抗・寄生容量・寄生トランジスタを抽出して第4の回路接続情報を出力する手段を具備し、前記第1の回路接続情報もしくは前記第2の回路接続情報に加えて、前記第4の回路接続情報も用いて前記回路シミュレーションを行うことを特徴とする半導体集積回路検証装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体集積回路であって、前記回路シミュレーションにより出力した新規回路上の各素子の静電破壊情報及び各素子に印可された電流値・電圧値の情報と新規回路の回路図データとを基に、新規回路の各入出力ピンの静電破壊合否表示、破壊された素子の強調表示、破壊直前の素子に印可された電流値・電圧値表示が追加された回路図を表示することを特徴とする半導体集積回路検証装置。
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