JP2005141456A - 監視防犯方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は監視防犯方法及びシステムに関し、誤検出を無くし、効果的な防犯を行なうことができる監視防犯方法及びシステムを提供することを目的としている。
【解決手段】動物の鳴き声を検知する音声検知手段1と、該音声検知手段1の出力を受けてその声紋を元に音声情報の表わす感情を判定し感情情報とする声紋分析手段2と、該声紋分析手段2で分析された感情情報から監視防犯手段4の起動・停止を制御する監視防犯制御手段3と、該監視防犯制御手段3の出力を受けて警報を発する予め設定された前記監視防犯手段4と、により構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は動物の鳴き声の感情分析を利用して夜盗、泥棒又は侵入者、不審物又は不審な物音等に対する動物の感情を検知して警報を発するようにした監視防犯方法およびシステムに関する。
建造物において、不審者に対して警報を発生させる警報システムが知られている。現在の住宅やビル等の監視や防犯システムは、監視の場合には重要な場所等に監視カメラを設置し、映像を記録して後でチェックするか、又は監視室でリアルタイムで監視する等の方法が使用されている。防犯装置としては、赤外線等を使用して発熱体又は者の動きを検知して防犯機能を働かせるものがある。
犬を警報装置の認識に利用するものとして、警報装置からの音を盲導犬に知らせ、該盲導犬により聴覚障害者に知らせる技術がある(例えば特許文献1参照)。
特開2001−143176号公報(第3頁、図1)
現状の防犯システムにおいては、監視カメラのように常に映像を映しチェックするには専任の人員が必要である。また、監視カメラで記録された映像を後で確認するには、時間の範囲等を特定して必要な部分のチェックを行なう等の方法が採られるが、何れも人手が必要であり、時間がかかるという問題がある。
防犯機能においては、例えば赤外線感知による照明の点灯システム等では、小動物に反応して点灯してしまったり、風により物が動く等により防犯機能が作動して点灯してしまったりするという誤検出が多かった。ところで、動物(特に犬)は、不審者等の侵入に対して発生する鳴き声と、家人に対する鳴き声とが声紋を分析すると異なることが知られている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、誤検出を無くし、効果的な防犯を行なうことができる監視防犯方法及びシステムを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、以下の通りである。図1は本発明方法の原理を示すフローチャートである。本発明は、動物の鳴き声を検知し(ステップ1)、その検知した鳴き声を分析し(ステップ2)、分析結果に基づいて警報を発生させる(ステップ3)ことを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、以下の通りである。図2は本発明の原理ブロック図である。図において、10は監視防犯システムであり、屋内又は屋外に設置されている。5は屋外に飼われている動物(例えば犬)である。監視防犯システム10において、1は動物(例えば犬)5の鳴き声を検知して電子化した音声情報とする音声検知手段、2は該音声検知手段1の出力を受けてその声紋を元にその音声の声紋を分析してその音声情報の表わす感情を判定し感情情報とする声紋分析手段、3は該声紋分析手段2で分析された感情情報から監視防犯手段の起動・停止を制御する監視防犯制御手段、4は該監視防犯制御手段3の出力を受けて警報を発する予め設定された前記監視防犯手段である。
(3)請求項3記載の発明は、前記監視防犯手段4の起動条件を、前記音声検知手段1で受信した音声情報が威嚇感情を表わす鳴き声を予め設定された時間内に指定された回数以上発した時とすることを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、前記音声検知手段1で受信した音声情報が威嚇情報であった時は、監視準備状態として、予め設定された時間内に威嚇情報以外の情報を受信しない場合には前記監視防犯手段4を起動し、威嚇情報以外の動物情報を受信した時には前記監視防犯制御手段3の動作を停止することを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、最初の動物の鳴き声を検知してから、予め設定した時間間隔で威嚇感情が解消されたかどうかを判断し、解消されない場合は前記監視防犯手段4の動作レベルを高くしていくことを特徴とする。ここで、動作レベルを高くしていくとは、最初は監視カメラを動作させ、次に照明を点灯し、次にアラームを鳴動し、次に警察に連絡するという具合に変化させることをいう。
(6)請求項6記載の発明は、予め設定された時間内でのみ前記監視防犯手段4が起動するようにしたことを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、感情検知対象の動物が屋内にいる屋内モードと、屋外にいる屋外モードとを設け、各モード毎の監視防犯制御を可能としたことを特徴とする。
(8)請求項8記載の発明は、動物の鳴き声を検知して電子化した音声情報とする音声検知手段と、その音声情報を送信する音声送信手段とから構成される音声情報伝送装置と、音声情報を受信する音声情報受信手段と、該音声情報受信手段の出力を受けてその音声の声紋を分析して感情情報に変換する声紋分析手段と、分析された感情情報から監視防犯手段を制御する監視防犯制御手段と、前記監視防犯手段とから構成される監視防犯装置とから構成されることを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、不審者の場合には動物が発声する鳴き声の声紋を分析することにより不審者と判断することができ、誤検出を無くし、効果的な防犯を行なうことができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、動物の鳴き声を音声検知手段により検知し、声紋分析手段により鳴き声を分析して、監視防犯制御手段が威嚇のための鳴き声であると判断したら、監視防犯手段4から警報を発することで、誤検出を無くし、効果的な防犯を行なうことができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、動物の威嚇感情を表わす鳴き声である場合であって、その鳴き声の回数が予め指定された時間内に指定された回数以上である場合には、不審者が侵入したものとして監視防犯手段から警報を発することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、システムが予め決められた時間内に威嚇情報以外の情報を受信しない場合には監視防犯手段を起動し、威嚇情報以外の動物情報を受信した時には監視防犯手段の動作を停止することで、誤検出を無くし、効果的な防犯を行なうことができる。例えば、家人が深夜帰宅する場合の一時的な威嚇感情による鳴き声により無駄な監視防犯手段4が動作状態になることを減らすことができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、予め設定した時間間隔で威嚇情報が解消されたかどうかを判断し、解消されない場合には監視防犯手段の動作レベルを高くしていくことにより、不審者に対する監視レベルを上げるようにすることができる。
(6)請求項6記載の発明によれば、日中や家人が起きているか又は建物の外の敷地にいる場合等には不審者の認識が容易であるので、監視の必要でない時間帯の場合には本発明システムをオフにしておくことができる。従って、このような場合以外の時にのみ監視防犯システムが動作するようにしておけばよい。
(7)請求項7記載の発明によれば、感情検知対象物が屋内にいる時と屋外にいる時とで、各モード毎の監視防犯制御を行なうことができる。例えば、感情検知対象物が屋内にいる時には、鳴き声数が少ない段階で侵入者と判断して監視防犯手段を動作させ、感情検知対象物が屋外にいる場合には、道路を通行している人に対しても威嚇で吠える場合があるから、この場合には、感情検知対象の動物の鳴き声の数がある閾値を超えた場合に監視防犯手段を動作させるようにすることができ、効果的な防犯を行なうことができる。
(8)請求項8記載の発明によれば、感情検知対象の動物にマイクと無線送信器等の音声情報伝送装置を付けると、動物の発した鳴き声をすぐ近くでひろうことができるため、音声検知手段の感度として高感度のものを用いることが不要になるというメリットがある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、10は監視防犯システムで、音声情報伝送装置10Aと、監視防犯装置10Bとから構成されている。ここで、音声情報伝送装置10Aは、例えば動物5の首輪に取り付けるようにすると都合がよい。音声情報伝送装置10Aにおいて、1は動物(例えば犬)5の鳴き声を検知して電子化した音声情報とする音声検知手段、6は該音声検知手段1の出力を電波で送信する音声情報送信手段である。音声検知手段1としては例えばマイクが用いられる。
監視防犯装置10Bにおいて、7は音声情報伝送装置10Aからの無線信号を受信する音声情報受信手段、2は該音声情報受信手段7の出力を受けてその声紋を元にその音声の声紋を分析してその音声情報の表わす感情を判定し感情情報とする声紋分析手段、3は該声紋分析手段2で分析された感情情報から監視防犯手段の起動・停止を制御する監視防犯制御手段である。該監視防犯制御手段3としては、例えばマイクロコンピュータが用いられる。4は該監視防犯制御手段3の出力を受けて警報を発する予め設定された前記監視防犯手段である。監視防犯手段4は、不審者が建物敷地内に侵入したことを通知することができるもの、例えば照明設備、アラーム、警察等への情報通知手段等が用いられる。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。ここでは、動物5として犬(飼い犬:以下単に犬と略す)を用いた場合について説明する。
先ず監視防犯システム10の電源をオンにしておく。この内、音声情報伝送装置10Aは犬5の首輪に取り付けられている。このように、音声情報伝送装置10Aと監視防犯装置10Bとを離しておくと、音声検知手段1がすぐ近くの犬の声をひろうことができるので、音声検知手段1の感度として高感度のものは不要となるというメリットがある。不審者が侵入しない場合には、犬5は威嚇のための鳴き声は発声しない。ここで、不審者が建物に侵入したものとする。犬5はこの侵入者に対して威嚇のために鳴き声を発声する。この鳴き声は、不審者が立ち退かない限り続くのが普通である。
犬5の鳴き声は、音声検知手段1により検知され、音声情報送信手段6から監視防犯装置10Bの音声情報受信手段7により受信される。音声情報受信手段7により受信された音声情報は、声紋分析手段2に与えられる。声紋分析手段2は犬の声紋に関する分析を行なう。この技術は、既存の技術を用いて行なう。この種の技術としては、例えばTAKARAがバウリンガル装置として既に市販している(http://www.takaratoys.jp/bowlingual/product.html参照)。
声紋分析手段2は、受信した犬の声紋を分析する。この結果、所定の結果を得た場合には、監視防犯制御手段3に声紋分析結果を通知する。ここで、声紋分析手段2の分析手法としては、以下のようなものが用いられる。例えば、犬の声紋から威嚇のための鳴き声が予め設定された時間内に指定された回数以上の数である場合、不審者が侵入したものと判断することができる。従って、この場合には、監視防犯制御手段3は、監視防犯手段4を起動して、警報を発声させる。
この実施の形態例の場合、監視防犯システム10では、動物、例えば犬の場合、鳴き声が威嚇感情を表している時、犬5が不審者又は不審物を検知した可能性があると判定して、監視防犯手段4を起動して、一定時間後動作停止する。例えば、家の周りに設置された監視カメラ(図示せず)を起動して一定時間記録する。このようにすることにより、常時起動させているような監視カメラと比較した場合、監視カメラの目的が異常状態時の様子を記録しておくためのものならば、記録時間が膨大となり後で必要とする場面を見つけるのに時間がかかる。また、記録を残すための記録媒体も長時間分準備しなければならないという欠点があった。
また、監視員がいて監視カメラで撮られた画面をチェックしているような場合、同一画面の連続による注意力の低下により異常状態の検知が遅れる等の問題があった。しかしながら、本発明のように構成すれば、犬が不審者/不審物を感知した時だけ監視カメラを動作させるようにすることができるので、監視画面の記録を残さなければならない場合は、効率的な記録ができる。また、監視員が画面をチェックして異常状態であれば、何らかの対応をするというような場合は、犬が不審者又は不審物を感知した場合のみ監視カメラが起動する(画面に映像が表示される)ため、監視員の注意を促すことができる。
図4は本発明の第1の動作例を示すフローチャートである。システム構成としては、図2を用いる。先ず、監視防犯手段起動条件のチェックを行なう(S1)。ここで、監視防犯手段起動条件とは、監視防犯手段4が停止状態時、犬が吠え、その声が威嚇感情として分析されたことを示す。次に、起動条件が成立しているかどうかをチェックする(S2)。起動条件が成立しない場合には、処理は行なわれない。起動条件が成立した場合には、監視防犯制御手段3は監視防犯手段4を起動する(S3)。
次に、監視防犯手段4の停止条件をチェックする(S4)。ここで、監視防犯手段停止条件とは、監視防犯手段4を起動してから一定時間が経過した時を示す。次に、停止条件が満足されたかどうかをチェックする(S5)。満足されない場合には、ステップS4に戻り、監視防犯手段停止条件のチェックを行なう。停止条件が満足された場合には、監視防犯手段4を停止する(S6)。この実施の形態例によれば、監視防犯手段4の起動条件をチェックし、起動条件が満たされた場合には、監視防犯手段を起動し、停止条件が満たされるまで、監視防犯手段としてのカメラが動作しているので、監視員は起動しているカメラの画面だけを注意すればよい。
また、従来の熱を感知して警告音を発したり、照明をつけるといった防犯手段があるが、このような装置では、動物と人の区別なく動作してしまうという問題があった。しかしながら、本発明によれば、少なくとも家人であれば威嚇感情を出すことは通常考えられない。犬が不審者、不審物を感知した時のみ監視カメラの起動、警告音の発生、照明の点灯といった動作をさせることができるので、監視や防犯を効率的かつ効果的に行なうことができる。
図5は本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。この第2の実施の形態例は、監視防犯手段を屋内用と屋外用にそれぞれ分けたものである。図において、10は監視防犯システムであり、建物内又は屋外に設置されている。5は犬である。監視防犯システム10において、1は犬5の鳴き声を検知して電子化した音声情報とする音声検知手段、2は該音声検知手段1の出力を受けてその声紋を元にその音声の声紋を分析してその音声情報の表わす感情を判定し感情情報とする声紋分析手段、3は該声紋分析手段2で分析された感情情報から監視防犯手段の起動・停止を制御する監視防犯制御手段、4Aは該監視防犯制御手段3の出力を受けて警報を発する、屋内に設けられた予め設定された前記屋内監視防犯手段、4Bは該監視防犯手段3の出力を受けて警報を発する、屋外に設けられた予め設定された屋外監視防犯である。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
犬の鳴き声を音声検知手段1で検知して音声信号に変換し、続く声紋分析手段2により犬の声紋を分析して威嚇している鳴き声であると判断したら、監視防犯制御手段3がその判断結果に応じて監視防犯手段4を制御するのは、前述した第1の実施の形態例と同じである。この実施の形態例では、監視防犯手段4が屋内監視防犯手段4Aと屋外監視防犯手段4Bと2個設けられている点が異なっている。
音声を検知する対象となる動物が屋外にいる場合と、屋内にいる場合とがあり、各々の場合、不審者、不審物又は不審な物音に対する威嚇感情を含む音声を検知した時、監視防犯の方法が異なる。例えば、屋外であれば、対象物が屋外と考えられる場合には監視カメラで撮す映像は建物周辺であり、また照明も屋外用のものを点灯した方がよい。また、警告音も屋外用のものを発生させた方がよい。
また、犬が屋内にいて威嚇感情を含む音声を検知した時は、不審者、不審物等が屋外から屋内に向けて侵入しようとしている場合である。又は、建物に接近している場合が想定される。このような場合の監視防犯手段としては、屋内にある監視カメラの起動、屋内照明の点灯、屋内からの警告音の発生等の方が監視防犯には効果的と考えられる。以上のような理由により、監視防犯手段4を屋内と屋外にそれぞれ設けている。
この実施の形態例によれば、感情検知対象の犬が屋内にいる時と屋外にいる時とで、各モード毎の監視防犯制御を行なうことができる。例えば、感情検知対象の犬が屋内にいる時には、鳴き声数が少ない段階(屋内で犬が吠える場合は犬の知らない人物、例えば不審者である場合が多い)で侵入者と判断して監視防犯手段を動作させ、感情検知対象の犬が屋外にいる場合には、道路を通行している人に対しても威嚇で吠える場合があること等を考慮して、この場合には、感情検知対象の犬の鳴き声の数ががある閾値を超えた場合に監視防犯手段を動作させるようにすることができ、効果的な防犯を行なうことができる。
図6は本発明の第2の動作例を示すフローチャートである。システム構成としては、図2を用いる。先ず、監視防犯制御手段3は最初に威嚇感情をもつ鳴き声を受信してからの時間Aをカウントする(S1)。次に、A>設定時間であるかどうかチェックする(S2)。A>設定時間である場合には、処理は終了する。A>設定時間でなかった場合には、威嚇感情を持つ鳴き声のカウントを行なう(S3)。ここで、鳴き声のカウント数をBとする。
次に、B≧設定値であるかどうかチェックする(S4)。そうでない場合には、ステップS1に戻り、犬の鳴き声を検知してからの時間Aをカウントする。ステップS4において、B≧設定値となった場合には、監視防犯制御手段3は監視防犯手段4を起動する(S5)。この結果、照明が点灯したり、アラームが鳴動する等の動作が行われることになる。
この実施の形態例によれば、犬の威嚇感情を表わす鳴き声である場合であって、その鳴き声の回数が予め指定された時間内に指定された回数以上である場合に、不審者が侵入したものとして、監視防犯手段4から警報を発することができる。また、この実施の形態例によれば、小動物に犬が吠えて威嚇したり、風や雨等による物音が原因による些細なことでの威嚇感情による鳴き声により無駄な監視防犯手段4が動作状態になることを減らすことができる。
図7は本発明の第3の動作例を示すフローチャートである。システムとしては、図2を用いる。最初に威嚇感情を持つ鳴き声を受信してからの時間Aをカウントする(S1)。次に、A>設定時間であるかどうかチェックする(S2)。A>設定時間でない場合には処理を終了する。A>設定時間である場合には、その鳴き声が威嚇感情以外のものであるかどうかチェックする(S3)。その鳴き声が威嚇感情以外のものである場合には、処理は終了する。その鳴き声が威嚇感情以外のものでない場合には、即ち威嚇感情である場合には監視防犯制御手段3は監視防犯手段4を起動する(S4)。
この実施の形態例によれば、システムが予め決められた時間内に威嚇情報以外の情報を受信しない場合には、監視防犯手段4を起動し、威嚇情報以外の動物情報を受信した時には、監視防犯手段4の動作を停止するようにすることができる。このようにすれば、誤検出を無くし、効果的な防犯を行なうことができる。
図8は本発明の第4の動作例を示すフローチャートである。システムとしては、図2を用いる。先ず、最初に威嚇感情を持つ鳴き声を受信してからの時間Aをカウントする(S1)。次に、A>3であるかどうかチェックする(S2)。ここで、数字“3”は例えば3分の意味である(以下同じ)。A>3でない場合には、声紋分析手段2はその鳴き声が威嚇感情を持つものであるかどうかをチェックする(S3)。威嚇感情を持つものでない場合には、処理を終了する。威嚇感情を持つものであった場合には、監視情報の記録を行ない(S4)、監視カメラを起動する(S5)。
次に、ステップS2でA>3であった場合には、A>6であるかどうかチェックする(S6)。A>6でない場合には、その鳴き声が威嚇情報であるかどうかチェックする(S7)。威嚇情報でない場合には、処理は終了する。威嚇情報である場合には、今度は監視防犯制御手段3は照明の点灯を行ない(S8)、警告音の起動を行なう(S9)。
ステップS6において、A>6の場合、威嚇情報であるかどうかチェックする(S10)。威嚇情報でない場合には、処理を終了し、威嚇情報である場合には、監視防犯制御手段3は警備会社、警察等に連絡メールの発信を行なう(S11)。
図9は監視防犯制御の動作説明図である。犬の威嚇感情を持つ鳴き声の第一声が発せられた時を時間0として、その時間が3分、6分と延びていくにつれて警告レベルを上げていく様子が示されている。例えば、3分以内の場合には監視カメラを起動して、監視情報の記録を開始し、6分以内の場合には、照明の点灯と警告音の起動を行なう。6分以上経過した場合には、連絡メールの発信が行なわれる。
この実施の形態例によれば、監視防犯制御手段3は、予め設定した時間間隔で威嚇情報が解消されたかどうかを判断し、解消されない場合には監視防犯手段4の動作レベルを高くしていくことができる。例えば、最初は監視カメラを起動し、次に照明の点灯と警告音の起動を行ない、次に警察に等に対する連絡メールの発信連絡する等の段階が考えられる。このようにすれば、不審者に対する監視レベルを順次上げていくことができ、防犯機能がより確実に行われる。
図10は本発明の第5の動作例を示すフローチャートである。システムとしては図2に示すものを用いる。先ず、監視防犯モードになっているかどうかチェックする(S1)。監視防犯モードでない場合には、処理は終了する。監視防犯モードになっている場合には、監視防犯システム10は監視防犯手段起動条件をチェックする(S2)。そして起動条件が成立するかどうかチェックする(S3)。起動条件が成立する場合には、監視防犯制御手段3は監視防犯手段4を起動する(S4)。この結果、監視防犯手段4は警報を発する。これにより、不法侵入者等に対して警告を与えることができる。
一方で、監視防犯システム10は監視防犯手段停止条件が成立したかどうかをチェックする(S5)。そして、停止条件が成立したかどうかチェックする(S6)。停止条件が成立しない場合には、ステップS5に戻り、監視警告を続行する。停止条件が成立した場合には、監視防犯制御手段3は監視防犯手段4の動作を停止する(S7)。
この実施の形態例によれば、以下の効果が得られる。日中か、家人が起きているか又は建物の屋外の敷地にいる場合等には、不審者の確認が容易であるので監視の必要性がない場合が多い。このような場合には本発明システムをオフにしておくことができる。従って、この場合には、監視防犯手段4の起動を避けることができる。このような場合以外の場合にのみ監視防犯システム10をオンにしておけばよい。
図11は本発明の第6の動作例を示すフローチャートである。システムとしては、図5を用いる。先ず、監視防犯システム10は、監視防犯手段起動条件をチェックする(S1)。そして、起動条件が成立するかどうかチェックする(S2)。起動条件が成立しない場合には、処理は終了する。起動条件が成立する場合には、犬が不審物又は不審な物音に対する威嚇感情を含む音声を検知した時、監視防犯の方法が異なる。そこで、検知対象(犬)5が屋内にいるか屋外にいるかをチェックする(S3)。
例えば、犬が屋外の場合、不審監視対象が屋外と考えられ、監視カメラで写す映像は建物周辺であり、また照明も屋外用のものを点灯したほうがよい。また、警告音も屋外用のものを発生させたほうがよい。また、犬が屋内にいて威嚇感情を含む音声を検知した時には、不審監視対象が屋外から屋内に向けた動作をしている。又は、建物に接近している場合が想定される。このような場合の監視防犯手段としては、屋内にある監視カメラの起動、屋内照明の点灯、屋内からの警告音の発生等の方が監視防犯には効果的と考えられる。
そこで、監視対象物が屋外にある時は屋外監視防犯手段4Bを起動する(S5)。逆に、監視対象物が屋内にある時は屋内監視防犯手段4Aを起動する(S4)。そして、警告が発せられる。このような状態が停止する監視防犯停止条件が成立するかどうかチェックする(S6)。監視防犯停止条件が成立するとは、不審者が当該建物及び敷地からいなくなることを意味する。監視防犯停止条件が成立しない場合には、ステップS6に戻り監視防犯手段の停止条件チェックを繰り返す。成立した場合には、監視防犯制御手段3は、屋内監視防犯手段4A又は屋外監視防犯手段4Bの動作を停止する。
この実施の形態例によれば、以下の効果が得られる。感情検知対象物が屋内にいる時と屋外にいる時とで、各モード毎の監視防犯制御を行なうことができる。例えば、感情検知対象物が屋内にいる時には、鳴き声数が少ない段階で侵入者と判断して監視防犯手段を動作させ、感情検知対象物が屋外にいる場合には、道路を通行している人に対しても威嚇で吠える場合があるから、この場合には、感情検知対象の動物の鳴き声の数ががある閾値を超えた場合に監視防犯手段を動作させるようにすることができ、効果的な防犯を行なうことができる。
上述の実施の形態例では、動物として犬を用いた場合を例にとったが、必ずしも犬に限るものではなく、不審者に対して威嚇感情を表し、その威嚇感情を電気信号に変換することができる動物であれば、何でもよい。
本発明方法の原理を示すフローチャートである。 本発明の原理ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。 本発明の第1の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。 本発明の第2の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第3の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第4の動作例を示すフローチャートである。 監視防犯制御の動作説明図である。 本発明の第5の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第6の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 音声検知手段
2 声紋分析手段
3 監視防犯制御手段
4 監視防犯手段
10 監視防犯システム

Claims (8)

  1. 動物の鳴き声を検知し(ステップ1)、
    その検知した鳴き声を分析し(ステップ2)、
    分析結果に基づいて警報を発生させる(ステップ3)
    ことを特徴とする監視防犯方法。
  2. 動物の鳴き声を検知して電子化した音声情報とする音声検知手段と、
    該音声検知手段の出力を受けてその声紋を元にその音声の声紋を分析してその音声情報の表わす感情を判定し感情情報とする声紋分析手段と、
    該声紋分析手段で分析された感情情報から監視防犯手段の起動・停止を制御する監視防犯制御手段と、
    該監視防犯制御手段の出力を受けて警報を発する予め設定された前記監視防犯手段と、
    により構成される監視防犯システム。
  3. 前記監視防犯手段の起動条件を、前記音声検知手段で受信した音声情報が威嚇感情を表わす鳴き声を予め設定された時間内に指定された回数以上発した時とすることを特徴とする請求項2記載の監視防犯システム。
  4. 前記音声検知手段で受信した音声情報が威嚇情報であった時は、監視準備状態として、予め設定された時間内に威嚇情報以外の情報を受信しない場合には前記監視防犯手段を起動し、威嚇情報以外の動物情報を受信した時には前記監視防犯制御手段の動作を停止することを特徴とする請求項2記載の監視防犯システム。
  5. 最初の動物の鳴き声を検知してから、予め設定した時間間隔で威嚇感情が解消されたかどうかを判断し、解消されない場合は前記監視防犯手段の動作レベルを高くしていくことを特徴とする請求項2記載の監視防犯システム。
  6. 予め設定された時間内でのみ前記監視防犯手段が起動するようにしたことを特徴とする請求項2記載の監視防犯システム。
  7. 感情検知対象の動物が屋内にいる屋内モードと、屋外にいる屋外モードとを設け、各モード毎の監視防犯制御を可能としたことを特徴とする請求項2記載の監視防犯システム。
  8. 動物の鳴き声を検知して電子化した音声情報とする音声検知手段と、その音声情報を送信する音声送信手段とから構成される音声情報伝送装置と、
    音声情報を受信する音声情報受信手段と、該音声情報受信手段の出力を受けてその音声の声紋を分析して感情情報に変換する声紋分析手段と、分析された感情情報から監視防犯手段を制御する監視防犯制御手段と、前記監視防犯手段とから構成される監視防犯装置とから構成される監視防犯システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014223135A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 株式会社北電子 撮像妨害検知装置及び撮像妨害検知方法
WO2015180447A1 (zh) * 2014-05-28 2015-12-03 西安中兴新软件有限责任公司 一种告警方法和终端、存储介质
CN108694958A (zh) * 2018-04-26 2018-10-23 广州国音科技有限公司 一种安防报警方法及装置
CN109616125A (zh) * 2018-12-13 2019-04-12 苏州思必驰信息科技有限公司 基于声纹识别的监控方法及系统

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