JP2005141159A - ラマン増幅システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 送信パワーを高出力化した際に光信号の伝送距離を一段と延伸することができるラマン増幅システムを提供する。
【解決手段】 送信端局10側から励起光Fを光ファイバ30に出力するラマン増幅用光源13を備えるラマン増幅システムにおいて、光ファイバ30が、送信端局10にその一端が接続される第1光ファイバ31と、第1光ファイバ31の他端に接続される第2光ファイバ33とを有しており、第1光ファイバ31のコア径が第2光ファイバ33のコア径と比較して大きいことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遠隔通信を行う光ファイバ通信システムに関し、特に、光ファイバ通信システムにおいて光信号を増幅させるラマン増幅システムに関する。
従来、相互に離間した送信端局から受信端局に光信号を無中継伝送する際に、光−電気変換素子を使用せずに減衰した光信号を増幅させるラマン増幅システムとして、前方ラマン増幅用光源及び後方ラマン増幅用光源を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このラマン増幅システムは、例えば、図4に示すように、送信端局40及び受信端局50の間に配置される光ファイバ60と、送信端局40側から光ファイバ60に励起光Fを出力する前方ラマン増幅用光源43と、受信端局50側から光ファイバ60に励起光Rを出力する後方ラマン増幅用光源53とを備えている。
このラマン増幅システムでは、送信器41からポストアンプ42を介して光ファイバ60に出力された光信号Sが光ファイバ60で伝送される際に減衰したとしても、光信号Sは、前方ラマン増幅用光源43及び後方ラマン増幅用光源53のそれぞれから出力された励起光F及び励起光Rによってラマン増幅される。したがって、このラマン増幅システムによれば、送信端局40と受信端局50との間が長距離で離間していても光通信が可能となる。
特開2000−151507号公報(段落0016〜段落0020及び図1)
ところで、送信端局40と受信端局50との距離を延伸するために、光ファイバ60に入力される光信号Sのパワーを増大させることが考えられる。しかしながら、このラマン増幅システムでは、光ファイバ60に入力されるチャンネルあたりの光信号Sのパワー(送信パワー)が18dBm以上になると、光ファイバ60にはラマン増幅とレイリー散乱との複合効果によって発振現象が生じる。このような発振現象が光ファイバ60に生じるとラマン増幅ゲインが得られない。したがって、このラマン増幅システムでは、送信パワーを高出力化した際に送信端局40と受信端局50との距離の延伸効果が期待できない。
そこで、本発明は、送信パワーを高出力化した際に光信号の伝送距離を一段と延伸することができるラマン増幅システムを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、光信号を伝送する光ファイバと、前記光ファイバの一端に設置されて、前記光信号を送信する送信端局と、前記光ファイバの他端に設置されて、前記光信号を受信する受信端局と、前記送信端局側から励起光を前記光ファイバに出力するラマン増幅用光源とを備えるラマン増幅システムにおいて、前記光ファイバが、送信端局にその一端が接続される第1光ファイバと、前記第1光ファイバの他端に接続される第2光ファイバとを有しており、当該第1光ファイバのコア径が当該第2光ファイバのコア径と比較して大きいことを特徴とする。
このラマン増幅システムでは、送信端局から光ファイバに入力された光信号は、この光ファイバを伝搬して受信端局で受信される。そして、この光ファイバには、ラマン増幅用光源から励起光が出力される。一方、このラマン増幅システムでは、光ファイバが第1光ファイバと第2光ファイバとで構成されており、第1光ファイバのコア径が第2光ファイバのコア径と比較して大きく設定されているので、第1光ファイバでの非線形効果は低減されている。そのため、励起光による光信号のラマン増幅は第2光ファイバで優先的に行われる。その結果、このラマン増幅システムでは、第1光ファイバにおけるラマン増幅及びレイリー散乱に起因する発振現象の発生が抑制される。
請求項2に記載の発明は、光信号を伝送する光ファイバと、前記光ファイバの一端に設置されて、前記光信号を送信する送信端局と、前記光ファイバの他端に設置されて、前記光信号を受信する受信端局と、前記送信端局側から励起光を前記光ファイバに出力する前方ラマン増幅用光源と、前記受信端局側から励起光を前記光ファイバに出力する後方ラマン増幅用光源とを備えるラマン増幅システムにおいて、前記光ファイバが、前記送信端局及び前記受信端局のそれぞれに配置される一対の第1光ファイバと、前記一対の第1光ファイバの間に配置される第2光ファイバとで構成されており、当該第1光ファイバのコア径は当該第2光ファイバのコア径と比較して大きいことを特徴とする。
このラマン増幅システムでは、前方ラマン増幅用光源から励起光が光ファイバに出力されるとともに、後方ラマン増幅用光源から励起光が光ファイバに出力される。一方、このラマン増幅システムでは、光ファイバが第1光ファイバと第2光ファイバとで構成されており、第1光ファイバのコア径が第2光ファイバのコア径と比較して大きく設定されているので、送信端局及び受信端局のそれぞれに配置される第1光ファイバでの非線形効果は低減されている。そのため、励起光による光信号のラマン増幅は第2光ファイバで優先的に行われる。その結果、このラマン増幅システムでは、前記1対の第1光ファイバにおける発振現象の発生が抑制される。
このようなラマン増幅システムにおいて、励起光のパワーは光信号のパワーに比較して2倍以上大きいことが好ましい。
すなわち、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のラマン増幅システムにおいて、前記送信端局側から前記光ファイバに出力される前記励起光のパワーは、前記送信端局から前記光ファイバに出力される前記光信号のパワーと比較して2倍以上大きいことを特徴とする。
請求項1に記載のラマン増幅システムによれば、光信号の出力パワーを増大させたとしても、第1光ファイバでは発振現象が生じることなく、光信号のラマン増幅は第2光ファイバで行われるので、光信号の伝送距離を一段と延伸することができる。
請求項2に記載のラマン増幅システムによれば、光信号の出力パワーを増大させたとしても、第1光ファイバでは発振現象が生じることなく、光信号のラマン増幅は第2光ファイバで行われるので、光信号の伝送距離を一段と延伸することができる。また、このラマン増幅システムによれば、後方ラマン増幅用光源から出力される励起光によって光信号をさらに増幅させることができるので、光信号の伝送距離をさらに延伸することができる。
請求項3に記載のラマン増幅システムによれば、より大きいラマン増幅ゲインを得ることができる。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明のラマン増幅システムにおける第1の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は、第1の実施の形態に係るラマン増幅システムの構成図である。
図1に示すように、ラマン増幅システムSM1は、送信端局10と、受信端局20と、光ファイバ30とを備えている。
送信端局10は、送信器11とこの送信器11に接続されたポストアンプ12とを備えており、送信器11から発信された光信号Sがポストアンプ12で増幅されて光ファイバ30に出力されるようになっている。
この送信端局10には、前方ラマン増幅用光源13及びカップラ14がさらに配設されている。本実施の形態での前方ラマン増幅用光源13は、1.45μmの波長の励起光(ポンプ光)Fを出力するように構成されている。この前方ラマン増幅用光源13は、特許請求の範囲の請求項1にいう「ラマン増幅用光源」に相当する。なお、この励起光Fの波長は、光信号Sを形成する光の波長より100nm程度短くなるように設定されている。
カップラ14は、ポストアンプ12と光ファイバ30との間に介設されるとともに、前方ラマン増幅用光源13と接続されており、送信器11から発信された光信号Sと前方ラマン増幅用光源13から出力された励起光Fとを合流させて光ファイバ30に送り込むように構成されている。
受信端局20は、プリアンプ22とこのプリアンプ22に接続された受信器21とを備えており、光ファイバ30を伝搬して到達した光信号Sをプリアンプ22が増幅するとともに、増幅された光信号を受信器21が受信するようになっている。
この受信端局20には、後方ラマン増幅用光源23及びカップラ24がさらに配設されている。本実施の形態での後方ラマン増幅用光源23は、1.45μmの波長の励起光(ポンプ光)Rを出力するように構成されている。なお、この励起光Rの波長は、光信号Sを形成する光の波長より100nm程度短くなるように設定されている。
カップラ24は、光ファイバ30とプリアンプ22との間に介設されるとともに、後方ラマン増幅用光源23と接続されており、光ファイバ30に励起光Rを出力するように構成されている。
光ファイバ30は、送信端局10が出力した光信号Sを受信端局20に伝送するものであり、シリカを母材とするシングルモードファイバ(SMF)が使用されている。そして、この光ファイバ30は、送信端局10に接続される第1光ファイバ31と、受信端局20に接続される第1光ファイバ32と、第1光ファイバ31及び第1光ファイバ32の間に配置されてこれら第1光ファイバ31,32にその両端が接続される第2光ファイバ33とで構成されている。
第1光ファイバ31が配設される区間A1の長さは、50kmに設定されており、第1光ファイバ32が配設される区間A2の長さは、50kmに設定されており、第2光ファイバ33が配設される区間B1の長さは、200kmに設定されている。
そして、第1光ファイバ31及び第1光ファイバ32は、実効断面積(以下、Aeffという)が190μm2であるとともに、第2光ファイバ33は、Aeffが80μm2であり、第1光ファイバ31,32のコア径は、第2光ファイバ33のコア径と比較して大きくなるように設定されている。
次に、このラマン増幅システムSM1の動作について、適宜図面を参照しながら説明する。図2は、図1のラマン増幅システムSM1におけるパワーダイヤグラムである。
まず、送信端局10では、送信器11から発信された光信号Sがポストアンプ12で増幅されるとともに、増幅された光信号Sがカップラ14を介して第1光ファイバ31に入力される(図1参照)。この際、本実施の形態では、第1光ファイバ31に入力される光信号Sの入力パワーが20dBmに設定されている。
その一方で、前方ラマン増幅用光源13から励起光Fが出力され、この励起光Fは、カップラ14を介して第1光ファイバ31に入力される(図1参照)。この際、本実施の形態では、第1光ファイバ31に入力される励起光Fの入力パワーが、前記光信号Sの入力パワーの10倍に相当する30dBmに設定されている。
このような光信号Sと励起光Fとが第1光ファイバ31に入力された際に、このラマン増幅システムSM1では、第1光ファイバ31のコア径が第2光ファイバ33のコア径と比較して大きく設定されているため、第1光ファイバ31での非線形効果が低減されている。したがって、第1光ファイバ31では、励起光Fによる光信号Sのラマン増幅が殆ど行われない。つまり、このラマン増幅システムSM1では、図2に示すように、光信号Sの光パワー(dB)が送信端局10に接続された第1光ファイバ31の区間A1で徐々に減衰していく。そして、この光信号S及び励起光Fは、第1光ファイバ31から第2光ファイバ33に伝搬していく(図1参照)。なお、このとき第1光ファイバ31では、光信号Sのラマン増幅が行われないため、レイリー散乱との複合効果による発振現象が生じることがない。
第2光ファイバ33では、この第2光ファイバ33のコア径が第1光ファイバ31のコア径より小さく設定されているため、励起光Fによって光信号Sのラマン増幅が優先的に行われる。そして、前記したように第1光ファイバ31では発振現象が生じることがないため、第2光ファイバ33における光信号Sのラマン増幅ゲインが発振現象によって低減されることがない。
ここで、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1と従来のラマン増幅システムとを比較するために、図2に従来のラマン増幅システムのパワーダイヤグラムを従来例として併記した。なお、ここでの従来のラマン増幅システムの構成は、図4に示したものと同様のものである。そして、光ファイバ60の長さが本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1の光ファイバ30(図1参照)と同じ長さに設定されているとともに、送信端局40から受信端局50に至るまでの光ファイバ60のAeffが一様に80μm2に設定されている。また、光ファイバ60には、本実施の形態のラマン増幅システムSM1と同様の条件で20dBmの光信号Sと30dBmの励起光Fとが入力されるようになっている。
この従来のラマン増幅システムでは、前記したような比較的大きなパワーで光信号Sが光ファイバ60に入力されると、光ファイバ60では、ラマン増幅とレイリー散乱との複合効果によって発振現象が生じる。したがって、この発振現象によって光ファイバ60では励起光Fによるラマン増幅ゲインが得られない。つまり、この従来のラマン増幅システムでは、図2に示すように、光信号Sはラマン増幅ゲインが得られないまま減衰していく。
これに対し、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1では、前記したように第1光ファイバ31で発振現象が生じることがなく、そして、第2光ファイバ33における光信号Sのラマン増幅ゲインが発振現象によって低減されることがないため、励起光Fによるラマン増幅ゲイン、つまり前方ラマン増幅ゲインが従来のラマン増幅システムに比べて4dB以上向上する。なお、この前方ラマン増幅ゲインの値は、第2光ファイバ33の区間B1(図2参照)の中間位置における値である。
その一方で、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1では、受信端局20に接続された第1光ファイバ32に後方ラマン増幅用光源23からカップラ24を介して励起光Rが入力される(図1参照)。この際、本実施の形態では、第1光ファイバ32に入力される励起光Rの入力パワーが、30dBmに設定されている。
この励起光Rは、コア径が第2光ファイバ33と比較して大きい第1光ファイバ32を介して第2光ファイバ33に入力される。そして、この励起光Rによって第2光ファイバ33でラマン増幅された光信号Sは、図2に示すように、受信端局20に接続された第1光ファイバ32の区間A2を減衰しながら伝搬して受信端局20に入力される(図1参照)。このとき本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1では、第1光ファイバ32のコア径が第2光ファイバ33のコア径と比較して大きく設定されており、第1光ファイバ32での発振現象の発生が回避される。そのため、励起光Rによるラマン増幅ゲイン、つまり後方ラマン増幅ゲインが大きく得られる。
ここで、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1と従来のラマン増幅システムとを比較する。従来のラマン増幅システムでは、光ファイバ60に本実施の形態のラマン増幅システムSM1と同様の条件で30dBmの励起光Rが入力されるようになっている。
この従来のラマン増幅システムでは、光ファイバ60に励起光Rが入力された際に(図4参照)、光ファイバ60のAeffが一様に80μm2に設定されているため、図2に示すように、大きな後方ラマン増幅ゲインを得ることができない。
これに対し、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1では、前記したように、第1光ファイバ32での発振現象の発生が回避される。そのため、後方ラマン増幅ゲインが従来のラマン増幅システムに比べて6dB以上向上する。つまり、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1では、前方ラマン増幅ゲイン及び後方ラマン増幅ゲインの合計で10dB以上のラマン増幅ゲインが得られる。
そして、図1に示すように、受信端局20に入力された光信号Sがカップラ24を介してプリアンプ22に入力されて増幅されるとともに、受信器21で受信されて、このラマン増幅システムSM1の動作は終了する。
以上のように、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM1では、大きいパワーの光信号Sが第1光ファイバ31に入力されたとしても、第1光ファイバ31で発振現象が生じることがなく、そして、第2光ファイバ33における光信号Sのラマン増幅ゲインが発振現象によって低減されることがない。したがって、このラマン増幅システムSM1によれば、大きな前方ラマン増幅ゲインを得ることができるので、送信端局10及び受信端局20の間の距離を延伸することができる。
また、このラマン増幅システムSM1によれば、前記したように大きな後方ラマン増幅ゲインを得ることができるため、送信端局10及び受信端局20の間の距離を一段と延伸することができる。
また、このラマン増幅システムSM1では、光ファイバ30に入力する励起光Fのパワーが、光ファイバ30に入力する光信号Sのパワーと比較して2倍以上、具体的には、励起光Fのパワーが、光ファイバ30に入力する光信号Sのパワーの10倍に設定されているため、大きなラマン増幅ゲインを得ることができる。したがって、このラマン増幅システムSM1によれば、送信端局10及び受信端局20の間の距離を一段と延伸することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明のラマン増幅システムにおける第2の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図3は、第2の実施の形態に係るラマン増幅システムの構成図である。なお、この第2の実施の形態に係るラマン増幅システムにおいて、第1の実施の形態に係るラマン増幅システムと同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM2は、送信端局10と、受信端局20aと、光ファイバ30aとを備えている。
送信端局10は、第1実施の形態に係るラマン増幅システムSM1と同様に構成されている。つまり、この送信端局10は、送信器11から発信した光信号Sをポストアンプ12で増幅して光ファイバ30に出力するとともに、前方ラマン増幅用光源13から出力した1.45μmの波長の励起光(ポンプ光)Fを、カップラ14を介して光ファイバ30aに出力するようになっている。
受信端局20aは、プリアンプ22と、分散補償ファイバ25と、光バンドパスフィルタ26と、受信器21とを備えており、これらプリアンプ22、分散補償ファイバ25、光バンドパスフィルタ26及び受信器21は、この順番に接続されている。
分散補償ファイバ25は、この分散補償ファイバ25に接続された図示しない励起光源から出力された励起光によって、光信号Sの光ファイバ30aでの群速度分散を補償するものである。
光バンドパスフィルタ26は、後記するEDF(エルビウム添加分散補償ファイバ)増幅器34で発生した自然放出光(ASE)ノイズを遮断するものである。
この受信端局20aには、後方ラマン増幅用光源23及びカップラ24がさらに配設されている。本実施の形態での後方ラマン増幅用光源23は、1.48μmの波長の励起光(ポンプ光)Rを光ファイバ30aにカップラ24を介して出力するように構成されている。
光ファイバ30aは、送信端局10が出力した光信号を受信端局20aに伝送するものであり、シリカを母材とするシングルモードファイバ(SMF)が使用されている。そして、この光ファイバ30aは、送信端局10に接続される第1光ファイバ31aと、この第1光ファイバ31aに接続される第2光ファイバ33aと、受信端局20aに接続される第1光ファイバ32aと、この第1光ファイバ32aに接続される第2光ファイバ33bとで構成されている。
第1光ファイバ31aが配設される区間A3の長さは、50kmに設定されており、第2光ファイバ33aが配設される区間B2の長さは、250kmに設定されており、第2光ファイバ33bが配設される区間B3の長さは、50kmに設定されており、第1光ファイバ32aが配設される区間A4の長さは、50kmに設定されている。
そして、第1光ファイバ31a及び第1光ファイバ32aは、Aeffが190μm2であるとともに、第2光ファイバ33a及び第2光ファイバ33bは、Aeffが80μm2であり、第1光ファイバ31a,32aのコア径は、第2光ファイバ33a,33bのコア径と比較して大きくなるように設定されている。
このような光ファイバ30aには、第2光ファイバ33aと第2光ファイバ33bとの間にEDF増幅器34が介設されている。このEDF増幅器34は、エルビウムがドープされた数10〜100mの長さのシリカを母材とするファイバによって構成されている。このEDF増幅器34は、後方ラマン増幅用光源23から出力される励起光Rで励起したエルビウムの誘導放出によって光信号Sのパワーを増幅するものである。なお、このEDF増幅器34では、自然放出光(ASE)ノイズが発生するが、この自然放出光(ASE)ノイズは、光バンドパスフィルタ26で遮断される。
次に、このラマン増幅システムSM2の動作について説明する。まず、このラマン増幅システムSM2では、送信端局10から光信号S及び励起光Fが第1光ファイバ31aに入力される(図3参照)。この際、本実施の形態では、第1光ファイバ31aに入力される光信号Sの入力パワーは、20dBmに設定されており、第1光ファイバ31aに入力される励起光Fのパワーは、前記光信号Sの入力パワーの10倍に相当する30dBmに設定されている。
このような光信号Sと励起光Fが第1光ファイバ31aに入力されると、このラマン増幅システムSM2では、第1光ファイバ31aのコア径が第2光ファイバ33aのコア径と比較して大きく設定されているため、第1光ファイバ31aでの非線形効果が低減されている。その結果、光信号Sは第1光ファイバ31aで励起光Fによるラマン増幅が殆ど行われずに、減衰しながら第2光ファイバ33aに伝搬していく。なお、このとき第1光ファイバ31aでは、光信号Sのラマン増幅が行われないため、レイリー散乱との複合効果による発振現象が生じることがない。
第2光ファイバ33aでは、この第2光ファイバ33aのコア径が第1光ファイバ31aのコア径より小さく設定されているため、励起光Fによって光信号Sのラマン増幅が優先的に行われる。そして、前記したように第1光ファイバ31aでは発振現象が生じることがないため、第2光ファイバ33aにおける光信号Sのラマン増幅ゲインが発振現象によって低減されることがない。そして、ラマン増幅ゲインを得た光信号Sは、EDF増幅器34を通過することによってそのパワーが増幅されるとともに、第2光ファイバ33bに伝搬していく(図3参照)。
その一方で、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM2では、受信端局20aに接続された第1光ファイバ32aに後方ラマン増幅用光源23からカップラ24を介して励起光Rが入力される(図3参照)。この際、本実施の形態では、第1光ファイバ32aに入力される励起光Rの入力パワーが、32dBmに設定されている。
この励起光Rは、コア径が第2光ファイバ33bと比較して大きい第1光ファイバ32aを介して第2光ファイバ33bに入力される。そして、この励起光Rによって第2光ファイバ33bでラマン増幅された光信号Sは、受信端局20aに接続された第1光ファイバ32aを減衰しながら伝搬して受信端局20aに入力される(図3参照)。このとき本実施の形態に係るラマン増幅システムSM2では、第1光ファイバ32aのコア径が第2光ファイバ33bのコア径と比較して大きく設定されており、第1光ファイバ32aでの発振現象の発生が回避される。そのため、励起光Rによるラマン増幅ゲイン、つまり後方ラマン増幅ゲインが大きく得られる。
そして、受信端局20aに入力された光信号Sは、カップラ24を介してプリアンプ22に入力されて増幅されるとともに、分散補償ファイバ25に入力される。分散補償ファイバ25は、入力した光信号Sの光ファイバ30aにおける群速度分散を補償するとともに、この光信号Sを光バンドパスフィルタ26に出力する。光信号Sを入力した光バンドパスフィルタ26は、EDF増幅器34で発生した自然放出光(ASE)ノイズを光信号Sから除去する。そして、自然放出光(ASE)ノイズが除去された光信号Sが受信器21で受信されて、このラマン増幅システムSM2の動作は終了する。
<ラマン増幅ゲインの評価試験>
次に、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM2におけるラマン増幅ゲインの評価試験を行ったのでその評価結果について説明する。
この評価試験では、ラマン増幅システムSM2を前記した条件で動作させた際の、励起光Fによる前方ラマン増幅ゲイン及び励起光Rによる後方ラマン増幅ゲインを測定するとともに、比較例として次に説明するラマン増幅システムの前方ラマン増幅ゲイン及び後方ラマン増幅ゲインを測定した。
比較例で使用したラマン増幅システムは、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM2で使用した光ファイバ30aに代えて、Aeffが一様に80μm2に設定されている光ファイバを使用したほかはラマン増幅システムSM2と同様に構成されている。そして、比較例で使用したラマン増幅システムでのEDF増幅器34の配置位置は、ラマン増幅システムSM2と同様であり、送信端局10からEDF増幅器34の距離が同じ距離になるように設定されている。また、比較例で使用したラマン増幅システムの動作条件は、ラマン増幅システムSM2と同様であり、光ファイバに入力される光信号Sの入力パワーが20dBmに設定されており、光ファイバに入力される励起光F及び励起光Rの入力パワーが30dBmに設定されている。
このようなラマン増幅システムSM2、及び比較例のラマン増幅システムにおける前方ラマン増幅ゲイン及び後方ラマン増幅ゲインの測定結果を表1に示す。
Figure 2005141159
表1から明らかなように、ラマン増幅システムSM2(表1中、「本発明」で示す)では、励起光Fによって4dBの前方ラマン増幅ゲインが得られている。これに対し、比較例のラマン増幅システムでは、前方ラマン増幅ゲインが得られていない。つまり、比較例のラマン増幅システムでは、光ファイバに光信号が入力された際に、ラマン増幅とレイリー散乱との複合効果によって生じた発振現象によってラマン増幅ゲインが得られなかったものと考えられる。これに対しラマン増幅システムSM2(本発明)では、第1ファイバ31aで発振現象が生じることなく、発振現象で第2光ファイバ33aでの光信号Sのラマン増幅ゲインが低減されなかったものと考えられる。
また、表1から明らかなように、ラマン増幅システムSM2(本発明)では、励起光Rによって23dBの後方ラマン増幅ゲインが得られている。これに対し、比較例のラマン増幅システムでは、後方ラマン増幅ゲインが高々17dBに止まっている。このようにラマン増幅システムSM2で大きな後方ラマン増幅ゲインが得られるのは、第1光ファイバ32aでの発振現象の発生が回避されたことによるものと考えられる。
以上のように、本実施の形態に係るラマン増幅システムSM2では、大きいパワーの光信号Sが第1光ファイバ31aに入力されたとしても、第1光ファイバ31aで発振現象が生じることがなく、そして、第2光ファイバ33aにおける光信号Sのラマン増幅ゲインが発振現象によって低減されることがない。したがって、このラマン増幅システムSM2によれば、大きな前方ラマン増幅ゲインを得ることができるので、送信端局10及び受信端局20aの間の距離を延伸することができる。
また、このラマン増幅システムSM2によれば、前記したように大きな後方ラマン増幅ゲインを得ることができるため、送信端局10及び受信端局20aの間の距離を一段と延伸することができる。
また、このラマン増幅システムSM2では、光ファイバ30aに入力する励起光Fのパワーが、光ファイバ30aに入力する光信号Sのパワーと比較して2倍以上、具体的には、励起光Fのパワーが、光ファイバ30aに入力する光信号Sのパワーの10倍に設定されているため、大きなラマン増幅ゲインを得ることができる。したがって、このラマン増幅システムSM2によれば、送信端局10及び受信端局20aの間の距離を一段と延伸することができる。
また、このラマン増幅システムSM2では、EDF増幅器34によって、光信号Sのパワーが増幅されるので、送信端局10及び受信端局20aの間の距離を一段と延伸することができる。
以上のように、本実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は前記した実施の形態に限定されるものでなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、前記第1の実施の形態及び前記第2の実施の形態では、前方ラマン増幅用光源13が送信端局10に組み込まれ、後方ラマン増幅用光源23が受信端局20,20aに組み込まれているが、本発明ではこれに限定されるものではなく、これら前方ラマン増幅用光源13及び後方ラマン増幅用光源23が、送信端局10及び受信端局20,20aと別個に配置されたものであってもよい。
また、本発明に係るラマン増幅システムは、少なくとも送信端局にその一端が接続される第1光ファイバと、この第1光ファイバの他端に接続される第2光ファイバを有していればよく、第1光ファイバ及び第2光ファイバの数に制限はない。つまり、本発明に係るラマン増幅システムは、この第2光ファイバにさらに複数組の第1光ファイバ及び第2光ファイバが接続されるものであってもよい。また、このような複数組の第1光ファイバ及び第2光ファイバを有するラマン増幅システムは、第1光ファイバと第2光ファイバの間にラマン増幅用光源が配置されるとともに、このラマン増幅用光源からは第1光ファイバに向けて励起光が出力されるように構成されたものであってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るラマン増幅システムの構成図である。 図1のラマン増幅システムのパワーダイヤグラムである。 本発明の第2の実施の形態に係るラマン増幅システムの構成図である。 従来のラマン増幅システムの構成図である。
符号の説明
10 送信端局
13 前方ラマン増幅用光源
20 受信端局
20a 受信端局
23 後方方ラマン増幅用光源
30 光ファイバ
30a 光ファイバ
31 第1光ファイバ
31a 第1光ファイバ
32 第1光ファイバ
32a 第1光ファイバ
33 第2光ファイバ
33a 第2光ファイバ
33b 第2光ファイバ
F 励起光
R 励起光
S 光信号
SM1 ラマン増幅システム
SM2 ラマン増幅システム

Claims (3)

  1. 光信号を伝送する光ファイバと、
    前記光ファイバの一端に設置されて、前記光信号を送信する送信端局と、
    前記光ファイバの他端に設置されて、前記光信号を受信する受信端局と、
    前記送信端局側から励起光を前記光ファイバに出力するラマン増幅用光源とを備えるラマン増幅システムにおいて、
    前記光ファイバが、送信端局にその一端が接続される第1光ファイバと、前記第1光ファイバの他端に接続される第2光ファイバとを有しており、当該第1光ファイバのコア径が当該第2光ファイバのコア径と比較して大きいことを特徴とするラマン増幅システム。
  2. 光信号を伝送する光ファイバと、
    前記光ファイバの一端に設置されて、前記光信号を送信する送信端局と、
    前記光ファイバの他端に設置されて、前記光信号を受信する受信端局と、
    前記送信端局側から励起光を前記光ファイバに出力する前方ラマン増幅用光源と、
    前記受信端局側から励起光を前記光ファイバに出力する後方ラマン増幅用光源とを備えるラマン増幅システムにおいて、
    前記光ファイバが、前記送信端局及び前記受信端局のそれぞれに配置される一対の第1光ファイバと、前記一対の第1光ファイバの間に配置される第2光ファイバとで構成されており、当該第1光ファイバのコア径は当該第2光ファイバのコア径と比較して大きいことを特徴とするラマン増幅システム。
  3. 前記送信端局側から前記光ファイバに出力される前記励起光のパワーは、前記送信端局から前記光ファイバに出力される前記光信号のパワーと比較して2倍以上大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラマン増幅システム。
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