JP2005138150A - ダイカスト製品の製造方法、及び金型 - Google Patents

ダイカスト製品の製造方法、及び金型 Download PDF

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Abstract

【課題】 キャビティ内のオーバーフローゲートの近傍位置において鋳造される部分から、溶接時又は熱処理時にガスが噴き出すことのないダイカスト製品の製造方法、及び当該製造方法に使用される金型の提供。
【解決手段】 金型1のキャビティ10aは、製品キャビティ部11aと製品キャビティ部11aの上部に接続されたダミーキャビティ部12aとを有しており、ダミーキャビティ部12aは、製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続されている。ダミーキャビティ部12aはオーバーフローゲート50a、50b、50cと段差をなして連通接続されている。ダミーキャビティ部12a内で鋳造された部分は、ダイカスト製品の製造方法の切断除去工程においてダイカスト製品となる製品キャビティ部11a内で鋳造された部分から切断除去される。
【選択図】図1

Description

本発明はダイカスト製品の製造方法、及び金型に関し、特に、鋳物材や展伸材と溶接されるダイカスト製品や、熱処理が施されるダイカスト製品を製造するためのダイカスト製品の製造方法、及び、当該製造方法を使用するための金型に関する。
アルミニウム合金等の軽合金を用いるダイカスト鋳造は、複雑形状のダイカスト製品を製造可能であり、また、鋳造を短時間で行うことができるため生産性が良い。このため、軽合金からなるダイカスト製品、特にアルミニウム合金ダイカスト製品は、自動車部品や家電商品をはじめとして様々な分野で広く使用されている。近年では、ダイカスト鋳造により鋳造されたダイカスト製品をそのまま使用するだけでなく、別個に鋳造されたダイカスト製品どうしを溶接して使用したりするニーズや、鋳物材や展伸材とダイカスト製品とを溶接して使用したりするニーズが高まっている。この場合溶接は、例えば、TIG溶接、MIG溶接等によって行われる。
ダイカスト鋳造により鋳造を行っている時には、アルミニウム合金溶湯等の軽合金溶湯の中に空気からなるガスが巻込まれ、この結果、ダイカスト製品がガスを含有してしまうことがある。ダイカスト製品がガスを含有していると、上述のようにダイカスト製品を鋳物材等とTIG溶接、MIG溶接等により溶接するときに、溶融したダイカスト製品の溶接位置からガスが吹き出し、良好な溶接継手が得られないという問題が生ずる。
また、アルミニウム合金等の軽合金製のダイカスト製品の場合には、ダイカスト鋳造後にいわゆるT6処理等の熱処理を行う場合がある。このような熱処理を行っているときに、ガスがダイカスト製品中に巻込まれて含まれていると、ガス巻込みによるふくれが発生して製品が不良となる。そこで、ダイカスト製品の内部にガスを含まないようにするために、従来より真空ダイカスト法が採用されている。
特開2002−105572号公報には、金型キャビティ内を10kPa以下に真空引きしてダイカスト鋳造を行う高真空ダイカスト法が記載されている。金型キャビティ内の真空度をこのように高くすることにより、ダイカスト製品へのガスの巻込みを極力防止することができる。
ここで、高真空ダイカスト法によりダイカスト製品を鋳造する金型の一例をより具体的に説明する。図2に示されるように、金型101の内部にはアルミニウム合金溶湯が充填されるキャビティ110aと、ゲート120aと、ランナー130aと、射出口140aとが形成されている。キャビティ110aの下部にはゲート120aの上端が連通接続されており、ゲート120aの下部にはランナー130aの上端が連通接続されている。ランナー130aの下部には射出口140aが連通接続されており、射出口140aは図示せぬスリーブに連通している。図示せぬスリーブから供給されてきたアルミニウム合金溶湯は、射出口140aを通ってランナー130aに流入し、ゲート120aを通ってキャビティ110aに充填されるように構成されている。なお、図2においては、図の上方が鉛直上方であり、下方が鉛直下方である。
金型101内であってキャビティ110aの上側には、3つのオーバーフローゲート150a、150b、150cが形成されている。オーバーフローゲート150a、150b、150cの下端は、それぞれキャビティ110aの鉛直方向における最も上の位置に連通接続されており、水平方向で切ったキャビティ110aのオーバーフローゲート150a、150b、150c近傍位置の断面よりも水平方向で切ったオーバーフローゲート150a、150b、150cの断面の方が小さくなっている。従って、オーバーフローゲート150a、150b、150cは、キャビティ110aと段差をなして連通接続されている。
オーバーフローゲート150a、150b、150cの上側には3つのオーバーフロー160a、160b、160cが形成されており、オーバーフローゲート150a、150b、150cの上端は、それぞれオーバーフロー160a、160b、160cの下端に1つずつ連通接続されている。オーバーフロー160a、160b、160cの上側には排気ランナー170aが形成されており、排気ランナー170aの下端にオーバーフロー160a、160b、160cの上端が連通接続されている。キャビティ110a内に流入したアルミニウム合金溶湯は、オーバーフローゲート150a、150b、150cを通ってオーバーフロー160a、160b、160c内へ流入するように構成されている。オーバーフロー160a、160b、160cが接続されている一端に対する排気ランナー170aの他端には、排気バルブ180が設けられており、排気バルブ180には図示せぬ吸引路を介して図示せぬ真空ポンプと図示せぬ真空タンクとが接続されている。
特開2002−105572号公報(3頁、6頁〜7頁、図4)
しかし、上述の公報に記載されているような高真空ダイカスト法を用いてダイカスト鋳造を行った場合であっても、キャビティ110a内のオーバーフローゲート150a、150b、150cの近傍位置において鋳造されるダイカスト製品の部分の内部に、ガスが巻込まれてしまうことを防止することは困難である。この部分は、前述のように、オーバーフローゲート150a、150b、150cがキャビティ110aと段差をなして連通接続されており、例えば矢印Cに示されるように、キャビティ110a内に流入したアルミニウム合金溶湯が、キャビティ110aを画成する金型101の内周面に衝突して渦を巻いてしまい、ガスが巻き込まれ易い位置となっているからである。
このため、ダイカスト製品の一部であってキャビティ110a内のオーバーフローゲート150a、150b、150c近傍位置において鋳造された部分が溶接位置となる場合には、溶融した当該接続位置からガスが噴き出してしまい、良好な溶接継手を得ることができないという問題を依然として解決することができなかった。また、ダイカスト鋳造後の熱処理におけるふくれの問題も、依然として解決することができなかった。
そこで、本発明は、キャビティ内のオーバーフローゲートの近傍位置において鋳造される部分から、溶接時及び熱処理時にガスが噴き出すことのないダイカスト製品の製造方法、及び当該ダイカスト製品を鋳造するための金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ダイカスト製品を鋳造するために溶湯が充填されるキャビティ10aと、該キャビティ10aよりも断面積が小さく該キャビティ10aの上部に段差をなして連通接続されるオーバーフローゲート50a、50b、50cとが形成され、該キャビティ10aは製品キャビティ部11aと、該製品キャビティ部11aの上部に接続されるダミーキャビティ部12aとを有し、該ダミーキャビティ部12aは該製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続され、該ダミーキャビティ部12aが該オーバーフローゲート50a、50b、50cに連通接続されている金型1を使用してダイカスト製品を製造するためのダイカスト製品の製造方法であって、該製品キャビティ部11aに溶湯を充填する製品部充填工程と、該製品キャビティ部11aに溶湯を供給することにより該ダミーキャビティ部12aにも溶湯を充填するダミーキャビティ部充填工程と、該製品キャビティ部11aと該ダミーキャビティ部12aとで鋳造されたダイカスト鋳造品から該ダミーキャビティ部12aにおいて鋳造された部分を切断除去する切断除去工程とを有するダイカスト製品の製造方法を提供している。
また、本発明は、ダイカスト製品を鋳造するために溶湯が充填されるキャビティ10aと、該キャビティ10aよりも断面積が小さく該キャビティ10aの上部に段差をなして連通接続されるオーバーフローゲート50a、50b、50cとが形成された金型1において、該キャビティ10aは製品キャビティ部11aと、該製品キャビティ部11aの上部に接続されるダミーキャビティ部12aとを有し、該ダミーキャビティ部12aは該製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続され、該ダミーキャビティ部12aが該オーバーフローゲート50a、50b、50cに連通接続されている金型1を提供している。
本発明の請求項1記載のダイカスト製品の製造方法、請求項2記載の金型によれば、ダイカスト製品を鋳造するための金型に形成されたキャビティは、製品キャビティ部と製品キャビティ部の上部に接続されるダミーキャビティ部とを有し、ダミーキャビティ部は製品キャビティ部と段差なく連続的に連通接続され、ダミーキャビティ部がオーバーフローゲートに連通接続されているため、キャビティ内のオーバーフローゲート近傍位置においてガス巻込みが生じても、当該ガス巻込みによりガスが巻込まれるダイカスト鋳造品の部分を、ダミーキャビティ部内に位置する部分とすることができる。
ダミーキャビティ部内で鋳造された部分は、最終的にはダイカスト製品となる製品キャビティ部で鋳造された部分から切断除去される。このため、ダイカスト製品と鋳物材等との溶接を行う際の当該ダイカスト製品の溶接位置をガスが含まれていない部分とすることができ、当該溶接位置からガスが溶融金属部に噴き出すことを防止することができ、良好な溶接継手とすることができる。
また、鋳造後にT6処理等の熱処理を要するダイカスト製品の場合には、ダイカスト製品中にガスが巻込まれていないため、当該熱処理時にガス巻込みによるふくれが発生して製品が不良となることを防止することができる。
本発明の実施の形態による金型について図1を参照しながら説明する。図1に示されるように、金型1はアルミニウム合金ダイカスト製品を鋳造するためのものであり、金型1内部には、アルミニウム合金溶湯が充填されるキャビティ10aと、ゲート20aと、ランナー30aと、射出口40aとが形成されている。キャビティ10aの下部にはゲート20aの上端が連通接続されており、ゲート20aの下部にはランナー30aの上端が連通接続されている。ランナー30aの下部には射出口40aが連通接続されており、射出口40aは図示せぬスリーブに連通している。図示せぬスリーブから供給されてきたアルミニウム合金溶湯は、射出口40aを通ってランナー30aに流入し、ゲート20aを通ってキャビティ10aに充填されるように構成されている。なお、図1においては図の上方が鉛直上方であり、下方が鉛直下方である。
キャビティ10aは、製品キャビティ部11aと製品キャビティ部11aの上部に接続されたダミーキャビティ部12aとを有しており、ダミーキャビティ部12aは、図1の破線Aで示される位置において製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続されている。キャビティ10a内にアルミニウム合金溶湯が充填されるときには、先ず、製品キャビティ部11aにアルミニウム合金溶湯が充填され、次に、ダミーキャビティ部12aにアルミニウム合金溶湯が充填されるように構成されている。ダミーキャビティ部12aにアルミニウム合金溶湯が充填されるときには、ダミーキャビティ部12aは製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続されているため、アルミニウム合金溶湯はスムーズに流れ、製品キャビティ部11aのダミーキャビティ部12a近傍位置において、ガスの巻込みが生じることを防止することができる。
金型1内であってキャビティ10aのダミーキャビティ部12aの上側には、3つのオーバーフローゲート50a、50b、50cが形成されている。オーバーフローゲート50a、50b、50cの下端は、それぞれキャビティ10aのダミーキャビティ部12aの鉛直方向における最も上の位置に連通接続されており、水平方向で切ったダミーキャビティ部12aの断面よりも水平方向で切ったオーバーフローゲート50a、50b、50cの断面の方が小さくなっている。従って、オーバーフローゲート50a、50b、50cは、キャビティ10aのダミーキャビティ部12aと段差をなして連通接続されている。
3つのオーバーフローゲート50a、50b、50cの上側には、それぞれ3つのオーバーフロー60a、60b、60cが形成されており、オーバーフローゲート50a、50b、50cの上端は、それぞれオーバーフロー60a、60b、60cの下端に1つずつ連通接続されている。オーバーフロー60a、60b、60cの上側には排気ランナー70aが形成されており、排気ランナー70aの下端にオーバーフロー60a、60b、60cの上端が連通接続されている。キャビティ10a内に流入したアルミニウム合金溶湯は、オーバーフローゲート50a、50b、50cを通ってオーバーフロー60a、60b、60c内へ流入するように構成されている。
オーバーフロー60a、60b、60cが接続されている一端に対する排気ランナー70aの他端には、排気バルブ80が設けられており、排気バルブ80には図示せぬ吸引路を介して図示せぬ真空ポンプと図示せぬ真空タンクとが接続されている。排気バルブ80を開いた状態として図示せぬ真空ポンプを駆動させることにより、キャビティ10a内を所定の真空度に真空引きすることができるように構成されている。
次に、本発明の実施の形態によるダイカスト製品の製造方法について説明する。ダイカスト製品の製造方法では、金型1が用いられてアルミニウム合金ダイカスト製品が製造される。先ず、ダイカスト製品の製造方法では、キャビティ10aの真空引きを開始した後に製品部充填工程が行われる。製品部充填工程では、図示せぬスリーブから射出口40a、ランナー30a、ゲート20aを介してキャビティ10aの製品キャビティ部11aにアルミニウム合金溶湯を充填する。
次に、ダミーキャビティ部充填工程を行う。ダミーキャビティ部充填工程では、図示せぬスリーブから射出口40a、ランナー30a、ゲート20aを介してキャビティ10aの製品キャビティ部11aにアルミニウム合金溶湯を供給することによって、ダミーキャビティ部12aにもアルミニウム合金溶湯を充填する。このとき、ダミーキャビティ部12aは製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続されているため、製品キャビティ部のダミーキャビティ部12a近傍位置において、ガスの巻込みは生じない。
そして、更にアルミニウム合金溶湯をキャビティ10aの製品キャビティ部11aに供給することにより、アルミニウム合金溶湯はオーバーフローゲート50a、50b、50cへ流入し、オーバーフロー60a、60b、60cへ流入する。このとき、オーバーフローゲート50a、50b、50cは、キャビティ10aのダミーキャビティ部12aと段差をなして連通接続されているため、例えば矢印Bに示されるように、キャビティ10a内に流入したアルミニウム合金溶湯が、キャビティ10aを画成する金型1の内周面に衝突して渦を巻いてしまい、ダミーキャビティ部12a内のアルミニウム合金溶湯において、ガスの巻込みが生じることがある。なお、説明の便宜上、アルミニウム合金溶湯が渦を巻いている様子を矢印Bで示したが、実際には、アルミニウム合金溶湯の渦を巻く方向は、矢印Bで示されるような図1の紙面に平行な方向だけでなく、例えば、図1の紙面に垂直な方向にも渦を巻いている。
次に、金型1によって鋳造されたダイカスト鋳造品を金型1から取出し、切断除去工程を行う。切断除去工程では、キャビティ10a内の製品キャビティ部11aとダミーキャビティ部12aとで鋳造されたダイカスト鋳造品の、ダミーキャビティ部12aにおいて鋳造された部分を切断除去する。切断はトリミングによって行うのではなく、丸鋸等を使用して行う。この切断除去工程によってダミーキャビティ部12aにおいて鋳造された部分とともにオーバーフローゲート50a、50b、50cやオーバーフロー60a、60b、60cで鋳造された部分も除去されてしまうので、通常行われているトリミング工程、即ち、キャビティ10a内で鋳造された部分とオーバーフローゲート50a、50b、50cで鋳造された部分とを切断する工程は不要であり行われない。
アルミニウム合金ダイカスト製品を製造するための金型1のキャビティ10aは、製品キャビティ部11aと製品キャビティ部11aの上側のダミーキャビティ部12aとを有しており、ダミーキャビティ部12aは製品キャビティ部11aと段差なく連続的に連通接続され、ダミーキャビティ部12aがオーバーフローゲート50a、50b、50cに連通接続されているため、キャビティ10a内のオーバーフローゲート50a、50b、50c近傍位置においてガス巻込みが生じても、当該ガス巻込みによりガスが巻込まれる鋳造品の部分を、ダミーキャビティ部12a内に位置している部分とすることができる。
このため、ダミーキャビティ部12a内で鋳造された部分は、切断除去工程においてダイカスト製品となる製品キャビティ部11a内で鋳造された部分から切断除去されるので、ダイカスト製品を鋳物材等と溶接を行う際の当該ダイカスト製品の溶接位置にはガスが含まれておらず、溶接位置からガスが溶融金属部に噴き出すことを防止することができ、良好な溶接継手とすることができる。
また、鋳造後にいわゆるT6処理等の熱処理を行っているときに、ガスがダイカスト製品中に含有されていないため、ガス巻込みによるふくれが発生して製品が不良となることを防止することができる。
本発明によるダイカスト製品の製造方法、及び金型は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態による金型1はアルミニウム合金ダイカスト鋳造品を鋳造するためのものであり、また、アルミニウム合金ダイカスト製品の製造方法であったが、アルミニウム合金に限定されず、例えば、マグネシウム合金等からなるダイカスト製品を鋳造するための金型、製造方法であってもよい。
また、ゲート20aはキャビティ10aの下部に連通接続されていたが、この位置に限定されず、例えば、キャビティの横の位置又は傾斜した位置においてゲートと連通接続されてもよい。
また、オーバーフローゲート50a、50b、50cはダミーキャビティ部12aの最も上の位置に接続され、ダミーキャビティ部12aは製品キャビティ部11aの上に形成されていたが、これらの位置に限定されない。例えば、オーバーフローゲートが、図1に示されるダミーキャビティ部12aの最も上の位置ではなく側面の位置に接続されてもよい。また、ダミーキャビティ部が、製品キャビティ部の上に形成されず製品キャビティ部の上部の側面位置に形成されてもよく、さらに、当該ダミーキャビティ部の上端面又は側面にオーバーフローゲートが接続されてもよい。
本発明のダイカスト製品の製造方法、及び金型は、アルミニウム合金やマグネシウム合金等からなるダイカスト製品であって、鋳造後に鋳物材等と溶接されたり、鋳造後に熱処理が施されるダイカスト製品の分野において極めて有用である。
本発明の実施の形態による金型を示す概略図。 従来の金型を示す概略図。
符号の説明
1 金型
10a キャビティ
11a 製品キャビティ部
12a ダミーキャビティ部
50a、50b、50c オーバーフローゲート

Claims (2)

  1. ダイカスト製品を鋳造するために溶湯が充填されるキャビティと、該キャビティよりも断面積が小さく該キャビティの上部に段差をなして連通接続されるオーバーフローゲートとが形成され、該キャビティは製品キャビティ部と、該製品キャビティ部の上部に接続されるダミーキャビティ部とを有し、該ダミーキャビティ部は該製品キャビティ部と段差なく連続的に連通接続され、該ダミーキャビティ部が該オーバーフローゲートに連通接続されている金型を使用してダイカスト製品を製造するためのダイカスト製品の製造方法であって、
    該製品キャビティ部に溶湯を充填する製品部充填工程と、
    該製品キャビティ部に溶湯を供給することにより該ダミーキャビティ部にも溶湯を充填するダミーキャビティ部充填工程と、
    該製品キャビティ部と該ダミーキャビティ部とで鋳造されたダイカスト鋳造品から該ダミーキャビティ部において鋳造された部分を切断除去する切断除去工程とを有することを特徴とするダイカスト製品の製造方法。
  2. ダイカスト製品を鋳造するために溶湯が充填されるキャビティと、該キャビティよりも断面積が小さく該キャビティの上部に段差をなして連通接続されるオーバーフローゲートとが形成された金型において、
    該キャビティは製品キャビティ部と、該製品キャビティ部の上部に接続されるダミーキャビティ部とを有し、該ダミーキャビティ部は該製品キャビティ部と段差なく連続的に連通接続され、該ダミーキャビティ部が該オーバーフローゲートに連通接続されていることを特徴とする金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105312504A (zh) * 2015-11-04 2016-02-10 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 一种高温合金薄壁环型铸件浇注系统及制造方法

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