JP2005136789A - リングパス通信システムの端末装置 - Google Patents

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圭助 寺田
Nobuyuki Tokura
信之 戸倉
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Abstract

【課題】 リングパス通信路において、フレームアライナを必要とせずに送信時の遅延時間を低減する。また、送信の優先度が高い一部の端末装置の端末情報を優先的に送信を行えるようにする。
【解決手段】 リングパスフレームの長さを整数倍すると周回遅延時間になるような値にして、リングパスフレーム中に1フレームの端末情報を送信した端末装置はトークンリング手順を用いて端末情報送信権を次の端末装置に送信する。優先度の高い端末装置1つと優先度が低い端末装置全部を1対1になるように端末情報送信順の割り振りを決める。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の端末装置がリングパス通信路を介して相互に接続されたリングパス通信システムに利用する。特に、複数の端末装置の中の一部の端末装置に端末情報を優先的に送信することが認められる場合におけるリングパスフレーム割り当て技術に関する。
複数の端末装置がリングパス通信路を介して相互に接続されたリングパス通信システムでのフレーム割り当て方法としては、端末装置数分の映像または音声データを周期的に伝送される端末情報として割り当て、割り切れない部分はフレームアライナで吸収するスロッテッドリング方式と、自端末装置が端末情報送信中に他端末装置からの端末情報を受信したときには自端末装置が端末情報の送信が終了するまで他端末装置からの端末情報をバッファに格納するレジスタインサーション方式などがある(例えば、特許文献1、2、3参照)。
スロッテッドリング方式は固定長のデータスロットを設定し、スロットにデータが埋まっている(FULL)か空(EMPTY)かで状態を判別している。また、スロットの総数は周回遅延時間で計算される最大伝送ビット量をスロット一つ当たりのビット量で割ることにより計算されるため、伝送ビット量に余りがある場合にはフレームアライナを追加して、割り切れる値にしている。
また、レジスタインサーション方式は自端末装置が端末情報を送信していない状態で他端末装置の端末情報が自端末装置に届いたときにはすぐにその端末情報を中継するが、自端末装置が端末情報を送信しているときに他端末装置からの端末情報が届いたときには自端末装置が送信中の端末情報の送信が終了するまで他端末装置からの端末情報をバッファに格納し、自端末装置が端末情報送信終了後に他端末装置からの端末情報を送信する方式である。
特開平5−22322号公報 特開平10−164057号公報 特開平11−275072号公報
従来のレジスタインサーション方式では、自端末装置が端末情報を送信しているときに他端末装置からの端末情報が届いたときには自端末装置が送信中の端末情報の送信が終了するまで他端末装置からの端末情報をバッファに格納し、自端末装置の端末情報送信終了後に他端末装置からの端末情報を送信する。しかし、例えば、インタラクティブ通信では遅延時間は短いことが望ましく、このような大きな遅延が発生する可能性のある方式は望ましくない。
従来のスロッテッドリング方式では、一つの端末装置に割り当てられたスロット長がデータ長よりも長い場合には、この余り時間は無効な時間となる。さらに、フレームアライナは端末装置のメモリを大量に必要とするので、ハードウェア構成上望ましくない。また、レジスタインサーション方式におけるバッファも端末装置のメモリを大量に必要とするという点ではフレームアライナと同様の問題がある。
さらに、従来のリングパス通信システムでは、リングパス通信路を介して接続された複数の端末装置の中でいずれかに優先的に端末情報の送信を認める利用形態を採りたい場合には、例えば、優先的に端末情報を送信する端末装置からの送信データをパケット化し、リングパスの周回遅延時間とは関係しないデータ送信周期でデータを送れるようにする必要があるが、この場合には、周回してきた他の端末情報と送信する端末情報とが重なるという問題が発生しないように、伝送容量を多く確保しなければならず、ネットワークリソースを大量に消費するという問題がある。
本発明は、このような背景に行われたものであって、複数の端末装置のいずれかが優先的にデータを送信することを認める通信形態を容易に実現することができ、さらに、データの遅延を少なくすることができ、さらに、データ送信の無効時間をなくすことができるリングパス通信システムの端末装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の特徴はリングパス通信システムを形成する端末装置のうち一部の端末装置だけ優先的にフレームを割り当てることができるところにある。リングパスが全端末装置のフルレートが送信できない伝送容量しかない場合に全端末装置が送信要求を出している場合には、全端末装置が均等に送信できるようなフレーム割り振りが必要である。
しかし、会議システムの話者と聴衆者のように送信される端末情報の重要度が異なる場合には、話者の端末情報を重点的に送信し、聴衆者の割り振りにはトークンパス(IEEE802.4)の手順を用いることで、通信路の伝送容量が低い場合にも等分に通信を行うことが可能となる(請求項1、2)。
また、本発明の第二の特徴は、一回のリングパスフレームで1フレームの端末情報を送信しきれなかった場合は次のリングパスフレームで送信するところにある(請求項3)。これにより、リングパスフレームと1フレームの端末情報を送信するのに必要な時間とが無関係でも1フレームの端末情報を保証することができる。また、リングパスフレーム中に1フレームの端末情報を送信し終わった場合には、第一の特徴を利用して次の端末装置に端末情報の送信権を渡すことで、データ送信の無効時間を無くすことが可能になる。
本発明の第三の特徴は、周回遅延時間に応じたリングパスフレームに変更することができるところにある(請求項4)。リングパス上に送信されている端末情報は、リングパス上を一周した後で、送信端末装置が削除する。このためリングパス上の端末情報は自端末装置が作成した端末情報以外は全て中継する必要があり、リングパスフレームが周回遅延時間と無関係であると、端末情報送信中に中継する必要のある端末情報を受信する可能性がある。しかしリングパスフレームを整数倍すると周回遅延になるような値にすることで、端末情報送信中に別の端末情報を受信することがなくなり、フレームアライナおよびバッファのように遅延時間を増やすことなくリングパスへの端末情報送信が可能になる。
すなわち、本発明の第一の観点は、リングパス通信路を介して複数の端末装置が接続されたリングパス通信システムに設けられ、映像および音声データを含む端末情報を前記リングパス通信路で他端末装置に配信する前記端末装置である。
ここで、本発明の特徴とするところは、周回遅延時間をT、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間をtzとし、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置があるときに、リングパスフレーム長txを
tx=T (T≦tz)
tx=T/(int{T/(tz×(S+1))}+1) (T>tz)
(intは少数切り捨て整数化)
として計算する手段と、T≦tzの場合には前記端末情報の送信周期を(S+1)×txとし、T>tzの場合には前記端末情報の送信周期をtxとする手段と、前記端末情報の送信周期を(S+1)に分割し、分割したリングパスフレームのS個には前記端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置を均等に割り当て、残り1つの分割したリングパスフレームには、W−S個の端末装置をトークンパス手順により順次割り当てる手段とを備えたところにある(請求項1)。
さらに、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置に対し、リングパスフレーム長txが(S+0.5)×tz以上であるときには、当該S個の端末装置にtzの時間を割り当て、W−S個の端末装置にはtx−S×tzの時間を割り当てる手段を備えることができる(請求項2)。
さらに、各端末装置に割り当てられた端末情報の送信時間tyよりも1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間tzの方が長いとき、tz−ty時間分の端末情報を以後の端末情報送信時間に送信する手段を備えることができる(請求項3)。
さらに、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置に対し、リングパス上の周回遅延時間Tが(S+1)×tz未満のときには、リングパスフレーム長txをTに設定する手段と、周回遅延時間Tが(S+1)×tz以上の場合は、リングパスフレーム長txを、整数倍すると周回遅延時間Tになり(S+1)×tzを越えない最大の値に設定する手段とを備えることができる(請求項4)。
本発明の第二の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、リングパス通信路を介して複数の端末装置が接続されたリングパス通信システムに設けられ、映像および音声データを含む端末情報を前記リングパス通信路で他端末装置に配信する前記端末装置に相応する機能を実現させるプログラムである。
ここで、本発明の特徴とするところは、周回遅延時間をT、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間をtzとし、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置があるときに、リングパスフレーム長txを
tx=T (T≦tz)
tx=T/(int{T/(tz×(S+1))}+1) (T>tz)
(intは少数切り捨て整数化)
として計算する機能と、T≦tzの場合には前記端末情報の送信周期を(S+1)×txとし、T>tzの場合には前記端末情報の送信周期をtxとする機能と、前記端末情報の送信周期を(S+1)に分割し、分割したリングパスフレームのS個には前記端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置を均等に割り当て、残り1つの分割したリングパスフレームには、W−S個の端末装置をトークンパス手順により順次割り当てる機能とを実現させるところにある(請求項5)。
さらに、1フレームの映像データをリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置に対し、リングパスフレーム長txが(S+0.5)×tz以上であるときには、当該S個の端末装置にtzの時間を割り当て、W−S個の端末装置にはtx−S×tzの時間を割り当てる機能を実現させることができる(請求項6)。
さらに、各端末装置に割り当てられた端末情報の送信時間tyよりも1フレームの映像データをリングパス上に送信するのに必要な時間tzの方が長いとき、tz−ty時間分の映像データを以後の端末情報送信時間に送信する機能を実現させることができる(請求項7)。
さらに、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置に対し、リングパス上の周回遅延時間Tが(S+1)×tz未満のときには、リングパスフレーム長txをTに設定する機能と、周回遅延時間Tが(S+1)×tz以上の場合は、リングパスフレーム長txを、整数倍すると周回遅延時間Tになり(S+1)×tzを越えない最大の値に設定する機能とを実現させることができる(請求項8)。
本発明の第三の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である(請求項9)。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、複数の端末装置のいずれかに優先的にデータを送信することを容易に認めることができ、さらに、データの遅延を少なくすることができ、さらに、データ送信の無効時間をなくすことができるリングパス通信システムの端末装置を実現することができる。
本発明によれば、複数の端末装置のいずれかが優先的にデータを送信することを認める通信形態を容易に実現することができ、さらに、データの遅延を少なくすることができ、さらに、データ送信の無効時間をなくすことができるリングパス通信システムの端末装置を実現することができる。
本発明実施例を図1ないし図7を参照して説明する。図1は、本発明実施例のリングパス通信システムの構成を示すものである。複数の端末装置A、B、C、Dがリングパスを介して接続されて通信システムを構成する。また、一つの端末装置の1フレームの端末情報として映像データを送信するのに必要な時間を1/30秒とする。本実施例では、端末情報は映像データとして説明するが、音声データその他のデータについても適用可能である。
本実施例は、図1に示すように、リングパス通信路を介して複数の端末装置A 〜Dが接続されたリングパス通信システムに設けられ、映像データを前記リングパス通信路で他端末装置に配信する前記端末装置である。
ここで、本実施例の特徴とするところは、前記端末装置に、周回遅延時間をT、1フレームの映像データをリングパス上に送信するのに必要な時間をtzとし、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該映像データを優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置があるときに、リングパスフレーム長txを
tx=T (T≦tz)
tx=T/(int{T/(tz×(S+1))}+1) (T>tz)
(intは少数切り捨て整数化)
として計算する手段と、T≦tzの場合には前記映像データの送信周期を(S+1)×txとし、T>tzの場合には前記映像データの送信周期をtxとする手段と、前記映像データの送信周期を(S+1)に分割し、分割したリングパスフレームのS個には前記映像データを優先的に送信することが認められているS個の端末装置を均等に割り当て、残り1つの分割したリングパスフレームには、W−S個の端末装置をトークンパス手順により順次割り当てる手段とを備えたところにある(請求項1)。
さらに、1フレームの映像データをリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該映像データを優先的に送信することが認められているS個の端末装置に対し、リングパスフレーム長txが(S+0.5)×tz以上であるときには、当該S個の端末装置にtzの時間を割り当て、W−S個の端末装置にはtx−S×tzの時間を割り当てる手段を備える(請求項2)。
さらに、各端末装置に割り当てられた映像データの送信時間tyよりも1フレームの映像データをリングパス上に送信するのに必要な時間tzの方が長いとき、tz−ty時間分の映像データを以後の映像データ送信時間に送信する手段を備える(請求項3)。
さらに、1フレームの映像データをリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該映像データを優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置に対し、リングパス上の周回遅延時間Tが(S+1)×tz未満のときには、リングパスフレーム長txをTに設定する手段と、周回遅延時間Tが(S+1)×tz以上の場合は、リングパスフレーム長txを、整数倍すると周回遅延時間Tになり(S+1)×tzを越えない最大の値に設定する手段とを備える(請求項4)。
以下、本実施例によるフレーム割り当てについて説明する。
(映像データ送信順の決定)
一つの端末装置が一つのリングパスフレームtx中に映像データを送信できる時間tyは優先度の高い端末装置の数Sと1フレームの映像データを送信する時間tzによって変化する。txがtzに満たない場合には、一つのtxに一つの端末装置の映像データを割り当て(ty=tx)、tx毎に優先度の高い端末装置は(S+1)周期で送信し、それ以外の端末装置は1周期の時間を割り振る(請求項1)。
また、txがtz以上であった場合には、優先度の高いS個の端末装置にはtx/(S+1)分の時間を割り当て、全端末装置数WからS個の端末装置を除いたW−S個の端末装置はtx/(S+1)の時間を均等に割り振る。txがtz以上であり、さらにtxがtz×(S+0.5)以上の周期である場合には、優先度の高いS個の端末装置にはtzの時間を与え、残りの端末装置にはtx−(tz×S)の時間を割り振る(請求項2)。
図2はtxがtzに満たない例である。この例において優先度の高い端末装置はAとCの二つであり、1フレームの映像データを送信するのに必要な時間tzが1/30秒、リングパスフレームtxがtzの0.8倍(2/75)である。このときtz<txであるから、tx毎に一つの端末装置の映像データを割り振る。
また、一回のtxでは2/75しか映像データを送ることができないので、1フレームを構成するために必要な残りのデータ(1/30−2/75=1/150)は2つ後のリングパスフレームで送信される。そのときの余り時間(2/75−1/150=150)は次の端末装置の映像データ送信に使用される。端末装置BとDには、この二つの端末装置に対して1つのtxが割り当てられる。
図3にtxがtz以上で、かつtz×(S+0.5)以上の場合の例を示す。この例において優先度の高い端末装置はAとCの二つであり、1フレームの映像データを送信するのに必要な時間tzが1/30、映像データ送信周期txがtzの2.7倍(9/100)である。優先度の高い端末装置の数が2であるためS+0.5は2.5となるため、2.7倍である。この例は2通りの送信方法を選択可能である。
一つ目の方法である送信方法1は均等に割りつける方法である。これは、優先度の高い端末装置AおよびCが送信できる時間tyを3/100、残りの3/100にBとDの映像データを交互に割り当てる。もう一つの方法である送信方法2は、優先度の高い端末装置AおよびCが送信する時間ty1には、1フレームの映像データを送信するのに必要な時間tz(=1/30)を割り当て、端末装置BおよびDの映像データを送信する時間ty2にはtxの余った時間である7/300を割り振る(請求項3)。
(リングパスフレームの決定)
リングパスフレームtxが決まった後の映像データ送信順の割り振りは上記の方法にて決められるが、ここではリングパスフレームtxを決める手段を説明する。これは各端末装置がリングパス上を一周してきた映像データ送信周期txの受信開始時間と、リングパス上にリングパスフレームtxのデータを送信開始する時間とを一致させる方法である。そのため、リングパスフレームは優先度の高い端末装置の数Sと周回遅延時間T、および1フレームの映像データを送信するのに必要な時間tzを利用して決められる。
周回遅延時間Tがtz×(S+1)以下のときには、リングパスフレームtxをTとする。周回遅延時間Tがtz×(S−1)よりも長い場合には、一つの端末装置当たりに割り振る時間が1フレームの映像データを送信するのに必要な時間tzを越えてしまう。このため、周回遅延時間T中に何個のtz×(S+1)が送れるかを計算する。
Y=int{(T/(tz+(S+1))}(intは少数切り捨て整数化)…(1)
さらに一回のリングパスフレームtxがtz×(S+1)よりも大きくならない時間にすることで、1フレーム以上の映像データを一回のtxで送信するのを防ぐことができる。このため、映像データ送信時間txは以下の式として計算される。
tx=T/(Y+1)
=T/(int{T/(tz×(S+1))}+1)…(2)
図4は優先度が高い端末装置の数Sが端末装置AおよびCの2で、周回遅延時間Tがtzの0.8倍(2/75)であるときのリングパスフレームtxを計算している。この例では周回遅延時間Tはtz×(S+1)よりも短いので、リングパスフレームtxはtz×0.8とする。映像データ送信順の割り振りは図2と同じになるため計算は割愛する。
図5は優先度の高い端末装置の数Sが端末装置AおよびCの2で、周回遅延時間Tがtzの5.4倍(9/50)であるときのリングパスフレームtxを計算している。このときは周回遅延時間Tがtz×(S+1)を越えているため、式(1)にてYを計算する。この結果Yは1となる。これにより、式(2)よりリングパスフレームtxは以下のようになる。
tx=T/(Y+1)=T/2=tz×1.8
この映像データ送信順の割り振りは図3と同じなので計算は割愛する(請求項4)。
(リングパスフレームの通知)
図6にリングパスフレーム通知のシーケンスを示している。端末装置は優先度を上げるような要求を管理端末装置に送信する。要求を受けた管理端末装置は優先度が高い端末装置の数を計算し、周回遅延時間と1フレームの映像データを送信するのに必要な時間を元にリングパスフレームの計算を行う。計算終了後に管理端末装置はリングパスフレーム長と送信順を全端末装置に通知する。管理端末装置からの通知を受け取った端末装置は受信完了通知を管理端末装置に送信する。
(データ送信時のヘッダ)
図7にデータ送信時のヘッダを示している。最初の1bitがこのデータが映像データか音声かを区別するためのビットとなる。次の1bit(B)は映像データの割り振りを行うときにリングパスへ映像データを送信する権利を受けたことを示すビットである。次の6bit(C)はそのデータがどの端末装置から送信されたかを示す。Dは各映像データ1フレーム中のどの部分を構成しているかを示す8bitである。この値を使用して各端末装置はIPのデータから元の映像データに復元を行う。
その次の8bit(E)は映像データ送信権譲渡フラグ(B)が立っているときに有効である。映像データ送信権が譲渡された端末装置は権利を受け取ったリングパスフレームに幾つデータを送信してよいかを示している。次のフィールド(F)はタイムコードを示す。これは古いデータを削除するのに使用される。
(プログラム)
本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に本発明の端末装置に相応する機能を実現させるプログラムとして実現することができる(請求項5〜8)。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ(請求項9)、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置に、本実施例で説明した端末装置に相応する機能を実現させることができる。
本発明により、リングパスフレーム長は整数倍すると周回遅延時間になるような値になるため、送信するリングパスフレームの開始時間と受信するリングパスフレームの開始時間とが一致する。これにより、周回遅延時間とリングパスフレーム長の不一致によるデータの遅延を少なくすることが可能になる。
さらに、リングパスフレーム内でトークンパス手順を用いて映像データ送信権を次端末装置に渡すため、端末装置間でデータ送信の切れ間を埋めることができ、データ送信の無効時間をなくすことが可能になる。
これによりシステムユーザの利便性を向上させることができる。
リングパス上通信路の構成例。 リングパスフレーム長が1フレームの映像データを送信するのに必要な時間よりも短い場合の送信順決定を示す図。 リングパスフレーム長が1フレームの映像データを送信するのに必要な時間よりも長い場合の送信順決定を示す図。 周回遅延時間が1フレームの映像データを送信するのに必要な時間よりも短い場合のリングパスフレーム長の計算と送信順の決定を示す図。 周回遅延時間が1フレームの映像データを送信するのに必要な時間よりも長い場合のリングパスフレーム長の計算と送信順の決定を示す図。 リングパスフレーム決定までのシーケンス図。 映像または音声データのパケットの構成を示す図。
符号の説明
A〜D 端末装置

Claims (9)

  1. リングパス通信路を介して複数の端末装置が接続されたリングパス通信システムに設けられ、
    映像および音声データを含む端末情報を前記リングパス通信路で他端末装置に配信する前記端末装置において、
    周回遅延時間をT、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間をtzとし、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置があるときに、リングパスフレーム長txを
    tx=T (T≦tz)
    tx=T/(int{T/(tz×(S+1))}+1) (T>tz)
    (intは少数切り捨て整数化)
    として計算する手段と、
    T≦tzの場合には前記端末情報の送信周期を(S+1)×txとし、T>tzの場合には前記端末情報の送信周期をtxとする手段と、
    前記端末情報の送信周期を(S+1)に分割し、分割したリングパスフレームのS個には前記端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置を均等に割り当て、残り1つの分割したリングパスフレームには、W−S個の端末装置をトークンパス手順により順次割り当てる手段と
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置に対し、リングパスフレーム長txが(S+0.5)×tz以上であるときには、当該S個の端末装置にtzの時間を割り当て、W−S個の端末装置にはtx−S×tzの時間を割り当てる手段を備えた請求項1記載の端末装置。
  3. 各端末装置に割り当てられた端末情報の送信時間tyよりも1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間tzの方が長いとき、tz−ty時間分の端末情報を以後の端末情報送信時間に送信する手段を備えた請求項1または2記載の端末装置。
  4. 1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置に対し、リングパス上の周回遅延時間Tが(S+1)×tz未満のときには、リングパスフレーム長txをTに設定する手段と、
    周回遅延時間Tが(S+1)×tz以上の場合は、リングパスフレーム長txを、整数倍すると周回遅延時間Tになり(S+1)×tzを越えない最大の値に設定する手段と
    を備えた請求項1ないし3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    リングパス通信路を介して複数の端末装置が接続されたリングパス通信システムに設けられ、
    映像および音声データを含む端末情報を前記リングパス通信路で他端末装置に配信する前記端末装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    周回遅延時間をT、1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間をtzとし、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置があるときに、リングパスフレーム長txを
    tx=T (T≦tz)
    tx=T/(int{T/(tz×(S+1))}+1) (T>tz)
    (intは少数切り捨て整数化)
    として計算する機能と、
    T≦tzの場合には前記端末情報の送信周期を(S+1)×txとし、T>tzの場合には前記端末情報の送信周期をtxとする機能と、
    前記端末情報の送信周期を(S+1)に分割し、分割したリングパスフレームのS個には前記端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置を均等に割り当て、残り1つの分割したリングパスフレームには、W−S個の端末装置をトークンパス手順により順次割り当てる機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  6. 1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個の端末装置に対し、リングパスフレーム長txが(S+0.5)×tz以上であるときには、当該S個の端末装置にtzの時間を割り当て、W−S個の端末装置にはtx−S×tzの時間を割り当てる機能を実現させる請求項5記載のプログラム。
  7. 各端末装置に割り当てられた端末情報の送信時間tyよりも1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間tzの方が長いとき、tz−ty時間分の端末情報を以後の端末情報送信時間に送信する機能を実現させる請求項5または6記載のプログラム。
  8. 1フレームの端末情報をリングパス上に送信するのに必要な時間がtzであり、リングパス上に接続されているW個の端末装置中で当該端末情報を優先的に送信することが認められているS個(S<W)の端末装置に対し、リングパス上の周回遅延時間Tが(S+1)×tz未満のときには、リングパスフレーム長txをTに設定する機能と、
    周回遅延時間Tが(S+1)×tz以上の場合は、リングパスフレーム長txを、整数倍すると周回遅延時間Tになり(S+1)×tzを越えない最大の値に設定する機能と
    を実現させる請求項5ないし7のいずれかに記載のプログラム。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体。
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