JP2005136056A - 半導体装置の製造方法およびその検査方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法およびその検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体素子上の素子電極に検査プローブを接触させることなく電気特性検査を実施し、半導体装置の小型化および素子電極部の接続信頼性の向上を実現する。
【解決手段】半導体素子11の表面上に配列された素子電極に相当する領域を選択的に除去して、素子電極の一部を露出させた開口部を有する第1絶縁層14を半導体素子上に形成する工程と、第1絶縁層11の開口部において素子電極と電気的に接続された金属配線19、20を第1絶縁層14上に形成する工程と、金属配線19、20上および側面に複数のプローブ25を接触させて電気特性を検査する工程と、金属配線19、20の一部を露出させた開口部を有する第2絶縁層を第1絶縁層14上および金属配線19、20上に形成する工程と、第2絶縁層の開口部から露出した金属配線上に外部金属端子を形成する工程とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置の集積回路部を保護し、かつ、外部装置と半導体素子の電気的な接続を確保し、高密度な実装を可能とした半導体装置の製造方法およびその検査方法に関するものである。本発明により、情報通信機器、事務用電子機器等の小型化を容易にするものである。
近年、電子機器の小型化、高性能化、高速化に伴い、半導体装置も小型・薄型化、高速化、多端子化、および高密度実装化を要求されるようになっている。そこで、これらの要求に対応するため、小型多端子パッケージとして各種のCSP(チップサイズパッケージ)が開発されている。
特に、半導体のウェハ上に半導体素子電極から外部金属端子までを接続する金属配線を形成し、最終工程で分割する形態のウェハレベルCSPはベアチップと同等の究極の小型・薄型パッケージを実現する技術として近年注目されている。このウェハレベルCSPは、構造的特徴から「ポスト型ウェハレベルCSP」と「再配線型ウェハレベルCSP」の2種類に大別されている。以下、従来のポスト型ウェハレベルCSPと呼ばれる半導体装置の製造方法およびその検査方法について説明する。
従来の半導体装置100の製造方法について図4(a)〜(e)および図5(a)〜(d)を参照しながら説明する。
半導体素子101の表面には外部と電気的接続を行う素子電極103が配列されており、複数の素子電極103を露出させた開口部を有するパッシベーション膜102があらかじめ形成されている。また、半導体素子101は拡散工程後の検査として、素子電極103上に検査プローブ115を接触させて電気特性検査(以下、プローブ検査と呼ぶ)を行う(図4(a))。次に、パッシベーション膜102上に、フォトリソグラフィ法により素子電極103を露出させた開口部を有する第1絶縁層104を形成し(図4(b))、第1絶縁層104上全面には薄膜金属層105を形成する(図4(c))。次に、フォトリソグラフィ法により薄膜金属層105上にメッキレジスト106を形成し、メッキレジスト106のパターン部以外において、薄膜金属層105上に素子電極103から絶縁層104上に亘って厚膜金属層107を選択的に形成する(図4(d))。厚膜金属層107の形成後はメッキレジスト106を除去する。次に、フォトリソグラフィ法により厚膜金属層107上にメッキレジスト108を形成し、メッキレジスト108のパターン部以外において、厚膜金属層107上に第2金属配線110を選択的に形成する(図4(e))。第2金属配線110形成後はメッキレジスト108を除去する。次に、厚膜金属層107をマスクとして薄膜金属層105および厚膜金属層107をエッチングし、所定の第1金属配線109を形成する(図5(a))。次に、封止型113を用いて、第1絶縁層104、第1金属配線109、第2金属配線110を覆う第2絶縁層111を形成し(図5(b))、そして、第2金属配線110の表面上に外部金属端子112を形成する(図5(c))。最後に、半導体装置100は複数の半導体装置100が集合体として1つの封止型で樹脂封止されているため、所定のスクライブライン114上をダイシングし(図4(a)参照)、個片に切り離されることによって半導体装置100が製造される(図5(d))。
これにより、半導体素子101と同一サイズの半導体装置100が製造され、究極の小型化が実現出来るものである。
上述した製造工程で得られる従来のウェハレベルCSPと呼ばれる半導体装置において、第1絶縁層104および第2絶縁層111は、半導体素子101の保護および電気的絶縁を行う。実装基板等の外部装置と半導体装置との固定、および外部装置と素子電極103との電気的接続は外部金属端子112にて行われる。外部金属端子112には半田ボール、半田印刷バンプ等が用いられる。素子電極103と接続された第1金属配線109および第2金属配線110を介して、素子電極103と外部金属端子112との電気的接続を行う。また、第1絶縁層104および第2金属配線110は、半導体装置を実装した後に半導体装置と実装基板との熱膨張率の差等により生じた応力が半導体装置にかかった際、この応力を緩和する機能を有するものである。
もう一方の再配線型ウェハレベルCSPでは、第2金属配線を形成せず、第1金属配線を一部露出させた第2絶縁層の開口部に外部金属端子を形成する。また、第2絶縁層には封止樹脂を用いず、第1絶縁層と同様にフォトリソグラフィ法を用いることが多い。
次に、従来の半導体素子101の検査方法について、図6および図7を参照しながら説明する。
図6は従来の半導体素子101の拡散工程後のプローブ検査方法を模式的に示す斜視図である。図7は図6に示す従来の半導体素子のプローブ検査時に生じた素子電極上の傷を模式的に示す断面図である。図6および図7において、101は半導体素子、102はパッシベーション膜、103は素子電極、115は検査プローブ、116は検査プローブによる素子電極103上の傷である。
図6に示すように、半導体素子101は拡散工程後の検査として、複数の素子電極103上に検査プローブ115を接触させて電気特性の検査を行う。通常、検査項目としては、OS検査(Open−Short検査:配線のオープン、ショート、リーク検査)、DC検査(Direct−Current検査(静特性検査):回路の抵抗値、電圧値、電流値等の検査)およびAC検査(Alternating−Current検査(動特性検査):回路機能検査)であり、詳細項目・条件は各半導体素子の回路により異なる。
また、図7に示すように、プローブ検査時に、検査プローブの接触圧力によって素子電極103上に検査プローブによる素子電極103上の傷116が生じる。
特開平8−340029号公報
従来の半導体装置100の製造方法およびその検査方法では、以下のような課題があった。
従来の半導体装置100の製造方法では拡散工程後にプローブ検査を行うため、パッシベーション膜102を損傷させること無く、検査プローブ115を素子電極103に確実に接触させる必要があり、このため素子電極103のサイズおよび素子電極103上のパッシベーション膜102の開口部サイズに制約があった。例えば、「パッシベーション膜の開口部サイズは80μm□以上」という制約があった。また、検査プローブ115の素子電極103への接触圧力による素子破壊・損傷を防止するため、素子電極103直下に素子を配置しない方が望ましく、一般的に素子電極103の直下は素子配置禁止領域となっていた。このような素子電極103のサイズとパッシベーション膜102の開口部サイズの制約、および素子電極103直下の素子配置禁止領域の存在が、半導体装置のさらなる小型化を阻害する要因となっていた。
また、検査プローブ115の接触によって素子電極103上に傷116が生じるため(例えば図7に示す)、素子電極103上の薄膜金属層105および厚膜金属層107の形成が均一にできず、素子電極103上の接続信頼性が低下するという課題があった。
さらに、素子電極103を半導体素子101上の周縁部だけでなく中心部にもエリア配置した場合、検査プローブ115の可動域制約・配置制約(検査プローブ115同士の重なり等)により1回では検査できず、複数回に分けた検査が必要であった。この検査プローブ115の可動制約・配置制約が素子電極103の配置および回路設計自由度を低下させていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、半導体装置の小型化、素子電極と金属配線の接続信頼性の向上および素子電極の配置自由度・回路設計自由度の向上を可能にした半導体装置の製造方法およびその検査方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体素子の表面上に配列された素子電極に相当する領域を選択的に除去して、素子電極の一部を露出させた開口部を有する第1絶縁層を半導体素子上に形成する工程と、第1絶縁層の開口部において素子電極と電気的に接続された金属配線を第1絶縁層上に形成する工程と、金属配線を介して電気特性を検査する工程と、金属配線の一部を露出させた開口部を有する第2絶縁層を第1絶縁層上および金属配線上に形成する工程と、第2絶縁層の開口部から露出した金属配線上に外部金属端子を形成する工程とを含むものである。
上記構成において、金属配線を介して電気特性を検査する工程において、複数のプローブを金属配線上および側面の少なくとも一方に接触させて検査する。
本発明の半導体装置の検査方法は、拡散工程後の製造工程中の半導体装置の検査方法であって、拡散工程後の半導体素子の表面上に配列された素子電極に開口部を有するように第1絶縁層を半導体素子上に形成する工程、および第1絶縁層の開口部において素子電極と電気的に接続された金属配線を第1絶縁層上に形成する工程の後、金属配線を介して電気特性検査を実施するものである。
上記構成において、電気特性検査において、複数のプローブを金属配線の上面および側面の少なくとも一方に接触させて検査する。
上記構成のとおり、本発明の半導体装置の製造方法およびその検査方法では、金属配線の上面および側面に検査プローブを接触させて電気特性の検査を行うことによって、拡散工程後のプローブ検査の省略を可能とする。
本発明の半導体装置の製造方法およびその検査方法は上記構成を有し、拡散工程後に行うプローブ検査工程を削除することが可能となる。これにより、素子電極サイズおよび素子電極上のパッシベーション膜開口サイズの小型化および素子電極直下の素子配置が可能となるため、半導体装置のさらなる小型化を実現する。また、検査プローブによる素子電極上の傷が発生しないため、素子電極と第1金属配線との接続信頼性向上が可能となる。さらに、検査プローブの接触位置は第1金属配線および第2金属配線のいずれの箇所でも良いため、半導体素子上の中心部に素子電極をエリア配置した場合でも、検査プローブの可動制約・配置制約を受けず、素子電極の配置自由度および回路設計自由度向上が可能となる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜(e)および図2(a)〜(e)は本発明の実施形態における半導体装置10の製造工程を模式的に示す工程断面図である。図3は本発明の実施形態における半導体装置10のプローブ検査方法を模式的に示す斜視図である。
まず、図1、図2および図3において、11は半導体素子であり、トランジスタ等を含む半導体集積回路を内部に備えており、半導体素子11の表面上には外部との電気的接続を行う複数の素子電極13が配列されている。12はパッシベーション膜であり、半導体集積回路を保護するために、半導体素子11の表面上に素子電極13を露出するような開口部を有するパッシベーション膜12があらかじめ形成されていることが好ましい。14は第1絶縁層、19は第1金属配線、20は第2金属配線、21は第2絶縁層、22は外部金属端子である。
第1絶縁層14および第2絶縁層21は、半導体素子11の保護および電気的絶縁を行う。実装基板等の外部装置と半導体装置との固定、および外部装置と素子電極13との電気的接続は外部金属端子22にて行われる。外部金属端子22には半田ボール、半田印刷バンプ等が用いられる。素子電極13と接続された第1金属配線19および第2金属配線20を介して、素子電極13と外部金属端子22との電気的接続を行う。第1絶縁層14および第2金属配線20は、半導体装置を実装した後に半導体装置と外部装置との熱膨張率の差等により生じた応力が半導体装置にかかった際、この応力を緩和する機能を有するものである。
次に、本発明の一実施形態における半導体装置の製造方法について、図1および図2を参照しながら説明する。
まず、図1(a)に示すように、素子電極13が配列された半導体素子11を準備する。半導体素子11の表面上には素子電極13を露出させるような開口部を有するパッシベーション膜12があらかじめ形成されていることが好ましい。
次に、図1(b)に示すように、パッシベーション膜12上にスピンコートで感光性を有する絶縁材料を塗布、乾燥させ、露光および現像を順次に行い、素子電極13における領域を選択的に除去し、複数の素子電極13を露出させた開口部を有する第1絶縁層14を形成する。なお、感光性を有する第1絶縁層14としてはエステル結合型ポリイミドおよびアクリレート系エポキシ等のポリマーでもよく、感光性であればよい。また、感光性を有する第1絶縁層14はフィルム状にあらかじめ形成された材料を用いても構わない。その場合は第1絶縁層14を半導体素子11上に貼り合わせ、露光および現像によって第1絶縁層14に開口部を形成し、素子電極13を露出させる。
次に、図1(c)に示すように、第1絶縁層14および開口部から露出している素子電極13上の全面において、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法または無電解メッキ法の薄膜形成技術により、例えば、厚みが0.2μm程度のTiW膜とその上に形成された厚みが0.5μm程度のCu膜からなる薄膜金属層15を形成する。
次に、図1(d)に示すように、スピンコートでポジ型感光性レジスト膜またはネガ型感光性レジスト膜を覆い、周知の露光、現像によりメッキレジスト16を形成する。パターン形成されたメッキレジスト16のパターン部以外において、薄膜金属層15上に電解メッキ等の厚膜形成技術により厚膜金属層17を選択的に形成する。例えば、厚みが5〜10μm程度のCu膜からなる厚膜金属層17を選択的に形成する。
次に、図1(e)に示すように、厚膜金属層17を形成し、メッキレジスト16を溶融除去後、ポジ型感光性レジスト膜またはネガ型感光性レジスト膜を覆い、周知の露光、現像によりメッキレジスト18を形成する。ここで感光性を有するメッキレジスト18はフィルム状にあらかじめ形成された材料を用いても構わない。パターン形成されたメッキレジスト18のパターン部以外において、厚膜金属層17上に電解メッキ等の形成技術により第2金属配線20を選択的に形成する。例えば、第2金属配線20の金属材料はCuを用い、形成方法は電解メッキを用いて、厚みが100μm程度の第2金属配線20を選択的に形成する。なお、フォトリソグラフィ工程にて形成する第2金属配線20の断面形状は封止樹脂との密着面積を大きくすることを目的に、多角形や星形に形成することも可能である。
次に、図2(a)に示すように、第2金属配線20を形成後、メッキレジスト18を溶融除去し、薄膜金属層15を溶融除去出来るエッチング液を施す。例えば、Cu膜に対しては塩化鉄第二銅溶液で、TiW膜に対しては過酸化水素水で全面エッチングすると、厚膜金属層17よりも層厚が薄い薄膜金属層15が先行して除去される。この工程により、半導体素子11において所定の第1金属配線19が形成される。例えば、Cuメッキにて形成された第1金属配線19は厚み5μmに対して、Line/Space=20/20μmの配線形成が可能である。
次に、図2(b)に示すように、複数の検査プローブ25を第1金属配線19上、第2金属配線20の表面すなわち上面および側面の少なくとも一方に接触させ、電気特性の検査を行う。検査プローブ25の接触位置については何ら制約をうけず、第1金属配線19および第2金属配線20のいずれの箇所に接触させても良い。また、検査プローブ25を接触させるための検査パッドを第1金属配線19および第2金属配線20によってあらかじめ形成する必要はないが、形成しても良い。
検査項目としては、従来技術の拡散工程後に行うプローブ検査の項目を含めた、OS検査(Open−Short検査:配線のオープン、ショート、リーク検査)、DC検査(Direct−Current検査(静特性検査):回路の抵抗値、電圧値、電流値等の検査)およびAC検査(Alternating−Current検査(動特性検査):回路機能検査)であり、詳細項目・条件は各半導体素子の回路により異なる。
このプローブ検査の実施により、拡散工程後に行うプローブ検査工程を削除することが可能となる。これにより、素子電極13上に検査プローブ25を接触させることがないため、プローブ検査による素子電極13のサイズおよび素子電極13上のパッシベーション膜12の開口部サイズの制約は無効となり、第1絶縁膜14の開口部加工限界まで素子電極13のサイズおよび素子電極13上のパッシベーション膜12の開口部サイズを小さくすることが可能となる。例えば、従来技術ではパッシベーション膜112の開口部サイズを70〜80μm(□もしくはφどちらでも可)以上にするという制約があったが、本発明においては、第1絶縁膜14の開口部加工限界が10〜20μm(□もしくはφどちらでも可)程度のため、パッシベーション膜12の開口部サイズを20〜30μm(□もしくはφどちらでも可、第1絶縁膜14の開口部とパッシベーション膜12の開口部とのクリアランスを含めて)にまで小型化することが可能となる。
また、第1金属配線19および第2金属配線20に検査プローブを接触させて検査するため、検査プローブ25の接触圧力による素子破壊・損傷は発生しない。第1金属配線19および第2金属配線20下には第1絶縁層14が形成されており、第1絶縁層14が検査プローブ25の接触圧力を緩和する。これにより、素子電極13の直下に素子を配置することが可能となる。
上記より、素子電極13のサイズおよび素子電極13上のパッシベーション膜12の開口部サイズの小型化および素子電極13の直下に素子配置が可能となることから、半導体装置10のさらなる小型化および素子電極13の配置自由度向上が可能となる。
さらに、検査プローブ25による素子電極13上の傷が発生しないため、素子電極13上に薄膜金属層15および厚膜金属層17が均一に形成され、結果として素子電極13と第1金属配線19との接続信頼性の向上が可能となる。
また、検査プローブの接触位置は第1金属配線19および第2金属配線20のいずれの箇所でも良いため、素子電極13を半導体素子11上の周縁部だけでなく中心部にエリア配置した場合でも、検査プローブ25の可動制約・配置制約を受けず、検査回数を1回で完了することが可能となる。これにより、素子電極13の配置自由度および回路設計自由度の向上が可能となる。
次に、図2(c)に示すように、第1絶縁層14上、第1金属配線19上、第2金属配線20の側面上に、1つの封止型23を用いて、複数の半導体装置の集合体に一度に加圧、加温を施し、第2金属配線20の表面が露出するように第2絶縁層21を形成する。例えば、第2絶縁層21はエポキシ系の封止樹脂を用いて、厚みは50〜100μmとして形成する。その際、第2絶縁層21によって、第1金属配線19および第2金属配線20は外部から保護される。
次に、図2(d)に示すように、第2金属配線20の表面上に酸化防止処理を施し、外部金属端子22を形成する。例えば、外部金属端子22は第2金属配線20上に半田ペーストを印刷、溶融させて形成される。また、外部金属端子22は、半田ボールおよび半田印刷バンプもしくは無電解メッキによるバンプのどちらであっても構わない。このとき、絶縁材料である第2絶縁層21の表面上には外部金属端子22は形成されない。
最後に、図2(e)に示すように、複数の半導体装置の集合体において、所定のスクライブライン24(図1(a)参照)をダイシングし、複数の半導体装置10を個片化し、半導体装置10を得る。
本発明の半導体装置の製造方法およびその検査方法では、第1金属配線19および第2金属配線20に検査プローブ25を接触させて電気特性の検査をするため、マスク変更・工程追加が必要で無く、従来技術と比べてコストアップにはならない。
上記、本発明の実施の形態ではポスト型ウェハレベルCSPを例にとって説明したが、再配線型ウェハレベルCSP(第2金属配線20を形成せず、第1金属配線19上の第2絶縁層21の開口部に外部金属端子22を形成し、また、第2絶縁層21には封止樹脂を用いず、第1絶縁層14と同様にフォトリソグラフィ法を用いることが多い)でも何ら問題なく本発明の効果が得られることは言うまでも無い。
本発明にかかる半導体装置の製造方法およびその検査方法は、拡散工程後に行うプローブ検査工程を削除することが可能となる等の効果があり、素子電極サイズおよび素子電極上のパッシベーション膜の開口サイズの小型化および素子電極直下の素子配置が可能となるため、半導体装置のさらなる小型化を実現し、モバイル・情報通信機器、小型電子機器等の用途にも適用できる。
本発明の一実施形態における半導体装置10の製造工程を模式的に示す工程断面図である。 図1に続く本発明の一実施形態における半導体装置10の製造工程を模式的に示す工程断面図である。 本発明の一実施形態における半導体装置10のプローブ検査方法を模式的に示す斜視図である。 従来の半導体装置100の製造工程を模式的に示す工程断面図である。 図4に続く、従来の半導体装置100の製造工程を模式的に示す工程断面図である。 従来の半導体素子101のプローブ検査方法を模式的に示す斜視図である。 従来の半導体素子101のプローブ検査時に生じた素子電極上の傷を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10 半導体装置
11 半導体素子
12 パッシベーション膜
13 素子電極
14 第1絶縁層
15 薄膜金属層
16 メッキレジスト(第1金属配線形成)
17 厚膜金属層
18 メッキレジスト(第2金属配線形成)
19 第1金属配線
20 第2金属配線
21 第2絶縁層
22 外部金属端子
23 封止型
24 スクライブライン
25 検査プローブ
100 半導体装置
101 半導体素子
102 パッシベーション膜
103 素子電極
104 第1絶縁層
105 薄膜金属層
106 メッキレジスト(第1金属配線形成)
107 厚膜金属層
108 メッキレジスト(第2金属配線形成)
109 第1金属配線
110 第2金属配線
111 第2絶縁層
112 外部金属端子
113 封止型
114 スクライブライン
115 検査プローブ
116 検査プローブによる素子電極103上の傷

Claims (4)

  1. 半導体素子の表面上に配列された素子電極に相当する領域を選択的に除去して、前記素子電極の一部を露出させた開口部を有する第1絶縁層を前記半導体素子上に形成する工程と、前記第1絶縁層の前記開口部において前記素子電極と電気的に接続された金属配線を前記第1絶縁層上に形成する工程と、前記金属配線を介して電気特性を検査する工程と、前記金属配線の一部を露出させた開口部を有する第2絶縁層を前記第1絶縁層上および前記金属配線上に形成する工程と、前記第2絶縁層の前記開口部から露出した前記金属配線上に外部金属端子を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  2. 金属配線を介して電気特性を検査する工程において、複数のプローブを前記金属配線の上面および側面の少なくとも一方に接触させて検査する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 拡散工程後の製造工程中の半導体装置の検査方法であって、前記拡散工程後の半導体素子の表面上に配列された素子電極に開口部を有するように第1絶縁層を前記半導体素子上に形成する工程、および前記第1絶縁層の開口部において前記素子電極と電気的に接続された金属配線を前記第1絶縁層上に形成する工程の後、
    前記金属配線を介して電気特性検査を実施することを特徴とする半導体装置の検査方法。
  4. 電気特性検査において、複数のプローブを金属配線の上面および側面の少なくとも一方に接触させて検査する請求項3記載の半導体装置の検査方法。
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US8241926B2 (en) 2009-02-26 2012-08-14 Oki Semiconductor Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit test method

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