JP2005135966A - 自動搬送車、それを用いた自動搬送システム及び自動搬送方法、並びに、平面表示装置の製造方法 - Google Patents

自動搬送車、それを用いた自動搬送システム及び自動搬送方法、並びに、平面表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 搬送物の冷却が可能な新規な自動搬送車を提供する。
【解決手段】 自動搬送車10は、搬送物Pを積載位置から払出位置まで自動搬送するのに用いられる。自動搬送車10は、搬送車本体11と、搬送車本体11に設けられた搬送物積載部13と、搬送車本体11に設けられ搬送物積載部13に積載された搬送物Pを冷却する冷却手段19と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送するのに用いられる自動搬送車、それを用いた自動搬送システム及び自動搬送方法、並びに、平面表示装置の製造方法に関する。
各種工場の製造ライン等では、部品や製品の搬送のために、自動搬送車(AGV:Auto Guided Vehicle)を用いた自動搬送システムが設けられている。
特許文献1には、生産工場等で、組立てられた部品等を載せて所定の場所へ搬送する為に無人で所定のルートに敷設した磁気テープに沿って走行する自動搬送車であって、磁気テープの磁気力を感知する2個の磁気センサー素子が磁気テープ幅より小さな間隔を設けて対をなすように取り付けられ、両磁気センサー素子の出力を受けて車輪を駆動するモータを制御する為の制御装置を備えたものが開示されている。そして、これによれば、磁気センサー素子を多く使用しない簡単で安価な装置にて、安定して走行出来る自動搬送車の提供がなされると記載されている。
特許文献2には、自動搬送車を制御すると共に、トラブル発生状況を含む自動搬送車の状態情報を取り込み、外部へ送信する自動搬送車コントローラーと、自動搬送車コントローラーから受信したトラブル発生状況を表示する表示部、トラブル復旧信号を、自動搬送車コントローラーへ送信するための指令が入力される操作部及び指令の入力に応じてトラブル復旧信号を送信する送信部を有する監視コントローラーと、自動搬送車を撮像するモニターカメラと、モニターカメラの映像を表示する監視モニターとを備え、自動搬送車コントローラー経由で、トラブルの発生した自動搬送車に、トラブル復旧信号が送信される自動搬送車の遠隔監視システムが開示されている。そして、これによれば、トラブル解除の時間が短縮され、生産性の低下が防止されると記載されている。
特開2002−163021号公報 特開2002−41145号公報
ところで、液晶表示装置の製造ラインには、加熱エージング装置から出てきた液晶パネルをAGVに積載して次工程への払出位置まで搬送する自動搬送システムが設けられている場合がある。そして、そのような自動搬送システムにおいて、AGVの搬送経路の途中に検査位置が設けられており、そこで、AGVに積載したままで液晶パネルの検査を行うようになっているものもある。
ところが、加熱エージング装置から出てきた液晶パネルは温度が高く、一方、液晶パネルの検査のためにはその温度が所定温度以下であることを要することから、AGVに液晶パネルを積載してから検査位置に到達するまでの間に液晶パネルの温度を下げることが必要となる。そして、従来より、AGVの搬送経路近傍に大型ファンを設け、それによってAGVに積載された液晶パネルに対して送風することが行われてきている。
本出願の目的は、搬送物の冷却が可能な新規な自動搬送車、それを用いた自動搬送システム及び自動搬送方法、並びに、平面表示装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送するのに用いられる自動搬送車であって、
搬送車本体と、
上記搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、
上記搬送車本体に設けられ上記搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、
を備えている。
この本発明によれば、搬送物の冷却手段が自動搬送車自体に設けられているので、自動搬送車内で搬送物を冷却することができる。従って、従来のように搬送経路近傍に自動搬送車に積載された搬送物を冷却するための大型ファンを設ける必要がなく、その分の省スペース化を図ることもできる。また、自動搬送車の外に出ている、或いは、内側にある搬送物の各部分を同時に冷却して全体の冷却時間を短くすることができることに加え、搬送中に冷却できるので冷却時間に無駄がない。
本発明は、上記搬送車本体の動力源と上記冷却手段の動力源とが共通であるものであってもよい。
これによれば、搬送車本体の動力源と冷却手段の動力源とを別々に設ける必要がないので、自動搬送車の構成の簡略化を図ることができる。
本発明の自動搬送車は、何を搬送物とするものであってもよく、特に限定はされないが、例えば、液晶パネル等の表示パネルを搬送物とするものを挙げることができる。
搬送物を表示パネルとした場合、本発明は、上記搬送物積載部が、搬送物である複数の表示パネルが間隔をおいて略平行に積載されるように構成されているものであってもよい。
自動搬送車の搬送物積載部のスペースは限られているが、これによれば、その搬送物積載部の限られたスペースに効率よく多数枚の表示パネルを積載することができる。
この場合、本発明は、上記冷却手段が、上記搬送物積載部に積載された複数の表示パネルの各パネル間に送風するように構成されていることが好ましい。
表示パネルから発された熱は各パネル間に滞留することとなるが、これによれば、各パネル間に送風して空気の置換し、表示パネルから発された熱を連続的に外部に放出することができるので、効率的な表示パネルの冷却を行うことができる。
また、本発明は、上記冷却手段が、上記搬送物積載部に積載された複数の表示パネルの各パネル間毎に個別となるように複数設けられていることが好ましい。
これによれば、複数の表示パネルの各パネル間毎に冷却手段が設けられており、各パネル間に同一の送風を行うことができるので、全ての表示パネルを均質に冷却することができる。
さらに、本発明は、上記搬送物積載部が、複数の表示パネルが起立した状態で積載されるように構成されており、上記冷却手段が、上記搬送物積載部に起立した状態に積載された複数の表示パネルの各パネル間に下方から送風するように設けられていることが好ましい。
これによれば、冷却手段により複数の表示パネルの各パネル間に下方から送風されるので、昇温した空気が上昇し易いことも相まって、各パネル間の空気の置換を円滑に行うことができる。
本発明において、搬送車本体の動力源と冷却手段の動力源とが共通のバッテリであるとすると、従来のバッテリが搬送車本体だけの動力源である場合に比較して、バッテリの電力消費が冷却手段の動力源の分だけ多くなってしまい、それに伴って充電頻度も多くなる。そのため、充電時の代替用の自動搬送車を従来よりも多く保有しなければならないこととなる。一方、搬送物の冷却にはある程度の時間を要するものもあり、表示パネルの冷却のために自動搬送車を搬送経路中で停車させる場合もある。
そこで、本発明者は、搬送経路中で搬送物の冷却と共にバッテリの充電を行うということに想到した。
本発明の自動搬送システムは、搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送車によって自動搬送するものであって、
上記自動搬送車は、搬送車本体と、該搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、該搬送車本体に設けられ該搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、を備え、該搬送車本体の動力源と該冷却手段の動力源とが共通のバッテリであり、
上記積載位置から上記払出位置までの搬送経路中に上記自動搬送車のバッテリを充電するためのバッテリ充電部が設けられている。
本発明の自動搬送方法は、搬送車本体と、該搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、該搬送車本体に設けられ該搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、を備え、該搬送車本体の動力源と該冷却手段の動力源とが共通のバッテリである自動搬送車を用いて、搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送するものであって、
上記積載位置で上記自動搬送車の搬送物積載部に搬送物を積載するステップと、
上記冷却手段による上記搬送物積載部に積載された搬送物の冷却を開始するステップと、
上記自動搬送車による搬送物の自動搬送を開始するステップと、
上記積載位置から上記払出位置までの搬送経路中で上記冷却手段により上記搬送物積載部に積載された搬送物を冷却しつつ、上記自動搬送車のバッテリを充電するステップと、
上記払出位置で上記自動搬送車の搬送物積載部から搬送物を降ろすステップと、
を含む。
ここで、搬送物の冷却を開始するステップと搬送物の自動搬送を開始するステップとは、いずれが先であっても、また、同時であってもよい。
また、自動搬送を開始するステップとバッテリを充電するステップとは、いずれが先であってもよい。この場合、バッテリを充電するステップが先であるということは、積載位置で搬送物を冷却しつつバッテリを充電するということである。
本発明の平面表示装置の製造方法は、
搬送車本体と、該搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、該搬送車本体に設けられ該搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、を備え、高温エージングした表示パネルを、高温エージング位置から検査位置まで搬送する搬送車を用いた平面表示装置の製造方法であって、
高温エージングした表示パネルを上記搬送車の搬送物積載部に積載するステップと、
上記冷却手段による上記搬送物積載部に積載された表示パネルの冷却を開始するステップと、
上記搬送車による表示パネルの自動搬送を開始するステップと、
を含む。
ここで、表示パネルの冷却を開始するステップと表示パネルの自動搬送を開始するステップとは、いずれが先であっても、また、同時であってもよい。
本発明によれば、搬送物の冷却手段が自動搬送車自体に設けられているので、自動搬送車内で搬送物を冷却することができ、従来のように搬送経路近傍に自動搬送車に積載された搬送物を冷却するための大型ファンを設ける必要がない。また、自動搬送車の外に出ている、或いは、内側にある搬送物の各部分を同時に冷却して全体の冷却時間を短くすることができることに加え、搬送中に冷却できるので冷却時間に無駄がない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る液晶パネル搬送用の自動搬送車(以下「AGV」という。)10を示す。以下、AGV10の構成に関する説明を行うが、符号に関しては図2の参照を要する場合がある。
このAGV10は、高温エージングされた液晶パネル(表示パネル)Pが順次送り出されるエージング装置30の出口を積載位置(高温エージング位置)23として次工程への払出位置24まで液晶パネルPを冷却しつつ自動搬送するのに用いられるものである。
このAGV10は、四輪車である駆動部11aとその駆動部11aの上に設けられた長方形板状の台座部11bとによりAGV本体(搬送車本体)11が構成されている。また、このAGV10は、AGV本体11上に冷却ファンユニット12が設けられ、さらにその上にパネル積載部(搬送物積載部)13が設けられている。
AGV本体11の駆動部11aは電気駆動のものであり、その動力源となるバッテリ14が台座部11bに設けられている。駆動部11aの側面には、バッテリ1充電用端子15が設けられており、そこからバッテリ14の充電ができるようになっている。また、駆動部11aの前面及び後面のそれぞれには、バンパ16が設けられており、これによって衝突時の衝撃吸収がなされるようになっている。さらに、台座部11b上の四隅には、それぞれ走行表示灯17が設けられており、走行時にそれを点灯させることによって作業者の注意を喚起して安全確保を図るようになっている。また、AGV本体11の後端には、レーザーユニット18が立設されており、これによって壁面に貼った反射板や壁などの固定物との距離を測定し、現在位置及び進行方向を常時確認しながら搬送経路に誘導するようになっている。
冷却ファンユニット12の上面には、上方に送風するように複数の(図1では4つ)冷却ファン(冷却手段)19が前後方向に並列して設けられている。各冷却ファン19は、ユニット本体内の図示しないモータの軸に取り付けられている。冷却ファン19を回転させるモータの動力源は、AGV本体11の駆動部11aの動力源であるバッテリ14である。つまり、両者は動力源を共通にしており、これにより、それぞれ別々のバッテリを設ける場合に比較して、構成の簡略化を図ることができる。
パネル積載部13は、冷却ファンユニット12の上面から冷却ファン19を収容できる程度の間隔をおいて設けられている板状のものである。パネル積載部13の上面には、横方向に延びる一対の突条20aからなるパネル保持部20が前後方向に複数(図1では5つ)構成されている。ここで、エージング装置30には、液晶パネルPが、その下部がクランプCで支持されて起立した状態で搬入され、そのままの状態でエージング装置30から送り出されてくる。そして、パネル保持部20には、エージング装置30から送り出されてきた液晶パネルPに取り付けられたクランプCがそのまま一対の突条20aで狭持されるように嵌め込まれ、それによってパネル面が前後を向くように液晶パネルPが積載される。従って、パネル積載部13には、複数の液晶パネルPが間隔をおいて略平行に積載されることとなり、これによって限られたパネル積載部13のスペースに効率よく多数枚の液晶パネルPを積載することができる。
パネル積載部13には、各パネル保持部20間に、通風口21が形成されている。冷却ファンユニット12の冷却ファン19は、各通風口21に対応して配置されている。つまり、パネル積載部13に積載された複数の液晶パネルPの各パネル間毎に個別となるように複数の冷却ファン19が設けられている。これによって、冷却ファン19がパネル積載部に起立した状態に積載された複数の液晶パネルPの各パネル間に下方から送風するようになっている。
以上のAGV10によれば、液晶パネルPの冷却ファン19がAGV10自体に設けられているので、AGV10内で液晶パネルPを冷却することができる。従って、従来のように搬送経路近傍にAGV10に積載された液晶パネルPを冷却するための大型ファンを設ける必要がなく、その分の省スペース化を図ることもできる。また、AGV10の外に出ている、或いは、内側にある液晶パネルPの各部分を同時に冷却して全体の冷却時間を短くすることができることに加え、搬送中に冷却できるので冷却時間に無駄がない。
また、液晶パネルPから発された熱は各パネル間に滞留することとなるが、上記のAGV10によれば、各パネル間に送風して空気の置換し、液晶パネルPから発された熱を連続的に外部に放出することができるので、効率的な液晶パネルPの冷却を行うことができる。しかも複数の液晶パネルPの各パネル間に下方から送風されるので、昇温した空気が上昇し易いことも相まって、各パネル間の空気の置換を円滑に行うことができる。
さらに、複数の液晶パネルPの各パネル間毎に冷却ファン19が設けられており、各パネル間に同一の送風を行うことができるので、全ての液晶パネルPを均質に冷却することができる。
次に、上記AGV10を用いた本発明の実施形態に係る自動搬送システム22について説明する。
図2は、その自動搬送システム22のレイアウトを示す。
この自動搬送システム22は、陸上競技のトラック形状の搬送経路を有しており、AGV10は、このトラック形状の搬送経路を右回りに走行するように誘導される。そして、このトラック形状の搬送経路の長軸の一方端には、エージング装置30の出口である液晶パネルPの積載位置23が構成され、他方端には、次工程への払出位置24が構成されている。また、積載位置23から払出位置24までの中間、すなわち、トラック形状の搬送経路の短軸の一方端には、検査部25が設けられており、払出位置24から積載位置23までの中間、すなわち、トラック形状の搬送経路の短軸の他方端には、クランプ回収部26が設けられている。さらに、積載位置23から検査位置までの間にバッテリ充電部27が設けられている。
以下、この自動搬送システム22による液晶パネルPの搬送動作を説明する。
まず、積載位置23で何も載っていない状態のAGV10のパネル積載部13にエージング装置30によって加熱された複数枚の液晶パネルPを積載する。
次いで、冷却ファン19の運転を開始する。このとき、パネル積載部13上に積載された複数の液晶パネルPの各パネル間には対応する冷却ファン19によって送風される。そして、液晶パネルPから発された熱は各パネル間に滞留することとなるが、各パネル間への送風によって空気が置換され、液晶パネルPから発された熱が連続的に外部に放出されて液晶パネルPが冷却される。
続いて、AGV10による液晶パネルPの自動搬送を開始し、バッテリ充電部27で停止させる。そして、冷却ファン19の運転を継続して液晶パネルPを冷却しつつ、自動充電器28をバッテリ1充電用端子15に接続してAGV10のバッテリ14を所定時間充電する。この充電時間は、液晶パネルPの温度の低下する具合によって設定される。
その後、AGV10による液晶パネルPの自動搬送を再開し、検査部25で停止させると共に冷却ファン19の運転を停止し、液晶パネルPの検査を行う。なお、液晶パネルPは、積載位置23から検査部25に至る搬送過程及びバッテリ充電部27でのバッテリ14の充電時間の間に、冷却ファン19による冷却や自然放熱によって温度が低下し、それによって検査部25での検査が可能な状態となる。
次いで、AGV10による液晶パネルPの自動搬送を再開し、払出位置24で停止させ、液晶パネルPをクランプCから取り外してそれを次工程に払い出す。このとき、クランプCは、AGV10に載せたまま残す。
続いて、AGV10による液晶パネルPの自動搬送を再開し、クランプ回収部26で停止させ、AGV10からクランプCを回収する。
そして、AGV10による液晶パネルPの自動搬送を再開し、何も載っていない状態のAGV10を再び積載位置23に位置付けて停止させる。
以降は、以上の液晶パネルPの搬送を繰り返し行う。
本発明の実施形態に係る上記AGV10のように、AGV本体11の動力源と冷却ファン19の動力源とが共通のバッテリ14であると、従来のバッテリが搬送車本体だけの動力源である場合に比較して、バッテリ14の電力消費が冷却ファン19の動力源の分だけ多くなってしまい、それに伴って充電頻度も多くなる。そのため、充電時の代替用の自動搬送車を従来よりも多く保有しておかなければならないとも考えられる。
しかしながら、上記のように自動搬送システム22を稼働させることにより、液晶パネルPの冷却にはある程度の時間を要するということを利用し、その冷却時間にバッテリ14の充電を行うことができ、液晶パネルPの搬送過程で充電時間が確保されることとなる。従って、充電時の代替用の自動搬送車を多く保有する必要がない。
上記自動搬送システム22の払出位置24で次工程に払い出された液晶パネルPは、駆動ドライバの実装工程等を経て、最終的に液晶表示装置が製造される。
なお、上記実施形態では、液晶パネルPを搬送物としたが、特にこれに限定されるものではなく、冷却を必要とする搬送物であれば何であってもよい。具体的には、例えば、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、エレクトロクロミック表示装置等のその他の表示パネルであってもよい。
また、上記実施形態では、レーザー誘導方式のAGV10としたが、特にこれに限定されるものではなく、磁気誘導方式のものであってもよい。
また、上記実施形態では、積載位置23と検査部25との間にバッテリ充電部27を設けたが、特にこれに限定するものではなく、積載位置23にバッテリ充電部27を設け、AGV10に液晶パネルPを積載して冷却を開始し、所定時間バッテリ14を充電した後に搬送を開始するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、液晶パネル等の搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送するのに用いられる自動搬送車、それを用いた自動搬送システム及び自動搬送方法、並びに、平面表示装置の製造方法について有用である。
本発明の実施形態に係るAGVの側面図である。 本発明の実施形態に係る自動搬送システムのレイアウトを示す図である。
符号の説明
10 自動搬送車(AGV)
11 AGV本体(搬送車本体)
11a 駆動部
11b 台座部
12 冷却ファンユニット
13 パネル積載部(搬送物積載部)
14 バッテリ
15 バッテリ充電用端子
16 バンパ
17 走行表示灯
18 レーザーユニット
19 冷却ファン(冷却手段)
20 パネル保持部
20a 突条
21 通風口
22 自動搬送システム
23 積載位置(高温エージング位置)
24 払出位置
25 検査部
26 クランプ回収部
27 バッテリ充電部
28 自動充電器
30 エージング装置
P 液晶パネル
C クランプ

Claims (10)

  1. 搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送するのに用いられる自動搬送車であって、
    搬送車本体と、
    上記搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、
    上記搬送車本体に設けられ上記搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、
    を備えている、自動搬送車。
  2. 請求項1に記載された自動搬送車において、
    上記搬送車本体の動力源と上記冷却手段の動力源とが共通である、自動搬送車。
  3. 請求項1に記載された自動搬送車において、
    搬送物が表示パネルである、自動搬送車。
  4. 請求項3に記載された自動搬送車において、
    上記搬送物積載部は、搬送物である複数の表示パネルが間隔をおいて略平行に積載されるように構成されている、自動搬送車。
  5. 請求項4に記載された自動搬送車において、
    上記冷却手段は、上記搬送物積載部に積載された複数の表示パネルの各パネル間に送風するように構成されている、自動搬送車。
  6. 請求項5に記載された自動搬送車において、
    上記冷却手段は、上記搬送物積載部に積載された複数の表示パネルの各パネル間毎に個別となるように複数設けられている、自動搬送車。
  7. 請求項5に記載された自動搬送車において、
    上記搬送物積載部は、複数の表示パネルが起立した状態で積載されるように構成されており、
    上記冷却手段は、上記搬送物積載部に起立した状態に積載された複数の表示パネルの各パネル間に下方から送風するように設けられている、自動搬送車。
  8. 搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送車によって自動搬送する自動搬送システムであって、
    上記自動搬送車は、搬送車本体と、該搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、該搬送車本体に設けられ該搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、を備え、該搬送車本体の動力源と該冷却手段の動力源とが共通のバッテリであり、
    上記積載位置から上記払出位置までの搬送経路中に上記自動搬送車のバッテリを充電するためのバッテリ充電部が設けられている、自動搬送システム。
  9. 搬送車本体と、該搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、該搬送車本体に設けられ該搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、を備え、該搬送車本体の動力源と該冷却手段の動力源とが共通のバッテリである自動搬送車を用いて、搬送物を積載位置から払出位置まで自動搬送する方法であって、
    上記積載位置で上記自動搬送車の搬送物積載部に搬送物を積載するステップと、
    上記冷却手段による上記搬送物積載部に積載された搬送物の冷却を開始するステップと、
    上記自動搬送車による搬送物の自動搬送を開始するステップと、
    上記積載位置から上記払出位置までの搬送経路中で上記冷却手段により上記搬送物積載部に積載された搬送物を冷却しつつ、上記自動搬送車のバッテリを充電するステップと、
    上記払出位置で上記自動搬送車の搬送物積載部から搬送物を降ろすステップと、
    を含む、自動搬送方法。
  10. 搬送車本体と、該搬送車本体に設けられた搬送物積載部と、該搬送車本体に設けられ該搬送物積載部に積載された搬送物を冷却する冷却手段と、を備え、高温エージングした表示パネルを、高温エージング位置から検査位置まで搬送する搬送車を用いた平面表示装置の製造方法であって、
    高温エージングした表示パネルを上記搬送車の搬送物積載部に積載するステップと、
    上記冷却手段による上記搬送物積載部に積載された表示パネルの冷却を開始するステップと、
    上記搬送車による表示パネルの自動搬送を開始するステップと、
    を含む平面表示装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103144959A (zh) * 2013-03-19 2013-06-12 欧朗科技(苏州)有限公司 无人搬运车降温装置
JP2016517916A (ja) * 2013-04-17 2016-06-20 エーエルデー・バキューム・テクノロジーズ・ゲーエムベーハーALD Vacuum Technologies GmbH 被処理部材を熱化学的に強化するプロセスおよび装置

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