JP2005135837A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体を薄くしながら金属板と電池との連結を強固にでき、かつ位置決めも同時に行えるパック電池を提供する。
【解決手段】パック電池は、ラップ部1aを結合して内部に電極を内蔵しているラミネート電池1と、ラミネート電池1のラップ部1aに配設されると共に、表面側に出力端子8を有する端子基板2と、端子基板2の裏面とラミネート電池1のラップ部1aとの間に配設されてなる基板ホルダー3と、ラミネート電池1の第1外装フィルム1A側に積層している第1金属板5とを備える。第1金属板5の少なくとも一辺に、ラミネート電池1を嵌入したプラスチック枠4の一面を覆うよう断面コ字状に開口した側壁を形成して、ラミネート電池1を嵌入したプラスチック枠4の、コ字状側壁のコ字状開口部25に嵌入する位置に、プラスチック枠4の表面よりも低くした折曲部受部26を設けている。
【選択図】図5

Description

本発明はパック電池、特に外装フィルムでラミネートされたラミネート電池を内蔵するパック電池に関する。
ポリマー電池等のラミネート電池は、電極の両面に外装フィルムを積層し、両面の外装フィルムを電極の周縁で気密に密着して製作される。この構造のラミネート電池は、金属製の外装缶に電極を挿入している電池に比較すると、薄くしかも大きくできる特長がある。しかしながら、ラミネート電池は、金属製の外装缶がないための欠点もある。外装フィルムの強度が金属缶に比較すると弱いので、表面に損傷を受けやすいことである。この弊害を解消するために、ラミネート電池を外装ケースに入れているパック電池が開発されている(特許文献1)。この公報に記載されるパック電池は、図1と図2に示すように、上下ケース22にラミネート電池21を収納している。上下ケース22は、プラスチック枠23に金属板24をインサートして製作している。
以上の構造のパック電池は、ラミネート電池の両面を金属板で保護できるが、全体が厚くなる欠点がある。ラミネート電池は、薄くできることが大切なことであるから、全体が厚くなるとせっかくの優れた特長が失われる欠点がある。ラミネート電池のパック電池は、いかに薄くできるかが特に大切である。
さらに、ラミネート電池のパック電池は、全体を薄くしながらしっかりとした出力端子を設けることも大切である。パック電池が電気機器に装着されるとき、出力端子には弾性的に機器側の端子が押圧されるので、変形しないようにしっかりとした構造が要求される。ラミネート電池は、電極の周囲で外装フィルムのラップ部を接着した構造であるから、出力端子をしっかりと保持するのが難しい。特に、パック電池を薄くしながら、出力端子をしっかりと保持するのが難しい。それは、パック電池を薄くするために出力端子をラップ部に配設すると、ラップ部の強度を充分にできないからである。
本発明者らは、上記の問題点に鑑み、ラミネート電池の全体を薄くしながら出力端子をしっかりと支持でき、かつラミネート電池表面の強度を向上できるラミネート電池を開発した(特願2002−191441号)。このラミネート電池は、ラミネート電池のラップ部に端子基板を配設すると共に、この端子基板とラミネート電池のラップ部との間に基板ホルダーを配設し、さらにラミネート電池の表面には金属板を積層して、出力端子のある端子基板を、基板ホルダーとラップ部と金属板とで支持し、基板ホルダーでもって、端子基板の出力端子をラミネート電池の表面に接近させている。この構造のラミネート電池は、薄型化を実現しつつ出力端子の保持、両面の強度向上を図ることができる。
この構造のラミネート電池は、金属の外装缶に挿入するのではなく、ラミネート電池の表面に金属板を固定する構造であるため、金属板とラミネート電池との連結部分の強度を十分に保つ必要がある。連結強度が不十分であると、パック電池が落下のショックなどで分解されることがある。またユーザが容易に分解できる構造では、改造、改変などによる動作不良を招き好ましくない。そこで、金属板の側面を断面コ字状としてラミネート電池を挿入する構造を採用して強固な連結を得ることができるが、この構造では図24に示すようにコ字状部分の金属板がパック電池の厚さ方向に積層されるため、この部分でパック電池がd4だけ厚くなってしまう。またラミネート電池の金属板を挿入するためにコ字状の開口部分を若干大きくすると、金属板とコ字状開口部の内径との間に隙間が生じてパック電池が更に厚くなってしまうという問題があった。一方では、金属板をラミネート電池の固定する際に正しい位置に容易に固定できるような位置決め構造が求められている。
特開平11−111250号公報
本発明は、このような問題点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の主な目的は、全体を薄くしながら金属板と電池との連結を強固にでき、かつ位置決めも同時に行えるパック電池を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1のパック電池は、素電池と、素電池を嵌入するための前記素電池の外形と略等しい開口部を形成するプラスチック枠4と、前記プラスチック枠4の開口部に前記素電池を嵌入した状態で、素電池の少なくとも一面を保護するよう表面を覆う第1金属板5と、素電池の端子に近接して配設されると共に出力端子8を有する端子基板2とを備える。このパック電池は、前記第1金属板5の少なくとも一部と、これに対応する前記プラスチック枠4に嵌入された前記素電池の一部とを嵌合する嵌合構造を、前記素電池の厚さ方向においてプラスチック枠4の表面よりも低くした部位に設けている。
この構造によって、プラスチック枠4と第1金属板5との位置決めを確実に行うと共に、連結を強固にでき信頼性高く使用できる。
また、請求項2のパック電池は、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bの間に電極を挟んで、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bを電極の外周でラップし、このラップ部1aを結合して内部に電極を内蔵しているラミネート電池1と、前記ラミネート電池1のラップ部1aに配設されると共に、表面側に出力端子8を有する端子基板2と、前記端子基板2の裏面と前記ラミネート電池1のラップ部1aとの間に配設されてなる基板ホルダー3と、前記ラミネート電池1の第1外装フィルム1A側に積層している第1金属板5とを備える。このパック電池は、前記第1金属板5の少なくとも一辺に、前記プラスチック枠4に嵌入された前記ラミネート電池1の一面を覆うよう断面コ字状に開口した側壁を形成して、前記ラミネート電池1を嵌入したプラスチック枠4の、前記コ字状側壁のコ字状開口部25に嵌入する位置に、前記プラスチック枠4の表面よりも低くした折曲部受部26を設けている。
この構造によって、電池の厚さを厚くすることなくラミネート電池1を金属板で確実に保護すると共に、組立時におけるプラスチック枠4と第1金属板5との位置決めを確実に行い、またこれらの連結を強固にして信頼性高く使用できる。
さらに、請求項3のパック電池は、請求項1又は2に記載のパック電池であって、前記プラスチック枠4の折曲部受部26を形成した部分の厚みが、前記第1金属板5に設けた前記コ字状側壁のコ字状開口部25よりも厚い。
この構造によって、コ字状開口部25から折曲部受部26が抜け落ちることが防止されて、金属板による保護を強固なものとしつつ、第1金属板5とコ字状開口部の接触部分で隙間が生じるのを阻止してパック電池の厚みが増すことを回避できる。
さらにまた、請求項4のパック電池は、請求項1から3のいずれかに記載のパック電池であって、前記プラスチック枠4が、端子基板2の表面側をカバーするカバー枠4Aを有すると共に、このカバー枠4Aに前記折曲部受部26を形成している。
さらにまた、請求項5のパック電池は、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bの間に電極を挟んで、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bを電極の外周でラップし、このラップ部1aを結合して内部に電極を内蔵しているラミネート電池1と、前記ラミネート電池1のラップ部1aに配設されると共に、表面側に出力端子8を有する端子基板2と、前記端子基板2の裏面と前記ラミネート電池1のラップ部1aとの間に配設されてなる基板ホルダー3と、前記ラミネート電池1の第1外装フィルム1A側に積層している第1金属板5とを備える。このパック電池は、前記第1金属板5の少なくとも一辺に、前記プラスチック枠4に嵌入された前記ラミネート電池1の一面を覆うように折曲された側壁を形成しており、前記側壁に突出部開口窓29を開口すると共に、前記ラミネート電池1を嵌入したプラスチック枠4の、前記側壁に開口された突出部開口窓29と対応する位置に突出部28を形成し、突出部28を突出部開口窓29に挿入することで前記第1金属板5をプラスチック枠4に嵌合している。
この構造によって、突出部と突出部開口窓で第1金属板とプラスチック枠との位置決め及び固定が確実に実現される。
さらにまた、請求項6のパック電池は、請求項2から5のいずれかに記載のパック電池であって、前記ラミネート電池1を前記プラスチック枠4の開口部に嵌入した枠付電池ユニット12の一面を前記第1金属板5で覆い、対向する他の面を第2金属板6で覆う。
さらにまた、請求項7のパック電池は、請求項1から6のいずれかに記載のパック電池であって、前記第1金属板5と第2金属板6の表面にラベル7を接着している。
本発明のパック電池は、全体を薄く維持しつつ、素電池の表面を保護する金属板を確実に保持して分解を防止し、パック電池の信頼性を高めることができる。それは、本発明のパック電池が、第1金属板とプラスチック枠との嵌合構造を、パック電池の厚さを増やさないように、厚さ方向においてプラスチック枠の表面よりも低くした部位に設けているからである。特に、プラスチック枠の一面を覆うよう断面コ字状に開口した側壁を第1金属板に形成すると共に、これに合わせてプラスチック枠に折曲部受部を設けたことにより、電池の厚さを厚くすることなく金属板を嵌合でき、かつ連結を強固にして分解を困難にし、安全性、信頼性を高めて使用できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
図3ないし図10に示すパック電池は、ラミネート電池1と、このラミネート電池1のラップ部1aに配置している端子基板2と、端子基板2とラップ部1aとの間に設けている基板ホルダー3と、ラミネート電池1を内側に嵌入しているプラスチック枠4と、ラミネート電池1の両面を被覆する第1金属板5及び第2金属板6と、金属板の表面に接着しているラベル7とを備える。
ラミネート電池1は、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bの間に電極を挟んで、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bを電極の外周でラップし、このラップ部1aを結合して内部に電極を内蔵している。これらの図に示すラミネート電池1は四角形で、その両側と一方の端部で外装フィルムのラップ部1aを設け、ラップ部1aで第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bとを、接着や溶着等の方法で気密に結合している。図5等のラミネート電池1は、1枚の外装フィルムを電極のひとつの辺で折り返して、電極の一方の面をカバーする部分を第1外装フィルム1Aとし、電極の他方の面をカバーする面を第2外装フィルム1Bとしている。この構造のラミネート電池1は、電極の1辺に沿って外装フィルムを折り返すので、ひとつの辺にはラップ部1aがなく、3辺がラップ部1aとなる。図示しないが、ラミネート電池は、4辺の外周にラップ部を設けた構造とすることもある。このラミネート電池1は、電極の両面に分離された2枚の外装フィルムを重ね、電極周囲の4辺のラップ部で結合して製作される。
図5等に示すラミネート電池1は、第1外装フィルム1Aを平面状としている。第1外装フィルム1Aを平面状とするために、第2外装フィルム1Bは電極の周囲に沿って折曲され、ラップ部1aで第1外装フィルム1Aに結合される。このラミネート電池1は、図6の断面図に示すように、ラップ部1aの片方にのみ基板ホルダー3と端子基板2を設けて、ラップ部1aを電極収納部1bと同じ厚さにできる。ただし、本発明のパック電池は、図7の断面図に示すように、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bの両方を電極に沿って折曲するラミネート電池1とすることもできる。このパック電池は、ラップ部1aの表面側には基板ホルダー3と端子基板2を設けて、出力端子8を電極収納部1bと同一平面とし、ラップ部1aの裏面にはスペーサー13を配置して、ラップ部1aを補強する。
図5等のラミネート電池1は、電極の両側に位置するラップ部1aを電極端面に沿って折曲している。このラミネート電池1は、両側にラップ部1aが突出しないので幅を狭くできる。また、図5等に示すように両側の折曲ラップ部1aが、出力端子8を設けるラップ部1aが曲がるのを阻止する補強リブの作用をして、この部分を補強できる。さらに、プラスチック枠4の内面に無駄な隙間ができないように装着できる特長もある。
ラミネート電池1は、出力端子8を設けるラップ部1aに正負の出力リード9を設けている。出力リード9は、図示しないが、第1外装フィルム1Aと第2外装フィルム1Bとの間に気密に挟着されて外部に引き出される。出力リード9は、保護素子10を介してパック電池の出力端子8に接続される。このラミネート電池1は、両面を開口しているプラスチック枠4の内部に嵌入されて枠付電池ユニット12に組み立てられる。
端子基板2は、出力端子8を設けるためにパック電池全体を厚くしないように、ラミネート電池1のラップ部1aに配設される。ラップ部1aが電極収納部1bよりも低くなって凹部となっているので、このスペースを有効に利用して出力端子8を配設する。この端子基板2は絶縁基板で、上面にパック電池の出力端子8を固定している。出力端子8は、プラスチック枠4のカバー枠4Aに設けている電極窓11から外部に表出される。この出力端子8は、パック電池を装着する電気機器の端子に弾性的に押圧される。押圧力に対して出力端子8をしっかりと保持するために、出力端子8を設けている端子基板2は、基板ホルダー3とラップ部1aと第1金属板5で支持する。さらに、出力端子8を第2外装フィルム1Bと同一面に接近させるために、背面に基板ホルダー3を配設している。
端子基板2は、出力端子8に加えて、ラミネート電池1の保護回路を実現する電子部品を実装することができる。この電子部品は、端子基板2の裏面に突出するように固定される。裏面の電子部品は基板ホルダー3の上面に凹部を設けてここに配置できる。保護回路は、ラミネート電池1を過充電や過放電から防止するために充放電電流を制御する回路、過電流を検出して電流を遮断する回路、ラミネート電池1が異常に高い温度になると電流を遮断する回路等である。端子基板2は、ラミネート電池1のラップ部1aに配置できる幅と長さの細長い形状である。図の端子基板2は、ラップ部1aに嵌入できる長方形である。
基板ホルダー3は、全体をプラスチックで成形している。基板ホルダー3は、端子基板2の裏面とラミネート電池1のラップ部1aとの間に配設されて、端子基板2の出力端子8を第2外装フィルム1Bの表面と同一面に接近させる。図の基板ホルダー3は、周壁3Aと凸部3Bを設けて、実質的な厚さを大きくして、出力端子8を第2外装フィルム1Bと同一平面に位置させる。凸部3Bは中央部分に設けてあり、周壁3Aは両端と一方の側縁に沿って設けている。凸部3Bは、図5に示すように、中央部分に複数設け、あるいは図8と図9に示すように、中央部分に幅広く設けることができる。凸部3Bと周壁3Aの間に凹部3Cができるので、図のパック電池は、この凹部3Cに保護素子10を配設している。保護素子10は、PTC、ブレーカ、ヒューズ等である。さらに、保護回路を実現する電子部品を実装する端子基板2は、電子部品を基板ホルダー3の上面にできる凹部3Cに配設する。基板ホルダー3は、ラミネート電池1のラップ部1aに嵌着できる外形に成形される。図の基板ホルダー3は、長方形に成形している。
プラスチック枠4は、全体をプラスチックで枠形状に成形している。このプラスチック枠4は、両面を貫通する開口部を有する枠形状で、枠の内形を、端子基板2と基板ホルダー3を装着しているラミネート電池1を嵌入できる形状及び大きさとしている。さらに、プラスチック枠4は、これを設けることでパック電池が厚くならないように、嵌入されるラミネート電池1の表面と同一ないしほぼ同一面となり、あるいはラミネート電池1の表面よりも低くなる厚さに成形される。本明細書において、プラスチック枠がラミネート電池の表面とほぼ同一とは、プラスチック枠がラミネート電池の表面から金属板の厚さ以上に突出しない状態を意味するものとする。
図のプラスチック枠4は、端子基板2の表面側をカバーするカバー枠4Aを一体的に成形して設けている。このカバー枠4Aは、横断面形状をL字状として、枠付電池ユニット12の外周面と端子基板2の表面をカバーする。このカバー枠4Aには、出力端子8を外部に表出させる電極窓11を開口している。図のパック電池は、4つの出力端子8を設けているので、カバー枠4Aには4つの電極窓11を開口している。
第1金属板5は、ラミネート電池1の第1外装フィルム1A側に積層されて、ラミネート電池1の裏面を保護する。第1金属板5と第2金属板6は、厚さを0.1mmとするSUS304のステンレス板である。この金属板は、薄くて極めて強靭な特長がある。ただし、金属板は、さらに薄くあるいは厚くすることもできる。たとえば、厚さを0.6〜0.2mmとすることもできる。金属板は、ステンレスに代わって、鉄や鉄合金、あるいはアルミニウムやアルミニウム合金等とすることもできる。
図5と図8に示すパック電池の第1金属板5は、両側をL字状に折曲加工して、枠付電池ユニット12の両側を覆う側壁5Aを設けている。図10と図11に示す第1金属板5は、側壁5Aをコ字状に折曲した形状として、この側壁5Aに枠付電池ユニット12の両側を嵌入している。第1金属板5の両側に設けている側壁5Aは、補強リブの作用をして、金属板が曲がるのを防止する。このため、極めて薄い金属板を使用して強靭な構造にできる。特に、図10と図11に示すように、コ字状に折曲している側壁5Aは、枠付電池ユニット12を嵌入して枠付電池ユニット12の両側をしっかりと保護できる。
さらに、第1金属板5は、一方の端部に、コ字状に折曲している溝型折曲部5Bを設けている。この溝型折曲部5Bには枠付電池ユニット12が嵌入される。溝型折曲部5Bは、後述するプラスチック枠4のカバー枠4Aの折曲部受部26に嵌入する。カバー枠4Aには電極窓11を開口して、出力端子8を外部に表出させる。したがって、溝型折曲部5Bは、電極窓11を設けている部分、すなわち出力端子8を外部に表出させる部分には設けられず、その両側に設けている。
図の第1金属板5は、両側に枠付電池ユニット12の両側を覆う側壁5Aを設け、一端部には溝型折曲部5Bを設けているので、側壁5Aと溝型折曲部5Bで曲げ強度を著しく向上できる。それは、側壁5Aと溝型折曲部5Bが、第1金属板5の交差する方向の曲げを防止するので、あらゆる方向の曲げ強度を向上できるからである。ただし、本発明のパック電池は、必ずしも第1金属板に側壁と溝型折曲部とを設ける必要はなく、たとえば、図示しないが、第1金属板には溝型折曲部のみを設けて、第2金属板に側壁を設けることもできる。さらに、側壁は、第1金属板と第2金属板の片側に設けることもできる。
カバー枠4Aには、図15に示すように断面コ字状に形成された溝型折曲部5Bのコ字状開口部25を嵌入する位置に折曲部受部26を形成している。図15の実施の形態に示す第1金属板5は、前端から断面コ字状の溝型折曲部5Bを電極窓11の両側にそれぞれ設けており、溝型折曲部5Bを設けた部分以外は第1金属板5の前面に垂直な側壁部分を設けていない。折曲部受部26は、溝型折曲部5Bのコ字状開口部25を挿入して嵌合する形状とする。図15や図5等に示すように、折曲部受部26の大きさは溝型折曲部5Bの上端片27とほぼ同じか、若干大きくし、段差状に凹ませるようにプラスチック枠4の前面から上面にかけて一体成型されている。これによって、溝型折曲部5Bの上端片27を折曲部受部26に案内して第1金属板5とプラスチック枠4との位置決めが正確に行われる。折曲部受部26の段差は、第1金属板5の厚さとほぼ同じか、これよりも深くする。これによって、コ字状開口部25の上端片27がプラスチック枠4に表出して厚さが大きくなることがなく、パック電池の厚さを変えずに薄型化を維持できる。
図16に、折曲部受部26に溝型折曲部5Bを挿入する部位の断面図を示す。この図に示すように、折曲部受部26の厚さd1は、好ましくは溝型折曲部5Bのコ字状開口部25の内径d2よりも厚くする。これによって、金属製の溝型折曲部5Bが弾性変形してカバー枠4Aの折曲部受部26に嵌合され、常に溝型折曲部5Bが折曲部受部26を押圧している状態で保持され、意図しない脱離が防止される。加えて、上端片27が強固にカバー枠4Aを押圧する結果、嵌入された折曲部受部26と溝型折曲部5Bとの間の隙間をなくして第1金属板5の厚さd3の増大を抑えることができ、パック電池の薄型化にも貢献できる。
さらに、折曲部受部26と溝型折曲部5Bとの嵌合と別に、あるいはこれに加えて、突出部28を設けても良い。図17に本発明の他の実施の形態に係る第1金属板5とプラスチック枠4との嵌合部分の分解斜視図を示す。この図に示すプラスチック枠4は、前面から上面にかけて形成された折曲部受部26の前面に突出部28Aを形成している。さらに図17の例では、この突出部28Aとほぼ対称な位置で電極窓11が形成された部分の前面にも、同様の突出部28Bが形成されている。これらの突出部28は一体成型により設けられ、下面を略平坦面とし、上面を傾斜面としている。この突出部28は、一方の突出部28Aが第1金属板5の突出部開口窓29に挿入されて位置決めすると共に、突出部28Aの下面で突出部開口窓29の端縁を当接し、また他方の突出部28Bが第1金属板5の前面端縁を同じく当接して、第1金属板5がプラスチック枠4から脱離するのを阻止する。なお、突出部開口窓29は、周囲が囲まれた孔形状のものや、周囲の一部が切り開かれた切り欠き形状のものなど、様々な形状に形成することができる。
また突出部は、図示しないがプラスチック枠の上面に設けても良い。例えばプラスチック枠の上面で、折曲部受部の側方に突出部を形成している。突出部は一体成型により設けられ、背面を挿入方向に対して傾斜する傾斜面としている。一方、第1金属板の対応する位置には、この突出部を挿入する突出部開口窓を形成している。この構造の突出部は、折曲部受部に溝型折曲部を挿入する際、突出部の傾斜面で第1金属板がコ字状開口部を大きくするように弾性的に変形して、折曲部受部に溝型折曲部を挿入し易くなる。特に上述のように折曲部受部がコ字状開口部の内径よりも厚い場合は、そのままでは挿入がきつくなるので、上記の構成により容易に挿入、嵌入が行える。そして嵌入後は、傾斜面に続く垂直面が第1金属板の突出部開口窓の端縁に当接するので、水平方向の抜けが防止される。これによって、溝型折曲部の上端片が弾性的に押圧することで上下方向が固定される一方、上記の突出部と突出部開口窓により水平方向にも固定される。以上のように、折曲部受部と溝型折曲部とで嵌合する一方、突出部と突出部開口窓でさらに固定する構造によって、第1金属板とプラスチック枠との位置決め及び固定が確実に実現される。
また、折曲部受部26と溝型折曲部5Bの嵌合構造、および突出部28と突出部開口窓29との嵌合構造の組み合わせは任意に採用でき、例えばラミネート電池の周囲4辺の内、一辺を折曲部受部26と溝型折曲部5Bの嵌合構造、および突出部28と突出部開口窓29との嵌合構造の組み合わせとし、他の辺を折曲部受部26と溝型折曲部5Bの嵌合構造のみ、あるいは突出部28と突出部開口窓29の嵌合構造のみ、等としてもよい。勿論、折曲部受部26はカバー枠4Aのみに形成する必要はなく、コ字状開口部25を挿入できるプラスチック枠4上の他の部位においても適宜形成できる。
さらに、第1金属板5とプラスチック枠4との嵌合構造は上記に限られず、他の構造も利用できる。図18〜図22に他の構造を例示する。図18の構造では、溝型折曲部5Bの上端片27Bの形状を半円状とし、これに応じた半円形状の折曲部受部26Bを形成して、挿入をスムーズにできる。図19の構造では、上端片27CをL字状に折曲させて、折曲部受部26Cへの押圧面積を広くしてより強い安定した挟着力を得られる。同じく図20の構造では、上端片27DをT字状としてより広い折曲部受部26Dとの押圧面積を得ている。また図21では、上端片27Eをジグザグ状として折曲部受部26Eへの挿入を容易にしている。また図22は溝型折曲部5Cをワイヤー状として、プラスチック枠4に線状にモールドされた折曲部受部26Fに係止している。この他、図23に示すように溝型折曲部5Dの高さをプラスチック枠4よりも低くし、プラスチック枠4の前面に形成された折曲部受部26Gに開口されたスロット30に溝型折曲部5Bの上端片27Fを挿入して係止する構成、あるいは図示しないが爪状のフックを他方の係止穴に係止する構成など、嵌合構造を適宜利用可能である。また嵌合構造の数も、電極窓11の左右に設ける構成に限られず、1つもしくは3つ以上など、必要に応じて適切な数とできる。
なお、以上の例では第1金属板5とプラスチック枠4との嵌合構造を説明したが、同様の構造を第2金属板6とプラスチック枠4との嵌合構造にも適用できることはいうまでもない。
第2金属板6は、ラミネート電池1の第2外装フィルム1B側に積層されて、ラミネート電池1の表面を保護する。図のパック電池は、第1金属板5と第2金属板6でラミネート電池1の両面を保護するので、ラミネート電池1の両面の損傷を防止できる。ただし、本発明のパック電池は、第1金属板のみを設けて、ラミネート電池の片面のみを金属板で保護することもできる。この構造のパック電池は、たとえば、金属板で保護される面を外部に表出させる状態で電気機器に装着されるものに使用できる。
図10と図11に示す第2金属板6は、一端部を折曲加工して、枠付電池ユニット12の端部を覆う垂直壁6Aを設けている。垂直壁6Aは、枠付電池ユニット12の一方の端部、すなわち、第1金属板5の溝型折曲部5Bに嵌入されるのと反対側の端部を保護する。図10の垂直壁6Aは、第2金属板6をL字状に折曲して、枠付電池ユニット12の底縁を保護する。図11の垂直壁6Aはコ字状に折曲されて、枠付電池ユニット12の底部を保護する。
第1金属板5と第2金属板6が枠付電池ユニット12の底部をカバーする状態を図12ないし図14に示す。図12は図5と図8に示すパック電池の底部構造で、第2金属板6が枠付電池ユニット12の表面を保護して第1金属板5が枠付電池ユニット12の裏面を保護する。図13は図10に示すパック電池の底部構造で、第2金属板6が枠付電池ユニット12の底部を保護する。図14は図11のパック電池の底部構造で、第2金属板6が枠付電池ユニット12の底部と第1外装フィルム1Aの表面の一部を保護する。図14のパック電池は、第1金属板5が枠付電池ユニット12の裏面を保護する。ただ、図示しないが、第1金属板は、溝型折曲部と反対側の端部に垂直壁を設けて、この垂直壁で枠付電池ユニットの底部を保護することもできる。
以上のパック電池は、第1金属板5と第2金属板6を枠付電池ユニット12の表面で積層することなく表面を保護する。図10と図11のパック電池は、第1金属板5の側壁5Aをコ字状として、第1金属板5で第2外装フィルム1Bの一部を被覆するので、第2金属板6の幅を側壁5Aの間に挿入できる幅としている。以上の構造のパック電池は、第1金属板5と第2金属板6が積層されないので、全体を薄くできる。ただし、第1金属板と第2金属板に薄い金属板を使用して、一部を積層する構造とすることもできる。このパック電池は、たとえば、第1金属板と第2金属板の両方に側壁を設けて、これらの側壁を積層する状態で枠付電池ユニットの両面を第1金属板と第2金属板とでカバーすることができる。互いに積層される第1金属板と第2金属板の側壁は、L字状に折曲した形状とすることも、コ字状に折曲した形状とすることもできる。特に、外側にラップされる金属板の側壁をコ字状とする構造は、第1金属板と第2金属板とで枠付電池ユニットを両側から挟着してしっかりと保護できる特長がある。
さらに、以上のパック電池は、第1金属板5と第2金属板6で枠付電池ユニット12の両面をカバーして保護するが、枠付電池ユニット12の4隅をカバーすることなく、この部分のプラスチック枠4を表出させている。この構造のパック電池は、誤って落下させたときに角部が変形するのを確実に防止できる特長がある。それは、金属板が角部に位置していると、落下により変形して元に戻ることはないが、プラスチック枠は一瞬変形しても元の形状に戻るからである。図の第1金属板は、溝型折曲部5B側の角部を切欠して、いいかえると側壁5Aと溝型折曲部5Bの端縁が枠付電池ユニット12のコーナーから離れるように折曲加工して、この部分のプラスチック枠4を表出させている。さらに、第1金属板は、全体の長さを枠付電池ユニット12の長さよりも短くして、溝型折曲部5Bと反対側の角部のプラスチック枠4を表出させている。また、第2金属板は、その幅を枠付電池ユニット12の幅よりも狭くして、溝型折曲部5Bと反対側の角部のプラスチック枠4を表出させている。ただ、第1金属板と第2金属板は、必ずしも長さや幅を枠付電池ユニットよりも小さくする必要はなく、角部に切欠を設けて角部のプラスチック枠を表出させることもできる。
ラベル7は絶縁シートで、第1金属板5と第2金属板6の表面に接着されてパック電池の表面を絶縁する。さらに、ラベル7は、印刷してパック電池の表面を装飾し、また必要な記号や文字を印刷して表示する。ラベル7は、接着剤を介して金属板の表面に接着され、あるいは粘着層を介して金属板の表面に接着される。図のラベル7は、枠付電池ユニット12の第2外装フィルム1B側においても、互いにラップしないように接着される。
以上のパック電池は、ラミネート電池1をプラスチック枠4に入れて枠付電池ユニット12としている。このパック電池は、外周をプラスチック枠4と金属板の両方で保護する構造にできる。ただ、本発明のパック電池は、ラミネート電池をプラスチック枠に入れることなく、第1金属板と第2金属板で表面を保護することもできる。第1金属板と第2金属板でラミネート電池の外周を保護できるからである。プラスチック枠のないパック電池は、全体の構造を簡単にできる。このパック電池は、第1金属板と第2金属板をラミネート電池の外周に沿って折曲して、ラミネート電池を保護する。
本発明は、素電池にポリマー電池等の略矩形状のラミネート電池を使用して好適に利用できる。ただ、これ以外にも例えば角型電池、円筒型電池、ボタン型電池、コイン型電池等の各種形状の素電池や、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の各種化学系の素電池を使用したパック電池にも適用できる。
本発明のパック電池は、携帯電話やPDAなどの携帯電気機器用の電池といった、薄型化が要求される二次電池のパック電池に好適に適用できる。
従来のパック電池の分解斜視図である。 図1に示すパック電池の断面図である。 本発明の一実施の形態に係るパック電池の斜視図である。 図3に示すパック電池の底面斜視図である。 図3に示すパック電池の分解斜視図である。 図3に示すパック電池の端部の拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るパック電池の端部の拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るパック電池の分解斜視図である。 図8に示すパック電池の端部の横断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るパック電池の分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るパック電池の分解斜視図である。 図5及び図8に示すパック電池の底部構造を示す断面図である。 図10に示すパック電池の底部構造を示す断面図である。 図11に示すパック電池の底部構造を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 図15の折曲部受部に溝型折曲部を挿入する状態を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る金属板とプラスチック枠との嵌合構造を示す分解斜視図である。 本発明者が先に開発したパック電池の分解斜視図である。
符号の説明
1…ラミネート電池 1A…第1外装フィルム 1B…第2外装フィルム
1a…ラップ部 1b…電極収納部
2…端子基板
3…基板ホルダー 3A…周壁 3B…凸部
3C…凹部
4…プラスチック枠 4A…カバー枠
5…第1金属板 5A…側壁 5B、5C、5D…溝型折曲部
6…第2金属板 6A…垂直壁
7…ラベル
8…出力端子
9…出力リード
10…保護素子
11…電極窓
12…枠付電池ユニット
13…スペーサー
21…ラミネート電池
22…上下ケース
23…プラスチック枠
24…金属板
25…コ字状開口部
26、26B、26C、26D、26E、26F、26G…折曲部受部
27、27B、27C、27D、27E、27F、27G…上端片
28、28A、28B…突出部
29…突出部開口窓
30…スロット

Claims (7)

  1. 素電池と、
    素電池を嵌入するための前記素電池の外形と略等しい開口部を形成するプラスチック枠(4)と、
    前記プラスチック枠(4)の開口部に前記素電池を嵌入した状態で、素電池の少なくとも一面を保護するよう表面を覆う第1金属板(5)と、
    素電池の端子に近接して配設されると共に出力端子(8)を有する端子基板(2)と、
    を備えるパック電池であって、
    前記第1金属板(5)の少なくとも一部と、これに対応する前記素電池を嵌入した前記プラスチック枠(4)の一部とを嵌合する嵌合構造を、前記素電池の厚さ方向においてプラスチック枠(4)の表面よりも低くした部位に設けたことを特徴とするパック電池。
  2. 第1外装フィルム(1A)と第2外装フィルム(1B)の間に電極を挟んで、第1外装フィルム(1A)と第2外装フィルム(1B)を電極の外周でラップし、このラップ部(1a)を結合して内部に電極を内蔵しているラミネート電池(1)と、
    前記ラミネート電池(1)のラップ部(1a)に配設されると共に、表面側に出力端子(8)を有する端子基板(2)と、
    前記端子基板(2)の裏面と前記ラミネート電池(1)のラップ部(1a)との間に配設されてなる基板ホルダー(3)と、
    前記ラミネート電池(1)の第1外装フィルム(1A)側に積層している第1金属板(5)と、
    を備えるパック電池であって、
    前記第1金属板(5)の少なくとも一辺に、前記ラミネート電池(1)を嵌入した前記プラスチック枠(4)の一面を覆うよう断面コ字状に開口した側壁を形成して、
    前記ラミネート電池(1)を嵌入したプラスチック枠(4)の、前記コ字状側壁のコ字状開口部(25)に嵌入する位置に、前記プラスチック枠(4)の表面よりも低くした折曲部受部(26)を設けてなることを特徴とするパック電池。
  3. 請求項1又は2に記載のパック電池であって、前記プラスチック枠(4)の折曲部受部(26)を形成した部分の厚みが、前記第1金属板(5)に設けた前記コ字状側壁のコ字状開口部(25)よりも厚いことを特徴とするパック電池。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のパック電池であって、前記プラスチック枠(4)が、端子基板(2)の表面側をカバーするカバー枠(4A)を有すると共に、このカバー枠(4A)に前記折曲部受部(26)を形成していることを特徴とするパック電池。
  5. 第1外装フィルム(1A)と第2外装フィルム(1B)の間に電極を挟んで、第1外装フィルム(1A)と第2外装フィルム(1B)を電極の外周でラップし、このラップ部(1a)を結合して内部に電極を内蔵しているラミネート電池(1)と、
    前記ラミネート電池(1)のラップ部(1a)に配設されると共に、表面側に出力端子(8)を有する端子基板(2)と、
    前記端子基板(2)の裏面と前記ラミネート電池(1)のラップ部(1a)との間に配設されてなる基板ホルダー(3)と、
    前記ラミネート電池(1)の第1外装フィルム(1A)側に積層している第1金属板(5)と、
    を備えるパック電池であって、
    前記第1金属板(5)の少なくとも一辺に、前記ラミネート電池(1)を嵌入した前記プラスチック枠(4)の一面を覆うように折曲された側壁を形成しており、前記側壁に突出部開口窓(29)を開口すると共に、
    前記ラミネート電池(1)を嵌入したプラスチック枠(4)の、前記側壁に開口された突出部開口窓(29)と対応する位置に突出部(28)を形成し、
    突出部(28)を突出部開口窓(29)に挿入することで前記第1金属板(5)をプラスチック枠(4)に嵌合してなることを特徴とするパック電池。
  6. 請求項2から5のいずれかに記載のパック電池であって、前記ラミネート電池(1)を前記プラスチック枠(4)の開口部に嵌入した枠付電池ユニット(12)の一面を前記第1金属板(5)で覆い、対向する他の面を第2金属板(6)で覆うことを特徴とするパック電池。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のパック電池であって、前記第1金属板(5)と第2金属板(6)の表面にラベル(7)を接着していることを特徴とするパック電池。
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