JP2005135654A - 端子変換アダプタおよびこの端子変換アダプタを用いた盤 - Google Patents

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Shinji Takayama
晋治 高山
Takuya Kagawa
卓也 香川
Tomoyuki Sawada
知行 澤田
Takashi Ineji
崇 稲次
Koichi Yamazoe
宏一 山添
Takehiko Okada
健彦 岡田
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Abstract

【課題】 必要スペースを少なくし、接続する電線の引き回しを単純にすることができる端子変換アダプタを提供する。
【解決手段】 ブレーカ端子部21に接続可能な延接部42と電線接続が可能な端子5へ接続する端子接続部42を有する接続導体4と、ブレーカ2に隣接して配置され前記延接部41と端子接続部42の一部もしくは全部を収納したケース3とを備え、前記端子接続部42が、ブレーカのもう一方の端子部22と同方向に電線接続されるように配置されたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、端子変換アダプタに関し、より詳細には、電線を直接接続できないプラグイン端子を有するブレーカに取り付ける端子変換アダプタおよびこの端子変換アダプタを用いた盤に関するものである。
従来、100ボルト用、200ボルト用の切り替えが簡単にできる単相3段式分電盤に使用するブレーカとして、特開2002−199514号公報に示されるようなプラグイン式配線用遮断器が知られている。
この従来例のブレーカは、ケースにバー端子と速結端子が収納されて構成されている。1つのバー端子と1つの速結端子はケース内部で接続されて、一対の電路を形成する。すなわち、2対の電路がケース内部に収納されている。このブレーカのバー端子は、ケースから外側に突出した構造となっている。
ブレーカは、長手方向の一端にプラグイン端子、他端に速結端子を有している。プラグイン端子を、前記バー端子に接続した時、ケースは、ブレーカの長手方向に配置する構成となっている。
また、ケースの幅は、ブレーカの幅に対し、突出しない構成となっているので、ブレーカの幅方向に対し盤を薄型に構成できるという効果を有している。
しかしながら、上記従来例のブレーカでは、ケースがブレーカの長手方向に接続されている上、電線を長手方向の両側から接続する構造をしている。そのため、ブレーカを取り付けて使用するために確保しなければならないスペースが、ブレーカの長手方向に長くなるという問題があった。
また、電線を接続する時に、長手方向の両側から電線を接続する必要があるので、電線の引き回しが複雑になるという問題があった。
電気工事などにおいては、単独あるいは複数のブレーカを鉄板や木板に仮設する場合がある。そのような場合において、上記従来例のブレーカでは、ブレーカを鉄板や木板に固定するための構造を有しない。
また、上記従来例では、ブレーカを誤って切断、もしくは投入しないようにするためには、外付けのハンドルロックを設けることが必要であった。その場合には、外付けのハンドルロックは、ブレーカ入り切りの際にブレーカから取り外す必要があるため、紛失する可能性があるという問題があった。
また、上記従来例では、電力量計測や、通電表示、過電流警報などを行うためには、外付けのセンサやマイコン、表示装置、警報装置を負荷する必要がある。
さらに、従来例では、1個のブレーカに対し、1個の端子変換アダプタが必要であり、多数の分岐ブレーカを使用する場合には大型化するという問題があった。
さらに、従来例では、延接導体の間隔と、端子部の間隔が異なるブレーカを接続できないため、使用できるブレーカの種類が限定されるという欠点があった。
特開2002−199514号公報
本願発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要スペースを少なくし、接続する電線の引き回しを単純にすることができる端子変換アダプタおよびこの端子変換アダプタを用いた盤を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明の端子変換アダプタは、ブレーカ端子部に接続可能な延接部と電線接続が可能な端子へ接続する端子接続部を有する接続導体と、ブレーカに隣接して配置され前記延接部と端子接続部の一部もしくは全部を収納したケースとを備え、前記端子接続部が、ブレーカのもう一方の端子部と同方向に電線接続されるように配置されたことを特徴とする。
本願の請求項2に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記延接部は、プラグイン端子を有するブレーカのプラグイン端子部に接続可能で、前記端子接続部は、電線と接続可能な接続端子に接続されることを特徴とする。
本願の請求項3に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記ケースは、ブレーカ固定部と機器取付部を有することを特徴とする。
本願の請求項4に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記ケースは、機器取付用レールに取り付け可能な溝を有することを特徴とする。
本願の請求項5に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記ケースに隣接して配置されるブレーカのハンドルロックが設けられていることを特徴とする。
本願の請求項6に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記ケース内に、変流器を有することを特徴とする。
本願の請求項7に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記延接部は、複数のブレーカに取り付けられるように、端子接続部が延びる方向と直角方向に延設されていることを特徴とする。
本願の請求項8に係る端子変換アダプタは、請求項7の端子変換アダプタにおいて、前記アダプタをはさみ、両側にブレーカが取り付け可能であることを特徴とする。
本願の請求項9に係る端子変換アダプタは、請求項7の端子変換アダプタにおいて、前記延接部は三段に構成されていることを特徴とする。
本願の請求項10に係る端子変換アダプタは、請求項1の端子変換アダプタにおいて、前記延接部は複数段に形成され、延接部の間隔が、可変調整できることを特徴とする。
本願の請求項11に係る盤は、請求項1〜10の端子変換アダプタがボックス内に納められていることを特徴とする。
本発明の請求項1の端子変換アダプタによれば、端子変換アダプタとブレーカを一体接続したものが、ブレーカの長手方向に短く形成できる。前記端子接続部が、ブレーカのもう一方の端子部と同方向に電線接続されるように配置されているので、ブレーカヘ取り付ける電線の引き回しが容易である。また、ブレーカを高い位置に設置する必要がある場合、ブレーカの下側から電線を接続することが出来るので、容易に電線の接続が行える。
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、本発明の端子変換アダプタに電線を容易に接続できる。
請求項3の発明の端子変換アダプタによれば、請求項1の効果に加え、ブレーカをブレーカ固定部を介して、木や鉄などで構成された取り付け板に、容易に固定できる。
請求項4の発明の端子変換アダプタによれば、請求項1の効果に加え、ブレーカをブレーカ固定部を介して、機器取付用レールに容易に接続できる。
請求項5の発明の端子変換アダプタによれば、請求項1の効果に加え、特別な外付け部材を用いることなく、ブレーカのハンドルロックを行うことができる。
請求項6の発明の端子変換アダプタによれば、請求項1の効果に加え、電流計測が可能となり、マイコンや表示装置、アラーム装置と組み合わせることにより、電力量計測や、通電表示、過電流警報などを行うことができる。
請求項7の発明の端子変換アダプタによれば、請求項1の効果に加え、複数個のブレーカを端子変換アダプタに取り付けることができる。
請求項8の発明の端子変換アダプタによれば、請求項7の効果に加え、前記延接部をT字型に構成できるので、接続導体の形状を材料取りの良いものにすることができる。
請求項9の発明の端子変換アダプタによれば、請求項7の効果に加え、端子変換アダプタを単相3線式の電路の各相に接続することができる。従って、端子変換アダプタには、100V用のブレーカと、200V用のブレーカを同時に接続することができる。
請求項10の発明の端子変換アダプタによれば、請求項1の効果に加え、端子変換アダプタを、端子部の間隔が異なるさまざまなブレーカに適用することが可能になる。
請求項11の発明によれば、請求項1の効果に加え、盤内にブレーカを収納するので、より安全にブレーカを使用することができる。また、上記複数のブレーカを使用する構成とすることにより、分電盤や増設盤として使用することができる。
本願発明の端子変換アダプタはブレーカに隣接してと一体的に設置され、ケースと接続導体を備える。接続導体はブレーカの一方のプラグイン端子部に接続する延接部と電線接続が可能な接続端子に接続する端子接続部とを有し、ケースは前記延接部と端子接続部の一部もしくは全部を収納する。端子変換アダプタをブレーカと一体接続したので、ブレーカの長手方向に短く形成できる。また、前記接続端子が、ブレーカの他方の端子部と同方向に電線接続されるように配置されているので、ブレーカヘ取り付ける電線の引き回しが容易である。
以下、図1〜図13により本発明の端子変換アダプタ及びこれを収める分電盤の実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明の請求項1及び2に対応した第1実施例の端子変換アダプタを示す図である。図1はその斜視図で、図2はその分解斜視図である。
この実施例の端子変換アダプタ1は、1個のブレーカ2に隣接して配置され、プラスチック等からなる絶縁性のケース3と、接続導体4、4と、アダプタ側端子5,5と、ハンドルロック6と、ブレーカ固定部であるブレーカ止め7とを有している。
ブレーカ2は、その一方側にはプラグイン端子21、21を有し、他方側には速結端子22、22を有し、プラグイン端子21と速結端子22とはブレーカケース内で導体で導通されている。プラグイン端子21は、横断面がU字状弾性材よりなる部材から形成されている。両プラグイン端子21は所定の間隔で、開口が外側に向けられて配置され、軸方向が横向きに底面と平行に設けられ、底面と平行に導体が差し込めるようにされている。速結端子22はブレーカに接続する導線に接続する部材で、電線を差し込むだけで固定接続する。
ケース3は、ブレーカ2のプラグイン端子21と速結端子22方向の長さとほぼ同じ長さで、ブレーカ2に隣接する隣接側ケース31と反対側から覆う覆部側ケース32とから中空に形成されると共に、台部33とブレーカ受け部34を有している。隣接側ケース31と台部33とブレーカ受け部34とは、この第1実施例では、一体に形成されている。隣接側ケース31と覆部側ケース32とは、嵌合して一体になるように形成している。
隣接側ケース31は、天井と底と、ブレーカ側壁を有し、ブレーカから離れた側には壁がなく開放し、覆部側ケース32と突き合わせて嵌合できるようにしている。一対の長孔311,311がブレーカ側の側壁に設けられ、一対の接続導体4、4のそれぞれのプラグイン端子21と接触する側の延接部41を挿通するようにしている。また、プラグイン端子21側でブレーカに隣接する隣接側ケース31の内面壁には、延接部41をそれぞれ上下から挟んで支える一対の突起312,312を設けている。
また、隣接側ケース31は、その天井面に段部が形成され、中央部にはハンドルロック6を設け、ブレーカを誤って切断、もしくは投入しないように安全を図っている。また、隣接側ケース31の速結端子22側には2段に段部が形成され、各段部の上面には、アダプタ側端子5,5を設けている。隣接側ケース31の速結端子22側の段部端壁面には、接続導体4を係合する切欠溝313を設けている。アダプタ側端子5,5に接続導体4、4の延接部41と反対の他方側の端子接続部42側を接続している。ハンドルロック6は規制アーム61をブレーカ2の上面に延ばしねじ部材62で隣接側ケース31に固定するようにしている。
覆部側ケース32は、隣接側ケース31と突き合わせて一体化するように、嵌合突部321を有し、この嵌合突部321を隣接側ケース31に嵌め込むようにしている。覆部側ケース32は、天井面に隣接側ケース31に対応した段部を形成し、中央部の最上面にはハンドルロック6を取り付ける取付穴322を設け、速結端子22側の段部上面には、アダプタ側端子5を取り付ける端子用穴323を設けている。また、図示していないが、速結端子22側の段部端壁面には、隣接側ケース31の切欠溝313に対応して接続導体4の端子接続部42を導出する切欠を設けている。
ケース3の台部33は、アダプタ側端子5側に形成され、隣接側ケース31の底と同一高さで外方に延び出した形状をし、平坦面のややブレーカ2側に寄った位置にブレーカ止め7を設け、ブレーカを反対側に押しつけるようにしている。この第1実施例においては、機器取り付け用穴を設けていないが、以下の実施例と同様に、機器取り付け用部として穴を設けてもよい。
ケース3のブレーカ受け部34は、隣接側ケース31のブレーカ側底から外方に延ばして形成し、プラグ端子側端部の角にブレーカ固定部341を設け、ブレーカ2を端子変換アダプタ1からずれることなく固定できるようにしている。ブレーカ受け部34はアダプタ側端子5側の台部33に達して一体化している。
各接続導体4は、概略L字形状に形成して一端側を延接部41とし、他端側を端子接続部42としている。延接部41は、ケース3から突出して、ブレーカ2のプラグイン端子21に挿着される。端子接続部42には、端部に接続穴43を設け、ねじでケース3に接続導体4を取り付けると同時に接続端子5と導通させている。なお、この接続端子5は、ねじで電線端を固定するねじ端子の他、電線端を差し込んで導通させるようにしたもの、クリップ状の金具等からなるもの等公知の速結端子を使用できる。
端子変換アダプタ1とブレーカ2の組立は、先ずケース3の接続部42を覆部側ケースに取り付ける。次いで、接続端子4の延接部41を長孔311に挿通すると共に、隣接側ケース31に覆部側ケース32を嵌合し、端子変換アダプタ1を組み立てる。次いで、延接部41にブレーカ2の端子変換アダプタ1を嵌め、台部33のブレーカ止め7にブレーカ2を押しつけながらブレーカ受け部34のブレーカ固定部341に係合させながら取り付ける。
図3及び図4は本発明の請求項3〜5に対応した第2実施例の端子変換アダプタを示す図である。図3はその斜視図で、図4はその分解斜視図である。
この第2実施例の端子変換アダプタは、上記第1実施例の端子変換アダプタとは、機器を取り付けるための取付部を有しているところが異なるのみであるので、第1実施例と同様の作用の部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
覆部側ケース32の底には、図示していない固定部に設けた機器取付用レール等の係合部材(例えば、DINレール等)に係合するための、係合溝9を設けている。
ケース3のアダプタ側端子5側に形成された台部33には、平坦面のところには機器取付部を構成する取付穴8を設けている。
また、ケース3のブレーカ受け部34は、隣接側ケース31のプラグイン端子21側の底部からブレーカ側に延ばして形成すると共に、プラグ端子側から外方へ延ばして平坦面を形成している。そして、この平坦面のところに取付部を構成する取付穴8を設けている。
図5は本発明の請求項6に対応した第3実施例の端子変換アダプタを示す図である。この第3実施例の端子変換アダプタは、上記第1実施例の端子変換アダプタとは、変流器等の機器を設けているところが異なるのみであるので、第1実施例と同様の作用の部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ケース3の中空内に変流器10を設け、変流器10に導通させた電流を検出する機器を基板11に設け、基板11もケース3の中空の内部に収容している。このように構成することにより、マイコンや表示装置、アラーム装置と組み合わせることにより、電力量計測や、通電表示、過電流警報などを行うことができる。
図6及び図7は本発明の請求項7及び9に対応した第4実施例の端子変換アダプタを示す図である。図6はその斜視図で、図7はその分解斜視図である。
この第4実施例の端子変換アダプタは、上記第1実施例の端子変換アダプタとは、3線の端子を有する複数のブレーカと接続するところが異なるのみであるので、第1実施例と同様の作用の部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
第4実施例の端子変換アダプタは複数のブレーカに対応して、ハンドルロック6の規制アーム61を長くし、ケース3の台部33は幅広で、ブレーカ止め7もブレーカ数に対応して設けている。また、ブレーカ受け部34の係止部341も複数個のブレーカを係止するように構成している。また、ブレーカの3線のプラグイン端子21,21,21に接続するように接続導体4を3段に配置している。
図8及び図9は本発明の請求項8に対応した第5実施例の端子変換アダプタを示す図である。図8はその斜視図で、図9はその分解斜視図である。
この第5実施例の端子変換アダプタは、上記第1実施例の端子変換アダプタとは、両面でブレーカと接続するところが異なるのみであるので、第1実施例と同様の作用の部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この第5実施例のケース3は、覆部側ケース32およびその側壁部分、底部分、上面部分等を隣接側ケース31とほぼ同様に構成している。覆部側ケース32の内部に接続導体4の延接部41を支持する突起を設けなくてもよいし、台部34に取付穴を設けなくてもよい。
図10〜図13は本発明の請求項10に対応した第6実施例の端子変換アダプタを示す図である。図10はその斜視図で、図11は図10と反対側の斜視図、図12はその分解斜視図、図13はアダプタ長手方向に沿った断面図である。
この第6実施例の端子変換アダプタは、上記第1実施例の端子変換アダプタとは、ケースを上下方向で分割し、接続導体の間隔を変更可能にしている点で相違しているが、第1実施例と同様の作用の部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施例の端子変換アダプタ1のケース3は、上部ケース35と中間ケース36と下部ケース37とから構成し、上部ケース35と下部ケース37は中間ケース36に嵌め合わせるようにしている。
上部ケース35は底面を開放し、上面に段部を形成し、後端壁(図10手前側)に接続導体4の延接部41を案内する長孔351を設けている。また、段部の垂壁の下部に端子接続部42を案内する前部長孔352を設けている。下段の上面には端子接続部42の接続穴43を挿通したアダプタ側端子5を螺着する雌ねじ穴353を設けている。そして、長孔351から延接部41を導出し、接続部42はその接続穴43にアダプタ側端子5を挿通して雌ねじ穴353に螺着し、接続導体4を上部ケース35に取り付ける。それから、上部ケース35の開放底部を中間ケース36の上部に嵌めて重ねる。
中間ケース36は底を有し、上面に段部を形成し、後方の面に上部ケース35を嵌め、前方に突出させた部分を形成している。後端壁に接続導体4の延接部41を案内する開口361を設けている。また、段部の垂壁の下部に端子接続部42を案内する前部長孔362を設けている。下段の上部ケースより突出した上面には端子接続部42の接続穴43を挿通したアダプタ側端子5を螺着する雌ねじ穴363を設けている。さらに、側壁に接続導体4の間隔を調節する調節部材12を設けている。
調節部材12は、カム部121,ねじ部122を有し、カム部121が接続導体4の接続部42に当接し、カム部121を回転させて接続部42を上下に動かすことにより隣接する延接部41の間隔を調節する。カム部121を中間ケース36の一方の側から貫通して、他方の側壁にねじ部で固着し、カム部121の回転位置で固定できるようにしている。
そして、長孔361から延接部41を導出し、接続部42はその接続穴43にアダプタ側端子5を挿通して雌ねじ穴363に螺着し、接続導体4を中間ケース36に取り付ける。それから、中間ケース36を下部ケース37に嵌める。
下部ケース37は、上部が開放して底を有し、中間ケース36の底部を収容し、動かないように固定する。
なお、上述において、単相2線式と3線式を別の実施例としているが、いずれのものも、2線式でも3線式でも差し支えないことは勿論である。また、接続導体を調節する例を上下に重ねるケースの例で説明したが、本発明はこれに限られるものでなく側方に重ね合わせるケースでも同様に、設けることができる。
図14〜図15は本発明の請求項11に対応した上記実施例の端子変換アダプタを使用する分電盤の1例を示す図である。図14はカバーを除いた平面図、図15は一部を省略して示したその分解斜視図である。
分電盤ケース13は、本体部14とカバー15とから構成され、本体部14の一角の近辺の側壁に開口部16を設け、開口部16から電線を導入導出する。端子変換アダプタ1とブレーカ2を複数組配列し、アダプタ部端子5と、速結端子22に電線を接続し、開口部16から導出する。この場合、アダプタ部端子5と、速結端子22とは同一側にあるので、本体部の側壁から大きい距離Lだけ離して配置する。一方、これらの端子と反対側の電線を接続しない方の側は本体側壁から小さい距離のSだけ離して配置できる。従って、ケースを小型化できると共に、電線の引き回しを単純化できる。
本発明の端子変換アダプタの第1実施例を示す斜視図である。 その分解斜視図である。 本発明の端子変換アダプタの第2実施例を示す斜視図である。 その分解斜視図である。 本発明の端子変換アダプタの第3実施例を示す斜視図である。 本発明の端子変換アダプタの第4実施例を示す斜視図である。 その分解斜視図である。 本発明の端子変換アダプタの第5実施例を示す斜視図である。 その分解斜視図である。 本発明の端子変換アダプタの第6実施例を示す斜視図である。 図10の反対側から見た斜視図である。 その分解斜視図である。 そのアダプタ長手方向に沿った断面図である。 分電盤のカバーを除いて示した平面図である。 その一部を省略した斜視図である。
符号の説明
1 端子変換アダプタ
2 ブレーカ
3 ケース
31 隣接側ケース
32 覆部側ケース
33 台部
34 ブレーカ受け部
35 上部ケース
36 中間ケース
37 下部ケース
311 長孔
312 突起
313 切欠溝
321 係合突部
322 取り穴
323 端子用穴
324 係合溝
341 ブレーカ固定部
4 接続導体
41 延接部
42 端子接続部
43 接続穴
5 アダプタ側端子
6 ハンドルロック
61 規制アーム
62 ねじ部材
7 ブレーカ止め
8 取付穴
9 係合溝
10 変流器
12 調節部材
13 分電盤ケース
14 本体部
15 カバー
16 開口部

Claims (11)

  1. ブレーカ端子部に接続可能な延接部と電線接続が可能な端子へ接続する端子接続部を有する接続導体と、ブレーカに隣接して配置され前記延接部と端子接続部の一部もしくは全部を収納したケースとを備え、前記端子接続部が、ブレーカのもう一方の端子部と同方向に電線接続されるように配置されたことを特徴とする端子変換アダプタ。
  2. 前記延接部は、プラグイン端子を有するブレーカのプラグイン端子部に接続可能で、
    前記端子接続部は、電線と接続可能な接続端子に接続されることを特徴とする請求項1に記載の端子変換アダプタ。
  3. 前記ケースは、ブレーカ固定部と機器取付部を有することを特徴とする端子変換アダプタ。
  4. 前記ケースは、機器取付用レールに取り付け可能な溝を有することを特徴とする請求項1の端子変換アダプタ。
  5. 前記ケースに隣接して配置されるブレーカのハンドルロックが設けられていることを特徴とする請求項1の端子変換アダプタ。
  6. 前記ケース内に、変流器を有することを特徴とする請求項1の端子変換アダプタ。
  7. 前記延接部は、複数のブレーカが取り付けられるように端子接続部が延びる方向と直角方向に延設されていることを特徴とする請求項1の端子変換アダプタ。
  8. 前記アダプタをはさみ、両側にブレーカが取り付け可能であることを特徴とする請求項7の端子変換アダプタ。
  9. 前記延接部は三段に構成されていることを特徴とする請求項7の端子変換アダプタ。
  10. 前記延接部は複数段に形成され、延接部の間隔が、可変調整できることを特徴とする請求項1の端子変換アダプタ。
  11. 前記請求項1〜10に記載の端子変換アダプタがボックス内に納められていることを特徴とする盤。
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JP (1) JP2005135654A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159542A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nichifu Co Ltd 平形被覆電線用端子台
US7730242B2 (en) 2008-03-05 2010-06-01 Olympus Medical Systems Corp. Communication conversion system for switching first communication lines to second communication lines based on change in voltage state of detection-use pin
BE1022218B1 (nl) * 2014-08-28 2016-03-01 QONNEX, besloten vennootschap met beperkte aansprakelijkheid Module voor het bepalen van het energieverbruik van verbruikers die op een automaat zijn aangesloten, gebruik van dergelijke module automaat en verdeelkast
KR101821247B1 (ko) * 2016-07-06 2018-01-24 삼원액트 주식회사 전원분배용 터미널 블록
KR101848375B1 (ko) * 2017-10-26 2018-04-13 삼원액트 주식회사 전원분배용 터미널 블록의 하우징

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