JP2005135115A - 診療支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 往診先にて担当医が記録内容を視認した追記データについては、医療機関にてカルテを開かなくても、一括して承認できる(確定できる)ようにする。
【解決手段】 医療機関のデータベースサーバ10に接続されている何れかの端末装置20に於いてカルテ管理の所望のレコードを確定するための承認入力画面の起動が指令されると、当該端末装置20のログイン者が往診時の入力者及びとして対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする機能を備えた診療支援システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、往診対応の電子カルテ機能を備えたコンピュータシステム(診療支援システム)に関する。往診対応の電子カルテ機能とは、医療機関のデータベースサーバから往診対象患者のカルテを抽出して携行装置(ノートパソコン,PDA等の携帯型のコンピュータ装置)へ複写し、該複写したカルテに対して往診先にて診療情報を入力し、これを、データベースの該当部分に戻す機能である。
高齢化社会の到来に伴い、定期又は不定期の訪問診療への要望が高まっている。
訪問診療等の往診では、往診対象の各患者の電子カルテを医療機関のサーバ装置のデータベースからからノートパソコン等に複写して往診先へ持参し、往診先にて診療情報を入力し、その入力結果を医療機関に帰ってからサーバ装置のデータベースに複写した後、その複写内容を、作成責任者(カルテの承認権限を持つ者;往診した医師)が承認の旨の操作入力を行うことによって確定している。
なお、電子カルテは一元的に管理する必要があるため、往診先にて承認の旨の操作入力を行って確定させることはできない。つまり、ノートパソコン等に入れて往診先へ持参するデータは、電子カルテではなく、電子カルテの複写物である。このため、そのような複写物に追記した内容を、承認して確定させることはできない。
従来は、往診先で記録した内容をノートパソコン等から医療機関のサーバ装置のデータベースに複写した後、作成責任者(往診した医師)が、当該往診した各患者の電子カルテを開いた上で、当該記録内容を確定するための操作入力(承認入力)を行っている。
しかし、往診した医師にとっては、往診先にて確定作業を行って診療に無関係な手間を少しでも減らしたいというのが本音である。
このため、往診先にて記録内容を確認した追記データについては、医療機関にてカルテを開かなくても、一括して承認できる(確定できる)ようにしたいという要請がある。
本発明は、かかる要請に応えることを目的とする。
本発明は、下記[1]〜[5]のように構成される。
[1]構成1:
データベースを有するサーバ装置と、該サーバ装置に接続された状態に於いて該サーバ装置との間でデータを送受信可能な携行装置とを有し、
前記サーバ装置のデータベースは、
患者と入力者と承認者を入力情報確定の単位とされるカルテ入力単位毎に対応付けて持つとともに往診情報が有る場合には往診情報を対応付けて持ち、且つ、各カルテ内容情報をカルテ入力単位に対応付けて持つカルテ管理用テーブルと、
往診情報を患者毎に対応付けて持つ往診情報管理用テーブルと、
を有し、
前記携行装置は、
所定のカルテエリアを持つ記憶装置と、
往診対象として選択された患者に対応付けられている前記データベース内往診情報管理用テーブルの往診情報とカルテ管理用テーブルの各データとを読み出して前記記憶装置のカルテエリアに複写するカルテ持出手段と、
入力対象として選択された患者に対応付けられている各データを前記記憶装置のカルテエリアから読み出して所定のカルテ画面内の該当位置に各々表示する表示制御手段と、
前記所定のカルテ画面から入力された各データと当該入力対象患者に対応付けられている往診情報を当該入力対象患者と入力者に対応付けて前記記憶装置の所定のカルテエリアに追記する記憶制御手段と、
前記記憶装置の所定のカルテエリアに追記されたデータを前記データベースのカルテ管理用テーブルに転記するカルテ転記手段と、
を有し、
前記サーバ装置は、
前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者が入力者及び承認者として対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする自動承認手段、
を有することを特徴とする診療支援システム。
カルテ入力単位とは、同一患者に関して同一医師(又は同一医師の監督下にある看護師等の補助者)が診療情報等を一時にカルテ入力する単位である。換言すれば、同一患者に関して同一医師等が一時にカルテ入力した診療情報等の集まりである。
通常は、「一患者・一受診日」がカルテ入力単位であるが、同一受診日に同一患者が2以上の診療科を受診する場合を考慮すると、「一患者・一受診日・一診療科」がカルテ入力単位となる。また、稀なケースではあるが、同一受診日に同一患者が同一診療科を2回以上受診したり、診療の途中で医師が交代することも考えられるため、そのような場合を考慮すると、「一患者・一回受診」がカルテ入力単位となる。
また、診療情報(主訴・所見・既往歴・原因・主要症状・経過等のカルテ2号紙の左欄の記載事項,処方・手術・処置等のカルテ2号紙の右欄の記載事項)の入力は、診療時又は診療時との密接な関連に於いて行われるため、上記「一患者・一回受診」等をカルテ入力単位として扱ってもよいが、病歴情報(病名)は、必ずしも診療時との関連に於いて行われるわけではなく、例えば、診療報酬明細書を作成する月末等に行われることもあるため、「一患者・一回受診」等をカルテ入力単位とする扱いでは、妥当性を欠く。この場合には、例えば、「一患者・一時入力」をカルテ入力単位とすればよい。
以上のことを考慮すると、カルテ入力単位とは、同一患者に関して同一医師等が一時にカルテ入力した情報又は情報の集まり、となる。
なお、上記の議論はカルテ入力単位の最大を定める議論である。カルテ入力単位の最小は、カルテ入力された各情報である。即ち、処理の煩雑さを厭わないのであれば、カルテ入力された各情報をカルテ入力単位として扱うことも可能である。
承認入力機能の起動指令とは、例えば、承認入力機能を付随的に有する画面の起動を指令するための操作入力、承認入力専用画面の起動を指令するための操作入力、承認入力を実行する承認ボタンの押下操作入力、等である。
レコードを確定モードにするとは、当該レコードを電子カルテの記録データとして扱うようにすることをいう。換言すれば、当該レコードを、作成責任者(担当医)が承認することをいう。以後、当該レコードを修正することは、カルテの改竄として禁止される。したがって、当該レコードを修正する場合には、修正前のレコードと修正後のレコードが共に保存されるとともに、併せて修正の事実が保存される。
[2]構成2:
前記構成1に於いて、
前記自動承認手段は、前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者が入力者及び承認者として対応付けられており且つ往診情報が対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする、
ことを特徴とする診療支援システム。
[3]構成3:
前記構成1に於いて、
前記サーバ装置のデータベースは、当該医療機関の職員に職種区分を対応付けて持つ職員情報管理用テーブルを更に有し、
前記自動承認手段は、前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者の職種区分が医師であることを条件として当該ログイン者が入力者及び承認者として対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする、
ことを特徴とする診療支援システム。
[4]構成4:
前記構成3に於いて、
前記自動承認手段は、前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者の職種区分が医師であることを条件として、当該ログイン者が入力者及び承認者として対応付けられており且つ往診情報が対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする、
ことを特徴とする診療支援システム。
[5]構成5:
前記構成1〜4の何れかに於いて、
前記サーバ装置は、前記自動承認手段により確定されたカルテ入力単位のレコードを医療事務システムのサーバ装置へ送信する、
ことを特徴とする診療支援システム。
なお、医療事務システムのサーバ装置は、ハードウエアとしては、前記データベースのサーバ装置と共通であってもよい。
[6]構成6:
前記構成14の何れかに於いて、
前記自動承認手段は、レコードを確定モードにする対象として抽出したカルテ入力単位が持つ承認フラグをセットする、
ことを特徴とする診療支援システム。
前記構成1では、データベースにLAN等で接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者が入力者及び承認者として対応付けられている各カルテ入力単位のレコードが確定モードにされる。即ち、ログイン者は、自己が承認すべきカルテ入力単位(例:患者・受診日)毎にカルテを開いて個々に承認操作入力を行うという手間隙をかけなくても、自己が承認すべき全カルテ入力単位の情報を一括して確定モードにできる。即ち、承認できる。
なお、前記構成1での一括承認(一括して確定モードにすること)は、往診時に記録されたデータであるか、院内での診療時に記録されたデータであるかを問わず、当該ログイン者が承認すべき全てのカルテ入力単位のレコードに対して適用される。
前記構成2では、データベースにLAN等で接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定モードにするための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者が入力者及び承認者として対応付けられており且つ往診情報が対応付けられている各カルテ入力単位のレコードが確定モードにされる。即ち、ログイン者は、自己が承認すべき往診時のカルテ入力単位(例:患者・受診日)毎にカルテを開いて個々に承認操作入力を行うという手間隙をかけることなく、自己が承認すべき往診時の全カルテ入力単位の情報を、一括して承認できる。即ち、確定モードにできる。
前記構成3では、データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定モードにするための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者の職種区分が医師であることを条件として、当該ログイン者が入力者及び承認者として対応付けられている各カルテ入力単位のレコードが確定モードにされる。即ち、ログイン者が医師である場合には、当該ログイン者が承認すべきカルテ入力単位(例:患者・受診日)毎にカルテを開いて個々に承認操作入力を行うという手間隙をかけなくても、当該ログイン者が承認すべき全カルテ入力単位の情報を一括して承認できる。即ち、確定モードにできる。
前記構成4では、データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定モードにするための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者の職種区分が医師であることを条件として、当該ログイン者が入力者及び承認者として対応付けられているとともに往診情報が対応付けられている各カルテ入力単位のレコードが確定モードにされる。即ち、ログイン者が医師である場合には、当該ログイン者が承認すべき往診時のカルテ入力単位(例:患者・受診日)毎にカルテを開いて個々に承認操作入力を行うという手間隙をかけなくても、当該ログイン者が承認すべき往診時の全カルテ入力単位の情報を一括して承認できる。即ち、確定モードにできる。
前記構成5では、確定されたカルテ入力単位のレコードが医療事務システムのサーバ装置へ送信されるため、確定モードにしたレコードを医療事務システムのサーバ装置へ送信するための操作入力が不要となり、操作入力の手間が軽減される。
前記構成6では、確定モードにするための具体的な処理が与えられる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態の診療支援システムの構成を示すブロック図、図2〜4,6〜7は図1の医療機関装置(データベースサーバ機能を持つコンピュータ装置)10が有するデータベースを構成するテーブルの構成を例示する説明図、図5は医療機関装置10のデータベースから読み出されて携行装置(ノートパソコン等のコンピュータ装置)20のメモリへ複写されるデータの構成を例示する説明図である。携行装置20は、通常は有線及び/又は無線の医療機関内LANを介して医療機関装置10に接続されているが、往診時には医療機関内LANから切り離されて往診先へ持参される。
図示のように、医療機関装置10が持つデータベースは、カルテ入力管理テーブル、職員情報テーブル、カルテ内容1(診療情報)テーブル、カルテ内容2(病歴情報)テーブル、往診管理テーブル等から構成される。
職員情報テーブルは医療機関内の職員の書誌情報を持つテーブルであり、図2(b)に示すように、一意の職員IDに対応付けて、職種区分(1:医師/2:看護師/3:検査技師/4:事務職,等)、所属部署、住所、氏名等が記録されている。
カルテ入力管理テーブル、カルテ内容1(診療情報)テーブル、及びカルテ内容2(病歴情報)テーブルが、請求項のカルテ管理用テーブルに該当する。
カルテ入力管理テーブルには、図2(a)に示すように、一意の入力単位IDに対応付けて、当該カルテ入力単位と当該カルテ入力単位によって管理される診療情報又は病歴情報の入力者を示す入力者ID、当該カルテ入力単位と当該カルテ入力単位によって管理される診療情報又は病歴情報を承認すべき者を示す承認者ID、当該カルテ入力単位の対象患者を示す患者ID、当該カルテ入力単位の受診日又は入力日を示す受診/入力日、同一患者が一受診日に2回以上受診した場合に各受診を識別するための日内番号、当該カルテ入力単位により管理される情報が診療情報(=1)であるか病歴情報(=2)であるかを示す情報区分、当該カルテ入力単位と当該カルテ入力単位によって管理される診療情報又は病歴情報が承認済みか否かを示す承認フラグ、及び、当該カルテ入力単位によって管理される診療情報又は病歴情報が往診時に入力されたものである場合に当該往診を指す往診ID、が記録される。
カルテ内容1(診療情報)テーブルには、図3(a)に示すように、一意の診療情報IDに対応付けて、診療情報の内容と、当該診療情報が所属するカルテ入力単位を指す入力単位ID等が記録される。
カルテ内容2(病歴情報)テーブルには、図3(b)に示すように、一意の病歴情報IDに対応付けて、病歴情報の内容と、当該診療情報が所属するカルテ入力単位を指す入力単位ID等が記録される。
なお、請求項のカルテ管理用テーブルは上述の構成(カルテ入力管理テーブル・カルテ内容1(診療情報)テーブル・カルテ内容2(病歴情報)テーブル、の構成)に限定されない。例えば、診療情報テーブルや病歴情報テーブルの各レコードに、入力者ID、患者ID、承認者ID、受診日/入力日を対応付けるように構成してもよい。その場合は、診療情報テーブルや病歴情報テーブルの各レコードが、請求項のカルテ入力単位となる。
公知の診療情報入力画面(不図示)から或る診療情報が入力されると、当該或る診療情報用のレコードがカルテ内容1(診療情報)管理テーブルに新規に作成されて当該診療情報が記録されるとともに、当該診療情報が所属するカルテ入力単位を指す入力単位IDが当該レコードに記録される。なお、当該診療情報が所属するカルテ入力単位が従前に無い場合は、カルテ入力管理テーブルに当該診療情報の所属先のカルテ入力単位用のレコードが新規に作成されて、当該診療情報の入力者の職員ID、当該診療情報を承認すべき者として設定された承認者ID、当該診療情報の対象患者の患者ID、受診日、日内番号、情報区分=1、承認フラグ=0、往診ID(当該診療情報が往診時に入力された場合)、が記録されるとともに、当該レコードに付与された入力単位IDが、上記カルテ内容1(診療情報)テーブルの当該診療情報のレコードに記録される。
同様に、公知の傷病名入力画面(図13参照)から或る傷病名が入力されると、当該或る傷病名情報用のレコードがカルテ内容2(病歴情報)管理テーブルに新規に作成されて当該傷病名情報が記録されるとともに、カルテ入力管理テーブルに当該傷病名情報の所属先のカルテ入力単位用のレコードが新規に作成されて、当該傷病名情報の入力者の職員ID、当該診療情報の入力者の職員ID、当該病歴情報を承認すべき者として設定された承認者ID、当該傷病名情報の対象患者の患者ID、入力日、日内番号、情報区分=2、承認フラグ=0、往診ID(当該傷病名情報が往診時に入力された場合)、が記録されるとともに、当該レコードに付与された入力単位IDが、上記カルテ内容2(病歴情報)テーブルの当該傷病名情報のレコードに記録される。
往診管理テーブルは、請求項の往診情報管理用テーブルに該当する。
往診管理テーブルには、図4に示すように、一意の往診IDに対応付けて、往診日(又は訪問予定日:計画的な訪問診療の場合)、往診対象の患者を指す患者ID、往診担当医を指す職員ID、往診状態区分を示す往診状態、が記録される。
往診状態としては、当該往診情報がシステムに登録された状態を示す「受付=1」、当該往診情報に関連する情報が携行装置に複写された状態を示す「持出し中=2」、当該往診情報に関連するカルテが携行装置で開かれた状態を示す「往診中=3」、当該往診情報に関連するカルテ(正確には「カルテ複写物」)に対して携行装置にて診療情報等が入力されて記憶された状態を示す「取込み待ち=4」、当該往診情報との関連に於いて携行装置にて入力された診療情報等がデータベースに記録された状態を示す「未承認=5」、当該往診情報との関連に於いて携行装置からデータベースに記録された診療情報等が承認されたことを示す「承認済み=6」がある。これらの状態遷移を図14に示す。
往診管理テーブルのデータが携行装置20の画面に呼び出されて(図10参照)、その中から往診対象の患者が選択されると、当該患者に対応付けられている情報がデータベース内のカルテ管理用テーブル(カルテ入力管理テーブル・カルテ内容1(診療情報)テーブル・カルテ内容2(病歴情報)テーブル)から、当該携行装置のメモリに複写される。当該携行装置20のメモリのデータ構成を図5に示す。即ち、当該携行装置20のメモリには、カルテ入力管理テーブル・カルテ内容1(診療情報)テーブル・カルテ内容2(病歴情報)テーブルに対応するテーブルがそれぞれ構成されて、データベースのカルテ管理用テーブルから複写されたレコードがそれぞれ記録される。なお、図示のレコード中に於いて2点鎖線で囲むレコードは、往診先にて当該携行装置から新規に入力されたデータのレコードを示す。
往診先にて携行装置20から新規に入力されたデータは、当該携行装置20が医療機関装置10にLANで接続された状態に於いて、医療機関装置10のデータベースのカルテ管理用テーブル(カルテ入力管理テーブル・カルテ内容1(診療情報)テーブル・カルテ内容2(病歴情報)テーブル)の該当テーブルの末尾に追記される。この様子を、図6と図7に示す。図6は、往診先入力データ追記後のカルテ入力管理テーブル((a)は承認前(非確定モード),(b)は承認後(確定モード))を示す。また、図7(a)は、往診先入力データ追記後のカルテ内容1(診療情報)テーブルを示す。また、図7(b)は、往診先入力データ追記後のカルテ内容2(病歴情報)テーブルを示す。何れも、携行装置20から追記されたデータのレコードを2点鎖線枠で囲って示す。
任意の端末装置(携行装置20等)に於いて承認入力機能の起動が指令されると、ログイン者が先に入力した各カルテ入力単位を承認する処理が実行される。即ち、承認フラグを1にセットする処理が実行される。こうして、当該カルテ入力単位により管理される各データは、電子カルテのデータとして確定される。即ち、以後、その修正はカルテの改竄となるため禁止される。即ち、確定モードとされる。修正の必要がある場合は、修正前後の各データと、修正の事実とが記録される。
承認の手順を説明する。
まず、承認入力機能が指令されるまでの画面遷移を説明する。図8は、携行装置20の画面表示の推移を示すフローチャートである。院内モードでの表示は、往診先への携行機能が無い端末装置(医療機関装置10を含み得る医療機関内LANの端末装置)でも可能であるが、以下では、携行装置20での画面表示として説明する。なお、図8内に影付きで示す画面は、往診機能に直接的に関連する画面である。
モード選択画面(G01)で、院内モード又は往診モードを選択する。院内モードは医療機関内LANに接続して使用する場合、往診モードは医療機関内LANから切り離して往診(訪問診療)先へ持参する場合である。
院内モードでは、ログイン画面(G11)にてログインし、メイン画面(G13)にて所望のメニューを選択する。
メイン画面(G13)にて患者検索を選択すると、患者検索画面(G31)が表示される。患者検索画面にて患者を選択して該画面内の「往診受付ボタン」を押下すると、往診受付画面(G53)が表示される。なお、この往診受付画面は、後述の往診患者画面(G41)にて「確認モード」を選択した場合にも表示される。この「確認モード」から入る往診受付画面は、往診患者画面にて選択した患者の既登録の往診(訪問診療)予定を修正するための画面である。
往診受付画面で「OKボタン」を押下すると、該往診受付画面で入力/修正した各データがデータベース内の往診管理テーブルの該当欄にそれぞれ記録/更新される。
前記メイン画面(G13)にて往診患者を選択すると、図10に一例を示す往診患者画面(G41)が表示される。往診患者画面では、持出し、取込み、確認、取消、という4つのモードが選択可能であり、また、転送設定画面(図11参照)への遷移、一括承認機能の起動が可能である。一括承認機能については図9を参照して後述する。
持出しモードは、往診管理テーブルに登録されている中から選択した患者のカルテ(カルテ管理(カルテ入力管理テーブル・カルテ内容1(診療情報)管理テーブル・カルテ内容2(病歴情報)管理テーブル)のデータ)を携行装置20へ複写するモードである。
取込みモードは、往診先にて携行装置20に新規に入力した診療情報を、データベース内の該当箇所へ記録するモードである。携行装置20の側からいえば、取り込みではなく転記となる。
確認モードは、往診管理テーブルに登録されている中から選択した往診情報を往診受付画面で修正するモードである。
取消モードは、往診管理テーブルに登録されている中から選択した往診情報を削除するモードである。
往診モードでは、ログイン画面(G71)にてログインし、メイン画面(G73)にて所望のメニューを選択する。
メイン画面(G73)にて往診患者を選択すると、往診モードでの往診患者画面(G81)が表示される。往診モードの往診患者画面では、図14に示す状態遷移図から明らかなように、院内モードの往診患者画面の持出しモードで選択されたレコードのデータのみが表示される。
図9を参照して承認手順を説明する。
往診患者画面(図10参照)で一括承認ボタンが押下されると(S01でYES)、ログイン情報(G11参照)で取得されたログイン情報に基づいて、当該ログイン者の職員IDと職員区分を取得する(S03)。
さらに、当該ログイン者が医師か否かを、職員情報テーブルを参照してチェックし、医師でない場合は(S05でNO)、一括承認手順を抜ける。
ログイン者が医師の場合は(S05でYES)、カルテ入力管理テーブルから、入力者IDと承認IDがログイン者の職員IDに合致し、且つ、承認フラグが1にセットされていないレコードを読み出して、まず、その総数を求め、変数mに代入する。
ステップS11〜S17は、ステップS07にて読み出した各レコードの承認フラグを1にセットする処理である。未承認のデータ、即ち、承認フラグが1にセットされていないカルテ入力単位のデータには、画面表示に於いて、図12や図13に例示するように、「未承認」の旨のスタンプが併記されるが、承認されたデータでは、スタンプは表示されない。
ステップS07にて読み出した全てのレコードについて承認者フラグのセットが完了すると(S17でYES)、転送が設定されているか否かチェックし、転送が設定されている場合は(S19でYES)、当該承認フラグをセットしたレコードを、医療機関装置の医事サーバ(不図示)へ送信する。医事サーバとは、診療報酬明細書を作成したり、日々の請求書を作成等するシステムである。医事サーバとしては公知のシステムでよいため、ここでの説明は省略する。
なお、転送設定は、往診患者画面(図10参照)で転送設定ボタンを押下することで遷移する転送設定画面(図11参照)にて、所望の状態に設定されているものとする。
上記では、ステップS07にて、「カルテ入力管理テーブルから入力者IDと承認者IDがログイン者の職員IDに合致し且つ承認フラグが1にセットされていないレコードを読み出して」いるが、これに代えて、「カルテ入力管理テーブルから入力者IDと承認者IDがログイン者の職員IDに合致し且つ承認フラグが1にセットされておらず且つ往診IDが記録済みのレコードを読み出す(S07a)」ようにすると、請求項4の構成となる。
さらに、上記ステップS05のチェックを省略すると、請求項2の構成となる。
また、上記ステップS05のチェックを省略し、且つ、ステップS07aに代えて元のステップS07を採用すると、請求項1の構成となる。
実施の形態のシステム構成を示すブロック図。 図1内の医療機関装置10のデータベース内のカルテ入力管理テーブルの構成を例示する説明図(a)と、職員情報テーブルの構成を例示する説明図(b)。 図1内の医療機関装置10のデータベース内のカルテ内容1(診療情報)管理テーブルの構成を例示する説明図(a)と、カルテ内容2(病歴情報)管理テーブルの構成を例示する説明図(b)。 図1内の医療機関装置10のデータベース内の往診管理テーブルの構成を例示する説明図であり、(a)は医師ABCの承認前、(b)は承認後を示す。 図1内の医療機関装置10のデータベース内から医師ABCの携行装置(ノートパソコン)20へ複写されたレコードを示し、(a)はカルテ入力管理テーブルから、(b)はカルテ内容1(診療情報)管理テーブルから、(c)はカルテ内容2(病歴情報)管理テーブルから複写されたレコード、をそれぞれ示す。なお、カルテ入力管理テーブルから複写されたレコードには往診ID項目が追加されており、この往診ID項目には往診管理テーブルから読み込まれた往診IDが複写されている。 医師ABCの往診後の図1内の医療機関装置10のデータベース内のカルテ入力管理テーブルを示す説明図であり、(a)は承認前、(b)は承認後を示す。 医師ABCの往診後の図1内の医療機関装置10のデータベース内のカルテ内容1(診療情報)管理テーブル(a)と、カルテ内容2(病歴情報)管理テーブル(b)を示す説明図。 携行装置20の画面遷移を示すフローチャート。 任意の端末装置(携行装置20等)で承認入力機能が指令されたときに実行される処理を示すフローチャート。 往診患者画面G41(G81)を例示する説明図。 転送設定画面G55を例示する説明図。 カルテ2号紙画面を例示する説明図。未承認スタンプの表示例を示す。 傷病名入力画面を例示する説明図。未承認スタンプの表示例を示す。 往診状態の遷移の説明図。
符号の説明
10 医療機関装置(データベースサーバ装置)
20 携行装置(ノートパソコン)

Claims (6)

  1. データベースを有するサーバ装置と、該サーバ装置に接続された状態に於いて該サーバ装置との間でデータを送受信可能な携行装置とを有し、
    前記サーバ装置のデータベースは、
    患者と入力者と承認者を入力情報確定の単位とされるカルテ入力単位毎に対応付けて持つとともに往診情報が有る場合には往診情報を対応付けて持ち、且つ、各カルテ内容情報をカルテ入力単位に対応付けて持つカルテ管理用テーブルと、
    往診情報を患者毎に対応付けて持つ往診情報管理用テーブルと、
    を有し、
    前記携行装置は、
    所定のカルテエリアを持つ記憶装置と、
    往診対象として選択された患者に対応付けられている前記データベース内往診情報管理用テーブルの往診情報とカルテ管理用テーブルの各データとを読み出して前記記憶装置のカルテエリアに複写するカルテ持出手段と、
    入力対象として選択された患者に対応付けられている各データを前記記憶装置のカルテエリアから読み出して所定のカルテ画面内の該当位置に各々表示する表示制御手段と、
    前記所定のカルテ画面から入力された各データと当該入力対象患者に対応付けられている往診情報を当該入力対象患者と入力者に対応付けて前記記憶装置の所定のカルテエリアに追記する記憶制御手段と、
    前記記憶装置の所定のカルテエリアに追記されたデータを前記データベースのカルテ管理用テーブルに転記するカルテ転記手段と、
    を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者が入力者及び承認者として対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする自動承認手段、
    を有することを特徴とする診療支援システム。
  2. 請求項1に於いて、
    前記自動承認手段は、前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者が入力者及び承認者として対応付けられており且つ往診情報が対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする、
    ことを特徴とする診療支援システム。
  3. 請求項1に於いて、
    前記サーバ装置のデータベースは、当該医療機関の職員に職種区分を対応付けて持つ職員情報管理用テーブルを更に有し、
    前記自動承認手段は、前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者の職種区分が医師であることを条件として当該ログイン者が入力者及び承認者として対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする、
    ことを特徴とする診療支援システム。
  4. 請求項3に於いて、
    前記自動承認手段は、前記データベースに接続されている何れかの端末装置に於いてカルテ管理用テーブルの所望のレコードを確定するための承認入力機能の起動が指令されると、当該端末装置のログイン者の職種区分が医師であることを条件として、当該ログイン者が入力者及び承認者として対応付けられており且つ往診情報が対応付けられている各カルテ入力単位のレコードを確定モードにする、
    ことを特徴とする診療支援システム。
  5. 請求項1〜4の何れかに於いて、
    前記サーバ装置は、前記自動承認手段により確定されたカルテ入力単位のレコードを医療事務システムのサーバ装置へ送信する、
    ことを特徴とする診療支援システム。
  6. 請求項1〜請求項4の何れかに於いて、
    前記自動承認手段は、レコードを確定モードにする対象として抽出したカルテ入力単位が持つ承認フラグをセットする、
    ことを特徴とする診療支援システム。
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