JP2005133303A - External member mounting device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建物躯体の外側面に、下地材を介して、桟瓦やタイル等の外壁材や仕上げ材あるいは屋根材等と云った外側部材を取り付けるための外側部材取付装置に関するものである。 The present invention relates to an outer member attaching device for attaching an outer member such as an outer wall material such as a roof tile or a tile, a finishing material, a roof material, or the like to an outer surface of a building frame via a base material.
従来の技術について、特許公報等の公知文献を具体的に挙げることは出来ないが、建物躯体の外壁面に桟瓦を取り付けるのに、従来では、壁面タイル張りと同様に、躯体壁面にセメントモルタルを塗着して、そのセメントモルタルに桟瓦をはりつけて固定するようにしていた。 Regarding the conventional technology, publicly known documents such as patent gazettes cannot be specifically mentioned, but conventionally, cement mortar has been applied to the wall surface of the frame in the same manner as wall tiles to attach a roof tile to the outer wall surface of the building frame. It was applied and fixed to the cement mortar by sticking a roof tile.
上記のような方法では、セメントモルタルの塗着作業及び桟瓦の貼り付け作業に相当な熟練を要することから、必然的に施工コストが高騰し、また桟瓦が破損して取り替える必要が生じた場合には、破損した桟瓦とその接着部分をはつらなければならないが、そのはつり作業が極めて困難で、非常な手間と時間を要する、と云った問題がある。 The above method requires considerable skill in the cement mortar application work and the roof tile application work, which inevitably increases construction costs, and the roof tiles are damaged and need to be replaced. However, there is a problem in that the broken roof tile and its bonded portion must be connected, but the lifting work is extremely difficult and requires a lot of labor and time.
本発明は、上記のような問題に鑑み、桟瓦、タイル、外壁材等の外側部材の取付作業に熟練を要することなく、その取付作業を容易に行えて、施工コストを安く出来ると共に、外側部材が破損して取り替える必要が生じた場合にその取替作業を簡単に行うことが出来る外側部材取付装置を提供することを目的とする。 In view of the above problems, the present invention can easily perform the mounting operation of the outer member such as a roof tile, tile, outer wall material, etc. without requiring skill, and can reduce the construction cost. It is an object of the present invention to provide an outer member attaching device that can easily perform the replacement work when it is necessary to replace the damaged member.
上記の課題を解決するための手段を、後述する実施の形態の参照符号を付して示すと、請求項1に係る発明は、建物躯体の外側面Wに下地材7を介して外壁材等の外側部材11を取り付けるための外側部材取付装置であって、建物躯体の外側面Wには、取付部片挿着用のスリット10が長手方向に一定ピッチで設けられた下地材7としての横桟9を上下方向一定間隔おきに配設し、外側部材11を固定する外側部材固定金具1の上下両端側にある取付部片3b,4bを上下に隣合う横桟9の対応するスリット10,10に検鈍式に挿着して取り付けるようにしてなることを特徴とする。
Means for solving the above problems are shown with reference numerals in the embodiments to be described later. The invention according to
請求項2は、請求項1又は2に記載の外側部材取付装置において、外側部材固定金具1の上下何れか一方の取付部片3b又は4bに、取付部片挿着用スリット10からの抜け出しを阻止するための抜け止め20を設けてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の外側部材取付装置において、外側部材11はボルト5によって外側部材固定金具1に固定するようにしてなることを特徴とする。
According to a third aspect of the present invention, in the outer member mounting apparatus according to the first or second aspect, the
請求項4は、請求項3に記載の外側部材取付装置において、外側部材固定金具1は、外側部材11を固定するための固定面部2と、この固定面部2を保持する上下一対の脚部3,4とによって形成すると共に、両脚部3,4を、夫々、脚部本体3a,4aと、これの先端部から外側部材支持枠2と略平行で上下相反する方向に延びる取付部片3b,4bとで形成し、前記固定面部2に外側部材固定用ボルト5を螺挿するネジ孔部6を設けたものからなることを特徴とする。
According to a fourth aspect of the present invention, in the outer member mounting apparatus according to the third aspect, the outer
請求項5は、請求項4に記載の外側部材取付装置において、前記固定面部2は、上下左右の枠部2a,2b,2c,2cからなる矩形状の外側部材固定枠部Fと、この固定枠部Fに囲繞される開口部Oとからなることを特徴とする。
According to a fifth aspect of the present invention, in the outer member mounting device according to the fourth aspect, the
請求項6は、請求項4又は5に記載の外側部材取付装置において、前記固定面部2の上部両端には、外側部材11の裏面側上部に突設された両側一対の突起13,13が係合する切欠部14,14を設けてなることを特徴とする。
According to a sixth aspect of the present invention, in the outer member mounting device according to the fourth or fifth aspect, a pair of
請求項7は、請求項4〜6の何れかに記載の外側部材取付装置において、外側部材固定金具1を形成する所定形状の一枚の金属型板Mに略H字状の切込線19を入れて、この切込線19で囲まれる部分を引き起こすことにより、外側部材固定金具1の固定面部2と両側一対の脚部3,4とを一体形成してなることを特徴とする。
A seventh aspect of the present invention is the outer member mounting apparatus according to any one of the fourth to sixth aspects, wherein a substantially H-
請求項8は、請求項1〜7の何れかに記載の外側部材取付装置において、外側部材固定金具1の脚部3,4には補強用リブ17,18を形成してなることを特徴とする。
An eighth aspect of the present invention is the outer member mounting apparatus according to any one of the first to seventh aspects, wherein reinforcing
請求項9は、請求項4〜8の何れかに記載の外側部材取付装置において、外側部材固定金具1の固定面部2は、外側部材11の湾曲形状に対応する湾曲部を有することを特徴とする。
A ninth aspect of the present invention is the outer member mounting device according to any one of the fourth to eighth aspects, wherein the
本発明の効果を、後述する実施の形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、外側部材11の取付作業に熟練を要することなく、普通の作業者が外側部材11を簡単に取り付けることが出来、それにより施工コストの低廉化を図ることが出来る。また、外側部材11が破損して取り替える必要が生じた場合には、破損した外側部材11のみを簡単に取り替えることが出来る。
The effect of the present invention will be described with reference numerals in the embodiments described later. According to the first aspect of the present invention, an ordinary worker can move outside without requiring skill in attaching the
請求項2に係る発明によれば、外側部材固定金具1の上下何れか一方の取付部片3b又は4bに抜け止め20を設けているから、取付部片挿着用スリット10から取付部片3b,4bの抜け出しを阻止し、固定金具1の横桟9からの脱落を防止することが出来る。特に地震発生時や台風時の固定金具1の脱落飛散を有効に防止出来る。
According to the invention which concerns on
請求項3に係る発明によれば、外側部材11はボルト5によって瓦固定金具1に固定するようにしたから、外側部材11をボルト5で外側部材固定金具1に簡単に固定できて、外側部材固定金具1への外側部材11の取付けを容易に行うことが出来る。
According to the invention of
請求項4に係る発明によれば、外側部材固定金具1が軽量構造で且つコンパクトな構造となって、現場での外側部材固定金具1の取り扱いが容易で作業がし易くなり、施工能率の向上を図ることが出来る。また、この固定金具1は台風や地震にも安定した外側部材固定力を有するから、外側部材11が台風や地震で飛散したり、脱落することがない。また、この固定金具1を使用した外側部材取付装置によれば、固定金具1及びボルト5が外側部材11に隠れてしまって外側から見えないので、取付施工される外側部材の外観が良好で、その意匠性が優れたものとなり、また固定用ボルト5の腐食を防止出来る。
According to the invention which concerns on
請求項5に係る発明によれば、外側部材固定金具1の固定面部2が、上下左右の枠部2a,2b,2c,2cからなる矩形状の外側部材固定枠部Fと、この固定枠部Fに囲繞される開口部Oとからなるため、複数個の固定金具1を互いに重ね合わせる場合には、1個目の固定金具1の固定面部2の開口部Oに2個目の固定金具1の一方の脚部、例えば脚部3を上から差し込んで2個目の固定金具1の脚部3の後側に当接させ、この2個目の固定金具1の固定面部2の開口部Oに3個目の固定金具1の脚部3を上から差し込んで2個目の固定金具1の脚部3の後側に当接させ、以降同様にすることによって、複数個の固定金具1をコンパクトに効率よく重ね合わせることが出来る。従って、固定金具1を運搬したり保管する際に、固定金具1を複数個ずつコンパクトに効率よく重ね合わせることが出来、運搬効率及び保管効率が良くなる。
According to the invention which concerns on
請求項6に係る発明によれば、固定面部2の上部両端に、外側部材11の裏面側上部に突設された両側一対の突起13,13が係合する14,14を設けているから、外側部材11を固定面部2に支持させる時に、外側部材11の位置決めを容易に行えると共に、固定面部2上における外側部材11の左右のガタツキを阻止して、外側部材11を安定状態で確実に固定させることが出来る。
According to the invention according to
請求項7に係る発明によれば、所定形状の一枚の金属型板Mに略H字状の切込線19を入れて、この切込線19で囲まれる部分を引き起こすことにより、外側部材固定金具1の固定面部2と両側一対の脚部3,4とを一体形成する場合には、固定金具1を簡単容易に形成出来ると共に、金属板材料を最小限に抑えることが出来、それによって量産が可能で固定金具1のコストの大幅な低廉化を期することが出来、加えて品質及び精度の安定を確保出来る。
According to the seventh aspect of the present invention, the outer member is formed by inserting the substantially H-
請求項8に係る発明によれば、外側部材固定金具1の各脚部3,4には長手方向に延びる補強用リブ17,18を形成することにより、脚部3,4が補強されて、十分な剛性が確保されるから、軽量であるにもかかわらず、十分な強度を有する頑丈な外側部材固定金具1となる。
According to the invention which concerns on
請求項9に係る発明によれば、外側部材固定金具1の固定面部2が、外側部材11の湾曲形状に対応する湾曲部を有するから、外側部材11を固定面部2に安定状態で的確に支持固定させることが出来る。
According to the ninth aspect of the invention, since the
以下に、本発明の外側部材取付装置を建物躯体の外壁面に桟瓦(外側部材)11を取り付けるための桟瓦取付装置として実施した実施形態について図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明に係る桟瓦取付装置の一部を構成する瓦固定金具(外側部材固定金具)1を示す斜視図、(b) は瓦固定金具1を形成する金属板材に切込みをいれた状態を示す平面図である。図2の(a) は瓦固定金具1の平面図、(b) は右側面図、(c) は左側面図である。また、図3の(a) は瓦固定金具1の正面図、(b) は底面図である。図4は瓦固定金具1の使用による桟瓦取付装置の縦断面図であり、図5は桟瓦11及び瓦固定金具1の取付要領を説明する説明斜視図である。
Hereinafter, an embodiment in which the outer member attaching device of the present invention is implemented as a roof tile attaching device for attaching a roof tile (outer member) 11 to the outer wall surface of a building frame will be described with reference to the drawings. The perspective view which shows the tile fixing bracket (outer member fixing bracket) 1 which comprises a part of the roof tile mounting apparatus which concerns on this invention, (b) is a plane which shows the state which cut | incised the metal plate material which forms the
瓦固定金具(外側部材固定金具)1は、図1〜図3に示すように、桟瓦(外側部材)11を固定するための固定面部2と、この固定面部2を保持する上下一対の脚部3,4とから構成され、固定面部2は、上下左右の枠部2a,2b,2c,2cによって形成される矩形状の外側部材固定枠部Fと、この固定枠部Fに囲繞される開口部Oとからなる。両脚部3,4は、図3の(a) に示すように瓦支持枠2に対して略ハの字状を成すように傾斜した脚部本体3a,4aと、両脚部本体3a,4aの夫々先端部から瓦支持枠2と略平行にして且つ上下相反する方向に延びる取付部片3b,4bとからなるもので、取付部片3bの長さが取付部片4bよりも適当に長くなるように形成されている。また、瓦支持枠2の上枠部2aには、瓦固定用ボルト(外側部材固定用ボルト)5を螺挿するネジ孔部6が設けられている(図4及び図5参照)。
As shown in FIGS. 1 to 3, the tile fixing bracket (outer member fixing bracket) 1 includes a
また図4及び図5に示すように建物の外壁面Wには桟瓦取付用の下地材6が設置される。この下地材7は、外壁面Wに沿って左右横方向一定間隔おきに縦に配置される縦桟8と、これら縦桟8上に上下方向一定間隔おきに水平に配置される横桟9とからなる。縦桟8及び横桟9は夫々アングル材からなるもので、各縦桟8は、アンカーボルト21で外壁面Wに固定されたアングルピース22にボルト23止めされ、各横桟9は、縦桟8にボルト24止めされる。
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, a
各横桟9の水平部9aには、図5から分かるように、瓦固定金具1の取付部片3b,4bを挿着するための取付部片挿着用スリット10が、横桟9の長手方向に一定ピッチで形成されており、而して瓦固定金具1の取付けにあたり、上下の取付部片3b,4bを、上下に隣合う横桟9、9の対応するスリット10,10に検鈍式に挿着することによって、瓦固定金具1を下地材7に取り付けることが出来るようになっている。
As can be seen from FIG. 5, in the
このスリット10は、横桟9の水平部9aの内側部寄り(建物外壁面Wに近づく側寄り)と外側寄り(建物外壁面Wから離れる側寄り)とに2つずつ並んで開口形成されているが、これは、上下に隣合う横桟9、9に亘って瓦固定金具1を取り付ける際に、上側脚部3の取付部片3bを上側横桟9の内側スリット10に挿着し、下側脚部4の取付部片4bを下側横桟9の外側スリット10に挿着することによって、図4に示すように、各瓦固定金具1をその上端部側が下端部側よりも外壁面Wに接近した傾斜姿勢に取り付けるようにするためである。尚、スリット10の隙間寸法は、取付部片3b,4bの厚さより十分に大きく設定される。
Two
上記瓦固定金具(外側部材固定金具)1の構造について更に詳細に説明すると、この瓦固定金具1の下側脚部4の取付部片4bには取付部片挿着用スリット10からの抜け出しを阻止するための抜け止め20が設けられている。この抜け止め20は、2つの抜止部片20a,20bからなるもので、図1〜図4に示すように、抜止部片20aは、取付部片4bの所要部に2本の切り込みk,kを入れて、両切り込みk,kの中間部を山形に引き起こすことによって形成されたものであり、抜止部片20bは、取付部片4bの先端部を図示のようなL字状に折曲して形成されたものである。この抜け止め20の作用については、図4に示すように、取付部片3b,4bを上下に隣合う横桟9の対応するスリット10,10に検鈍式に挿着すると、山形の抜止部片20aによって瓦固定金具1の下方への移動が制限され、抜止部片20bによって上方への移動が制限され、それによりスリット10,10からの取付部片3b,4bの抜け出しが阻止される。
The structure of the tile fixing bracket (outer member fixing bracket) 1 will be described in more detail. The mounting
この実施形態では、抜け止め20を、2つの抜止部片20a,20bからなるものとしているが、このようなものに代えて、例えば取付部片3bをスリット10の挿入した後、その挿入端部にブラインドリベットを打ち込むようにしたものでもよい。また、この実施形態では、抜け止め20を下側脚部3の取付部片3bに設けているが、これと反対側の、上側脚部3の取付部片3bに設けてもよい。
In this embodiment, the retaining
固定面部2の外側部材固定枠部Fに設けられるネジ孔部6は、バーリング加工によって明けた孔の内周面に雌ネジを切ったもので、これによると、製作加工が容易である上に、ネジ孔の長さを長くに取れるためにボルト5を十分にねじ込んで確実に締め付けることが出来る。このようなバーリング加工によるネジ孔部に代え、上枠部2aの所定部位に孔を明けて、その裏側にナットを固着するようにしてもよく、また上枠部2aの所定部位に明けた孔の内周面に雌ネジを切っただけのものでもよい。そして、このネジ孔部6には、図5に示すように桟瓦11の上端部中央に設けてあるボルト挿通孔12より通した桟瓦固定用ボルト5がねじ込まれ、これによって桟瓦11が固定面部2に固定される。
The
また、固定面部2は、桟瓦11の湾曲形状に対応する湾曲状に形成されている。即ち、図1の(a) 及び図2の(b) ,(c) から分かるように、固定面部2の外側部材固定枠部Fを形成する上下枠部2a,2bの夫々中央部側は平面状に形成されているが、この平面状部分2ao,2boの夫々両側部及び左右枠部2c,2cは、桟瓦11の湾曲形状に対応するように湾曲状に形成されている。このように固定面部2に、桟瓦11の湾曲形状に対応する湾曲部を有せしめることによって、桟瓦11を固定面部2に的確に支持固定させることが出来る。
Further, the fixed
また、固定面部2を構成する外側部材固定枠部Fの上部両端には、桟瓦11の裏面側上部に突設されている両側一対の突起13,13が係合する切欠部14,14が設けられている。桟瓦11の突起13,13は、桟瓦の製造において必ず形成される周知のものである。従って、このような桟瓦11の突起13,13が係合する切欠部14,14を瓦支持枠2の上部両端に設けておくことにより、桟瓦11を固定面部2に支持させる時に、桟瓦11の位置決めを容易に行えると共に、固定面部2の外側部材固定枠部F上における桟瓦11の左右のガタツキを阻止して桟瓦11を安定良く確実に固定させることが出来る。
Further,
固定面部2を構成する外側部材固定枠部Fの上枠部2aは、その上側縁部15が若干上向きに湾曲形成されている。この湾曲部15は、固定面部2上の桟瓦11をボルト5で締め付け固定する時に、桟瓦11の上端部側に対しバネ作用を働かせて圧接し、それにより桟瓦11を固定面部2の外側部材固定枠部Fに安定良く且つ強固に支持固定させることが出来るようにするためのものである。
The
更に、脚部3,4には長手方向に延びる補強用リブ17,18が形成され、これにより脚部3,4が補強されて、十分な剛性が確保されるようになっている。
Furthermore, reinforcing
上記のように構成される瓦固定金具1を製作するのに、図1の(b) に示すように、ステンレス鋼板等の金属板によって瓦固定金具1の外形を形成するように所定形状に型取りした一枚の金属型板Mに、略H字状の切込線19を入れて、この切込線19で囲まれる部分を引き起こすことにより、瓦固定金具1の固定面部2と両側一対の脚部3,4を一体形成するようにすれば、瓦固定金具1を簡単容易に形成することが出来ると共に、金属板材料を最小限に抑えることが出来、それによってコストの低廉化を図ることが出来る。
In order to manufacture the
図1の(b) において、図示は省略するが、金属型板Mには脚部3,4に補強用リブ17,18を形成し、また固定面部2側には上記したような湾曲部を形成する。また、脚部4の取付部片4bには切り込みk,kが入れてあって、両切り込みk,kの中間部を引き起こすことによって抜止部片20aを形成し、また取付部片4bの先端部を折曲して抜止部片20bを形成する。
In FIG. 1 (b), although not shown, reinforcing
瓦固定金具1を製作するのに、上記のように一枚の金属板材で固定面部2と両側一対の脚部3,4とを一体に形成せず、固定面部22と一方の脚部3と他方の脚部4とを夫々別の板材によって個別に型取りし、それらを溶接によって一体的に接合してもよい。
In order to manufacture the
次に、上記のような瓦固定金具1の使用による桟瓦取付装置の施工につき説明すると、先ず、建物外壁面Wに、縦桟8と横桟9とからなる下地材7を設置しておき、そして各瓦固定金具1に桟瓦11をボルト5で固定する。瓦固定金具1に桟瓦11を固定する場合は、桟瓦11裏面の上端部に突出している突起13,13に瓦支持枠2の上部両端の切欠部14,14が係合するように、桟瓦11を瓦支持枠2上に載置して、桟瓦11のボルト挿通孔12から瓦支持枠2のネジ孔部6にボルト5をねじ込んで締め付け固定する。
Next, the construction of the roof tile mounting apparatus using the
この時、固定面部2における外側部材固定枠部Fの上枠部2aに設けた湾曲部15が、桟瓦11の裏面側上端部に対しバネ作用を働かせて圧接するから、桟瓦11は固定面部2の外側部材固定枠部Fに安定良く強固に支持固定される。また、桟瓦11裏面の突起13,13が外側部材固定枠部Fの切欠部14,14に係合しているから、桟瓦11の左右方向にガタつくようなことがなく、より安定状態で的確に固定される。
At this time, the
こうして固定面部2の外側部材固定枠部Fに桟瓦11を支持固定させた瓦固定金具1の上下両端側にある取付部片3b,4bを、最下段(1段目)の横桟9とその上段側(2段目)の横桟9との間で対向するスリット10,10に検鈍式に挿着して取り付ける。取付部片3b,4bを横桟9,9の対応するスリット10,10に挿着するには、図5に示すように、長さの長い上端側の取付部片3bを先に上段側横桟9のスリット10に当該取付部片3bの根元まで差し込むと、下端側の取付部片4bは下段側横桟9のスリット10から若干浮き上がった位置にあるから、その状態で瓦固定金具1を下げながら、下端側の取付部片4bを下段側横桟9のスリット10に挿入する。この下端側取付部片4bをスリット10に挿入する際には、先端部に抜止部片20bが形成されているから、取付部片4b側を前後に適宜傾転させながら、その抜止部片20bをスリット10に強制的に押し込むようにすればよい。こうして下端側取付部片4bを下段側横桟9のスリット10に挿入すれば、山形の抜止部片20aによって瓦固定金具1の下方への移動が制限され、抜止部片20bによって上方への移動が制限されるから、取付部片3b,4bが上下のスリット10,10から抜け出ることがない。
In this manner, the mounting
またこの場合、図4から分かるように、上端側取付部片3bを上段側横桟9の内側スリット10に挿着し、下端側取付部片4bを下段側横桟9の外側スリット10に挿着することによって、瓦固定金具1は、その上端部側が下端部側よりも外壁面Wに接近した傾斜姿勢に取り付けられる。
In this case, as can be seen from FIG. 4, the upper end
上記のようにして1段目の横桟9と2段目の横桟9とに瓦固定金具1を取り付けた後、同じく桟瓦11を固定した瓦固定金具1を、2段目の横桟9と3段目の横桟9とに上記同様な要領で取り付ける。この際、図4に示すように、下段側桟瓦11の上端部に上段側桟瓦11の下端部が覆い被さるようになって、瓦固定用ボルト5の頭が隠蔽される。以降、桟瓦11を固定した瓦固定金具1を、2段目の横桟9と3段目の横桟9、更に3段目の横桟9と4段目の横桟9、・・・と順次取り付けてゆくことによって、建物外壁面Wに桟瓦11を上下方向に順次敷き並べ、図4に示すような状態とする。尚、この実施形態では、瓦固定金具1に桟瓦11を取り付けてから、瓦固定金具1を下地材7に取り付けるようにしているが、瓦固定金具1を下地材7に取り付けた後、その瓦固定金具1に桟瓦11を取り付けるようにしてもよい。
After attaching the
左右に隣合う桟瓦11,11の対向端部どうしは、図示しない凹凸係合によって互いに重なり合うことになる。即ち、図示は省略するが、桟瓦11には左右何れか一端側に凹段部が形成され、他端側には凹段部に係合する凸段部が形成されているから、左右に隣合う桟瓦11,11の対向端部どうしをこれら凹段部と凸段部とで凹凸係合させるようにすればよい。こうして桟瓦11を建物外壁面Wの全面に敷き詰めた状態に取り付けることが出来る。またこうして桟瓦11を取り付けた状態では、瓦固定金具1及び瓦固定用ボルト5が桟瓦(11に隠れてしまって外側から見えないので、その外観が良好で、意匠性が優れたものとなる。
Opposite end portions of the
また、上記のようにして建物外壁面Wに取り付けた桟瓦11が破損して取り替える必要が生じた時には、破損した桟瓦11を瓦固定金具1の固定面部2から取り外すと共に、ボルト5を固定面部2から取り外した後、脚部3,4の取付部片3b,4bを上下に隣合う横桟9,9のスリット10,10から抜き取って、瓦固定金具1を取り外し、而してこの瓦固定金具1の固定面部2に新たな桟瓦11を取り付けて、脚部3,4の取付部片3b,4bを上下に隣合う横桟9,9のスリット10,10に検鈍式に挿着すればよい。この桟瓦取付装置によれば、破損した桟瓦11を簡単に新しい桟瓦11と取り替えることが出来る。
When the
図6は上述した桟瓦取付装置に使用する瓦固定金具1を運搬したり保管する際に、複数個の瓦固定金具1を互いに重ね合わせた状態を示したものである。即ち、この瓦固定金具1は、固定面部2と上下一対の脚部3,4とで構成されるとると共に、固定面部2が、上下左右の枠部2a,2b,2c,2cからなる矩形状の外側部材固定枠部Fと、この固定枠部Fに囲繞される開口部Oとからなるため、複数個の瓦固定金具1を互いに重ね合わせる場合には、図6に示すように、1個目の瓦固定金具1(図6の右端に示す)における固定面部2の開口部O(図1参照)内に2個目の瓦固定金具1の一方の脚部3を上から差し込んで、当該2個目の瓦固定金具1の固定面部2を前記1個目の瓦固定金具1の固定面部2上に載置すると共に、2個目の瓦固定金具1の脚部3を1個目の瓦固定金具1の脚部3の後側に当接させ、そしてこの2個目の瓦固定金具1における固定面部2の開口部O内に3個目の瓦固定金具1の脚部3を上から差し込んで、当該3個目の瓦固定金具1の固定面部2を2個目の瓦固定金具1の固定面部2上に載置すると共に、3個目の瓦固定金具1の脚部3を2個目の瓦固定金具1の脚部3の後側に当接させ、以降同様な方法によって4個〜5個の瓦固定金具1をコンパクトに効率よく重ね合わせることができる。
FIG. 6 shows a state in which a plurality of
以上説明したような桟瓦取付装置によれば、建物外壁面Wに、取付部片挿着用のスリット10が長手方向に一定ピッチで設けられた下地材7としての横桟9を上下方向一定間隔おきに配設し、桟瓦11を固定した瓦固定金具1の上下両端側にある取付部片3b,4bを上下に隣合う横桟9の対応するスリット10,10に検鈍式に挿着して取り付けるようにするから、桟瓦11の取付作業に熟練を要することなく、普通の作業者が桟瓦11を簡単容易に取り付けることが出来、それによって施工コストの低廉化を図ることが出来る。また、桟瓦11を取り付けられた状態では、瓦固定金具1及び瓦固定用ボルト5が桟瓦11に隠れてしまって外側から見えないので、取付施工された桟瓦11の外観が良くなり、その意匠性が優れたものとなる。また、桟瓦11が破損して取り替える必要が生じた場合には、その破損した桟瓦11を上述のように簡単に取り替えることが出来る。
According to the roof tile mounting apparatus as described above, the
また、この桟瓦取付装置では、桟瓦11を固定面部2に載置した状態で桟瓦11の上端部を1本のボルト5によって固定するようになっているから、瓦固定金具1への桟瓦11の取付けを簡単に行うことが出来る。そしてまた、瓦固定金具1の上下何れか一方の取付部片3b又は4bに抜け止め20を設けているから、取付部片挿着用スリット10から取付部片3b,4bの抜け出しを阻止し、瓦固定金具1の横桟9からの脱落を防止することが出来る。
Further, in this roof tile mounting apparatus, since the top end of the
また、瓦固定金具1は、外側部材11を固定するための固定面部2と、この固定面部2を保持する上下一対の脚部3,4とによって形成すると共に、両脚部3,4を、夫々、脚部本体3a,4aと、これの先端部から外側部材支持枠2と略平行で上下相反する方向に延びる取付部片3b,4bとで形成し、前記固定面部2に外側部材固定用ボルト5を螺挿するネジ孔部6を設けたものからなるものであって、軽量構造で且つコンパクトな構造であるから、現場での瓦固定金具1の取り扱いが容易で作業がし易くなり、施工能率の向上を図ることが出来る。また、この瓦固定金具1によれば、台風や地震にも安定した桟瓦固定力を有するから、桟瓦11が台風や地震で飛散したり、脱落することがない。更に、この瓦固定金具1によれば、前記したように、瓦固定金具1を運搬したり保管する際に、瓦固定金具1を複数個ずつコンパクトに効率よく重ね合わせることができるから、運搬効率及び保管効率が良くなる。
Further, the roof
瓦固定金具1を製作する金属板材としては、ステンレス板の他に、普通の鋼板にメッキや塗装を施したメッキ鋼板、塗装鋼板、あるいはメッキ下地に塗装したもの、あるいはまたアルミ鋼板、銅板等を使用することが出来る。
As a metal plate material for producing the
また、瓦固定金具1を製作するのに、瓦固定金具1を形成する所定形状の一枚の金属型板Mに略H字状の切込線19を入れて、この切込線19で囲まれる部分を引き起こすことにより、瓦固定金具1の固定面部2と両側一対の脚部3,4とを一体形成する場合には、瓦固定金具1を簡単容易に形成することが出来ると共に、金属板材料を最小限に抑えることが出来、それによって量産が可能で瓦固定金具1のコストの大幅な低廉化を期することが出来、加えて品質及び精度の安定を確保出来る。
In order to manufacture the roof
以上説明した実施形態は、本発明の外側部材取付装置を、建物躯体の外壁面Wに桟瓦11を取り付けるための桟瓦取付装置として実施した場合の実施形態であるが、本発明は、この桟瓦の他にタイルやレンガ等の外壁材を建物躯体の外壁面に取り付けたり、あるいは屋根材を建物躯体の屋根面(主として急勾配の屋根面)に取り付ける外側部材取付装置に適用出来るものである。
The embodiment described above is an embodiment when the outer member mounting device of the present invention is implemented as a roof tile mounting device for mounting the
W 建物の外壁面
1 瓦固定金具(外側部材固定金具)
2 固定面部
F 固定面部の固定枠部
O 固定面部の開口部
2a 上枠部
2b 下枠部
2c 左右枠部
3,4 脚部
3b,4b 取付部片
5 瓦固定用ボルト(外側部材瓦固定用ボルト)
6 桟瓦のネジ孔部
7 建物外壁の下地材
8 下地材の縦桟
9 下地材の横桟
10 横桟のスリット
11 桟瓦
12 桟瓦のボルト挿通孔
13 桟瓦の裏面にある突起
14 瓦支持枠の切欠部
16 補強リブ
17 補強リブ
18 補強リブ
19 切込線
20 抜け止め
W Outer wall surface of building 1 Tile fixing bracket (outer member fixing bracket)
2 Fixed surface portion F Fixed frame portion fixing frame portion O Fixed surface portion opening 2a
6 Screw hole part of
Claims (9)
建物躯体の外側面には、取付部片挿着用のスリットが長手方向に一定ピッチで設けられた下地材としての横桟を上下方向一定間隔おきに配設し、外側部材を固定する外側部材固定金具の上下両端側にある取付部片を上下に隣合う横桟の対応するスリットに検鈍式に挿着して取り付けるようにしてなる外側部材取付装置。 An outer member attachment device for attaching an outer member such as an outer wall material to the outer surface of a building frame via a base material,
On the outer side of the building frame, horizontal rails as base materials provided with slits for inserting the attachment parts at a constant pitch in the longitudinal direction are arranged at regular intervals in the vertical direction, and the outer members are fixed. An outer member mounting device in which mounting pieces on both upper and lower ends of a metal fitting are attached by being inserted into a corresponding slit of a horizontal rail adjacent to the upper and lower sides in an obtuse manner.
The outer member mounting device according to any one of claims 4 to 8, wherein the fixing surface portion of the outer member fixing bracket has a curved portion corresponding to the curved shape of the outer member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003367151A JP2005133303A (en) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | External member mounting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003367151A JP2005133303A (en) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | External member mounting device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005133303A true JP2005133303A (en) | 2005-05-26 |
Family
ID=34645245
Family Applications (1)
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JP2003367151A Withdrawn JP2005133303A (en) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | External member mounting device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005133303A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023759A (en) * | 2005-06-16 | 2007-02-01 | Shirayama:Kk | Roof tile fastening metal fitting, roof tile, roof tile with fastening metal fitting and forming method of roof tile wall surface |
JP2015001104A (en) * | 2013-06-15 | 2015-01-05 | 株式会社竹中工務店 | Tile support method in building exterior wall and building |
-
2003
- 2003-10-28 JP JP2003367151A patent/JP2005133303A/en not_active Withdrawn
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