JP2005131876A - 記録装置及び電力供給制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のインタフェース、例えば、BluetoothやIrDAのような無線インタフェースを介して記録データを受信して記録を行なう場合にも電力消費の削減を図ることのできる記録装置及び電力供給制御方法を提供することである。
【解決手段】 例えば、BluetoothやIrDAを含む複数のインタフェースのいずれからデータを受信したのかを判別し、その判別結果に従って、データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は記録装置及び電力供給制御方法に関し、特に、例えば、複数のインタフェースを有するインクジェット記録装置における省電力化に関するものである。
従来の複数の通信インタフェースを用いた記録装置に関しての省電力化についての技術として、例えば、特許文献1に記載された記録装置及び消費電力削減方法が代表的な例としてあげられる。この技術によれば、記録装置がスタンバイ状態にある時に外部装置との接続形態に応じて最小の消費電力になるように、その記録装置が通信インタフェースによって接続された外部装置との通信を行っていない場合には、そのインタフェースによる通信応答に必要最低限の構成要素にだけ電力を供給し、それ以外は通信を行い記録動作を開始する際に電力を供給するようにしている。
また、無線インタフェースを有する記録装置における省電力技術としては、例えば、特許文献2に記載のように、記録時のみにプリンタ機能部に対して電力供給を行い、通信のみを行っている時(非記録動作時)においてはそのプリンタ機能部に対して電力供給を止めることにより省電力を図るという技術がある。
特開2002−327311号公報 特開2002−347308号公報
しかしながら上記従来技術では、記録装置がスタンバイ状態ではなく記録状態の場合における省電力技術については言及している訳ではない。
例えば、その記録装置が複数のインタフェースを有している場合には、これら複数のインタフェースに対して同時に通信を行う可能性が存在する。一方、記録装置側では受信対象となったインタフェースに電力が供給されておらず記録データを受信可能な状態とはなっていない場合が多くある。従って、その記録データを受信できないインタフェースに対して通信をおこなう場合には、そのインタフェースに対して通信のための電力を供給しなければならない。このとき、記録データの受信対象とはなっていない他のインタフェースに対しては、記録データの受信ができないのであるから電力を供給する必要はない。
また、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信により記録動作を行なうことに代表されるような、無線通信により記録動作が可能な記録装置においては、ユーザがその記録装置の状況を確認しなくても、ホストである情報機器から記録装置を認識することができてしまうことがあるが、実際にホストから記録データを送信すると記録できない、あるいは長時間にわたり記録動作を待たされるという問題が生じている。
特に、記録装置特有のプリンタドライバを介して記録をする場合には、その記録装置のステータスをプリンタドライバを介してホストの画面上に表示することも可能であるが、他の通信方式、例えば、Bluetoothの通信規格であるBasic Imaging Profile(BIP)等に従った通信を行い、そのデータを記録装置が受信し、これを記録データに生成して記録を行う場合、記録装置の状態をホストに表示する手段が存在しない場合も多くある。このように、ホスト側に記録装置の状態を示すためのアプリケーションとなるプリンタドライバを介さない通信においては、ユーザが記録装置の状態を知り得ない場合があり、ホストと記録装置が通信しているのにもかかわらず、記録動作が終了しないというケースも生じてくるという問題があった。
また、Bluetooth通信において、通信待ちのときには低消費電力モードに移行することも可能であるが、このような移行はあくまでも受信データ待ちの場合であり、一旦データを受信してしまうと、もはや低消費電力モードではなくなってしまう。従って、複数のインタフェースを有した記録装置において、Bluetoothインタフェースを介して受信したデータを用いて記録動作ができない場合においても通信動作が引き続き行われることがあり、電力消費が発生してしまうという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、複数のインタフェース、例えば、BluetoothやIrDAのような無線インタフェースを介して記録データを受信して記録を行なう場合にも電力消費の削減を図ることのできる記録装置及び電力供給制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
即ち、複数の通信インタフェースを用いて複数のホストとの通信が可能であり、前記複数のホストからデータを受信して記録を行なう記録装置であって、前記複数のインタフェースに対して電力を供給する電力供給手段と、前記複数のインタフェースのいずれからデータを受信したのかを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に従って、前記データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御する電力供給制御手段とを有することを特徴とする。
なお、前記複数の通信インタフェースには、USBインタフェース、IrDAインタフェース、及び、Bluetoothインタフェースを含む。
また、前記判別手段は前記データが記録データであるのかどうかを判別することが望ましく、その場合には、前記電力供給制御手段は、前記判別手段により記録データを受信したことが判別された場合にのみ、その記録データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御することが望ましい。
さらに、前記電力供給制御手段は、IrDAインタフェースへの電力供給路に電力供給をON/OFFする第1のスイッチと、Bluetoothインタフェースへの電力供給路に電力供給をON/OFFする第2のスイッチとを備え、前記判別手段による判別結果に従って、第1及び第2のスイッチのON/OFFを制御するようにしても良い。
またさらに、前記電力供給制御手段は、前記記録データによる記録動作が完了したときには、前記データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を再開するよう制御することが望ましい。
そして、前記データの受信がない場合には、前記複数のインタフェース全てには電力が供給され、データ受信待ち状態にあるように装置が設定されていることが望ましい。
さて、前記記録を行なうためにインクジェット記録ヘッドが備えられていることが望ましく、その場合、そのインクジェット記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えていることが望ましい。
また他の発明によれば、複数の通信インタフェースを用いて複数のホストとの通信が可能であり、前記複数のホストからデータを受信して記録を行なう記録装置の構成要素各部に電力を供給するための電力供給制御方法であって、前記複数のインタフェースのいずれからデータを受信したのかを判別する判別工程と、前記判別工程における判別結果に従って、前記データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御する電力供給制御工程とを有することを特徴とする。
以上の構成により本発明は、複数のインタフェースのいずれからデータを受信したのかを判別し、その判別結果に従って、データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御する。
従って以上説明したように本発明によれば、記録装置があるインタフェースからデータを受信して記録動作中には、他のインタフェースを介して別のホストと接続されることがなくなり、その記録動作に必要のないインタフェースへの電力消費やデータを受信できないインタフェースとホスト間との通信に費やす電力消費が削減され、記録動作中の記録装置の消費電力を削減できるという効果がある。
また、複数のインタフェースに、例えば、Bluetoothのような無線インタフェースが含まれており、記録装置とホストとが離れた場所にあってユーザがその記録装置に記録動作をさせるような場合に、他のインタフェースからその記録装置が動作中にはデータを送ることが無くなり不要な電力を消費しないという利点もある。その上、無線インタフェースによって接続されるホストのユーザからは、記録装置が記録可能な状態の場合にのみその記録装置を識別することができるので、ユーザの利便性も向上する。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
<インクジェット記録装置の説明(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置1の構成の概要を示す外観斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置という)は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構4より伝え、キャリッジ2を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構5を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド3から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
また、記録ヘッド3の状態を良好に維持するためにキャリッジ2を回復装置10の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド3の吐出回復処理を行う。
記録装置1のキャリッジ2には記録ヘッド3を搭載するのみならず、記録ヘッド3に供給するインクを貯留するインクカートリッジ6を装着する。インクカートリッジ6はキャリッジ2に対して着脱自在になっている。なお、参照番号6は以下に説明する4つの独立したインクカートリッジをまとめて言及するときに用いる。
図1に示した記録装置1はカラー記録が可能であり、そのためにキャリッジ2にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジ6M、6C、6Y、6Kを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ2と記録ヘッド3とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド3は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、この実施形態の記録ヘッド3は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用し、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備え、その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図1に示されているように、キャリッジ2はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構4の駆動ベルト7の一部に連結されており、ガイドシャフト13に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ2は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト13に沿って往復移動する。また、キャリッジ2の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2の絶対位置を示すためのスケール8が備えられている。この実施形態では、スケール8は透明なPETフィルムに必要なピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、その一方はシャーシ9に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。
また、記録装置1には、記録ヘッド3の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2が往復移動されると同時に、記録ヘッド3に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図1において、14は記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される搬送ローラ、15はバネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ14に当接するピンチローラ、16はピンチローラ15を回転自在に支持するピンチローラホルダ、17は搬送ローラ14の一端に固着された搬送ローラギアである。そして、搬送ローラギア17に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ14が駆動される。
またさらに、20は記録ヘッド3によって画像が形成された記録媒体Pを記録装置外ヘ排出するための排出ローラであり、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ20は記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。22は拍車ローラを回転自在に支持する拍車ホルダである。
またさらに、記録装置1には、図1に示されているように、記録ヘッド3を搭載するキャリッジ2の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド3の吐出不良を回復するための回復装置10が配設されている。
回復装置10は、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構11と記録ヘッド3の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12を備えており、キャッピング機構11による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、それによって、記録ヘッド3のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピング機構11によるキャッピングすることによって、記録ヘッド3を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構12はキャッピング機構11の近傍に配され、記録ヘッド3の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。
これらキャッピング機構11及びワイピング機構12により、記録ヘッド3のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
<インクジェット記録装置の制御構成(図2)>
図2は図1に示した記録装置1の制御構成を示すブロック図である。
この実施例では、ホストインタフェースとして、USB、IrDA、及びBluetoothの3種類のインタフェースを備えている。
図2に示されているように、記録装置1に対して記録データを発生して送信する3つの情報機器(以下、ホスト)、即ち、デジタルカメラ200、携帯電話300、パソコン(PC)400は夫々、Bluetoothインタフェース、IrDAインタフェース、USBインタフェースを介して接続される。そして、PC400と記録装置1とPC4との間はUSBケーブル401で接続することにより通信可能となる。
次に、記録装置1の内部構成について説明する。
図2において、電源供給部100は記録装置1の構成要素各部に対して電力を供給するが、電源がACコンセント(不図示)に接続されている状態ではAC電源より電力が供給されるとする。また、この電力は、CPU101と操作パネル110とに対しては、電源ライン100−1を介して直接電力が供給されるが、Bluetoothモジュール111及びIrDAモジュール112を除く他の構成要素に関しては、CPU101からの電源制御信号100−2により電力供給のON/OFFが制御可能であり、その信号が“ON”の場合に別の電源供給ライン(不図示)により電力が供給される。
Bluetoothモジュール111及びIrDAモジュール112に対しては、Bluetoothモジュール電源供給スイッチ(SW)121とIrDAモジュール電源供給スイッチ(SW)122を介して電源を供給する構成となっており、電源ライン100−1を介して電力が供給されており、かつ、CPU101からの制御ライン121a、122aによる信号によりスイッチ(SW)121、及び122が“ON”となった場合に、電源供給ライン111−2、及び111−2を介してそれぞれ電力が供給される。
さて、CPU101は記録装置1をROM103に格納された制御プログラムを実行することにより制御し、ASIC102は記録装置1の一部をハードウェア制御する。これらはシステムバス101−1により互いに接続されている。また、RAM104はCPU101のワーク領域、ホストから受信したデータの一時的なバッファリング領域、記録ヘッド3へデータを送信するためのデータバッファリング領域等として使用し、EEPROM105は、記録装置1の計時状態等を記憶するための手段として使用する。記録ヘッド3はASIC102から出力された信号により駆動される。
また、LF(搬送)モータM2は記録用紙Pの給紙搬送ために使用するモータであり、CR(キャリッジ)モータM1は記録ヘッド3及びインクカートリッジ6とを搭載したキャリッジ2を移動させるために使用するモータであり、APモータ109は記録ヘッド3の回復動作を行うために使用するモータである。
操作パネル110には記録装置1の操作を行うためのスイッチと記録装置の状態等を表すためのLED或いはLCD等が備えられている。操作パネル110はCPU101と信号線110−1介して制御される。操作パネル110に設けられたはスイッチ110−2は信号線110−3を介して、CPU101の割込み端子(INT)へ接続されている。
Bluetoothモジュール111はBluetooth規格に定められた通信プロトコルの一部を搭載した電子デバイスであり、電波を送受信するためのアンテナ111bを備えている。Bluetoothモジュール111に備えられていないプロトコルスタックの上位層は、ROM103に搭載されており、そのプロトコル間の通信は信号線111aを介して行うことでBluetooth通信を実現する。また、ASIC102内にはBluetoothモジュール111との通信を行うためのBluetooth送受信回路が内蔵されている。
Bluetoothモジュール111は、Bluetoothのプロトコルスタックの内、物理層(RF)、ベースバンド層(BASEBAND)、及び、リンク管理層(LMP)を1つの電子デバイスとしたものとしている。その他の層は、ROM103に実装されており、Bluetoothモジュール111とASIC102との間で通信することにより、Bluetooth通信を実現する。この実施例においては、これらのプロトコル間の通信においても、Bluetoothの規格に定められたHCI−UARTにより実現している。しかしながら、Bluetoothモジュールに実装されるプロトコルは数多く想定でき、物理層(RF)だけのモジュールとすることや、アプリケーション層まですべて含んだBluetoothモジュールを想定した場合でも本実施例の構成を利用できることは言うまでもない。
IrDAモジュール112は、電気信号を赤外線に変換するための発光LED、及び受信赤外線を電気信号に変換するための光電変換素子とを有したものである。赤外線の送信に関しては、赤外線送受信回路からの送信信号に応じて発光LEDにより赤外線300aを照射し、赤外線300bを受信した場合には赤外線受信信号を電気的なパルス信号に変換して赤外線受信回路へ送出する。
USBコネクタ113にPC400とのUSB接続のためにUSBケーブル401が接続される。
図3はASIC102の内部構成を説明した図である。
図3において、201は不揮発性データの書き込み及び読み込みをEEPROM105に対して行うためのEEPROM制御回路、202はRAM制御回路、203は受信データに対して解像度変換等を行うためのデータ処理部、204は記録ヘッド3を駆動するための信号を生成するヘッド駆動部である。
また、205は記録紙を記録動作に同期して搬送させるための紙送り制御のために使用されるLFモータを制御するLFモータ制御回路、206は記録ヘッド3及びインクカートリッジ6を搭載したキャリッジ2をインク吐出動作に同期させて移動させるための動力源となるCRモータを駆動制御するためのCRモータ制御回路、207は記録ヘッドの回復ユニットを動作させるための動力源となるAPモータを動作させるためのAPモータ制御回路である。これらの制御回路が制御するモータは、記録装置の一連の記録動作に合わせて動作する。
次に、208はBluetoothモジュール111に内蔵されているプロトコルとROM103に内蔵されているプロトコルと接続するための通信の送受信を受け持つBluetooth送受信回路である。
Bluetoothモジュール111からプロトコルスタックの上位層に転送されるデータは、RAM制御回路202を介してRAM104に保存される。それと同時に、Bluetoothモジュール111からのデータ受信があったことをI/F状態識別部211にBluetoothが送受信中であるという識別信号208−1として送出する。これに応じて、I/F状態識別部211ではBluetoothで通信中であるという情報を保持すると共に、CPU101に対して割込み信号を発生させる。
一方、RAM104に保存されたデータはCPU101により解析され、記録動作を行うための記録データとなる。また、Bluetooth通信を行うためにBluetoothモジュール111に送信するデータは、CPU101がプロトコルに従ってRAM104にセットされ、RAM制御回路202とBluetooth送受信部208とを介してBluetoothモジュール111に送信される。Bluetoothモジュール111はその受け取ったデータに基づき、必要に応じてデジタルカメラ200に対して電波信号を送信することにより通信を可能にしている。
さらに、209は赤外線を受光した赤外線モジュールから送出されたパルス信号を所定のパケット形式に従ってデータを抽出したり、送信データをIrDA規格に定められたパケット方式の電気信号に変換しIrDAモジュールへ送出する回路を有したIrDA送受信回路である。
IrDAによりデータを受信した場合には、I/F状態識別部211にIrDAが送受信中であるという識別信号209−1を送出する。これに応じて、I/F状態識別部211ではIrDAで通信中であるという情報を保持すると共に、CPU101に対して割込み信号を発生させる。
さらに、210はUSB仕様に従ったインタフェースである。USBコネクタ113を介してデータを受信した場合には、I/F状態識別部211にUSBがデータを受信中であるという識別信号210−1を送出する。これに応じて、I/F状態識別部211ではUSBで通信中であるという情報を保持すると共に、CPU101に対して割込み信号を発生させる。
そして、I/F状態識別部211では、Bluetooth、IrDA、USBのいずれかのインタフェースが通信中という状態となった場合に、信号線102−1を介してCPU101に対しての割込み信号(INT)を発生させる。
図4はBluetoothの通信プロトコル階層構造を説明する図である。
図4において、301はアプリケーション・レイヤ、302はAPI(アプリケーションインタフェース)と呼ばれる部分で、アプリケーション・レイヤとRFCOMMとの橋渡しをする部分となっている。
なお、プロファイルによって実装されるプロトコルスタックは異なり、この実施例においては、BIP(Basic Imaging Profile)、HCRP(Hardcopy Replacement Profile)、SPP(Serial Port Profile)、OBEX(Object Push Profile)を持つことにより、これらのプロファイルにより通信可能な記録装置とする。デジタルカメラ200ではBIPをプロファイルにより実装していることで、記録装置1はデジタルカメラ200からのデータを受け取り、データ処理回路203やヘッド駆動回路204と連動し記録を行うことが可能となる。
303はSDP(Service Discovery Protocol)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ301が通信相手装置のサービス情報を知るために使用するプロトコルである。304はRFCOMMと呼ばれ、二つの通信機器のアプリケーション・レイヤを論理的に接続するためのレイヤである。
305はLMP(Link Management Protocol)と呼ばれ、ベースバンド層(BASEBAND)で定義される通信リンクの制御や管理を行うためのプロトコルである。306はL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)と呼ばれ、論理チャネルの設定やパケットのセグメント化及び再構成、プロトコルの種類に応じてデータを振り分けたり多重したりする等の役割を果たすためのプロトコルである。
307はベースバンド層(BASEBAND)と呼ばれ、音声を一定周期のクロックに同期させて通信させるSCO(Synchronous Connection Oriented)と呼ばれる通信方式、または非音声データを非同期に通信させるACL(Asynchronous Connectionless)という通信方式の通信リンクを提供したり、SCOパケットの組立て・分解を行ったり誤り訂正を行う部分である。
308は物理層(RF)と呼ばれ、2.4GHz帯の周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式での電波の送受信を行う部分である。309は音声層(Voice/Audio)と呼ばれ、音声やオーディオ信号をリアルタイムに送受信するための仕組みを提供する部分である。
次に、ホストからデータを受信した場合の記録装置の電力供給制御方法について説明する。
図5はこの実施例に従う電力供給制御処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1ではCPU101は信号線110−1により操作パネル110においてパワーオンキーの押下(実際にはINT信号の入力)を待ち合わせ、パワーオンキーの押下があったと判定された場合には、記録装置の初期化と共に、記録装置をBluetoothからの受信データ待ち状態とするために、処理はステップS2に進む。
ステップS2では、Bluetoothモジュール電源供給スイッチ(SW)121への制御信号を“H”にすることにより、Bluetoothモジュール111への電力供給をONにし、ステップS3では、Bluetoothモジュール111の初期設定を行い受信可能な状態とする。
さらにステップS4では、IrDAモジュール電源供給スイッチ(SW)122への制御信号を“H”にすることにより、IrDAモジュール112への電力供給をONとする。この動作が完了することにより、この記録装置は複数のインタフェースからのデータ待ち状態となり、ステップS5へと進む。なお、USBインタフェースに関しては、記録装置に電源投入がなされ装置の初期化が行なわれた時点でデータ受信可能となる。
次に、ステップS5では、ASIC102内のBluetooth送受信部208、IrDA送受信部209、USB送受信部210の内、いずれかのインタフェース回路からデータを受信したかどうかを確認する。ここで、データ受信があったことが確認された場合、I/F状態識別部211よりCPU101に対して割込み信号(INT)を入力する。これに応じて、CPU101はその割込み信号(INT)を契機として、I/F状態識別部211の状態を読み込むことにより、通信に使用しているインタフェースを判別する。
即ち、ステップS6では割り込みの要因がUSBインタフェースによるデータ受信かどうかを調べる。ここで、USBインタフェースを介して記録データを受信したと判別された場合には、BluetoothインタフェースとIrDAインタフェースとによりデータ送受信を行わないようにするため、処理はステップS8、ステップS9に進み、Bluetoothモジュール111及びIrDAモジュール112への電力供給をOFFにする。その後、処理はステップS10に進みUSBインタフェースによって受信した記録データによる記録動作の終了を待ち合わせ、その後、再びすべてのインタフェースにより受信データ待ち状態にするため、処理はステップS2に戻る。
さて、ステップS6において、USBインタフェースを介した記録データの受信が判別されない場合には、処理はステップS7に進み、IrDAインタフェースによるデータ受信かどうかを調べる。ここで、IrDAインタフェースを介して記録データを受信したと判別された場合には、処理はステップS11に進み、Bluetoothモジュール111への電力供給をOFFとする。その後、処理はステップS12に進み、IrDAインタフェースによって受信した記録データによる記録動作の終了を待ち合わせ、その後、すべてのインタフェースを介してデータを受信できるようにするために、処理はステップS13に進み、Bluetoothモジュール111への電力供給をONとした後、さらにステップS14ではBluetoothモジュール111の初期化を行い、その後、処理はステップS5に戻る。
さらに、ステップS7において、IrDAインタフェースを介した記録データの受信が判別されない場合には、Bluetoothによりデータを受信したと判別し、処理はステップS15に進み、IrDAモジュール112への電力供給をOFFにする。そして、ステップS16では、Bluetoothインタフェースによって受信した記録データによる記録動作の終了を待ち合わせ、その後、再びすべてのインタフェースにより受信データ待ち状態にするため、処理はステップS17において、IrDAモジュール112への電力供給を再びONにした後に、処理はステップS5に戻る。
従って以上説明した実施例に従えば、記録装置に備えられた複数のインタフェースの内、データ受信に使用しているインタフェース以外のインタフェースに対して電源供給を行わないように制御することによって、データ受信に用いられないインタフェースに要する待機電力、及び記録装置がたとえデータを受信してもそのデータを処理して記録を行なうという要求に応じられないインタフェースでの通信に消費される電力を削減できる。
[他の実施例]
ここでは、図1〜図4に示した複数のインタフェースを有する記録装置において、インタフェースにより記録データを受信したかどうかを判断し、電源供給制御を行うようにした例について説明する。
これは、インタフェースによっては実際に記録動作や記録装置の動作を必要としない通信を行うことがあるという背景に基づいている。例えば、IrDA通信において、ホストが記録動作を要求しないにも関わらず、一定の間隔で通信を要求することがある。このような場合には、記録装置は概してその他のインタフェースからの記録要求に応じられる状態にあるにも係らず、その受信タイミングによっては通信できないことがあることに対応したものである。
図6は記録装置の状態遷移図である。
図6において、ST100は記録装置のパワーオフ状態(Power OFF)、ST200は記録装置がパワーON(Power ON)されていて、ホスト等からの記録データを待っているスタンバイ状態(Standby)、ST300〜ST500は各インタフェースを介して記録装置が記録動作を行っている状態(BT-Printing、IrDA-Printing、USB-Printing)を示している。
スタンバイ状態においては、Bluetooth、USB、及びIrDA夫々のインタフェースからの記録データ待ち状態とするために、Bluetoothユニット111への電力供給を行なう必要があるためBluetoothモジュール電源供給スイッチ(SW)121への制御信号を“H”とする。同様にIrDAモジュール112に対しての電力供給をONにするため、IrDAモジュール電源供給スイッチ(SW)122への制御信号を“H”とする。しかしながら、この状態は記録装置が特定のホスト(インタフェース)からの操作による記録動作などを行っていない状態である。
さて、スタンバイ状態において、Bluetoothモジュール111から記録データを受信した場合には、記録装置の状態はBluetoothによる記録状態(BT-Printing)ST300へと遷移する(Print Start)。このとき、IrDAインタフェースからは記録データを受信できない状態となるため、IrDAモジュール112への電力供給はストップする。そして、Bluetoothで受信した記録データによる記録動作が終了すると(Print END)、記録装置の状態は再び、スタンバイ状態ST200へと遷移する。
また、スタンバイ状態において、IrDAモジュール112から記録データを受信した場合には、記録装置の状態はIrDAによる記録状態(IrDA-Printing)ST400へと遷移する(Print Start)。このときは、Bluetoothインタフェースからは記録データを受信できない状態となるため、Bluetoothモジュール111への電源供給はストップする。そして、IrDAインタフェースで受信した記録データによる記録動作が終了すると(Print END)、記録装置の状態は再び、スタンバイ状態ST200へと遷移する。
またさらに、スタンバイ状態において、USBインタフェース113から記録データを受信した場合には、記録装置の状態はUSBによる記録状態(USB-Printing)ST500へと遷移する(Print Start)。この場合には、Bluetooth及びIrDAどちらのインタフェース経由でも記録データを受信することができないため、Bluetoothモジュール111及びIrDAモジュール112への電力供給をストップする。USBインタフェースで受信した記録データによる記録動作が終了すると(Print END)、記録装置の状態は再び、スタンバイ状態ST200へと遷移する。
なお、状態ST300、ST400、ST500においては、記録装置が特定のホストからの操作により記録動作などを実行していることから、これらの状態のときを動作モードと呼ぶことにする。これに対して、状態ST200は待機モードと呼ぶ。
図7はこの実施例に従う電力供給制御処理を示すフローチャートである。
なお、図7において、前述した実施例で説明した図5に示すフローチャートで説明したのを同じステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。そして、ここでは、この実施例に特有の処理ステップについてのみ説明する。図7と図5とを比較すると分かるように、この実施例では、図5に示したステップS5の処理をステップS5−1とステップS5−2に置換したものとなっている。
即ち、ステップS5−1では、いずれかのインタフェースからのデータ受信を待ち合わせる。即ち、CPU101は、I/F状態識別部211からの割込み信号(INT)を待ち合わせる状態となる。そして、割込み信号(INT)を受信すると、処理はステップS5−2に進み、CPU101がASIC102を介して受信データを格納したRAM104の内容を読み込み、受信データが記録データ、或いはその他の通信以外の記録動作を伴うデータであるかどうかを判別する。その結果、その受信データ通信を維持するためだけのもの、即ち、記録動作を伴わないデータであると判別された場合には、処理はステップS5−1に進み、再び受信データ待ちの状態となる。これは図6で言及したスタンバイ状態である。これに対して、その受信データが記録動作に係るデータであると判別されたなら、処理はステップS6に進む。
従って以上説明した実施例に従えば、記録装置が複数のインタフェースいずれかから記録動作に係らないデータを受信した場合には、記録装置の状態は依然としてスタンバイ状態を維持することができ、複数のインタフェースが通信可能な状態を維持できる。これにより、例えば、IrDA通信により局発見に対する応答等の記録動作を伴わない応答が行われている場合には、他のインタフェースからの記録要求に答えることができる。
なお、記録装置の状態が記録動作等を行う動作モードに遷移した場合には、その時点で記録装置を操作しているホストとの通信に利用しているインタフェースの構成要素以外のインタフェース構成要素への電力供給は停止するように制御される。
また、上述した2つの実施例では、電力供給制御の対象をBluetoothモジュール及びIrDAモジュールとした例について説明したが、本発明はこれによって限定されるものではなく、例えば、ASIC内のBluetooth送受信回路、IrDA送受信回路、USB送受信回路といったインタフェース通信の構成要素すべてを電力供給制御の対象とし、これらの構成要素に対して電力供給のON/OFF手段を設けるようにしても良いことは言うまでもない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
さらに、以上の実施形態において、通常、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであり、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
以上の実施形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
また、以上の実施形態は記録ヘッドを走査して記録を行なうシリアルタイプの記録装置であったが、記録媒体の幅に対応した長さを有する記録ヘッドを用いたフルラインタイプの記録装置であっても良い。フルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
以上説明した実施の形態においては、インクが液体であることを前提として説明しているが、室温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
インクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。 ASIC102の内部構成を説明した図である。 Bluetoothの通信プロトコル階層構造を説明する図である。 本発明の実施例に従う電力供給制御処理を示すフローチャートである。 記録装置の状態遷移図である。 本発明の他の実施例に従う電力供給制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
3 記録ヘッド
100 電源供給部
101 CPU
102 ASIC
103 ROM
104 RAM
105 EEPROM
109 APモータ
110 操作パネル
111 Bluetoothモジュール
112 IrDAモジュール
113 USBコネクタ
200 デジタルカメラ
300 携帯電話
400 パーソナルコンピュータ(PC)
M1 CR(キャリッジ)モータ
M2 LF(搬送)モータ

Claims (10)

  1. 複数の通信インタフェースを用いて複数のホストとの通信が可能であり、前記複数のホストからデータを受信して記録を行なう記録装置であって、
    前記複数のインタフェースに対して電力を供給する電力供給手段と、
    前記複数のインタフェースのいずれからデータを受信したのかを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に従って、前記データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御する電力供給制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記複数の通信インタフェースには、USBインタフェース、IrDAインタフェース、及び、Bluetoothインタフェースを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記判別手段は前記データが記録データであるのかどうかを判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記電力供給制御手段は、前記判別手段により記録データを受信したことが判別された場合にのみ、前記記録データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記電力供給制御手段は、
    前記IrDAインタフェースへの電力供給路に電力供給をON/OFFする第1のスイッチと、
    前記Bluetoothインタフェースへの電力供給路に電力供給をON/OFFする第2のスイッチとを備え、
    前記判別手段による判別結果に従って、前記第1及び第2のスイッチのON/OFFを制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  6. 前記電力供給制御手段は、さらに前記記録データによる記録動作が完了したときには、前記データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を再開するよう制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記データの受信がない場合には、前記複数のインタフェース全てには電力が供給され、データ受信待ち状態にあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 前記記録を行なうためにインクジェット記録ヘッドをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の記録装置。
  9. 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 複数の通信インタフェースを用いて複数のホストとの通信が可能であり、前記複数のホストからデータを受信して記録を行なう記録装置の構成要素各部に電力を供給するための電力供給制御方法であって、
    前記複数のインタフェースのいずれからデータを受信したのかを判別する判別工程と、
    前記判別工程における判別結果に従って、前記データを受信したインタフェース以外のインタフェースに対する電力供給を停止するよう制御する電力供給制御工程とを有することを特徴とする電力供給制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008098850A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sharp Corp 記録装置
JP2008193170A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Sharp Corp 記録再生装置
JP2015230565A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 アルプス電気株式会社 通信機器

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