JP2005131097A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 迫真の演出内容を遊技者に齟齬なく認識させることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】 リーチがスペシャルリーチに発展したときには可動部材43が狙撃位置に移動する。この状態で可動部材43から実際の煙が噴出し、煙の噴出の連動してロボットがよろけるアニメーション画面が表示される。この場合、実物の煙を用いて演出が行われるので、演出のリアリティが高まる。しかも、噴煙演出と映像演出とを単一の図柄制御装置によって行っているので、両演出が時間的にずれ難くなり、ロボットがよろけて倒れる演出内容が遊技者に齟齬なく伝わるようになる。
【選択図】 図23

Description

本発明は、大当りおよび外れの判定結果を遊技者に報知する報知遊技を映像・音・光・可動部材等の演出要素によって演出する構成の遊技機に関する。
上記遊技機には図柄表示器の表示内容に連動して可動部材を動作させ、図柄表示器の表示内容を可動部材の挙動によって視覚的に演出する構成のものがある。例えば識別図柄の変動停止状態でハンマを移動操作し、識別図柄がハンマによって叩かれることで再変動する演出を行う構成のものがある。この構成の場合、サブ制御装置によって図柄表示器の表示内容を制御し、サブ制御装置にコマンドを送信するメイン制御装置によって可動部材の動作内容を制御している。
特開2001−25546号公報
上記従来構成の場合、サブ制御装置とメイン制御装置との間で制御タイミングを同期させ難く、可動部材の動作タイミングが図柄表示器の表示内容に対して時間的にずれることがあるので、遊技者に演出内容が齟齬を持って伝わる虞れがある。しかも、可動部材として実物を抽象化した模型を使用しているので、演出のリアリティに乏しい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、迫真の演出内容を遊技者に齟齬なく認識させることができる遊技機を提供することにある。
<請求項1に係る発明>
請求項1に係る発明は煙を実際に噴出させることで演出のリアリティを高め、噴煙演出および噴煙演出に連動するその他演出を単一のサブ制御装置によって制御することで両者の時間的整合性を高めるものであり、主な用語の意義は次の通りである。
1)加熱手段:燃料を加熱することに基いて煙を生成するものである。具体的には棒状不燃物の外周部に加熱手段として線状ヒータを巻回し、線状ヒータに通電することで棒状不燃物に含浸したオイルを不完全燃焼させることが好ましい。
2)噴煙手段:煙を噴煙口から噴出させるものであり、例えば加熱手段の下流側に配置された吐気用の送風機および加熱手段の上流側に配置された吸気用の送風機が噴煙手段に該当する。この噴煙口は煙を遊技盤の前面側で噴出するものであり、煙の噴出は遊技者が前方から視覚的に認識可能な態様で行われる。この煙の噴出は図柄表示器の表示内容・スピーカの鳴動内容・光源の発光内容・可動部材の挙動内容等のその他演出に連動して行うことが好ましく、連動とは遊技者が煙の噴出とその他演出との関係を把握できる連動状態を称する。
3)駆動制御手段:加熱手段および噴煙手段の双方を駆動制御する単一の制御装置を称するものであり、図柄制御手段・音制御手段・光制御手段の少なくともいずれかから構成されたものである。これら図柄制御手段・音制御手段・光制御手段はメイン制御装置からのコマンドに応じて遊技部品を制御するサブ制御手段であり、当落の判定結果を遊技者に報知する報知遊技を組成する要素として図柄表示器・スピーカ・光源を制御し、報知遊技を演出するものである。ここで当落の判定結果を報知するとは大当りおよび外れのいずれが判定されたかを報知することを称するものであり、大当りおよび外れの判定結果を報知すると同意語である。この報知遊技には例えば特別図柄遊技が該当し、特別図柄遊技とは大当りの判定時に識別図柄を大当りの態様で可変停止させ、外れの判定時に外れの態様で可変停止させることで当落の判定結果を報知する遊技である。
<請求項2に係る発明について>
請求項2に係る発明は加熱手段を噴出タイミングの到来に先立って発熱させることに基いて煙を容器内に貯留しておき、噴煙手段を煙の貯留状態で駆動することに基いて煙を噴出タイミングで噴煙口から噴出させるものである。
<その他発明1について>
その他発明1は噴出口から噴出された煙を排気する排気手段を設け、噴出口の近傍に位置する透明窓に煤が付着することを防止するものである。
<その他発明2について>
その他発明2は加熱手段の冷却および煙の排気の双方を排気手段によって行うものであり、加熱手段の冷却は加熱手段に冷却風を吹付けることで直接的に行っても良く、加熱手段の収納容器に冷却風を吹付けることで間接的に行っても良い。
<その他発明3について>
その他発明3は噴煙演出および排煙処理の双方を含んだ演出パターンを設定し、両者を共通の演出パターンの中で実行するものである。ここで噴煙演出とは映像・音・光・可動部材等のその他演出要素を用いたその他演出に時間的に連動して噴煙口から煙を噴出する行為を称し、排煙処理とは噴煙口から噴出された煙を強制的に排出する行為を称する。
<その他発明4について>
その他発明4は噴煙演出を演出パターンの中で実行し、排煙処理を演出パターンとは別個に独立して実行するものであり、排煙処理は報知遊技および大当り遊技の双方が停止し且つ報知遊技の保留が存在しない実質的な遊技停止状態で行うことが好ましい。
<その他発明5について>
その他発明5は発煙用の燃料が補給値に減少したことを検出する検出手段および検出手段の検出結果を報知する報知手段を設け、パチンコホールの従業員に燃料の補給が必要なことを報知するものである。
<その他発明6について>
その他発明6は煙の噴出態様をソフトウェア的に監視し、噴出態様の監視結果に基いて燃料が補給値に減少したことを検出するものである。この煙の噴出態様とは噴出回数の累積値・噴出時間の累積値・噴煙演出回数の累積値等の測定結果を称するものであり、噴出態様の測定結果が予め設定された補給値に到達したときには報知手段を用いて燃料の補給をパチンコホールの従業員に報知すると良い。
<その他発明7について>
その他発明7は燃料が補給値に減少したことを報知する報知動作を報知遊技の停止状態で行うものである。この報知動作は演出手段によって行われるものであり、演出手段とは大当りおよび外れの判定結果を遊技者に報知する報知遊技を映像・音・光・可動部材等によって演出する演出要素を称する。
請求項1に係る発明によれば、遊技盤の前面側に煙を実際に噴出させているので、演出のリアリティが高まる。しかも、噴煙演出とその他演出とを単一の制御手段によって行っているので、噴煙演出とその他演出とが時間的にずれ難くなり、遊技者に演出内容を齟齬なく伝えることができる。さらに、噴煙演出を下位のサブ制御手段に分担させているので、上位のメイン制御手段の処理的負担が軽減される。
請求項2に係る発明によれば、噴煙手段を煙の貯留状態で駆動することに基いて煙を噴煙口から噴出させている。このため、煙の噴出タイミングが噴煙手段の駆動タイミングに近付くので、煙を予め設定された噴出タイミングで正確に噴出させる制御を容易に行うことができる。
燃料を電気ヒータによって加熱することで煙を生成し、煙を送風機によって遊技盤の前面側に送風することで噴煙演出を行う。この噴煙演出を表示制御装置に分担させることで映像的演出と噴煙演出とを時間的に整合させ、迫真の演出内容を遊技者に齟齬なく認識させる。以下、当該形態の実施例を図面に基いて説明する。
パチンコホールの台島には、図7に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には、図6に示すように、下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。また、前枠2の前面には下皿板3の上方に位置して上皿板5が装着されており、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。この上皿板5の後面には右端部に位置してスピーカ7が固定されており、スピーカ7の駆動時にはスピーカ7から前方の遊技者に遊技音が出力される。尚、スピーカ7は鳴動手段・演出手段・演出要素に相当するものである。
下皿板3の前面には右端部に位置してハンドル台8が固定されており、ハンドル台8には発射ハンドル9が前後方向へ延びる水平な軸を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル9の後方には、図7に示すように、発射モータ10が固定されており、発射モータ10の回転軸には、図6に示すように、打球槌11が連結されている。この発射モータ10は打球槌11の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル9が図6の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ10に駆動電源が与えられ、打球槌11が駆動することに基づいて上皿6内のパチンコ球を上皿6内から弾き出す。
前枠2の前面には、図6に示すように、矩形状の窓枠12が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されており、窓枠12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。また、前枠2の後面には額縁状の機構盤が固定されている。この機構盤には製方形状の遊技盤14(図3参照)が着脱可能に保持されており、遊技盤14は窓枠12のガラス窓13により前方から覆われている。
遊技盤14の前面には、図3に示すように、外レール15および内レール16が固定されている。これら外レール15および内レール16間には左側部に位置して発射通路17が形成されており、打球槌11が弾いたパチンコ球は発射通路17内を通って上昇する。また、遊技盤14には遊技領域18が形成されており、遊技領域18内には複数の障害釘19が打込まれている。この遊技領域18は外レール15および内レール16によって囲まれた円形領域(発射通路17の残余領域)を称するものであり、発射通路17内を上昇するパチンコ球は発射通路17の出口20を通して遊技領域18内に左上部から放出され、障害釘19に当りながら遊技領域18内を落下する。即ち、遊技領域18は発射通路17の出口20から放出されたパチンコ球が転動可能な転動領域に相当するものである。
窓枠12には、図6に示すように、ガラス窓13の外周部に位置して有色半透明な複数のランプカバー21が固定されており、各ランプカバー21の後方には複数のLED22が配置されている。これら各LED22は遊技盤14に固定されたものであり、各ランプカバー21は後方のLED22が発光することに基いて照明される。尚、LED22は光源・演出手段・演出要素に相当するものである。
遊技盤14の前面には、図3に示すように、表示器ユニット30が固定されている。この表示器ユニット30は遊技領域18内に配置されたものであり、次のように構成されている。
<表示器ユニット30について>
遊技盤14には、図4に示すように、遊技領域18内に位置して開口部23が形成されており、開口部23内には表示台板31の筒部32が嵌合されている。この表示台板31は横長な長方形状の開口部33を有するものであり、表示台板31の後面には筒部32の内周部に位置して図柄表示器34が固定されている。この図柄表示器34は横長な長方形状のカラー液晶画面を有するものであり、図柄表示器34の液晶画面は開口部33を通して前方から視覚的に認識可能にされている。尚、図柄表示器34は演出手段および演出要素に相当するものである。
図柄表示器34の液晶画面には特別図柄領域TEが形成されており、特別図柄領域TE内には特別図柄および装飾図柄が表示される。特別図柄は左列・中列・右列の3列の数字図柄からなるものであり、3列の数字図柄の組合せに応じて遊技者に大当りおよび外れを報知する識別図柄として機能する。装飾図柄は3列の数字図柄の組合せが決まる様子を映像的に演出するアニメーション画面の構成要素として機能するものであり、遊技者にはアニメーション画面のストーリー展開に応じて大当りおよび外れの判定結果が感覚的に報知される。
図柄表示器34の液晶画面には保留球領域HEが形成されている。この保留球領域HEは特別図柄領域TEの残余の隅領域を称するものであり、保留球領域HE内には保留球数が数値で表示される。この保留球数とは特別図柄の変動表示を即座に開始することができないタイミングでパチンコ球が始動口100内に入賞することに基いて加算されるものであり、特別図柄遊技の待機回数を示している。
図柄表示器34の後面には図柄基板ケースが固定されており、図柄基板ケース内には図柄制御基板が収納されている。この図柄制御基板には、図8に示すように、図柄制御装置35および駆動回路36が搭載されており、図柄表示器34は駆動回路36を介して図柄制御装置35に電気的に接続されている。この図柄制御装置35は図柄表示器34の表示内容を制御する図柄制御手段に相当するものであり、CPU37・VDP38・ROM39・RAM40・I/O41を有している。この図柄制御装置35はバックアップ電源を有するものであり、主電源の遮断時にはRAM40にバックアップ電源が供給されることに基いてRAM40の全ての記録データがバックアップされる。尚、図柄制御装置35は駆動制御手段・図柄制御手段・サブ制御手段・噴煙制御手段・排煙制御手段に相当するものである。
表示台板31の前面には、図4に示すように、右端部に位置して装飾部材42が固定されている。この装飾部材42は人を模した板状をなすものであり、装飾部材42には可動部材43の右端部が軸44を中心に回動可能に装着されている。この可動部材43はピストルを握る人の腕を模した板状をなすものであり、図5の(b)に示すように、ピストルを構えた待機状態(実線参照)と図柄表示器34の左右方向中央部を狙う狙撃状態(二点鎖線参照)とを含んだ4段階に回動操作される。尚、可動部材43は演出手段・演出要素に相当するものである。
表示台板31の後面には、図4に示すように、筒部32の内周部に位置してステッピングモータからなる狙撃モータ45が固定されている。この狙撃モータ45の回転軸には可動部材43が連結されており、狙撃モータ45は可動部材43を軸44を中心に待機状態および狙撃状態間で回動操作する駆動源として機能する。この狙撃モータ45は、図8に示すように、駆動回路36を介して図柄制御装置35に電気的に接続されており、図柄制御装置35は狙撃モータ45を駆動回路36を通して回転制御することに基いて可動部材43を回動操作する。以下、可動部材43の駆動機構160を図28および図29に基いて説明する。
狙撃モータ45の回転軸にはL字状の主動アーム161が固定されている。この主動アーム161の先端部にはピン162が固定されており、ピン162はフレーム163の内周面にスライド可能に嵌合されている。このフレーム163は操作アーム164の右端部に形成されたものであり、操作アーム164は表示台枠31のブラケット165に左右方向へスライド可能に支持されている。従って、狙撃モータ45の回転軸が回転することに基いて操作アーム164が左右方向へスライドする。
操作アーム164の左端部にはL字状の従動アーム166が回動可能に装着されており、従動アーム166には連結バー167の後端部が固定されている。この連結バー167の前端部には可動部材43が固定されており、可動部材43は狙撃モータ45の回転に連動して操作アーム164が左右方向へスライドすることに基いて軸44を中心に図28の待機状態および図29の狙撃状態間で回動する。駆動機構160は以上のように構成されている。
表示台板31の後面には、図4に示すように、筒部32の内周部に位置して発煙ケース46が固定されている。この発煙ケース46は、図1に示すように、両端面が閉塞された水平な円筒状をなすものであり、発煙ケース46内には垂直な仕切板47が固定されている。この仕切板47は発煙ケース46内を右方のケーシング室48および左方の発煙室49に区画するものであり、ケーシング室48の周壁には貫通孔状の吸気口50が形成され、仕切板47には貫通孔状の吐出口51が形成されている。尚、発煙室49は貯留室に相当するものである。
ケーシング室48内には噴煙手段および送風手段に相当する送風装置52が固定されている。この送風装置52は送風モータ53の回転軸に送風ファン54を固定したものであり、送風モータ53としてはブラシ付直流モータが使用され、送風ファン54としては軸流形のプロペラファンが使用されている。この送風装置52は円筒状のケーシング室48をファンケーシングとするものであり、送風装置52の駆動時には外気が吸気口50を通してケーシング室48内に吸引され、吐出口51を通して発煙室49内に吐出される。この送風装置52の送風モータ53は、図8に示すように、駆動回路36を介して図柄制御装置35に電気的に接続されており、図柄制御装置35は送風モータ53を駆動回路36を通して駆動制御する。
発煙室49の隔壁には、図1に示すように、貫通孔状の注油口55が形成されている。この注油口55にはゴム製のキャップ56が着脱可能に装着されており、キャップ56は弾性復元力で注油口55の内周面に密着することに基いて注油口55を気密状態に閉塞している。この注油口55は発煙室49内に発煙用の燃料を注入するためのものであり、燃料としてはメルクリン発煙オイルが使用されている。この発煙室49は貯留可能な有効燃料量が「50ml」に設定されたものであり、有効燃料量とは発煙室49内に満杯液面Lまで燃料を注入したときの燃料量を称する。
発煙室49内には底部に位置して貯油部材57が収納されている。この貯油部材57はグラスウール等の難燃性繊維を材料に形成されたものであり、貯油部材57には燃料が含浸されている。また、発煙室49内には垂直な棒状の吸油部材58が収納されており、吸油部材58の下面は貯油部材57の上面に接触している。この吸油部材58はグラスウール等の難燃性繊維を材料に形成されたものであり、吸油部材58には燃料が毛管現象によって吸上げられている。
吸油部材58の外周面には加熱手段に相当するニクロム線ヒータ59が巻回されており、ヒータ59の発熱時には吸油部材58中に含浸された燃料が不完全燃焼することに基いて白煙が生成される。このヒータ59は、図8に示すように、駆動回路36を介して図柄制御装置35に電気的に接続されており、図柄制御装置35はヒータ59を駆動回路36を通して駆動制御する。
発煙室49には、図1に示すように、筒状の差込口60が形成されており、差込口60にはゴムチューブ61の右端部が接続されている。このチューブ61の左端部は可動部材43の後面に固定されており、送風装置52が白煙の生成状態で駆動したときには白煙がチューブ61の左端部から吐出されることに基いてピストルから白煙が上がる演出が行われる。尚、チューブ61は噴煙口に相当するものである。
表示台枠31の後面には、図5の(b)に示すように、筒部32の内周部に位置してファンケーシング62が固定されている。このファンケーシング62は、図5の(a)に示すように、渦巻室63およびダクト64を有する渦巻状をなすものであり、ダクト64には後面が開口する排気口65が形成され、渦巻室63の前板には吸気口66が形成されている。この吸気口66は貫通孔状をなすものであり、図5の(b)に示すように、待機状態にある可動部材43の後方に配置されている。
ファンケーシング62の後面には、図5の(a)に示すように、排気モータ67が固定されている。この排気モータ67はブラシ付直流モータからなるものであり、排気モータ67の回転軸には排気ファン68が固定されている。この排気ファン68は遠心形のシロッコファンから構成されたものであり、渦巻室63内に収納されている。尚、符合69はファンケーシング62と排気モータ67と排気ファン68から構成された排気装置を示すものであり、排気装置69は排煙手段および送風手段に相当する。
表示台枠31には、図5の(b)に示すように、複数の貫通孔からなる排煙口70が形成されている。この排煙口70はファンケーシング62の吸気口66の前方に対向配置されたものであり、排気装置69の駆動時にはチューブ61から噴出された白煙が排煙口70および吸気口66を通してファンケーシング62内に吸引され、ファンケーシング62の排気口65を通して遊技盤14の後方へ排出される。この排気装置69の排気モータ67は、図8に示すように、駆動回路36を介して図柄制御装置35に電気的に接続されており、図柄制御装置35は排気モータ67を駆動回路36を通して駆動制御する。
表示台枠31には、図4に示すように、左側部に位置して収納室71が形成されている。この収納室71は前面が開口する空間状をなすものであり、収納室71内には可動部材および装飾部材に相当する糸マグネット人形72が前方から視覚的に認識可能に収納されている。この人形72は糸および永久磁石の協働作用で予測不能な非安定的挙動を呈するものであり、人形72の詳細構成は次の通りである。
収納室71内には、図2に示すように、ケース73が固定されている。このケース73は上面が開口する箱状をなすものであり、ケース73の上面には板状のカバー74が固定されている。このカバー74には円筒状をなす2本のボス75が形成されており、カバー74は下方からケース73を通して両ボス75の内周面にネジを締込むことに基いてケース73に固定されている。このケース73内にはホルダ76が収納されている。このホルダ76は両ボス75の外周面に上下方向へスライド可能に嵌合されたものであり、ホルダ76には両ボス75間に位置して操作部材に相当する永久磁石77が固定されている。
カバー74の上面には構成部品に相当する2本の脚部78が固定されており、両脚部78の上面には構成部品に相当する胴下部79が載置されている。この胴下部79の上面には構成部品に相当する胴本体部80が載置されており、胴本体部80の左右両側部には腕部81が軸82を中心に回動可能に装着され、胴本体部80の上端部には頭部83が軸84を中心に回動可能に装着されている。この胴本体部80内には滑車85が軸86を中心に回動可能に装着されており、滑車85には線材に相当する糸87が装着されている。この糸87の左端部は胴本体部80・胴下部79・左方の脚部78を通してホルダ76に固定され、糸87の右端部は胴本体部80・胴下部79・右方の脚部78を通してホルダ76に固定されている。
表示台枠31にはケース73の下方に位置して複数の圧縮コイルスプリング88の下端部が固定されており、複数のスプリング88の上端部には駆動部材に相当する鉄製の磁性板89が固定されている。この磁性板89は複数のスプリング88のばね力で上方の磁気結合位置に保持されたものであり、磁性板89が磁気結合位置に保持された状態では永久磁石77が磁性板89に磁気的に吸引されることに基いてホルダ76が下降し、糸87が緊張状態に保持される。この糸87の緊張状態では胴下部79および胴本体部80が起立し、人形72が直立状態に保持される。また、磁性板89がスプリング88のばね力に抗して下方の磁気遮断位置に移動したときには永久磁石77および磁性板89間の磁気的結合が解除され、糸87が弛緩状態になることに基いて人形72が予想不能な非安定的挙動を呈する。具体的には胴下部79および胴本体部80が起立する状態・胴本体部80だけが自重で前方または後方へ倒れる状態・胴本体部80および胴下部79の双方が自重で前方または後方へ倒れる状態がランダムに発生する。
表示台枠31の後面には、図4に示すように、収納室71の後方に位置して台座90が形成されており、台座90の後面は遊技盤14の後面に対して後方に突出している。この台座90の後面には電磁ソレノイドからなる人形ソレノイド91が固定されており、人形ソレノイド91の全ては遊技盤14の後面に対して後方に突出している。この人形ソレノイド91のプランジャ92には、図2に示すように、圧縮コイルスプリングからなるリターンスプリング93が挿入されており、人形ソレノイド91の通電時にはプランジャ92がリターンスプリング93のばね力に抗して後方へ後退し、人形ソレノイド91の断電時にはプランジャ92がリターンスプリング93のばね力で前方へ前進する。尚、人形ソレノイド91は駆動源に相当するものである。
表示台枠31内には、図4に示すように、人形ソレノイド91の前方に位置して滑車94が左右方向へ延びる水平な軸95(図2参照)を中心に回動可能に装着されている。この滑車94には、図2に示すように、ワイヤ96が装着されており、ワイヤ96の後端部は人形ソレノイド91のプランジャ92に連結されている。このワイヤ96の前端部は磁性板89に連結されており、人形ソレノイド91の通電時にはワイヤ96がプランジャ92に連動して後退することに基いて磁性板89が下方の磁気遮断位置に移動し、人形ソレノイド91の断電時には磁性板89がスプリング88のばね力で上方の磁気結合位置に移動する。この人形ソレノイド91は、図8に示すように、駆動回路36を介して図柄制御装置35に電気的に接続されており、図柄制御装置35は駆動回路36を通して人形ソレノイド91を駆動制御することで人形72を動作させる。
表示台枠31には、図2に示すように、磁気抑制部材に相当するシールド97が固定されている。このシールド97は収納室71の内周面に沿う筒状をなすものであり、アルミニウム等の磁気遮断材から形成されている。このシールド97は永久磁石77および磁性板89を外周側(パチンコ球の転動側)から覆うことで遊技領域18内を落下するパチンコ球に磁力が作用することを防止するものであり、パチンコ球が磁力で永久磁石77および磁性板89側に吸引されることに基いてパチンコ球の落下軌跡が変化することを防止している。表示器ユニット30は以上のように構成されている。
遊技盤14の遊技領域18内には、図3に示すように、表示器ユニット30の下方に位置して始動口100が固定されている。この始動口100はパチンコ球の入賞口に相当するものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この始動口100内には近接スイッチからなる始動口センサ101(図8参照)が固定されており、始動口センサ101は始動口100内にパチンコ球が入賞したことを検出して始動信号を出力する。
遊技盤14の遊技領域18内には、図3に示すように、始動口100の下方に位置して大入賞口台板102が固定されており、大入賞口台板102には前面が開口する四角筒状の大入賞口103が固定されている。また、大入賞口台板102には扉104が下端部の水平な軸105を中心に回動可能に装着されており、扉104は大入賞口ソレノイド106(図8参照)のプランジャに機械的に連結されている。この大入賞口ソレノイド106は大入賞口台板102の後面に固定されたものであり、扉104を垂直状態に回動操作することに基づいて大入賞口103の前面を閉鎖し、扉104を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて大入賞口103の前面を開放する。この大入賞口103内には近接スイッチからなるカウントセンサ107(図8参照)が固定されており、カウントセンサ107は大入賞口103内にパチンコ球が入賞したことを検出してカウント信号を出力する。尚、大入賞口103は入賞口に相当するものである。
遊技盤14の後面には、図7に示すように、表示器ユニット30の後方に位置してセンタカバー108が着脱可能に装着されており、センタカバー108には複数の通気口168が形成されている。このセンタカバー108は前面が開口する容器状をなすものであり、図柄表示器34・図柄基板ケース・狙撃モータ45・発煙ケース46・送風モータ53・ファンケーシング62・排気モータ67・人形ソレノイド91は後方からセンタカバー108によって覆われている。
遊技盤14の後面にはセンタカバー108内に位置して音光基板ケースが固定されており、音光基板ケース内には音光基板が収納されている。この音光基板には、図8に示すように、音制御装置109および駆動回路110が搭載されており、スピーカ7は駆動回路110を介して音制御装置109に電気的に接続されている。この音制御装置109はCPU111・ROM112・RAM113・I/O114を有するものであり、駆動回路110を通してスピーカ7を鳴動制御する。尚、音制御装置109は音制御手段およびサブ制御手段に相当するものである。
音光基板には光制御装置115および駆動回路116が搭載されており、複数のLED22は駆動回路116を介して光制御装置115に電気的に接続されている。この光制御装置115はCPU117・ROM118・RAM119・I/O120を有するものであり、駆動回路116を通して複数のLED22を発光制御する。この光制御装置115にはリセットスイッチ121が電気的に接続されている。このリセットスイッチ121はセンタカバー108の除去状態で操作される自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、リセットスイッチ121のオン操作時にはリセットスイッチ121から光制御装置115にリセット信号が出力される。尚、光制御装置115は光制御手段およびサブ制御手段に相当するものである。
前枠2の後面には、図7に示すように、メインセット122が着脱可能に装着されている。このメインセット122はセンタカバー108を囲う矩形枠状をなすものであり、センタカバー108はメインセット122の内周部に収納されている。このメインセット122の後面には上端部に位置して球タンク123が固定されている。この球タンク123は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク123内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット122の後面にはタンクレール124が固定されている。このタンクレール124は傾斜樋状をなすものであり、タンクレール124の右端部は球タンク123に接続されている。
メインセット122の左側部には賞球払出装置125が着脱可能に装着されている。この賞球払出装置125は払出モータ126(図8参照)を駆動源とするものであり、パチンコ球が始動口100内および大入賞口103内に入賞することに基づいてパチンコ球を賞品球として放出する。
メインセット122には下皿通路が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球払出装置125に接続されており、賞球払出装置125から放出されたパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路が設けられている。この上皿通路は上皿6に接続されており、賞球払出装置125から放出されたパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿6内に払出される。また、下皿通路の下端部は下皿4に接続されており、パチンコ球が上皿6内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿4内に払出される。
メインセット122の後面には、図7に示すように、センタカバー108の下方に位置してメイン基板ケース127が固定されている。このメイン基板ケース127内にはメイン基板が収納されており、メイン基板には、図8に示すように、メイン制御装置128が搭載されている。このメイン制御装置128はCPU129・ROM130・RAM131・I/O132を有するものであり、メイン制御装置128には始動口センサ100およびカウントセンサ107が電気的に接続されている。また、メイン制御装置128には駆動回路133を介して大入賞口ソレノイド106が電気的に接続されている。この駆動回路133はメイン基板に搭載されたものであり、メイン制御装置128は大入賞口ソレノイド106を駆動回路133を通して駆動制御し、大入賞口103の扉104を開閉操作する。
メインセット122の後面には、図7に示すように、メイン基板ケース127の前方に位置して払出基板ケース134が固定されており、払出基板ケース134内には払出基板が収納されている。この払出基板には、図8に示すように、払出制御装置135が搭載されており、払出制御装置135はメイン制御装置128に電気的に接続されている。この払出制御装置135はCPU136・ROM137・RAM138・I/O139を有するものであり、メイン制御装置128は始動口センサ100からの始動信号およびカウントセンサ107からのカウント信号を検出することに基いて払出制御装置135に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。
払出制御装置135には駆動回路140を介して払出モータ126が電気的に接続されている。この駆動回路140は払出基板に搭載されたものであり、払出制御装置135は駆動回路140を通して払出モータ126を駆動制御する。この払出モータ126の回転量は払出制御装置135がメイン制御装置128からの賞球コマンドを検出することに基いて賞球データに応じて設定するものであり、払出制御装置135は払出モータ126を駆動制御することに基づいて賞球払出装置125から上皿6内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。
メイン制御装置128には演出制御装置141が電気的に接続されている。この演出制御装置141はCPU142・ROM143・RAM144・I/O145を有するものであり、メイン制御装置128は始動口センサ100からの始動信号を検出したことを条件に制御データを設定し、演出制御装置141に制御データを出力する。この演出制御装置141には図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115が電気的に接続されており、演出制御装置141はメイン制御装置128からの制御データに基いて演出パターンを設定し、図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に出力する。この演出パターンはアクチュエータの駆動内容を時系列で示すシーケンスデータからなるものであり、図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115は演出制御装置141からの演出パターンに基いてアクチュエータを駆動制御する。この演出制御装置141は図柄制御装置35と音制御装置109と光制御装置115とを統合的に制御する統合制御手段として機能するものであり、演出制御手段・サブ統括制御手段・検出手段・監視手段にも相当する。
次に上記構成の作用について説明する。
<メイン制御装置128の内部処理について>
メイン制御装置128のCPU129は電源が投入されると、図9のステップS1でランダムカウンタR1〜R4の計測値,ノーマルカウンタN1の計測値,タイマT1の計測値,各種フラグの設定結果,大当りの判定結果,特別図柄の設定結果,変動パターンの設定結果等のRAM131の全データおよびI/O132を初期設定する。そして、ステップS2へ移行し、ステップS2〜S8をループ状に繰返す。
CPU129はステップS2へ移行すると、ランダムカウンタR1・R3・R4の現在の計測値に「1」を加算する。ランダムカウンタR1は、図13に示すように、外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分けるものであり、初期値「0」から上限値「359」に加算された後に「0」に戻って循環的に加算される。このランダムカウンタR1は変動パターンを選択するパラメータとしても機能するものであり、変動パターンとは左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄の組合せが決まる様子を映像・音・光・煙等で演出する演出パターンを設定するパラメータを称する。ランダムカウンタR3は大当りの判定時に大当り図柄を大当り図柄群「1〜12」の中から選択するものであり、初期値「0」から上限値「11」に加算された後に「0」に戻って循環的に加算される。
ランダムカウンタR4は左列の特別図柄,中列の特別図柄,右列の特別図柄を「1〜12」の特別図柄群の中から選択するものであり、完全外れおよび外れリーチの判定時にのみ活用される。このランダムカウンタR4は3桁のカウンタからなるものであり、1桁目は、図14に示すように、「0」から「11」に加算された後に「0」に戻ってリング状に加算されれる。この1桁目の加算処理はメインプログラムの1ループ毎に「1」ずつ行われるものであり、2桁目は1桁目が「11」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「11」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算される。
CPU129は図9のステップS2でランダムカウンタR1・R3・R4を加算すると、ステップS3でランダムカウンタR4の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS4でランダムカウンタR4の加算結果をRAM131の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアには左列および右列が相違する完全外れ図柄が格納され、完全外れ図柄エリアの格納データはメインプログラムがループすることに基いて更新される。
CPU129はステップS3でランダムカウンタR4の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS5でランダムカウンタR4の1桁目と2桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS6でランダムカウンタR4の加算結果をRAM131の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアには左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄が格納され、外れリーチ図柄エリアの格納データはメインプログラムがループすることに基いて更新される。
CPU129はステップS7へ移行すると、INT信号の有無を判断する。このINT信号はメイン制御装置128のタイマ回路から4msec毎に出力されるものであり、CPU129はステップS7でタイマ回路からのINT信号を検出したときにはステップS8へ移行する。ここでタイマ割込みプログラムを起動し、タイマ割込みプログラムに従って処理動作を実行する。以下、タイマ割込みプログラムについて説明する。
CPU129は図10のステップS10へ移行すると、ランダムカウンタR2の現在の計測値に「1」を更新する。このランダムカウンタR2は大当りの発生の有無を判定する大当りカウンタに相当するものであり、初期値「0」から上限値「359」に加算された後に「0」に戻って循環的に加算される。
CPU129はステップS11へ移行すると、始動口センサ100からの始動信号の有無を判断する。ここで始動信号を検出したときにはステップS12でランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得し、ステップS13で確率変動モードの設定状態を判断する。この判断処理は確率変動フラグの設定状態に基づいて行われるものであり、CPU129は確率変動フラグがオフ状態にセットされていることを検出したときには確率変動モードが無効化されていると判断してステップS14へ移行し、確率変動フラグがオン状態にセットされていることを検出したときには確率変動モードが有効化されていると判断してステップS15へ移行する。
CPU129はステップS14へ移行すると、ステップS12で取得した大当り判定用のランダムカウンタR2を1個の大当り値「7」と比較する。ここでランダムカウンタR2の取得結果が1個の大当り値と相違していることを検出したときには外れと判定し、ランダムカウンタR2の取得結果が1個の大当り値と同一であることを検出したときには大当りと判定する。即ち、確率変動モードの無効状態では大当りが「1/360」の低確率で判定される。
CPU129はステップS15へ移行すると、ステップS12で取得した大当り判定用のランダムカウンタR2を4個の大当り値「3・5・7・11」と比較する。ここでランダムカウンタR2の取得結果が4個の大当り値のいずれとも同一でないことを検出したときには外れと判定し、ランダムカウンタR2の取得結果が4個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときには大当りと判定する。即ち、確率変動モードの有効状態では大当りが「4/360」の高確率で判定される。
CPU129は大当りおよび外れを判定すると、ステップS16で大当りおよび外れの判定結果を検出する。ここで大当りを検出したときにはステップS17へ移行し、ランダムカウンタR3の取得結果に基いて大当り図柄を設定する。この大当り図柄は左列・中列・右列が同一の揃い数字からなるものであり、CPU129は各列の数字を「R3+1」に設定する。例えばランダムカウンタR3の取得結果が「6」であるときには数字図柄「7」が設定され、大当り図柄が「777」に設定される。
CPU129はステップS17で大当り図柄を設定すると、ステップS18で変動パターンを設定する。この変動パターンは、上述したように、演出パターンを設定するためのパラメータとして機能するものであり、大当りの判定時には変動パターンがスペシャルリーチ用の特定値「SP1」に一義的に設定される。この変動パターン「SP1」の設定時には可動部材43を現在位置から狙撃位置に移動操作し、可動部材43の狙撃位置停止状態でチューブ61から煙を噴出させる特別図柄遊技用の演出パターンが設定される。そして、特別図柄遊技後に大当り遊技が行われ、大当り遊技の終了後に可動部材43が狙撃位置から待機位置に移動操作される。即ち、大当りの判定時には実際の白煙を用いた噴煙演出が行われ、可動部材43が狙撃位置から待機位置に復帰する。
CPU129はステップS18で変動パターンを設定すると、ステップS19でカウンタN1を「0」にリセットする。このカウンタN1は可動部材43の回動位置を示すものであり、CPU129はカウンタN1を「0」にリセットすることに基いて可動部材43が待機位置に復帰することを事前に計測する。
CPU129はステップS19で回動位置の事前計測を行うと、ステップS20で確率変動モードの獲得状態を判断する。この確率変動モードの獲得状態は大当り図柄の設定結果に応じて判断されるものであり、CPU129は大当り図柄の設定結果が奇数であることを検出したときには確率変動モードの獲得と判定し、ステップS21で確率変動フラグをオン状態にセットすることに基いて確率変動モードを有効化する。また、大当り図柄の設定結果が偶数であることを検出したときには確率変動モードの非獲得と判定し、ステップS22で確率変動フラグをオフ状態にセットすることに基いて確率変動モードを無効化する。即ち、確率変動モードの獲得の有無は大当りの発生を条件に「1/2」の確率で振分けられる。
CPU129はステップS16で外れを検出したときにはステップS23へ移行し、ステップS12で取得した外れリーチ判定用のランダムカウンタR1を40個の外れリーチ値「0〜39」と比較する。例えばランダムカウンタR1の取得結果が40個の外れリーチ値のいずれかと同一であるときには外れリーチと判定し、ランダムカウンタR1の取得結果が40個の外れリーチ値のいずれとも同一でないときには完全外れと判定する。
CPU129はステップS23で外れリーチおよび完全外れを判定すると、ステップS24で外れリーチおよび完全外れの判定結果を検出する。ここで外れリーチを検出したときにはステップS25へ移行し、RAM131の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR4の格納結果を検出する。そして、ランダムカウンタR4の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算し、外れリーチ図柄を設定する。例えばランダムカウンタR4の格納結果が「686」であるときには各列の数字に「1」が加算され、外れリーチ図柄が「797」に設定される。
CPU129はステップS25で外れリーチ図柄を設定すると、ステップS26でカウンタN1の現在の計測値を設定値「2」と比較する。この設定値「2」は、図5の(b)に示すように、可動部材43が狙撃位置の1個手前の狙撃直前位置にあることを示すものであり、CPU129は図10のステップS26で「N1≧2」を検出したときにはステップS27へ移行する。
CPU129はステップS27へ移行すると、変動パターンを設定する。この設定処理はランダムカウンタR1の取得結果に応じて行われるものであり、CPU129は「0≦R1<15」を検出したときには変動パターンをスペシャルリーチ用の特定値「SP1」に設定し、「15≦R1≦39」を検出したときには変動パターンをスペシャルリーチ用の特定値「SP2」に設定する。これら変動パターン「SP1」および「SP2」は可動部材43を現在位置から狙撃位置に移動操作して白煙を噴出させる噴煙演出を指示するものであり、可動部材43が狙撃直前位置に停止した状態で外れリーチが判定されたときにはランダムカウンタR1の取得結果に拘らず噴煙演出が強制的に行われる。この可動部材43の噴煙後の挙動は演出制御装置141が大当りの保留データの有無に応じて設定するものであり、具体的には保留データに大当りが存在するときには可動部材43を狙撃位置に保持し、大当りが存在しないときには演出パターンの中で狙撃位置から待機位置に復帰操作する。
メイン制御装置128のCPU129はステップS27でスペシャルリーチ用の変動パターンを設定すると、ステップS28でRAM131の保留データエリアの格納データを検出する。この保留データエリアは、図16に示すように、大当り・外れリーチ・完全外れの判定結果等がパチンコ球の入賞順に記録されるものであり、CPU129は図10のステップS28で保留データエリアに大当りの判定結果が格納されていることを検出したときにはステップS29でカウンタN1を「0」にリセットすることに基いて可動部材43が待機位置に復帰することを事前に記録し、大当りが格納されていることを検出したときにはステップS30でカウンタN1を「3」にセットすることに基いて可動部材43が狙撃位置に保持されることを事前に記録する。
CPU129はステップS26で「カウンタN1<2」を検出すると、ステップS31でランダムカウンタR1の取得結果に応じた変動パターンを設定する。即ち、可動部材43が狙撃位置および狙撃直前位置のいずれにも存在しないときには変動パターンがランダムカウンタR1の取得結果に応じて無作為的に設定される。
図15はメイン制御装置128のROM130に記録された変動パターン選択用のデータを示すものであり、CPU129は図10のステップS31で「0≦R1≦35」を検出したときには図15の記録データに基いてノーマルリーチ用の変動パターン「NP1」〜「NP4」を選択的に設定し、「36≦R1≦39」を検出したときには図15の記録データに基いて噴煙演出用の変動パターン「SP1」〜「SP2」を選択的に設定する。ノーマルリーチ用の変動パターン「NP1」〜「NP4」は白煙を用いない演出を指示するものであり、ノーマルリーチ用の変動パターンとして特定値「NP4」が設定されたときには可動部材43を現在位置から1段階だけ狙撃位置に近付ける移動演出が行われる。即ち、ノーマルリーチ「NP4」は可動部材43が図5の(b)の待機位置(N1=0)および狙撃始動位置(N1=1)のいずれかで停止していることを要件に選択されるものであり、ノーマルリーチ「NP4」の実行時には可動部材43が待機位置および狙撃始動位置から次の狙撃始動位置および狙撃直前位置に移動する。
CPU129は図10のステップS31で変動パターンを設定すると、ステップS32で変動パターンの設定結果を検出する。ここで変動パターンの設定結果が噴煙演出用の「SP1」または「SP2」であることを検出したときにはステップS28へ移行し、大当りの保留データの有無を判断する。そして、大当りの保留データが存在しないことを検出したときにはステップS29でカウンタN1を「0」にリセットすることに基いて可動部材43が待機位置に復帰することを事前に記録し、大当りの保留データが存在することを検出したときにはステップS30でカウンタN1を「3」にセットすることに基いて可動部材43が狙撃位置に保持されることを事前に記録する。
CPU129はステップS32で変動パターンの設定結果が噴煙演出用でないことを検出すると、ステップS33で変動パターンの設定結果をノーマルリーチ用の「NP4」と比較する。ここで変動パターンの設定結果が「NP4」であることを検出したときにはステップS34でカウンタN1に「1」を加算することに基いて可動部材43の移動位置を事前に記録する。
CPU129はステップS24で完全外れを検出したときにはステップS35へ移行し、RAM131の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR4の格納結果を検出する。そして、ランダムカウンタR4の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて完全外れ図柄を設定し、ステップS36で変動パターンを完全外れ用の「P」に設定する。例えばランダムカウンタR4の格納結果が「682」であるときにはステップS35で各列の数字に「1」が加算され、完全外れ図柄が「793」に設定される。
CPU129は図11のステップS37へ移行すると、変動表示時間を設定する。この変動表示時間は特別図柄遊技の開始から終了に至る所要時間を称するものであり、図15に示すように、変動パターンの設定結果に応じた値に設定される。
メイン制御装置128のRAM131には、図16に示すように、複数の保留データエリアが設けられている。これら保留データエリアには使用順序が割付けられており、メイン制御装置128のCPU129は図11のステップS38へ移行すると、未使用の保留データエリアのうち使用順序が最小のエリアに保留データを格納する。この保留データとは大当り・外れリーチ・完全外れの直前の判定結果,特別図柄の直前の設定結果,変動パターンの直前の設定結果,変動表示時間の直前の設定結果を総称するものであり、図16に示すように、例えば使用順序「1」〜「4」の保留データエリアに保留データが格納されているときには使用順序が最小の空欄の保留データエリア「5」に保留データが格納される。
CPU129は図11のステップS38で保留データを格納すると、ステップS39で演出制御装置141に保留コマンドおよび保留データを送信する。この保留データとはステップS38で格納した直前の保留データを称するものであり、CPU129はステップS39で保留データ等を送信すると、ステップS40でフラグの設定状態を判断する。このフラグは大当り遊技の実行中に大当り遊技にセットされ、特別図柄遊技の実行中に特別図柄遊技にセットされるものであり、CPU129はステップS40でフラグがオフされていることを検出したときには大当り遊技中ではないと判断してステップS41へ移行し、ステップS41で特別図柄遊技中ではないと判断してステップS42へ移行する。
CPU129はステップS42へ移行すると、保留データエリア「1」の格納状態を判断する。ここで保留データエリア「1」に保留データが格納されていることを検出したときにはステップS43へ移行し、保留データエリア「1」から保留データとして変動表示時間を検出する。そして、ステップS44でタイマT1に変動表示時間の検出結果をセットし、ステップS45で演出制御装置141に変動開始コマンドを送信する。この変動開始コマンドは演出制御装置141に特別図柄遊技の開始を指令するものであり、演出制御装置141は変動開始コマンドを検出することに基いて演出パターンを設定し、図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に演出パターンの設定結果および演出開始コマンドを送信することに基いて特別図柄遊技を開始する。
メイン制御装置128のCPU129は図11のステップS45で変動開始コマンドを送信すると、ステップS46でフラグに特別図柄遊技をセットすることに基いて特別図柄遊技中であることを記録する。そして、ステップS47でタイマT1の設定結果から設定値を減算することに基いて特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS48でタイマT1の減算結果を「0」と比較する。ここでタイマT1の減算結果が「0」であることを検出したときには特別図柄遊技が終了したと判断し、ステップS49で演出制御装置141に変動停止コマンドを送信する。この変動停止コマンドは演出制御装置141に特別図柄遊技の終了を指令するものであり、演出制御装置141は変動停止コマンドを検出することに基いて図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に演出終了コマンドを送信し、特別図柄遊技を終える。
メイン制御装置128のCPU129は図11のステップS49で変動停止コマンドを送信すると、図12のステップS50で保留データエリア「1」から大当り・外れリーチ・完全外れの判定結果を検出する。ここで外れリーチまたは完全外れを検出したときにはステップS51へ移行し、保留データエリアの保留データを整理する。この処理は保留データエリア「1」の格納データを消去し、保留データエリア「2」を含んだ以後に保留データが格納されているときには保留データを使用順序が1個前の保留データエリアに移動するものであり、例えば保留データエリア「1」〜「3」に保留データが格納されているときには保留データエリア「1」の保留データが消去され、保留データエリア「2」の保留データおよび保留データエリア「3」の保留データが1個前の保留データエリア「1」および保留データエリア「2」に移動される。
CPU129は図12のステップS50で大当りを検出すると、ステップS52で保留データエリアの格納データを整理する。この処理は、上述したように、保留データエリア「1」の格納データを消去し、保留データエリア「2」を含んだ以後に保留データが格納されているときには保留データを1個前の保留データエリアに移動するものであり、CPU129はステップS52で保留データエリアを整理すると、ステップS53で演出制御装置141に大当り開始コマンドを送信する。この大当り開始コマンドは大当り遊技の演出開始を指令するものであり、演出制御装置141は大当り開始コマンドを検出することに基いて大当り遊技用の演出パターンを設定し、図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に演出パターンの設定結果および演出開始コマンドを送信することに基いて大当り遊技の演出を開始する。
CPU129は図12のステップS53で大当り開始コマンドを送信すると、ステップS54でフラグに大当り遊技をセットすることに基いて大当り遊技中であることを記録する。そして、ステップS55へ移行し、大当りラウンドを実行する。この大当りラウンドは大入賞口103を開放することに基いて大入賞口103内にパチンコ球が入賞することを許容する行為であり、大入賞口103に対するパチンコ球の入賞個数が上限値に到達する個数条件および大入賞口103の開放時間が上限値に到達する時間条件のいずれかが満足されることに基いて終了する。この大当りラウンドは予め設定された複数回だけ繰返されるものであり、大当り遊技とは大当りラウンドの繰返しを称する。
CPU129はステップS56へ移行すると、最終回の大当りラウンドが終了したか否かを判断する。ここで最終回の大当りラウンドが終了したことを検出したときには大当り遊技が終了したと判断し、ステップS57で演出制御装置141に大当り終了コマンドを送信し、ステップS58でフラグをオフ状態にリセットする。この大当り終了コマンドは大当り遊技の演出停止を指令するものであり、演出制御装置141は大当り終了コマンドを検出することに基いて図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に演出終了コマンドを送信し、大当り遊技の演出を終える。
<演出制御装置141の内部処理について>
演出制御装置141のCPU142はメイン制御装置128からの保留コマンドおよび保留データを検出すると、図17のステップS101でカウンタN11の現在の計測値に「1」を加算することに基いて保留球数を計測する。この演出制御装置141のRAM144には、図18に示すように、複数の保留データエリアが形成されている。これら保留データエリアには保留球数N11が割付けられており、演出制御装置141のCPU142は図17のステップS101で保留球数N11を加算すると、ステップS102でメイン制御装置128からの保留データをカウンタN11の加算結果に応じた保留データエリアに格納する。即ち、パチンコ球が始動口100に入賞した時点でメイン制御装置128から演出制御装置141に保留データが送信され、メイン制御装置128のRAM131および演出制御装置141のRAM144に同一の保留データが遊技情報として格納される。
演出制御装置141のCPU142は図17のステップS102で保留データを格納すると、ステップS103で図柄制御装置35に表示コマンドおよびカウンタN11の加算結果を送信する。この表示コマンドは図柄制御装置35に保留球数の表示値を変更することを指令するものであり、図柄制御装置35のCPU37は演出制御装置141からの表示コマンドを検出することに基いて保留球数の表示値をカウンタN11の加算結果に変更する。即ち、パチンコ球が始動口100に入賞した時点でメイン制御装置128から演出制御装置141を介して図柄制御装置35にコマンドが送信され、図柄表示器34の保留球領域HE内の表示値が更新される。この保留球数の表示値は特別図柄遊技の待機回数を遊技者に報知するものであり、特別図柄遊技は保留球数の表示回数だけ必ず行われる。
演出制御装置141のCPU142はメイン制御装置128からの変動開始コマンドを検出すると、図19のステップS111でカウンタN11の現在の計測値から「1」を減算することに基いて保留球数を更新し、ステップS112で図柄制御装置35に表示コマンドおよびカウンタN11の減算結果を送信する。この表示コマンドは図柄制御装置35に保留球数の表示値を変更することを指令するものであり、図柄制御装置35のCPU37は演出制御装置141からの表示コマンドを検出することに基いて保留球数の表示値をカウンタN11の減算結果N1に変更する。即ち、特別図柄遊技の開始時点でメイン制御装置128から演出制御装置141を介して図柄制御装置35にコマンドが送信され、保留球数の表示値が減算される。
演出制御装置141のCPU142は図19のステップS112で表示コマンドを送信すると、ステップS113でRAM144の保留データエリア「1」から保留データとして変動パターンの設定結果を検出し、ステップS114で変動パターンの検出結果を噴煙演出用の「SP1」および「SP2」と比較する。ここで変動パターンとしてノーマルリーチ用の「NP1」〜「NP4」および完全外れ用の「P」のいずれかを検出したときにはステップS115へ移行し、変動パターンの検出結果を特定のノーマルリーチ用の「NP4」と比較する。
CPU142はステップS115で変動パターンの検出結果が「NP4」でないことを検出すると、ステップS129へ移行する。また、変動パターンの検出結果が「NP4」であることを検出したときにはステップS116へ移行し、カウンタN12の現在の計測値を「2」と比較する。このカウンタN12は可動部材43の現在位置をメイン制御装置128のカウンタN1と同様の数値で示すものであり、CPU142はステップS116で「N12<2」を検出すると、ステップS117で狙撃モータ45の駆動量をΔRに設定する。
駆動量ΔRは可動部材43を1段階だけ狙撃位置に近付ける単位駆動量に相当するものであり、CPU142はステップS117で狙撃モータ45の駆動量を単位量ΔRに設定したときにはステップS118でカウンタN12の現在の計測値に「1」を加算することに基いて可動部材43の現在位置を事前に更新し、ステップS129へ移行する。即ち、ノーマルリーチ用の変動パターン「NP4」に基いて特別図柄遊技を実行する場合に可動部材43の現在位置が「N12=0(待機位置)」・「N12=1(狙撃始動位置)」のいずれかであるときには可動部材43を1段階だけ狙撃位置に近付けることが設定され、可動部材43の現在位置が「N12=2(狙撃直前位置)」・「N12=3(狙撃位置)」であるときには可動部材43の移動が設定されない。
CPU142は図19のステップS114で変動パターンの設定結果が「SP1」または「SP2」であることを検出すると、ステップS119でカウンタN13に「1」を加算する。これら変動パターン「SP1」または「SP2」の検出時には可動部材43を狙撃位置に移動操作して白煙を噴出させる噴煙演出が行われる。即ち、噴煙演出用の変動パターン「SP1」または「SP2」が検出されたときにはカウンタN13を加算することで発煙回数が事前に計測される。
CPU142はステップS119で発煙回数を計測すると、ステップS120でカウンタN12の現在の計測値に基いて狙撃モータ45の駆動量を算出する。この狙撃モータ45の駆動量とは可動部材43を現在位置から狙撃位置に移動操作するのに必要な値を称するものであり、「(3−N12)*ΔR」を演算することに基いて算出される。
CPU142はステップS120で可動部材43の操作量を算出すると、ステップS121で保留データエリア「1」から保留データとして大当り・外れリーチ・完全外れの判定結果を検出する。このスペシャルリーチの設定を前提とする処理では保留データエリア「1」に大当りおよび外れリーチのいずれかが格納されており、CPU142は保留データエリア「1」から保留データとして大当りを検出したときにはステップS121からS126へ移行する。
CPU142はステップS121で保留データエリア「1」から保留データとして外れリーチを検出すると、ステップS122で全ての保留データエリアから保留データを検出する。ここで大当りの保留データが存在することを検出したときにはステップS123で狙撃位置停止を設定し、ステップS126へ移行する。また、大当りの保留データが存在しないことを検出したときにはステップS124で待機位置復帰を設定し、ステップS125でカウンタN12を「0」にリセットすることに基いて可動部材43の待機位置復帰を事前に記録する。即ち、外れの結果で終わるスペシャルリーチを実行するときには原則的に可動部材43を狙撃位置から待機位置に原点復帰させることが設定され、その他保留データに大当りが存在するときには例外的に可動部材43を狙撃位置に停止させたままにしておくことが設定される。
CPU142はステップS126へ移行すると、ランダムカウンタR11の現在の計測値を取得する。このランダムカウンタR11はCPU142が演出制御装置141のタイマ回路から出力されるINT信号を検出することに基いて下限値「0」から上限値「10」に「1」ずつ加算するものであり、上限値「10」に到達したときには下限値「0」に戻してループ状に加算する。このINT信号はタイマ回路から設定時間(具体的には4msec)毎に出力されるものであり、ランダムカウンタR11は4msec毎に更新される。
CPU142はステップS126でランダムカウンタR11を取得すると、ステップS127で予告値「3・9」と比較する。これら予告値は演出制御装置141のROM143に予め記録された固定値であり、CPU142はランダムカウンタR11の取得結果と予告値とが同一であることを検出したときにはステップS127からS128へ移行し、予告を設定する。即ち、スペシャルリーチの設定時には大当りおよび外れリーチの判定結果に拘らず予告が「2/11」の確率で設定される。
CPU142はステップS129へ移行すると、保留データエリア「1」から保留データとして変動パターンを検出し、変動パターンの検出結果に応じた演出パターンを設定する。この演出パターンはアクチュエータの駆動内容を時系列で指示するシーケンスデータからなるものであり、スピーカ7の駆動内容を音制御装置109に指示する音演出データとLED22の駆動内容を光制御装置115に指示する光演出データと複合演出データとから構成されている。
複合演出データは図柄表示器34・狙撃モータ45・ヒータ59・送風モータ53・排気モータ67・人形ソレノイド91の駆動内容を図柄制御装置35に指示するものであり、CPU142はステップS117またはS120で狙撃モータ45の駆動量を設定したときには狙撃モータ45を所定タイミングで設定量だけ駆動するコマンドを複合演出データに設定し、ステップS128で予告を設定したときには人形ソレノイド91を所定タイミングで設定回数だけ駆動するコマンドを複合演出データに設定する。また、ステップS123で狙撃位置停止を設定したときには可動部材43を狙撃位置に保持するコマンドを複合演出データに設定し、ステップS124で待機位置復帰を設定したときには可動部材43を狙撃位置から待機位置に復帰させるコマンドを複合演出データに設定する。
CPU142はステップS129で演出パターンを設定すると、ステップS130で複合演出データを図柄制御装置35に送信し、音演出データおよび光演出データを音制御装置109および光制御装置115に送信する。そして、ステップS131へ移行し、図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に演出開始コマンドを送信する。この演出開始コマンドは演出パターンの開始を指令するものであり、図柄制御装置35は複合演出データを検出することに基いてRAM40に格納し、演出開始コマンドを受信することに基いて図柄表示器34・狙撃モータ45・ヒータ59・送風モータ53・排気モータ67・人形ソレノイド91の複合演出データに応じた制御を開始する。また、音制御装置109および光制御装置115は音演出データおよび光演出データを検出することに基いてRAM113およびRAM119に格納し、演出開始コマンドを検出することに基いてスピーカ7およびLED22の音演出データおよび光演出データに応じた制御を開始する。
図24は変動パターン「SP2」に基いて設定されるスペシャルリーチ用のシーケンスデータを示すものであり、図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115は、下記に示すように、図24のシーケンスデータに基いてアクチュエータを制御することで特別図柄遊技を実行する。
1.図柄制御装置35の制御内容
図柄制御装置35のCPU37は演出制御装置141からの演出開始コマンドを検出すると、左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄を同時に変動開始する。この変動とは特別図柄を上から下へ移動させながら設定順序で可変表示することを称するものであり、各列の特別図柄の可変順序は「1」・「2」・・・「11」・「12」・「1」のループ状に設定されている。
CPU37は3列の特別図柄を変動開始すると、ヒータ59をオンする。この状態では送風モータ53および排気モータ67が駆動停止しているので、白煙が時間の経過に応じて発煙室49内およびチューブ61内に充満する。
CPU37はヒータ59をオンすると、左列の特別図柄を変動停止させる。この左列の変動停止は演出制御装置141の保留データエリア「1」に格納されているメイン制御装置128からの左列の特別図柄の設定結果で行われるものであり、CPU37は左列の特別図柄を変動停止させると、人形ソレノイド91のオンオフを繰返す。この人形ソレノイド91のオンオフは予告有りを条件に設定されるものであり、CPU37は人形ソレノイド91のオンオフを繰返すことに基いて人形72をランダムに動作させ、遊技者にリーチの発生および大当りの発生を予告する。この予告は大当りの判定時および外れリーチの判定時の双方で無作為に設定されるものであり、人形72の動作時にはスペシャルリーチが確定的に発生し且つ大当りが非確定的に発生する。
CPU37は人形72の動作を終えると、右列の特別図柄を変動停止させる。この右列の変動停止は演出制御装置141の保留データエリア「1」に格納されているメイン制御装置128からの右列の特別図柄の設定結果で行われるものであり、右列の変動停止時には左列および右列に同一の数字が並ぶリーチが発生する。
CPU37はリーチを発生させると、左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄を消去してロボットの映像を出現させ、狙撃モータ45の正転を開始する。この狙撃モータ45の正転開始タイミングは演出制御装置141が可動部材43の現在位置に応じて設定するものであり、具体的にはロボットがよろける映像が出現する直前の固定タイミングで可動部材43が狙撃位置に到達するように設定される。
CPU37は狙撃モータ45を正転開始すると、ヒータ59をオフする。このヒータ59のオフは発煙室49内およびチューブ61内が白煙の充満状態になるタイミングに実験的に決められたものであり、白煙の充満状態で送風モータ53が作動したときにはチューブ61の左端部から白煙が即座に噴出される。
CPU37はヒータ59をオフすると、狙撃モータ45を駆動停止することに基いて可動部材43を狙撃位置で移動停止させる。この状態では可動部材43の左端部がロボットに指向し、ピストルの照準をロボットに定めた状態が演出される。
CPU37は狙撃モータ45を狙撃位置で駆動停止すると、送風モータ53をオンオフすることに基いてチューブ61から白煙を噴出させ、ピストルから弾が発射された臨場感を高める。この白煙の噴出に連動してロボットがよろけるアニメーション画面を表示し、弾がロボットに命中した状態を視覚的に生成する。
CPU37はロボットがよろけるアニメーション画面を表示すると、狙撃モータ45を逆転開始および逆転停止させ、可動部材43を狙撃位置から待機位置に移動操作する。この可動部材43の逆転に連動してロボットの姿勢を変え、可動部材43がロボットを持上げる状態を視覚的に生成する。このロボットのリフトアップ中には排気モータ67がオンされ、白煙を排煙口70を通して排出する排煙処理を開始する。
CPU37は狙撃モータ45を逆転停止させると、狙撃モータ45を正転開始および正転停止させることに基いて可動部材43を待機位置から狙撃位置に移動操作する。このとき、ロボットの姿勢を変えることに基いて可動部材43がロボットを放り投げる状態を視覚的に生成し、ロボットの投てき中に排気モータ67をオフすることによって排煙処理を終える。
CPU37は狙撃モータ45を正転停止させると、ロボットが起上がるアニメーション画面およびロボットが倒れたままのアニメーション画面を選択的に表示する。このアニメーション画面の結末は演出制御装置141が保留データエリア「1」に格納されているメイン制御装置128からの保留データに応じて選択するものであり、具体的には保留データエリア「1」に保留データとして大当りが格納されているときにはロボットが倒れたままの結末が設定され、外れリーチが格納されているときにはロボットが起上がる結末が設定される。
CPU37はロボットが起上がるアニメーション画面または倒れたままのアニメーション画面を表示すると、狙撃モータ45を逆転開始および逆転停止させることに基いて狙撃位置から待機位置に移動操作する。この狙撃モータ45の逆転は演出制御装置141が待機位置復帰の判定時に設定するものであり、狙撃位置停止の判定時には設定しない。即ち、大当りの保留データが存在しないときには狙撃モータ45の逆転が行われ、可動部材43が狙撃位置から待機位置に原点復帰する。また、大当りの保留データが存在するときには狙撃モータ45の逆転が行われず、可動部材43が狙撃位置に保持される。
CPU37はアニメーション画面の結末を表示すると、ロボットを消去して左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄を静止状態で同時に表示する。これら3列の静止表示は演出制御装置141の保留データエリア「1」に格納されているメイン制御装置128からの左列の特別図柄の設定結果・中列の特別図柄の設定結果・右列の特別図柄の設定結果で行われるものであり、左列・中列・右列の静止表示時には左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄または3列が同一の大当り図柄が表示され、遊技者に外れまたは大当りが報知される。
2.音制御装置109の制御内容
音制御装置109のCPU111は演出制御装置141からの演出開始コマンドを検出すると、停止音「ドン」を出力する。この停止音の出力は左列の特別図柄の変動停止および右列の特別図柄の変動停止と同一タイミングで行われるものであり、CPU111は停止音を出力すると、ロボットの出現と同一タイミングで楽曲の出力を開始し、左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄の停止表示と同一タイミングで楽曲の出力を停止する。
CPU111は楽曲の出力を開始すると、ピストル音の出力を行う。このピストル音の出力は送風モータ53がオンされる白煙の噴出タイミングと同一タイミングで行われるものであり、CPU111は白煙の噴出と同時にピストル音を出力することでピストルから球が発射された臨場感を高める。
3.光制御装置115の制御内容
光制御装置115のCPU116は演出制御装置141からの演出開始コマンドを検出すると、LED22の点滅開始および点滅停止を行う。このLED22の点滅開始および点滅停止はロボットの出現および3列の特別図柄の停止表示と同一タイミングで行われるものであり、ロボットの出現から3列の特別図柄の停止表示に至る間はLED22の点滅が継続的に行われる。
図25は変動パターン「SP1」に基いて設定されるスペシャルリーチ用のシーケンスデータを示すものであり、噴煙およびピストル音に連動してロボットがよろけるアニメーション画面が表示された後にロボットが倒れるアニメーション画面またはロボットが立直るアニメーション画面が表示される点で図24のシーケンスデータと相違する。このアニメーション画面の結末は演出制御装置141が保留データエリア「1」に格納されているメイン制御装置128からの保留データに応じて選択するものであり、具体的には保留データエリア「1」に保留データとして大当りが格納されているときにはロボットが倒れる結末が設定され、外れリーチが格納されているときにはロボットが立直る結末が設定される。
変動パターン「SP1」および「SP2」の設定時にはヒータ59のオンに基いて「0.5ml」の燃料が消費される。これに対して発煙室49の満杯燃料量は「50ml」に設定されているので、「50ml/0.5ml=1000回」の噴煙演出を行うことができる。また、リーチの発生確率は「40/360=1/9」であり、スペシャルリーチの発生確率は「4/40」である。従って、「1/9*1/10=1/90」の確率で噴煙演出が発生する。
特別図柄遊技の単位時間当りの発生回数は「6回/分」に釘調整されているので、1時間当り「360回」の特別図柄遊技が行われる。従って、噴煙演出は1時間に「4回」の割合で出現することになり、1回の燃料補充で「1000/4=250時間」の継続遊技に対応できる。この「250時間」の継続遊技は遊技機の1日の平均稼動時間を「8時間」としたときには「31.25日」に相当する。
図26は変動パターン「NP4」に基いて設定されるノーマルリーチ用のシーケンスデータを示すものである。このシーケンスデータはロボットと敵のロボットとが銃撃戦を行う様子を画像表示するものであり、具体的にはロボットの出現後に敵のロボットが出現する。そして、敵のロボットがロボットに対してピストルを発射し、ロボットがよろけながらも立直るアニメーション画面が表示される。この演出時には画像上のピストルの発射に連動してスピーカ7からピストル音が出力され、ピストルが発射された臨場感が高められる。
ロボットおよび敵のロボットの双方は銃撃戦の結果が表示された後に消去され、両ロボットの消去後には左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄が静止表示される。これら3列の特別図柄は演出制御装置141が保留データエリア「1」に格納されているメイン制御装置128からの保留データに応じて設定するものであり、左列・中列・右列の特別図柄は静止状態で外れリーチの組合せになる。このシーケンスデータでは可動部材43が待機位置または狙撃始動位置にある場合に限って狙撃モータ45の駆動が設定され、可動部材43が狙撃モータ45の駆動に基いて現在位置から1段階だけ狙撃位置に近付けられる。
図27は変動パターン「NP3」に基いて設定されるノーマルリーチ用のシーケンスデータを示すものであり、ロボットが敵のロボットから発射されたピストルの弾を避けるアニメーション画面が表示される点で図26のシーケンスデータと相違する。このシーケンスデータには狙撃モータ45の駆動が設定されておらず、可動部材43は現在位置に保持される。
図23はスペシャルリーチ「SP1」・スペシャルリーチ「SP2」・ノーマルリーチ「NP3」・ノーマルリーチ「NP4」の演出内容を示すフローチャートであり、例えばノーマルリーチ「NP4」が連続して設定されたときには特別図柄遊技毎に可動部材43が現在位置から狙撃位置に向って1段階ずつ移動する。この可動部材43の移動は狙撃位置の1個前の狙撃直前位置を上限に行われるものであり、可動部材43が狙撃直前位置に保持された状態でノーマルリーチ「NP4」が設定されたときには可動部材43が狙撃位置に移動操作されない。即ち、可動部材43はスペシャルリーチ「SP1」または「SP2」の設定時に限定して狙撃直前位置から狙撃位置に移動操作されるものであり、可動部材43が狙撃位置に移動したときには噴煙演出に必ず発展し、大当りが相対的に高確率で発生する。
演出制御装置141のCPU142はメイン制御装置128からの変動停止コマンドを検出すると、図20のステップS141で図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に演出終了コマンドを送信する。すると、図柄制御装置35のCPU37・音制御装置109のCPU111・光制御装置115のCPU116は演出終了コマンドを検出し、複合演出データ・音演出データ・光演出データに基づく特別図柄遊技の演出を終える。
演出制御装置141のCPU142はステップS141で演出終了コマンドを送信すると、ステップS142で保留データエリアの保留データを整理する。この処理は、メイン制御装置128の整理内容と同様、保留データエリア「1」の保留データを消去し、保留データエリア「2」を含んだ以後に保留データが格納されているときには保留データを1個前の保留データエリアに移動するものであり、CPU142は保留データエリアを整理すると、ステップS143へ移行する。
CPU142はステップS143へ移行すると、発煙回数用のカウンタN13の現在の計測値をROM143に予め記録された上限値Maxと比較する。ここで「N13≧Max」を検出したときにはステップS144で光制御装置115に給油コマンドを送信し、ステップS145でカウンタN13を「0」にリセットする。この上限値Maxは発煙室49内の燃料が補給レベルまで減少したことを判断する比較値に相当するものであり、具体的には発煙可能な残り回数が複数回(例えば1日分に相当する30回)になったことを判断するものである。
光制御装置115のCPU116は給油コマンドを検出すると、フラグをオン状態にセットする。このフラグはLED22の点灯状態を制御するためのものであり、CPU116はフラグのオン状態では特別図柄遊技用の演出終了コマンドまたは大当り遊技用の演出終了コマンドを検出することに基いて全てのLED22を点灯状態に保持する給油表示を行い、発煙室49内に燃料を補給する旨の警告をパチンコホールの従業員に発する。この給油表示はLED22の通常点灯状態とは相違する異常点灯状態であり、CPU116はフラグのオン状態で特別図柄遊技用の演出開始コマンドまたは大当り遊技用の演出開始コマンドを検出したときには給油表示を一時停止し、LED22を光演出データに基いて発光制御する。即ち、給油表示は特別図柄遊技および大当り遊技の停止状態でのみ行われるものである。
光制御装置115のCPU116はリセットスイッチ121からのオン信号を検出すると、フラグをオフ状態にリセットする。このフラグのオフ状態では特別図柄遊技用の演出終了コマンドまたは大当り遊技用の演出終了コマンドを検出しても給油表示が行われず、給油表示が終了する。即ち、パチンコホールの従業員が給油表示を認識したときには下記1)〜3)の手順で燃料の補給を行い、リセットスイッチ121を操作することで給油表示を解除することができる。
1)前枠2を手前側に回動操作し、センタカバー108を前方から操作可能な状態に開放する。この前枠2の開放状態でセンタカバー108を遊技盤14から取外し、発煙ケース46およびリセットスイッチ121を前方から操作可能な状態に開放する。
2)発煙ケース46からキャップ56を取外すことに基づいて注油口55を開放し、発煙ケース46の発煙室49内に注油口55を通して燃料を注入する。そして、キャップ56を注油口55内に押込み、注油口55を閉塞する。
3)リセットスイッチ121をオン操作する。そして、センタカバー108を遊技盤14に取付けることで発煙ケース46およびリセットスイッチ121を操作不能な状態に閉鎖し、前枠2を後方へ回動操作することでセンタカバー108を取外し不能な状態に閉鎖する。
演出制御装置141のCPU142はメイン制御装置128からの大当り開始コマンドを検出すると、図21のステップS151で大当り遊技用の演出パターンを設定する。この演出パターンはアクチュエータの駆動内容を時系列で指示するシーケンスデータからなるものであり、スピーカ7の鳴動内容を音制御装置109に指示する音演出データとLED22の発光内容を光制御装置115に指示する光演出データと複合演出データとから構成されている。この複合演出データは図柄表示器34および狙撃モータ45の駆動内容を図柄制御装置35に指示するものであり、演出制御装置141のCPU142はステップS151で演出パターンを設定すると、ステップS152で図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に複合演出データ・音演出データ・光演出データを送信し、ステップS153で大当り遊技用の演出開始コマンドを送信する。
図柄制御装置35のCPU37・音制御装置109のCPU111・光制御装置115のCPU116は演出制御装置141からの複合演出データ・音演出データ・光演出データを検出すると、RAM39・RAM113・RAM118に格納する。そして、演出制御装置141からの演出開始コマンドを検出すると、図柄表示器34・スピーカ7・LED22を複合演出データ・音演出データ・光演出データに基いて駆動制御することで大当り遊技を映像・音・光で演出する。この大当り遊技時には可動部材43が狙撃位置で停止しており、可動部材43の狙撃位置停止状態で映像的演出・音的演出・光的演出が行われる。
演出制御装置141のCPU142はメイン制御装置128からの大当り終了コマンドを検出すると、図22のステップS161で図柄制御装置35・音制御装置109・光制御装置115に大当り遊技用の演出終了コマンドを送信し、ステップS162で腕位置用のカウンタN12を「0」にリセットする。すると、図柄制御装置35のCPU37・音制御装置109のCPU111・光制御装置115のCPU116は演出終了コマンドを検出し、複合演出データ・音演出データ・光演出データに基づく大当り遊技の演出を終える。この大当り遊技用の複合演出データには可動部材43を狙撃位置から待機位置に復帰させるコマンドが設定されており、図柄制御装置35のCPU37は狙撃モータ45を複合演出データに基いて駆動制御することで可動部材43を大当り遊技の終了に連動して狙撃位置から待機位置に復帰させる。
上記第1実施例によれば、遊技盤14の前面側でチューブ61から煙を実際に噴出させたので、演出のリアリティが高まる。しかも、チューブ61から煙を噴出する噴煙演出とロボットがよろける映像演出とを単一の図柄制御装置35のCPU37によって行ったので、噴煙演出と映像演出とが時間的にずれ難くなり、ロボットが狙撃されて倒れる演出内容を遊技者に齟齬なく伝えることができる。さらに、噴煙演出を下位の図柄制御装置35に分担させたので、上位のメイン制御装置128の処理的負担が軽減される。
発煙ケース46の発煙室49内に煙を貯留した状態で送風装置52を駆動することに基いてチューブ61から煙を噴出させた。このため、煙の噴出タイミングが送風装置52の駆動タイミングに近付くので、演出パターンで予め設定された噴出タイミングで煙を正確に噴出させることができる。
チューブ61から遊技盤14の前面側に噴出した煙を排気装置69によって排出した。このため、チューブ61の前方のガラス窓13およびチューブ61の後方の図柄表示器34に煤が付着し難くなるので、噴煙演出の視覚的な認識性が低下することを防止できる。しかも、ガラス窓13および図柄表示器34から煤を払拭する必要がなくなるので、メンテナンス性が低下することも防止できる。さらに、煙を排気装置69によって強制的に除去したので、煙の排気性能が向上する。
チューブ61から煙を噴出する噴煙演出および煙を排気装置69によって排気する排煙処理を共通の演出パターンで行ったので、排煙処理を噴煙演出毎に行うことができる。このため、遊技盤14の前面側に噴出された煙を即座に排出できるので、ガラス窓13および図柄表示器34に煤が付着する確度が一層低くなる。
発煙室49内の発煙用燃料が補給値に減少したときにはパチンコホールの従業員に警告を行った。このため、従業員が警告を認識することに基いて燃料を補給することができるので、噴煙演出が設定されたにも拘らず実行されない不具合が防止される。しかも、噴煙演出の設定回数を計測することで煙の噴出態様をソフトウェア的に監視した。このため、燃料の減少をハードウェア的に監視するセンサが不要になるので、電気的な構成が簡単になる。
発煙室49内の燃料が発煙不能値に減少する以前の値を補給値として設定したので、煙の噴出を十分に行うことができなくなる以前に燃料の補給が警告される。このため、警告を認識して燃料を即座に補給しないときでも噴煙演出を行うことができるので、警告の認識から燃料の補給に至る間に時間的な余裕が生成される。
燃料が補給値に減少したことを報知する給油表示を特別図柄遊技および大当り遊技の停止状態で行った。このため、特別図柄遊技中および大当り遊技中にはLED22を用いて演出パターン通りの電飾的演出を行うことができるので、燃料の補給を警告する影響で特別図柄遊技の演出内容および大当り遊技の演出内容が損なわれることがなくなる。
脚部78と胴下部79と胴本体部80とを糸87によって連結することから糸マグネット人形72を構成し、永久磁石77を磁力で移動操作することに基いて糸87を緊張状態および弛緩状態に変化させた。このため、糸マグネット人形72が予測不能なランダムな挙動を呈するようになるので、遊技の趣向性が高まる。しかも、永久磁石77からの磁力をシールド97によって抑制したので、遊技盤14内を落下するパチンコ球の挙動が永久磁石77からの磁力の影響で変化することを防止できる。
ファンケーシング62の排気口65には、図30に示すように、ダクト150の左端部が固定されている。このダクト150の右端部は発煙ケース46の発煙室49に後方から対向しており、排気装置69の駆動時にはダクト150の右端部を通して発煙室49に冷却風が吹付けられ、発煙室49内のヒータ59および燃料が間接的に冷却される。
上記第2実施例によれば、排気装置69からヒータ59に冷却風を供給したので、ヒータ59が異常昇温することを防止できる。
演出制御装置141のCPU142は図31のステップS171でメイン制御装置128からのコマンドの有無を判断する。ここで保留コマンド・変動開始コマンド・変動停止コマンド・大当り開始コマンド・大当り終了コマンドのいずれも検出されないときにはステップS172へ移行し、保留データ用のカウンタN11の現在の計測値を検出する。例えば「N11=0」を検出したときには保留データが存在していないと判断し、ステップS173で排気装置69を駆動することに基いて排煙処理を行う。
CPU142はステップS171でメイン制御装置128からの保留コマンド・変動開始コマンド・変動停止コマンド・大当り開始コマンド・大当り終了コマンドのいずれかを検出したときにはステップS174へ移行し、排気装置69をオフする。また、ステップS172で「N11>0」を検出したときには特別図柄遊技および大当り遊技は停止しているものの保留データが存在すると判断してステップS174へ移行し、排気装置69をオフする。
即ち、排気装置69は特別図柄遊技および大当り遊技の双方が停止し且つ保留球が発生していない実質的な遊技停止状態でのみ駆動することに基いて排煙処理を行う。この排煙処理は特別図柄遊技の開始・大当り遊技の開始・保留データの発生のいずれかを条件に停止されるものであり、実質的な遊技停止状態では演出パターンで噴煙演出が行われたか否かに拘らず排煙処理が行われる。
上記第3実施例によれば、噴煙演出を演出パターンの中で行い、排煙処理を演出パターンとは別個に独立して行ったので、演出パターンが排煙処理の影響で冗長化・複雑化されることが防止される。
発煙ケース46には、図32に示すように、液面センサ152が固定されている。この液面センサ152は反射形の光電センサから構成されたものであり、発煙室49内の液面が補給レベルに減少することに基いて状態が切換わる。この液面センサ152は演出制御装置141に電気的に接続されており、演出制御装置141のCPU142は液面センサ152の状態変化に基いて発煙室49内の燃料が補給レベルに減少したことを検出し、光制御装置115に表示コマンドを送信することに基いて給油表示を指令する。
上記第4実施例によれば、煙の残量をハードウェア的なセンサ152によって監視した。このため、燃料が煙の生成に寄与することなく気化した場合にも対応することができるので、燃料が補給レベルに減少したことを正確に検出できる。
糸マグネット人形72のホルダ76には、図33に示すように、ワイヤ96の前端部が連結されている。このワイヤ96の後端部には永久磁石77が連結されており、人形ソレノイド91のプランジャ92が前進状態にあるときには永久磁石77がプランジャ92に磁気的に吸引されることに基いてホルダ76が下降する。このホルダ76の下降状態では糸87が緊張状態に保持され、糸マグネット人形72が起立する。この状態で人形ソレノイド91のプランジャ92が後退したときには永久磁石77およびプランジャ92間の磁気的結合が解除されることに基いて糸87が弛緩し、糸マグネット人形72が自重でランダムな状態に変化する。この永久磁石77はプランジャ92の前進後退に拘らず遊技盤14の厚みよりも後方に配置されたものであり、遊技盤14の後面には永久磁石77の前方に位置してアルミニウム板製のシールド97が固定されている。
上記第5実施例によれば、永久磁石77を遊技盤14の厚みよりも後方に配置した。このため、永久磁石77からパチンコ球に作用する磁力が両者の離間距離によって抑制されるので、パチンコ球の挙動が永久磁石77からの磁力の影響で変化することを防止できる。しかも、永久磁石77の前側(パチンコ球の転動側)にシールド97を配置した。このため、永久磁石77からパチンコ球に作用する磁力が離間距離およびシールド97の双方で抑制されるので、磁力の抑制効果が大幅に高まる。
遊技盤14には、図34に示すように、開口部24が形成されている。この開口部24内には永久磁石77が収納されており、プランジャ92の前進状態では永久磁石77がプランジャ92に磁気的に吸引されることに基いてホルダ76が下降し、糸87が緊張状態に保持される。この状態でプランジャ92が後退したときには永久磁石77およびプランジャ92間の磁気的結合が解除され、糸87が弛緩する。この永久磁石77はプランジャ92の前進後退に拘らず遊技盤14の厚み内に配置されたものであり、遊技盤14には永久磁石77の前側(パチンコ球の転動側)に位置してアルミニウム板製のシールド97が固定され、開口部24は前方からシールド97によって視覚的に認識不能に閉塞されている。即ち、シールド97は磁気抑制材製のカバーに相当するものである。
上記第6実施例によれば、永久磁石77を遊技盤14の厚み内に収納したので、永久磁石77の影響で遊技機が厚肉化されることを防止できる。
上記第5〜第6実施例においては、永久磁石77の前側にシールド97を設けたが、これに限定されるものではなく、例えばシールド97を廃止し、永久磁石77からの磁力を機械的な離間距離だけで抑制しても良い。この構成の場合、シールド97が不要になるので、構成が簡単になる。
上記第1〜第6実施例においては、図柄制御装置35のCPU37が狙撃モータ45・送風モータ53・ヒータ59・排気モータ67・人形ソレノイド91を駆動制御する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば音制御装置109のCPU111が駆動制御する構成としたり、あるいは、光制御装置115のCPU116が駆動制御する構成としたり、あるいは、演出制御装置141のCPU142が駆動制御する構成としても良い。
上記第1〜第6実施例においては、狙撃モータ45・送風モータ53・ヒータ59・排気モータ67・人形ソレノイド91の全てを同一の図柄制御装置35のCPU37が制御する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば図柄制御装置35のCPU37が狙撃モータ45・送風モータ53・ヒータ59・人形ソレノイド91を駆動制御し、音制御装置109のCPU111あるいは光制御装置115のCPU116が残りの排気モータ67を駆動制御する構成としても良い。
上記第1〜第6実施例においては、可動部材43から噴出された煙を排気装置69によって強制的に排気したが、これに限定されるものではなく、例えば排気装置69を廃止し、自然排気する構成としても良い。
上記第1〜第6実施例においては、燃料が補給レベルに減少したことを光で報知したが、これに限定されるものではなく、例えばスピーカ7を用いて音で報知したり、図柄表示器34を用いて映像で報知しても良い。
上記第1〜第6実施例においては、糸マグネット人形72の脚部78・胴下部79・胴本体部80を糸87によって連結したが、これに限定されるものではなく、例えばピアノ線によって連結しても良い。
上記第1〜第6実施例においては、シールド97としてアルミニウム板を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばアルミニウム合金板・ニッケル板・ニッケル合金板等の磁気抑制金属板を用いたり、合成樹脂製のベース板にアルミニウム・アルミニウム合金・ニッケル・ニッケル合金等の磁気抑制金属を塗布または貼付してなる合成板を用いても良い。
本発明の第1実施例を示す図(aは発煙装置の内部構成を示す断面図、bは発煙ケースの外観を示す斜視図) (a)は糸マグネット人形の内部構成を示す前面図、(b)は糸マグネット人形の駆動機構を示す側面図 遊技盤を示す前面図 表示器ユニットを示す図(aは前面図、bは上面図、cは側面図、dは斜視図) (a)は送風装置の外観を示す斜視図、(b)は表示器ユニットを示す前面図 全体構成を示す前面図 全体構成を示す後面図 電気的構成を示すブロック図 メイン制御装置のメインプログラムを示すフローチャート メイン制御装置のタイマ割込みプログラムを示すフローチャート メイン制御装置のタイマ割込みプログラムを示すフローチャート メイン制御装置のタイマ割込みプログラムを示すフローチャート ランダムカウンタの一覧を示す図 ランダムカウンタの加算内容を説明するための図 ランダムカウンタと変動パターンと変動表示時間との関係を示す図(変動パターンテーブルを示す図) メイン制御装置の保留データエリアを示す図 演出制御装置の保留データ受信処理を示すフローチャート 演出制御装置の保留データエリアを示す図 演出制御装置の変動開始コマンド受信処理を示すフローチャート 演出制御装置の変動停止コマンド受信処理を示すフローチャート 演出制御装置の大当り開始コマンド受信処理を示すフローチャート 演出制御装置の大当り終了コマンド受信処理を示すフローチャート 図柄表示器の表示内容を示すフローチャート スペシャルリーチ用の演出パターンを示す図 スペシャルリーチ用の演出パターンを示す図 ノーマルリーチ用の演出パターンを示す図 ノーマルリーチ用の演出パターンを示す図 可動部材の駆動機構を待機状態で示す図(aは前面図、bは下面図、cは斜視図) 可動部材の駆動機構を狙撃状態で示す図(aは前面図、bは下面図、cは斜視図) 本発明の第2実施例を示す図4相当図 本発明の第3実施例を示す図(演出制御装置の排煙処理を示すフローチャート) 本発明の第4実施例を示す図1の(a)相当図 本発明の第5実施例を示す図2相当図 本発明の第6実施例を示す図2相当図
符号の説明
7はスピーカ(鳴動手段)、22はLED(光源,報知手段)、34は図柄表示器(表示器)、35は図柄制御装置(駆動制御手段,図柄制御手段,噴煙制御手段,排煙制御手段)、49は発煙室(貯留室)、52は送風装置(噴煙手段)、59はヒータ(加熱手段)、61はチューブ(噴煙口)、69は排気装置(排煙手段,送風手段)、70は排煙口、72は糸マグネット人形(可動部材)、77は永久磁石(操作部材)、78は脚部(構成部品)、79は胴下部(構成部品)、80は胴本体部(構成部品)、87は糸(線材)、97はシールド(磁気抑制部材)、109は音制御装置(音制御手段)、115は光制御装置(光制御手段)、141は演出制御装置(演出制御手段,検出手段,監視手段)、152は液面センサ(センサ)を示している。

Claims (2)

  1. 燃料を加熱することに基いて煙を生成する加熱手段と、
    前記加熱手段が生成する煙を噴煙口から噴出させる噴煙手段と、
    前記加熱手段および前記噴煙手段の双方を駆動制御する駆動制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、図柄表示器の表示内容を制御する図柄制御手段・スピーカの鳴動内容を制御する音制御手段・光源の発光内容を制御する光制御手段の少なくともいずれか一つが兼用していることを特徴とする遊技機。
  2. 前記加熱手段が生成する煙が貯留される貯留室を備え、
    前記駆動制御手段は、前記加熱手段を煙の噴出タイミングに先立って駆動することに基いて煙を前記貯留室内に貯留し、前記噴煙手段を煙の貯留状態で駆動する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275235A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機の可動演出装置
JP2010017269A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016152888A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社平和 遊技機

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