JP2005129761A - ホールパターン形成方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

ホールパターン形成方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】露光装置の解像度と同程度以下の間隔で複数のホールの配列を形成するホールパターン形成方法を提供する。
【解決手段】下地膜に塗布した第1のレジスト膜に、解像度以上の開口部の幅と隣接する開口部相互の間隔で配列された複数の第1のレジスト開口パターンを形成し、第1のレジスト開口パターンに第1のスペースシュリンクプロセスを適用して下地膜に解像度以下の寸法の複数のホール94a〜94fを有する第1のホールパターン94を形成し、第1のレジスト膜を除去後下地膜上に新たに塗付した第2のレジスト膜に、解像度以上の開口部の幅を有する第2のレジスト開口パターンを第1のレジスト開口パターン相互の間の第2のレジスト膜に形成し、第2のレジスト開口パターンに第2のスペースシュリンクプロセスを適用して下地膜80bに解像度以下の寸法の複数の新たなホール102a〜102fを有する第2のホールパターン102を形成する。
【選択図】図19

Description

本発明は、半導体装置製造プロセスにおけるパターン形成方法に関し、特に、露光装置の解像度以下の微細パターンのホールパターン形成方法及び半導体装置の製造方法に関する。
現在、半導体プロセスの微細化が年々進行している。半導体装置製造用の層膜をパターンニングする微細加工技術の一つとしてフォトリソグラフィがある。
微細加工においては、フォトリソグラフィにより形成したレジストパターンをマスクとして、絶縁膜あるいは導電膜等の下地膜をエッチング加工する。フォトリソグラフィプロセスでは、露光装置を用いて、感光剤であるレジスト膜を塗布した半導体基板上に半導体装置パターンが転写される。具体的には、光源から出た露光光が、半導体装置の転写対象パターンが描画されたフォトマスクを透過し、光学系で縮小された後、半導体基板へ投影されレジストパターンが形成される
例えば、半導体基板上に堆積された絶縁膜にコンタクトホールを形成する場合、処理対象である絶縁膜の表面にレジストを塗布し、複数の透光部が形成されているフォトマスクを用いてレジスト膜を露光する。次に、レジスト膜を現像して、露光された部分に開口部を有するレジスト開口パターンを形成する。その後、レジスト開口パターンをマスクとして絶縁膜をエッチングし、コンタクトホールを形成する。なお、フォトリソグラフィ技術は、上述したコンタクトホールの形成だけでなく、半導体基板への不純物の導入や配線のパターン形成など各種の半導体装置製造プロセスで用いられている。
しかしながら、フォトリソグラフィでは光学的な解像度により形成できる微細なホールパターンには限界がある。これに対して、フォトリソグラフィで形成できる限界以下のホールパターンを実現する手法としてサーマルフロープロセス、架橋層形成プロセスあるいは加工条件によるスペースシュリンクプロセス等がある。
サーマルフロープロセスでは、まずフォトリソグラフィで可能な解像度R付近の開口パターンをレジスト膜上に形成する。その後、レジスト開口パターンに熱処理を施し、レジスト膜を軟化させ、リフローさせることでレジスト開口パターンのスペース幅を解像度以下に縮小させている(例えば、特許文献1参照)。
また、架橋層形成プロセスでは、光酸発生剤を含むレジスト膜にフォトリソグラフィで可能な解像度付近のレジスト開口パターンを形成する。次に、レジスト開口パターンを、酸の供給を受けて架橋する枠付けレジスト膜で覆う。加熱によりレジスト開口パターン中から枠付けレジスト膜中に酸を移動させ、界面に生じた架橋層をレジスト開口パターンの被覆層として形成する。その結果、レジスト開口パターンが縮小し、レジスト開口パターンのスペース幅を解像度以下に縮小させている(例えば、特許文献2参照)。
加工条件によるスペースシュリンクプロセスでは、フォトリソグラフィーで形成した解像度R付近のレジスト開口パターンをマスクとして、被加工材料膜をエッチングする。レジスト開口パターンを被加工材料膜の開口パターンに転写する際に、被加工材料膜開口パターンがレジスト開口パターン寸法よりも縮小するような加工変換差が生じる加工条件を選択し、被加工材料膜開口パターンのスペース幅を縮小させている。
特開2001−194769号公報(第6−7頁、図1) 特開2002−134379号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、フォトリソグラフィでは、解像度以下の狭い間隔で解像度以下の微細な密集パターンを形成することが極めて難しいため、上述のスペースシュリンクプロセスはいずれも、適用が困難となる。更に、サーマルフロープロセスを密集したコンタクトホールパターンに対して適用する場合、コンタクトホール周辺のレジスト量が少ないためにリフローが不十分となる。そのため、解像度以下の寸法の微小なコンタクトホールパターンを形成することは困難である。
本発明は、このような課題を解決し、フォトリソグラフィの解像度以下の狭い間隔で解像度以下の微細な密集パターンを形成するホールパターン形成方法及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、露光装置の解像度と同程度以下の間隔で複数のホールの配列を形成する方法であって、(イ)第1のレジスト膜を下地膜に塗布し、(ロ)解像度以上の開口部の幅と隣接する開口部相互の間隔で配列された複数の第1のレジスト開口パターンを第1のレジスト膜に形成し、(ハ)第1のレジスト開口パターンに第1のスペースシュリンクプロセスを適用して下地膜に解像度以下の寸法の複数のホールを有する第1のホールパターンを形成し、(ニ)第1のレジスト膜を除去後下地膜上に新たに第2のレジスト膜を塗付し、(ホ)解像度以上の開口部の幅を有する第2のレジスト開口パターンを、第1のレジスト開口パターン相互の間の第2のレジスト膜に形成し、(ヘ)第2のレジスト開口パターンに第2のスペースシュリンクプロセスを適用して下地膜に解像度以下の寸法の複数の新たなホールを有する第2のホールパターンを形成することを含むホールパターン形成方法であることを要旨とする。
本発明の第2の態様は、(イ)半導体基板の表面に下地膜を堆積し、(ロ)露光装置の解像度と同程度以下の間隔で複数のホールの配列を形成する方法であって、第1のレジスト膜を下地膜上に塗布するステップ、解像度以上の開口部の幅と隣接する開口部相互の間隔で配列された複数の第1のレジスト開口パターンを第1のレジスト膜に形成するステップ、第1のレジスト開口パターンに第1のスペースシュリンクプロセスを適用して下地膜に解像度以下の寸法の複数のホールを有する第1のホールパターンを形成するステップ、第1のレジスト膜を除去後下地膜上に新たに第2のレジスト膜を塗付するステップ、解像度以上の開口部の幅を有する第2のレジスト開口パターンを、第1のレジスト開口パターン相互の間の第2のレジスト膜に形成するステップ、第2のレジスト開口パターンに第2のスペースシュリンクプロセスを適用して下地膜に解像度以下の寸法の複数の新たなホールを有する第2のホールパターンを形成するステップよりホールパターンを形成することを含む半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明によれば、フォトリソグラフィの解像度以下の狭い間隔で解像度以下の微細な密集パターンを形成するホールパターン形成方法及び半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明する前に、先ず、パターン形成方法の説明に用いる露光装置60について説明する。露光装置60は、図1に示すように、縮小投影露光装置(ステッパ)で、縮小比は1/4としている。光源62として、例えば波長λ:193nmのアルゴンフロライド(ArF)エキシマレーザが用いられている。照明光学系64には、フライアイレンズ及びコンデンサレンズが含まれる。投影光学系66は、投影レンズと開口絞り等により構成されている。露光光は、ステージ68上の半導体基板70上に、照明光学系64と投影光学系66との間に設置されたフォトマスク65のパターンを縮小投影する。露光装置60により半導体基板70の表面に投影されるパターンの解像度Rは、約70nmである。
なお、説明の便宜上、露光装置60として、ステッパを示しているが、ステッパの他にも、スキャナ等が使用可能である。また、縮小比を1/4としているが、任意の縮小比でもよいことは勿論である。また、光源62として、ArFエキシマレーザを用いているが、他のクリプトンフロライド(KrF)等のエキシマレーザ、あるいは、i線やg線等の紫外線等を用いてもよいことは勿論である。以下の説明において、フォトマスク65上のパターンの寸法としては、断りのない限り半導体基板70上に縮小投影された寸法に換算して記述する。
図2は、半導体基板上の下地膜に設けられるコンタクトホール等の複数の開口部73が直線状に密集周期Poで配列された密集パターンのレイアウトパターン71の一例である。ここで、「密集パターン」及び「密集周期」とは、露光装置60の解像度R程度あるいは解像度R以下の寸法の幅Woを有する開口部73が解像度R程度あるいは解像度R以下の寸法の間隔Loで密集して配列されたパターン及び密集したパターン配列の周期である。一例として、幅Wo及び間隔Loが70nmで、密集周期Poは140nmとして説明するが、幅Wo、間隔Lo及び密集周期Poは、露光装置の解像度R程度以下であれば、特に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るパターン形成方法では、密集周期Poで解像度R以下の幅Woの複数の開口部73を有するレイアウトパターン71を、密集周期Poより大きい周期となるように複数のパターンに分割した複数のフォトマスク65による分割露光が用いられる。また、フォトリソグラフィのパターン転写マージンを確保するため、分割されたフォトマスクの各パターンの幅は解像度R以上に拡大される。第1の実施の形態では、例えば図3及び図4に示すように、レイアウトパターン71を2分割した第1のフォトマスク65a及び第2のフォトマスク65bが用いられる。
第1のフォトマスク65aは、図3(a)及び(b)に示すように、透明基板74aの表面に設けられた遮光膜72aに、幅がWの正方形の複数の透光部76a〜76fを周期Pで直線状に配列した第1の透光パターン76を有する。第1の透光パターン76の透光部76a~76fは、図2に示したレイアウトパターン71において一つ置きに選択した複数の開口部73に対応している。したがって、透光部76a~76fの周期Pは、280nmとなる。透光部76a〜76fそれぞれの幅Wは、例えば図1の露光装置60の解像度R以上の100nmとすれば、フォトリソグラフィのパターン転写マージンを十分に確保することができる。また、隣接する透光部76a~76fそれぞれの間隔Lは180nmとなり、露光装置60の解像度Rに対して十分に大きい値となる。
第2のフォトマスク65bも、図4(a)及び(b)に示すように、透明基板74bの表面に設けられた遮光膜72bに、幅がWの正方形の複数の透光部78a〜78fを周期Pで直線状に配列した第2の透光パターン78を有する。第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、図2に示したレイアウトパターン71において第1の透光パターン76で一つ置きに選択された残りの複数の開口部73に対応している。したがって、透光部78a〜78fの周期Pは、280nmとなる。また、透光部78a〜78fそれぞれの幅Wを露光装置60の解像度R以上の100nmとすることで、間隔Lも同様に解像度R以上の180nmとなる。
第1及び第2のフォトマスク65a、65bの重ね合わせパターンは、図5に示すように、第1及び第2の透光パターン76、78の透光部76a〜76f、78a〜78fのそれぞれが、レイアウトパターン71と同様に密集周期Poで交互に直線状に配列されたパターンとなる。レイアウトパターン71の開口部73の幅Woが解像度R程度の70nmであるのに対し、透光部76a〜76f、78a〜78fの幅Wは100nmと解像度R以上にしてある。その結果、図5の重ね合わせパタンでは、隣接する透光部76a〜76f、78a〜78fの間隔Laは40nmと短かくなる。なお、第1及び第2のフォトマスク65a、65bを用いてホールパターンを形成する分割露光では、ポジ型のレジストを用いる。
第1の実施の形態では、まず第1のフォトマスク65aの第1の透光パターン76を半導体基板70上の下地膜に塗布されたレジスト膜に転写する。第1の透光パターン76の透光部76a〜76fの幅W及び間隔Lは、それぞれ100nm及び180nmと、露光装置60の解像度Rより十分大きな値を有するため、透光部76a〜76fのそれぞれが転写されたレジスト開口部は、透光部76a〜76fとほぼ同様の幅W及び間隔Lで形成される。転写されたレジスト開口部に対して、スペースシュリンクプロセスを適用して、例えば、透光部76a〜76fとほぼ同じ周期Pで解像度R程度の寸法の複数のホールを下地膜に形成する。
その後、第2のフォトマスク65bの第2の透光パターン78を、第1の透光パターン76からホールパタンが形成された下地膜に新たに塗布されたレジスト膜に転写する。第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、図5に示したように、第1の透光パターン76の透光部76a〜76fのそれぞれが転写されたホールのそれぞれの間の下地膜上に転写される。透光部78a〜78fのそれぞれが転写されたレジスト開口部に対して、再度スペースシュリンクプロセスを適用して、例えば光部78a〜78fとほぼ同じ周期Pで解像度R程度の寸法の複数のホールを新たに下地膜に形成する。
その結果、第1及び第2の透光パターン76、78から形成された複数のホールのそれぞれを交互に配列したホールパターンが形成される。したがって、ホールパターンの周期は、レイアウトパターン71の周期Poとほぼ同様の約140nmとなる。このようにして、第1の実施の形態では、露光装置60の解像度Rより大きい幅W及び間隔Lを有する第1及び第2のフォトマスク65a、65bを用いた分割露光により、密集周期で解像度R程度の幅を有するホールパターンを形成することができる。
以下に、第1及び第2のフォトマスク65a、65bを用いて形成したレジスト開口パターンに対してスペースシュリンクプロセスを適用する第1の実施の形態に係るパターン形成方法を、実施例1〜3により詳細に説明する。
本発明の第1の実施の形態の実施例1では、スペースシュリンクプロセスとして、サーマルフロープロセスを用いる。サーマルフロープロセスでは、まず図6(a)及び(b)に示すように、半導体基板70上に塗布したレジスト膜82に、露光装置60により第1あるいは第2のフォトマスク65a、65bの第1あるいは第2の透光パターン76、78を転写して、複数のレジスト開口部84を形成する。
その後、半導体基板70を、例えば100℃〜150℃の範囲の温度で加熱してサーマルフロープロセスを行う。サーマルフロープロセスにより、図7(a)及び(b)に示すように、図6のレジスト開口部84周辺のレジスト膜82が熱流動(リフロー)するため、リフローレジスト膜82aに形成される縮小レジスト開口部86の幅WRsの寸法は狭くなり、縮小レジスト開口部86の形状は丸くなる。レジスト膜82はほぼ均等にリフローするため、縮小レジスト開口部86の周期PRは、レジスト開口部84の周期PRとほぼ同様の寸法である。
第1あるいは第2の透光パターン76、78の透光部76a〜76f、78a〜78fの幅W及び間隔Lは解像度Rより大きく、周期Pも密集周期Poより広くしてある。図8(a)には、透光部の幅を100nm、間隔を180nmとして、露光裕度と焦点深度(DOF)の関係をリソグラフィシミュレーションにより求めたマージン曲線が実線で示されている。また、図8(a)には、半導体装置で最低限必要とされる露光裕度及びDOFが点線で示されている。例えば、マージン曲線が点線と交差する場合は、露光量及びフォーカスのばらつきに対して露光裕度あるいはDOFが不十分となり、透光部の転写が忠実にできなくなる。実施例1では、透光部76a〜76f、78a〜78fの幅W及び間隔Lの寸法は100nm及び180nmであり、十分な露光裕度を有している。したがって、転写されるレジスト開口部84の幅W及び間隔Lは、100nm及び180nmとなる。
図8(b)に、例えばサーマルフロープロセスの加熱温度を135℃とした場合のレジスト開口部のスペースシュリンク量とレジストパターン間隔との関係を示す。図8(a)から明らかなように、スペースシュリンク量は、レジストパターン間隔の増加に伴い増加する。レジストパターン間隔を180nmとすれば、スペースシュリンク量は30nmとなる。また、レジストパターン間隔が、解像度R以下の範囲では、レジスト開口部周辺のレジスト膜のリフロー量が不十分となるためスペースシュリンク量は大きく減少している。したがって、サーマルフロープロセスの加熱温度を、例えば135℃とすれば、縮小レジスト開口部86の幅WRsは、70nmとなる。
このように、実施例1によれば、解像度R程度の微細な縮小レジスト開口部86が形成できる。また、縮小レジスト開口部86の幅WRsは、サーマルフロープロセスの加熱温度やレジスト開口部84の間隔Lにより解像度R以下に形成することも可能である。
次に、第1及び第2のフォトマスク65a、65bから転写されるレジスト開口パターンに、スペースシュリンクプロセスとしてサーマルフロープロセスを適用して、半導体装置の製造に用いるパターン形成方法を、図9〜図18により説明する。なお、図2に示した密集周期Poで配列された密集パターンのレイアウトパターン71は、例えば絶縁膜等の下地膜に形成されるコンタクトホールパターンとしている。しかし、密集パターンとしては、コンタクトホールに限らず、例えば、ビアホール等の半導体装置に形成される他のパターンであってもよい。
(イ)まず、図9に示すように、半導体基板70の表面に堆積した下地膜80上に第1のレジスト膜88を塗布する。半導体基板70及び第1のフォトマスクを図1の露光装置60に搭載し、第1の透光パターン76を転写して、図10に示すように、第1のレジスト膜88aにレジスト開口部90a〜90fを有する第1のレジスト開口パターン90を形成する。例えば、レジスト開口部90a〜90fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。
(ロ)第1のレジスト開口パターン90が形成された半導体基板70を、例えば135℃で加熱しサーマルフロープロセスを行う。その結果、図11に示すように、第1のリフローレジスト膜88bに、レジスト開口部90a〜90fの幅WRが縮小した縮小レジスト開口部92a〜92fを有する第1の縮小レジスト開口パターン92が形成される。縮小レジスト開口部92a〜92fの幅WRsは、約70nmと解像度R程度に縮小される。
(ハ)第1のリフローレジスト膜88bをマスクとして、例えば反応性イオンエッチング(RIE)法等により縮小レジスト開口部92a〜92fの下地膜80を選択的にエッチングする。その結果、図12に示すように、下地膜80aにホール94a〜94fを有する第1のホールパターン94が形成される。第1のリフローレジスト膜88bをアッシング等により除去すると、図13に示すように、半導体基板70の表面に、周期PIが約280nmで幅WIが約70nmのホール94a〜94fを有する第1のホールパターン94が形成された下地膜80aが得られる。
(ニ)次に、図14に示すように、半導体基板70の表面に第1のホールパターン94が設けられた下地膜80a上に第2のレジスト膜96を塗布する。半導体基板70及び第2のフォトマスクを露光装置60に搭載する。ここで、第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、第1のホールパターン94のホール94a〜94fそれぞれの間の下地膜80aの中央部に転写されるように位置合わせされる。第2の透光パターン78を転写して、図15に示すように、第2のレジスト膜96aにレジスト開口部98a〜98fを有する第2のレジスト開口パターン98が形成される。レジスト開口部98a〜98fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。
(ホ)第2のレジスト開口パターン98が形成された半導体基板70を、例えば135℃で加熱しサーマルフロープロセスを行う。その結果、図16に示すように、第2のリフローレジスト膜96bに、レジスト開口部98a〜98fの幅WRが縮小した縮小レジスト開口部100a〜100fを有する第2の縮小レジスト開口パターン100が形成される。縮小レジスト開口部100a〜100fの幅WRsは、約70nmと解像度R程度に縮小される。
(ヘ)第2のリフローレジスト膜96bをマスクとして、例えばRIE法等により縮小レジスト開口部100a〜100fの下地膜80aを選択的にエッチングする。その結果、図17に示すように、下地膜80bにホール102a〜102fを有する第2のホールパターン102が形成される。第2のリフローレジスト膜96bをアッシング等により除去すると、図18に示すように、半導体基板70の表面の第1のホールパターン94のホール94a〜94fそれぞれの間に、周期PIが約280nmで幅WIが約70nmのホール102a〜102fを有する第2のホールパターン102が形成され、下地膜80bにホールパターン103が得られる。
第1及び第2のホールパターン94、102からなるホールパターン103は、図19に示すように、周期PIoが約140nmで、幅WIが約70nmのホール94a〜94f及び102a〜102fがそれぞれ交互に配列されている。このように、第1の実施の形態の実施例1に係るパターン形成方法によれば、第1及び第2のフォトマスク65a、65bを用いた分割露光により、密集周期PIoで解像度R程度の幅WIを有するホールパターン103を形成することができる。
第1の実施の形態の実施例1では、レイアウトパターン71を2分割している。しかし、更にレイアウトパターン71の密集周期Poが小さくなり、ホールパターン寸法が解像度R以下と微細になる場合、レジスト膜のリフロー特性を考慮して、レイアウトパターン71を3分割以上にしてもよいことは勿論である。
本発明の第1の実施の形態の実施例2では、スペースシュリンクプロセスとして架橋層形成プロセスを用いる。架橋層形成プロセスでは、まず図20(a)及び(b)に示すように、半導体基板70上に塗布した光酸発生剤を含むレジスト膜104に、露光装置60により第1あるいは第2のフォトマスク65a、65bの第1あるいは第2の透光パターン76、78を露光して、複数のレジスト開口部106を転写する。レジスト開口部106は、第1あるいは第2の透光パターン76、78の透光部76a〜76f、78a〜78fの幅W、間隔L及び周期Pとほぼ同様の、幅WR、間隔LR及び周期PRの寸法で転写される。レジスト膜104に含まれる光酸発生剤としては、例えば、スルホニウム塩や尿素等が用いられる。
その後、図21に示すように、レジスト膜104を有する半導体基板70に架橋剤を含む枠付けレジスト膜110を塗布する。架橋剤としては、酸により熱硬化する尿素系やメラミン系等の水溶性架橋剤が用いられる。枠付けレジスト膜110の塗布後に、例えば100℃〜120℃で加熱してミキシングベークを行うと、露光の際に発生したレジスト膜104中の酸が枠付けレジスト膜110に拡散し、図22に示すように、レジスト膜104の側面及び表面を覆って酸により熱硬化した架橋層112が成長し、縮小レジスト開口部108が形成される。その後、未架橋の枠付けレジスト膜110を除去すると、図23に示すように、レジスト膜104上に成長した架橋層112の厚さにより縮小レジスト開口部108が形成される。縮小レジスト開口部108の幅WRsは、レジスト開口部106の幅WRに比べ小さくなる。一方、架橋層112は等方的に成長するので、縮小レジスト開口部108の周期PRは、変化しない。縮小レジスト開口部108の幅WRsは、ミキシングベーク温度に依存する。例えば110℃でミキシングベークを行うと、縮小レジスト開口部108の幅WRsは、ほぼ70nmとなり、解像度R程度に縮小することができる。ミキシングベーク条件を適宜設定すれば、縮小レジスト開口部108の幅WRsを解像度R以下にすることができることは、勿論である。
次に、第1及び第2のフォトマスク65a、65bから転写されるレジスト開口パターンに、スペースシュリンクプロセスとして架橋層形成プロセスを適用して、半導体装置の製造に用いるパターン形成方法を、図24〜図31により説明する。
(イ)まず、半導体基板70の表面に堆積した下地膜80上に光酸発生剤を含むレジスト膜を塗布する。半導体基板70及び第1のフォトマスク65aを図1の露光装置60に搭載し、第1の透光パターン76を転写して、図24に示すように、第1のレジスト膜114にレジスト開口部116a〜116fを有する第1のレジスト開口パターン116を形成する。例えば、レジスト開口部116a〜116fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。
(ロ)第1のレジスト開口パターン116が形成された半導体基板70上に、図25に示すように、架橋剤を含む第1の枠付けレジスト膜118を塗布し、例えば110℃で加熱してミキシングベークを行う。その結果、第1のレジスト膜114の側面及び表面を覆って第1の架橋層120が成長し、縮小レジスト開口部122a〜122fを有する第1の縮小レジスト開口パターン122が形成される。その後、未架橋の第1の枠付けレジスト膜118を除去し、図26に示すように、下地膜80が露出した第1の縮小レジスト開口パターン122の縮小レジスト開口部122a〜122fが得られる。第1のレジスト膜114と同じ周期Pの縮小レジスト開口部122a〜122fの幅WRsは、約70nmと解像度R程度に縮小される。
(ハ)第1の架橋層120で覆われた第1のレジスト膜114をマスクとして、例えばRIE法等により縮小レジスト開口部122a〜122fの下地膜80を選択的にエッチングする。そして、第1の架橋層120で覆われた第1のレジスト膜114をアッシング等により除去すると、図27に示すように、半導体基板70の表面に、周期PIが約280nmで幅WIが約70nmのホール124a〜124fを有する第1のホールパターン124が設けられた下地膜80aが得られる。
(ニ)次に、半導体基板70の表面に第1のホールパターン124が設けられた下地膜80a上に新たに光酸発生剤を含むレジスト膜を新たに塗布する。半導体基板70及び第2のフォトマスクを露光装置60に搭載する。ここで、第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、第1のホールパターン124のホール124a〜124fそれぞれの間の下地膜80aの中央部に転写されるように位置合わせされる。第2の透光パターン78を転写して、図28に示すように、第2のレジスト膜126にレジスト開口部128a〜128fを有する第2のレジスト開口パターン128を形成する。レジスト開口部128a〜128fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。
(ホ)第2のレジスト開口パターン128が形成された半導体基板70上に、図29に示すように、架橋剤を含む第2の枠付けレジスト膜130を塗布し、例えば110℃で加熱してミキシングベークを行う。その結果、第2のレジスト膜126の側面及び表面を覆って第2の架橋層132が成長し、縮小レジスト開口部134a〜134fを有する第2の縮小レジスト開口パターン134が形成される。その後、未架橋の第2の枠付けレジスト膜130を除去し、図30に示すように、下地膜80aが露出した第2の縮小レジスト開口パターン134の縮小レジスト開口部134a〜134fが得られる。第2のレジスト膜126と同じ周期PRの縮小レジスト開口部134a〜134fの幅WRsは、約70nmと解像度R程度に縮小される。
(ヘ)第2の架橋層132で覆われた第2のレジスト膜126をマスクとして、例えばRIE法等により縮小レジスト開口部134a〜134fの下地膜80aを選択的にエッチングする。そして、第2の架橋層132で覆われた第2のレジスト膜126をアッシング等により除去すると、図31に示すように、半導体基板70の表面の第1のホールパターン124のホール124a〜124fそれぞれの間に、ホール136a〜136fを有する第2のホールパターン136が形成される。その結果、下地膜80bに、周期PIoが約140nmで幅WIが約70nmのホールパターン137が得られる。
このように、第1の実施の形態の実施例2に係るパターン形成方法によれば、第1及び第2のフォトマスク65a、65bを用いた分割露光により、密集周期PIoで解像度R程度の幅WIを有するホールパターン137を形成することができる。
本発明の第1の実施の形態の実施例3では、スペースシュリンクプロセスとして、加工条件により加工変換差が生じるプロセスを用いる。加工変換差によるスペースシュリンクプロセスでは、まず図32(a)及び(b)に示すように、半導体基板70上に塗布したレジスト膜82に、露光装置60により第1あるいは第2のフォトマスク65a、65bの第1あるいは第2の透光パターン76、78を転写して、複数のレジスト開口部138を形成する。レジスト開口部138は、透光部76a〜76f、78a〜78fとほぼ同様の寸法の幅WR、間隔LR及び周期PRで転写される。
その後、RIE法等により、加工変換差が生じるエッチング条件でスペースシュリンクプロセスを行う。エッチング条件として、例えば、パーフルオロシクロブタン(C48)と酸素(O2)の混合ガスを約10Paとし、エッチングチャンバ底部の温度をエッチングチャンバ上部及び半導体基板70の温度より約20℃低くする。更に、O2の流量を下げて、印加高周波電力を400Wでエッチングを行う。C48/O2混合ガスの導入圧力は、通常より約2倍高くしているため、異方性エッチングとなる。また、エッチングチャンバ底部が低温に保持されているため、エッチングされたホールの側壁に反応生成物が堆積しやすくなる。更に、O2の流量を下げて、堆積物の除去を防止している。その結果、レジスト膜82の近傍領域がエッチングされないような加工変換差が生じるエッチング条件のスペースシュリンクプロセスが実現でき、図33に示すように、下地膜80cに形成されるホール140の幅WIが、レジスト開口部138より縮小する。また、半導体基板70を、例えば−10℃〜−50℃以下の低温にしてエッチングを行うと、反応生成物である重合膜による側壁保護効果のため順メサ形状のエッチング側壁が得られる。このように、レジスト膜82のエッジより順メサ形状に傾斜が生じるエッチング条件でスペースシュリンクプロセスを行うと、図34に示すように、下地膜80dに形成されるホール142の底部の幅WIが、レジスト開口部138より縮小する。図33及び図34のスペースシュリンクプロセスでは、ホール140、142の周期PIは、レジスト開口部138の周期WRとほぼ同じ寸法である。
次に、第1及び第2のフォトマスク65a、65bから転写されるレジスト開口パターンに、図33に示した加工変換差によるスペースシュリンクプロセスを適用して、半導体装置の製造に用いるパターン形成方法を、図35〜図39により説明する。
(イ)まず、半導体基板70の表面に堆積した下地膜80上にレジスト膜を塗布する。半導体基板70及び第1のフォトマスク65aを図1の露光装置60に搭載し、第1の透光パターン76を転写して、図35に示すように、第1のレジスト膜144にレジスト開口部146a〜146fを有する第1のレジスト開口パターン116を形成する。例えば、レジスト開口部146a〜146fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。
(ロ)第1のレジスト開口パターン146が形成された半導体基板70上に、図36に示すように、加工変換差が生じるスペースシュリンクプロセスを行い、下地膜80aにホール148a〜148fを有する第1のホールパターン148が形成される。第1のレジスト膜144の周期PRと同じ周期PIのホール148a〜148fの幅WIは、約70nmと解像度R程度に縮小される。
(ハ)次に、第1のレジスト膜144をアッシング等により除去し、半導体基板70の表面に第1のホールパターン124が設けられた下地膜80a上に新たにレジスト膜を塗布する。半導体基板70及び第2のフォトマスクを露光装置60に搭載する。ここで、第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、第1のホールパターン148のホール148a〜148fそれぞれの間の下地膜80a上の中央部に転写されるように位置合わせされる。第2の透光パターン78を転写して、図37に示すように、第2のレジスト膜150にレジスト開口部152a〜152fを有する第2のレジスト開口パターン152を形成する。レジスト開口部152a〜152fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。
(ニ)第2のレジスト開口パターン152が形成された半導体基板70上に、図386に示すように、加工変換差が生じるスペースシュリンクプロセスを行い、下地膜80bにホール154a〜154fを有する第2のホールパターン154が形成される。第2のレジスト膜150の周期PRと同じ周期PIのホール154a〜154fの幅WIは、約70nmと解像度R程度に縮小される。
(ホ)第2のレジスト膜150をアッシング等により除去すると、図39に示すように、半導体基板70の表面の第1のホールパターン148のホール148a〜148fそれぞれの間に、ホール154a〜154fを有する第2のホールパターン154が得られる。その結果、下地膜80bに周期PIoが140nmで幅WIが70nmのホールパターン155が得られる。
このように、第1の実施の形態の実施例2に係るパターン形成方法によれば、第1及び第2のフォトマスク65a、65bを用いた分割露光により、密集周期PIoで解像度R程度の幅WIを有するホールパターン155を形成することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るパターン形成方法で用いる第1及び第2のフォトマスク65c、65dは、図40及び図41に示すように、図3及び図4に示した第1の実施の形態に係る第1及び第2のフォトマスク65a、65bの透光部76a~76f、78a~78fの近傍に、解像度以下補助形状(SRAF)透光部(補助パターン)156を配置したものである。SRAF透光部156は、ホールパターンを転写する際、投影像の解像度を向上させる働きをする。SRAF透光部156は、例えば、図2に示したレイアウトパターン71のような密集周期Poを有する密集パターンでは、開口部73間の間隔Loに配置することは寸法上困難である。第1及び第2のフォトマスク65c、65dでは、密集周期Poより大きい周期となるようにレイアウトパターン71を複数のパターンに分割している。したがって、透光部76a~76f、78a~78fそれぞれのパターンの間は、SRAF透光部156の配置に十分な間隔Lが確保されている。
第1のフォトマスク65cは、図40(a)及び(b)に示すように、透明基板74の表面に設けられた遮光膜72に、幅がWの正方形の複数の透光部76a〜76fを周期Pで直線状に配列した第1の透光パターン76と、透光部76a〜76fの4辺の近傍に配置されたSRAF透光部156を有する。SRAF透光部156は、長手方向が透光部76a〜76fの4辺に平行にほぼ同じ長さであり、短手方向の幅WSは解像度以下の寸法である。第1の透光パターン76の透光部76a~76fは、図2に示したレイアウトパターン71において一つ置きに選択した複数の開口部73に対応している。したがって、透光部76a~76fの周期Pは、280nmとなる。また、透光部76a〜76fの幅Wは、例えば図1の露光装置60の解像度R以上の100nmとしいる。隣接する透光部76a~76fの間隔Lは、180nmと露光装置の解像度Rに対して十分に大きい値となる。
第2のフォトマスク65dも、図41に示すように、遮光膜72に幅がWの正方形の複数の透光部78a〜78fを周期Pで直線状に配列した第2の透光パターン78と、透光部78a〜78fの4辺の近傍に配置されたSRAF透光部156を有する。SRAF透光部156は、長手方向が透光部78a〜78fの4辺に平行にほぼ同じ長さであり、短手方向の幅WSは解像度以下の寸法である。第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、図2に示したレイアウトパターン71において第1の透光パターン76で一つ置きに選択された残りの複数の開口部73に対応している。したがって、透光部78a〜78fの周期Pも、280nmとなる。また、透光部78a〜78fの幅W及び間隔Lも、露光装置60の解像度R以上の100nm及び180nmである。
第2の実施の形態では、第1及び第2のフォトマスク65c、65dにSRAF透光部156が配置されている点が、第1の実施の形態と相違している。他は第1の実施の形態と同様であるので、重複した記載は省略する。
次に、第1及び第2のフォトマスク65c、65dから転写されるレジスト開口パターンに、スペースシュリンクプロセスとしてサーマルフロープロセスを適用して、半導体装置の製造に用いるパターン形成方法を、図42〜図47により説明する。なお、スペースシュリンクプロセスとしては、サーマルフロープロセスに限定されず、例えば、架橋層形成プロセスあるいは加工変換差によるスペースシュリンクプロセスが適用できることは、勿論である。
(イ)まず、半導体基板70の表面に堆積した下地膜80上にレジスト膜を塗布する。半導体基板70及び第1のフォトマスク65cを図1の露光装置60に搭載し、第1の透光パターン76を転写して、図42に示すように、第1のレジスト膜158にレジスト開口部162a〜162fを有する第1のレジスト開口パターン162を形成する。例えば、レジスト開口部162a〜162fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。なお、レジスト開口部162a〜162fの周囲の第1のレジスト膜158の端部には、SRAF透光部156に対応して窪み160が発生している。
(ロ)第1のレジスト開口パターン90が形成された半導体基板70を、例えば135℃で加熱しサーマルフロープロセスを行う。その結果、図43に示すように、第1のリフローレジスト膜158aに、レジスト開口部162a〜162fのスペースが縮小した縮小レジスト開口部164a〜164fを有する第1の縮小レジスト開口パターン164が形成される。縮小レジスト開口部164a〜164fの幅WRsは、約70nmと解像度R程度に縮小される。また、縮小レジスト開口部164a〜164fの周囲の第1のリフローレジスト膜158aには窪み160aが残存している。
(ハ)第1のリフローレジスト膜158aをマスクとして、例えば反応性イオンエッチング(RIE)法等により縮小レジスト開口部164a〜164fの下地膜80を選択的にエッチングする。その後、第1のリフローレジスト膜158aをアッシング等により除去して、図44に示すように、半導体基板70の表面に、周期PIが約280nmで幅WIが約70nmのホール166a〜166fを有する第1のホールパターン166が形成された下地膜80aが得られる。
(ニ)次に、半導体基板70の表面に第1のホールパターン166が設けられた下地膜80a上にレジスト膜を塗布する。半導体基板70及び第2のフォトマスクを露光装置60に搭載する。ここで、第2の透光パターン78の透光部78a〜78fは、第1のホールパターン166のホール166a〜166f間の下地膜80aそれぞれの中央部に転写されるように位置合わせされる。第2の透光パターン78を転写して、図45に示すように、第2のレジスト膜167にレジスト開口部170a〜170fを有する第2のレジスト開口パターン170が形成される。レジスト開口部170a〜170fの周期PR及び幅WRは、それぞれ約280nm及び100nmである。なお、レジスト開口部170a〜170fの周囲の第2のレジスト膜167の端部には、SRAF透光部156に対応して窪み168が発生している。
(ホ)第2のレジスト開口パターン170が形成された半導体基板70を、例えば135℃で加熱しサーマルフロープロセスを行う。その結果、図46に示すように、第2のリフローレジスト膜167aに、レジスト開口部170a〜170fのスペースが縮小した縮小レジスト開口部172a〜172fを有する第2の縮小レジスト開口パターン172が形成される。縮小レジスト開口部172a〜172fの幅WRsは、約70nmと解像度R程度に縮小される。また、縮小レジスト開口部172a〜172fの周囲の第2のリフローレジスト膜167aには窪み168aが残存している。
(ヘ)第2のリフローレジスト膜167aをマスクとして、例えばRIE法等により縮小レジスト開口部172a〜172fの下地膜80aを選択的にエッチングする。その後、第2のリフローレジスト膜167aをアッシング等により除去して、図47に示すように、下地膜80bにホール174a〜174fを有する第2のホールパターン174が形成される。その結果、半導体基板70の表面の第1のホールパターン166のホール166a〜166fそれぞれの間に、周期PIoが約140nmで幅WIが約70nmのホールパターン175が得られる。
このように、第2の実施の形態に係るパターン形成方法によれば、第1及び第2のフォトマスク65c、65dを用いた分割露光により、密集周期PIoで解像度R程度の幅WIを有するホールパターン175を形成することができる。
また、上述の第2の実施の形態の説明では、透明基板74上の遮光膜72を除去したSRAF透光部156を用いている。更に解像度を向上させるために、位相シフト技術により露光光の位相を180度反転させるレベンソン型のSRAFを用いてもよい。例えば、第1のフォトマスク65eのSRAF透光部176は、図48(a)及び(b)に示すように、透明基板74に掘り込みを設けて、露光光の位相を180度反転させている。図示しない第2のフォトマスクも、同様にレベンソン型のSRAF透光部176を配置する。なお、図48に示したレベンソン型のSRAF透光部176は、透明基板74に掘り込みを設けた構造としている。しかし、透明基板74に掘り込みを設けず、露光光の位相を180度反転させる位相シフタをSRAF透光部に堆積した構造でもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の第1及び第2の実施の形態においては、図2に示したように、複数のホールが1次元で直線状に密集周期Poで配列された密集パターンのレイアウトパターン71を例として説明したが、密集パターンとしては、2次元に平面上に配列されていてもよい。複数のホールが平面的に配列された密集パターンのレイアウトパターンを分割してフォトマスクを作製する場合、ホールに対応する透光部のスペース幅を解像度R以上に広げ、且つ、各透光部間の平面上での距離を解像度Rより十分に大きくすればよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係るホールパターン形成方法の説明に用いる露光装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るホールパターン形成方法の説明に用いるレイアウトパターンの一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るホールパターン形成方法で用いる第1のフォトマスクの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るホールパターン形成方法で用いる第2のフォトマスクの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るホールパターン形成方法で用いる第1及び第2のフォトマスクの重ね合わせの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るスペースシュリンクプロセスを適用するパターンの一例を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るスペースシュリンクプロセスを適用したパターンの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るスペースシュリンクプロセスの(a)露光裕度に対する焦点深度の関係、及び(b)レジストパタン間隔に対するスペースシュリンク量の関係の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るパターン形成方法を説明する工程断面図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その5)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その6)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その7)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その8)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その9)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その10)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例1に係るホールパターン形成方法により形成されたホールパターンの一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るスペースシュリンクプロセスを適用するパターンの一例を示す(a)平面図、及び工程断面図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るスペースシュリンクプロセスを説明する工程断面図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るスペースシュリンクプロセスを説明する工程断面図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るスペースシュリンクプロセスを説明する工程断面図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その5)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その6)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その7)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例2に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その8)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るスペースシュリンクプロセスを適用するパターンの一例を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るスペースシュリンクプロセスを適用したパターンの一例を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るスペースシュリンクプロセスを適用したパターンの他の例を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態の実施例3に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その5)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法で用いる第1のフォトマスクの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法で用いる第2のフォトマスクの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るパターン形成方法を説明する工程断面図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その3)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その4)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その5)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法を説明する工程断面図(その6)である。 本発明の第2の実施の形態に係るホールパターン形成方法で用いる第1のフォトマスクの他の例を示す図である。
符号の説明
60 露光装置
62 光源
64 照明光学系
65 フォトマスク
65a、65c、65e 第1のフォトマスク
65b、65d 第2のフォトマスク
66 投影光学系
68 ステージ
70 半導体基板
71 レイアウトパターン
72、72a、72b 遮光膜
73 開口部
74、74a、74b 透明基板
76 第1の透光パターン
76a〜76f、78a〜78f 透光部
80、80a〜80d 下地膜
82、104 レジスト膜
82a リフローレジスト膜
84、90a〜90f、98a〜98f、106、116a〜116f、128a〜128f、138、146a〜146f、152a〜152f、162a〜162f、170a〜170f レジスト開口部
86、92a〜92f、100a〜100f、108、122a〜122f、134a〜134f、164a〜164f、172a〜172f 縮小レジスト開口部
88、88a、114、144、158 第1のレジスト膜
88b、158a 第1のリフローレジスト膜
90、116、146、162 第1のレジスト開口パターン
92、122、164 第1の縮小レジスト開口パターン
94、124、148、166 第1のホールパターン
94a〜94f、102a〜102f、124a〜124f、136a〜136f、140、142、148a〜148f、154a〜154f、166a〜166f、174a〜174f ホール
96、96a、126、150、167 第2のレジスト膜
96b、167a 第2のリフローレジスト膜
98、128、152、170 第2のレジスト開口パターン
100、134、172 第2の縮小レジスト開口パターン
102、136、154、174 第2のホールパターン
103、137、155、175 ホールパターン
110 枠付けレジスト膜
112 架橋層
118 第1の枠付けレジスト膜
120 第1の架橋層
130 第2の枠付けレジスト膜
132 第2の架橋層
156、176 SRAF透光部
160、160a 窪み

Claims (22)

  1. 露光装置の解像度と同程度以下の間隔で複数のホールの配列を形成する方法であって、
    第1のレジスト膜を下地膜に塗布し、
    前記解像度以上の開口部の幅と隣接する開口部相互の間隔で配列された複数の第1のレジスト開口パターンを前記第1のレジスト膜に形成し、
    前記第1のレジスト開口パターンに第1のスペースシュリンクプロセスを適用して前記下地膜に前記解像度以下の寸法の複数のホールを有する第1のホールパターンを形成し、
    前記第1のレジスト膜を除去後前記下地膜上に新たに第2のレジスト膜を塗付し、
    前記解像度以上の開口部の幅を有する第2のレジスト開口パターンを、前記第1のレジスト開口パターン相互の間の前記第2のレジスト膜に形成し、
    前記第2のレジスト開口パターンに第2のスペースシュリンクプロセスを適用して前記下地膜に前記解像度以下の寸法の複数の新たなホールを有する第2のホールパターンを形成する
    ことを含むことを特徴とするホールパターン形成方法。
  2. 前記第1のスペースシュリンクプロセスが、前記第1のレジスト開口パターンのレジスト開口部の幅を縮小した縮小レジスト開口部から前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項1に記載のホールパターン形成方法。
  3. 前記レジスト開口部の幅の縮小が、熱処理による前記第1のレジスト膜のリフローによることを特徴とする請求項2に記載のホールパターン形成方法。
  4. 前記レジスト開口部の幅の縮小は、光酸発生剤を含む前記第1のレジスト膜を用いて、酸と反応する架橋剤を含む第1の枠付けレジスト膜を塗付して加熱処理により前記第1のレジスト膜を第1の架橋層で覆うことによることを特徴とする請求項2に記載のホールパターン形成方法。
  5. 前記第1のスペースシュリンクプロセスが、前記第1のレジスト開口パターンのレジスト開口部から加工変換差が生じる加工条件で前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項1に記載のホールパターン形成方法。
  6. 前記第2のスペースシュリンクプロセスが、前記第2のレジスト開口パターンの他のレジスト開口部の幅を縮小した縮小レジスト開口部から前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のホールパターン形成方法。
  7. 前記他のレジスト開口部の幅の縮小が、熱処理による前記第2のレジスト膜のリフローによることを特徴とする請求項6に記載のホールパターン形成方法。
  8. 前記他のレジスト開口部の幅の縮小は、光酸発生剤を含む前記第2のレジスト膜を用いて、酸と反応する架橋剤を含む第2の枠付けレジスト膜を塗付して加熱処理により前記第2のレジスト膜を第2の架橋層で覆うことによることを特徴とする請求項6に記載のホールパターン形成方法。
  9. 前記第2のスペースシュリンクプロセスが、前記第2のレジスト開口パターンのレジスト開口部から加工変換差が生じる加工条件で前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のホールパターン形成方法。
  10. 前記第1及び第2の透光パターンが、前記透光部の周囲の近傍に前記解像度以下の幅の補助パターンを有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のホールパターン形成方法。
  11. 前記補助パターンが、前記透光部を透過する露光光に対して位相を180度シフトさせることを特徴とする請求項10に記載のホールパターン形成方法。
  12. 半導体基板の表面に下地膜を堆積し、
    露光装置の解像度と同程度以下の間隔で複数のホールの配列を形成する方法であって、第1のレジスト膜を前記下地膜上に塗布するステップ、前記解像度以上の開口部の幅と隣接する開口部相互の間隔で配列された複数の第1のレジスト開口パターンを前記第1のレジスト膜に形成するステップ、前記第1のレジスト開口パターンに第1のスペースシュリンクプロセスを適用して前記下地膜に前記解像度以下の寸法の複数のホールを有する第1のホールパターンを形成するステップ、前記第1のレジスト膜を除去後前記下地膜上に新たに第2のレジスト膜を塗付するステップ、前記解像度以上の開口部の幅を有する第2のレジスト開口パターンを、前記第1のレジスト開口パターン相互の間の前記第2のレジスト膜に形成するステップ、前記第2のレジスト開口パターンに第2のスペースシュリンクプロセスを適用して前記下地膜に前記解像度以下の寸法の複数の新たなホールを有する第2のホールパターンを形成するステップよりホールパターンを形成する
    ことを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1のスペースシュリンクプロセスが、前記第1のレジスト開口パターンのレジスト開口部の幅を縮小した縮小レジスト開口部から前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記レジスト開口部の幅の縮小が、熱処理による前記第1のレジスト膜のリフローによることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記レジスト開口部の幅の縮小は、光酸発生剤を含む前記第1のレジスト膜を用いて、酸と反応する架橋剤を含む第1の枠付けレジスト膜を塗付して加熱処理により前記第1のレジスト膜を第1の架橋層で覆うことによることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記第1のスペースシュリンクプロセスが、前記第1のレジスト開口パターンのレジスト開口部から加工変換差が生じる加工条件で前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記第2のスペースシュリンクプロセスが、前記第2のレジスト開口パターンの他のレジスト開口部の幅を縮小した縮小レジスト開口部から前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記他のレジスト開口部の幅の縮小が、熱処理による前記第2のレジスト膜のリフローによることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記レジスト開口部の幅の縮小は、光酸発生剤を含む前記第2のレジスト膜を用いて、酸と反応する架橋剤を含む第2の枠付けレジスト膜を塗付して加熱処理により前記第2のレジスト膜を第2の架橋層で覆うことによることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記第2のスペースシュリンクプロセスが、前記第2のレジスト開口パターンのレジスト開口部から加工変換差が生じる加工条件で前記下地膜をエッチングすることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 前記第1及び第2の透光パターンが、前記透光部の周囲の近傍に前記解像度以下の幅の補助パターンを有することを特徴とする請求項12〜20のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記補助パターンが、前記透光部を透過する露光光に対して位相を180度シフトさせることを特徴とする請求項21に記載の半導体装置の製造方法。
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