JP2005129572A - はんだ付け装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鉛フリーはんだを用いた場合であっても、はんだ上がり性の低下を防止することができる、フローはんだ付け装置及び方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 基板を予備加熱するための第1の予備加熱器と、第1の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を再度予備加熱するための第2の予備加熱器と、第2の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を移動するコンベアとを備え、第1及び第2の予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉛フリーはんだを用いたフローはんだ付け装置及び方法に関するものである。
フローはんだ付け方法では、Su-Pb共晶はんだが一般的に用いられていた。しかしながら、鉛の環境負荷を考慮して、近年、鉛を用いない、所謂鉛フリーはんだが用いられるようになってきている。
ところで、鉛フリーはんだは、Su-Pb共晶はんだに比べてはんだヌレ性が劣ることが知られている。したがって、鉛フリーはんだをフローはんだ装置に用いると、基板のスルーホール部等ではんだ上がり性が低下し、十分に基板と部品のはんだ付けが行われない個所が発生するという問題があった。
後述するように、鉛フリーはんだを用いた場合における、はんだ上がり性の低下を防止するためには、はんだ付け対象物(基板等)をはんだ付け前に十分に加熱しておく必要がある。例えば、リフローはんだ装置において、リフロー部とリフロー部の前のプレヒート部の時間比を可変できるようにしたリフローはんだ装置が知られている(特許文献1)。しかしながら、特許文献1には、鉛フリーはんだに適切に対応するための方法及び手段についは全く触れられていない。
特開2003−000000号公報
そこで、本発明は、鉛フリーはんだを用いた場合であっても、適切にはんだ付けすることができる、フローはんだ付け装置及び方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、鉛フリーはんだを用いた場合であっても、はんだ上がり性の低下を防止することができる、フローはんだ付け装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板を予備加熱するための第1の予備加熱器と、第1の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を再度予備加熱するための第2の予備加熱器と、第2の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を移動するコンベアとを備え、第1及び第2の予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、第1又は第2の予備加熱器が、電磁加熱を用いて基板を予備加熱することが好ましい。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を加熱するための発熱体を有する支持部材によって基板を支持しながら移動させるコンベアとを備え、発熱体及び予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、温風を基板に噴出する温風噴出口と、基板を移動させるコンベアとを備え、温風噴出口からの温風及び前記予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、窒素ガスを加熱するための窒素ガス加熱器と、加熱された窒素ガスを基板に噴出する窒素ガス噴出口と、基板を移動させるコンベアとを備え、窒素ガス噴出口からの加熱された窒素ガス及び予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するための第1のフラクサー及び第1のフラックスが塗布された基板を予備加熱するための第1の予備加熱器とを含む第1列と、基板の下面にフラックスを塗布するための第2のフラクサー及び第2のフラックスが塗布された基板を予備加熱するための第2の予備加熱器とを含む第2列と、第1又は第2の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を第1列及び第2列からはんだ付け機に移動させる搬送手段とを備え、第1及び第2の予備加熱器における加熱によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラクサーに配置された加熱器と、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を移動させるコンベアとを備え、加熱器及び前記予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を加熱するための発熱体を有するパレットに搭載された基板を移動させるコンベアとを備え、発熱体及び前記予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板を加熱するための発熱体を有するカバーで覆われた基板を移動させるコンベアとを備え、発熱体及び前記予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、発熱体に電力を供給するための電力供給手段と、基板を移動させるコンベアとを備え、発熱体及び前記予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
また、本発明に係るフローはんだ付け装置は、基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、基板をフラクサーから予備加熱器まで移動させる第1のコンベアと、予備加熱された基板をはんだ付け機から冷却機まで移動させる第2のコンベアとを備え、予備加熱器によってはんだ付け装置によるはんだ付け前に基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されることを特徴とする。
さらに、本発明に係るフローはんだ付け装置では、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定されることが好ましい。
また、本発明に係るフローはんだ付け方法は、基板の下面にフラックスを塗布し、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるようにフラックスが塗布された基板を加熱し、加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けし、はんだ付けされた基板を冷却する、ステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明に係るフローはんだ付け方法では、基板の上面温度が所定の範囲内になるように加熱を行うことが好ましい。
本発明によれば、予備加熱器、又は予備加熱器及び他の加熱手段(第2の予備加熱器、コンベアの支持部材が有する発熱体、パレットが有する発熱体、カバーが有する発熱体等)によって、フローはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定されるので、鉛フリーはんだを用いても、良好なはんだ上がり性を有するフローはんだ装置を提供することが可能となった。
本発明によれば、予備加熱器、又は予備加熱器及び他の加熱手段(第2の予備加熱器、コンベアの支持部材が有する発熱体、パレットが有する発熱体、カバーが有する発熱体等)によって、フローはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定され且つ基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定されるので、鉛フリーはんだを用いても、良好なはんだ上がり性を有するフローはんだ装置を提供することが可能となった。
図1に本発明に係る第1の実施形態におけるフローはんだ装置100を示す。
フローはんだ装置100は、追加の予備加熱器10、スプレー式フラクサー20、予備加熱器30、はんだ付け機40、冷却機50及びコンベア60等から構成される。また、第1の予備加熱器10、スプレーフラクサー20、第2の予備加熱器30、はんだ付け機40、冷却機50及びコンベア60は、筺体に覆われている。
各種電子部品が装填されたプリント回路基板1(以下「基板」と言う)は、供給コンベア70からフローはんだ装置100のコンベア60に受け渡される。
追加の予備加熱器10及び予備加熱器30は、はんだ付け機40で、基板1のはんだ波面に接する下面を予備加熱するためのヒータ12及びヒータ32、さらに基板1の上面の温度を測定するための温度センサ14及び34を、それぞれ有している。また、追加の予備加熱器10又は予備加熱器30では、ヒータ12及び32の代わりに、電磁加熱器を内蔵させ、基板1全体を均一に加熱するようにしても良い。さらに、追加の予備加熱器10又は予備加熱器30では、基板1の下面を予備加熱するヒータに加えて、基板1の上面を予備加熱する第2のヒータを有しても良い。
スプレーフラクサー20は、スプレーによってフラックスを霧状にして基板1の下面に吹き付ける塗布工程を行う機器である。
はんだ付け機40は、溶解したはんだの波表を基板1の下面に接触させて各種電子部品のはんだ付けを行うはんだ付け工程のための機器である。
冷却機50は、はんだ付けが完了した基板を送風によって冷却する冷却工程する行う機器である。冷却機50による冷却工程の後、基板1は出口搬送コンベア80によって排出される。
図2に、コンベア60の一例を示す。図2(a)はコンベア60を上面からみた図であり、図2(b)はコンベア60に搬送される基板1を示した斜視図である。
図2(a)に示すように、コンベア60は、複数の爪66を有して回転する2つの駆動部材62及び64等から構成され、基板1は、各駆動部材62及び64が有する爪66に保持されて移動される。なお、図2(b)では、コンベアの爪66が直接基板1を保持しているが、後述するように、パレット900に基板1を取り付け、コンベアの爪66がパレット900を保持するようにしても良い。
本発明は、鉛フリーはんだを用いた場合のはんだ上がり性の低下を防止するために、はんだ付け前に基板を十分に加熱することが必要であるとの知見に基づくものである。より具体的には、第1に基板上面温度(Tup)と基板下面温度(はんだの波面と接触する側)(Tdown)との温度差ΔT(Tdown --Tup)を所定の範囲内に維持することにより、鉛フリーはんだを用いてもはんだ上がり性の低下を防止する。第2に、さらに、基板上面の温度Tupを所定の範囲内に維持することによって、鉛フリーはんだを用いてもはんだ上がり性の低下を防止する。
表1に、図1に示すフローはんだ付け装置において、Su-Ag(3%)-Cu(5%)の鉛フリーはんだ(融点216〜220℃、引張り強度53.3N/mm2、伸び率46%、ヤング率41.6GPa)を用いた場合の、温度差ΔT(℃)、基板上面温度Tup(℃)及びはんだ上がり性との関係を示す。なお、基板上面温度(Tup)及び基板下面温度(Tdown)は、はんだ付け機40の直前で測定したものである。表中「○」ははんだ上がり性が良好である場合を示し、「△」ははんだ上がり性は良好であるが電子部品耐熱温度を超えてしまった場合を示し、「×1」は高温のためデータ収集不可の場合(すなわち、はんだ処理不可)を示し、「×2」ははんだ上がり性が不良の場合を示している。
Figure 2005129572
表に示すように、温度差ΔT及び基板上面温度Tup及びを所定の範囲内に維持することによって、鉛フリーはんだを用いても、従来のSn-Pb(37%)共晶はんだと同様のはんだ上がり性を得ることが可能となった。なお、Su-Agの鉛フリーはんだ(融点221℃、引張り強度41N/mm2、伸び率58%、ヤング率43.2GPa)及びSu-Cuの鉛フリーはんだ(融点227℃、引張り強度30.9N/mm2、伸び率45%、ヤング率32.8GPa)等も、鉛フリーはんだとして利用することができる。
Su-Pb共晶はんだと同じ条件で、はんだ付け機40の前に配置された予備加熱器30のみで基板1の下面のみを予備加熱すると、基板上面と基板下面の温度差が大きくなる上に、基板上面温度が十分に上がらず、はんだ上がり性不良が発生する。そこで、図1に示すフローはんだ装置100では、通常の予備加熱器30に加えて、追加の予備加熱器10によって基板1を予備加熱している。これによって、基板上面の温度を高く維持するとともに、基板上面温度と基板下面温度の温度差を小さくすることを可能としている。
図12にはんだ上がり性の良否の判断例を示す。図12(a)及び(b)は、はんだ上がり性が良好である場合の例を示し、図12(c)及び(d)は、はんだ上がり性が不良である場合の例を示す。また、図12は、全て、図中の下方からはんだ付けがなされた基板1の断面を示しており、電子部品の足2、基板1上に設けられたランド3、及び基板1のスルーホール部5にはんだ付けされたはんだ4が、それぞれ示されている。
図12(a)では、はんだ4はスルーホール部5の上部まで上がり、且つ完全にランド3を覆っており、はんだ上がり性は良好である。図12(b)は、はんだ4はスルーホール部5の上部まで上がり、ランド3を完全には覆っていないが、ランド3への広がりがあるので、はんだ上がり性は良好であると言える。図12(c)は、はんだ4は、スルーホール部5の基板1のエッジ部分まで上がっているが、ランド3への広がりはなく、はんだ上がり性は不良である。図12(d)は、はんだ4が、スルーホール部5の基板1のエッジ部分まで上がっておらず、はんだ上がり性は不良である。
なお、図12に示すはんだ上がり性の良否の判断例は、一例であって、これに限定されるものではなく、それぞれの基板に適合した様々な判断基準を採用することができる。
第1の実施形態では、追加の予備加熱器10からの予備加熱によって加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置100では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図3に本発明に係る第2の実施形態におけるフローはんだ装置110を示す。図1に示したフローはんだ装置100と同様の部位には同じ番号を付している。
フローはんだ装置110とフローはんだ装置100との差異は、追加の予備加熱装置10を除いて、他のコンベア160を設けた点である。
図4(a)は、基板1が他のコンベア160の爪166に保持されている状態を示した斜視図であり、図4(b)は爪166の断面図を示している。図4(a)において、400及び402は、爪166に電力を供給するための配線である。また、図4(b)に示すように、各爪166の内部には、ニクロム線等から構成される発熱体166が配置されており、配線400及び402からの電力供給を受けて発熱し、基板1を加熱するように構成されている。
第2の実施形態では、コンベア160の各爪166からの発熱によって加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置110では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図5に本発明に係る第3の実施形態におけるフローはんだ装置120を示す。図1に示したフローはんだ装置100と同様の部位には同じ番号を付している。
フローはんだ装置120とフローはんだ装置100との差異は、追加の予備加熱装置10を除いて、温風発生器500及び温風噴出口510を有している点である。
温風噴出口510は、予備加熱器30内に配置され、基板1の下面がヒータ32によって予備加熱される際に、温風によって基板1の上面が加熱されるように構成されている。なお、温風噴出口510から噴出される温風の温度及び風量は温風発生器500によって制御される。
第3の実施形態では、温風噴出口510からの温風によって加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置120では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図6に本発明に係る第4の実施形態におけるフローはんだ装置130を示す。図1に示したフローはんだ装置100と同様の部位には同じ番号を付している。
フローはんだ装置130とフローはんだ装置100との差異は、追加の予備加熱装置10を除いて、窒素ガス雰囲気槽90を設け、さらに加熱した窒素ガスで基板1を加熱している点である。
窒素ガス雰囲気槽90内には、窒素ガス供給手段94から窒素ガスが第1の窒素ガス噴出口を通じて供給されている。大気中ではんだ付けを行うと、大気中のO2 とはんだ中のSnとが反応してはんだ付けには不要な酸化錫が発生してしまう。特に鉛フリーはんだでは、従来のSn-Pb共晶はんだに比べてSnが多く含まれ酸化錫の発生も多くなる。したがって鉛フリーはんだを用いる場合には、特に窒素ガス雰囲気中ではんだ付けを行うことが好ましい。また、窒素ガスは窒素ガス加熱手段96によって過熱されて、第2の窒素ガス噴出口98から噴出されるように構成されている。
第2の窒素ガス噴出口98は、予備加熱器30内に配置され、基板1の下面がヒータ32によって予備加熱される際に、加熱された窒素ガスによって基板1の上面が加熱されるように構成されている。なお、第2の窒素ガス噴出口98から噴出される窒素ガスの温度及び風量は窒素ガス加熱手段96によって制御される。
第4の実施形態では、第2の窒素ガス噴出口98からの加熱された窒素ガスにより加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置120では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図7に本発明に係る第5の実施形態におけるフローはんだ装置140を示す。図1に示したフローはんだ装置100と同様の部位には同じ番号を付している。
フローはんだ装置140とフローはんだ装置100との差異は、追加の予備加熱装置10を除いて、スプレープラクサー及び予備加熱器を2列設けている点である。
図7に記載されるように、はんだ付け装置140では、スプレープレクサー720及び予備加熱器730の列をもう一列(スプレープレクサー20及び予備加熱器30と同一)設け、2つの列から交互に,次工程のはんだ付け機40へ,予備加熱済みの基板1が受け渡されるように構成されている。
スプレープレクサーと予備加熱器を2列設けることによって、最終的に出口搬送コンベア80から排出される基板1の量を同じに維持しながら、各予備加熱器における基板1の滞留時間を(例えば、図6に示す例に比べて)約2倍に増加させることを可能としている。
第5の実施形態では、予備加熱器における基板1の滞留時間を増加させることによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置140では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図8に本発明に係る第6の実施形態におけるフローはんだ装置150を示す。図1に示したフローはんだ装置100と同様の部位には同じ番号を付している。
フローはんだ装置150とフローはんだ装置100との差異は、追加の予備加熱装置10を除いて、スプレープラクサー20にヒータ24及び26を設けた点である。
図8に記載のはんだ付け装置では、スプレーフラクサー20の下側に第1のヒータ24が設けられ、コンベア60を挟んで図中上側には、第2のヒータ26が設けられている。第1及び第2のヒータ24及び26を設けることによって、塗布されるフラックス及び基板1の上面が加熱されるように構成されている。
第6の実施形態では、スプレーフラクサー20の近傍に設けられたヒータにり加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置150では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図9(a)及び(b)に本発明に係わる第7の実施形態で用いられるパレット900の一例を示す。図9(a)はパレット900の上面図を示し、図9(b)は図9(a)のAA´断面図を示している。
パレット900は、基板1をその内側に嵌め込んで移動させるための容器であり、支持部910、枠部920及び底部930等から構成される。図9(a)に示すように枠部920の内側に基板1が嵌め込まれる。底部930には、はんだ付けのための開口部が設けられている。
また図9(b)に示すように、パレット900の底部930の内側には、ニクロム線等からなる発熱体940が埋め込まれている。発熱体940は、支持部910の接点942及び944と接続され、接点を介して電力が供給されるように構成されている。接点942及び944は、支持部910がコンベア60の爪66によって支持される際に、爪66に設けられた接点(不図示)と接触することによって、爪66を介して(不図示の)電力供給手段(電源)から電力供給を受ける。
パレット900に嵌め込まれた基板1がコンベア60の爪66に支持されながら各工程を移動する際に、発熱体940が発熱し、基板1を加熱する。
第7の実施形態では、パレット900内に設けられた発熱体940により加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、第7の実施形態では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図9(c)に本発明に係わる第8の実施形態で用いられるパレット1900の一例の断面図を示す。パレット1900は、予め発熱体1950が埋め込まれている基板1´のためのパレットである。図9(c)に示すように、パレット1900は、支持部1910、枠部1920及び底部1930等から構成され、枠部1920の内側に基板1´が嵌め込まれる。接点1942及び1944は、図9(b)の例と同様に、コンベア60の爪66を介して(不図示の)電力供給手段(電源)から基板1´内の発熱体1950に電力を供給する。
パレット1900に嵌め込まれた基板1´がコンベア60の爪66に支持されながら各工程を移動する際に、発熱体1950が発熱し、基板1´を加熱する。
第8の実施形態では、基板1´内の発熱体1950により加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、第8の実施形態では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
図10に本発明に係わる第9の実施形態で用いられるカバー1000の一例の断面図を示す。カバー1000は、基板1がコンベア60の爪66に支持されて移動される際に、基板1の上面を覆うようにして使用される。図10に示すように、カバー1000の内部には、ニクロム線等によって構成される発熱体1002が埋め込まれている。発熱体1002は、カバー1000の外部に設けられた接点1004及び1006から電力供給を受けて発熱するように構成されている。接点1004及び1006は、基板1がコンベア60の爪66によって支持される際に、爪66に設けられた接点(不図示)と接触することによって、爪66を介して(不図示の)電力供給手段(電源)から電力供給を受ける。
基板1がコンベア60の爪66に支持されながら各工程を移動する際に、カバー1000内の発熱体1002が発熱し、基板1の上面を加熱する。
第9の実施形態では、カバー1000内の発熱体1002により加熱不足を補うことによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、第8の実施形態では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。なお、基板1の上面をカバー1000で覆うことのみによっても、放熱を防ぎ、基板1の上面の温度を低下させないという効果がある。
図11に本発明に係る第10の実施形態におけるフローはんだ装置170を示す。図1に示したフローはんだ装置100と同様の部位には同じ番号を付している。フローはんだ装置170とフローはんだ装置100との差異は、追加の予備加熱装置10を除いて、コンベアを2つに分けた点である。
図11に記載されるように、はんだ付け装置170では、スプレープレクサー20及び予備加熱器30の工程を移動させるための第1のコンベア170と、はんだ付け機40及び冷却機50の工程を移動させるための第2のコンベア172を設けている。
2つのコンベアを設けることによって、基板1の予備加熱器30における滞留時間を自由に制御することができるので、基板1を十分に加熱することが可能となった。
第10の実施形態では、予備加熱器における基板1の滞留時間を制御することによって、はんだ付け機40の直前で、基板1の基板上面温度(Tup)が220度、基板下面温度(Tdown)が230度になるように制御している。これによって、はんだ付け装置170では、鉛フリーはんだを用いても、はんだ上がり性を良好に維持している。
鉛フリーはんだを用いたフローはんだ付け装置において、はんだ上がり性不良を防止することに適用することができる。
本発明に係る第1の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 (a)は図1におけるコンベアを示す図であり、(b)はコンベアの爪に支持される基板の状態を示す斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 (a)は図3のコンベアの爪に支持される基板の状態を示す斜視図であり、(b)は図3のコンベアの爪の断面図である。 本発明に係る第3の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 本発明に係る第4の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 本発明に係る第5の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 本発明に係る第6の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 (a)は本発明に係る第7の実施形態に用いられるパレットの上面図であり、(b)は(a)に示すパレットの断面図であり、(c)は本発明に係る第8の実施形態に用いられるパレットの断面図である。 本発明に係る第9の実施形態に用いられるカバーの断面図である。 本発明に係る第10の実施形態におけるはんだ付け装置の概略を示す図である。 (a)〜(d)ははんだ上り性の良否の例を示す図である。
符号の説明
1、1´…基板
10、30、730…予備加熱器
20、720…スプレープレクサー
40…はんだ付け機
50…冷却機
60、160…コンベア
66、166…爪
70…供給コンベア
80…排出コンベア
94…窒素ガス供給器
100、110、120、130、140、150、170…はんだ付け装置
800、1800…パレット
1000…カバー

Claims (24)

  1. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板を予備加熱するための第1の予備加熱器と、
    前記第1の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を再度予備加熱するための第2の予備加熱器と、
    前記第2の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を移動するコンベアとを備え、
    前記第1及び第2の予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  2. 前記第1及び第2の予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項1に記載のフローはんだ付け装置。
  3. 前記第1又は第2の予備加熱器は、電磁加熱を用いて基板を予備加熱する請求項1又は2に記載のフローはんだ付け装置。
  4. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を加熱するための発熱体を有する支持部材によって基板を支持しながら移動させるコンベアとを備え、
    前記発熱体及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  5. 前記発熱体及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項4に記載のフローはんだ付け装置。
  6. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    温風を基板に噴出する温風噴出口と、
    基板を移動させるコンベアとを備え、
    前記温風噴出口からの温風及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  7. 前記温風噴出口からの温風及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項6に記載のフローはんだ付け装置。
  8. 前記温風排出口は、前記予備過熱器の近傍に設けられている、請求項6又は7に記載のフローはんだ付け装置。
  9. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    窒素ガスを加熱するための窒素ガス加熱器と、
    加熱された窒素ガスを基板に噴出する窒素ガス噴出口と、
    基板を移動させるコンベアとを備え、
    前記窒素ガス噴出口からの加熱された窒素ガス及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  10. 前記窒素ガス噴出口からの加熱された窒素ガス及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項9に記載のフローはんだ付け装置。
  11. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するための第1のフラクサーと、前記第1のフラックスが塗布された基板を予備加熱するための第1の予備加熱器とを含む第1列と、
    基板の下面にフラックスを塗布するための第2のフラクサーと、前記第2のフラックスが塗布された基板を予備加熱するための第2の予備加熱器とを含む第2列と、
    前記第1又は第2の予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を前記第1列及び第2列から前記はんだ付け機に移動させる搬送手段とを備え、
    前記第1及び第2の予備加熱器における加熱によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  12. 前記第1及び第2の予備加熱器における加熱によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項10に記載のフローはんだ付け装置。
  13. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラクサーに配置された加熱器と、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を移動させるコンベアとを備え、
    前記加熱器及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  14. 前記加熱器及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項12に記載のフローはんだ付け装置。
  15. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を加熱するための発熱体を有するパレットに搭載された基板を移動させるコンベアとを備え、
    前記発熱体及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  16. 前記発熱体及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項14に記載のフローはんだ付け装置。
  17. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を加熱するための発熱体を有するカバーで覆われた基板を移動させるコンベアとを備え、
    前記発熱体及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  18. 前記発熱体及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項15に記載のフローはんだ付け装置。
  19. 電子部品が搭載され且つ発熱体を有する基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    前記発熱体に電力を供給するための電力供給手段と、
    基板を移動させるコンベアとを備え、
    前記発熱体及び前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  20. 前記発熱体及び前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項18に記載のフローはんだ付け装置。
  21. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け装置であって、
    基板の下面にフラックスを塗布するためのフラクサーと、
    前記フラックスが塗布された基板を予備加熱するための予備加熱器と、
    前記予備加熱器によって予備加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのはんだ付け機と、
    はんだ付けされた基板を冷却するための冷却機と、
    基板を前記フラクサーから前記予備加熱器まで移動させる第1のコンベアと、
    予備加熱された基板を前記はんだ付け機から前記冷却機まで移動させる第2のコンベアとを備え、
    前記予備加熱器によって、前記はんだ付け装置によるはんだ付け前に、基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように設定される、フローはんだ付け装置。
  22. 前記予備加熱器によって、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように設定される、請求項20に記載のフローはんだ付け装置。
  23. 電子部品が搭載された基板を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けするためのフローはんだ付け方法であって、
    基板の下面にフラックスを塗布し、
    基板の下面と上面との温度差が所定の範囲内になるように、前記フラックスが塗布された基板を加熱し、
    加熱された基板の下面を鉛フリーはんだによってフローはんだ付けし、
    はんだ付けされた基板を冷却する、
    ステップを有するフローはんだ付け方法。
  24. 前記加熱するステップは、さらに、基板の上面温度が所定の範囲内になるように、加熱を行う、請求項22に記載のフローはんだ付け方法。
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