JP2005128831A - 電子掲示板システムにおける掲示板提示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発言者による発言の発信位置を特定して表示することによって、その発言の信憑性を高めることができる掲示板システムを、提供する。
【解決手段】
ユーザ端末1が掲示板公開サーバ4へ向けて発言内容を含む書込要求メッセージを送信すると、位置情報サーバ3は、この書込要求メッセージを調べ、このユーザ端末1の位置を割り出す。位置情報サーバ3は、割り出したユーザ端末1の位置を発言位置として示す情報を書込要求メッセージに組み込んで、掲示板公開サーバ4へ転送する。掲示板公開サーバ4は、受信した書込要求メッセージ中の発言内容及び発言位置を掲示板DB41に格納する。掲示板公開サーバ4は、任意のユーザ端末1から掲示板の閲覧要求メッセージを受信すると、掲示板DB41から各発言の発言内容及び発言位置を読み出して、これらを互いに対応付けて表示するための掲示板表示用HTMLデータを、要求元ユーザ端末1へ応答する。
【選択図】 図1
【解決手段】
ユーザ端末1が掲示板公開サーバ4へ向けて発言内容を含む書込要求メッセージを送信すると、位置情報サーバ3は、この書込要求メッセージを調べ、このユーザ端末1の位置を割り出す。位置情報サーバ3は、割り出したユーザ端末1の位置を発言位置として示す情報を書込要求メッセージに組み込んで、掲示板公開サーバ4へ転送する。掲示板公開サーバ4は、受信した書込要求メッセージ中の発言内容及び発言位置を掲示板DB41に格納する。掲示板公開サーバ4は、任意のユーザ端末1から掲示板の閲覧要求メッセージを受信すると、掲示板DB41から各発言の発言内容及び発言位置を読み出して、これらを互いに対応付けて表示するための掲示板表示用HTMLデータを、要求元ユーザ端末1へ応答する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンピュータネットワークを通じて、多数の端末から電子掲示板に発言内容を書き込むことができ、かつ、電子掲示板から発言内容を閲覧させることができる電子掲示板システムに関する。
近年のインターネットの普及に伴って、BBSと呼ばれる電子掲示板の利用が一般化している。この電子掲示板のシステムを実現するサーバは、データベースの個々のエントリに、各発言についての情報,例えば、発言者の名前(通常はハンドルネーム),発言日時,発言内容題を記録しておき、アクセス資格のあるユーザが操作する端末からの閲覧要求を受信すると、最新の発言から順番に所定数の発言についての情報をデータベースから読み出し、これら各発言についての情報と書込用フォームをHTMLデータに組み込んで、要求元端末へ応答する。このHTMLデータを受信した端末上で動作しているブラウザプログラムは、このHTMLデータを解釈することによって、各発言についての情報を一覧するとともに書込用フォームを含む掲示板画面を、ディスプレイ上に表示する。そして、当該ユーザが書込用フォームの各欄に名前,発言内容を書き込んで「送信」ボタンをクリックすると、当該端末上で動作しているブラウザプログラムが、自己の発言についてのこれら情報を含む書込要求メッセージをサーバへ送信する。すると、サーバは、この書込要求メッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、書込要求メッセージ中の情報と発言日時とに基づいてデータベースを更新するとともに、更新後のデータベースから新たに読み出した所定数の発言についてのデータと書込用フォームをHTMLデータに組み込んで、要求元端末へ応答する。このHTMLデータを受信した端末上で動作しているブラウザプログラムは、このHTMLデータを解釈することによって、自己の発言を含む掲示板画面を、ディスプレイ上に表示する。
しかしながら、このような掲示板は、書き込み資格を限定し且つ本名での発言を強制するのでなければ、発言者の匿名性が前提になるので、発言の内容に信憑性を保証することはできない。例えば、地域情報を交換するための掲示板において、或る場所から発信していると自称している発言が、実際にその場所に居る者から発信された保証はない。そして、実際にその場所に居ない者から発信されたその場所に関する発言の内容は、虚偽であるか古い情報故に実態にそぐわなくなっている可能性が極めて高い。
本発明は、従来の掲示板における上記信憑性の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、発言者が匿名であったとしても、発言者による発言の発信位置を特定して表示することによって、その発言の信憑性を保証することができる掲示板システムにおける掲示板提示方法を、提供することである。
上記課題を解決するために案出された本発明による掲示板システムにおける掲示板提示方法の第1の態様は、端末と無線通信するために地上に固定設置された複数の無線設備,ネットワークを介してこれら複数の無線設備と接続された位置情報サーバ,及び、ネットワークを通じてこの位置情報サーバと通信を行うとともに発言毎にその発言内容を記録するデータベースを有する掲示板公開サーバから構築された掲示板システムにおける掲示板提示方法であって、前記位置情報サーバは、何れかの前記無線設備を通じて何れかの端末から発言内容を伴った書込要求メッセージを受信すると、この書込要求メッセージの送信元の端末の位置を割り出し、割り出した位置を示す位置情報を当該書込要求メッセージに組み込み、前記掲示板公開サーバは、前記位置サーバから前記書込要求メッセージを受信すると、この書込要求メッセージ含まれる発言内容及び位置情報を互いに対応付けて前記データベースに記録し、何れかの端末から読出要求メッセージを受信すると、前記データベースから各発言毎の発言内容及び位置情報を読み出して、各発言毎の発言内容及び位置情報を互いに対応付けた状態で表示するための掲示板表示データを、当該読出要求メッセージの送信元端末へ応答することを、特徴とする。
このように構成されると、何れかの無線設備との無線通信を通じて端末から掲示板公サーバに対して掲示板への発言の書込要求メッセージを送信すると、この書込要求メッセージは、無線設備から位置情報サーバへ送信される。この位置情報サーバは、この書込要求メッセージを分析することによってこの書込要求メッセージを発信した端末の位置を割り出し、割り出した位置を示す位置情報をこの書込要求メッセージに組み込み、この書込要求メッセージを掲示板公開サーバへ転送する。書込要求メッセージを受信した掲示板公開サーバは、この書込要求メッセージに含まれる発言内容及び発言位置を互いに対応付けてデータベースに記録する。以後、この掲示板公開サーバは、何れかの端末から掲示板の読出要求メッセージを受信すると、この掲示板公開サーバに記録される各組の発言内容及び位置情報を互いに対応付けた状態で端末の表示装置上に表示させるための掲示板表示データを、当該読出要求メッセージの送信元端末へ応答する。この掲示板表示データによって端末の表示装置上に表示された掲示板画面を見た閲覧者は、各発言の発信された場所を知ることができるので、各発言の内容とその発信位置とを対比することによってその発言内容の信憑性を判断することができる。例えば、ある場所に関する発言がその場所から発信されているのであれば、その発言の信憑性は高いと判断することができる。逆に、ある場所に関する発言をそれ以外の場所から発信されているのであれば、その発言の信憑性は低いと判断することができる。
上記課題を解決するために案出された本発明による掲示板システムにおける掲示板提示方法の第2の態様は、端末と無線通信するために地上に固定設置された複数の無線設備,ネットワークを介してこれら複数の無線設備と接続された位置情報サーバ,及び、ネットワークを介して前記複数の無線設備と接続されているとともに発言毎にその発言内容を記録するデータベースを有する掲示板公開サーバから構築された掲示板システムにおける掲示板提示方法であって、前記端末は、発言の書き込みに先立って何れかの前記無線設備を通じて位置情報サーバに対して位置検出要求メッセージを送信し、この位置検出要求メッセージを受信した前記位置情報サーバは、この位置検出要求メッセージの送信元の端末の位置を割り出し、割り出した位置を示す位置情報をこの位置検出要求メッセージの送信元の端末へ応答し、位置情報を応答された端末は、この位置情報及び発言内容を伴った書込要求メッセージを前記掲示板公開サーバへ送信し、前記掲示板公開サーバは、前記端末から前記書込要求メッセージを受信すると、この書込要求メッセージ含まれる発言内容及び位置情報を互いに対応付けて前記データベースに記録し、何れかの端末から読出要求メッセージを受信すると、前記データベースから各発言毎の発言内容及び位置情報を読み出して、各発言毎の発言内容及び位置情報を互いに対応付けた状態で表示するための掲示板表示データを、当該読出要求メッセージの送信元端末へ応答することを、特徴とする。
このように構成されると、何れかの無線設備との無線通信を通じて端末から掲示板公サーバに対して掲示板への発言の書込要求メッセージを送信するのに先だって、この端末は、位置検出要求メッセージを、この端末と無線通信をしている無線設備を通じて位置情報サーバへ送信する。この位置情報サーバは、この位置検出要求メッセージを分析することによってこの位置検出要求メッセージを発信した端末の位置を割り出し、割り出した位置を示す位置情報を当該位置検出要求メッセージの発信元端末へ応答する。この位置情報の応答を受けた端末は、この位置情報及び発言内容を組み込んだ書込要求メッセージを、無線設備を掲示板公開サーバへ転送する。書込要求メッセージを受信した掲示板公開サーバは、この書込要求メッセージに含まれる発言内容及び発言位置を互いに対応付けてデータベースに記録する。以後、上述した第1の態様の場合と同様に、何れかの端末から掲示板の読出要求メッセージを受信すると、掲示板表示データを応答する。
本発明の各態様において、位置情報サーバは、書込要求メッセージの送信元の端末と無線通信している前記無線設備の設置位置(即ち、この無線設備のカバーエリア)を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出しても良いし、端末の存在する地点そのものを割り出しても良い。前者の場合には、位置情報サーバは、書込要求メッセージの送信元の端末と無線通信している無線設備が当該書込要求メッセージを当該位置情報サーバに送信するためのフレームのヘッダに記述される当該無線設備の識別情報を抽出し、予め各無線設備の識別情報をその設置位置と対応付けて記憶しているテーブルを参照して、当該テーブル内において当該抽出した識別情報に対応する設置位置を読み出すことにより、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置を容易に割り出すことができる。この場合、無線設備の識別情報とは、この無線設備が無線LANルータであればそのMACアドレスである。また、前者の場合には、位置情報サーバは、書込要求メッセージの送信元の端末の電話番号に基づいて、この電話番号を有する端末と最後に情報交換をした無線設備の識別情報を特定し、予め各無線設備の識別情報をその設置位置と対応付けて記憶しているテーブルを参照して、当該テーブル内において当該特定した識別情報に対応する設置位置を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出すことができる。この場合、無線設備の識別情報とは、この無線設備がPHS電話網や携帯電話網の地上局であれば、その地上局IDである。他方、後者の場合には、位置情報サーバは、書込要求メッセージの送信元の端末が発信する緯度及び経度情報を受信し、予め経度及び緯度と地名と対応付けて記憶しているテーブルを参照し、当該テーブル内において当該受信した緯度及び経度に対応する地名を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出すことができる。この場合、端末は、GPS機能を有し、GPSアンテナによって受信したGPS信号に基づいて自らの緯度経度を算出して発信できる必要がある。
以上のように構成された本発明による掲示板システムによれば、発言者が匿名であったとしても、発言者による発言の発信位置を特定して掲示板に表示することができるので、その発言の信憑性を高めることができる。
以下、図面に基づいて、本発明による掲示板システムの実施の形態を説明する。
本発明の第1の実施形態は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して相互に接続されたユーザ端末1同士で情報を交換させるために構築され、ユーザ端末1の位置を検出するための位置情報サーバ3が各ユーザ端末1と掲示板公開サーバ4との間に介在している通信システムである。
(システム構成)
図1は、第1実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図1に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末1(図1においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末1と無線接続するために各地域に夫々設置されているとともにネットワーク(イーサネット)Nを介して互いに有線接続された複数台の無線LANルータ2と、このネットワークNに接続された位置情報サーバ3と、この位置情報サーバ3との間でインターネットIを通じて通信可能な掲示板公開サーバ4とから、構成されている。
(システム構成)
図1は、第1実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図1に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末1(図1においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末1と無線接続するために各地域に夫々設置されているとともにネットワーク(イーサネット)Nを介して互いに有線接続された複数台の無線LANルータ2と、このネットワークNに接続された位置情報サーバ3と、この位置情報サーバ3との間でインターネットIを通じて通信可能な掲示板公開サーバ4とから、構成されている。
ユーザ端末1は、無線LANカードを内蔵するとともにウェブ閲覧のために必要なハードウェア(CPU,記憶装置,表示装置,入力装置)及びソフトウェア(通信機能を有するオペレーティングシステム,ウェブブラウザ)を備えた所謂PDA(Personal Digital Assistant)である。
また、無線LANルータ2は、公知の市販品である。各無線LANルータ2は、夫々のカバーエリア(ユーザ端末1と通信可能な場所的範囲)同士が互いに重ならないように、互いに離間して設置されている。例えば、遊園地における各施設の前に、各無線LANルータが設置されている。
また、位置情報サーバ3は、ユーザ端末1からインターネットI上の何れかのサイトへ送信されたHTTPリクエストメッセージを中継してインターネットIへ送り出すとともに、インターネットIから受信した各ユーザ端末1のIPアドレス宛のHTTPレスポンスメッセージを、当該ユーザ端末1に無線接続された無線LANルータ2へ送信する。また、位置情報サーバ3は、ユーザ端末1から掲示板公開サーバ4へ向けて送信された書込要求メッセージ(各無線LANルータ2によってイーサネットフレームに格納された状態で送られてきたIPパケット中のHTTPリクエストメッセージ )を検出すると、そのイーサネットフレームのヘッダに含まれるソースMACアドレス(即ち、無線LANルータ2中のMACアドレス)に基づいて、メッセージ送信元ユーザ端末1に無線接続された無線LANルータ2が設置されている位置を判別し、判別した位置を示す「発言位置」の情報を当該書込要求メッセージに追加して、掲示板公開サーバ4へ転送する。
位置情報サーバ3のハードウェアは、互いにバスBによって接続されたCPU30,イーサネット用NIC(Network Interface Card)31,インターネット用NIC32,RAM33及びハードディスク34から、構成されている。これらのうち、CPU30は、位置情報サーバ3全体の制御を行う中央処理装置である。また、RAM33は、CPU30が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。また、イーサネット用NIC31は、イーサネットNとのインターフェースをなす通信装置である。また、インターネット用NIC32は、インターネットIが構築されている回線(インターネットバックボーン)とのインターフェースをなす通信装置である。
ハードディスク34は、CPU30によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納する外部記憶装置である。このハードディスク34に格納されるデータとしては、MACアドレス−位置対応テーブル35が含まれており、プログラムとしては、位置情報サーバプログラム36が含まれている。図2は、このMACアドレス−位置対応テーブル35のデータ構造を示す表である。この図2に示されるように、このMACアドレス−位置対応テーブル35は、イーサネットNに接続されている各無線LANルータ2毎に、そのMACアドレスとその設置位置とを対応付けて記録したテーブル形式のデータである。位置情報サーバプログラム36は、CPU30に対して、MACアドレス−位置対応テーブル35を参照させて、上述した位置情報サーバ3の機能を実現させる。
掲示板公開サーバ4は、その掲示板の表示項目として「発言位置」が含まれていることを除き、従来公知の通常の掲示板公開サーバである。即ち、この掲示板公開サーバ4は、通常のインターネットサーバ装置としてのハードウェア(CPU,RAM,ハードディスク)及びソフトウェア(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム,掲示板表示に関する幾つかのCGIプログラム)を有している。そして、そのハードディスク内には、掲示板データベース41が格納されている。この掲示板データベース41における個々の発言毎のレコードには、図3に示すように、上述した従来のものと同じ「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」の他、「発言位置」の項目が含まれている。
そして、掲示板公開サーバ4は、位置情報サーバ3経由でユーザ端末1から、若しくは、位置情報サーバ3を経由することなく一般のインターネット端末(図示略)から閲覧要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、最新の発言から順番に所定数の発言についての情報を掲示板データベース41から読み出し、これら各発言に関する情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末1又はインターネット端末(図示略)へ応答する。図4は、この掲示板表示用HTMLデータに基づいて表示される掲示板画面の例である。なお、この掲示板画面に含まれる書込用フォームには、「発言者名」欄42,及び「発言内容」欄43は含まれているが、「発言日時」及び「発言位置」を書き込むための如何なる欄も無い。また、この掲示板表示用HTMLデータには、各欄42,43に夫々情報が書き込まれた状態で送信ボタン44がクリックされると、これら「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含む書込要求HTTPリクエストメッセージを掲示板公開サーバ4へ送信させる設定(Formタグ)が、含まれている。
また、掲示板公開サーバ4は、位置情報サーバ3経由で何れかのユーザ端末1からの「発言位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、この書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、書込要求メッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース41に追加するとともに、レコード追加後の掲示板データベース41から新たに読み出した所定数の発言についてのデータと書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末1へ応答する。その結果、掲示板画面上において、この発言の発言内容には、図4に示すように、その発言日時及び発言者名とともに、発言位置が付記されるのである。
また、掲示板公開サーバ4は、位置情報サーバ3経由することなく一般のインターネット端末(図示略)からの「発言位置」の情報を含まない書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、この書込要求メッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース41に追加するとともに、レコード追加後の掲示板データベース41から新たに読み出した所定数の発言についての情報と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末1へ応答する。なお、この場合、掲示板データベース41に新規追加されたレコード中の「発言位置」の項目は空欄となるので、掲示板画面上においても、この発言の発言内容には、発言位置が付記されない。
(処理内容)
次に、上述した第1実施形態の通信システムにおけるユーザ端末1の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ3の動作(位置情報サーバプログラム36に従ってCPU30が実行する処理)及び掲示板公開サーバ4の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図5のフローチャートを参照して説明する。
(処理内容)
次に、上述した第1実施形態の通信システムにおけるユーザ端末1の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ3の動作(位置情報サーバプログラム36に従ってCPU30が実行する処理)及び掲示板公開サーバ4の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図5のフローチャートを参照して説明する。
最初に、上述したようにしてユーザ端末1の図示せぬ表示装置上に表示されている掲示板画面中の書き込みフォームの各欄42,43に情報を書き込んだ状態でユーザが送信ボタン44をクリックすると、ユーザ端末1は、S001において、掲示板システムのURLを指定するととともに「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含む書込要求HTTPリクエストメッセージを送信し、次のS002において、この書込要求HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。S001にてユーザ端末1から送信された書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した無線LANルータ2は、この書込要求HTTPリクエストメッセージをペイロードに格納するとともに、自己のMACアドレスを「ソースMACアドレス」としてヘッダに含むイーサネットフレームを、位置情報サーバ3へ送信する。
位置情報サーバ3のCPU30は、何れかの無線LANルータ2からのイーサネットフレームの受信をS010にて待っており、何れかのイーサネットフレームをイーサネット用NIC31が受信すると、次のS011において、イーサネット用NIC31に対して、このイーサネットフレームのペイロードから書込要求HTTPリクエストメッセージを抽出させるとともに、そのヘッダからソースMACアドレスを抽出させる。
次のS012では、CPU30は、S011にて抽出されたソースMACアドレスに基づいてMACアドレス−位置対応テーブル35を検索し、このソースMACアドレスに対応付けられている位置の情報を読み出す。
次のS013では、CPU30は、S011にてイーサネットフレームから抽出した書込要求HTTPリクエストメッセージにS012にて読み出した位置情報を組み込んで、掲示板公開サーバ4へ向けて送信する。CPU30は、S013の完了後、S014において、掲示板公開サーバ4からの応答を待つ。
掲示板公開サーバ4は、HTTPリクエストメッセージをS020にて待っており、何れかの書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、次のS021において、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース41に追加する。
次のS022では、掲示板公開サーバ4は、S021にてレコードの追加を完了した掲示板データベース41から、S021にて追加したレコードを含む最新の所定数のレコードの内容を読み出し、これらレコード中の情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末1へ向けて送出する。S022を完了すると、掲示板公開サーバ4は、次のHTTPリクエストメッセージを待つために、処理をS020へ戻す。
S022にて掲示板公開サーバ4から送出されたHTTPレスポンスメッセージは、位置情報サーバ3を経由する。そのため、位置情報サーバ3のCPU30は、S014にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、次のS015において、このHTTPレスポンスメッセージを、何れかの無線LANルータ2経由で要求元ユーザ端末1へ転送する。すると、ユーザ端末1は、S002にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、このHTTPレスポンスメッセージ中の掲示板表示用HTMLデータに基づいて掲示板画面の表示を行う。
(作用効果) 以上のように構成された本実施形態によると、無線LANルータ2に対して無線接続されたユーザ端末1から発信された発言については、その無線LANルータ2の設置位置が、発言位置として付記された状態で、掲示板画面上に表示される。従って、この掲示板画面を閲覧している第三者は、その発言者が発言を実際に送信した場所を確実に知ることができるので、その発言の内容と発言位置とを見比べることにより、その発言内容の信憑性を判断することができる。例えば、ある場所にしか存在しない事柄についての発言をその場所から発信しているのであれば、その発言者はその事項をリアルタイムで体験していると考えられるので、その発言の信憑性は高いものと判断することができる。これに対して、ある場所にしか存在しない事柄についての発言をそれ以外の場所から発信しているか、一般のインターネット端末から発信している(発言位置が発言に添付されていない場合)のであれば、その発言者はその事項をリアルタイムでは経験していないと考えられるので、その発言の信憑性は低いと判断することができる。
(変形例)
本実施形態において、ユーザ端末1として、無線LANカードを内蔵したPDAの代わりに、無線LANカードを内蔵したパソコンや、無線LANアダプタを内蔵したPHS電話機が用いられても良い。
(作用効果) 以上のように構成された本実施形態によると、無線LANルータ2に対して無線接続されたユーザ端末1から発信された発言については、その無線LANルータ2の設置位置が、発言位置として付記された状態で、掲示板画面上に表示される。従って、この掲示板画面を閲覧している第三者は、その発言者が発言を実際に送信した場所を確実に知ることができるので、その発言の内容と発言位置とを見比べることにより、その発言内容の信憑性を判断することができる。例えば、ある場所にしか存在しない事柄についての発言をその場所から発信しているのであれば、その発言者はその事項をリアルタイムで体験していると考えられるので、その発言の信憑性は高いものと判断することができる。これに対して、ある場所にしか存在しない事柄についての発言をそれ以外の場所から発信しているか、一般のインターネット端末から発信している(発言位置が発言に添付されていない場合)のであれば、その発言者はその事項をリアルタイムでは経験していないと考えられるので、その発言の信憑性は低いと判断することができる。
(変形例)
本実施形態において、ユーザ端末1として、無線LANカードを内蔵したPDAの代わりに、無線LANカードを内蔵したパソコンや、無線LANアダプタを内蔵したPHS電話機が用いられても良い。
本発明の第2の実施形態は、PHS通信網Nを介して相互に接続されたユーザ端末101同士で情報を交換させるために構築され、ユーザ端末101の位置を検出するための位置情報センター103が各ユーザ端末101と掲示板公開サーバ104との間に介在している通信システムである。
(システム構成)
図6は、第2実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図6に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末101(図6においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末101と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局102と、PHS通信網の地上設備を通じてこれらの基地局102に接続された位置情報センター103と、この位置情報センター103との間でインターネットIを通じて通信可能な掲示板公開サーバ104とから、構成されている。
(システム構成)
図6は、第2実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図6に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末101(図6においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末101と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局102と、PHS通信網の地上設備を通じてこれらの基地局102に接続された位置情報センター103と、この位置情報センター103との間でインターネットIを通じて通信可能な掲示板公開サーバ104とから、構成されている。
ユーザ端末101は、ウェブ閲覧のために必要なハードウェア(CPU,記憶装置,表示装置,入力装置)及びソフトウェア(通信機能を有するオペレーティングシステム,ウェブブラウザ)を備えたPHS電話機である。
また、基地局102は、PHS電話機との間で電波の送受信を行うアンテナを備えているとともに道路脇等に固定的に設置されてPHS通信システムを構成する公知の無線設備である。各基地局102は、夫々のカバーエリア(ユーザ端末101と通信可能な場所的範囲)同士が互いに重ならないように、互いに離間して設置されている。なお、各基地局102は、通信中であるか否かに関わりなく、定期的に自己のカバーエリア内に存在するPHS電話機との間で情報の交換を行うので、自己のカバーエリア内に現存する全PHS電話機の電話番号を常時認識している。また、各基地局102には、夫々、一意の基地局IDが割り当てられている。そして、基地局102は、位置情報センター103から何れかのPHS電話機の位置情報探知の依頼を受けると、依頼された電話番号のPHS電話機が自己のカバーエリア内に存在する場合には、自己の基地局IDを、そのPHS電話機の位置情報として位置情報センター103に応答するのである。
また、位置情報センター103は、ユーザ端末101からインターネットI上の何れかのサイトへ送信されたHTTPリクエストメッセージを中継してインターネットIへ送り出すとともに、インターネットIから受信した各ユーザ端末101のIPアドレス宛のHTTPレスポンスメッセージを、当該ユーザ端末101に無線接続された基地局102へ送信する。また、位置情報センター103は、ユーザ端末101から掲示板公開サーバ104へ向けて送信された書込要求メッセージを検出すると、メッセージ送信元のユーザ端末の電話番号を指定して各基地局102に対して位置情報探知の依頼を行い、その応答として何れかの基地局102から通知される基地局IDに基づいて、メッセージ送信元ユーザ端末101をそのカバーエリア内に含む基地局102が設置されている位置を判別し、判別した位置を示す「発言位置」の情報を当該書込要求メッセージに追加して、掲示板公開サーバ104へ転送する。
位置情報センター103のハードウェアは、互いにバスBによって接続されたCPU130,終端器131,インターネット用NIC132,RAM133及びハードディスク134から、構成されている。これらのうち、CPU130は、位置情報センター103全体の制御を行う中央処理装置である。また、RAM133は、CPU130が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。
また、終端器131は、PHS通信網の回線を終端させるインターフェースとしての通信装置である。即ち、この終端器131とユーザ端末101との間のデータ通信は、その通信内容をペイロードに格納したパケットの交換によって行われる。各パケットのヘッダには発信元の電話番号と発信先の電話番号が組み込まれている。従って、この終端器103は、パケットのヘッダを見ることによって、そのパケットがどのユーザ端末101から発信されたかを知ることができる。
また、インターネット用NIC132は、インターネットIが構築されている回線(インターネットバックボーン)とのインターフェースをなす通信装置である。
ハードディスク134は、CPU130によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納する外部記憶装置である。このハードディスク134に格納されるデータとしては、基地局ID−位置対応テーブル135が含まれており、プログラムとしては、位置情報サーバプログラム136が含まれている。図7は、この基地局ID−位置対応テーブル135のデータ構造を示す表である。この図7に示されるように、この基地局ID−位置対応テーブル135は、各基地局102毎に、その基地局IDとその設置位置とを対応付けて記録したテーブル形式のデータである。位置情報サーバプログラム136は、CPU130に対して、基地局ID−位置対応テーブル135を参照させて、上述した位置情報センター103の機能を実現させる。
掲示板公開サーバ104は、通信相手が位置情報サーバ3ではなく位置情報センター103である点を除いて、上述した第1実施形態の掲示板公開サーバ4と全く同じものであるので、その説明を省略する。
(処理内容)
次に、上述した第2実施形態の通信システムにおけるユーザ端末101の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報センター103の動作(位置情報サーバプログラム136に従ってCPU130が実行する処理)及び掲示板公開サーバ104の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図9のフローチャートを参照して説明する。
(処理内容)
次に、上述した第2実施形態の通信システムにおけるユーザ端末101の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報センター103の動作(位置情報サーバプログラム136に従ってCPU130が実行する処理)及び掲示板公開サーバ104の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図9のフローチャートを参照して説明する。
最初に、ユーザ端末101の図示せぬ表示装置上に表示されている掲示板画面中の書き込みフォームの各欄(図8に示す掲示板画面における「発言者名」欄42,「発言内容」欄43)に夫々情報を書き込んだ状態でユーザが送信ボタン44に対応したキーを押下すると、ユーザ端末101は、S101において、掲示板システムのURLを指定するとともに「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含む書込要求HTTPリクエストメッセージを生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージをペイロードに格納するとともに自己の電話番号を発信元電話番号としてヘッダに記述したパケットを送信し、次のS102において、この書込要求HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。S101にてユーザ端末101から送信されたパケットは、基地局102を通じて位置情報センター103へ送信される。
位置情報センター103のCPU130は、何れかのユーザ端末101からのパケットの受信をS110にて待っており、何れかのユーザ端末101からのパケットを終端器131が受信すると、次のS111において、終端器131に対して、このパケットのペイロードから書込要求HTTPリクエストメッセージを抽出させるとともに、そのヘッダから発信元電話番号を抽出させる。そして、抽出した発信元電話番号を指定した位置情報探知の依頼を各基地局102に送信することによって、その発信元ユーザ端末101のユーザ端末101がカバーエリア内に存在している基地局102の基地局IDを取得する。
なお、PHS通信通信網Nが、ユーザ端末101が自己と直接通信する基地局102の基地局IDをこの基地局102との間の通信を通じて予め取得できるものであった場合には、その基地局IDを含む書込要求HTTPリクエストメッセージを送信するように掲示板表示用HTMLデータを設定しておく。そして、位置情報センター103のCPU130は、何れかのユーザ端末101からのパケットを終端器131が受信すると、次のS111において、終端器131に対して、このパケットのペイロードから書込要求HTTPリクエストメッセージを抽出させ、その書込要求HTTPリクエストメッセージから、その発信元ユーザ端末101がカバーエリア内に存在している基地局102の基地局IDを取得する。なお、基地局IDは、パケットのヘッダに書き込まれていても良い。
次のS112では、CPU130は、S111にて取得した基地局IDに基づいて基地局ID−位置対応テーブル135を検索し、この基地局IDに対応付けられている位置の情報を読み出す。
次のS113では、CPU130は、S111にてパケットから抽出した書込要求HTTPリクエストメッセージにS112にて読み出した位置情報を組み込んで、掲示板公開サーバ104へ向けて送信する。CPU130は、S113の完了後、S114において、掲示板公開サーバ104からの応答を待つ。
掲示板公開サーバ104は、HTTPリクエストメッセージをS120にて待っており、何れかの書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、次のS121において、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース141に追加する。
次のS122では、掲示板公開サーバ104は、S121にてレコードの追加を完了した掲示板データベース141から、S121にて追加したレコードを含む最新の所定数のレコードの内容を読み出し、これらレコード中の情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末1へ向けて送出する。S122を完了すると、掲示板公開サーバ104は、次のHTTPリクエストメッセージを待つために、処理をS120へ戻す。
S122にて掲示板公開サーバ104から送出されたHTTPレスポンスメッセージは、位置情報センター103を経由する。そのため、位置情報センター103のCPU130は、S114にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、次のS115において、終端器131に対して、このHTTPレスポンスメッセージをパケットに格納させて、要求元ユーザ端末101へ送信させる。すると、ユーザ端末1は、S102にてこのパケットを受信して、このパケット内のHTTPレスポンスメッセージ中の掲示板表示用HTMLデータに基づいて掲示板画面の表示を行う。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、基地局102に対して無線接続されたユーザ端末101から発信された発言については、その基地局102の設置位置が、発言位置として付記された状態で、掲示板画面上に表示される。従って、この掲示板画面を閲覧している第三者は、その発言者が発言を実際に送信した場所を確実に知ることができるので、その発言の内容と発言位置とを見比べることにより、その発言内容の信憑性を判断することができる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末101を携帯電話機、基地局102を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、PHS電話機及び携帯電話機の代わりに、パソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、基地局102に対して無線接続されたユーザ端末101から発信された発言については、その基地局102の設置位置が、発言位置として付記された状態で、掲示板画面上に表示される。従って、この掲示板画面を閲覧している第三者は、その発言者が発言を実際に送信した場所を確実に知ることができるので、その発言の内容と発言位置とを見比べることにより、その発言内容の信憑性を判断することができる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末101を携帯電話機、基地局102を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、PHS電話機及び携帯電話機の代わりに、パソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
本発明の第3の実施形態は、PHS通信網Nを介して相互に接続されたユーザ端末201同士で情報を交換させるために構築され、各ユーザ端末201がGPS(Grobal Positioning System)機能を有することを前提に、ユーザ端末201がGPS機能によって取得した経度−緯度情報に基づいてこのユーザ端末201の現在地の地名を割り出す位置情報サーバ203が各ユーザ端末201と掲示板公開サーバ204との間に介在している通信システムである。
(システム構成)
図10は、第3実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図10に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末201(図10においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末201と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局202(図10においては一台のみ図示)と、PHS通信網の地上設備を通じてこれらの基地局202に接続された位置情報サーバ203と、この位置情報サーバ203との間でインターネットIを通じて通信可能な掲示板公開サーバ204とから、構成されている。
(システム構成)
図10は、第3実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図10に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末201(図10においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末201と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局202(図10においては一台のみ図示)と、PHS通信網の地上設備を通じてこれらの基地局202に接続された位置情報サーバ203と、この位置情報サーバ203との間でインターネットIを通じて通信可能な掲示板公開サーバ204とから、構成されている。
ユーザ端末201は、ウェブ閲覧のために必要なハードウェア(CPU,記憶装置,表示装置,入力装置)及びソフトウェア(通信機能を有するオペレーティングシステム,ウェブブラウザ)を備えるとともに、GPS位置検出機能を実現するためのハードウェア(GPSアンテナ)及びソフトウェア(緯度・経度算出プログラム)を内蔵したたPHS電話機である。このGPS位置検出機能については、公知であるので詳しい説明は省略するが、簡単に述べると、最少3個のGPS衛星Gから発信されるGPS信号(時刻情報及び衛星識別情報を搬送する信号)をGPSアンテナで受信し、各GPS信号に含まれる時刻情報同士の相対的ズレに基づいてこれらGPS衛星の位置に対する自己の相対位置として、自己の現在位置(緯度及び経度)を算出するというものである。なお、このGPS位置検出機能を利用した位置検出は、予め設定された所定周期で行われる。また、このユーザ端末201からのデータ送信は、メッセージをパケットのペイロードに格納することによって行われるが、このパケット内(ヘッダ内若しくはペイロード内)には、最新の位置検出によって得られた緯度・経度が記述される。
また、基地局202は、上述した第2実施形態における基地局201と全く同じであるので、その説明を省略する。
また、位置情報サーバ203は、ユーザ端末201からインターネットI上の何れかのサイトへ送信されたHTTPリクエストメッセージを中継してインターネットIへ送り出すとともに、インターネットIから受信した各ユーザ端末201のIPアドレス宛のHTTPレスポンスメッセージを、当該ユーザ端末201に無線接続された基地局202へ送信する。また、位置情報サーバ203は、ユーザ端末201から掲示板公開サーバ204へ向けて送信された書込要求メッセージを検出すると、この書込要求メッセージをユーザ端末201から終端器231まで搬送したパケット内(ヘッダ内若しくはペイロード内)に記述された緯度・経度に基づいて当該ユーザ端末201が存在する位置の地名(住所)を判別し、判別した地名(住所)を示す「発言位置」の情報を当該書込要求メッセージに追加して、掲示板公開サーバ204へ転送する。
位置情報サーバ203のハードウェアは、互いにバスBによって接続されたCPU230,終端器231,インターネット用NIC232,RAM233及びハードディスク234から構成されている。そのうち、CPU230,終端器231,インターネット用NIC232及びRAM233の機能は、上述した第2実施形態における位置情報センター103のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
ハードディスク234は、CPU230によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納する外部記憶装置である。このハードディスク234に格納されるデータとしては、緯度経度−位置対応テーブル235が含まれており、プログラムとしては、位置情報サーバプログラム236が含まれている。この緯度経度−位置対応テーブル235は、緯度経度を各軸とする座標上において、各住所が示す範囲をマッピングした、二次元状の論理構造を有するデータである。位置情報サーバプログラム236は、CPU230に対して、緯度経度−位置対応テーブル235を参照させて、上述した位置情報サーバ203の機能を実現させる。
掲示板公開サーバ204は、通信相手が位置情報サーバ3ではなく位置情報サーバ203である点を除いて、上述した第1実施形態の掲示板公開サーバ4と全く同じものであるので、その説明を省略する。
(処理内容)
次に、上述した第3実施形態の通信システムにおけるユーザ端末201の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ203の動作(位置情報サーバプログラム236に従ってCPU230が実行する処理)及び掲示板公開サーバ204の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図11のフローチャートを参照して説明する。
(処理内容)
次に、上述した第3実施形態の通信システムにおけるユーザ端末201の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ203の動作(位置情報サーバプログラム236に従ってCPU230が実行する処理)及び掲示板公開サーバ204の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図11のフローチャートを参照して説明する。
最初に、ユーザ端末201の図示せぬ表示装置上に表示されている掲示板中の書き込みフォームの各欄(図8に示す掲示板画面における「発言者名」欄42,「発言内容」欄43)に夫々情報を書き込んだ状態でユーザが送信ボタン44に対応したキーを押下すると、ユーザ端末201は、S201において、掲示板システムのURLを指定するとともに「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含む書込要求HTTPリクエストメッセージを生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージをペイロードに格納するとともに最新に検出された緯度・経度をヘッダ内若しくはペイロード内に記述したパケットを送信し、次のS202において、この書込要求HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。S201にてユーザ端末201から送信されたパケットは、基地局202を通じて位置情報サーバ203へ送信される。
位置情報サーバ203のCPU230は、何れかのユーザ端末201からのパケットの受信をS210にて待っており、何れかのユーザ端末201からのパケットを終端器231が受信すると、次のS211において、終端器231に対して、このパケットのペイロードから書込要求HTTPリクエストメッセージを抽出させるとともに、そのヘッダから発信元ユーザ端末201の緯度・経度を抽出させる。
次のS212では、CPU130は、S211にて取得した緯度・経度に基づいて緯度経度−位置対応テーブル235を検索し、この緯度・経度に相当する地名(住所)を読み出す。
次のS213では、CPU230は、S211にてパケットから抽出した書込要求HTTPリクエストメッセージにS212にて読み出した地名(住所)を「発信位置」の情報として組み込んで、掲示板公開サーバ204へ向けて送信する。CPU230は、S213の完了後、S214において、掲示板公開サーバ204からの応答を待つ。
掲示板公開サーバ204は、HTTPリクエストメッセージをS220にて待っており、何れかの書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、次のS221において、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース241に追加する。
次のS222では、掲示板公開サーバ204は、S221にてレコードの追加を完了した掲示板データベース241から、S221にて追加したレコードを含む最新の所定数のレコードの内容を読み出し、これらレコード中の情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末201へ向けて送出する。S222を完了すると、掲示板公開サーバ204は、次のHTTPリクエストメッセージを待つために、処理をS220へ戻す。
S222にて掲示板公開サーバ204から送出されたHTTPレスポンスメッセージは、位置情報サーバ203を経由する。そのため、位置情報サーバ203のCPU230は、S214にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、次のS215において、終端器231に対して、このHTTPレスポンスメッセージをパケットに格納させて、要求元ユーザ端末201へ送信させる。すると、ユーザ端末2は、S202にてこのパケットを受信して、このパケット内のHTTPレスポンスメッセージ中の掲示板表示用HTMLデータに基づいて掲示板画面の表示を行う。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、第2実施形態と同じ作用効果が得られる。しかも、上述した第2実施形態においてユーザ端末101の位置が各基地局102のカバーエリア単位の精度でしか検出できなかったのに比べて、本実施形態によると、ユーザ端末201が実際に存在している地名(住所)の単位で検出することができる。従って、掲示板画面に表示される発信位置がより厳密になるので、発言内容の信憑性をより厳密に判断することができる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法(即ち、ユーザ端末201においてGPS機能を用いて緯度・経度を測定し、位置情報サーバ203において緯度・経度を地名に変換する方法)を、第1実施形態のような無線LANをベースとした通信システムに適用しても良い。また、本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末201をGPS位置検出機能を有する携帯電話機、基地局202を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、GPS位置検出機能を有するPHS電話機及び携帯電話機の代わりに、GPS位置検出機能を有するパソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、第2実施形態と同じ作用効果が得られる。しかも、上述した第2実施形態においてユーザ端末101の位置が各基地局102のカバーエリア単位の精度でしか検出できなかったのに比べて、本実施形態によると、ユーザ端末201が実際に存在している地名(住所)の単位で検出することができる。従って、掲示板画面に表示される発信位置がより厳密になるので、発言内容の信憑性をより厳密に判断することができる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法(即ち、ユーザ端末201においてGPS機能を用いて緯度・経度を測定し、位置情報サーバ203において緯度・経度を地名に変換する方法)を、第1実施形態のような無線LANをベースとした通信システムに適用しても良い。また、本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末201をGPS位置検出機能を有する携帯電話機、基地局202を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、GPS位置検出機能を有するPHS電話機及び携帯電話機の代わりに、GPS位置検出機能を有するパソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
本発明の第4の実施形態は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して相互に接続されたユーザ端末301同士で情報を交換させるために構築され、ユーザ端末301からの要求に応じて当該ユーザ端末301の位置を検出して応答する位置情報サーバ303を、掲示板公開サーバ304と併設した通信システムである。
(システム構成)
図12は、第4実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図12に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末301(図12においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末301と無線接続するために各地域に夫々設置されているとともにネットワーク(イーサネット)Nを介して互いに有線接続された複数台の無線LANルータ302と、このネットワークNに接続された位置情報サーバ303と、このネットワークNに接続された掲示板公開サーバ304とから、構成されている。
(システム構成)
図12は、第4実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図12に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末301(図12においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末301と無線接続するために各地域に夫々設置されているとともにネットワーク(イーサネット)Nを介して互いに有線接続された複数台の無線LANルータ302と、このネットワークNに接続された位置情報サーバ303と、このネットワークNに接続された掲示板公開サーバ304とから、構成されている。
ユーザ端末301及び無線LANルータ302は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
また、位置情報サーバ303は、ユーザ端末1から自己宛のイーサネットフレーム(位置問い合わせメッセージを格納したイーサネットフレーム)を受信すると、そのイーサネットフレームのヘッダに含まれるソースMACアドレス(即ち、無線LANルータ2のMACアドレス)に基づいて、メッセージ送信元ユーザ端末301に無線接続された無線LANルータ2が設置されている位置を判別し、判別した位置を示す「発言位置」の情報をメッセージ送信元ユーザ端末301へ応答する。
位置情報サーバ303のハードウェアは、互いにバスBによって接続されたCPU330,イーサネット用NIC331,RAM333及びハードディスク334から、構成されている。これらのうち、CPU330は、位置情報サーバ303全体の制御を行う中央処理装置である。また、RAM333は、CPU330が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。また、イーサネット用NIC331は、イーサネットNとのインターフェースをなす通信装置である。
ハードディスク334は、CPU330によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納する外部記憶装置である。このハードディスク334に格納されるデータとしては、MACアドレス−位置対応テーブル335が含まれており、プログラムとしては、位置情報サーバプログラム336が含まれている。このMACアドレス−位置対応テーブル335は上述した第1実施形態のMACアドレス−位置対応テーブル35と全く同じものであるので、その説明を省略する。位置情報サーバプログラム336は、CPU330に対して、MACアドレス−位置対応テーブル335を参照させて、上述した位置情報サーバ303の機能を実現させる。
掲示板公開サーバ304は、その掲示板の表示項目として「発言位置」が含まれていることを除き、従来公知の通常の掲示板公開サーバである。即ち、この掲示板公開サーバ304は、通常のインターネットサーバ装置としてのハードウェア(CPU,RAM,ハードディスク)及びソフトウェア(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム,掲示板表示に関する幾つかのCGIプログラム)を有している。そして、そのハードディスク内には、掲示板データベース341が格納されている。この掲示板データベース341における個々の発言毎のレコードには、図3に示すように、上述した従来のものと同じ「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」の他、「発言位置」の項目が含まれている。この掲示板公開サーバ304は、各無線LANルータ302及び位置情報サーバ303と同じネットワーク(イーサネット)Nに直接接続されていても良いが、図示せぬルータによって接続されたインターネットを通じて当該ネットワーク(イーサネット)Nに接続されていても良い。この掲示板公開サーバ304は、ユーザ端末301から閲覧要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、最新の発言から順番に所定数の発言についての情報を掲示板データベース41から読み出し、これら各発言に関する情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末2又はインターネット端末(図示略)へ応答する。この掲示板表示用HTMLデータに基づいて表示される掲示板画面の内容は、図4に示す通りである。また、この掲示板表示用HTMLデータには、ユーザ端末301上のウェブブラウザに対して、各欄42,43に夫々情報が書き込まれた状態で送信ボタン44がクリックされると、最初に、位置情報サーバ303に対して位置問い合わせメッセージを送信させ、これに応じて位置情報サーバ303が「発信位置」の情報を応答してくると、「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含むとともに位置情報サーバ303が応答した「発信位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを掲示板公開サーバ304へ送信させる設定が、含まれている。
また、掲示板公開サーバ304は、何れかのユーザ端末301からの書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、この書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、書込要求メッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース341に追加するとともに、レコード追加後の掲示板データベース341から新たに読み出した所定数の発言についての情報と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末301へ応答する。その結果、掲示板画面上において、この発言の発言内容には、図4に示すように、その発言日時及び発言者名とともに、発言位置が付記されるのである。
(処理内容)
次に、上述した第4実施形態の通信システムにおけるユーザ端末301の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ303の動作(位置情報サーバプログラム336に従ってCPU330が実行する処理)及び掲示板公開サーバ304の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図13のフローチャートを参照して説明する。
(処理内容)
次に、上述した第4実施形態の通信システムにおけるユーザ端末301の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ303の動作(位置情報サーバプログラム336に従ってCPU330が実行する処理)及び掲示板公開サーバ304の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図13のフローチャートを参照して説明する。
最初に、上述したようにしてユーザ端末301の図示せぬ表示装置上に表示されている掲示板中の書き込みフォームの各欄42,43に情報を書き込んだ状態でユーザが送信ボタン44をクリックすると、ユーザ端末301は、S301において、位置情報サーバ303に対して位置問い合わせメッセージを送信し、次のS302において、この位置問い合わせメッセージに対する応答を待つ。S301にてユーザ端末301から送信された位置問い合わせメッセージを受信した無線LANルータ302は、この位置問い合わせメッセージをペイロードに格納するとともに、自己のMACアドレスを「ソースMACアドレス」としてヘッダに含むイーサネットフレームを、位置情報サーバ303へ送信する。
位置情報サーバ303のCPU330は、何れかの無線LANルータ302からのイーサネットフレームの受信をS310にて待っており、何れかのイーサネットフレームをイーサネット用NIC331が受信すると、次のS311において、イーサネット用NIC331に対して、このイーサネットフレームのヘッダからソースMACアドレスを抽出させる。
次のS312では、CPU330は、S311にて抽出したソースMACアドレスに基づいてMACアドレス−位置対応テーブル335を検索し、このソースMACアドレスに対応付けられている位置の情報を読み出す。
次のS313では、CPU330は、S312にて読み出した位置情報を「発信位置」の情報として、メッセージ発信元ユーザ端末301に応答する。
すると、ユーザ端末301は、S302においてこの応答を受信して、次の303において、掲示板システムのURLを指定して「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含むとともに、S302にて位置情報サーバ303から受信した「発信位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを、無線LANルータ302経由で掲示板公開サーバ304へ送信する。
掲示板公開サーバ304は、HTTPリクエストメッセージをS320にて待っており、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、次のS321において、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース341に追加する。
次のS322では、掲示板公開サーバ304は、S321にてレコードの追加を完了した掲示板データベース341から、S321にて追加したレコードを含む最新の所定数のレコードの内容を読み出し、これらレコード中の情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末301へ向けて送出する。S322を完了すると、掲示板公開サーバ304は、次のHTTPリクエストメッセージを待つために、処理をS320へ戻す。
すると、ユーザ端末301は、S304にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、このHTTPレスポンスメッセージ中の掲示板表示用HTMLデータに基づいて掲示板画面の表示を行う。
(作用効果) 以上のように構成された本実施形態によると、上述した第1実施形態と同じ作用効果が得られる。
(変形例)
本実施形態において、ユーザ端末301として、無線LANカードを内蔵したPDAの代わりに、無線LANカードを内蔵したパソコンや、無線LANアダプタを内蔵したPHS電話機が用いられても良い。
(作用効果) 以上のように構成された本実施形態によると、上述した第1実施形態と同じ作用効果が得られる。
(変形例)
本実施形態において、ユーザ端末301として、無線LANカードを内蔵したPDAの代わりに、無線LANカードを内蔵したパソコンや、無線LANアダプタを内蔵したPHS電話機が用いられても良い。
本発明の第5の実施形態は、PHS通信網Nを介して相互に接続されたユーザ端末401同士で情報を交換させるために構築され、ユーザ端末401からの要求に応じて当該ユーザ端末401の位置を検出して応答する位置情報センター403を、掲示板公開サーバ404と併設した通信システムである。
(システム構成)
図14は、第5実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図14に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末401(図14においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末401と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局402と、PHS通信網Nの地上設備を通じてこれらの基地局402に接続された位置情報センター403と、このPHS通信網Nに接続された掲示板公開サーバ404とから、構成されている。
(システム構成)
図14は、第5実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図14に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末401(図14においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末401と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局402と、PHS通信網Nの地上設備を通じてこれらの基地局402に接続された位置情報センター403と、このPHS通信網Nに接続された掲示板公開サーバ404とから、構成されている。
ユーザ端末401及び各基地局402は、上述した第2実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
また、位置情報センター403は、ユーザ端末1から自己宛のパケット(位置問い合わせメッセージを格納したパケット)を受信すると、そのパケットのヘッダに含まれるメッセージ送信元のユーザ端末の電話番号を指定して各基地局402に対して位置情報探知の依頼を行い、その応答として何れかの基地局402から通知される基地局IDに基づいて、メッセージ送信元ユーザ端末401をそのカバーエリア内に含む基地局402が設置されている位置を判別し、判別した位置を示す「発言位置」の情報をメッセージ送信元ユーザ端末401へ応答する。
位置情報センター403のハードウェアは、互いにバスBによって接続されたCPU430,終端器431,RAM433及びハードディスク434から、構成されている。これらのうち、CPU430は、位置情報センター403全体の制御を行う中央処理装置である。また、RAM433は、CPU430が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。
また、終端器431は、PHS通信網Nの回線を終端させるインターフェースとしての通信装置である。即ち、この終端器431とユーザ端末401との間のデータ通信は、その通信内容をペイロードに格納したパケットの交換によって行われる。各パケットのヘッダには発信元の電話番号と発信先の電話番号が組み込まれている。従って、この終端器403は、パケットのヘッダを見ることによって、そのパケットがどのユーザ端末401から発信されたかを知ることができる。
ハードディスク434は、CPU430によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納する外部記憶装置である。このハードディスク434に格納されるデータとしては、基地局ID−位置対応テーブル435が含まれており、プログラムとしては、位置情報サーバプログラム436が含まれている。この基地局ID−位置対応テーブル435は、上述した第2実施形態の基地局ID−位置対応テーブル135と全く同じものであるので、その説明を省略する。位置情報サーバプログラム436は、CPU430に対して、基地局ID−位置対応テーブル435を参照させて、上述した位置情報センター403の機能を実現させる。
掲示板公開サーバ404は、上述した第4実施形態の掲示板公開サーバ304と全く同じものであるので、その説明を省略する。但し、この掲示板公開サーバ404がユーザ端末401へ送信する掲示板表示用HTMLデータには、ユーザ端末401上のウェブブラウザに対して、各欄42,43に夫々情報が書き込まれた状態で送信ボタン44がクリックされると、最初に、位置情報センター403に対して位置問い合わせメッセージを送信させ、これに応じて位置情報センター403が「発信位置」の情報を応答してくると、「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含むとともに位置情報センター403が応答した「発信位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを掲示板公開サーバ404へ送信させる設定が、含まれている。
(処理内容)
次に、上述した第5実施形態の通信システムにおけるユーザ端末401の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報センター403の動作(位置情報サーバプログラム436に従ってCPU430が実行する処理)及び掲示板公開サーバ404の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図15のフローチャートを参照して説明する。
(処理内容)
次に、上述した第5実施形態の通信システムにおけるユーザ端末401の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報センター403の動作(位置情報サーバプログラム436に従ってCPU430が実行する処理)及び掲示板公開サーバ404の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図15のフローチャートを参照して説明する。
最初に、ユーザ端末401の図示せぬ表示装置上に表示されている掲示板中の書き込みフォームの各欄(図8に示す掲示板画面における「発言者名」欄42,「発言内容」欄43)に夫々情報を書き込んだ状態でユーザが送信ボタン44に対応したキーを押下すると、ユーザ端末401は、S401において、位置問い合わせメッセージをペイロードに格納するとともに自己の電話番号を発信元電話番号としてヘッダに記述したパケットを位置情報センター403へ送信し、次のS402において、この位置問い合わせメッセージに対する応答を待つ。S401にてユーザ端末401から送信されたパケットは、基地局402を通じて位置情報センター403へ送信される。
位置情報センター403のCPU430は、何れかのユーザ端末401からのパケットの受信をS410にて待っており、何れかのユーザ端末401からのパケットを終端器431が受信すると、次のS411において、終端器431に対して、このパケットのヘッダから発信元電話番号を抽出させる。そして、抽出した発信元電話番号を指定した位置情報探知の依頼を各基地局402に送信することによって、その発信元ユーザ端末401がカバーエリア内に存在している基地局402の基地局IDを取得する。
なお、PHS通信通信網Nが、ユーザ端末401が自己と直接通信する基地局402の基地局IDをこの基地局402との間の通信を通じて予め取得できるものであった場合には、その基地局IDを含む位置問い合わせメッセージを送信するように掲示板表示用HTMLデータを設定しておく。そして、位置情報センター403のCPU430は、何れかのユーザ端末401からのパケットを終端器431が受信すると、次のS411において、終端器431に対して、このパケットのペイロードから位置問い合わせメッセージを抽出させ、その位置問い合わせメッセージから、その発信元ユーザ端末401がカバーエリア内に存在している基地局402の基地局IDを取得する。なお、基地局IDは、パケットのヘッダに書き込まれていても良い。
次のS412では、CPU430は、S411にて取得した基地局IDに基づいて基地局ID−位置対応テーブル435を検索し、この基地局IDに対応付けられている位置の情報を読み出す。
次のS413では、CPU430は、S412にて読み出した位置情報を「発信位置」の情報として、メッセージ発信元ユーザ端末401に応答する。
すると、ユーザ端末401は、S402においてこの応答を受信して、次のS403において、掲示板システムのURLを指定して「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含むとともに、S402にて位置情報サーバ403から受信した「発信位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを、基地局402経由で掲示板公開サーバ404へ送信する。
掲示板公開サーバ404は、HTTPリクエストメッセージをS420にて待っており、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、次のS421において、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース441に追加する。
次のS422では、掲示板公開サーバ404は、S421にてレコードの追加を完了した掲示板データベース441から、S421にて追加したレコードを含む最新の所定数のレコードの内容を読み出し、これらレコード中の情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末401へ向けて送出する。S422を完了すると、掲示板公開サーバ404は、次のHTTPリクエストメッセージを待つために、処理をS420へ戻す。
すると、ユーザ端末401は、S404にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、このHTTPレスポンスメッセージ中の掲示板表示用HTMLデータに基づいて掲示板画面の表示を行う。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、上述した第2実施形態と同じ作用効果が得られる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末401を携帯電話機、基地局402を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、PHS電話機及び携帯電話機の代わりに、パソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、上述した第2実施形態と同じ作用効果が得られる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末401を携帯電話機、基地局402を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、PHS電話機及び携帯電話機の代わりに、パソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
本発明の第6の実施形態は、PHS通信網Nを介して相互に接続されたユーザ端末501同士で情報を交換させるために構築され、各ユーザ端末501がGPS(Grobal Positioning System)機能を有することを前提に、ユーザ端末501がGPS機能によって取得した経度−緯度情報に基づいてこのユーザ端末501の現在地の地名を割り出す位置情報サーバ503を、掲示板公開サーバ504と併設した通信システムである。
(システム構成)
図16は、第6実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図16に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末501(図16においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末501と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局502(図16においては一台のみ図示)と、PHS通信網Nの地上設備を通じてこれらの基地局502に接続された位置情報サーバ503と、このPHS通信網Nに接続された掲示板公開サーバ504とから、構成されている。
(システム構成)
図16は、第6実施形態による通信システムの概略構成を示すブロック図である。この図16に示されるように、この通信システムは、多数のユーザ端末501(図16においては一台のみ図示)と、各ユーザ端末501と無線接続するために各地域に夫々設置されている複数台の基地局502(図16においては一台のみ図示)と、PHS通信網Nの地上設備を通じてこれらの基地局502に接続された位置情報サーバ503と、このPHS通信網Nに接続された掲示板公開サーバ504とから、構成されている。
ユーザ端末501及び基地局502は、上述した第3実施形態ものと全く同じであるので、その説明を省略する。
また、位置情報サーバ503は、ユーザ端末501から自己宛のパケット(位置問い合わせメッセージを格納したパケット)を受信すると、そのパケット内(ヘッダ内若しくはペイロード内)に記述された緯度・経度に基づいて当該ユーザ端末501が存在する位置の地名(住所)を判別し、判別した地名(住所)を示す「発言位置」の情報をメッセージ送信元ユーザ端末501へ応答する。
位置情報サーバ503のハードウェアは、互いにバスBによって接続されたCPU530,終端器531,RAM533及びハードディスク534から構成されている。そのうち、CPU530,終端器531及びRAM533の機能は、上述した第3実施形態における位置情報サーバ203のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
ハードディスク534は、CPU530によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納する外部記憶装置である。このハードディスク534に格納されるデータとしては、緯度経度−位置対応テーブル535が含まれており、プログラムとしては、位置情報サーバプログラム536が含まれている。この緯度経度−位置対応テーブル535は、上述した第3実施形態における緯度経度−位置対応テーブル235と全く同じであるので、その説明を省略する。位置情報サーバプログラム536は、CPU530に対して、緯度経度−位置対応テーブル535を参照させて、上述した位置情報サーバ503の機能を実現させる。
掲示板公開サーバ504は、上述した第4実施形態の掲示板公開サーバ304と全く同じものであるので、その説明を省略する。但し、この掲示板公開サーバ504がユーザ端末501へ送信する掲示板表示用HTMLデータには、ユーザ端末501上のウェブブラウザに対して、各欄42,43に夫々情報が書き込まれた状態で送信ボタン44がクリックされると、最初に、位置情報サーバ503に対して位置問い合わせメッセージを送信させ、これに応じて位置情報サーバ503が「発信位置」の情報を応答してくると、「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含むとともに位置情報サーバ503が応答した「発信位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを掲示板公開サーバ504へ送信させる設定が、含まれている。
(処理内容)
次に、上述した第6実施形態の通信システムにおけるユーザ端末501の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ503の動作(位置情報サーバプログラム536に従ってCPU530が実行する処理)及び掲示板公開サーバ504の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図17のフローチャートを参照して説明する。
(処理内容)
次に、上述した第6実施形態の通信システムにおけるユーザ端末501の動作(オペレーティングシステム及びWebブラウザに従って図示せぬCPUが実行する処理),位置情報サーバ503の動作(位置情報サーバプログラム536に従ってCPU530が実行する処理)及び掲示板公開サーバ504の動作(オペレーティングシステム,Webサーバプログラム及び各CGIプログラムに従って図示せぬCPUが実行する処理)のうち本発明に関連する部分を、図17のフローチャートを参照して説明する。
最初に、ユーザ端末501の図示せぬ表示装置上に表示されている掲示板中の書き込みフォームの各欄(図8に示す掲示板画面における「発言者名」欄42,「発言内容」欄43)に夫々情報を書き込んだ状態でユーザが送信ボタン44に対応したキーを押下すると、ユーザ端末501は、S501において、位置問い合わせメッセージをペイロードに格納するとともに最新に検出された緯度・経度をヘッダ内若しくはペイロード内に記述したパケットを送信し、次のS502において、この位置問い合わせメッセージに対する応答を待つ。S501にてユーザ端末501から送信されたパケットは、基地局502を通じて位置情報サーバ503へ送信される。
位置情報サーバ503のCPU530は、何れかのユーザ端末501からのパケットの受信をS510にて待っており、何れかのユーザ端末501からのパケットを終端器531が受信すると、次のS511において、終端器531に対して、このパケットのヘッダから発信元ユーザ端末501の緯度・経度を抽出させる。
次のS512では、CPU530は、S511にて取得した緯度・経度に基づいて緯度経度−位置対応テーブル535を検索し、この緯度・経度に相当する地名(住所)を読み出す。
次のS513では、CPU530は、S512にて読み出した地名(住所)を「発信位置」の情報として、メッセージ発信元ユーザ端末501に応答する。
すると、ユーザ端末501は、S502においてこの応答を受信して、次のS503において、掲示板システムのURLを指定して「発言者名」欄42,「発言内容」欄43に書き込まれた情報を夫々「発言者名」の情報,「発言内容」の情報として含むとともに、S502にて位置情報サーバ503から受信した「発信位置」の情報を含む書込要求HTTPリクエストメッセージを、基地局502経由で掲示板公開サーバ504へ送信する。
掲示板公開サーバ504は、HTTPリクエストメッセージをS520にて待っており、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信すると、次のS521において、書込要求HTTPリクエストメッセージを受信した日時を発言日時として自動生成し、この書込要求HTTPリクエストメッセージ中の「発言者」の情報,「発言内容」の情報,「発言位置」の情報と発言日時とを記録した新規レコードを、掲示板データベース541に追加する。
次のS522では、掲示板公開サーバ504は、S521にてレコードの追加を完了した掲示板データベース541から、S521にて追加したレコードを含む最新の所定数のレコードの内容を読み出し、これらレコード中の情報(「発言日時」,「発言者名」,「発言内容」,「発言位置」等の項目の情報)と書込用フォームとを組み込んだ掲示板表示用HTMLデータをアクティブに生成し、この掲示板表示用HTMLデータを含むHTTPレスポンスメッセージを、要求元ユーザ端末501へ向けて送出する。S522を完了すると、掲示板公開サーバ504は、次のHTTPリクエストメッセージを待つために、処理をS520へ戻す。
すると、ユーザ端末501は、S504にてこのHTTPレスポンスメッセージを受信して、このHTTPレスポンスメッセージ中の掲示板表示用HTMLデータに基づいて掲示板画面の表示を行う。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、上述した第3実施形態と同じ作用効果が得られる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法(即ち、ユーザ端末501においてGPS機能を用いて緯度・経度を測定し、位置情報サーバ503において緯度・経度を地名に変換する方法)を、第4実施形態のような無線LANをベースとした通信システムに適用しても良い。また、本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末501をGPS位置検出機能を有する携帯電話機、基地局502を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、GPS位置検出機能を有するPHS電話機及び携帯電話機の代わりに、GPS位置検出機能を有するパソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態によると、上述した第3実施形態と同じ作用効果が得られる。
(変形例)
本実施形態において用いた位置検出の方法(即ち、ユーザ端末501においてGPS機能を用いて緯度・経度を測定し、位置情報サーバ503において緯度・経度を地名に変換する方法)を、第4実施形態のような無線LANをベースとした通信システムに適用しても良い。また、本実施形態において用いた位置検出の方法を、携帯電話網に適用し、ユーザ端末501をGPS位置検出機能を有する携帯電話機、基地局502を携帯電話網の基地局としても良い。さらに、GPS位置検出機能を有するPHS電話機及び携帯電話機の代わりに、GPS位置検出機能を有するパソコン又はPDAに接続されたPHS電話機(PHSカード)又は携帯電話機(携帯電話カード)が用いられても良い。
1 ユーザ端末
2 無線LANルータ
3 位置情報サーバ
4 掲示板公開サーバ
30 CPU
31 イーサネット用NIC
33 RAM
34 ハードディスク
35 MACアドレス−位置対応テーブル
36 位置情報サーバプログラム
41 掲示板データベース
101 ユーザ端末
102 基地局
103 位置情報サーバ
104 掲示板公開サーバ
130 CPU
131 終端器
133 RAM
134 ハードディスク
135 基地局ID−位置対応テーブル
136 位置情報サーバプログラム
141 掲示板データベース
201 ユーザ端末
202 基地局
203 位置情報サーバ
204 掲示板公開サーバ
230 CPU
231 終端器
233 RAM
234 ハードディスク
235 緯度経度−位置対応テーブル
236 位置情報サーバプログラム
241 掲示板データベース
2 無線LANルータ
3 位置情報サーバ
4 掲示板公開サーバ
30 CPU
31 イーサネット用NIC
33 RAM
34 ハードディスク
35 MACアドレス−位置対応テーブル
36 位置情報サーバプログラム
41 掲示板データベース
101 ユーザ端末
102 基地局
103 位置情報サーバ
104 掲示板公開サーバ
130 CPU
131 終端器
133 RAM
134 ハードディスク
135 基地局ID−位置対応テーブル
136 位置情報サーバプログラム
141 掲示板データベース
201 ユーザ端末
202 基地局
203 位置情報サーバ
204 掲示板公開サーバ
230 CPU
231 終端器
233 RAM
234 ハードディスク
235 緯度経度−位置対応テーブル
236 位置情報サーバプログラム
241 掲示板データベース
Claims (6)
- 端末と無線通信するために地上に固定設置された複数の無線設備,ネットワークを介してこれら複数の無線設備と接続された位置情報サーバ,及び、ネットワークを通じてこの位置情報サーバと通信を行うとともに発言毎にその発言内容を記録するデータベースを有する掲示板公開サーバから構築された掲示板システムにおける掲示板提示方法であって、
前記位置情報サーバは、何れかの前記無線設備を通じて何れかの端末から発言内容を伴った書込要求メッセージを受信すると、この書込要求メッセージの送信元の端末の位置を割り出し、割り出した位置を示す位置情報を当該書込要求メッセージに組み込み、
前記掲示板公開サーバは、前記位置サーバから前記書込要求メッセージを受信すると、この書込要求メッセージ含まれる発言内容及び位置情報を互いに対応付けて前記データベースに記録し、何れかの端末から読出要求メッセージを受信すると、前記データベースから各発言毎の発言内容及び位置情報を読み出して、各発言毎の発言内容及び位置情報を互いに対応付けた状態で表示するための掲示板表示データを、当該読出要求メッセージの送信元端末へ応答する
ことを特徴とする掲示板システムにおける掲示板提示方法。 - 端末と無線通信するために地上に固定設置された複数の無線設備,ネットワークを介してこれら複数の無線設備と接続された位置情報サーバ,及び、ネットワークを介して前記複数の無線設備と接続されているとともに発言毎にその発言内容を記録するデータベースを有する掲示板公開サーバから構築された掲示板システムにおける掲示板提示方法であって、
前記端末は、発言の書き込みに先立って何れかの前記無線設備を通じて位置情報サーバに対して位置検出要求メッセージを送信し、
この位置検出要求メッセージを受信した前記位置情報サーバは、この位置検出要求メッセージの送信元の端末の位置を割り出し、割り出した位置を示す位置情報をこの位置検出要求メッセージの送信元の端末へ応答し、
位置情報を応答された端末は、この位置情報及び発言内容を伴った書込要求メッセージを前記掲示板公開サーバへ送信し、
前記掲示板公開サーバは、前記端末から前記書込要求メッセージを受信すると、この書込要求メッセージ含まれる発言内容及び位置情報を互いに対応付けて前記データベースに記録し、何れかの端末から読出要求メッセージを受信すると、前記データベースから各発言毎の発言内容及び位置情報を読み出して、各発言毎の発言内容及び位置情報を互いに対応付けた状態で表示するための掲示板表示データを、当該読出要求メッセージの送信元端末へ応答する
ことを特徴とする掲示板システムにおける掲示板提示方法。 - 前記位置情報サーバは、前記書込要求メッセージの送信元の端末と無線通信している前記無線設備の設置位置を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出す
ことを特徴とする請求項1又は2記載の掲示板システムにおける掲示板提示方法。 - 前記位置情報サーバは、前記書込要求メッセージの送信元の端末と無線通信している前記無線設備が当該書込要求メッセージを当該位置情報サーバに送信するためのフレームのヘッダに記述される当該無線設備の識別情報を抽出し、予め各無線設備の識別情報をその設置位置と対応付けて記憶しているテーブルを参照して、当該テーブル内において当該抽出した識別情報に対応する設置位置を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出す
ことを特徴とする請求項3記載の掲示板システムにおける掲示板提示方法。 - 前記位置情報サーバは、前記書込要求メッセージの送信元の端末の電話番号に基づいて、この電話番号を有する端末と最後に情報交換をした無線設備の識別情報を特定し、予め各無線設備の識別情報をその設置位置と対応付けて記憶しているテーブルを参照して、当該テーブル内において当該特定した識別情報に対応する設置位置を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出す
ことを特徴とする請求項3記載の掲示板システムにおける掲示板提示方法。 - 前記位置情報サーバは、前記書込要求メッセージの送信元の端末が発信する緯度及び経度情報を受信し、予め経度及び緯度と地名と対応付けて記憶しているテーブルを参照し、当該テーブル内において当該受信した緯度及び経度に対応する地名を、当該書込要求メッセージの送信元の端末の位置として割り出す
ことを特徴とする請求項1又は2記載の掲示板システムにおける掲示板提示方法。
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JP2003364339A JP2005128831A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 電子掲示板システムにおける掲示板提示方法 |
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Cited By (4)
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-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003364339A patent/JP2005128831A/ja active Pending
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JP2021128787A (ja) * | 2019-08-13 | 2021-09-02 | パイオニア株式会社 | 端末装置、表示方法、サーバ、通信方法及びプログラム |
JP2022103168A (ja) * | 2019-08-13 | 2022-07-07 | ジオテクノロジーズ株式会社 | 端末装置、表示方法、サーバ、通信方法及びプログラム |
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