JP2005128629A - データベースの更新方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】 データベースの内容を保証しつつ更新時間の短縮化を図るデータベースの更新方式、データベースの更新方法、データベースの更新プログラムを提供する。
【解決手段】 運用系制御部と予備系制御部とを備えて冗長構成とした装置において、前記運用系制御部のデータベース管理部が、第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新し、このデータベースの更新と並行して、前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新する。
【選択図】 図1

Description

運用系と予備系とに冗長化された情報処理装置において該情報処理装置の設定情報を記憶するデータベースの更新時間を短縮する更新方式に関する。
Layer2スイッチをはじめとするIP装置では、一般に種々の機能を実現するため、多くの設定情報を記憶する必要があり、装置が再起動した際にも、この設定情報が復元できるようデータベースが利用されている。
Layer2スイッチ装置では、例えば、転送するフレームをユーザ毎に優先度をつけ、転送フレームの帯域を保障する事や、ベストエフォートにて転送するQos機能をサポートすることを設定している。さらに、物理ポート毎だけではなく、論理ポート毎にも複数設定可能である上、ユーザの収容数は4000以上サポート可能としている。このように、最近のLayer2スイッチ装置では、膨大なユーザ数をQos機能にてサポートする事によって、データベース内に保存するデータ量が大きくなり、それに伴いデータベースのサイズも増加傾向にある。
また、Layer2スイッチ装置では、CPUユニットの運用が停止するとフレーム転送に影響が出るため、信号断等の重大な障害につながる恐れがある。そこで、運用系のCPUユニットが停止した際にも、予備系のCPUユニットにて動作可能になるよう、CPUユニットの冗長構成をとっている。同時に、データベースをそれぞれのCPUユニット内に配置し、冗長構成をとる事で信頼性のある装置を提供している。
このようなLayer2スイッチ装置では、設定内容が膨大であるため、設定変更毎にリアルタイムにデータベースの更新を実施する場合、データベースへのアクセスが頻繁に発生する。
しかしながら、電源を切った状態でも設定情報を保持できるように不揮発性のメモリ内にデータベースを構築した場合、メモリの特性上、設定毎の書込みには時間がかかってしまうため、一括で設定データを反映させるデータベースの更新方式が採用されている。
図13では、従来のLayer2スイッチ装置100におけるデータベース更新方式を示す。また、同図に記載した矢印S101〜S104にて、RAMデータベース3−1の更新のフローを示す。
該Layer2スイッチ装置100では、入出力ポート15から入力されたフレームがCPUユニット101に入力され、データ処理部(不図示)がRAMデータベース3−1の設定に従って該フレームを処理し、入出力ポート15から転送先へ出力する。
このLayer2スイッチ装置100において使用者が、該装置100の操作部を操作して、或いは制御用のフレームを入力して設定を行うと(S101)、先ず運用系のCPUユニット101のデータベース管理部21−1がこの設定情報を受信し、RAMデータベース3−1の更新処理を行う(S102)。更新完了後、該データベース管理部21−1が予備系のCPUユニット102のデータベース管理部21−2にRAMデータベース3−2の更新を依頼し(S103)、予備系のデータベース管理部21−2が、自CPUユニット内のRAMデータベース3−2を更新する事(S104)で、常にRAMデータベースを2重化状態としている。
次に図1の矢印S201〜S204にて、NVMデータベース更新のフローを示す。RAMデータベースが更新された状態にて、使用者からNVMデータベース更新命令を受信した場合(S201)、運用系のデータベース管理部21−1は、自CPUユニット内のRAMデータベース3−1からNVMデータベース24−1へ全データのコピーを実施し(S202)、完了後、予備系のデータベース管理部21−2にNVMデータベース24−2の更新依頼を行う(S203)。依頼を受信した予備系のデータベース管理部21−2は、自CPUユニット内のRAMデータベース3−2からNVMデータベース24−2へ全データのコピーを実施し(S204)、両系データベースの更新処理が完了する。
このデータベースの更新方式は装置が異常状態になった場合(例えば電源断など)にも、装置復旧のために、一方のデータベースを正常状態に保持する必要がある。そのため、NVMデータベースの更新は運用系→予備系の順番で実施しており、同時にNVMデータベースへのアクセスが発生しないように設計されている。
特開平5−28015号公報
不揮発性メモリ(NVMとも称する)、例えばフラッシュメモリ上に存在するNVMデータベースの容量が大きい装置においては、メモリの特性上、データベースの更新時間が長くなる。
この更新時間を短縮するために、2重化構成されたNVMデータベースの両方を同時に更新すると、この更新中に電源断が生じた場合に、両方のNVMデータベースが損傷して装置の設定情報が不明となり、装置としては復旧不能な状態となってしまう。そのようなケースを避け、データベースの内容を保証するため、NVMデータベースの更新処理は片系ずつ順番に実施する必要がある。
しかしながら、片系ずつNVMデータベースの更新処理を実施した場合、データベースの保証は可能になるが、更新時間が長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、データベースの内容を保証しつつ更新時間の短縮化を図る技術の提供を目的とする。
本発明のデータベースの更新方式は、設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置のデータベースの更新方式であって、
前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新し、
この更新処理と並行して、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新する。
このように本発明のデータベースの更新方式では、冗長化されたデータベース管理部によって第2の記憶部のデータベースを更新する際、各データベース管理部で該データベースの異なるブロックを更新することで、この更新処理中に障害が発生してもデータベースの内容を保証できるようにしつつ、各データベース管理部で同時にデータベースの更新処理を行うことで更新時間の短縮化を図っている。
前記データベースの更新方式において、前記運用系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
同じく予備系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
前記運用系制御部及び予備系制御部のデータベース管理部が、それぞれ前記第3の記憶部を参照し、変更があったエリアのみ前記更新を行っても良い。
前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、第2の記憶部のデータベースに記憶されている設定情報の誤りを検出した場合、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新しても良い。
前記データベースの更新方式において、前記データベース管理部が、前記第1の記憶部のデータベースに基づいて第2の記憶部のデータベースを更新する際に、前記設定情報の誤り検出用の冗長ビットを前記第2の記憶部のデータベースに記憶させ、
前記情報処理装置の起動時に、前記データベース管理部が前記冗長ビットを参照して前記設定情報の誤り検出を行っても良い。
前記データベースの更新方式において、前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、前記データベース管理部が、前記第1の記憶部のデータベースに基づいて第2の記憶部のデータベースを更新する際に、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースを特定する識別情報を自身の第2の記憶部のデータベースに記憶し、
前記の設定情報の誤りを検出した際に、前記データベース管理部が、自身のデータベースに記憶されている識別情報と他方のデータベースを特定する識別情報とを比較し、当該他方のデータベースが前回の更新を反映させたデータベースであると判定した場合に、前記他方のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新しても良い。
前記データベースの更新方式において、前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記データベースの複数のエリアを所定の順番で更新する場合に、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記データベースの複数のエリアを前記順番と逆の順番で更新しても良い。
また、本発明のデータベースの更新方法は、設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置が実行する方法であって、
前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップと、
このデータベースを更新するステップと並行して、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップを含む。
このように本発明のデータベースの更新方法では、冗長化されたデータベース管理部によって第2の記憶部のデータベースを更新する際、各データベース管理部で該データベースの異なるブロックを更新することで、この更新処理中に障害が発生してもデータベースの内容を保証できるようにしつつ、各データベース管理部で同時にデータベースの更新処理を行うことで更新時間の短縮化を図っている。
前記データベースの更新方法において、前記運用系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
同じく予備系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
前記運用系制御部及び予備系制御部のデータベース管理部が、それぞれ前記第3の記憶部を参照し、変更があったエリアのみ前記更新を行っても良い。
前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、第2の記憶部のデータベースに記憶されている設定情報の誤りを検出した場合、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新しても良い。
前記データベースの更新方法において、前記データベース管理部が、前記第1の記憶部のデータベースに基づいて第2の記憶部のデータベースを更新する際に、前記設定情報の誤り検出用の冗長ビットを前記第2の記憶部のデータベースに記憶させ、
前記情報処理装置の起動時に、前記データベース管理部が前記冗長ビットを参照して前記設定情報の誤り検出を行っても良い。
前記データベースの更新方法において、前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、前記データベース管理部が、前記第1の記憶部のデータベースに基づいて第2の記憶部のデータベースを更新する際に、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースを特定する識別情報を自身の第2の記憶部のデータベースに記憶し、
前記の設定情報の誤りを検出した際に、前記データベース管理部が、自身のデータベースに記憶されている識別情報と他方のデータベースを特定する識別情報とを比較し、当該他方のデータベースが前回の更新を反映させたデータベースであると判定した場合に、前記他方のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新しても良い。
前記データベースの更新方法において、前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記データベースの複数のエリアを所定の順番で更新する場合に、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記データベースの複数のエリアを前記順番と逆の順番で更新しても良い。
また、本発明は、上記ステップを前記情報処理装置に実行されるデータベースの更新プログラムであっても良い。
本発明によれば、データベースの内容を保証しつつ更新時間の短縮化を図る技術を提供することができる。
以下、本発明の実施形態であるデータベースの更新方式を図1から図12の図面に基づいて説明する。
§1.装置構成
本実施形態に係るLayer2スイッチ装置1のデータベース更新方式を図1に示す。
該Layer2スイッチ装置1は、運用系制御部(CPUユニット)11、予備系制御部(CPUユニット)12、入出力ポート15等を備え、入出力ポート15から入力されたフレームを不図示のデータ処理部がRAMデータベース13−1の設定に従って該フレームを処理し、入出力ポート15から転送先へ出力する。
運用系制御部11と予備系制御部12とは略同一の機能を有しており、何れか一方に異常が生じた場合にも他方が動作することにより、可用性を確保できるように冗長構成となっている。
運用系制御部11,予備系制御部12は、それぞれCPU1−1,CPU1−2、RAMディスク6−1,6−2、CFディスク7−1,7−2、メモリ14−1,14−2、DPRAM13−1,13−2を有している。また、本実施形態のCPU1−1,1−2は、ROM(不図示)等に記憶されたプログラム(データベースの更新プログラム等)に従って演算処理を行うことでデータベース管理部2−1,2−2や、接続監視部8−1,8−2の機能をソフトウェア的に実現している。これらのデータベース管理部2−1,2−2や、接続監視部8−1,8−2は、該機能を有する電子回路(ハードウェア)としても良い。なお、本実施形態では、運用系制御部1を構成する要素には−1を付し、予備系制御部2を構成する要素には−2を付している。
この運用系制御部11,予備系制御部12は、それぞれ上記各要素を一体的に備えたカード状のユニットであり、Layer2スイッチ装置1の本体(シャーシ)に対して挿脱可能になっている。従って障害が発生した場合には、このユニット単位で交換が可能となっている。
RAMディスク(第1の記憶部)6−1,6−2は、比較的記憶速度が速い揮発性のメモリからなり、RAMデータベース3−1,3−2を記憶している。
CFディスク(第2の記憶部)7−1,7−2は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリからなり、NVMデータベース4−1,4−2を記憶している。
該RAMデータベース3−1,3−2、NVMデータベース4−1,4−2は、設定情報を複数のエリア(ブロックやファイル)に分けて記憶している。図2に示すように本例では、所定アドレス毎に区切られた複数のブロック1〜nに分けて設定情報を記憶している。また、各データベースのヘッダ部分にRAMデータベース3−1,3−2の更新時刻と各ブロックの誤り検出用の冗長ビット(チェックサム値)を記憶している。該チェックサム値は、ブロック内の全データを決められた計算式にて求めたものをさす。
データベース管理部2−1,2−2は、設定の命令を受信すると、逐次RAMデータベース3−1,3−2を更新し、ブロック管理テーブル9−1,9−2に該更新した旨の情報を入力する。また、データベース管理部2−1,2−2は、データベースの更新(バックアップ)の指示を受信すると、RAMデータベース3−1,3−2のデータ(設定情報)をNVMデータベース4−1,4−2にコピーする。
接続監視部8−1,8−2は、CPU間の接続状態を監視しており、対抗側CPUが停止したり、対抗側CPUユニットが装置本体から取り外されたりして、対抗側CPUからの応答が無くなった場合に、データベース管理部2−1,2−2に通知する。
メモリ(第3の記憶部)14−1,14−2は、ブロック管理テーブル9−1,9−2を記憶している。このブロック管理テーブル9−1,9−2は、図3に示すようにRAMデータベース3−1,3−2の各ブロックが更新されているか否かの情報(更新フラグ)を記憶している。
DPRAM(Dual Port RAM)13−1,13−2は、運用系制御部11と予備系制御
部12との間でデータの受け渡しを行うための共用メモリである。このDPRAM13−1,13−2は、図4に示すように、例えば運用系CPUユニット11のRAM13−1のアドレス#100−#200上のデータを更新した際に、対向側である予備系CPUユニット12のRAM13−2上のアドレス#500−#600にデータが反映される仕組みを持つ。反対に、予備系CPUユニット12のRAM13−2のアドレス#100−#200上のデータを更新した際に、対向側である運用系CPUユニット11のRAM13−1上のアドレス#500−#600にデータが反映される。
§2.RAMデータベースの更新処理
Layer2スイッチ装置1の使用者(ネットワーク管理者等)が、不図示の操作部を操作して設定情報を入力する、或いはネットワークに接続した端末等から制御用のフレーム(設定情報を含むフレーム)を送ること等により、Layer2スイッチ装置1に対して設定を行うと、データベース管理部2−1は、この受信した設定情報をRAMデータベース3−1に格納、即ちRAMデータベース3−1の更新処理を行う。この更新処理に関する処理フロー図を図5に示す。
先ず、使用者から設定情報を受信すると(ステップ1、以下S1のように略記する)、データベース管理部2−1は、この設定情報をRAMデータベース内のどのブロックに格納すべきかを判定する(S2)。この判定は、受信した順に応じて各ブロックに均等に振り分けることや、経路情報や動作モードといった設定情報の種類を判定して対応するブロックに格納するなど、予めブロックに格納する条件を該データベース管理部2−1に設定しておき、この所定条件に従って行う。
該判定後、データベース管理部2−1は、該当するブロック内に設定情報を格納する(S3)。また、データベース管理部2−1は、このブロックを更新したか否かの情報(更新有無情報)をブロック管理テーブル9−1に設定する(S4)。更新有無情報は、データベースの一括更新処理時に更新が必要な事がわかるように、更新したブロックの更新フラグを有(ON)設定とする。
次にデータベースのヘッダ部分に、更新したブロックのデータ(設定情報)の誤り検出のために決められた計算方法で算出したチェックサム値(冗長ビット)と、識別情報としてのRAMデータベース更新時刻を設定する(S5)。
データベース管理部22は、自CPUユニット内の更新後、予備系CPUユニット12
のデータベース管理部2−2へRAMデータベース3−2の更新依頼(設定情報の通知)を行う(S6)。その際、データベース管理部22は、運用系にて設定したRAMデータベース更新時刻の情報をDPRAM13−1に書き込むことで予備系CPUユニット12側に通知する。
予備系のCPUユニット12内のデータベース管理部2−2は、運用系のデータベース管理部2−1と同様に、どのブロックにデータ(設定情報)を格納すべきか判定し(S7)、該当するブロック内にデータを格納する(S8)。
また、データベース管理部2−2は、ブロック管理テーブル9−2に、RAMデータベースの更新有無情報を設定する(S9)。
次にデータベース管理部2−2は、RAMデータベース3−2のヘッダ部分に、チェックサム値と運用系から取得した時刻情報(識別情報)を設定し(S10)、運用系のデータベース管理部2−1へRAMデータベースの更新完了を通知する(S11)。
§3.NVMDBデータベースの更新処理
次にRAMデータベース3−1,3−2からNVMデータベース4−1,4−2への更新処理に関するフロー図を図6に示す。
Layer2スイッチ装置1の使用者(ネットワーク管理者等)が、不図示の操作部を操作して更新命令を入力する、或いはネットワークに接続した端末等から制御用のフレーム(更新命令を含むフレーム)を送ること等により、Layer2スイッチ装置1に対して更新の命令を行うと、運用系のデータベース管理部2−1は、この更新命令を受信し(S21)、予備系のデータベース管理部2−2へNVMデータベースの更新命令を通知する(S22)。
その後、データベース管理部2−1は、所定の順にブロックを更新し、更新対象のブロック全ての更新処理が完了するまで繰り返す(S23〜S27)。
この更新処理としては、先ず、データベース管理部2−1が、DPRAMを参照し、対向側CPUユニット12にて同一のブロックへの更新処理が行われていないかをチェックし(S24)、同一アクセスとなる場合には、対向側の処理が完了するまで、DPRAMによるチェック(S24)を繰り返す。一方、対向側CPUによる更新処理が行われていない場合には、対向側CPUユニット12に対してアクセスしているブロック番号がわかるよう、これから更新するブロック番号をDPRAM上に設定(記憶)する(S25)。
設定後、ブロック管理部2−1は、ブロック管理テーブル9−1(図3)の更新フラグのチェックを行い(S26)、更新されていた場合(更新フラグがONの場合)には、RAMデータベース9−1上の該当のブロックのデータをNVMデータベース4−1の当該ブロックへ複写するように更新処理を行う(S27)。なお、RAMデータベースの更新が無かった場合には、NVMデータベースへの更新処理は行わない。
該当ブロックの処理が完了したら、次のブロックの処理へ移行する(S23)。
一方、ステップ22で運用系のデータベース管理部2−1から送信した更新命令を予備系のデータベース管理部2−2が受信すると(S28)、前記運用系の更新処理と並行してNVMデータベース4−2を更新する(S29〜S33)このときCPUユニット12は、CPUユニット11が更新する順序と逆の順序で各ブロックを更新する。
この更新処理では、先ず、データベース管理部2−2が、DPRAMを参照し、対向側CPUユニット11にて同一のブロックへの更新処理が行われていないかをチェックし(S30)、同一アクセスとなる場合には、対向側の処理が完了するまで、DPRAMによるチェック(S30)を繰り返す。一方、対向側CPUによる更新処理が行われていない場合には、対向側CPUユニット11に対してアクセスしているブロック番号がわかるよう、これから更新するブロック番号をDPRAM上に設定(記憶)する(S31)。
設定後、ブロック管理部2−2は、ブロック管理テーブル9−2(図3)の更新フラグのチェックを行い(S32)、更新されていた場合(更新フラグがONの場合)には、RAMデータベース9−1上の該当のブロックのデータをNVMデータベース4−1の当該ブロックへ複写するように更新処理を行う(S33)。なお、RAMデータベースの更新が無かった場合には、NVMデータベースへの更新処理は行わない。
該当ブロックの処理が完了したら、次のブロックの処理へ移行する(S29)。
データベース管理部2−1,2−2は、それぞれ、全ブロックについてNVMデータベース4−1,4−2の更新処理が完了したら、ブロック管理テーブル9−1,9−2の更新フラグを更新無し(OFF)に設定する。即ち、RAMデータベース3−1,3−2を更新したか否かの情報を否に設定する。
そして、データベース管理部2−2は、対抗側CPUユニット11の起動状態をチェックし(S38)、運用系CPUユニット11が起動状態であれば、運用系のデータベース管理部2−1に対してNVMデータベース4−2の更新完了を通知し(S39)、未起動状態(ダウン中)であれば、自らが運用系に遷移し、処理を完了させる。
一方、データベース管理部2−1は、対抗側CPUユニット12の起動状態をチェックし(S35)、起動中であれば予備系からの完了通知の受信待ち状態に遷移し、予備系データベース管理部2−2からの通知を受信(S36)する事でNVMデータベース4−1,4−2への更新処理を完了させる。また、非運用状態であれば、予備系からの通知を待たずにNVMデータベース4−1の更新処理を完了させる。
図7は、このRAMデータベースからNVMデータベースへの更新処理の状態遷移図である。同図を用いて前記更新処理を具体的に説明する。
本例では、データベース内のブロック数を5個として、それぞれに固有の番号(1〜5のブロック番号)を付し、各ブロックについてRAMデータベースからNVMデータベースへの更新状況、及び、RAMデータベースの更新の有無が(1)の状態になっていた場合について説明する。
運用系CPUユニット11は、NVMデータベース4−1の更新処理を先頭のブロック1から開始し、予備系CPUユニット12は、後方のブロック5より降順に更新処理を開始する(状態(2))。
このブロックの更新完了後、運用系CPUユニット11は、所定の順序(本例ではブロック番号の昇順)に従い、次のブロックの更新処理を行う。同様に、予備系CPUユニット12は、該運用系CPUユニット11の順序と逆の順序(本例ではブロック番号の降順)に従い、次のブロックの更新処理を行う。即ち、運用系はブロック2、予備系はブロック4の処理に移行する。
運用系のブロック2はRAMデータベース更新が“無”なので、NVMデータベースの
更新処理を行わず、ブロック3の更新処理に移行する(状態(3))。
次に運用系CPUユニット11はブロック3の更新処理完了後、ブロック4の処理に移行する。しかし予備系CPUユニット12が同一のブロック4のNVMデータベースを更新中であるため、運用系CPUユニット11はブロック4の更新を予備系側が完了するまで待機する(状態(4))。
予備系CPUユニット12にてブロック4の更新が完了した後、運用系CPUユニット11は、ブロック4の更新処理を開始し、予備系CPUユニット12はブロック3の更新処理へ移行する(状態(5))。
上記更新処理を繰り返し、状態(6)のように運用系/予備系の全ブロックの更新が完了した時点で、RAMデータベース更新の有無(更新フラグ)をすべて無(OFF)状態に設定し、RAMデータベースからNVMデータベースへの更新処理が完了となる。
§4.装置立上げ時の処理
上記にてRAMデータベースからNVMデータベースへの更新処理に関して説明したが、ここでは保存したNVMデータベースからの立上げ(起動)処理に関して説明する。図8は、この装置立上げ処理のフローチャートである。
電源の投入等により装置10の立上げ(起動)を行う際には、先ず運用系のデータベース管理部2−1が、NVMデータベース4−1の正常性判定中であることを対向側CPUへ伝えるために、DPRAM13−1に正常性判定中である旨の情報を設定する(S41)。
その後、先頭のブロック1から順にループし(S42)、該ブロックに記憶されているデータから算出されたチェックサム値とヘッダ部分に格納されているチェックサム値を比較し、データベースの正常性を判定し(S43)、判定結果とRAMデータベースの更新時刻情報をDPRAM13−1上に書き込む(S44)。
判定が全ブロックについて完了したら、データベース管理部2−1は、DPRAM13−1上に判定完了を示す情報を書き込み(S45)、対向側のCPUユニット12がNVMデータベース4−2の判定中を行っているか否かをDPRAM13−1にてチェックする(S46)。
この運用系のステップ41〜46と並行して、予備系CPUユニット12でも同様にデータベースの正常性を判定する。先ず、データベース管理部2−2が、NVMデータベース4−2の正常性判定中であることを対向側CPUへ伝えるために、DPRAM13−2に正常性判定中である旨の情報を設定する(S47)。
その後、先頭のブロック1から順にループし(S48)、該ブロックに記憶されているデータから算出されたチェックサム値とヘッダ部分に格納されているチェックサム値を比較し、データベースの正常性を判定し(S49)、判定結果とRAMデータベースの更新時刻情報をDPRAM13−1上に書き込む(S50)。
判定が全ブロックについて完了したら、データベース管理部2−1は、DPRAM13−1上に判定完了を示す情報を書き込み(S51)、対向側のCPUユニット12がNVMデータベース4−2の判定を行っているか否かをDPRAM13−1にてチェックする(S52)。
データベース管理部2−1,2−2は、それぞれステップ46,52の判定の結果、対向側のCPUユニットがNVMデータベースの判定を行っていなければ、自CPUユニット側のNVMデータベースの内容に従って装置の起動処理を行う(S53,S54)。
一方、ステップ46,52のチェックにて対向側のCPUがNVMデータベースのチェックを行っている場合には、CPUユニット11とCPUユニット12とで処理内容を変える。
CPUユニット11では、CPUユニット12のNVMデータベースの正常性判定処理が完了したか否かを、DPRAM13−1上からチェックし(S55)、完了まで待ち状態となる。CPUユニット11のデータベース管理部2−1は、CPUユニット12の正常性判定処理が完了後、先頭のブロックからループし(S56)、対向側のチェック結果を取得する(S57)。
データベース管理部2−1は、取得したCPUユニット12の結果とCPUユニット11の結果からブロック毎に判定を行い(S58)、判定結果より処理を次のように分岐させる。両系ともに判定結果が正常であった場合(1)、無処理にて次のブロックの判定へ移行する。
また、対向側の判定結果が異常で、自CPU側の判定結果が正常であった場合(2)、DPRAM13−1上から取得した対向側の更新時刻と自NVMデータベース4−1から取得した更新時刻を比較し(S59)、一致していれば、対向側のNVMデータベースへ該当するブロックをコピーする(S60)。
不一致の場合、バックアップ後にCPUユニットが差し替えられた等の理由により、異常状態(正しいバックアップデータでは無い)と判断し、次のブロックの処理へ移行する。
また、対向側の判定結果が正常で、自CPU側の判定結果が異常であった場合(3)、DPRAM3−1上から取得した対向側の更新時刻と自NVMデータベース4−1から取得した時刻情報を比較し(S61)、一致していれば、対向側のNVMデータベース4−2から自CPUユニット内のNVMデータベース4−1へ該当するブロックをコピーする(S62)。不一致の場合には、異常状態と判断し、次のブロックの処理へ移行する。
なお、この運用系CPUユニット11のNVMデータベース4−1から予備系CPUユニット12のNVMデータベース4−2へブロックのデータをコピーする処理は、互いのCPUを介してデータを授受するものでも良いし、データベース管理部2−1がDPRAM13−1に書き込むと共にデータベース管理部2−2へコピーの命令を通知し、この命令に従いデータベース管理部2−2がDPRAM13−2から読み出してNVMデータベース4−2に書き込むものでも良い。
同様に予備系CPUユニット12のNVMデータベース4−2から運用系CPUユニット11のNVMデータベース4−1へブロックのデータをコピーする処理は、互いのCPUを介してデータを授受するものでも良いし、データベース管理部2−1がデータベース管理部2−2へコピーの命令を通知し、この命令に従いデータベース管理部2−2が、当該データをDPRAM13−2に書き込み、データベース管理部2−1がDPRAM13−1から読み出してNVMデータベース4−1に書き込むものでも良い。
また、両方の判定結果が異常であった場合(4)、無処理にて次のブロックの判定へ移行する。
ステップ56〜62の処理を全ブロックにて完了したら、CPUユニット12へ判定結果を通知する(S63)。
一方、ステップ52の判定処理にて対向側チェック中であった場合、CPUユニット12では、Wait状態に遷移し(S64)、CPUユニット11からの判定結果を待つ。そしてCPUユニット11から判定結果を受信して(S65)処理を完了させる。
次に、装置10の起動の際、NVMデータベースが図9に示す状態であった場合に、ステップ58〜62によってどのような処理を実施するかを具体的に説明する。
まず、図9(1)のパターンとして、両系のNVMデータベースの全ブロックが全て正常状態であった場合(図7(6)の状態で装置10の電源が断した場合)には、両系のデータベースともに正常であるので、コピー処理は実施せずに立上げ処理を行う。
また、図9(2)のように各データベースに異常が検出された場合(図7(5)の状態で装置10の電源が断した場合)に関して説明する。図7(5)では、CPUユニット11がブロック4を更新中、CPUユニット12がブロック3を更新中であったため、立上げ時の判定にて異常が検出される。ブロック3に着目すると、CPUユニット12側が異常状態で、CPUユニット11側は正常状態である。さらに、CPUユニット11とCPUユニット12とでRAMデータベースの更新時刻が一致していることから、CPUユニット11側のブロック3をCPUユニット12側へコピーする(S60)。また、ブロック4では、CPUユニット11側が異常でCPUユニット12側が正常であり、RAMデータベースの更新時刻が一致しているので、CPUユニット12側からCPUユニット11側に対して、コピーを実施する(S62)ことで、正常なNVMデータベースにて復旧し可能となる(S53,S54)。
ただし、図9(3)のように、CPUユニット11とCPUユニット12とでRAMデータベースの更新時刻に差分がある場合には、ブロック毎のデータは正常であっても、ブロック間の関連性に異常が生じる可能性があるため、コピー処理を実施しない。この場合には、データベースの異常状態にて立上げ処理を行う(S53,S54)。例えば、LED等の表示手段(不図示)で異常を表示して待機する、或いはデータベースの異常を所定の端末(使用者のパソコン等)に通知して待機する。
§5.NVMデータベース更新中に異常が生じた場合の処理
図10は、NVMデータベース更新中に片系のCPUに異常が生じた場合の処理シーケンスを示す。
CPUの接続状態を監視している接続監視部8−1,8−2が、対向側CPUの異常を検出した際、データベース管理部2−1,2−2へCPU間接続の断通知を行う(S71)。
通知を受信したデータベース管理部2−1,2−2は、冗長構成での運用を単独(1重化)構成となったことを認識する(S73)。
この1重化構成と認識した場合にデータベース管理部2−1,2−2は、図6にて説明したステップ35,38の対抗側CPUのチェックや、ステップ22,39の対抗側への通知、ステップ28,36の対抗側からの情報の受信を省略し、片側のユニットのみでNVMデータベースの更新処理を完了させる。
実際に図11,12にてNVMデータベースの更新中に片系のCPUに異常が発生した
場合の処理を説明する。
図11では、図7(3)の状態の時に運用系のCPUに何らかの異常が発生した場合の処理遷移図を示す。
図11(1)の前状態では、図7(3)の状態となっており、この状態から運用系のCPUに異常が発生した場合には、予備系のCPUのみにて更新処理を続行することで、全ブロックの更新処理を実施する(状態(2)〜(4))。この際、予備系であった状態を運用系状態とし、1重化構成にて装置を運用する。
図12でも同様に、図7(3)の状態で予備系のCPUに何らかの異常が発生した場合の処理遷移図をしめす。図12(1)の前状態では図7(3)の状態と同じになっており、この状態から予備系のCPUに異常が発生した場合にも、運用系の全ブロックの更新処理を行い(状態(2)〜(4))、1重化構成にて装置を運用する。
以上のように本実施形態によれば、冗長化されたCPUユニットにおいてNVMデータベースを更新する際、各CPUユニットで該NVMデータベースの異なるブロックを更新することで、この更新処理中に障害が発生してもデータベースの内容を保証できるようにしつつ、各CPUユニットで同時にNVMデータベースの更新処理を行うことで更新時間の短縮化を図っている。
〈その他の実施形態〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置のデータベースの更新方式であって、
前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新し、
この更新処理と並行して、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベースの更新方式。(1)
(付記2)
前記運用系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
同じく予備系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
前記運用系制御部及び予備系制御部のデータベース管理部が、それぞれ前記第3の記憶
部を参照し、変更があったエリアのみ前記更新を行う付記1に記載のデータベース更新方式。(2)
(付記3)
前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、第2の記憶部のデータベースに記憶されている設定情報の誤りを検出した場合、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新する付記1又は2に記載のデータベースの更新方式。(3)
(付記4)
前記データベース管理部が、前記第1の記憶部のデータベースに基づいて第2の記憶部のデータベースを更新する際に、前記設定情報の誤り検出用の冗長ビットを前記第2の記憶部のデータベースに記憶させ、
前記情報処理装置の起動時に、前記データベース管理部が前記冗長ビットを参照して前記設定情報の誤り検出を行う付記3に記載のデータベースの更新方式。
(付記5)
前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、前記データベース管理部が、前記第1の記憶部のデータベースに基づいて第2の記憶部のデータベースを更新する際に、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースを特定する識別情報を自身の第2の記憶部のデータベースに記憶し、
前記の設定情報の誤りを検出した際に、前記データベース管理部が、自身のデータベースに記憶されている識別情報と他方のデータベースを特定する識別情報とを比較し、当該他方のデータベースが前回の更新を反映させたデータベースであると判定した場合に、前記他方のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新する付記3又は4に記載のデータベースの更新方式。
(付記6)
前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記データベースの複数のエリアを所定の順番で更新する場合に、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記データベースの複数のエリアを前記順番と逆の順番で更新する付記1〜5の何れかに記載のデータベースの更新方式。
(付記7)
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置が実行するデータベースの更新方法であって、
前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップと、
このデータベースを更新するステップと並行して、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップを含むデータベースの更新方法。(4)
(付記8)
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置にて実行されるデータベースの更新プログラムであって、
前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップと、
このデータベースを更新するステップと並行して、
前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップとを行わせるデータベースの更新プログラム。(5)
本発明におけるデータベースの更新方式の概略図 ブロック管理テーブル データベース構成の説明図 DPRAMの説明図 処理フロー図(RAMデータベースの更新) 処理フロー図(RAMデータベースからNVMデータベースへの更新) RAMデータベースからNVMデータベースへの更新処理時の状態遷移図 処理フロー図(装置の起動処理) 装置起動時のデータベース状態 処理フロー図(NVMデータベース更新中の片系CPU異常発生時) NVMデータベース更新中の片系CPU異常状態時の状態遷移図 NVMデータベース更新中の片系CPU異常状態時の状態遷移図 従来のデータベース更新方式のイメージ図
符号の説明
10 Layer2スイッチ装置
11 運用系制御部
12 予備系制御部
1−1,1−2 CPU
2−1,2−2 データベース管理部
3−1,3−2 RAMデータベース
4−1,4−2 NVMデータベース
8−1,8−2 接続監視部
9−1,9−2 ブロック管理テーブル
13−1,13−2 DPRAM

Claims (5)

  1. 設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
    設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置のデータベースの更新方式であって、
    前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新し、
    この更新処理と並行して、
    前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベースの更新方式。
  2. 前記運用系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
    同じく予備系制御部が、前記第1の記憶部のデータベースの各エリアについて前記更新後に変更されたか否かの情報を記憶する第3の記憶部と、各エリアの変更を検出した場合に前記第三の記憶部に変更があった旨の情報を記憶させるブロック管理部を備え、
    前記運用系制御部及び予備系制御部のデータベース管理部が、それぞれ前記第3の記憶部を参照し、変更があったエリアのみ前記更新を行う請求項1に記載のデータベース更新方式。
  3. 前記運用系制御部及び予備系制御部の一方において、第2の記憶部のデータベースに記憶されている設定情報の誤りを検出した場合、前記運用系制御部及び予備系制御部の他方における第2の記憶部のデータベースの設定情報に基づいて前記誤りを検出した設定情報を更新する請求項1又は2に記載のデータベースの更新方式。
  4. 設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
    設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置が実行するデータベースの更新方法であって、
    前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップと、
    このデータベースを更新するステップと並行して、
    前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップを含むデータベースの更新方法。
  5. 設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する運用系制御部と、
    設定情報を記憶するデータベースが構築された第1の記憶部、該データベースをバックアップする第2の記憶部、及び前記第1の記憶部のデータベースに基づいて前記第2の記憶部のデータベースを更新するデータベース管理部を有する予備系制御部とを備えて冗長構成とした情報処理装置にて実行されるデータベースの更新プログラムであって、
    前記運用系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを複数のエリアに分け、該エリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップと、
    このデータベースを更新するステップと並行して、
    前記予備系制御部のデータベース管理部が、前記第1及び第2の記憶部のデータベースを前記運用系制御部と同じ複数のエリアに分け、前記運用系制御部が更新中のエリアと異なるエリア毎に前記第2の記憶部のデータベースを更新するステップとを行わせるデータベースの更新プログラム。
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JP2009205409A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Nec Corp 冗長構成システム、該冗長構成システムに用いられる情報管理方法及び情報管理制御プログラム

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