JP2005125956A - Electric wire wiring structure for fuel battery vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、燃料電池車両の電線配索構造に関する。 The present invention relates to a wire routing structure for a fuel cell vehicle.
燃料電池を車両の床下に搭載する燃料電池車両が、下記特許文献1に記載されている。
一般に、車両に搭載する配管類や、これら配管類を固定するブラケット類は、極力近接させて配置させることが、ブラケットの共用、組み付け作業の簡素化などの点で好ましい。 In general, it is preferable to arrange the pipes mounted on the vehicle and the brackets for fixing these pipes as close as possible in view of sharing the brackets and simplifying the assembling work.
しかし、燃料電池を動力源とする車両は、従来の内燃機関を搭載する車両よりも多くの部品を必要とし、アクチュエータやセンサの数が増え、これらを接続する電線や流体の配管も増大する。 However, a vehicle using a fuel cell as a power source requires more parts than a vehicle equipped with a conventional internal combustion engine, the number of actuators and sensors increases, and the number of electric wires and fluid piping connecting them increases.
このため、これら増大する電線や配管を一箇所にまとめると、その断面積が大きく、床下の地上高の確保も難しいものとなる。 For this reason, when these increasing electric wires and pipes are combined in one place, the cross-sectional area is large, and it is difficult to secure the ground height under the floor.
これと同時に、燃料電池による発電する高電圧の電力を駆動モータで消費するまでの電気配線系における高電圧配線が、低電圧配線を流れるセンサ信号などの弱電信号に対してノイズを引き起こす心配がある。 At the same time, the high voltage wiring in the electrical wiring system until the high voltage power generated by the fuel cell is consumed by the drive motor may cause noise to weak electric signals such as sensor signals flowing through the low voltage wiring. .
そこで、この発明は、電気配線や流体の配管の配置を最適化することで、地上高の確保および、高電圧配線による低電圧配線に流れる弱電信号へのノイズの影響の抑制することを目的としている。 Therefore, the present invention aims to secure ground clearance and to suppress the influence of noise on the weak electric signal flowing in the low voltage wiring by the high voltage wiring by optimizing the arrangement of the electric wiring and the fluid piping. Yes.
この発明は、車両床下に燃料電池を搭載し、この燃料電池と車両の一方の側部との間に、強電部品に接続する高電圧配線を、車両前後方向に向けて配索する一方、前記燃料電池と車両の他方の側部との間に、弱電部品に接続する低電圧配線を、車両前後方向に向けて配索することを最も主要な特徴とする。 In the present invention, a fuel cell is mounted under the vehicle floor, and between the fuel cell and one side portion of the vehicle, a high voltage wiring connected to a high voltage component is routed in the vehicle front-rear direction, The most important feature is that a low-voltage wiring connected to the weak electrical component is routed between the fuel cell and the other side portion of the vehicle in the longitudinal direction of the vehicle.
この発明によれば、燃料電池と車両の一方の側部との間に高電圧配線を、燃料電池と車両の他方の側部との間に低電圧配線を、それぞれ車両前後方向に向けて配索するので、高電圧配線による低電圧配線を流れる弱電信号へのノイズの影響を低減できるとともに、各電線を、燃料電池の両側部に分散させることで、高さ方向の厚みを抑え床下地上高を確保することができる。 According to this invention, the high-voltage wiring is arranged between the fuel cell and one side of the vehicle, and the low-voltage wiring is arranged between the fuel cell and the other side of the vehicle in the vehicle front-rear direction. Therefore, it is possible to reduce the influence of noise on the weak electric signal that flows through the low-voltage wiring due to the high-voltage wiring, and by dispersing each electric wire on both sides of the fuel cell, the thickness in the height direction is suppressed and the height above the floor Can be secured.
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、この発明の一実施形態に係わる燃料電池車両の電線配策構造を示す平面図である。この燃料電池車両の車幅方向両側の下部には、車体側支持構造体となるサイドメンバ1が、車両前後方向に延長して設けてある。なお、図1中で矢印FRで示す方向が車両前方側であり、符号3は前車輪、5は後車輪を示す。
FIG. 1 is a plan view showing an electric wire arrangement structure for a fuel cell vehicle according to an embodiment of the present invention.
上記した一対のサイドメンバ1相互を連結するように、これら両者間の下部には、燃料電池支持構造体7を取り付ける。この燃料電池支持構造体7上には、車幅方向中央位置であって前車輪3と後車輪5との間の後車輪5寄りに、燃料電池9を搭載している。すなわち、この燃料電池9は、車両床下に配置している。なお、ここにおける燃料電池9は、燃料電池本体を起動制御する制御部などを含む、いわゆる燃料電池システムに相当する。
A fuel cell support structure 7 is attached to the lower portion between the pair of
左右の前車輪3相互間には、駆動用モータおよびインバータで構成される強電部品13を配置し、左右の後車輪5相互間には、DC/DCコンバータで構成される強電部品15を配置する。これら各強電部品13,15は、図示していないが車体側支持構造体に支持する。
Between the left and right
そして、燃料電池9と強電部品(DC/DCコンバータ)15とを、電池側高電圧配線17で接続するとともに、強電部品(DC/DCコンバータ)15と強電部品(インバータ)13とを、モータ側高電圧配線19で接続する。これにより、燃料電池9で発生した電力を、DC/DCコンバータで変圧した後、インバータで直流から交流に変換し、駆動用モータに供給する。
The
このような電池側およびモータ側の各高電圧配線17および19は、燃料電池9と車両の一方の側部である右側部との間に、車両前後方向に向けて配索する。これら各高電圧配線17,19は、図示していないが、互いに束ねてブラケットにより車体に固定する。
Such high-
また、燃料電池9の車両前方側の前記した燃料電池支持構造体7には、弱電部品である各種センサを内蔵した部品モジュー21,23を設置する。
In addition,
各部品モジュール21,23と燃料電池9とは、低電圧配線25で接続する。この低電圧配線25は、燃料電池9と車両の他方の側部である左側部との間に、車両前後方向に向けて配索する。
The
また、上記した低電圧配管25の途中の部位27にて、図2に示すように、前部シート29の下部に設けた部品モジュール31から引き出された低電圧配線25cを、フロアパネル33下のサイドメンバ1の側部に導き、これを低電圧配線25として車両前後方向に配索する。これら車両前後方向に配索した低電圧配線25は、図示していないが、互いに束ねてブラケットにより車体に固定する。
Further, as shown in FIG. 2, the
低電圧配線25は、部品モジュール21,23やその他図示しない部品モジュールに対しては、低電圧接続配線25aによって車両前方側から引き込んで接続し、燃料電池9に対しては、低電圧接続配線25bによって車両後方側から引き込んで接続する。さらに低電圧配線25は、低電圧接続配線25dとして、燃料電池9の後方から側部に沿って前方へ配策し、燃料電池9の前端部の必要部位あるいは、他の部品モジュールなどに接続する。
The
燃料電池9の後方の後車輪5相互間近傍には、図示しない水素タンクを設置し、この水素タンク内の水素を燃料電池9に供給する際に流れ、あるいは、燃料電池9から排出される余剰の水素が流れる水素配管35は、前記した低電圧電線25と同じ位置、すなわち燃料電池9と車両の他方の側部である左側部との間に、車両前後方向に向けて施設し、水素タンクと燃料電池9の車両前部側とを接続する。
A hydrogen tank (not shown) is installed in the vicinity of the rear wheels 5 behind the
一方、燃料電池9に空気を供給するための空気配管37は、車両前部の図示しない空気取入口から、そのまま後方の燃料電池9に接続する。また、燃料電池9を冷却するための冷却水が流れる冷却水配管39は、車両前部の図示しないラジエータから、そのまま後方の燃料電池9に接続する。
On the other hand, an
また、前記した部品モジュール23の前方で、かつ部品モジュール21の車幅方向左側における前記した燃料電池支持構造体7には、燃焼器41を設置する。この燃焼器41は、水素タンクの水素および空気を利用して燃焼させ、この燃焼熱を、例えば燃料電池9の暖機運転時に冷却水を熱交換器を介して加熱する際に使用する。
Further, a
このような燃焼器41の排気管43は、高電圧配線17,19との干渉を避けるために、前記した低電圧電線25と同じ位置、すなわち燃料電池9と車両の他方の側部である左側部との間に、車両前後方向に向けて施設し、車両後端に開口させる。
In order to avoid interference with the
図3(a)は、車両後方から見た、燃料電池9とその両側に配置した電線や配管類の位置関係を示す模式図である。本実施形態によれば、燃料電池9と車両の右側の側部との間に高電圧配線17,19を配策する一方、燃料電池9と車両の左側の側部との間に低電圧配線25,水素配管35および排気管43を配策している。
FIG. 3A is a schematic diagram showing the positional relationship between the
このように、高電圧配線17,19と低電圧配線25とを燃料電池9を間に挟んで互いに反対側に配置しているので、高電圧配線17,19による低電圧配線25を流れる弱電信号であるセンサ信号へのノイズの影響を低減することができる。また、各電線を、燃料電池9の両側部に分散させることで、図3(b)に示す比較例のように燃料電池9の一方側に高電圧配線101,低電圧配線103,水素配管や排気管などの配管類105を、まとめて配策する場合に比べ、高さ方向の厚みが抑えられ、床下地上高を確保しやすくなる。
Thus, since the
また、燃料電池9に対する流体の供給配管、排出配管の少なくとも一方、すなわちここでは水素配管35を、高電圧配線17,19よりも細い低電圧配線25を配置する燃料電池9と車両の他方の側部との間に配索するので、燃料電池9の両脇スペースを効率的に利用できる。また、水素配管35が低電圧配線25と近接することで、車体への固定用ブラケットの共用が容易になり、部品点数を削減できる。
Further, at least one of a fluid supply pipe and a discharge pipe for the
さらに、低電圧配線25が配置される燃料電池9と車両の他方の側部との間に配索する水素配管35は、温度が減圧によって雰囲気温度より下がり気味となるので、低電圧配線25は高温仕様の電線や保護材を不要にでき、部品コストを低減することができる。
Furthermore, since the temperature of the
なお、上記した水素配管35に代えて、流体温度が90度を超えない冷却水配管39を燃料電池9と車両の他方の側部との間に配索してもよく、また、水素配管35と冷却水配管39との双方を配索してもよい。すなわち、燃料電池9と車両の他方の側部面との間に配索する配管は、燃料電池9を冷却する冷却水を流す冷却水配管39と、燃料電池9に供給する水素を流す水素配管35との少なくとも一方とする。
Instead of the
また、低電圧配線25は、低電圧接続配線25a,25bとして、床下に配置した燃料電池9の車両前後方向より燃料電池9に向けて配索するので、燃料電池9の側面開口部をそれほど拡大することなく、空気配管37や冷却水配管39の間で、これらの配管と平行して配索することが可能であり、レイアウトする上で空間利用率を向上できる。
Moreover, since the
さらに、低電圧配線25は、車両の側部に沿って配索するので、これを車幅方向に向けて通過させるための切り欠きなどを燃料電池支持構造体7に設ける必要がなく、燃料電池支持構造体7の強度低下を防止できる。
Furthermore, since the
また、燃焼器41に接続される排気管43を低電圧配線25と同じ側に配置しても、低電圧配線25は、床下の燃料電池9に対し車両前後方向より配索するので、燃焼器41近傍のより高温となっている部分の排気配管43を跨ぐことなく配索でき、低電圧配線25は高温仕様の電線や保護材を不要にでき、部品コストを低減することができる。
Even if the
本発明によれば、燃料電池に対する流体の供給配管と排出配管との少なくとも一方を、低電圧配線を配索した燃料電池と車両の他方の側部との間に配索したので、燃料電池の両脇スペースを効率的に利用できる。また、流体の供給配管と排出配管との少なくとも一方が低電圧配線と近接することで、車体への固定用ブラケットの共用が容易になり、部品点数を削減できる。 According to the present invention, since at least one of the fluid supply pipe and the discharge pipe for the fuel cell is routed between the fuel cell in which the low voltage wiring is routed and the other side portion of the vehicle, Both side spaces can be used efficiently. In addition, since at least one of the fluid supply pipe and the discharge pipe is close to the low voltage wiring, it is easy to share the bracket for fixing to the vehicle body, and the number of parts can be reduced.
燃料電池と車両の他方の側部との間に配索する配管は、高温とならない冷却水配管,水素配管の少なくとも一方としているので、これらと同じ側に配索する低電圧配線は高温仕様の電線や保護材を不要にでき、コスト低下を達成できる。 The piping that is routed between the fuel cell and the other side of the vehicle is at least one of a cooling water piping and a hydrogen piping that do not reach high temperatures. Electric wires and protective materials can be eliminated, and cost reduction can be achieved.
前記低電圧配線は、車両床下に配置した燃料電池に対し車両前後方向より接続するので、配管類をまたぐことなく配索でき、厚みを抑え床下地上高を確保しやすくする。この場合、燃料電池の側面開口部をそれほど拡大することなく、配管相互の間で、配管と平行して低電圧配線を配索することが可能であり、レイアウトする上で空間利用率を高めることができる。 Since the low-voltage wiring is connected to the fuel cell arranged under the vehicle floor from the front-rear direction of the vehicle, the low-voltage wiring can be routed without straddling the piping, and the thickness on the floor floor can be easily secured. In this case, it is possible to route low-voltage wiring parallel to the piping between the pipes without enlarging the side opening of the fuel cell so much, increasing the space utilization factor in layout. Can do.
車両に搭載する燃焼器から排出される排気を流す排気管を、前記低電圧配線を配索した燃料電池と車両の他方の側部との間に配索するので、燃焼器近傍のより高温となっている部分の排気管を跨ぐことなく配索でき、低電圧配線は高温仕様の電線や保護材を不要にでき、コスト低下を達成できる。 Since the exhaust pipe for flowing the exhaust discharged from the combustor mounted on the vehicle is arranged between the fuel cell in which the low voltage wiring is arranged and the other side portion of the vehicle, the exhaust pipe has a higher temperature near the combustor. It can be routed without straddling the exhaust pipe, and low-voltage wiring can eliminate the need for high-temperature electric wires and protective materials, thus achieving a reduction in cost.
9 燃料電池
13,15 強電部品
17,19 高電圧配線
21,23,31 弱電部品である各種センサを内蔵した部品モジュール
25 低電圧配線
35 水素配管(燃料電池に対する流体の供給配管と排出配管との少なくとも一方)
39 冷却水配管
41 燃焼器
43 排気管
9
39
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