JP2005125851A - 前照灯駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装置自体の構成を簡素化し、部品点数の削減と共に、組立後の調整作業が不要で、低コストな前照灯駆動装置を提供する。
【解決手段】
光源7とリフレクタ1とを有し、光ビームを発生できる光学システムと、操舵量および車両の姿勢に応じてリフレクタ1を左右または上下方向、あるいは左右上下方向に回動させる配光可変手段を備えた前照灯駆動装置において、リフレクタ1の回動軸2a、4aを支持する転がり軸受に角度センサ10、13が内蔵されたセンサ付き転がり軸受3、5を用い、この角度センサ10、13が、磁気発生部材からなる被検出部と、この被検出部に対向し、磁束密度に対応した出力信号を発生するアブソリュート型磁気センサとからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両の前照灯駆動装置、特に車両の各種の走行状況に応じて最適な配光を提供できる配光可変手段を備えた前照灯駆動装置に関する。
従来の車両用前照灯装置にあっては、対向車や先行車に対するグレアを防止するため照射範囲が限定されており、旋回時等には運転者が最も目視したい方向である旋回方向への照射が制限されると言う問題があった。
そこで、夜間走行の安全性を確保する手段として、操舵角すなわち進行方向に応じて前照灯の配光角度を左右、上下に操作して運転者の視線方向へ配光を振り向け、運転者の視認性を高めるAFS(Advanced Front Lighting:配光可変型前照灯)システムが既に一部の車両に搭載されている。
配光角度を変える手段としてリフレクタ(反射器)の方向を左右、上下に回動させるものが一般的で、例えば図7および図8に示すものが知られている。この前照灯駆動装置におけるリフレクタ50は、固定ポイント51と2つの可動ポイント55、62でシャーシ52に保持されている。固定ポイント51は、リフレクタ50と一体になり、雌ねじが形成された第1のシャンク53と、シャーシ52と一体になり、雌ねじに螺合するボールジョイントXが端部に形成されたロッド54とからなる。
可動ポイント55は、リフレクタ50と一体になり、雌ねじが形成された第2のシャンク56と、シャーシ52の開口部57内でスライド可能で、雌ねじに螺合するボールジョイントYが端部に形成されたロッド58とからなる。このロッド58には、シャーシ52に対するロッド58のスライド量を制限する2つのエンドストッパー59、60(図8参照)が形成されている。また、シャーシ52と後方のエンドストッパー59との間にはスプリング61が介装されており、このエンドストッパー59を押圧している。
また、可動ポイント62は、リフレクタ50と一体になり、雌ねじが形成された第3のシャンク63と、シャーシ52に固定されたリニアアクチュエータ64により直線駆動され、雌ねじに螺合するボールジョイントZが端部に形成されたロッド65とからなる。リフレクタ50にはアーム66が形成されており、シャーシ52の一部に設けられたハウジング67に係合している。
ここで、リニアアクチュエータ64が図7に示す第1位置にあると、ロッド65は後方端に位置する。この位置ではアーム66はハウジング67から所定距離にあり、ロッド58もスプリング61の作用により、その後方の休止位置に位置し、ロッド58のエンドストッパー60は、シャーシ52に当接している。この時光源が点灯されると、リフレクタ50は光ビームを第1方向に投射する。
リニアアクチュエータ64が駆動されると、矢印Aの方向にロッド65を前進させ、その端部のボールジョイントZによりシャンク63を前方に駆動する。また、ロッド58は、エンドストッパー59において、スプリング61によって矢印Bの方向の後方にまだ押圧されているので、リフレクタ50は、ボールジョイントX、Yの中心を通る第1軸線を中心とする、図7における矢印Cの方向に回動する。この時リフレクタ50から発せられる光ビームは、第1軸線X−Yに直交する水平ラインに沿って左から右へと変位される。リフレクタ50の回動は、アーム66が一対のウィング68にガイドされながらハウジング67の端部に当接するまで続く。
次に、ロッド65がその前方への運動を続けると、ロッド65はロッド58を運動させ、ロッド58はスプリング61を圧縮させながら前方に変位される。そして、リフレクタ50は、ボールジョイントXの中心およびハウジング67の軸線に一致するアーム66の軸線を通る第2軸線を中心とする、図8における矢印Dの方向に回動する。この時リフレクタ50から発せられる光ビームは、第2軸線X−67に直交する垂直ラインに沿って下から上へと変位される。
こうした構成を採用することにより、1つのリニアアクチュエータ64で2本の軸線に沿ってリフレクタ50を左右上下に回動させることができ、操舵角に応じて前照灯の配光角度を左右、上下に操作して運転者の視線方向へ配光を振り向け運転者の視認性を高めることができる。
特開2003―54310号公報
しかしながら、こうした従来の前照灯駆動装置にあっては、左右、上下にリフレクタ50を回動させる機構は、部品点数が多く複雑であるばかりでなく、ロッド65が機械的リミットに達した状態であっても、リニアアクチュエータ64を構成するモータ(図示せず)が同じ方向に回動する状態が続いた場合、モータがロックして発熱し、機構の故障につながる恐れがある。したがって、このような機構には、操舵角や車両の傾斜に応じてリフレクタ50を回動させ、このリフレクタ50の回動情報を検出し、この検出信号によってリニアアクチュエータ64のモータを制御するセンサ機構部、および直動機構の位置検出装置やストロークエンドを越えてもモータが過負荷にならないための機構を別途設ける必要があり、装置を一層複雑化させることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、装置自体の構成を簡素化し、部品点数の削減と共に、組立後の調整作業が不要で、低コストな前照灯駆動装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、光源とリフレクタとを有し、光ビームを発生できる光学システムと、操舵量および車両の姿勢に応じて前記リフレクタを左右または上下方向、あるいは左右上下方向に回動させる配光可変手段を備えた前照灯駆動装置において、前記リフレクタの回動軸を支持する転がり軸受のうち、少なくとも1つにセンサ付き転がり軸受を用いた構成を採用した。
このように、リフレクタの回動軸を支持する転がり軸受のうち、少なくとも1つにセンサ付き転がり軸受を用いたので、装置自体の構成を簡素化でき、センサ機構部の簡略化に伴う部品点数の削減と共に、組立後の調整作業が実質的に不要となり、低コスト化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記配光可変手段は、前記リフレクタに固定され、下部に枢軸が突設された左右可動部材と、この左右可動部材を転がり軸受を介して回動自在に支持し、両側部に枢軸が突設された上下可動部材と、この上下可動部材を一対の転がり軸受を介して両持ちで回動自在に支持し、断面コの字型に形成されたケースとを備えているので、シンプルで剛性が高く、安定かつ最適な配光を提供することができる
好ましくは、請求項3に記載の発明のように、前記センサ付き転がり軸受が、インクリメンタル方式の1相または2相出力のエンコーダ機能を有していれば、リフレクタの回動方向の判別が可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、前記センサ付き転がり軸受が、Z相出力の機能を有していれば、駆動系のモータとしてパルスモータ等を用いることにより、原点検出動作後はリフレクタの回動角度を絶対角度として制御することが可能となる。さらに、前記1相または2相出力のエンコーダ機能を有するセンサとの併用により、車両の始動時、このZ相出力を検出することにより、リフレクタの絶対角度を検出することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記センサ付き転がり軸受が、絶対位置検出可能なアブソリュート型エンコーダ機能を有していれば、簡単な構成で容易にリフレクタの絶対角度を検出することができる。
また、請求項6に記載の発明は、前記センサが、磁気発生部材からなる被検出部と、この被検出部に対向し、磁束密度に対応した出力信号を発生する検出部とを備えた磁気センサであるので、低コストでコンパクトな上に、正確にリフレクタの回動角度を検出することができる。
また、前記検出部が、請求項7に記載の発明のように、巻線型のセンサであっても良いし、また、請求項8に記載の発明のように、光センサであっても良い。さらに、請求項9に記載の発明のように、前記検出部が、磁気センサがアレイ上に配置されたセンサであっても良い。
光源とリフレクタとを有し、光ビームを発生できる光学システムと、操舵量および車両の姿勢に応じて前記リフレクタを左右または上下方向、あるいは左右上下方向に回動させる配光可変手段を備えた前照灯駆動装置において、前記リフレクタの回動軸を支持する転がり軸受のうち、少なくとも1つにセンサ付き転がり軸受を用いたので、装置自体の構成を簡素化でき、センサ機構部の簡略化に伴う部品点数の削減と共に、組立後の調整作業が実質的に不要となり、低コスト化を図ることができる。
光源とリフレクタとを有し、光ビームを発生できる光学システムと、操舵量および車両の姿勢に応じて前記リフレクタを左右または上下方向、あるいは左右上下方向に回動させる配光可変手段を備えた前照灯駆動装置において、前記リフレクタの回動軸を支持する転がり軸受に角度センサが内蔵されたセンサ付き転がり軸受を用い、この角度センサが、磁気発生部材からなる被検出部と、この被検出部に対向し、磁束密度に対応した出力信号を発生するアブソリュート型磁気センサとからなる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態に係る前照灯駆動装置の実施形態を示す模式図、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
この前照灯駆動装置は、光ビームを投射するための光源バルブ7が付設され、図示しないアクチュエータによって左右、上下に回動自在に配設されたリフレクタ1と、このリフレクタ1に固定され、下部に枢軸2aが突設された左右可動部材2と、この左右可動部材2を第1のセンサ付き転がり軸受3を介して回動自在に支持し、両側部に枢軸4aが突設された上下可動部材4と、この上下可動部材4を第2のセンサ付き転がり軸受5を介して回動自在に支持し、断面コの字型に形成されたケース6とを備えている。
第1のセンサ付き転がり軸受3は、回転側軌道輪となる内輪8と、上下可動部材4に嵌合された外輪9と、この外輪9と内輪8との環状空間に装着された角度センサ10とを有している。左右可動部材2の枢軸2aは内輪8に圧入され、上下可動部材4に対して左右可動部材2は回動自在に支持されている。第1のセンサ付き転がり軸受3は、後述する角度センサ10により、外輪9に対する内輪8の回動角度を検出することができる。すなわち、リフレクタ1が左右に回動した場合、その回動角度をこの第1のセンサ付き転がり軸受3によって検出することができる。
第2のセンサ付き転がり軸受5は、回転側軌道輪となる内輪11と、ケース6のヨーク部6aに嵌合された外輪12と、この外輪12と内輪11との環状空間に装着された角度センサ13とを有している。上下可動部材4の枢軸4a、4aは内輪11に圧入され、ケース6に対して上下可動部材4は両持ちで回動自在に支持されている。第2のセンサ付き転がり軸受5は、角度センサ13により、外輪12に対する内輪11の回動角度を検出することができる。すなわち、リフレクタ1が上下に回動した場合、その回動角度をこの第2のセンサ付き転がり軸受5によって検出することができる。
第1のセンサ付き転がり軸受3は、図3(a)に示すように、深溝玉軸受からなり、外周に内側転走面8aが形成された内輪8と、内周に外側転走面9aが形成された外輪9と、両転走面8a、9a間に転動自在に収容された転動体(ボール)14と、この転動体14を周方向等配に保持する保持器15とを有している。そして、第1のセンサ付き転がり軸受3の一端部に角度センサ10が装着され、他端部にはシール部材17が装着されている。角度センサ10は、回転側軌道輪となる内輪8に装着された被検出部18と、この被検出部18に対向して外輪9に装着された磁気検出部19と、磁気検出回路基板20とを備えている。
被検出部18はラジアル型のものであって、環状のバックメタル21と、その外周面に接合され、周方向に交互に変化する磁極N、Sが着磁された磁気エンコーダ22とで構成されている。この被検出部18は、磁気検出部19に対する磁気特性を円周方向に変化させたもので、内輪8の1回転を1周期として変化する。磁気エンコーダ22は、例えばゴム磁石とされ、バックメタル21に加硫接着される。これ以外にも、磁気エンコーダ22としてプラスチック磁石や焼結磁石等を例示することができる。
また、磁気検出部19は、図3(b)に示すように、磁束密度に対応したアナログの出力信号を発生する一対の磁気センサ19a、19bからなる。これら一対の磁気センサ19a、19bは、円周方向に所定の間隔(ここでは90°の位相差)を持たせて配置されている。そして、図3(a)のように磁気検出回路基板20に組み込まれ、樹脂ケース23内に挿入された後に樹脂モールドされる。この樹脂ケース23が金属ケース24を介して外輪9に固定されている。なお、磁気検出回路基板20は、磁気検出部19への電力供給と磁気検出部19の出力信号を処理して外部に出力するための回路が実装された基板である。
図4は、内輪8の回転に伴う一対の磁気センサ19a、19bの検出信号の波形を示したもので、一対の磁気センサ19a、19bを用いることにより、象限判別が可能となって、磁気センサ19a、19bの出力信号から外輪9に対する内輪8の絶対角度を知ることができる。したがって、このような角度センサ10は絶対角度センサ、所謂アブソリュート型エンコーダと称呼されている。なお、こうした信号処理は、磁気検出回路基板20に設けられた図示しない絶対角度演算回路によって行っても良いし、外部にて処理しても良い。
図5は、本発明に係るセンサ付き転がり軸受の他の実施形態を示す縦断面図、図6は、角度センサの概念構成を示す斜視図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このセンサ付き転がり軸受25の一端部には角度センサ26が装着されている。この角度センサ26は、磁気発生手段27と、磁気センサアレイ28と、角度算出手段29の集積された半導体チップ30とを備えている。磁気発生手段27は、内輪8の端部に取り付けられたカップ状をなす取付部材31の底部に設けられている。一方、磁気センサアレイ28を含む半導体チップ30は、外輪9の端部に取り付けられたカップ状をなすセンサ取付部材32の底部に設けられている。また、センサ取付部材32には、磁気センサアレイ28の出力を取り出すための出力ケーブル33が取り付けられている。
図6に示した角度センサの概念図でも判るように、磁気発生手段27は、内輪(回転側部材)8の取付部材31に設けられ、取付部材31の中心となる回転中心Oの回りを回転する。一方、磁気センサアレイ28および角度算出手段29は、外輪(非回転側部材)9のセンサ取付部材32に設けられている。磁気センサアレイ28は磁気発生手段27の磁界を検出するセンサであり、角度算出手段29は、磁気センサアレイ28の出力から角度を算出する集積回路からなる。これら磁気センサアレイ28および角度算出手段29は、一つの互いに共通の半導体チップ30に集積されており、シリコンチップ等で構成されている。角度算出手段29は、磁気センサアレイ28の出力からその傾きを算出し、その傾きから角度を算出する。
なお、角度算出手段29は、出力信号として、インクリメンタルな出力信号の他に、絶対角度または絶対角度と回動方向のみの信号の組み合わせ、あるいは、パルス出力と回動方向の組み合せを出力するものとしても良い。
図5において、磁気発生手段27は、永久磁石27aと磁性材27bの複合体からなり、磁性材27bは、磁気センサアレイ28に近接して対面する部分を構成し、その裏面に永久磁石27aが配置されている。この永久磁石27aは円柱状に形成され、内輪8と同心に配置されている。磁性材27bは、その正面形状が、回転中心O回りに回転対称とならない形状とされている。
ここで、角度センサ10、26は、前述したアブソリュート型エンコーダに限らず、回動角に比例したパルスを発生するものであれば良く、例えば、AB2相出力タイプを用いることにより回動方向の判別も可能となる。さらに、このAB2相出力に加えてZ相出力を追加し、車両の始動時にZ相を検出する動作を行うことにより、前述したアブソリュート型エンコーダと同様、リフレクタ1の絶対角度を検出することができる。また、駆動系のモータとしてパルスモータを用いれば、Z相出力のみの角度センサであっても、原点検出動作後はリフレクタ1の回動角度を絶対角度として制御することも可能である。その他、光学式センサやレゾルバ等の巻線型センサが内蔵されたセンサ付き転がり軸受であっても良い。なお、第2のセンサ付き転がり軸受5も前述した第1のセンサ付き転がり軸受3と同様の構成であるので、ここでは重複した説明を省略する。
ここでは、リフレクタの左右および上下方向の回動角度を検出するようにしたものを例示したが、前照灯駆動装置によっては左右、上下方向の片方の機能のみ有しているものもあり、このような前照灯駆動装置においても無論本実施形態に係るセンサ機構を適用できる。
本実施形態では、前照灯駆動装置におけるリフレクタ1の回動角度検出を、軸受に内蔵された角度センサ10(26)、13、すなわち、リフレクタ1を駆動する左右可動部材2および上下可動部材4をそれぞれ回動自在に支持する第1、第2のセンサ付き転がり軸受3、5によって行うことができるため、装置自体の構成を簡素化できる。したがって、センサ機構部の簡略化に伴う部品点数の削減と共に、組立後の調整作業が実質的に不要となり、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る前照灯駆動装置は、リフレクタを駆動する可動部材を支持する転がり軸受に角度検出用のセンサを内蔵させているため、それら可動部材を駆動するアクチュエータの構造に制約されず、あらゆる構造のアクチュエータに適用することができる。
本発明に係る前照灯駆動装置の実施形態を示す模式図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 (a)は、本発明に係るセンサ付き転がり軸受を示す縦断面図である。 (b)は、(a)における被検出部と磁気検出部との関係を示す概略図である。 図3(a)における磁気検出部を構成する一対の磁気センサの出力を示す波形図である。 本発明に係るセンサ付き転がり軸受の他の実施形態を示す縦断面図である。 図5における角度センサの概念構成を示す斜視図である。 従来の前照灯駆動装置を示す斜視図である。 同上
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・リフレクタ
2・・・・・・・・・・・・左右可動部材
2a、4a・・・・・・・・枢軸
3、5、25・・・・・・・センサ付き転がり軸受
4・・・・・・・・・・・・上下可動部材
6・・・・・・・・・・・・ケース
6a・・・・・・・・・・・ヨーク部
7・・・・・・・・・・・・光源バルブ
8、11・・・・・・・・・内輪
8a・・・・・・・・・・・内側転走面
9、12・・・・・・・・・外輪
9a・・・・・・・・・・・外側転走面
10、13、26・・・・・角度センサ
14・・・・・・・・・・・転動体
15・・・・・・・・・・・保持器
17・・・・・・・・・・・シール部材
18・・・・・・・・・・・被検出部
19・・・・・・・・・・・磁気検出部
19a、19b・・・・・・磁気センサ
20・・・・・・・・・・・磁気検出回路基板
21・・・・・・・・・・・バックメタル
22・・・・・・・・・・・磁気エンコーダ
23・・・・・・・・・・・樹脂ケース
24・・・・・・・・・・・金属ケース
27・・・・・・・・・・・磁気発生手段
27a・・・・・・・・・・永久磁石
27b・・・・・・・・・・磁性材
28・・・・・・・・・・・磁気センサアレイ
29・・・・・・・・・・・角度算出手段
30・・・・・・・・・・・半導体チップ
31・・・・・・・・・・・取付部材
32・・・・・・・・・・・センサ取付部材
33・・・・・・・・・・・出力ケーブル
50・・・・・・・・・・・リフレクタ
51・・・・・・・・・・・固定ポイント
52・・・・・・・・・・・シャーシ
53・・・・・・・・・・・第1のシャンク
54、58、65・・・・・ロッド
55、62・・・・・・・・可動ポイント
56・・・・・・・・・・・第2のシャンク
57・・・・・・・・・・・開口部
59、60・・・・・・・・エンドストッパー
61・・・・・・・・・・・スプリング
63・・・・・・・・・・・第3のシャンク
64・・・・・・・・・・・リニアアクチュエータ
66・・・・・・・・・・・アーム
67・・・・・・・・・・・ハウジング
68・・・・・・・・・・・ウィング
O・・・・・・・・・・・・回転中心
X、Y、Z・・・・・・・・ボールジョイント

Claims (9)

  1. 光源とリフレクタとを有し、光ビームを発生できる光学システムと、操舵量および車両の姿勢に応じて前記リフレクタを左右または上下方向、あるいは左右上下方向に回動させる配光可変手段を備えた前照灯駆動装置において、
    前記リフレクタの回動軸を支持する転がり軸受のうち、少なくとも1つにセンサ付き転がり軸受を用いたことを特徴とする前照灯駆動装置。
  2. 前記配光可変手段は、前記リフレクタに固定され、下部に枢軸が突設された左右可動部材と、この左右可動部材を転がり軸受を介して回動自在に支持し、両側部に枢軸が突設された上下可動部材と、この上下可動部材を一対の転がり軸受を介して両持ちで回動自在に支持し、断面コの字型に形成されたケースとを備えている請求項1に記載の前照灯駆動装置。
  3. 前記センサ付き転がり軸受が、インクリメンタル方式の1相または2相出力のエンコーダ機能を有している請求項1または2に記載の前照灯駆動装置。
  4. 前記センサ付き転がり軸受が、Z相出力の機能を有している請求項1乃至3いずれかに記載の前照灯駆動装置。
  5. 前記センサ付き転がり軸受が、絶対位置検出可能なアブソリュート型エンコーダ機能を有している請求項1または2に記載の前照灯駆動装置。
  6. 前記センサが、磁気発生部材からなる被検出部と、この被検出部に対向し、磁束密度に対応した出力信号を発生する検出部とを備えた磁気センサである請求項5に記載の前照灯駆動装置。
  7. 前記検出部が、巻線型のセンサである請求項6に記載の前照灯駆動装置。
  8. 前記検出部が、光センサである請求項6に記載の前照灯駆動装置。
  9. 前記検出部が、磁気センサがアレイ上に配置されたセンサである請求項6に記載の前照灯駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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