JP2005121864A - 分割型テープ心線および前記分割型テープ心線を用いた光ファイバテープコード、並びに前記分割型テープ心線を用いた光ファイバケーブル - Google Patents

分割型テープ心線および前記分割型テープ心線を用いた光ファイバテープコード、並びに前記分割型テープ心線を用いた光ファイバケーブル Download PDF

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隆志 松澤
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Abstract

【課題】融着接続時に、分割型テープ心線の複数の光ファイバ素線を対応する融着接続装置の各V溝に確実に収める。
【解決手段】分割型テープ心線1は、並列に配置した複数の光ファイバ素線3を一括被覆樹脂5で被覆したテープ心線7を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂13で一体に被覆して構成する。複数の光ファイバ素線3の両端の光ファイバ素線3の間の距離Wは、W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2、及びd×(N−2)≦W≦d×N、の条件を満たす。ただし、複数の光ファイバ素線3の総数はN、SUB−UNITの光ファイバ素線数はn、各光ファイバ素線3の直径はd、一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さはt、融着接続装置のV溝ピッチはdとする。
【選択図】図1

Description

この発明は、SUB−UNIT単位に分割可能な多心の光ファイバ素線からなる分割型テープ心線および前記分割型テープ心線を用いた光ファイバテープコード、並びに分割型テープ心線を用いた光ファイバケーブルに関する。
SUB−UNIT単位に分割可能な多心テープ心線(以下、「分割型テープ心線」という)としては、例えば日本国内で最も多く光ファイバケーブルに実装される4心単位に分割可能な8心光ファイバテープ心線(以下、「8心テープ心線」という)がある。4心単位とは、4心光ファイバテープ心線(以下、「4心テープ心線」という)の単位のことである。なお、4心及び8心テープ心線は、光ネットワークにおける幹線系、配線系及びビル内配線用の光ケーブルの経済性及び取扱性を向上せしめることに寄与する点で優れるものである。
上記のように8心テープ心線に代表される分割型テープ心線では、所定の心数単位、例えば4心毎に分割する際には内部の着色素線がむき出しになるようなことの無いような分割特性を有する必要がある。
このために、エッジボンド型、カプセル型等と呼ばれる所定の分割心数単位での被覆と、分割心数単位を連結する接着部(エッジボンド型)、一括被覆(カプセル型)と呼ばれる二層被覆構造が採用されている。
例えば、エッジボンド型8心テープ心線は、2枚の4心テープ心線がそれぞれ連結する側のコーナーにエッジ部が設けられ、このエッジ部に接着剤を流し込んで連結される構成である。
一方、カプセル型分割型テープ心線においては、分割される心数単位すなわちSUB−UNIT単位で被覆が施された後に、一層またはそれ以上の層の連結用樹脂で一括被覆され、所定の心数のテープ心線となる。例えば、カプセル型8心テープ心線101は、図9に示されているように2枚の4心テープ心線103が連結用樹脂としての例えば8心一括UV樹脂105によって被覆されて連結されている。所謂、二層被覆構造のテープ心線である。
なお、上記の4心テープ心線103は4本の光ファイバ素線107が一括被覆樹脂としての例えば4心一括UV樹脂109で被覆されたもので、各光ファイバ素線107は、例えば125μmφの石英ガラス111の外周にUV樹脂113で250μmφに被覆されたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−274896号公報
ところで、従来の分割型テープ心線においては、SUB−UNIT単位で被覆が施された後に、複数のSUB−UNITが並列に配列されて連結用樹脂で一括被覆されているので、必然的にSUB−UNITの一括被覆樹脂としての例えば図9における4心一括UV樹脂109の被覆厚さt×2が加わった状態で配列されることになる。ただし、dは光ファイバ素線107間ピッチすなわち光ファイバ素線107の外径である。
一方、図10を参照するに、分割型ではない一括型のテープ心線115では、複数の光ファイバ素線107が互いに密着するように並列に整列され配列されている。図9のような4心一括UV樹脂109の被覆厚さがない状態である。
また、上記のテープ型心線が接続される際には、融着接続器を用いて、内蔵された光ファイバ素線107が一括して融着接続されるのが一般的である。そのために、融着接続器には、図9及び図10に示されているように光ファイバ素線107を整列させるためにV溝ベース117に複数のV字形の溝、すなわちV溝119が備えられている。このV溝119は光ファイバ素線107の直径の国際規格に合わせて250μmのV溝ピッチdで切られている。
したがって、分割型テープ心線では前述したSUB−UNITの被覆厚さt×2の分の光ファイバ素線107のピッチずれが生じてくる。このピッチずれが発生するために、分割型テープ心線では一括型テープ心線と比べて、光ファイバ素線107をV溝119内に乗せにくいという問題点があった。あるいは、ひどい場合には所定のV溝119内に乗せられず、融着することが出来ないという問題点があった。特に、この現象はSUB−UNITの数が多くなればなるほど顕著である。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の分割型テープ心線は、並列に配置した複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂で被覆したテープ心線を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂で一体に被覆して構成すると共に、
前記複数の光ファイバ素線の総数をNとし、前記複数の光ファイバ素線の両端の光ファイバ素線の間の距離をWとし、前記SUB−UNITの光ファイバ素線数をnとし、各光ファイバ素線の直径をdとし、前記一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さをtとし、融着接続装置のV溝ピッチをdとしたとき、
W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
×(N−2)≦W≦d×N
の条件を満たすことを特徴とするものである。
この発明の分割型テープ心線は、前記分割型テープ心線において、前記距離Wが、
×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
の条件を満たすことが好ましい。
この発明の光ファイバテープコードは、並列に配置した複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂で被覆したテープ心線を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂で一体に被覆して構成すると共に、前記複数の光ファイバ素線の総数をNとし、前記複数の光ファイバ素線の両端の光ファイバ素線の間の距離をWとし、前記SUB−UNITの光ファイバ素線数をnとし、各光ファイバ素線の直径をdとし、前記一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さをtとし、融着接続装置のV溝ピッチをdとしたとき、
W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
×(N−2)≦W≦d×N
の条件を満たして構成される分割型テープ心線と、
この分割型テープ心線の外周に配置した抗張力体と、この抗張力体の周囲を被覆した外被と、から構成してなることを特徴とするものである。
この発明の光ファイバテープコードは、前記光ファイバテープコードにおいて、前記距離Wが、
×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
の条件を満たすことが好ましい。
この発明の光ファイバケーブルは、一枚または複数枚の分割型テープ心線を備えると共に前記分割型テープ心線の外周をケーブルシースで被覆した光ファイバケーブルにおいて、
前記各分割型テープ心線は、並列に配置した複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂で被覆したテープ心線を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂で一体に被覆して構成すると共に、
前記複数の光ファイバ素線の総数をNとし、前記複数の光ファイバ素線の両端の光ファイバ素線の間の距離をWとし、前記SUB−UNITの光ファイバ素線数をnとし、各光ファイバ素線の直径をdとし、前記一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さをtとし、融着接続装置のV溝ピッチをdとしたとき、
W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
×(N−2)≦W≦d×N
の条件を満たすことを特徴とするものである。
この発明の光ファイバケーブルは、前記光ファイバケーブルにおいて、前記距離Wが、
×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
の条件を満たすことが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の分割型テープ心線によれば、融着接続器を用いて分割型テープ心線を接続する際に、N心の光ファイバ素線を確実に融着接続器のV溝ピッチdのV溝内に整列させ、容易に融着接続を行うことができる。
この発明の光ファイバテープコードによれば、この発明の分割型テープ心線をコード化したものであるので、上記の理由で、融着接続器を用いて分割型テープ心線を接続する際に、N心の光ファイバ素線を確実に融着接続器のV溝ピッチdのV溝内に整列させ、容易に融着接続を行うことができる。しかも、抗張力が大きく且つ容易に分割可能な光ファイバテープコードである。
この発明の光ファイバケーブルによれば、この発明の分割型テープ心線を内蔵したものであるので、SUB−UNITへ容易に分割できる。しかも、上記の理由で、融着接続器を用いて分割型テープ心線を接続する際に、N心の光ファイバ素線を確実に融着接続器のV溝ピッチdのV溝内に整列させ、容易に融着接続を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2を参照するに、この実施の形態に係る分割型光ファイバテープ心線として、例えばN本の心数を備えた分割型N心テープ心線1について説明すると、この分割型N心テープ心線1は、n本の心数を備えたn心単位の光ファイバ素線3が、一旦、一括被覆樹脂(SUB−UNIT被覆樹脂)としての例えば一括UV樹脂5で被覆されてn心テープ心線7にSUB−UNIT化される。このときの一括UV樹脂5のテープ幅方向側の被覆厚さはtとする。
なお、上記の各光ファイバ素線3は、例えば125μmφの石英ガラス9の外周にUV樹脂11で被覆されたものである。この光ファイバ素線3の直径d[μm]は、この実施の形態では250μmφである。
さらに、上記のn心テープ心線7であるSUB−UNITが、N/n枚、並列に並べられて連結用樹脂としての例えば一括被覆樹脂13で一括被覆されて分割型N心テープ心線1となる。
なお、N/n枚のSUB−UNITは、図2において左から順にSUB−UNIT番号を1,・・・,N/nとし、N本の光ファイバ素線3は、通し番号を図1において左から順に1,・・・,Nとしている。
上記の分割型N心テープ心線1に関する緒元をまとめると、
分割型N心テープ心線1の光ファイバ素線3の総数:N
分割されたSUB−UNITの光ファイバ素線3の数:n
光ファイバ素線3の径:d[μm]
SUB−UNITのテープ幅方向の被覆厚さ:t[μm]
である。
したがって、上記の分割型N心テープ心線1の両端の光ファイバ素線3の間の距離Wは、
W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
となる。
なお、上記の式の(2t+nd)は各SUB−UNITのテープ幅[μm]を示し、N/nはSUB−UNITの数を示し、(t+d/2)はSUB−UNITの端部にある光ファイバ素線3の中心から当該SUB−UNITのテープ幅方向の外側縁までの距離[μm]を示している。
再び図1を参照するに、上記の分割型N心テープ心線1が接続される際には、内蔵された各光ファイバ素線3が融着接続器(図示省略)を用いて一括して融着接続される。融着接続器には、図1に示されているように複数の光ファイバ素線3を整列させるためにV溝ベース15に複数のV字形の溝、すなわちV溝17が備えられており、このV溝17は光ファイバ素線3の直径dの国際規格に合わせて250μmのV溝ピッチdで切られている。
上記のV溝17の通し番号を図1において左から順に1,・・・,Nとすると、上記の分割型N心テープ心線1の各光ファイバ素線3の1,・・・,Nは、対応する通し番号のV溝17の1,・・・,Nの中に乗せられる必要がある。そのためのV溝セット可能範囲は、分割型N心テープ心線1の両端の光ファイバ素線3、すなわち通し番号1とNの光ファイバ素線3が、両端のV溝17、すなわち通し番号の1とNのV溝17の間に位置することが条件となる。
換言すれば、通し番号1とNの光ファイバ素線3の間の距離Wが、通し番号1とNのV溝17の内側端の間の距離Wminと、通し番号1とNのV溝17の外側端の間の距離Wmaxとの範囲、すなわちWmin〜Wmaxにあることが条件となる。
上記のV溝ピッチdを250μmとして、上記の距離WのV溝セット可能範囲について、より詳しく説明する。
図3を参照するに、通し番号1とNのV溝17の外側端の間の距離Wmaxはd×N=250×N[μm]となる。この分割型N心テープ心線1がテープ幅方向の長さの中央位置O−O’線を中心にしてV溝ベース15のV溝17の配列方向の中央位置O−O’線に合わせて載置されると、各光ファイバ素線3のUV樹脂11が除去された後の各石英ガラス9の中心は、対応する各V溝17の外側端に位置することになる。したがって、上記の状態に配置された各石英ガラス9は、図4に示されているように融着接続の際に融着接続装置のクランプ19により上から軽く押さえられると、各V溝17内を矢印の方向に滑って各V溝17の底部に収められることになる。
つまり、V溝ベース15の上に置かれた多心の光ファイバ素線3は、必ずしもV溝ピッチdと一致していなくとも、上方からクランプ19で軽く押えられることにより、各光ファイバ素線3は各V溝17の底部に押し下げられ、V溝ピッチdに合致して整列される。
また、図5を参照するに、通し番号1とNのV溝17の内側間の距離Wminはd×(N−2)=250×(N−2)[μm]となる。この分割型N心テープ心線1がテープ幅方向の長さの中央位置O−O’線を中心にしてV溝ベース15のV溝17の配列方向の中央位置O−O’線に合わせて載置されると、各光ファイバ素線3のUV樹脂11が除去された後の各石英ガラス9の中心は、対応する各V溝17の内側端に位置することになる。したがって、上記の状態に配置された各石英ガラス9は、融着接続の際に融着接続装置のクランプ19により上から軽く押さえられると、図4の場合と同様に各V溝17内を図5の矢印の方向に滑って各V溝17の底部に収められることになる。
したがって、分割型N心テープ心線1の両端の光ファイバ素線3の距離Wが、
×(N−2)≦W≦d×N
の条件を満たすように製造された分割型N心テープ心線1は、各光ファイバ素線3が対応する各V溝17内に確実に収められることになる。この実施の形態の分割型N心テープ心線1では、250×(N−2)≦W≦250×Nの条件を満たすものである。
再び図1を参照するに、分割型N心テープ心線1の両端の光ファイバ素線3の距離Wが、Wminより外側のd×(N−3/2)=250×(N−3/2)と、Wmaxより内側のd×(N−1/2)=250×(N−1/2)との間に位置することは、より一層確実に各光ファイバ素線3が対応する各V溝17内に収められるという点で、望ましい範囲である。
すなわち、分割型N心テープ心線1は、分割型N心テープ心線1の両端の光ファイバ素線3の距離Wが、
×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
の条件を満たすこと、この実施の形態の分割型N心テープ心線1では、前記距離Wが、
250×(N−3/2)≦W≦250×(N−1/2)
の条件を満たすことが望ましい。
なお、上記のように構成された分割型N心テープ心線1は、図6に示されているように各石英ガラス9が対応する各V溝17の中心の底部に確実に収められ、互いに突き合わされて融着接続される。
次に、前述したこの発明の実施の形態の分割型テープ心線が用いられた光ファイバテープコード21について説明する。
図7を参照するに、この実施の形態に係わる光ファイバテープコード21としての例えばN心光ファイバテープコード21は、前述した図2の分割型N心テープ心線1を用いたものである。つまり、上記の分割型N心テープ心線1の外周に、抗張力体としての例えばアラミド繊維23が配置されており、さらに、前記アラミド繊維23の周囲がポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の外被としての例えばシース材25で被覆されたものである。
したがって、光ファイバテープコード21は、この発明の実施の形態の分割型テープ心線を用いたことによって、前述した分割型N心テープ心線1の説明と同様の理由で、シース材25及びアラミド繊維23を剥がした後に、融着接続器を用いて分割型N心テープ心線1を接続する際に、N心の光ファイバ素線3を確実に融着接続器のV溝ピッチdのV溝内に整列させ、容易に融着接続を行うことができる。しかも、光ファイバテープコード21は、抗張力が大きく且つ容易に分割可能である。
次に、前述したこの発明の実施の形態の分割型テープ心線1を用いた光ファイバケーブル27について説明する。
図8を参照するに、上記の分割型テープ心線としての例えば分割型N心テープ心線1は、多数枚が光ファイバケーブル27の内部に積層されている。例えば、光ファイバケーブル27は、スロットロッド29の中心に備えた抗張力体31とその周囲に配置された複数のスロット溝33内に分割型N心テープ心線1が集合され、スロットロッド29の外周に押え巻35が巻かれ、この押え巻35の外周にシース樹脂などの外被37でシースされて構成される。
したがって、光ファイバケーブル27は、この発明の実施の形態の分割型テープ心線が内蔵されることによって、前述した分割型N心テープ心線1の説明と同様の理由で、融着接続器を用いて分割型N心テープ心線1を接続する際に、N心の光ファイバ素線3を確実に融着接続器のV溝ピッチdのV溝内に整列させ、容易に融着接続を行うことができる。
なお、分割型N心テープ心線1から必要に応じて分割されたSUB−UNITが複数枚、並列に配列された状態であっても、他の光ケーブルのテープ心線と容易に相互融着接続が可能となる。
この発明の実施の形態の分割型テープ心線が融着接続装置のV溝に装着される範囲を示す概略的な説明図である。 この発明の実施の形態の分割型テープ心線の構成断面図である。 図1におけるWmaxのときのV溝との関係を示す状態説明図である。 図3の状態でクランプにより押さえられる状態説明図である。 図1におけるWminのときのV溝との関係を示す状態説明図である。 融着接続の状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態の光ファイバテープコードの構成断面図である。 この発明の実施の形態の光ケーブルの斜視図である。 従来におけるカプセル型の分割型テープ心線の構成断面図で、融着接続装置のV溝との関係を示す状態説明図である。 従来における一括型のテープ心線の構成断面図で、融着接続装置のV溝との関係を示す状態説明図である。
符号の説明
1 分割型N心テープ心線(分割型光ファイバテープ心線)
3 光ファイバ素線
5 一括UV樹脂(一括被覆樹脂;SUB−UNIT被覆樹脂)
7 n心テープ心線(SUB−UNIT)
9 石英ガラス
11 UV樹脂
13 一括被覆樹脂(連結用樹脂)
15 V溝ベース(融着接続器の)
17 V溝
19 クランプ(融着接続装置の)
21 光ファイバテープコード
23 アラミド繊維(抗張力体)
25 シース材(外被)
27 光ファイバケーブル
29 スロットロッド
31 抗張力体
33 スロット溝
35 押え巻
37 外被

Claims (6)

  1. 並列に配置した複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂で被覆したテープ心線を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂で一体に被覆して構成すると共に、
    前記複数の光ファイバ素線の総数をNとし、前記複数の光ファイバ素線の両端の光ファイバ素線の間の距離をWとし、前記SUB−UNITの光ファイバ素線数をnとし、各光ファイバ素線の直径をdとし、前記一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さをtとし、融着接続装置のV溝ピッチをdとしたとき、
    W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
    ×(N−2)≦W≦d×N
    の条件を満たすことを特徴とする分割型テープ心線。
  2. 前記距離Wが、
    ×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
    の条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の分割型テープ心線。
  3. 並列に配置した複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂で被覆したテープ心線を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂で一体に被覆して構成すると共に、前記複数の光ファイバ素線の総数をNとし、前記複数の光ファイバ素線の両端の光ファイバ素線の間の距離をWとし、前記SUB−UNITの光ファイバ素線数をnとし、各光ファイバ素線の直径をdとし、前記一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さをtとし、融着接続装置のV溝ピッチをdとしたとき、
    W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
    ×(N−2)≦W≦d×N
    の条件を満たして構成される分割型テープ心線と、
    この分割型テープ心線の外周に配置した抗張力体と、この抗張力体の周囲を被覆した外被と、から構成してなることを特徴とする光ファイバテープコード。
  4. 前記距離Wが、
    ×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
    の条件を満たすことを特徴とする請求項3記載の光ファイバテープコード。
  5. 一枚または複数枚の分割型テープ心線を備えると共に前記分割型テープ心線の外周をケーブルシースで被覆した光ファイバケーブルにおいて、
    前記各分割型テープ心線は、並列に配置した複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂で被覆したテープ心線を分割単位としてSUB−UNITを構成し、このSUB−UNITを複数並列に配置して分割可能に連結用樹脂で一体に被覆して構成すると共に、
    前記複数の光ファイバ素線の総数をNとし、前記複数の光ファイバ素線の両端の光ファイバ素線の間の距離をWとし、前記SUB−UNITの光ファイバ素線数をnとし、各光ファイバ素線の直径をdとし、前記一括被覆樹脂のテープ幅方向の被覆厚さをtとし、融着接続装置のV溝ピッチをdとしたとき、
    W=(2t+nd)×N/n−(t+d/2)×2
    ×(N−2)≦W≦d×N
    の条件を満たすことを特徴とする光ファイバケーブル。
  6. 前記距離Wが、
    ×(N−3/2)≦W≦d×(N−1/2)
    の条件を満たすことを特徴とする請求項5記載の光ファイバケーブル。

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