JP2005118652A - エアーブロー装置及びそれを用いた洗浄装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 被洗浄物に付着した洗浄液等を除去するにあたり、省エネルギーでしかもエアーブロー効果の高いエアーブローを行うことのできる装置を提供する。
【解決手段】 圧縮空気を噴射する噴出孔143を有する管状のエアーノズル141と、該エアーノズル141の長手方向または周方向に移動可能な状態でエアーノズル141に嵌合された可動リング142とを備え、可動リング142を長手方向または周方向に移動させることにより、被洗浄物4の幅に応じてエアーノズル141の噴出孔143を選択的に閉鎖または開放できるように構成したことで、被洗浄物4の幅が異なる場合でも、常に被洗浄物4の幅に対応する領域のみから圧縮空気を噴出させることが可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、フープ材等の被洗浄物を洗浄液で洗浄した後、この被洗浄物にエアーを吹き付けて洗浄液を除去するエアーブロー装置、もしくは当該エアーブロー装置を備えた洗浄装置に関するものである。
従来の洗浄装置として、図9に示すように、被洗浄物(例えば、帯状金属板からなるフープ材等)4をプレス加工する際、鉱物油や水溶性潤滑液等の加工用潤滑剤を被洗浄物4に塗布してプレス装置2でプレス加工を行い、当該プレス加工後に被洗浄物4を洗浄液が貯留された洗浄槽7に浸漬して洗浄し、かかる洗浄工程に次いでエアーブロー装置8により被洗浄物4にエアーを吹き付けて洗浄液を除去し、さらに乾燥装置9により被洗浄物4を乾燥して巻取りドラム3に巻き取って次工程に送る作業が行われていた。
このような洗浄装置において、エアーブロー装置8は例えば図10に示すように、複数の小孔5aを形成した筒状のエアーノズル5を被洗浄物4の移送方向に直交するように配設しておき、このエアーノズル5に圧縮空気を供給することにより、各小孔5aから空気が噴射されて、被洗浄物4に付着した洗浄液を除去するように構成されている。
特許第3232149号公報
従来のエアーブロー装置において、エアーノズル5には複数の小孔5aが配列されているが、これらの小孔5aは被洗浄物4の幅や大きさに関係なく常に開放されている。そのため、本来被洗浄物4の洗浄にはほとんど効果のない小孔5aからも圧縮空気が放出され、図示を省略したエアコンプレッサによる圧縮空気の供給量が増大することから、エネルギー効率が悪くなるという問題がある。
また、被洗浄物4の洗浄に寄与しない小孔5aから放出された空気が、エアーブロー装置の内壁に当たって意図しない方向に気流を形成し、洗浄に寄与する小孔5aから放出された圧縮空気に悪影響を及ぼしたり、内壁等に付着した洗浄液を被洗浄物4に再付着させてしまってエアーブロー効果を劣らせる結果を招くこともある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、被洗浄物に付着した洗浄液等を除去するにあたり、省エネルギーでしかもエアーブロー効果の高いエアーブローを行うことのできる装置もしくは当該エアーブロー装置を備えた洗浄装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明にかかるエアーブロー装置は、被洗浄物を洗浄液で洗浄した後、当該被洗浄物にエアーを吹き付けて前記洗浄液を除去するエアーブロー装置であって、圧縮空気を噴射する噴出孔を有する管状のエアーノズルと、当該エアーノズルの長手方向または周方向に移動可能な状態で前記エアーノズルに嵌合された可動リングとを備え、前記可動リングを長手方向または周方向に移動させることにより、前記被洗浄物の幅に応じて前記エアーノズルの噴出孔を選択的に閉鎖または開放できるように構成してなることを特徴する。
また、請求項2の発明にかかるエアーブロー装置は、前記エアーノズルが長手方向に所定の間隔をおいて複数の噴出孔を有し、前記可動リングが開口部と本体部とを有し、前記被洗浄物の幅に対応する位置の噴出孔に前記可動リングの開口部を合わせて前記噴出孔を開放するとともに、他の噴出孔は前記可動リングの本体部で閉鎖するように構成されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかるエアーブロー装置は、前記エアーノズルが周方向に複数の噴出孔を有し、前記可動リングの開口部をその周方向のいずれかの噴出孔に合わせるとともに、周方向における他の噴出孔を本体部で閉鎖することにより、前記噴出孔から前記被洗浄物に向けて噴射する圧縮空気の噴出方向を変更可能に構成されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかるエアーブロー装置は、前記エアーノズルの近傍に、前記被洗浄物の幅に応じて間隔調整可能なガイド部を備えたことを特徴としている。
さらに、請求項5の発明にかかる洗浄装置は、請求項1乃至4の何れかに記載のエアーブロー装置の前段に配置されて前記被洗浄物を洗浄する洗浄ユニットと、前記エアーブロー装置の後段に配置されて前記被洗浄物を加熱乾燥させる乾燥ユニットとを備えたことを特徴とする。
本発明では、エアーノズルの長手方向または周方向に移動可能な可動リングを嵌合させて、可動リングを長手方向または周方向に移動させることにより、被洗浄物の幅に応じて前記エアーノズルの噴出孔を選択的に閉鎖または開放できるように構成しているため、被洗浄物の幅が異なる場合であっても、常に被洗浄物の幅に対応する領域のみから圧縮空気を噴出させることが可能となる。したがって、圧縮空気の供給量が削減されてエネルギー効率が高くなるとともに、洗浄に寄与する噴出孔のみから圧縮空気が放出され、それ以外の噴出孔から放出される圧縮空気に起因する悪影響を抑止できることから、エアーブロー効果が向上するという利点がある。
以下、図面を参照しながら本発明にかかるのエアーブロー装置および洗浄装置の実施形態を説明する。
(洗浄装置の全体構成)
図1は、本発明にかかる被洗浄物を洗浄する洗浄装置とその周辺の装置全体を示した実施形態の断面図であり、図2は図1における洗浄装置のみを上方から見た平面図である。図1および図2において、符号1は金属等からなる帯状の被洗浄物4(たとえば、フープ材)を洗浄するための洗浄装置であり、後に詳述する第1洗浄ユニット10、第2洗浄ユニット20、および洗浄液除去ユニット30とから概略構成されている。洗浄装置1の前段には、被洗浄物4に鉱物油や水溶性潤滑液等の加工用潤滑剤を塗布してプレス加工を行うプレス加工装置2が設置されている。また、洗浄装置1の後段には、当該洗浄装置1によって洗浄された被洗浄物4を巻取り、次工程へ投入するための巻取りドラム3が設置されている。
被洗浄物4は図1において右から左に向かって、プレス加工−洗浄−巻取りの各工程を経るように移送される。なお、巻取りドラム3に代えて洗浄装置1の後段に、プレス加工やモールド成型加工等の加工装置を設置してもよい。また、被洗浄物4はプレス加工によって、最終的には集積回路のリードフレームや小型直流モータの整流子セグメント、もしくはコネクター端子等の様々な電子部品として供せられる。
(第1洗浄ユニットの説明)
洗浄装置1における第1洗浄ユニット10は、被洗浄物4に付着した加工用潤滑剤を洗浄するための洗浄液を貯留した洗浄槽11と、洗浄液を循環しながら浄化する浄化手段12と、後段に設置した第2洗浄ユニット20側に被洗浄物4を送り出す被洗浄物送り機構13と、洗浄槽11を通過した被洗浄物4にエアーを吹き付けて液切りを行うエアーブロー機構14と、上記各機構を制御するための操作スイッチ等を有する制御部16とを備えている。
洗浄槽11に貯留される洗浄液は、プレス加工時に使用する加工用潤滑剤の種類に応じて適宜選択されるが、本実施形態では、例えば、炭化水素系洗浄液を使用している。なお、加工用潤滑剤として水溶系潤滑液を使用する場合は、純水等の洗浄液が用いられる。また、洗浄槽11を複数設置して、その前段側に洗浄液、後段側にすすぎ液を貯留しても良いが、この場合はすすぎ液も本発明における洗浄液に含まれるのものとする。
図3は、第1洗浄ユニット10における洗浄槽11、被洗浄物送り機構13およびエアーブロー機構14をケーシング17内に収納した実施形態を示す平面図であり、図4はその断面である。なお、図4の下方には洗浄液を循環浄化する浄化手段12(図1参照)が構成されているが、図4ではそれを省略してある。図3、図4において図中右側が被洗浄物4の投入口となっていて、プレス加工された被洗浄物4は投入口から投入されて洗浄槽11に移送される。この洗浄槽11では加工用潤滑剤を予備的に洗い落とすためのもので、本実施形態では、被洗浄物4を洗浄液中に浸漬しながら洗浄する構成となっている。すなわち、洗浄槽11の中間部には少なくとも一部が洗浄液中に位置する押さえローラ11aを配置し、被洗浄物4を押さえローラ11aにより規制しながら移送させることによって、被洗浄物4が洗浄液中を通過して洗浄される。
なお、このような浸漬式による洗浄方法に代えて、洗浄槽11の上面開口まで洗浄液を満たし、この洗浄液の表面に被洗浄物4を通過させることにより洗浄するようにしても良い。また、射出ノズルから洗浄液を被洗浄物4に向けて吹き付けるスプレー方式による洗浄方法を当該第1洗浄ユニット10に構成しても良い。
第1洗浄ユニット10における洗浄槽11の後段には、洗浄槽11を通過した被洗浄物4にエアーを吹き付けて液切りを行うエアーブロー機構14が設けられていて、エアーブロー機構14を通過することにより、洗浄工程を経た被洗浄物に付着した洗浄液の大半を除去することができる。なお、このエアーブロー機構14については後に詳述する。
エアーブロー機構14の後段には被洗浄物4を第2洗浄ユニット20側に送り出す被洗浄物送り機構13が設けられている。この送り機構13は、プレス加工装置2から送り出される被洗浄物4の速度に同期させて、被洗浄物4を順次第2洗浄ユニット20に送り出すために設けられている。本実施形態においては、被洗浄物送り機構13の下側に配設した駆動ローラ13aを駆動モータ13cによって回転駆動させると共に、この駆動ローラ13aの上方から従動ローラ13bを押圧させ、駆動ローラ13aと従動ローラ13bとの間に被洗浄物4を挟持させている。そして、定速回転する駆動ローラ13aに対して、従動ローラ13bを間欠的に上下動させて被洗浄物4を押圧することによって、被洗浄物4を適当な送り距離を得るようにしている。通常のプレス加工装置2は、加工方法によって加工速度が一定であるので、被洗浄物送り機構13に設けられた駆動モータ13cの回転速度を加工速度に応じて調整することにより、被洗浄物4を第1洗浄ユニット10内で弛ませることなく移送することが可能となる。なお、被洗浄物送り機構13に被洗浄物4の張力を検出するセンサを設け、張力が一定になるように上記駆動モータの回転速度を調整しても良い。
(エアーブロー装置の説明)
図5は、本発明にかかるエアーブロー機構14の一実施形態を示した斜視図である。本実施形態におけるエアーブロー機構14は、管状のパイプに複数の噴出孔143を穿設したエアーノズル141と、このエアーノズル141の長手方向または周方向に移動可能な状態でエアーノズル141に嵌合された複数の可動リング142とから構成されていて、エアーノズル141の中空部分に圧縮空気を供給すると、噴出孔143から圧縮空気が噴出される。
可動リング142は、断面が略C字形状に形成され、本体部142aと開口部142bを有してエアーノズル141の外周側に嵌合されている。そして、この可動リング142は周方向に回動させることができる。図5において、一点鎖線で示した被洗浄物4の幅に対応した2箇所の可動リング142は、噴出孔143が位置する箇所に開口部142bを合わせるとともに、それ以外の噴出孔143には本体部142aを合わせるように回動角度が調整されている。したがって、被洗浄物4の幅に対応する箇所(本形態では2箇所)の噴出孔143は開放されて圧縮空気が噴出し、それ以外の噴出孔143は閉鎖され圧縮空気が噴出しないように構成されている。このように、いずれの可動リング142も周方向に回動可能であるため、被洗浄物4の幅に応じて選択的にエアーノズル141の噴出孔143を閉鎖または開放することができる。
図6は、本発明にかかるエアーブロー機構14の他の実施形態を示した斜視図である。この実施形態では、可動リング142’は図5に示した可動リング142のような開口部142bを有しておらずリング状に形成されている。また、この可動リング142’はエアーノズル141の長手方向に移動させることができる。そして、エアーノズル141は、エアーブロー機構14から取り外し可能に設置されていて、可動リング142’を任意の数だけエアーノズル141に嵌合させることができる。本実施形態では、被洗浄物4の幅に対応する箇所(本形態では2箇所)の噴出孔143には可動リング142’を設けずに噴出孔143を開放させ、それ以外の噴出孔143には可動リング142’を設けて噴出孔143を閉鎖している。したがって、本実施形態も図5に示した実施形態と同様に被洗浄物4の幅に応じて選択的にエアーノズル141の噴出孔143を閉鎖または開放することができる。
以上のようなエアーブロー機構14によれば、被洗浄物4の幅が異なる場合であっても、常に被洗浄物4の幅に対応する領域のみから圧縮空気を噴出させることが可能となる。したがって、圧縮空気の供給量が削減されてエネルギー効率が高くなるとともに、洗浄に寄与する噴出孔143のみから圧縮空気が放出され、それ以外の噴出孔143から放出される圧縮空気に起因する悪影響を抑止できることから、エアーブロー効果が向上する。そして、被洗浄物4がかかるエアーブロー機構14を通過することにより、被洗浄物4に付着した洗浄液が除去される。
なお図3において、エアーブロー機構14の近傍には、被洗浄物4の幅に応じて間隔の調整ができるガイド部18を設けてある。このガイド部18は、長手方向が被洗浄物4の移送方向と平行なガイドバー18aを一対以上有し、被洗浄物4の幅に応じてガイドバー18aを被洗浄物4の移送方向と直交する方向にスライドさせて、間隔を調整することができる。このガイド部18により、被洗浄物4が幅方向に規制されるため、被洗浄物4を安定的に次工程へ移送することができように構成されている。
(第2洗浄ユニットの説明)
以上のような第1洗浄ユニット10で、洗浄された被洗浄物4はその後段に配置された第2洗浄ユニット20に移送されて再度洗浄される。この第2洗浄ユニット20は洗浄液を貯留した第2の洗浄槽21と、洗浄液内に設けられた接触センサ部22を備え、第2の洗浄槽21内に被洗浄物4を浸漬させることにより、被洗浄物4に付着した加工用潤滑剤を完全に除去することができる。また、この第2洗浄ユニット20では、図示を省略した高周波発生装置から洗浄槽21内の洗浄液に高周波を付与しているため、洗浄効果が極めて高くなっている。なお、第2の洗浄槽21に貯留する洗浄液は第1洗浄ユニットの洗浄槽に貯留した洗浄液と同種のものを用いても異種のものを用いても良い。
第2洗浄ユニット20は、前述した第1洗浄ユニット10よりも下方に配置されていて、第1洗浄ユニット10の被洗浄物送り機構13から送り出された被洗浄物4は、自重によって第2洗浄ユニット20に洗浄液内に垂下する。したがって、第1洗浄ユニット10と第2洗浄ユニット20との間に落差を設けることによって、被洗浄物4を第2洗浄ユニット20に移転させるための移転手段が不要になる。
第2の洗浄槽21の洗浄液内には、接触センサ部22が設けられていて、被洗浄物4を常に洗浄液に浸漬させるようにしている。接触センサ部22は、被洗浄物4と接触した場合に駆動指令信号を発生させて巻取りドラム3を回転駆動するように制御される。したがって、被洗浄物送り機構13から被洗浄物4が必要以上に移送されたときは、被洗浄物4が接触センサ部22に接触して巻取りドラム3によって被洗浄物4が巻き取られる。この巻き取りによって被洗浄物4が再び接触センサ部22に接触すると、駆動指令信号が発生して巻取りドラム3を停止させるように制御される。このように、接触センサ部22の接触、非接触に応じて被洗浄物4を常に洗浄液に浸漬させることによって、被洗浄物4を洗浄することができる。
(浄化手段の説明)
図1に示したように、第1洗浄ユニット10における洗浄槽11やエアーブロー機構14を収納したケーシング17の下方には浄化手段12を設けてある。この浄化手段12は、第1および第2の洗浄槽11、21に貯留された洗浄液を吸引するとともにフィルター12aを介して浄化した洗浄液を再度それぞれの洗浄槽11、21に供給する循環ポンプ12bを有し、これらは配管12cによって連通され、制御部16にて循環ポンプ12bを駆動させることにより、洗浄槽11、21には常時浄化された洗浄液が供給されるように構成されている。
また、循環ポンプ12bの排気口は配管12dを介して上述したエアーブロー機構14と連設されており、循環ポンプ12bの排気を利用してエアーブローを行うように構成されている。さらに、循環ポンプ12bの排気口は別の配管12d’を介して後述する洗浄液除去ユニット30と連設されており、循環ポンプ12bの排気を洗浄液除去ユニット30におけるエアーブローにも利用している。
(洗浄液除去ユニットの説明)
第2洗浄ユニット20の後段には、被洗浄物4に付着した洗浄液を除去するための洗浄液除去ユニット30を設けてある。この洗浄液除去ユニット30は、第2洗浄ユニット20を通過した被洗浄物4にエアーを吹き付けて液切りを行う第2のエアーブロー機構31と、被洗浄物4を加熱乾燥させる乾燥機構32とを備えている。
図7は洗浄液除去ユニット30の平面図である。図7において、被洗浄物4は図中右から左に向かって移送される。第2のエアーブロー機構31には被洗浄物4の幅に応じて間隔を調整することができるガイド部33が設けられ、移送の際に被洗浄物4が暴れることを規制している。なお、図7においては、ガイド部33を4本設けているが、2本であっても良い。また、この第2のエアーブロー機構31においても、上述した第1洗浄ユニット10設置したエアーブロー機構14と同様に構成された第2のエアーブロー機構31が設置されている。さらに、第2のエアーブロー機構31は循環ポンプ12bの排気口と配管12d’を介して連設されて、この循環ポンプ12bの排気を被洗浄物4に吹き付けるように構成されている。被洗浄物4は、かかる第2のエアーブロー機構31を通過することにより、前工程で付着した洗浄液がほとんど払拭される。
第2のエアーブロー機構31の後段には、被洗浄物4を加熱乾燥させる乾燥機構32を設けてある。この乾燥機構32は、加熱温度の調節が可能なヒータ熱板32aを有し、被洗浄物4がヒータ熱板32aと対向しながら通過することにより、洗浄液は完全に蒸発する。したがって、洗浄液除去ユニット30を通過した被洗浄物は洗浄液がクリーンに除去された状態で、次工程(本実施形態では巻取りドラム3)に移送される。
このような洗浄液除去ユニット30は、図1に示したように、被洗浄物取込口(図示右側)から被洗浄物送出口(図示左側)に向かって高さが高くなるように傾斜するように固定されている。このように構成することにより、被洗浄物4を後段の巻取り装置等に送り出す際、被洗浄物4に不要な弛みを生じさせることなく送り出すことが可能となり、装置全体を省スペース化できる。
以上のように、本発明にかかる洗浄装置によれば第1洗浄ユニット10にエアーブロー機構14を設けて被洗浄物4に付着した洗浄液を液切りした後、第2の洗浄ユニット20で再び被洗浄物4を洗浄し、さらに第2の洗浄ユニット20の後段に洗浄液除去ユニット30を設けて洗浄液を除去するように構成しているため、被洗浄物4を極めて清浄に洗浄することができる。したがって、かかる洗浄装置を経た被洗浄物4は、清浄な加工部品として次工程で利用することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図5に示した実施形態では、エアーノズル141に周方向に単数(但し、長手方向には複数)の噴出孔143を形成した例を示したが、図8に示すように、エアーノズル141の周方向に複数の噴出孔143を形成しておき、可動リング142の開口部142bをそのいずれかの噴出孔143に合わせるとともに、周方向における他の噴出孔143を本体部142aで閉鎖することにより、噴出孔143から被洗浄物4に向けて噴射する圧縮空気の噴出方向を変更可能に構成しても良い。この噴出方向は、矢示した被洗浄物4の移送方向(右から左)に対して、反対方向にわずかに傾斜した方向に設定することが好ましい。すなわち、被洗浄物4に付着した洗浄液を移送方向の反対側にエアーブローすることで、確実に洗浄液が除去されて次の工程へ移送させることができる。
また、上記実施形態のエアーブロー装置では、エアーノズル141を被洗浄物4の一方面側のみに配置した形態を示したが、被洗浄物4をはさむように両面側にエアーノズル141を配置しても良い。
本発明にかかる洗浄装置とその周辺の装置全体を示した実施形態を示す断面図である。 図1における洗浄装置のみの平面図である。 本発明の実施形態にかかる、エアーブロー装置を含む第1洗浄ユニットの一部を示した平面図である。 図3に示した実施形態の断面図である。 本発明にかかるエアーブロー装置の実施形態を示した斜視図である。 本発明にかかるエアーブロー装置の他の実施形態を示した斜視図である。 本発明にかかる洗浄装置の洗浄液除去ユニットを示した平面図である。 本発明にかかるエアーブロー装置のさらに別の実施形態を示した斜視図である。 従来の洗浄装置を示した概念図である。 従来のエアーブロー装置を示した斜視図である。
符号の説明
1 洗浄装置
2 プレス加工装置
3 巻取りドラム
4 被洗浄物(フープ材)
10 第1洗浄ユニット
11 洗浄槽
12 浄化手段
13 被洗浄物送り機構
14 エアーブロー機構
141 エアーノズル
142、142’ 可動リング
142a 本体部
142b 開口部
143 噴出孔
18 ガイド部
18a ガイドバー
20 第2洗浄ユニット
21 第2の洗浄槽
22 接触センサ部
30 洗浄液除去ユニット
31 第2のエアーブロー機構
32 乾燥機構
32a ヒータ熱板

Claims (5)

  1. 被洗浄物を洗浄液で洗浄した後、当該被洗浄物にエアーを吹き付けて前記洗浄液を除去するエアーブロー装置であって、
    圧縮空気を噴射する噴出孔を有する管状のエアーノズルと、当該エアーノズルの長手方向または周方向に移動可能な状態で前記エアーノズルに嵌合された可動リングとを備え、前記可動リングを長手方向または周方向に移動させることにより、前記被洗浄物の幅に応じて前記エアーノズルの噴出孔を選択的に閉鎖または開放できるように構成してなるエアーブロー装置。
  2. 前記エアーノズルは長手方向に所定の間隔をおいて複数の噴出孔を有し、前記可動リングは開口部と本体部とを有し、前記被洗浄物の幅に対応する位置の噴出孔に前記可動リングの開口部を合わせて前記噴出孔を開放するとともに、他の噴出孔は前記可動リングの本体部で閉鎖してなる請求項1に記載のエアーブロー装置。
  3. 前記エアーノズルは周方向に複数の噴出孔を有し、前記可動リングの開口部をその周方向のいずれかの噴出孔に合わせるとともに、周方向における他の噴出孔を本体部で閉鎖することにより、前記噴出孔から前記被洗浄物に向けて噴射する圧縮空気の噴出方向を変更可能に構成してなる請求項2に記載のエアーブロー装置。
  4. 前記エアーノズルの近傍に、前記被洗浄物の幅に応じて間隔調整可能なガイド部を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエアーブロー装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のエアーブロー装置の前段に配置されて前記被洗浄物を洗浄する洗浄ユニットと、前記エアーブロー装置の後段に配置されて前記被洗浄物を加熱乾燥させる乾燥ユニットとを備えたことを特徴とする洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101201772B1 (ko) * 2010-09-06 2012-11-15 주식회사 포스코 주형 표면의 수분 제거 장치
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