JP2005118023A - 鉄道及び高速道路敷地への鹿侵入防止のための物品 - Google Patents
鉄道及び高速道路敷地への鹿侵入防止のための物品 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 鹿の侵入対策として高さの高いフェンスを設置する必要がなく、山岳地などの急傾斜地が連続しフェンス自体の設置が不可能であった箇所においても、安価で簡単に鹿の侵入を防止できる。
【解決手段】 ライオンの糞または同等の臭い物質を染み込ませた紐状もしくは粒状のものを鉄道または高速道路のフェンスもしくはその敷地周辺に敷設するための物品とその敷設方法を提供するものである。
【選択図】 図２
【解決手段】 ライオンの糞または同等の臭い物質を染み込ませた紐状もしくは粒状のものを鉄道または高速道路のフェンスもしくはその敷地周辺に敷設するための物品とその敷設方法を提供するものである。
【選択図】 図２
Description
本発明は、鉄道または高速道路の敷地へ鹿・日本カモシカなど跳躍力のある動物が侵入するのを防ぎ、簡単で広範囲に効果の得られる物品の製作と敷設方法に関するものである。
鉄道または高速道路の敷地周辺には、人や動物の侵入防止のためや境界確認のため各種フェンスが設置されている、また一部の区間においてはフェンス自体設置されない箇所もある。
フェンスが設置されていても、その構造から人やイヌ・タヌキ・キツネなどには効果があるが鹿など跳躍力のある動物についてはフェンスを飛び越えて侵入し、汽車や車と衝突し大きな事故を起こしたケースが多々報告されている。
鹿の侵入対策として従来よりも高さの高いフェンスが要求され、高額な経費を必要とした。
鹿の侵入対策として従来よりも高さの高いフェンスを設置する必要がなく、安価で簡単に鹿の侵入を防止する物品の提供とその敷設方法であり、またフェンスの設置されていない箇所においても簡単に侵入防止対策が実施できることである。
特に、山岳地などの急傾斜地が連続する箇所で、フェンス自体の設置が不可能であった箇所においても簡単に侵入防止対策が実施できることである。
そこで本発明の目的は鹿の侵入防止策として新たにフェンスを設置することなく、広範囲かつ簡単に侵入防止効果の得られ物品の提供と敷設方法を提供することにある。
上記目的をするために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第１の発明にあっては、ライオンの糞または同等の臭い物質を染み込ませた紐状のものを鉄道または高速道路のフェンスもしくは敷地周辺に敷設するためのロープである。
第２の発明にあっては、ライオンの糞または同等の臭い物質を単独または他の物質に混合させた粒状のものを鉄道または高速道路の敷地周辺に散布するための散布剤である。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図１は本発明に係るロープの構造の断面図、図２はロープを既設のフェンスに敷設した状況を示す説明図、図３はロープをフェンスが設置されていない箇所に敷設した状況を示す説明図である。
まず図１を参照して、ロープの構造を説明する。
ロープは 材質・形状・太さ・は特に定めないが成分を充分浸透させ一定期間臭いを保持できるものであればなんでもよい。
次に図２及び図３を参照して、ロープ１の敷設状況について説明する。
図２は、従来のフェンスが設置された箇所にロープが所要の金具を用いて取り付けてあり、ロープの取り付け位置はフェンスの上段・中段・下段のいずれの位置でもかまわない、効果および設置する作業または保守管理する面から考慮すると、上段が望ましく、また金具は所定のものでなく針金、紐など簡単で安価に入手するもので充分である。
図３は、フェンス等の防護柵が設置されていない箇所にロープを敷設した状況を示していて、専用の支柱にロープを取り付けているが、敷地内の樹木等に巻き付けても充分であり、また地面にロープを這わせてもよいが、その効果及び効能の耐久性から判断すると地上５０ｃｍ以上に敷設したほうが望ましい。
次に図４及び図５を参照して粒状物の敷設状況について説明する。
図４は粒状物の平面図である、その大きさは直径５ｃｍから２０ｃｍでライオンの糞と昇華材とが混合された粒状とした物である。
粒状物は、ライオンの糞を含んで入れば昇華材に限らず土、科学物質など何でもよい。
雨水によりライオンの糞の臭いが簡単に流れ出さないもので、緩行的に昇華するもがよく、また粒状物自体が流出しない大きさが望ましい。
図５は、粒状物を散布した状況を説明した状況を示す。
この場合鉄道、高速道路の敷地に沿って溝を掘り、その中に粒状物を散布するか、一定の間隔で穴を掘り散布する方法や、頻繁に対策が可能であれば直接地面に散布する方法もあり、また布袋等にいれ樹木・フェンス等につり下げる方法もある。
鹿、日本カモシカなどの動物はライオンの糞の臭いを本能的に非常に嫌うことから、フェンスまたは敷地境界付近に近寄らない。
従って従来のフェンスの高さで充分であり、かつフェンスが設置出来ない箇所において効果が発揮されるとともに安価で容易に鹿の侵入対策が可能である。
ロープまたは粒状物は永久的に臭いを発することができないため、定期的に交換または散布する必要があるが、臭いの発生を緩行することにより長く効果を保持できるとともに、その作業自体極めて容易である。
１ ロープ
２ 粒状物
３ 既設フェンス体
４ 支柱
５ 粒状物が入った布袋
２ 粒状物
３ 既設フェンス体
４ 支柱
５ 粒状物が入った布袋
Claims (2)
- ライオンの糞または同等の臭い物質を染み込ませた紐状のものを鉄道または高速道路のフェンスもしくは敷地周辺に敷設するためのロープ。
- ライオンの糞または同等の臭い物質を単独または他の物質に混合させた粒状のものを鉄道または高速道路の敷地周辺に散布するための散布剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003389942A JP2005118023A (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 鉄道及び高速道路敷地への鹿侵入防止のための物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003389942A JP2005118023A (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 鉄道及び高速道路敷地への鹿侵入防止のための物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005118023A true JP2005118023A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34616289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003389942A Pending JP2005118023A (ja) | 2003-10-17 | 2003-10-17 | 鉄道及び高速道路敷地への鹿侵入防止のための物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005118023A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010213671A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Fukui Netsu Shori:Kk | 猪及び鹿の侵入防止用シート |
-
2003
- 2003-10-17 JP JP2003389942A patent/JP2005118023A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010213671A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Fukui Netsu Shori:Kk | 猪及び鹿の侵入防止用シート |
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