JP2005117838A - エンジン自動車用電気システム - Google Patents

エンジン自動車用電気システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005117838A
JP2005117838A JP2003351264A JP2003351264A JP2005117838A JP 2005117838 A JP2005117838 A JP 2005117838A JP 2003351264 A JP2003351264 A JP 2003351264A JP 2003351264 A JP2003351264 A JP 2003351264A JP 2005117838 A JP2005117838 A JP 2005117838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
engine
generator
battery
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003351264A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kano
隆 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Zinc Co Ltd
Original Assignee
Toho Zinc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Zinc Co Ltd filed Critical Toho Zinc Co Ltd
Priority to JP2003351264A priority Critical patent/JP2005117838A/ja
Publication of JP2005117838A publication Critical patent/JP2005117838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】 燃費を悪化させずにアイドリング回転から最高回転数までの広範囲の回転数変動に対して充分に電池充電の対応ができるエンジン自動車用電気システムを提供する。
【解決手段】 エンジン2の回転軸で駆動する発電機4から車載電池6を充電する充電方式を用い、車載電池6から半導体電力変換器を介して発電機4の界磁巻線の電流を可変することにより発電機4の発生電圧を制御するエンジン自動車用電気システム1であって、半導体電力変換器は、車載電池6の電池電圧より低い電圧から高い電圧まで可変することのできる昇降圧型チョッパ8とし、この昇降圧型チョッパ8は、半導体スイッチのON時に車載電池6のエネルギーをインダクタンスに蓄積し、半導体スイッチのOFF時にインダクタンスに蓄積されたエネルギーを界磁巻線に供給するように構成された非絶縁型DC−DCコンバータとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的にオルタネータと称されている内燃機関エンジン自動車(以下、単にエンジン自動車と云う)の車載電池を充電するエンジン自動車用電気システムに関する。
図8は、自動車走行用の内燃機関エンジンで駆動する発電機によって車載電池を充電する従来のエンジン自動車用電気システムの回路図である。このエンジン自動車用電気システム21は、一般的にオルタネータと称されている電気システムであって、自動車走行用原動機(以下、エンジン22と云う)の回転軸で駆動する発電機24の発生電圧によって車載電池26を充電する充電方式をとっている。つまり、車載電池26の出力電圧を降圧チョッパ28によって所望の電圧に降圧して発電機24の界磁巻線24cに印加すると、界磁巻線24cには所望の界磁電流If(図9参照)が流れる。一方、走行用のエンジン(内燃機関)22を回転させると、回転軸またはベルトからなる発電機駆動機構23によって発電機24の回転子24aが回転し、この回転子24aが界磁巻線24cに流れる界磁電流Ifによって発生した磁束を切るので、固定子巻線24dには所望の三相交流電圧が発生する。そして、この三相交流電圧を整流器25によって直流電圧に整流して車載電池26の充電を行う。
このとき、発電機24の回転数をNとすると、発電機24の界磁電流Ifと整流器25の出力電圧Vg(以下、整流器出力電圧Vgと云う)は次の式(1)に示すような関係になる。
Vg ∝ N×If …(1)
すなわち、整流器出力電圧Vg(つまり、発電機24の発電電圧)は回転数Nと界磁電流Ifの積に比例する。言い換えれば、整流器出力電圧Vg(発電電圧)を一定にするためには回転数Nに反比例した界磁電流Ifを流す必要があり、また、車載電池26への充電電圧(あるいは充電電流)を一定にするためには、回転数Nが低くなればそれに反比例して界磁電流Ifを増やすような制御を行う必要がある。
一方、降圧チョッパ28の負荷は界磁巻線24cであり、この界磁巻線24cは降圧チョッパ28に対して抵抗器として作用するので、回転数Nが一定の時の界磁電流Ifと降圧チョッパ28の出力電圧Vch2(以下、チョッパ出力電圧Vch2と云う)との関係は次の式(2)に示すようになる。
Vch2 ∝ If …(2)
すなわち、降圧チョッパ28のチョッパ出力電圧Vch2を高くすれば、それに比例して界磁電流Ifが増加する。
次に、降圧チョッパ28の構成とその動作について説明する。図9は、図8のエンジン自動車用電気システム21に構成される降圧チョッパ28の回路図である。この降圧チョッパ28は周知の回路であるので構成及び動作の詳細な説明は省略するが、半導体スイッチ31の通電率(半導体スイッチ31のスイッチング周期に対するON時間の比率)を変化させることによって、降圧チョッパ28のチョッパ出力電圧Vch2を制御することができるようになっている。図10は、図9に示す降圧チョッパの通電率αとチョッパ出力電圧Vch2との関係を示す特性図である。尚、図10では降圧チョッパ28のチョッパ出力電圧Vch2は最大出力電圧に対する百分率(%)で示している。図10から分かるように、降圧チョッパ28のチョッパ出力電圧Vch2は、通電率αが最大である100%(以下、1.0という比率で表現する)の時に最大の100%となり、これ以上の出力電圧を出すことは出来ない。
図11は、図8のエンジン自動車電気システム21において、エンジン22をアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機24の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す特性図である。整流器出力電圧Vgを一定に制御するためには、前記した式(1)に示すように回転数Nと界磁電流Ifを反比例させる必要がある。そこで、降圧チョッパ28は、図11に示すように、エンジン22(すなわち、発電機24)が最高回転数Nmaxの時に界磁電流Ifが最少となり、かつアイドリング回転数Nidleの時に界磁電流Ifが最大となるように半導体スイッチ31によって通電率αの制御を行っている。
尚、下記の特許文献1などに、上記のような通電率制御を行う降圧チョッパを用いて電気自動車の電池充電を行う技術が開示されている。
特開2000−152408号公報(段落番号0021〜0026、図1及び図2)
しかしながら、エンジン自動車のエンジン回転数は最低のアイドリング運転時の数百rpmから高速走行時の数千rpmの最高回転数まで大きく変動するので、エンジンで駆動する発電機の回転数も大きく変動する。当然のことながら、発電機としてはエンジンの回転数が大きく変動しても、その変動範囲内においては充分に車載電池の充電が出来る性能であることが要求される。一方、発電機及び降圧チョッパの大きさ及びコストはこのアイドリング運転時の性能によって決まってしまう。すなわち、エンジン自動車の車載電池を充電するエンジン自動車用電気システムを小型・軽量化及び低価格化するためには、アイドリング回転数を高い回転数に設定して充分な界磁電流を流す必要がある。しかし、現実には、燃料費を節減するためにアイドリング運転時の回転数をあまり高くすることはできない。
図12は、図8に示す従来のエンジン自動車用電気システムで降圧チョッパの通電率が制御されているときの発電機特性を示す特性図である。図12に示すように、従来のエンジン自動車用電気システムの降圧チョッパでは、アイドリング回転数Nidleより高い極低速時の最低回転数Nminで界磁電流Ifが最大になるような通電率制御が行われている。すなわち、最低回転数Nminで降圧チョッパの通電率αが最大(α=1.0)になるように制御している。そのため、極低速時の最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域では通電率αを増加させることができないために、界磁電流Ifも増加させることができない。従って、前述の式(1)から分かるように、極低速時の最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでは回転数が下がるにしたがって整流器出力電圧Vgが低下してしまう。このため、最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域では車載電池26への充電電流が低下してしまう。
すなわち、従来のエンジン自動車用電気システムでは、このような不具合を解決するためにアイドリング運転時に充分な界磁電流を流そうとすると、アイドリング回転数が必要以上に高く設定されるために燃料費が悪化するおそれがある。または、アイドリング回転数を低く設定すると、アイドリング運転時には必要かつ充分な界磁電流を流すことができないために、アイドリング運転の時間が規定の時間を越えるような場合は車載電池を充分に充電できないために電池が過放電となるおそれがある。従って、アイドリング運転時に過放電を起こさないようにするためには電池負荷を制限する必要がある。このような理由から、従来のエンジン自動車用電気システムはアイドリング運転時における使い勝手が極めて悪い。今後のエンジン自動車においては、電子化が益々進むために車載電池から給電される電装品の電気容量は益々大きくなることが予想される。ところが、従来のエンジン自動車用電気システムでは、広範囲なエンジン回転数の変動に対応して必要かつ充分に車載電池の充電ができるような充電方式は未だ確立されていない。もちろん、上記の特許文献1に開示されている技術を用いても、広範囲な回転数の変動に対応して必要かつ充分に電池の充電を行うことはできない。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、燃料費を悪化させずにアイドリング回転から最高回転数までの広範囲の回転数変動に対して充分に電池充電の対応ができるエンジン自動車用電気システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のエンジン自動車用電気システムは、自動車走行用原動機の回転軸で駆動する発電機から車載電池を充電する充電方式を用い、車載電池から半導体電力変換器を介して発電機の界磁巻線の電流を可変することにより発電機の発生電圧を制御するエンジン自動車用電気システムであって、半導体電力変換器は、車載電池の電池電圧より低い電圧から高い電圧まで可変することのできる昇降圧型チョッパであることを特徴とする。
かかる構成によれば、車載電池の電池電圧を昇降圧型チョッパに入力することにより、昇降圧型チョッパは、車載電池の電池電圧より低い電圧から高い電圧まで可変制御して、所望の電圧を発電機の界磁巻線へ出力することができる。従って、アイドリング運転時のようにエンジンの回転数が極めて低いときには、つまり、発電機の回転数が極めて低いときには、昇降圧型チョッパを昇圧動作させて高い電圧を界磁巻線に印加するようにすれば大きな界磁電流を流すことができるので、発電機の回転数が低くても所望の発電機電圧を発生させることができる。よって、アイドリング回転数のときでも必要かつ充分な充電電流を車載電池に供給して充電を行うことができる。
また、請求項2に記載のエンジン自動車用電気システムにおいては、前記昇降圧チョッパは、半導体スイッチのON時に車載電池のエネルギーをインダクタンスに蓄積し、半導体スイッチのOFF時にインダクタンスに蓄積されたエネルギーを界磁巻線に供給するように構成された非絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする。
かかる構成によれば、本発明のエンジン自動車用電気システムに用いる昇降圧チョッパを、インダクタンスエネルギー蓄積・放出型の非絶縁型DC−DCコンバータによって構成することができる。このようなインダクタンスエネルギー蓄積・放出型の非絶縁型DC−DCコンバータである昇降圧チョッパは、従来の降圧チョッパに直列に形成されているインダクタンス(リアクトル)を回路に並列に並べ替えるだけで実現することができる。従って、従来技術に比べて部品点数を増やしたりコストをアップさせることなく実現することができるので、エンジン自動車用電気システムの付加価値が一段と上昇する。尚、本発明に用いる昇降圧チョッパのインダクタンスの値は、従来の降圧チョッパに用いられていたフィルタ用のインダクタンスの場合と異なって、必要とする通電率の範囲で所望の電圧範囲を可変できるようなエネルギーを蓄積することができるインダクタンス値とする必要がある。
また、請求項3に記載のエンジン自動車用電気システムにおいては、半導体スイッチのスイッチング周期に対するON時間の比率を表わす通電率は、エンジン自動車の走行状態における最低速度のときに100%より小さい値に設定されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば、エンジン自動車の走行状態における最低速度のときに昇降圧チョッパの通電率を0.5に設定して電池電圧と等しい電圧を界磁巻線に出力するようにすれば、それより回転数が低いアイドリング運転時においては通電率を0.5より大きくして電池電圧より高い電圧を界磁巻線に出力することができる。よって、エンジン(発電機)がアイドリング回転数のように低い回転数のときでも界磁巻線に必要かつ充分な界磁電流を流すことができるので、アイドリング運転時においても発電機は整流器を介して車載電池に必要かつ充分は充電電流を供給することができる。
また、請求項4に記載のエンジン自動車用電気システムにおいては、前記発電機は、界磁巻線の近傍にこの界磁巻線の発生磁束を補うように永久磁石を併設し、この永久磁石が発生する磁束によって発電機の発生電圧を補足するように構成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、発電機の界磁巻線の近くに永久磁石を配置して界磁巻線に発生する磁束を補い、界磁巻線に流す電流を低減することによって界磁巻線のコイルの線径を細くし、回転子と界磁巻線を小型・軽量化している。これによって、結果的に、エンジン自動車用電気システム全体を小型・軽量化することができると共に、エンジン自動車用電気システムの低コスト化を図ることができる。このようにして小型・軽量化を実現したエンジン自動車用電気システムにおいても、昇降圧チョッパを用いて発電機の界磁巻線へ供給する電圧を昇圧したり降圧したりして可変することにより、アイドリング運転時から高速運転時までの広い回転数域において車載電池に必要かつ充分な充電電流を供給することができる。
本発明のエンジン自動車用電気システムによれば、エンジン自動車の原動機(エンジン)で駆動する発電機の界磁巻線に対して、昇降圧チョッパから界磁電流を供給している。そのため、昇降圧チョッパの昇降圧動作によって車載電池の電池電圧以上の電圧から電池電圧以下の電圧まで可変して界磁巻線に供給することができる。従って、アイドリング回転数をエンジンの運転性能から決まる回転数まで下げても車載電池に充分な充電電流を供給することができるので、エンジン自動車の燃料消費率が一段と向上させることができる。また、アドリング回転数のときでも昇降圧チョッパによって界磁巻線へ供給する界磁電流を充分に大きくすることができるので、発電機の発生電圧を車載電池の充電に必要な電圧に確保することができる。これによって、アイドル運転時においても車載電池が過放電することがなくなるので、アイドル運転時の電池負荷の容量制限を行う必要なくなり、自動車の商品価値が一段と向上する。
以下、図面を用いて本発明におけるエンジン自動車用電気システムの実施の形態の幾つかを詳細に説明する。本発明に係るエンジン自動車用電気システムでは、降圧チョッパではなく、昇降圧チョッパを用いることによって、エンジンの回転数が極めて低いときには車載電池の電池電圧以上の電圧を界磁巻線に印加し、エンジンの回転数が高いときには車載電池の電池電圧以下の電圧を界磁巻線に印加するようにしている。これにより、降圧チョッパと同じ部品点数で構成できる昇降圧チョッパを用いてコストアップすることなく電池電圧以上の電圧を界磁巻線に印加することができるので、アイドリング回転数のときでも充分な界磁電流を界磁巻線に流すことができる。すなわち、本発明のエンジン自動車用電気システムは、発電機の界磁電流を制御するための半導体電力変換器である非絶縁型DC−DCコンバータとして、車載電池の電池電圧より低い電圧から高い電圧まで可変することのできる昇降圧チョッパを用いたことを特徴としている。これによって、エンジンがアイドリング回転している状態から高速走行時の最高回転までの広範囲の回転数変動があっても必要かつ充分に車載電池に充電を行うことができる。尚、以下の各実施の形態で用いる各図面では、同一要素については同一符号を付すことにする。
<第1の実施の形態>
〔エンジン自動車用電気システムの構成〕
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるエンジン自動車用電気システムの回路図である。すなわち、この回路図は、自動車走行用の内燃機関であるエンジンで駆動する三相発電機(以下、単に発電機という)によって車載電池を充電する第1の実施の形態のエンジン自動車用電気システムの回路を示している。図1において、エンジン自動車用電気システム1は、車載電池6の負極がエンジン自動車のシャーシ7に接地され、かつ車載電池6の正極が昇降圧チョッパ8の入力側が接続されている。そして、昇降圧チョッパ8の出力側は発電機4のスリップリング4bを介して界磁巻線4cの一端に接続されている。また、界磁巻線4cの他端はスリップリング4bを介してシャーシ7に接地されている。一方、エンジン自動車の内燃機関である走行用のエンジン2の回転軸に直結して発電機駆動機構3が設けられている。この発電機駆動機構3は回転軸又はベルトによって構成され、エンジン2の回転力を発電機4の回転子4aに伝達している。また、発電機4には三相の固定子巻線4dが巻かれ、固定子巻線4dの三相の出力端子は整流器5に接続されている。さらに、整流器5の出力端子の正極は車載電池6の正極に接続され、整流器5の出力端子の負極はシャーシ7に接地されている。
ここで、主な構成要素の機能を説明する。昇降圧チョッパ8は、詳細は後述するが、半導体スイッチのスイッチング周期に対するON時間の比率を表わす通電率を制御して、発電機4の界磁巻線4cに給電する界磁電流Ifを可変する機能を備えている。発電機駆動機構3は回転軸又はベルトが採用され、エンジン2の回転力を発電機4の回転子4aに伝達する機能を備えている。発電機4は、回転子4aに巻かれた界磁巻線4cに流れる界磁電流Ifによる磁束がエンジン2の回転によって切られることによって、固定子巻線4dに三相交流電圧を発生する機能を備えている。整流器5は発電機4の固定子巻線4dに発生した三相交流電圧を直流電圧に変換して車載電池6に印加し、車載電池6に所望の充電電流を流す機能を備えている。
〔エンジン自動車用電気システムの動作〕
このような回路構成において、エンジン2を回転駆動すると発電機駆動機構3を介して発電機4の回転子4aが回転する。このとき、車載電池6の電池電圧は昇降圧チョッパ8によって所望の電圧に降圧または昇圧され、発電機4のスリップリング4bに印加される。従って、回転子4aに巻かれた発電機4の界磁巻線4cにはスリップリング4bを介して昇降圧チョッパ8のチョッパ出力電圧Vch2に比例した界磁電流Ifが給電される。これによって、界磁巻線4cの界磁電流Ifによって発生した磁束が回転子4aによって切られるので、発電機4の固定子巻線4dに三相交流電圧が発生する。このとき固定子巻線4dに発生する三相交流電圧はエンジン2の回転数(つまり発電機4の回転数)Nと界磁電流Ifの積に比例する。三相交流電圧は整流器5によって直流の整流器出力電圧Vgに変換されるので、結果的には、整流器出力電圧Vgは発電機4の回転数Nと界磁電流Ifの積に比例することになる。つまり、Vg∝N×Ifとなる。そして、この整流器出力電圧Vgが車載電池6に印加されるので、車載電池6は整流器出力電圧Vgの電圧レベルに応じた充電電流で充電される。
つまり、車載電池6を一定の充電電流で充電するためには整流器出力電圧Vgを一定にする必要がある。整流器出力電圧Vgを一定にするためには、エンジン2の回転数(つまり発電機4の回転数)Nと界磁電流Ifが反比例の関係になるように昇降圧チョッパ8のチョッパ出力電圧Vch2を制御する必要がある。言い換えれば、界磁巻線4cに所望の電流を流すためには、車載電池6の電池電圧を昇降圧チョッパ8によって降圧または昇圧して所望の電圧に可変して界磁巻線4cに印加する必要がある。このとき、昇降圧チョッパ8は、極低速時の最低回転数Nminよりさらに回転数が低いアイドリング回転数Nidleのときはチョッパ出力電圧Vch2を昇圧して界磁巻線4cに大きな界磁電流Ifを流し、回転数が最高回転数Nmaxの方向へ高くなった場合はチョッパ出力電圧Vch2を降圧して界磁巻線4cに小さな界磁電流Ifを流すような制御を行う。
すなわち、Vch∝Ifの関係にあるので、昇降圧チョッパ8は、発電機4の回転数Nの変動に応じて界磁電流Ifを増減するようにチョッパ出力電圧Vch2を昇圧または降圧する制御を行う。これによって、アイドリング回転数Nidleから最高回転数Nmaxまで回転数が大きく変化しても整流器出力電圧Vgを一定に制御することができるので、結果的に、車載電池6への充電電流を一定にすることができる。以下、上記のような制御を行う昇降圧チョッパ8の構成及び動作について詳細に説明する。
〔昇降圧チョッパの構成〕
図2は、図1のエンジン自動車用電気システムに構成される昇降圧チョッパの回路図である。すなわち、本発明のエンジン自動車用電気システム1には、請求項1で述べる半導体電力変換器として図2の回路図に示すような昇降圧チョッパ8が用いられている。この昇降圧チョッパ8は、車載電池6の正極に直列にFETなどからなる半導体スイッチ11が接続され、さらに、半導体スイッチ11に直列にダイオード13のカソードが接続され、ダイオード13のアノードがスリップリング4bを介して界磁巻線4cの一端に接続されている。また、界磁巻線4cの他端は、シャーシ7に接地しており、このシャーシ7を介して車載電池6の負極に接続されている。さらに、半導体スイッチ11の出力側には車載電池6と並列になるような回路構成でリアクトル12と称されるインダクタンスが接続されている。さらに、必要に応じて、車載電池6と並列になるような回路構成で、昇降圧チョッパ8の入力端子間に入力コンデンサ14を接続し、昇降圧チョッパ8の出力端子間に出力コンデンサ15を接続する。
次に、主な構成要素の機能について説明する。半導体スイッチ11は図示しない制御回路に接続しており、この制御回路からの高周波信号によってON/OFFスイッチングする。このとき、半導体スイッチ11は、制御回路からの高周波信号によってON/OFFの通電率、つまり、スイッチング周期に対するON時間の比率が制御される。リアクトル12は、半導体スイッチ11がONしたときに、車載電池6の正極→半導体スイッチ11→リアクトル12→車載電池6の負極のルートで流れる電流によって車載電池6のエネルギーを図の極性で蓄積する。そして、半導体スイッチ11がOFFしたときに、リアクトル12は、リアクトル12の+極→界磁巻線4c→ダイオード13→のリアクトル12の−極のルートで、自己に蓄積されたエネルギーを界磁巻線4cへ放出する。
したがって、図2の昇降圧チョッパ8は、従来技術で用いられた降圧チョッパ28の場合とは逆の極性で界磁巻線4cへ電圧を印加する。このため、本発明のような昇降圧チョッパ8を用いた場合は、従来の降圧チョッパ28の場合とは界磁巻線4cの極性を逆にする必要がある。尚、上記のような動作を行うためにダイオード13が図の極性で挿入されていて、半導体スイッチ11のON時に車載電池6からの電流を界磁巻線4cへ流さないように阻止している。
界磁巻線4cへ印加される電圧は、車載電池6の電池電圧にリアクトル12に発生したリアクトル電圧(インダクタンス電圧)が加算された電圧となるので、半導体スイッチ11の通電率αを高くすれば車載電池6の電池電圧より高い電圧を界磁巻線4cへ印加することができる。もちろん、半導体スイッチ11の通電率αを低くすれば、界磁巻線4cへ印加する電圧を車載電池6の電池電圧より低くすることもできる。また、入力コンデンサ14や出力コンデンサ15は半導体スイッチ11のON/OFFスイッチングによって生じる電圧または電流のリップル分を除去するためのフィルタであるが、半導体スイッチ11のスイッチング周波数が極めて高ければ回路のインダクタンスや浮遊キャパシタンスによってフィルタを形成することができるので、例えば、数Mhz程度の高い周波数でスイッチングすれば、入力コンデンサ14や出力コンデンサ15を取り除くこともできる。
〔昇降圧チョッパの動作〕
次に、図2に示す昇降圧チョッパの動作について説明する。半導体スイッチ11がONした時には車載電池6のエネルギーがリアクトル12に図の極性で蓄積される。そして、半導体スイッチ11がOFFした時にはリアクトル12に蓄積されたエネルギーが図の極性で界磁巻線4cに流れる。このとき、車載電池6の電圧がEであり、かつリアクトル12の発生電圧がEであれば、通電率αが「1.0」では2Eの電圧が界磁巻線4cに印加されることになる。従って、通電率αが「0.5」のときには界磁巻線4cに車載電池6の電圧Eを印加することができる。もちろん、リアクトル12のインダクタンス値によっては通電率αが「1.0」のときに2Eよりさらに高い電圧を界磁巻線4cに印加することもできる。
このようにして、昇降圧チョッパ8は、半導体スイッチ11の通電率αを制御することによって車載電池6の電圧を降圧から昇圧まで制御することができるので、例えば、極低速時の最低回転数Nminのときに通電率αを0.5にして車載電池6の電池電圧と同じ電圧を界磁巻線4cに印加するように設定することもできる。このように設定すれば、最低回転数Nminより低いアイドリング回転数Nidleのときに通電率αを0.5より高くして界磁巻線4cへの印加電圧を車載電池6の電池電圧より高くすることもできる。これによって、回転数の低いアイドリング回転数Nidleのときに大きな界磁電流Ifを流して整流器出力電圧Vgを一定に保ち、車載電池6へ必要かつ充分な充電電流を供給することができる。
図3は、図2に示す昇降圧チョッパの通電率αとチョッパ出力電圧/チョッパ入力電圧の比との関係を示す特性図であり、横軸に通電率α、縦軸にチョッパ出力電圧Vch2/チョッパ入力電圧Vch1の比をとっている。つまり、図3の昇降圧チョッパにおける特性図は、従来技術における図10の特性図と対比されるものである。図3に示すように、本発明に用いられる昇降圧チョッパ8は、従来から用いられている降圧チョッパ28のチョッパ出力電圧Vch2がチョッパ入力電圧Vch1以下となるのと違い、通電率αに応じてチョッパ出力電圧Vch2をチョッパ入力電圧Vch1より低くも高くも制御することができる。
例えば、図3から分かるように、通電率αが0.5のときにチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1と等しくなり、通電率αが0.5以下ではチョッパ出力電圧Vch2がチョッパ入力電圧Vch1より低くなる降圧チョッパとして動作する。そして、通電率αが0.5を超えるとチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1より高くなり昇圧チョッパとして動作する。図3の例では、通電率αが0.85になるとチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1の4倍にも高くなる。
図4は、図1における本発明のエンジン自動車電気システムにおいて、エンジンをアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す特性図である。図4では、横軸に回転数N、縦軸に整流器出力電圧Vg及び界磁電流Ifをとっている。つまり、図4のエンジン自動車電気システムにおける特性図は、従来技術における図12のエンジン自動車電気システムにおける特性図と対比したものである。従来技術における図12では、最低回転数Nminで降圧チョッパ28の通電率αが最大(α=1.0)になるため、最低回転数Nminより回転数が低いアイドリング回転数Nidleでは所要の界磁電流Ifが流れないのに対し、本発明における図4では、最低回転数Nminで通電率αが0.5に設定されているため、このとき界磁巻線4cに印加する電圧と電池電圧とが等しくなる。そして、最低回転数Nminより回転数が低い回転数域からアイドリング回転数Nidleまでは通電率αが0.5より大きくなるので、界磁巻線4cに印加される電圧は電池電圧以上になる。そのため、最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域でも必要かつ充分な界磁電流Ifを界磁巻線4cに流すことができるので、アイドリング回転数Nidleから最高回転数Nmaxの回転数域に亘って整流器出力電圧Vgは一定の値である。
<第2の実施の形態>
次に、本発明における第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムについて説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態におけるエンジン自動車用電気システムの回路図である。すなわち、図5に示す第2の実施の形態のエンジン自動車用電気システム1’は、図1に示す第2の実施の形態のエンジン自動車用電気システム1に対して、界磁巻線4cの近傍にこの界磁巻線4cの発生磁束を補うように永久磁石4eを併設し、永久磁石4eが発生する磁束によって発電機4’の発生電圧を補足するように構成したものである。従って、第1の実施の形態と重複する内容については説明を省略する。
すなわち、第2の実施の形態のエンジン自動車用電気システム1’では、界磁巻線4cの近くに永久磁石4eを配置して界磁巻線4cに発生する磁束を補い、界磁巻線4cに流す電流を低減することによって界磁巻線4cのコイル線を細くし、回転子4aと界磁巻線4cを小型化している。これによって、結果的にエンジン自動車用電気システム1’全体を小型・軽量化することができると共に、エンジン自動車用電気システム1’の低コスト化を図ることができる。
図6は、図5に示す第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムにおいて、エンジンをアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す特性図である。図6では、横軸に回転数N、縦軸に整流器出力電圧Vg及び界磁電流Ifをとっている。つまり、図6に示す第2の実施の形態におけるエンジン自動車電気システムの特性図は、図4に示す第1の実施の形態におけるエンジン自動車電気システムの特性図と対比したものである。図6と図4との違いは、界磁電流Ifの大きさの違いである。すなわち、第2の実施の形態におけるエンジン自動車電気システム1’では、図6に示すように、永久磁石4eによって生じる発生電圧Vmgが回転数Nと共に上昇して最高回転数Nmaxの時に車載電池6の充電に必要な整流器出力電圧Vgとなる。つまり、最高回転数Nmaxのときには永久磁石4eによって発生する発生電圧Vmgを整流器出力電圧Vgとして車載電池6を充電することができるので、界磁巻線4cの界磁電流Ifは0となる。そして、回転数が低下するに従って永久磁石4eによって発生する整流器出力電圧Vgは小さくなるので、それを補うように界磁巻線4cの界磁電流Ifが増加して行く。
このような低速回転時における界磁電流Ifの増加に対しても、図2に示すような昇降圧チョッパ8を図5の回路構成のように設けることにより、昇降圧チョッパ8によってアイドリング回転数Nidleのときに昇圧機能を作用させれば、界磁巻線4cに必要かつ充分な界磁電流Ifを流して車載電池6に所望の充電電流を供給することができる。
図7は、第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムと従来のエンジン自動車電気システムを対比したときの通電率及び界磁電流の特性図である。図7では、横軸に回転数N、縦軸に整流器出力電圧Vg及び界磁電流Ifをとっている。すなわち、図7の特性図は、従来のエンジン自動車電気システムの場合も第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムの場合も共に図5のような構成で磁束補足用の永久磁石4eを設け、従来のエンジン自動車電気システムでは降圧チョッパ28を用い、第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムでは昇降圧チョッパ8を用いた場合の特性比較を行っている。尚、図7では、従来のエンジン自動車電気システムと第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムの特性比較を容易にするために、従来の特性を破線で示し、第2の実施の形態の特性を実線で示している。但し、両者が共通する部分の特性は実線で示されている。
従来のエンジン自動車電気システムの場合は、図7の破線の特性図に示すように、ア’イドリング回転数Nidleより高い最低回転数Nminのところで降圧チョッパ28の通電率αを最大(α’=1.0)にしている。このため、アイドリング回転数Nidleから最低回転数Nminまでの回転数域では通電率α’が一定(α’=1.0)であるので界磁電流If’も一定の値に留まってしまう。従って、最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域では回転数が下がるにしたがって整流器出力電圧Vg’が低下してしまう。このため、最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域では、永久磁石4eによって補足される発生電圧Vmgがあっても、整流器出力電圧Vg’の低下によって車載電池26へ充分は充電電流を供給することができない。
一方、第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムの場合は、図7の実線の特性図に示すように、アイドリング回転数Nidleより高い最低回転数Nminのところで昇降圧チョッパ8の通電率αを0.5に設定している。このため、アイドリング回転数Nidleから最低回転数Nminまでの回転数域でも通電率αを大きくすることができるので、界磁電流Ifも大きくすることができる。従って、最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域で回転数が下がっても整流器出力電圧Vgは低下することはない。よって、最低回転数Nminからアイドリング回転数Nidleまでの回転数域でも、整流器5から車載電池6へ充分は充電電流を供給することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるエンジン自動車用電気システムの回路図である。 図1のエンジン自動車用電気システムに構成される昇降圧チョッパの回路図である。 図2に示す昇降圧チョッパの通電率αとチョッパ出力電圧/チョッパ入力電圧の比との関係を示す特性図である。 図1における本発明のエンジン自動車電気システムにおいて、エンジンをアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す特性図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエンジン自動車用電気システムの回路図である。 図5に示す第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムにおいて、エンジンをアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す特性図である。 第2の実施の形態のエンジン自動車電気システムと従来のエンジン自動車電気システムを対比したときの通電率及び界磁電流の特性図である。 自動車走行用の内燃機関エンジンで駆動する発電機によって車載電池を充電する従来のエンジン自動車用電気システムの回路図である。 図8のエンジン自動車用電気システムに構成される降圧チョッパの回路図である。 図9に示す降圧チョッパの通電率αとチョッパ出力電圧Vch2との関係を示す特性図である。 図8のエンジン自動車電気システムにおいて、エンジンをアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す特性図である。 図8に示す従来のエンジン自動車用電気システムで降圧チョッパの通電率が制御されているときの発電機特性を示す特性図である。
符号の説明
1、1’、21 エンジン自動車用電気システム
2、22 エンジン(自動車走行用原動機)
3、23 発電機駆動機構
4、24 発電機
4a、24a 回転子
4b、24b スリップリング
4c、24c 界磁巻線
4d、24d 固定子巻線
4e 永久磁石
5、25 整流器
6、26 車載電池
7、27 シャーシ
8 昇降圧チョッパ(半導体電力変換器)
11、31 半導体スイッチ
12、32 リアクトル(インダクタンス)
13、33 ダイオード
14、34 入力コンデンサ
15、35 出力コンデンサ
28 降圧チョッパ

Claims (4)

  1. 自動車走行用原動機の回転軸で駆動する発電機から車載電池を充電する充電方式を用い、前記車載電池から半導体電力変換器を介して前記発電機の界磁巻線の電流を可変することにより前記発電機の発生電圧を制御するエンジン自動車用電気システムであって、
    前記半導体電力変換器は、前記車載電池の電池電圧より低い電圧から高い電圧まで可変することのできる昇降圧型チョッパであることを特徴とするエンジン自動車用電気システム。
  2. 前記昇降圧チョッパは、半導体スイッチのON時に前記車載電池のエネルギーをインダクタンスに蓄積し、前記半導体スイッチのOFF時に前記インダクタンスに蓄積されたエネルギーを前記界磁巻線に供給するように構成された非絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする請求項1に記載のエンジン自動車用電気システム。
  3. 前記半導体スイッチのスイッチング周期に対するON時間の比率を表わす通電率は、エンジン自動車の走行状態における最低速度のときに100%より小さい値に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジン自動車用電気システム。
  4. 前記発電機は、前記界磁巻線の近傍にこの界磁巻線の発生磁束を補うように永久磁石を併設し、前記永久磁石が発生する磁束によって前記発電機の発生電圧を補足するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のエンジン自動車用電気システム。
JP2003351264A 2003-10-09 2003-10-09 エンジン自動車用電気システム Pending JP2005117838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003351264A JP2005117838A (ja) 2003-10-09 2003-10-09 エンジン自動車用電気システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003351264A JP2005117838A (ja) 2003-10-09 2003-10-09 エンジン自動車用電気システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005117838A true JP2005117838A (ja) 2005-04-28

Family

ID=34542581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003351264A Pending JP2005117838A (ja) 2003-10-09 2003-10-09 エンジン自動車用電気システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005117838A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098933A (ja) * 2008-09-16 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
JP2012210086A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 車両用交流発電機の発電制御装置
JP2019165581A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 三菱電機エンジニアリング株式会社 電磁石発電機装置および電磁石発電機装置の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098933A (ja) * 2008-09-16 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
JP2012210086A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 車両用交流発電機の発電制御装置
JP2019165581A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 三菱電機エンジニアリング株式会社 電磁石発電機装置および電磁石発電機装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4116292B2 (ja) ハイブリッド車用電動発電システム
JP4254658B2 (ja) 車載電源システム
CN102470812B (zh) 车辆用电源系统
JP3797972B2 (ja) 車両用発電電動機システム
JP5307814B2 (ja) 電源装置
JP4396666B2 (ja) 電源システムおよびそれを備える車両
US8975886B2 (en) Charging and distribution control
JP2006304390A (ja) ハイブリッド車両用電源装置
JP4119492B2 (ja) 発電機の制御の方法
JP2004015847A (ja) 車両用回転電機の制御装置および制御法
JP4776682B2 (ja) 車両用交流発電機の出力電圧制御装置
Perreault et al. Automotive applications of power electronics
JP2002084672A (ja) 車両用電源システム
JP3908907B2 (ja) 自動車両のエネルギー供給装置
US10960769B2 (en) Onboard charging apparatus
JP4950162B2 (ja) 車両用電源装置
JP3622633B2 (ja) 複数台の車両用交流発電機を備えた充電システム
JP2004229461A (ja) 充電制御装置及び車両
JP5024222B2 (ja) 車両用回転電機
JP2005117838A (ja) エンジン自動車用電気システム
KR102008751B1 (ko) 차량용 전력 제어 장치
JP5638465B2 (ja) 車両用電源システム
JP2005530081A (ja) 内燃機関および電動機を備える自動車用の駆動システム
JP4172094B2 (ja) オルタネータシステム
CN103975520A (zh) 用于运行机动车中外激励的电机的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081118