JP2005116268A - 面光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、中央部分の輝度を高くした面光源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 この発明の面光源装置は、面状導光板1と、この面状導光板を保持するフレームと、導光板1の入光面側端部に沿って配設される複数のLED3…と、導光板1の出光面側に配設されるプリズムシート5と、導光板1の入光面と対向する面に設けられた反射部材4と、を備え、LED3…は、少なくと両端部側に配置されるLED3、3が中央部に位置するLED3,3より前記反射部材4側に近寄って配置される。
【選択図】 図1
【解決手段】 この発明の面光源装置は、面状導光板1と、この面状導光板を保持するフレームと、導光板1の入光面側端部に沿って配設される複数のLED3…と、導光板1の出光面側に配設されるプリズムシート5と、導光板1の入光面と対向する面に設けられた反射部材4と、を備え、LED3…は、少なくと両端部側に配置されるLED3、3が中央部に位置するLED3,3より前記反射部材4側に近寄って配置される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、面光源装置に関し、特に、板状の導光体部材と複数の点光源を用いた面光源装置に関するものである。
従来、例えば液晶表示装置においては、面光源装置により液晶表示パネルを照明し、これにより全体形状の薄型化を図っている。
通常、このような面光源装置に用いられる導光板には、シルク印刷、ドットパターン等の光散乱パターンを設け、光源から近い位置では単位面積あたりの被覆率ドットが小さく、光源から遠ざかるにつれて被覆率が高くなるようなパターン変化が施されている。すなわち、光源から近いほど輝度が高くなるので、光散乱させるパターンの単位面積あたりの密度を小さくし、光の散乱を少なくし、光源から遠ざかるにつれて光散乱させるパターンの単位面積あたりの密度を高くし光の散乱を多くする。
尚、被覆率は、例えば微小な凹凸で光散乱パターンを形成する場合には、単位面積あたりのドットの面積をいう。
このような光散乱パターンを形成することで、導光板全面に渡って均一に発光させることが可能となる。
しかしながら、図3に示すように、面状導光板101の入光側端面に沿って複数の発光ダイオード(LED)100を配設した面光源装置においては、従来のような光源から遠ざかるにつれて被覆率が高くなるようなグラデーションパターンでは、LED100から離れた面では均一な輝度が得られるが、LED100近傍では、LED100の前部が明るく、LED100…間が暗くなり、暗部102が視認され、発光輝度に明暗が生じるという問題がある。
この欠点を解決するために、点光源(LED)前部の導光板の入光面に凹部や微細な形状を設けることで、LEDの指向性を広げる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
面光源装置は、用いられる液晶表示装置の大きさにより導光板の大きさ、用いるLEDの個数が変わる。例えば、2.0インチサイズのものでは、33.4×44.3mm、厚み0.7mmで、LEDが3個用いられる。また、3.5インチサイズのものでは、56.2×79.6mm、厚み1.0mmで、LEDが6個用いられる。
また、輝度を多く取る場合にはLEDの個数を増やすことがある。このように、使用するLEDの個数、ピッチは色々なものがあり、従来の特許文献1の方法では、LEDの個数、ピッチが変わる度にそれに応じた入光面形状の変更を行うが必要であるなどの問題がある。さらに、導光板入光面に凹部を設けると、その部分がデッドスペースとなり、光源としてのサイズが大きくなるという難点もある。
そこで、この出願人は、導光板のサイズを必要以上に大きくせず、また、使用するLEDの数の変化にも容易に対応でき、LED間に暗部の発生をなくし、均一な発光輝度が得られる面光源装置を先に提案した(例えば、特願2002−310407号参照)。
図4に上記した面光源装置を示す。この面光源装置は、面状の導光板1と、この導光板の反射面側に配設される反射シート2と、導光板1の入光側端面に沿って配設される複数の点光源としてのLED3…、導光板1の出光面側に配設されるプリズムシート5と、導光板1の入光面と対向する面に設けられた反射部材4と、で構成される。プリズムシート5の上に液晶表示パネル(図示せず)が設置される。
導光板1に形成される光散乱パターンとしてシボ(微小な凹凸)は、出光面側或いは反射面若しくは両面に設けられるが、この例では、図4の部分拡大図に示すように、出光面側にシボ11が形成される。シボ11の形状は、略球面状突起で、その表面は反射した光が散乱せず、規則正しく所定の方向を向くように平滑曲面に形成されている。
このシボ11は、均一なパターンではなく、LED3近傍の発光状態に応じてパターンを変化させている。LED3の前部は明、LED3、3の間は暗であるので、LED3の前部の部分は、シボ11の密度を疎、LED3、3間の部分はシボ11の密度が密となるようにパターンを変化させている。
この導光板1に形成されるシボ11は、LED3、3間の部分32はシボ11の密度を密にした以外は、単位面積当たりのシボ密度をほぼ均一に設けている。シボ密度は表面粗さで規定され、具体的には表面粗さRa0.05〜0.3μmになるように規定し形成されている。そして、LED3、3間は密になるように、表面粗さRa0.3μmに規定し形成されている。
導光板1の反射面には、図4の部分拡大図に示すように、入光側端面から反射端面に向かう縦軸に対して平行する方向にプリズムが形成されている。具体的には、ピッチ50μm、頂角135°の山形プリズムが形成されている。
プリズムシート5は、アクリル樹脂のような透光性樹脂シートで形成され、片面に断面三角形の多数の平行凸条が形成されており、凸条の延長方向に直交する方向に出光面から出た指向性ある光を法線方向に方向転角する。配置方向は図7の部分拡大図に示すように、入光側端面から反射側端面に向かう縦軸に対して直交する方向に平行凸条51が配置される。
反射シート2及び反射部材4は、正反射シート又は散乱型白色シートで形成されており、導光板1の反射面及び反射側端面の全面を覆うように配設されている。なお、白色フレームを近接してもよい。
又、図4には示していないが、図5に示すように、導光板1、反射シート2、LED3、反射部材4とは、白色フレーム6で固定される。導光板1の側端面から漏れる光はこの白色フレーム6で反射され、導光板1内に戻される。
LED3が点灯すると、LED3から出た光は、導光板1の入光側端面から導光板1内に入光する。入光した光は、反射側端面に向かって出光面と反射面との間を反射しながら進んで行く。導光板1のシボ11及びプリズム12の表面は平滑面であるから、表面にて反射された光は散乱されず、ごく僅かに光の方向を変えながら反射を繰り返し導光する。シボ11及びプリズム12の表面にて反射され、徐々に光の進行角度が変化し、出光面に臨界角以下の角度で当たるようになった時点で出光面より出射する。
また、導光板1より出射せず、反射側端面まで到達した光は反射側端面または反射部材4(反射フレーム6)で反射され、戻り光となり、入光側端面へ向かって進んで行き、同様に、出光面に臨界角以下の角度で当たるようになった時点で出光面より出射する。そして、入光面側のフレーム6の端面まで到達した光はフレーム6で反射され、導光板1内に戻る。
シボ11がLED3の前部の部分31は疎、LED3、3間の部分32は密になるようにパターンを変化させているので、LED3、3間は光の散乱が多くなり、この部分が暗部になるのが抑制され、輝度ムラが解消する。
特開平10−260404号公報
ところで、上記した面光源装置の構成により、LED3,3間の暗部を無くすことはできるが、使用する表示装置においては、中央輝度を一番高くするバックライトが望まれる場合がある。しかしながら、上記した構成においては、上手く中央部分に輝度のピークを得ることができなかった。
この発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものにして、中央部分の輝度を高くした面光源装置を提供することを目的とする。
この発明の面光源装置は、面状導光板と、この面状導光板を保持するフレームと、前記導光板の入光面側端部に沿って配設される複数の点光源と、前記導光板の出光面側に配設されるプリズムシートと、前記導光板の入光面と対向する面に設けられた反射部材と、を備え、前記点光源は、少なくと両端部側に配置される点光源が中央部に位置する点光源より前記反射部材側に近寄って配置されることを特徴とする。
上記した構成によれば、導光板の中央部分から出射する光が多くなり、中央部分の輝度を高くすることができる。
以下、この発明の実施の形態につき、図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施形態にかかる面光源装置を用いた液晶表示装置を示す分解斜視図、図2は、概略平面図である。尚、従来例と同一部分には同一符号を付す。
図1及び図2に示すように、この面光源装置は、面状の導光板1と、この導光板の反射面側に配設される反射シート2と、導光板1の入光側端面に沿って配設される複数の点光源としてのLED3…、導光板1の出光面側に配設されるプリズムシート5と、導光板1の入光面と対向する面に設けられた反射部材4と、で構成される。プリズムシート5の上に液晶表示パネル(図示せず)が設置される。
導光板1に形成される光散乱パターンとしてシボ(微小な凹凸)は、出光面側或いは反射面若しくは両面に設けられるが、この例では、前述と同様に、出光面側にシボ11が形成される。シボ11の形状は、略球面状突起で、その表面は反射した光が散乱せず、規則正しく所定の方向を向くように平滑曲面に形成されている。
このシボ11は、均一なパターンではなく、LED3近傍の発光状態に応じてパターンを変化させている。LED3の前部は明、LED3、3の間は暗であるので、LED3の前部の部分は31は、シボ11の密度を疎、LED3、3間の部分32はシボ11の密度が密となるようにパターンを変化させている。
この導光板1に形成されるシボ11は、LED3、3間の部分32はシボ11の密度を密にした以外は、単位面積当たりのシボ密度をほぼ均一に設けている。シボ密度は表面粗さで規定され、具体的には表面粗さRa0.05〜0.3μmになるように規定し形成されている。そして、LED3、3間は密になるように、表面粗さRa0.3μmに規定し形成されている。
導光板1の反射面には、前述と同様に、入光側端面から反射端面に向かう縦軸に対して平行する方向にプリズムが形成されている。具体的には、ピッチ50μm、頂角135°の山形プリズムが形成されている。
プリズムシート5は、アクリル樹脂のような透光性樹脂シートで形成され、片面に断面三角形の多数の平行凸条が形成されており、凸条の延長方向に直交する方向に出光面から出た指向性ある光を法線方向に方向転角する。配置方向は、入光側端面から反射側端面に向かう縦軸に対して直交する方向に平行凸条51が配置される。
反射シート2及び反射部材4は、正反射シート又は散乱型白色シートで形成されており、導光板1の反射面及び反射側端面の全面を覆うように配設されている。なお、白色フレームを近接してもよい。
又、図2に示すように、導光板1、反射シート2、LED3、反射部材4とは、白色フレーム6で固定される。導光板1の側端面から漏れる光はこの白色フレーム6で反射され、導光板1内に戻される。
さて、この発明の面光源装置は、輝度ピークを中央部に持ってくるため、LED3を一直線上に並べるのではなく、少し円弧状になるようにLED3を配列している。即ち、両端側のLEDを少し対向面側に進めて配置している。この実施形態では、4個のLED3…を配置し、中央部の2つのLEDより、両端側の2つのLEDを少し対向面側に進めて配置している。このため、導光板10の入光側端面10は両端部が少し斜めになっている。
この両端部に配置されるLED3,3からは、光がそれぞれ対向する斜め方向の端部に向かって光が送られることになる。
LED3…が点灯すると、LED3から出た光は、導光板1の入光側端面から導光板1内に入光する。真ん中の2つのLED3、3は真っ直ぐ進行方向に進み、反射側端面に向かって出光面と反射面との間を反射しながら進んで行く。導光板1のシボ11及びプリズム12の表面は平滑面であるから、表面にて反射された光は散乱されず、ごく僅かに光の方向を変えながら反射を繰り返し導光する。シボ11及びプリズム12の表面にて反射され、徐々に光の進行角度が変化し、出光面に臨界角以下の角度で当たるようになった時点で出光面より出射する。
また、導光板1より出射せず、反射側端面まで到達した光は反射側端面または反射部材4(反射フレーム6)で反射され、戻り光となり、入光側端面へ向かって進んで行き、同様に、出光面に臨界角以下の角度で当たるようになった時点で出光面より出射する。そして、入光面側のフレーム6の端面まで到達した光はフレーム6で反射され、導光板1内に戻る。
シボ11がLED3の前部の部分31は疎、LED3、3間の部分32は密になるようにパターンを変化させているので、LED3、3間は光の散乱が多くなり、この部分が暗部になるのが抑制され、輝度ムラが解消する。
また、端部に配置されるLED3,3からは、光がそれぞれ対向する斜め方向の端部に向かって、反射側端面のそれぞれ対向する角部に向かって出光面と反射面との間を反射しながら進んで行く。導光板1のシボ11及びプリズム12の表面は平滑面であるから、表面にて反射された光は散乱されず、ごく僅かに光の方向を変えながら反射を繰り返し導光する。シボ11及びプリズム12の表面にて反射され、徐々に光の進行角度が変化し、出光面に臨界角以下の角度で当たるようになった時点で出光面より出射する。
また、導光板1より出射せず、反射側端面まで到達した光は反射側端面または反射部材4(反射フレーム6)で反射され、戻り光となり、入光側端面へ向かって進んで行き、同様に、出光面に臨界角以下の角度で当たるようになった時点で出光面より出射する。そして、入光面側のフレーム6の端面まで到達した光はフレーム6で反射され、導光板1内に戻る。
このように、LED3…を配置することで、導光板1の中央部分の輝度を高くすることができる。
尚、上記した実施形態においては、導光板1の入光面端部は、両端を斜め方向に切り取った、上側から見て台形状に形成しているが、円弧状に形成しても良い。
1 導光板
2 反射シート
3 LED
4 反射部材
5 プリズムシート
2 反射シート
3 LED
4 反射部材
5 プリズムシート
Claims (1)
- 面状導光板と、この面状導光板を保持するフレームと、前記導光板の入光面側端部に沿って配設される複数の点光源と、前記導光板の出光面側に配設されるプリズムシートと、前記導光板の入光面と対向する面に設けられた反射部材と、を備え、前記点光源は、少なくと両端部側に配置される点光源が中央部に位置する点光源より前記反射部材側に近寄って配置されることを特徴とする面光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003347186A JP2005116268A (ja) | 2003-10-06 | 2003-10-06 | 面光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2005116268A true JP2005116268A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34539856
Family Applications (1)
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JP2003347186A Withdrawn JP2005116268A (ja) | 2003-10-06 | 2003-10-06 | 面光源装置 |
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Country | Link |
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-
2003
- 2003-10-06 JP JP2003347186A patent/JP2005116268A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A761 | Written withdrawal of application |
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