JP2005116133A - 録音用ケーブル及び携帯電話機の着信音の録音方法 - Google Patents

録音用ケーブル及び携帯電話機の着信音の録音方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MDプレーヤー等の音源機器を用いて、その音楽信号等を着信音として携帯電話機等に記憶するための録音ケーブルを提供すること。
【解決手段】ヘッドホン出力端子50を有する出力側装置51のヘッドホン出力端子50に接続される第1の接続端子2と、イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に接続される第2の接続端子4と、前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4を接続するケーブル10と、前記出力装置51のヘッドホン出力端子50から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話等のイヤホン/マイク端子とテレビやMDプレーヤー等の音声信号出力端子とを接続する録音用ケーブルに関し、さらに詳しくは、テレビやMDプレーヤー等から、任意の音声信号を携帯電話の着信音(着メロ)として当該携帯電話に記憶するための録音用ケーブルに関する。
従来、「着メロ」と呼ばれている携帯電話機の着信音は、予めインターネット等を介して携帯電話機にダウンロードし、着信があった際には、これを携帯電話機のスピーカーで再生していた。この着信音は、デジタル信号として携帯電話機内のメモリに記憶され、着信があった際には、D/A変換等がなされた後、低周波増幅回路から内臓スピーカーに出力される。
そのほか、携帯電話等の着信音としては、ユーザーが携帯電話機の内臓マイク(電話通話用マイク)や携帯電話機のイヤホン/マイク端子に接続された外部マイクを利用して、携帯電話機にアナログ信号である音声信号(音楽信号)を直接記憶させる方法がある。この方法は、いわゆるボイスメモ録音機能と録音した音を着信音に設定する機能を意味する。この場合、マイク端子からのアナログ信号は、A/D変換等がなされた後、携帯電話機内のメモリに記憶され、着信があった際には、D/A変換等がなされた後、低周波増幅回路からスピーカーに出力される。
なお、携帯電話機のイヤホン/マイク端子を利用して、携帯電話と外部装置とのデータ送信方法に関しては、特開平8−46677号、発明の名称「イヤホンマイク端子を利用した移動用通信機・端末装置間データ送信方式」が存在する。この発明は、自動車電話等の移動通信機のイヤホンマイク端子にパソコン等の端末装置を接続し、端末装置から電話番号情報を移動通信機に送り、移動通信機の短縮メモリ書込みを行ったり、端末装置から発信を行ってデータ通信を行ったりするイヤホンマイク端子を利用した移動通信機・端末装置間データ送信方式に関するものである。
上記の特開平8−46677号は、携帯電話機等の着信音に関するものでなく、また、その技術的課題や構成が全く異なることから、出願人は、この発明が本発明の先行技術には該当しないと考える。
上述した着メロを、インターネットを介してダウンロードする方式では、予め専用サイトが用意した曲しか登録できず、オリジナリティーに限界があり、すべてのユーザーの要望を満足させるものではなかった。たとえば、テレビのコマーシャルや最新映画のテーマソングなどを着メロとして登録して使用することはできなかった。また、このようにダウンロードする場合には、パケット料金がかかり、中学生や高校生には、金銭面での負担を課すものであった。
また、携帯電話が上述したボイスメモ録音機能を有する場合には、ユーザーがMDプレーヤー等の音源機器を用いて、その再生音等を着メロとして携帯電話機等に記憶させることもできるが、その場合には、音源機器の音声信号をスピーカーによって再生し、上記の内臓マイクや外部マイクを使用して携帯電話機に記憶させなければならない。しかし、この場合、スピーカーとマイクを使用するため、周囲の雑音等が混入し、音楽信号等が著しく劣化するという問題点があった。
そこで、MDプレーヤー等のヘッドホン出力端子と携帯電話機のイヤホン/マイク端子とを、接続コードを用いて接続し、MDプレーヤー等のアナログ信号を携帯電話機へ直接入力する方法が考えられる。しかし、この方法には様々な問題点がある。
第1の問題点として、MDプレーヤー等のヘッドホン出力端子に接続コードの端子を挿入すると、もはやヘッドホンを接続することができなくなり、MDプレーヤー等の再生音を聴くことができなくなる。このため、ユーザーは、MD等に記憶されているメロディー等の内、希望する部分のみを再生して携帯電話機等に録音(記憶)させようとしても、そのメロディー等の開始のタイミングと終了のタイミングを決定し、操作することができない。特に、携帯電話の着メロの再生時間は著作権との関係で短時間に限られており、その時間内に自分の気に入った音楽などを正確なタイミングで録音することは非常に難しい。
第2の問題点として、MDプレーヤー等のヘッドホン出力端子は、Lチャンネル信号出力、Rチャンネル信号出力、アースの3つの端子群から構成されたステレオ音声出力端子であり、一方、携帯電話機等のイヤホン/マイク端子は、マイク音声信号入力、イヤホンモノラル音声信号出力、アースの3つの端子群から構成されている。このため、構成の異なる両端子を接続ケーブルで単純に接続することは不可能である。
このため、MDプレーヤー等のヘッドホン出力端子と携帯電話機等のイヤホン/マイク端子とを接続する方法では、MDプレーヤー等のアナログ信号を携帯電話機等へ直接入力することができないという問題点があった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、任意の好みの音楽などを「着メロ」として正確かつ適切に録音できる録音用ケーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の録音用ケーブルは、ヘッドホン出力端子50を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50に直接又は間接的に接続される第1の接続端子2と、
イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に直接又は間接的に接続される第2の接続端子4と、
前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4を接続するケーブル10と、
前記出力側装置51のヘッドホン出力端子50から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3と、を有することを特徴とする
本発明によれば、聴取手段から録音する音声信号のモニターが可能となるため、入力側装置への音声信号の録音レベルを調整したり、録音開始及び録音停止の適正なタイミングを決定することが可能となる。
また、本発明の録音用ケーブルは、イヤホン出力端子50を有する出力側装置51の該イヤホン端子50に直接又は間接的に接続される第1の接続端子と、
イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に直接又は間接的に接続される第2の接続端子8と、
前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子8を接続するケーブル10と、
前記出力側装置51のイヤホン出力端子50´から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3と、を有することを特徴とする。
この構成によると、出力側装置がイヤホン出力である場合でも、入力側装置への音声信号の録音レベルを調整したり、録音開始及び録音停止の適正なタイミングを決定することが可能となる。
さらに、本発明の録音用ケーブルは、ヘッドホン出力端子50を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50、又は、イヤホン出力端子50´を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50、又はイヤホン端子50´に直接又は間接的に接続される第1の接続端子2と、
イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に直接又は間接的に接続される第2の接続端子4と、
前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4を接続するケーブル10と、
前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4との間に設けられたステレオ/モノラル切り換えスイッチ20と、
前記出力側装置51のヘッドホン出力端子50、又は、イヤホン出力端子50´から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3と、を有することを特徴とする。
この構成によると、出力側装置がヘッドホン出力である場合でも、イヤホン出力である場合でも、ステレオ/モノラル切り換えスイッチで切り換えることにより、単一の録音ケーブルで対応することができる。
以上の本発明では、前記入力側装置をボイスメモ録音機能と録音した音を着信音に設定する機能を有する携帯電話機とすることが好ましい。これにより、任意の好みの音楽などを着メロとして用意に録音することができる。
また、前記聴取手段は、第3の接続端子3を含み、該第3の接続端子3に、該接続端子3から出力される音声信号を聴取する聴取装置52が接続されるようになっていることが好ましい。この場合、前記聴取装置52は、ヘッドホンまたはスピーカーであることが好ましい。
また、本発明の録音用ケーブルは、前記第1の接続端子2をLチャンネル信号出力端子21、Rチャンネル信号出力端子23及びアース端子22の3つの端子群から構成し、当該Lチャンネル信号出力端子21及びRチャンネル信号出力端子23からの音声信号を合成してモノラル信号とし、前記第2の接続端子4のマイク音声信号入力端子41に供給するように構成することが好ましい。
このように構成することにより、ヘッドホン端子からのステレオ信号をモノラル信号に合成することが可能となり、左右のステレオ信号に含まれるの全ての音を録音することが可能となる。
また、本発明の録音用ケーブルは、前記第1の接続端子2をLチャンネル信号出力端子21、Rチャンネル信号出力端子23及びアース端子22の3つの端子群から構成し、また前記第3の出力端子3をLチャンネル信号出力端子31、Rチャンネル信号出力端子33及びアース端子32の3つの端子群から構成されたステレオ信号出力端子とし、前記第1の接続端子2のLチャンネル信号出力端子21及びRチャンネル信号出力端子23からの音声信号を合成してモノラル信号とし、当該モノラル信号が前記第3の接続端子3の一方のチャンネル信号出力端子(例えば、31)へ供給されるようにし、さらに、前記第2の接続端子4をマイク音声信号入力端子41、イヤホンモノラル音声信号出力端子43及びアースの端子42の3つの端子群から構成し、当該イヤホンモノラル音声信号出力端子43からの音声信号が前記第3の接続端子3の他方のチャンネル信号出力端子(例えば、33)へ供給されるように構成することが好ましい。
このように構成することにより、出力側装置の音声信号を、第3の接続端子に接続された聴取装置で、一方のチャンネルからモニターすることができ、また入力側装置からの確認音を他のチャンネルからモニターすることができるため、録音の失敗を未然に防止することができる。
また、前記第1の接続端子の前記Lチャンネル信号出力からの経路及び前記Rチャンネル信号出力からの経路には、逆電流防止用のダイオードが設けられていることが好ましい。これにより、誤接続により生じる発振等を防止することができる。
また、前記第1の接続端子の前記Lチャンネル信号出力端子及びRチャンネル信号出力端子と、前記第2の接続端子のマイク音声信号入力端子との間に、インピーダンスマッチング抵抗を備えていることが好ましい。これにより、歪みの少ない高音質の録音が可能となる。
また、本発明に係る携帯電話機の着信音の録音方法は、ヘッドホン出力端子を有する出力側装置の該ヘッドホン端子に接続される第1の接続端子と、イヤホン/マイク端子を有し、該イヤホン/マイク端子から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な携帯電話機の該イヤホン/マイク端子に接続される第2の接続端子と、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子を接続するケーブルと、前記出力装置のヘッドホン出力端子から出力された音声信号及び/又は前記携帯電話機のイヤホン/マイク端子から出力された音声信号を聴取する聴取装置を接続可能な第3の接続端子とを有する録音用ケーブルを前記出力装置、前記携帯電話機、及び、前記聴取手段に接続するステップと、前記出力側装置からの音声信号を前記聴取手段からモニターしながら前記携帯電話機への音声信号の記憶開始及び記憶停止を操作するステップとを備えていることを特徴とする。
本発明の他の目的、構成及び効果は、以下の実施の形態及びその図面から明らかにされる。
本発明によれば、ユーザーは、出力側装置のステレオ音声信号から生成したモノラル信号をモニターしながら、録音レベルの調整を行ったり、着信音の録音の開始と停止のタイミングを計ることができる。
また、ユーザーは、入力側装置の録音の開始と停止の確認音も、同時にモニターすることができるため、録音の失敗を未然に防止することができる。
さらに、以上のような本発明を利用すれば、ユーザーの好みに合ったオリジナリティーのある着メロを無料で作成することが可能になる。
以下、本発明の録音用ケーブルの好適な実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の録音用ケーブルの使用状態を示す説明図である。録音ケーブル1は、出力側装置である音源51と入力側装置である携帯電話機53間に使用される。この携帯電話機53は、ボイスメモ録音機能と録音した音を着メロ(着信音)に設定する機能を有する。録音ケーブル1は、音源51のヘッドホン出力端子50(又は、イヤホン出力端子50´)に接続される第1の接続端子2と、携帯電話機53のイヤホン/マイク端子54に接続される第2の接続端子4と、聴取装置52が接続される第3の接続端子(聴取手段)3を備えている。これらの端子2,3,4はケーブル10により接続されている。
ここで、出力側装置である音源51は、音声信号の出力が可能な機器を広く含み、例えば、MDプレーヤー、CDプレーヤー、ラジオカセットレコーダー、テレビ、ビデオデッキ、パソコン等を利用することができる。また、出力側装置である音源51として、マイクを用い、マイクを通じて直接音声を録音することもできる。さらに、携帯電話機を出力側装置として用い、それに記録されている着メロをイヤホン出力端子を介して音声信号として出力することもできる。一方、入力側装置としては、携帯電話機53の他、PDA等の通信機能を備えた機器が広く含まれる。また、本発明において聴取装置52としては、イヤホンやヘッドホンの他、スピーカーなど音声信号の再生を可能とする機器が広く含まれる。これらの装置は、ケーブル10や第1又は第2の接続端子に直接接続してもよいし、コネクタやプラグを介して着脱自在に接続するようにしてもよい。
録音ケーブル1は、音源51の音声信号を、携帯電話機53のイヤホン/マイク端子54へ伝達する。この音声信号は、第3の接続端子3に接続された聴取装置52により、ユーザーがモニターすることができる。イヤホン/マイク端子54を介して携帯電話機53に入力された音声信号は、制御回路56を経由し、アナログ/デジタル変換回路57によりデジタル信号に変換された後、音声録音メモリ回路58へ着信音(着メロ)として記憶される。
携帯電話機53に着信があると、制御回路56は、音声録音メモリ回路58のデジタル信号をアナログ信号に変換させ、低周波増幅回路59により増幅した後、スピーカー60から着信音(着メロ)として再生する。
次に、図2を参照しつつ、第1実施形態に係る録音ケーブル1の構成について詳細に説明する。尚、図2に示すステレオプラグやステレオジャックの規格やサイズ等は一例である。これら規格やサイズ等は適宜選択され、あるいは、変換プラグやジャック等を用いることにより、広範な規格やサイズ等に適合できる。プラグやジャックの形状やサイズが合わない場合には、市販のアダプタケーブルやアダプタなどを利用することが好ましい。例えば、携帯電話側の端子の形状がUSB2タイプのものであれば、一方の先端に同タイプのコネクタが接続されたアダプタケーブルを用いればよい。
第1の接続端子2は、Lチャンネル信号出力端子21、アース端子22及びRチャンネル信号出力端子23の3つの端子群から構成されている。また、第2の接続端子4は、マイク音声信号入力端子41、アース端子42及びイヤホンモノラル音声信号出力端子43の3つの端子群から構成されている。さらに、第3の接続端子3は、出力側モニター端子(Lチャンネル信号出力端子)31、アース端子32及び入力側モニター端子(Rチャンネル信号出力端子)33の3つの端子群から構成されている。
この第3の接続端子3は、ステレオ信号出力端子(ステレオジャック)であり、聴取装置52のステレオプラグに対応している。そして、出力側モニター端子31は、ステレオジャックのLチャンネル信号出力端子となっている。また、入力側モニター端子33は、第3の接続端子3であるステレオジャックのRチャンネル信号出力端子となっている。
Lチャンネル信号出力端子21とRチャンネル信号出力端子23は、それぞれ導線11と導線13を経由して短絡した後、導線17を経由してマイク音声信号入力端子41へ、また、導線19を経由して出力側モニター端子31へ接続されている。
この経路において、導線11と導線13には、ダイオード15、16がそれぞれ設けられている。このダイオード15、16は、ユーザーが誤って、第1の接続端子2を入力側装置である携帯電話等に接続した場合、イヤホン/マイク端子54のマイク端子とイヤホンモノラル信号出力端子が短絡することによって生じる発振等を防止するために設けられている。
この経路において、導線11と導線13が短絡され、出力側装置のLチャンネル信号とRチャンネル信号が合成され、モノラル信号が生成される。さらに、経路(導線)17には、出力側装置の出力インピーダンスと入力側装置の入力インピーダンスをマッチングさせるためのインピーダンスマッチング抵抗18が設けられている。
第1の接続端子2のアース端子22、第2の接続端子4のアース端子42、第3の接続端子3のアース端子32は、導線12によって接続されている。
第2の接続端子4のイヤホンモノラル音声信号出力端子43は、導線14を経由して、第3の接続端子3の入力側モニター端子33に接続されている。
次に、本発明に係る第1実施形態の作用を詳細に説明する。録音ケーブル1を上記の図1に示すように接続し、出力側装置である音源51の再生を開始する。この音声信号はステレオ信号として出力されるが、第1の接続端子2のLチャンネル信号出力端子21とRチャンネル信号出力端子23は、それぞれ導線11と導線13を経由して短絡され、それらの端子から入力された信号がモノラル信号に変換される。
このモノラル信号は、インピーダンスマッチング抵抗18を備えた導線17を経由して、第2の接続端子4が接続されたマイク音声信号入力端子41へ送られ、同時に、導線19を経由して第3の接続端子3の出力側モニター端子31へ送られる。
上述したように、第3の接続端子3の出力側モニター端子31は、聴取装置52のステレオプラグに対応しているステレオ信号出力端子(ステレオジャック)のLチャンネル信号出力端子となっているため、このモノラル信号は、聴取装置52のLチャンネル音声として、ユーザーに聴取される。
ユーザーは、聴取装置52のLチャンネル音声を聞きながら、録音レベルの調整を行ったり、録音開始のタイミングを計ることができる。そして、ユーザーが入力側装置である携帯電話機53の所定のキーを操作すると録音が開始される。この録音開始の操作により、制御回路56は録音開始をユーザーに知らせるための確認音を第2の接続端子4のイヤホンモノラル音声信号出力端子43へ出力する。
上述したように、第3の接続端子3の入力側モニター端子33が、聴取装置52が接続されているステレオジャックのRチャンネル信号出力端子となっているため、この録音開始の確認音は、聴取装置52のRチャンネル音声(信号音)として、ユーザーに聴取される。
ユーザーは、さらに、聴取装置52のLチャンネル音声を聞きながら、録音停止のタイミングを計り、携帯電話機53の所定のキーを操作すると録音が停止される。この停止操作により、制御回路56が発生した確認音は、聴取装置52のRチャンネル音声として、ユーザーに聴取される。尚、第3の接続端子3は、他の録音装置(MDレコーダー、カセットレコーダー等)への録音用ジャックとしても利用することができる。
次に、図3を参照しつつ、本発明に係る第2実施形態の録音ケーブル7について説明する。尚、第2実施形態及び後述する第3実施形態において、用途や機能等が同様の部材に関しては、第1実施形態において使用した参照番号を使用する。
第2実施形態の録音ケーブル7は、携帯電話機から携帯電話機へ着信音(着メロ)を録音する場合に用いられる。第1の接続端子8は、マイク音声信号入力端子24、アース端子22及びイヤホンモノラル音声信号出力端子26の3つの端子群から構成されている。この第1の接続端子8のマイク音声信号入力端子24には配線がなされておらず使用しない。
第2の接続端子4は、マイク音声信号入力端子41、アース端子42、イヤホンモノラル音声信号出力端子43の3つの端子群から構成されている。また、第3の接続端子3は、出力側モニター端子31、アース端子32及び入力側モニター端子33の3つの端子群から構成されている。
この第2実施形態の録音ケーブル7は、出力側装置である携帯電話機のイヤホンモノラル音声出力を、導線13、ダイオード16、導線17、インピーダンスマッチング抵抗18を経由して入力側装置である携帯電話機のマイク音声信号入力へ接続する。本実施形態は、出力側装置がモノラル音声出力である場合に適合し、第1実施形態におけるダイオード15を必要としないシンプルな構成とすることが可能である。例えば、ある携帯電話に既に録音されている着メロを他の携帯電話に録音する場合等で好適である。
尚、本実施形態において、第1の接続端子8は、携帯電話機等の入出力端子に適合する2.5mmステレオスーパーミニプラグであることが好ましい。
次に、本発明に係る第3実施形態を、図4を参照しつつ説明する。本実施形態の録音ケーブル9は、第1実施形態の録音ケーブル1と第2実施形態の録音ケーブル7とが備えている両機能を単一のケーブルで実現するものである。
本実施形態の録音ケーブル9の全体構成は、第1実施形態の録音ケーブル1と同様であるが、この録音ケーブル9では、導線11にステレオ/モノラル切り換え用のスイッチ20が設けられている。
本実施形態においては、スイッチ20の開閉により、出力側装置がステレオ音声出力である場合と、モノラル音声出力の場合とに対応することができる。出力側装置がステレオ音声出力である場合には、利用者はスイッチ20をONにする。この場合、録音ケーブル9の全体構成は、第1実施形態のケーブル1と同様の構成となる。
一方、出力側装置がモノラル音声出力である場合には、利用者はスイッチ20をOFFにする。この場合、録音ケーブル9の全体構成は、第2実施形態のケーブル7と同様の構成となる。
尚、本実施形態において、第1の接続端子2は、MDプレーヤー等のステレオ出力端子に適合するステレオ用プラグ70(3.5mmステレオミニプラグ)であることが好ましい。また、スイッチ20をOFFとして携帯電話機等を出力側装置とする場合には、携帯電話機等の入出力端子に適合するモノラル用変換プラグ80(2.5mmステレオスーパーミニプラグアダプタ)を取付けることが好ましい。
以上の実施形態1〜3では、第3の出力端子3は、ケーブル10の途中に接続された構成となっているが、この第3の出力端子3は、ケーブルの途中ではなく、第1または第2の出力端子2、4(8)と一体に設けることもできる。
本発明に係る第1実施形態の録音ケーブルの接続状態を示す説明図である。 図1に示す録音ケーブルの構成を示す説明図である。 本発明に係る第2実施形態の録音ケーブルの構成を示す説明図である。 本発明に係る第3実施形態の録音ケーブルの構成を示す説明図である。
符号の説明
1、7、9 録音ケーブル
2、8 第1の接続端子
3 第3の接続端子(聴取手段)
4 第2の接続端子
10 ケーブル
11、12、13、14、17、19 導線
15、16 ダイオード
18 インピーダンスマッチング抵抗
20 スイッチ
21 Lチャンネル信号出力端子
22 アース端子
23 Rチャンネル信号出力端子
24 マイク音声信号入力端子
26 イヤホンモノラル音声信号出力端子
31 出力側モニター端子(Lチャンネル信号出力端子)
32 アース端子
33 入力側モニター端子(Rチャンネル信号出力端子)
41 マイク音声信号入力端子
42 アース端子
43 イヤホンモノラル音声信号出力端子
50 ヘッドホン出力端子
50´ イヤホン出力端子
51 音源(出力側装置)
52 聴取装置
53 携帯電話機(入力側装置)
54 イヤホン/マイク端子
56 制御回路
57 アナログ/デジタル変換回路
58 音声録音メモリ回路
59 低周波増幅回路
60 スピーカー
70 ステレオ用プラグ
80 モノラル用変換プラグ

Claims (15)

  1. ヘッドホン出力端子50を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50に直接又は間接的に接続される第1の接続端子2と、
    イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に直接又は間接的に接続される第2の接続端子4と、
    前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4を接続するケーブル10と、
    前記出力側装置51のヘッドホン出力端子50から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3と、を有することを特徴とする録音用ケーブル。
  2. イヤホン出力端子50´を有する出力側装置51の該イヤホン端子50´に直接又は間接的に接続される第1の接続端子8と、
    イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に直接又は間接的に接続される第2の接続端子4と、
    前記第1の接続端子8と前記第2の接続端子4を接続するケーブル10と、
    前記出力側装置51のイヤホン出力端子50´から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3と、を有することを特徴とする録音用ケーブル。
  3. ヘッドホン出力端子50を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50、又は、イヤホン出力端子50´を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50、又は、イヤホン端子50に直接又は間接的に接続される第1の接続端子2と、
    イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な入力側装置53の該イヤホン/マイク端子54に直接又は間接的に接続される第2の接続端子4と、
    前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4を接続するケーブル10と、
    前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4との間に設けられたステレオ/モノラル切り換えスイッチ20と、
    前記出力側装置51のヘッドホン出力端子50、又は、イヤホン出力端子50´から出力された音声信号及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取手段3と、を有することを特徴とする録音用ケーブル。
  4. 前記聴取手段3は、前記第1の接続端子2、第2の接続端子4(8)又はケーブル10のいずれかに設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の録音用ケーブル。
  5. 前記聴取手段3は、第3の接続端子3を含み、該第3の接続端子3に、該接続端子3から出力される音声信号を聴取する聴取装置52が接続されるようになっている請求項1ないし4のいずれかに記載の録音用ケーブル。
  6. 前記聴取装置52は、ヘッドホンまたはスピーカーである請求項5に記載の録音用ケーブル。
  7. 前記第1及び/又は第2の接続端子2及び/又は4は、前記出力側装置51の音声信号出力端子50及び/又は前記入力側装置53のイヤホン/マイク端子54の形状と合わない場合には、アダプタを介して接続される請求項1ないし6のいずれかに記載の録音用ケーブル。
  8. 前記入力側装置53は、ボイスメモ録音機能と録音した音を着信音に設定する機能を有する携帯電話機である請求項1ないし7のいずれかに記載の録音用ケーブル。
  9. 前記出力側装置51は、携帯電話であり、該携帯電話に記録された音声信号を前記入力側装置53としての携帯電話に録音可能な請求項2に記載の録音用ケーブル。
  10. 前記出力側装置は、MDプレーヤー、CDプレーヤー、ラジオカセット、ビデオデッキ、テレビ、ラジオなどの、ヘッドホン出力端子から音声信号の出力が可能な機器である請求項1ないし8のいずれかに記載の録音用ケーブル。
  11. 前記第1の接続端子2は、Lチャンネル信号出力端子21、Rチャンネル信号出力端子23及びアース端子22の3つの端子群から構成され、当該Lチャンネル信号出力端子21及びRチャンネル信号出力端子23からの音声信号を合成してモノラル信号とし、前記第2の接続端子4のマイク音声信号入力端子41に供給されるようになっている請求項1又は3のいずれかに記載の録音用ケーブル。
  12. 前記第1の接続端子2は、Lチャンネル信号出力端子21、Rチャンネル信号出力端子23及びアース端子22の3つの端子群から構成されており、また前記第3の出力端子3はLチャンネル信号出力端子31、Rチャンネル信号出力端子33及びアース端子32の3つの端子群から構成されたステレオ信号出力端子であり、前記第1の接続端子2のLチャンネル信号出力端子21及びRチャンネル信号出力端子23からの音声信号を合成してモノラル信号とし、当該モノラル信号が前記第3の接続端子3の一方のチャンネル信号出力31へ供給されるようになっており、
    前記第2の接続端子4は、マイク音声信号入力端子41、イヤホンモノラル音声信号出力端子43、アースの端子42の3つの端子群から構成され、当該イヤホンモノラル音声信号出力端子からの音声信号が前記第3の接続端子3のステレオ信号出力端子の他のチャンネル信号出力端子へ供給されるようになっている請求項5に記載の録音用ケーブル。
  13. 前記第1の接続端子2の前記Lチャンネル信号出力端子21からの経路11及び前記Rチャンネル信号出力端子23からの経路13には、逆電流防止用のダイオード15,16がそれぞれ設けられている請求項12又は13に記載の録音用ケーブル。
  14. 前記第1の接続端子2の前記Lチャンネル信号出力端子21及びRチャンネル信号出力端子23と、前記第2の接続端子4のマイク音声信号入力端子41との間に、インピーダンスマッチング抵抗18が設けられている請求項12又は13に記載の録音用ケーブル。
  15. ヘッドホン出力端子50を有する出力側装置51の該ヘッドホン端子50に接続される第1の接続端子2と、イヤホン/マイク端子54を有し、該イヤホン/マイク端子54から入力された音声信号を記憶するとともに該記憶した音声信号を再生可能な携帯電話機53の該イヤホン/マイク端子54に接続される第2の接続端子4と、前記第1の接続端子2と前記第2の接続端子4を接続するケーブルと10、前記出力装置51のヘッドホン出力端子50から出力された音声信号及び/又は前記携帯電話機53のイヤホン/マイク端子54から出力された音声信号を聴取する聴取装置52を接続可能な第3の接続端子とを有する録音用ケーブルを前記出力装置51、前記携帯電話機53、及び前記聴取装置52にそれぞれ接続するステップと、
    前記出力側装置51からの音声信号を前記聴取装置52からモニターしながら前記携帯電話機53への音声信号の記憶開始及び記憶停止を操作するステップとを備えた携帯電話機の着信音の録音方法。
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