JP2004056485A - 携帯電話機器、並びにこれに用いるイヤホンマイク、及びアダプタ - Google Patents

携帯電話機器、並びにこれに用いるイヤホンマイク、及びアダプタ Download PDF

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Koji Hakamata
袴田 浩司
Tatsuhiro Nakajima
中島 達弘
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】録音及び再生時に、記録再生専用のジャックを介在させるのが不要であって、市販のプラグをそのまま用いてオーディオ機器などからのオーディオ信号を取込んで録音することができる携帯電話機器を提供する。
【解決手段】送話音声マイクアンプ14Aの入力と、受話音声及びオーディオ再生用アンプ14B及び14Cの出力と、録音用アンプ14D及び14Eの入力とに、それぞれ、スイッチ12A〜12Eを設け、イヤホンマイク接続用ジャック2のLチャンネル音声出力端子22を、記録用Rチャンネルアンプ14Eの入力端子に接続したスイッチ12Eの一端に接続し、イヤホンマイク接続用ジャック2のマイク音声入力端子21を、記録用Lチャンネルアンプ14Dの入力端子に接続したスイッチ12Dの一端に接続した。これにより、変換アダプタを介在させずイヤホンマイクジャック3で、オーディオ記録と再生を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ録音、再生機能を有する携帯電話機器、並びにこれに用いるイヤホンマイク、及びアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機は小型化が急速に進展しているが、これと共に携帯電話機の多機能化が図られている。
【0003】
このような状況の中で、近年、例えばCDプレーヤ等の外部のオーディオ機器と接続することにより、本体内に搭載されたSDカード等の記憶装置にオーディオ信号を録音・記憶するとともに、更にこの録音・記憶されたオーディオ信号を、ヘッドホンを介して再生することができる記録再生装置付き携帯電話機が提案され開発されている。
【0004】
この種のオーディオ用の記録再生装置を組み込んだ携帯電話機にあっては、オーディオ用の記録再生装置を用いて音楽などを楽しむため、この携帯電話機にステレオイヤホンジャックを取付けた構成のものが知られている。
例えば、この記録再生装置付き携帯電話機では、ステレオイヤホンジャックに専用のステレオイヤホンプラグを差し込んで電気的に接続し、そのステレオイヤホンプラグを通してイヤホンを接続するように構成されたものが知られており、ジャックやプラグにそれぞれマイク用の端子を設け、マイク用の端子に接続されたマイクと前述のイヤホンを用いて、各種の録音や通話が可能になっている。
【0005】
即ち、この種の携帯電話機では、例えば図7に示すように、ステレオイヤホンプラグ200(図9参照)を差し込んで使用するために、携帯電話機専用のステレオイヤホンジャック100(図8参照)が設けられている。
このジャック100には、携帯電話機内部に設けたスイッチ回路301(301A〜301E)を介在させたアンプ302(302A〜302E)などと、携帯電話機T外部のステレオイヤホン400に設けたマイク401、イヤホン402、403、リモコンスイッチ404などとをそれぞれ接続するため後述する第1端子101〜第7端子107を備えた構成となっている。なお、図中、符号303は通話記録再生切換え回路、304は切換え制御部、305は記録再生回路、306は無線回路をそれぞれ示すものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような録再機能付き携帯電話機にあっては、前述した録音専用のジャックを備える必要があったり、既存のイヤホンマイク用のジャックを備えた構成の場合には録音の際には必ず変換アダプタをそのジャックに取付けることが必要となっていた。
【0007】
また、通常、携帯電話機のイヤホンマイク用のジャックは、あくまで携帯電話機専用であって、例えば一般に市販されているヘッドホンを使用して再生しようとすると、ヘッドホンに設けられたプラグをそのままそのジャックに接続して使用することができない。従って、前述の録音内容を再生しようとするときにも、変換アダプタをそのジャックに取付けることが必要となっていた。また、この変換アダプタを使用しない場合には、前述した専用のイヤホンマイクを使用しなければならなかった。
【0008】
これらについて、図面を参照しながら、以下に具体的に説明する。
図7に示す従来の携帯電話機にあっては、ジャック100の接続端子の配置関係から、図10に示すように、先端部からLチャンネル用導体501、Rチャンネル用導体502、アース用導体503を設けた市販のオーディオ用のステレオプラグを使用して図示外のオーディオ機器(携帯電話機の外部機器である)からのオーディオ信号を携帯電話機の本体内部の記録再生回路305に取込んで録音することができない。つまり、この場合は、必ず別の専用のアダプタが必要となる、という問題があった。
【0009】
即ち、前述した従来の携帯電話機専用のステレオイヤホンジャック100は、例えば図7及び図8に示すように、一番奥にある第1端子101がマイク端子、奥から2番目である第2端子102がLチャンネル、奥から3番目である第3端子103及び第4端子104がアース端子、更に奥から4番目であるその次の第5端子105がRチャンネル、残りの第6端子106及び第7端子107がそれぞれステレオ検出用及びリモコン信号用の端子などとなっている。
【0010】
そして、この専用のジャック100に設けたこれらの端子が、図7に示すように、携帯電話機Tの本体内部の各種回路(マイクアンプ302A、Lチャンネルアンプ302B、Rチャンネルアンプ302C、Lチャンネル録音用アンプ302D、Rチャンネル録音用アンプ302E、通話記録再生切換回路306など)に接続されている。
【0011】
一方、専用のステレオイヤホンプラグ200については、図7及び図9に示すように、専用のジャック100の各端子に対応してこれに接続させるために第1導体201〜第6導体206が形成されている。即ち、ステレオイヤホンプラグ200には、(ジャック100の第1端子101と接続する)マイク401用の第1導体201、(同第2端子102と接続する)Lチャンネル用イヤホン402のための第2導体202、(同第3端子103と接続する)携帯電話機1側のアースにつなぐ第3導体203、(同第5端子105と接続する)Rチャンネル用イヤホン403のための第4導体204、(同第6端子106と接続する)イヤホン側のステレオ信号のための第5導体205、(同第7端子107と接続する)リモコンスイッチ404につなぐ第6導体206が、それぞれ設けられている。
【0012】
従って、従来の携帯電話機にあっては、図6に示すように、切換制御部304を用いて、通話・記録・再生・切換回路303やスイッチ回路301などをそれぞれ切換制御することにより、無線回路306、マイク401、イヤホン402、403を用いて通話したり、イヤホン402、403のみを用いて記録再生装置310からの再生信号を聴取したり、リモコンスイッチ404を用いて、記録再生回路305を録音状態、再生状態にそれぞれ切換えたりすることができる。
【0013】
しかしながら、先に述べたように、従来の携帯電話機では、専用のジャック100の一番奥の端子101がマイク用の端子である。従って、市販のステレオ用プラグ500(図10参照)を用いてオーディオ機器700(図11参照)を接続しようとした場合には、通常、この市販のステレオ用プラグ500では、図9に示すように、最も先の導体501がLチャンネル用、先から2番目の導体502がRチャンネル用であり、その次(先から3番目)の導体503がアース用であることから、そのままでは使用できない。
【0014】
このため、前述のジャック100を設けた従来の携帯電話機では、市販のステレオ用プラグ500の替わりに、例えば図11に示すようなアダプタ600を用いなければならない。
即ち、同図に示すように、前述のジャック100に対応するプラグ610と、市販のステレオ用プラグ500に対応するジャック620とを備えた専用のアダプタ600などを用いなければ、市販のステレオなどのオーディオ機器700からオーディオ信号を携帯電話機Tの本体内部の記録再生回路305に取込んで録音することができなかった。
【0015】
さらに、図12に示すように、市販のステレオなどのオーディオ機器700から光ファイバ710及び専用のプラグ720を介して携帯電話機Tの本体内部の記録再生回路305による光録音を行う場合には、光録音回路303Aとともに、図13に示すように、携帯電話機Tの本体内部に、光ケーブル710からの信号光を受光して電気信号に変換する受光素子810を備えた光録音専用のイヤホンジャック800が更に別に必要になる。また、通常、この光録音専用のイヤホンジャック800を使用する場合には、この録音状態をモニタするためのイヤホンの接続端子が設置されていないために、録音中の音楽等の録音状態をモニタ聴取することができない等の不都合を生じている。
【0016】
このように、従来の録再機能付き携帯電話機にあっては、録音及び再生時に、録音再生専用のジャックや変換アダプタを介在させる必要があったので、本体の大型化、コストの増大、ユーザの利便性の低下などの不都合をもたらしていた。
【0017】
そこで、この発明は、上記した事情に鑑み、録音及び再生時に、録音再生専用のジャックを介在させるのが不要であって、市販のプラグをそのまま用いてオーディオ機器などからのオーディオ信号を取込んで録音することができるとともに録音モニタを行うことができ、本体の大型化、コストの増大、ユーザの利便性の低下等をもたらす虞のない携帯電話機器、並びにこれに用いるイヤホンマイク、及びアダプタを提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明の携帯電話機器は、オーディオ記録再生機能を有し、イヤホンマイク用ジャックが備えられた携帯電話機器であって、
受話音声及びオーディオ再生を行う再生部のLチャンネル出力端子とオーディオ記録を行う記録部のRチャンネル入力端子とを、又は受話音声及びオーディオ再生を行う再生部のRチャンネル出力端子とオーディオ記録を行う記録部のLチャンネル入力端子とを結合するとともに、
前記イヤホンマイクからの信号が入力するイヤホンマイク用信号入力端子と前記記録部のLチャンネル入力端子とを、又は前記イヤホンマイクからの信号が入力するイヤホンマイク用信号入力端子と前記記録部のRチャンネル入力端子とを結合し、
前記イヤホンマイク用ジャックと直接イヤホンマイク用プラグで接続したケーブルを介してオーディオ機器からのオーディオ記録及び再生を行うように構成したことを特徴としている。
【0019】
これにより、既存の携帯電話機器用のステレオイヤホンマイク用ジャックに市販のステレオオーディオケーブルを直接接続可能となり、録音専用ジャックや変換アダプタを用いる必要がなく、既存の携帯電話機器用のステレオイヤホンジャックのみでアナログ録音及び録音された音楽などの再生動作を行うことができる。
【0020】
また、この発明の携帯電話機器は、オーディオの記録及び再生をおこなう記録再生部と、送話音声マイクアンプと、受話音声及びオーディオ再生用アンプと、オーディオ記録用アンプとを有するとともに、イヤホンマイク用ジャックが備えられた携帯電話機器であって、
前記送話音声マイクアンプ入力端子と、前記受話音声及びオーディオ再生用アンプ出力端子と、オーディオ記録用アンプのRチャンネル及びLチャンネルの各入力端子とに、それぞれ、スイッチを接続して設け、
前記イヤホンマイク用ジャックのLチャンネル音声出力端子を、前記オーディオ記録用アンプのRチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に、又は前記イヤホンマイク用ジャックのRチャンネル音声出力端子を、前記オーディオ記録用アンプのLチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に結合し、前記イヤホンマイク用ジャックのマイク音声入力端子を、前記オーディオ記録用アンプのLチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に、又は前記イヤホンマイク用ジャックのマイク音声入力端子を、前記オーディオ記録用アンプのRチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に結合し、
変換アダプタを介在させずに前記イヤホンマイク用ジャックと直接イヤホンマイク用プラグで接続したケーブルを介して、オーディオ機器からのオーディオ記録及び再生を行うように構成したことを特徴としている。
【0021】
これにより、同様に、既存の携帯電話機器用のステレオイヤホンマイク用ジャックに市販のステレオオーディオケーブルを直接接続可能となり、録音専用ジャックや変換アダプタを用いる必要がなく、既存の携帯電話機器用のステレオイヤホンジャックのみでアナログ録音及び録音された音楽などの再生動作を行うことができる。
【0022】
また、この発明の携帯電話機器は、前記オーディオ機器からの再生音を入力して前記記録部又は前記記録再生部で記録中、その再生信号を内蔵レシーバへ出力するように構成したことを特徴としている。
【0023】
これにより、録音記録中の音を内蔵レシーバで聴取することができる。
【0024】
また、この発明の携帯電話機器は、前記オーディオ機器からの再生音を入力して前記記録部又は前記記録再生部で記録中、その再生信号を内蔵スピーカへ出力するように構成したことを特徴としている。
【0025】
これにより、録音記録中の音を内蔵スピーカで聴取することができる。
【0026】
また、この発明の携帯電話機器は、前記オーディオ機器からの再生音を入力して前記記録部又は前記記録再生部で記録中、その再生信号を後位機器接続用のコネクタの外部音声出力端子へ出力するように構成したことを特徴としている。
【0027】
これにより、録音記録中の音を後位機器で聴取することができる。
【0028】
また、この発明の携帯電話機器に用いるイヤホンマイクは、携帯電話機器の本体内部に、オーディオの記録及び再生を行う記録再生部を有するとともにイヤホンマイク用ジャックが実装され、かつ、前記イヤホンマイク用ジャックのリモコン信号用の入力端子にリモコン制御回路と光記録回路とを共通接続した、前記携帯電話機器に用いるイヤホンマイクであって、
前記イヤホンマイクの本体内部にリモコン部を備えるとともに光記録用受光素子を実装し、
前記イヤホンマイクの本体内部において、前記光記録用受光素子の出力端子を前記リモコン部のリモコン信号の出力端子に接続し、
オーディオ機器の再生音信号を光ケーブルにより前記イヤホンマイク本体内部に設けた前記光記録用受光素子を介して前記携帯電話機器の本体内部の前記記録再生部で記録するとともに、前記携帯電話機器の本体内部の前記記録再生部での再生音を前記イヤホンマイク側で聴取するように構成したことを特徴としている。
【0029】
これにより、このステレオイヤホンマイクと携帯電話機器の本体を接続し、ステレオイヤホンマイクの受光素子に外部オーディオ機器の光デジタル出力を接続することにより、携帯電話機器の本体側に受光素子を増設する必要がなく、既存の携帯電話機器用ステレオイヤホンジャックでも光デジタル録音及び再生を行うことができる。
【0030】
また、この発明の携帯電話機器用アダプタは、携帯電話機器の本体内部に備えたイヤホンマイク用ジャックを、一般オーディオ用ジャックと同一機能に変換させ、携帯電話機器に接続して使用する携帯電話機器用アダプタであって、
前記携帯電話機器側に設けた記録用L側及びR側の各チャンネル用のアンプの入力端子とそれぞれ接続されるL側及びR側の各チャンネルの音声出力端子を備え、
前記光デジタル記録用受光素子を実装し、
その受光素子の出力と接続したリモコン信号出力端子を備え、
前記オーディオ機器側で再生の再生音を携帯電話機器側の記録再生部で記録及び再生する際に、前記携帯電話機器に備えた前記イヤホンマイク用のジャックとオーディオ機器との間に介在させることを特徴としている。
【0031】
これにより、携帯電話機器とこの変換アダプタを接続し、さらにこのこの変換アダプタに外部オーディオ機器のLINE OUTやOPT OUTを接続することで、携帯電話機器の本体側に録音専用ジャックや受光素子を増設する必要がなく、既存の携帯電話機器用ステレオイヤホンジャックのみで、光デジタル録音、アナログ録音及び再生を行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機の電気的構成及び結線状態を示すブロック図である。
本実施の形態に係る携帯電話機1は、大略構成として、図1に示すように、本体1Aに、スイッチ回路12と、切換え制御部13と、アンプ部14と、通話記録再生切換え回路15と、無線回路16と、記録再生回路17と、アンテナ18と、イヤホンマイク接続ジャック2などとを備えており、このイヤホンマイク接続ジャック2に差し込んだ市販のステレオプラグ3及びオーディオケーブル30を介してオーディオ機器、例えばCDプレーヤ4からの音響信号を記録再生回路17で記憶(録音)・再生するように構成されている。
【0033】
スイッチ回路12は、第1スイッチ12A〜第5スイッチ12Eで構成されており、切換え制御部13の制御により、ジャック2の各端子と各アンプ14との間の回路を開閉させるようになっている。
【0034】
また、このスイッチ回路12を構成する第1スイッチ12A〜第5スイッチ12Eは、それぞれ、図7に示す従来の各スイッチとは異なる接続状態でジャック2の各端子21〜25と接続している。
即ち、第1スイッチ12A及び第4スイッチ12Dは、共にジャック2の一番奥の第1端子21に接続しているとともに、第2スイッチ12B及び第5スイッチ12Eは、共に次の第2端子22に接続している。一方、第3スイッチ12Cはジャック2の奥から5番目にある第5端子25に接続している。なお、他の各回路は、図7に示す従来のものと同一状態に接続している。
【0035】
このように、本実施の形態では、スイッチ回路12の各スイッチ12A〜12Eを、それぞれ図7に示す従来のスイッチ回路301とは異なる結線状態でイヤホンマイク接続ジャック2の各端子21〜25に接続している。従って、市販のステレオ用プラグ3を用いる場合でも、特別な専用のアダプタを用いることなくそのまま使用することができる。
【0036】
切換え制御部13は、前述したスイッチ12の制御とともに、通話記録再生切換え回路15の制御を行うものであり、出力端子が、それぞれ、第1スイッチ12A〜第5スイッチ12Eの各端子及び通話記録再生切換え回路15の入力端子に接続されている。
【0037】
アンプ部14には、MIC用アンプ14Aと、Lチャンネル用アンプ14Bと、Rチャンネル用アンプ14Cと、Lチャンネル録音用アンプ14Dと、Rチャンネル録音用アンプ14Eとを備えている。
【0038】
このうち、MIC用アンプ14Aは、図2に示すように、後述する携帯電話機1専用のイヤホンマイク5に設けたイヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51及びイヤホンマイク接続ジャック2を介してマイク52Aから取り込む音声信号などを増幅するようになっており、入力端子が第1スイッチ12Aに接続されているとともに出力端子が通話記録再生切換え回路15の入力端子に接続されている。
【0039】
Lチャンネル用アンプ14Bは、通話記録再生切換え回路15を介して記録再生回路17からの再生信号を増幅するようになっており、入力端子が通話記録再生切換え回路15の出力端子に接続されているとともに出力端子が第2スイッチ12Bに接続されている。
【0040】
Rチャンネル用アンプ14Cは、通話記録再生切換え回路15を介して記録再生回路17からの再生信号を増幅するようになっており、入力端子が通話記録再生切換え回路15の出力端子に接続されているとともに出力端子が第3スイッチ12Cに接続されている。
【0041】
Lチャンネル録音用アンプ14Dは、図1に示すように、後述する市販のステレオプラグ3及びオーディオケーブル30を介してオーディオ機器4からの音響信号を増幅するようになっており、入力端子が第4スイッチ12Dに接続されているとともに、出力端子が通話記録再生切換え回路15の入力端子に接続されている。
【0042】
Rチャンネル録音用アンプ14Eは、Lチャンネル録音用アンプ14Dと同様に、市販のステレオプラグ3及びオーディオケーブル30を介してオーディオ機器4からの音響信号を増幅するようになっており、入力端子が第5スイッチ12Eに接続されているとともに、出力端子が通話記録再生切換え回路15の入力端子に接続されている。
【0043】
通話記録再生切換え回路15は、切換え制御部13の制御により、入力するリモコン信号やステレオ信号から通話モード、録音記録モード、録音情報の再生モードのいずれかにモードの切り替えを行うものであり、入力端子が切換え制御部13の出力端子に接続されている。
【0044】
記録再生回路17は、外部機器4などからの音響信号を録音記録すると共に、この録音記録した録音データを再生するものであり、通話記録再生切換え回路15を介してアンプ部14に接続されている。
【0045】
イヤホンマイク接続ジャック2は、一番奥にある第1端子21がマイク端子、奥から2番目である第2端子22がLチャンネル、奥から3番目及び4番目である第3端子23及び第4端子24がアース端子、更に奥から5番目である第5端子25がRチャンネル、残りの第6端子26及び第7端子27が、それぞれステレオ信号検出用、リモコン信号検出用の端子などとなっている。
【0046】
マイク用端子である第1端子21は、第1スイッチ12Aを介してMICアンプ14Aの入力に接続されているとともに、第4スイッチ12Dを介してLチャンネル録音用アンプ14Dの入力に接続されている。
【0047】
主にLチャンネル用端子を構成する第2端子22は、第2スイッチ12Bを介してLチャンネルアンプ14Bの出力に接続されているとともに、第5スイッチ12Eを介してRチャンネル録音用アンプ14Eの入力に接続されている。
主にRチャンネル用端子を構成する第5端子25は、第3スイッチ12Cを介してRチャンネルアンプ14Cの出力に接続されている。
【0048】
ステレオ信号検出用端子である第6端子26及びリモコン信号検出用の端子である第7端子27は、通話記録再生切換え回路15に接続されている。
【0049】
このイヤホンマイク接続ジャック2には、図1に示すように、オーデオ機器4、例えばCDプレーヤなどからの音楽などの録音時には、市販のステレオプラグ3及びオーディオケーブル30を介してCDプレーヤなどのline Outが接続するように構成されている。
【0050】
さらに、このイヤホンマイク接続ジャック2には、図2に示すように、携帯電話機1による通話及び再生時には、後述する図3に示す携帯電話機1専用のイヤホンマイク5に設けたイヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51を介してイヤホン53及びマイク52Aも接続させることができるように構成されている。
【0051】
このうち、市販のステレオプラグ3は、図1に示すように、先端部から順に、Lチャンネル用導体31、Rチャンネル用導体32、アース用導体33を設けた構成であって、このステレオプラグ3を使用して携帯電話機1の外部機器であるオーディオ機器4からのオーディオ信号を携帯電話機1の本体内部の記録再生回路17に取込んで録音することができるようになっている。
【0052】
一方、携帯電話専用のイヤホンマイク5には、イヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51と、操作部52と、イヤホン53とを備えている。
このうち、イヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51は、図2に示すように、イヤホンマイク接続ジャック2の各端子とそれぞれ対応する位置に設けた第1導体51A〜第6導体51Fを備えている。
【0053】
即ち、第1導体51Aは、イヤホンマイク接続ジャック2の第1端子21と接続するものであり、マイク52Aが接続されている。第2導体51Bは、同第2端子22と接続するものであり、Lチャンネル用イヤホン53Lが接続されている。第3導体51Cは、同第3端子23と接続するものであり、携帯電話機1側のアースと接続されるようになっている。第4導体51Dは、同第5端子25と接続するものであり、Rチャンネル用イヤホン53Rが接続されている。第5導体51Eは、同第6端子26と接続するようになっており、イヤホンマイク5からのステレオ信号を検出して通話記録再生切換え回路15をステレオ駆動するようになっている。第6導体51Fは、同第7端子107と接続するようになっており、フックスイッチで構成されるリモコンスイッチ(リモコン部)52Bからのリモコン信号を検出して通話記録再生切換え回路15の動作を制御するようになっている。
【0054】
次に、本実施形態の動作について説明する。
(I)オーディオ機器(CDプレーヤ等)4などによる録音動作:
▲1▼例えば、図1に示すように、オーディオ機器(CDプレーヤ等)4と市販のオーディオケーブル30を用意する。
▲2▼そして、このオーディオ機器(CDプレーヤ等)4のline Outにそのオーディオケーブル30の一端の図示外のプラグを接続するとともに、そのオーディオケーブル30の他端に備えたステレオプラグ3を携帯電話機1のイヤホンマイク接続ジャック2に差し込んで接続する。
【0055】
▲3▼このようにして、オーディオ機器(CDプレーヤ等)4と携帯電話機1とを接続させたならば、オーディオ機器(CDプレーヤ等)4の設けた図示外のスイッチを操作して、音楽などを再生すると、切換え制御部13によるスイッチ回路12の制御により、第1スイッチ12A、第2スイッチ12B、第3スイッチ12Cを開放状態にするとともに、第4スイッチ12D及び第5スイッチ12Eを接続状態にする。
▲4▼これにより、オーディオ機器(CDプレーヤ等)4による音響信号が第1導体31、第1端子21、第4スイッチ12Dを介してLチャンネル録音用アンプ14Dで増幅され、通話記録再生切換え回路15を介して記録再生回路17に入力され録音がされる。
【0056】
(II)通常の通話:
▲1▼図2に示すように、携帯電話機1専用のイヤホンマイク5を用意し、このイヤホンマイク5の先端に設けたイヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51をイヤホンマイク接続ジャック2に差し込む。
▲2▼そして、通話相手との通話を行う際には、リモコンスイッチ52Bを操作して、フックスイッチをオンすると、このリモコン信号が第6導体51F、第7端子27、通話記録再生切換え回路15に入力されるので、イヤホンマイク5による送受話モードに切り替わる。これにより、イヤホンマイク5のマイク52A及びイヤホン53を介して通話相手との送話及び受話を行うことができる。
即ち、切換え制御部13によるスイッチ回路12の制御により、第1スイッチ12A〜第3スイッチ12Cを接続状態にするとともに、第4スイッチ12D及び第5スイッチ12Eを開放状態にする。
【0057】
▲3▼これにより、アンテナ18及び無線回路16からの音声信号が、Lチャンネル及びRチャンネルのアンプ14B及び14Cで増幅された後、第2スイッチ12B及び第3スイッチ12C、第2端子22及び第5端子25、第2導体52及び第4導体54を介して、Lチヤンネル用及びRチャンネル用イヤホン53L及び53Rから通話相手の音声を聴取することができる。
▲4▼同様にして、使用者の音声が、マイク52Aから通話相手先に向けて送り出すことができる。
即ち、マイク52Aから取込んだ音声信号は、第1導体51A、第1端子21、第1スイッチ12Aを介してマイク用アンプ14Aで増幅され、通話記録再生切換え回路15、無線回路16、アンテナ18を介して相手側の携帯電話機などへ送信される。
【0058】
(III)再生動作:
▲1▼(II)の通常の通話の場合と同様にして、予め記録再生回路17に記憶された音楽などの情報が取出されて、イヤホンマイク5のイヤホン53で聴取することができる。
即ち、図2に示すように、携帯電話機1専用のイヤホンマイク5を用意し、このイヤホンマイク5の先端に設けたイヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51をイヤホンマイク接続ジャック2に差し込む。
【0059】
▲2▼そして、携帯電話機1に記憶されている音楽などの再生を行う際には、リモコンスイッチ52Bを操作して、フックスイッチをオンすると、前述した通話の場合と同様にして、このリモコン信号が第6導体51F、第7端子27、通話記録再生切換え回路15に入力されるので、イヤホンマイク5による再生モードに切り替わる。これにより、携帯電話機1に記憶されている音楽などの再生音が、イヤホンマイク5のイヤホン53を介して聴取することができる。
即ち、記録再生回路17に記憶されている音楽などの再生(音響)信号が通話記録再生切換え回路15を介してLチャンネル及びRチャンネルのアンプ14B及び14Cで増幅された後、第2スイッチ12B及び第3スイッチ12C、第2端子22及び第5端子25、第2導体52及び第4導体54を介して、Lチヤンネル用及びRチャンネル用イヤホン53L及び53Rで再生音を再生・聴取することができる。
【0060】
このように、本実施の形態によれば、図1に示すように、市販のステレオ用プラグ3をそのまま使用することで、オーディオ機器4などを介してCD、MD或いはテープなど各種の記憶媒体に記憶された音楽などの情報を、携帯電話機1に直接録音させることができる。
【0061】
また、本実施の形態によれば、図2に示すように、携帯電話機1専用のイヤホンマイク5及びこのイヤホンマイク5に設けてあるプラグ51を用いて、切換え制御部13で制御することにより、電話による通話を行うことができるとともに、携帯電話機1に記憶させた音楽などの情報もそのイヤホンマイク5を用いて再生・聴取することができる。
【0062】
これにより、各種の記憶媒体に記憶された音楽などの情報を、携帯電話機1専用のイヤホンマイク5を用いて、特別なアダプタを必要とせずに、携帯電話機1をCDプレーヤやMDプレーヤ等の代替手段としても使用することができる。その結果、別言すれば、特別のアダプタを持ち歩かなくても、携帯電話機1により音楽などの録音情報を再生することができるという利点を有する。
【0063】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機及びイヤホンマイクについて説明する。なお、この実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図3は本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機1の概略構成及び電気的結線を示すブロック図、図4は同実施の形態に用いるイヤホンマイク5を示す概略構成図である。
【0064】
本発明の第2の実施の形態では、オーディオ機器4からの光録音を行うものであり、携帯電話機1には第1の実施の形態における携帯電話機1とは異なり、通話記録再生切換え回路15に、リモコン制御回路15Aと光記録回路(以下、光録音回路とよぶ)15Bとを備えているが、イヤホンマイク接続ジャック2の各端子は第1の実施の形態のものと全く同一の構成となっている。
なお、光録音回路15Bは、ジャック2の最も外側の端子、すなわち、リモコン用の端子27に接続されている。
【0065】
一方、そのイヤホンマイク接続ジャック2に差し込んで接続するイヤホンマイク5には、図4(A)に示すように、イヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51と、操作部52と、イヤホン53とを備えている。
【0066】
このうち、イヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)51及びイヤホン53は、第1の実施形態と同一構成となっている。
一方、操作部52には、マイク52A及びリモコンスイッチ52Bの他に、受光部52Cを備えており、この受光部52Cには、図4(B)に示すように、オーディオ機器4のOpt Outに接続された市販の光ケーブル40の一端のプラグ40Aが接続可能なジャック52Dと、プラグ40Aの先端の出射部(図示せず)から出射される光信号を受ける受光素子52Eとを備えた構成となっている。
【0067】
受光素子52Eは、リモコンスイッチ52Bと並列に設けられてリモコンスイッチ52Bからの出力信号と共通接続されており、この受光素子52Eにオーディオ機器4からの光信号が光ケーブル40、プラグ40Aを介して入力されるように構成されている。
【0068】
次に、本実施の形態に係る光録音動作について説明する。
この第2の実施の形態では、光録音動作を行う場合、
▲1▼リモコンスイッチ52Bからのリモコン信号を、リモコン端子27を介してリモコン制御回路15Aに出力し、光信号を記憶するモード状態に切換える。
▲2▼そして、この光録音モードを設定したときには、オーディオ機器4からの音楽などの音響信号に対応した光信号が光ケーブル40、プラグ40A(図4(B)参照)を介して受光素子52Eに伝播し、この受光素子52Eで電気(音響)信号に変換される。
▲3▼そして、この電気(音響)信号は、携帯電話機1内部において、リモコン端子27を介して光録音回路15Bへ出力され、この電気(音響)信号が光録音回路15Bから記録再生回路17へ入力されてそこで録音することができる。
【0069】
従って、本実施の形態によれば、携帯電話機1の本体1A側に受光素子を装備しなくても、光デジタル録音を行うことができる。しかも、第2スイッチ18及び第3スイッチ19を接続状態とし、記録再生回路17において録音中の音楽(音響信号)をLチャンネルアンプ14B及びRチャンネルアンプ14Cから出力することにより、録音中の音楽(音響信号)をイヤホン53でモニタ聴取することもできる。
【0070】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態における携帯電話機、変換アダプタ及びイヤホンマイクについて説明する。なお、この実施形態において、第1、第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図5は本発明の第3の実施の形態に係る携帯電話機1の概略構成及び電気的結線を示すブロック図、図6は同実施の形態に用いる変換アダプタ6を示す概略構成図である。
【0071】
本発明の第3の実施の形態では、オーディオ機器4からの光録音を行うものであり、携帯電話機1には第1、第2の実施の形態における携帯電話機1とは異なり、通話記録再生切換え回路15に、光録音回路15Bを備えているが、イヤホンマイク接続ジャック2の各端子は第1の実施の形態のものと全く同一の構成となっている。
なお、光録音回路15Bは、第2の実施の形態と同様に、ジャック2の最も外側の端子、すなわち、リモコン用の端子27に接続されている。
【0072】
一方、この実施形態では、携帯電話機1にオーディオ機器4及び市販のヘッドホン7を同時に接続させるため、専用の変換アダプタ6を装着させるようになっている。この変換アダプタ6は、図6に示すように、導体部61と、端子部62と、受光部63とを備えており、導体部61には、第1導体61A〜第6導体部61Fが先端部から順に配設されているとともに、端子部62には、第1端子62A〜第4端子62Dが設けられている。
【0073】
第1導体61Aは、イヤホンマイク接続ジャック2の第1端子21に接続されるようになっている。
【0074】
第2導体61Bは、図示外の内部配線を介してLチャンネル用の第1端子62Aに接続されており、イヤホンマイク接続ジャック2のLチャンネル用の第2端子22に接続されるようになっている。
【0075】
第3導体61Cは、図示外の内部配線を介してアース用の第3端子62C及び第4端子62Dに接続されており、イヤホンマイク接続ジャック2のアース用の第3端子23及び第4端子24に接続されるようになっている。
【0076】
第4導体61Dは、図示外の内部配線を介してRチャンネル用の第2端子62Bに接続されており、イヤホンマイク接続ジャック2のRチャンネル用の第5端子25に接続されるようになっている。
【0077】
第5導体61Eは、イヤホンマイク接続ジャック2のステレオ信号検出用の第6端子26に接続されるようになっている。第6導体61Fは、イヤホンマイク接続ジャック2の(リモコン信号及び)受光素子出力用の第7端子27に接続されるようになっている。
【0078】
なお、受光部63は、第2の実施の形態と同様の構成であり、図6(B)に示すように、オーディオ機器4のOpt Outに接続された市販の光ケーブル40の一端のプラグ40Aが接続可能なジャック63Aと、プラグ40Aの先端の出射部(図示せず)から出射される光信号を受ける受光素子63Bとを備えた構成となっている。なお、この受光部63には、図示外のリモコンスイッチを設け、この出力端子と受光素子63Bの出力端子を並列接続させることで、光録音時以外は、このリモコンスイッチで通話・録音・再生・切換え回路15の動作を制御することができる。
【0079】
一方、イヤホンマイク接続ジャック2に差し込んで接続する変換アダプタ6には、市販のヘッドホン7が接続されるようになっている。
このヘッドホン7には、一端にイヤホンプラグ71が取付けられているとともに他端にイヤホン72が取付けられている。
【0080】
イヤホンプラグ71には、先端から順に、Lチャンネル用の第1導体71A、Rチャンネル用の第2導体71B、アース用の第3導体71Cがそれぞれ設けられている。
【0081】
このうち、第1導体71Aは、図示外の内部配線を介してLチャンネル用のイヤホン72Lと接続されており、変換アダプタ6側のLチャンネル用の第1端子62Aと接続するようになっている。
【0082】
一方、第2導体71Bは、図示外の内部配線を介してRチャンネル用のイヤホン72Rと接続されており、変換アダプタ6側のRチャンネル用の第2端子62Bと接続するようになっている。
【0083】
アース用の第3導体71Cは、変換アダプタ6側のアース用の第3端子62C及び第4端子62Dと接続するようになっている。
【0084】
従って、この第3の実施形態によれば、携帯電話機1、変換アダプタ6、ヘッドホン7及びオーディオ機器4を用いて光録音動作を行う場合、記録媒体に記録された音楽情報などがオーディオ機器4で再生され、そのオーディオ信号に対応した光信号が受光部63で電気(音響)信号に変換されたのち、変換アダプタ6を介して、携帯電話機1側へ出力される。その後、第2の実施形態と同様にして、その電気(音響)信号が記録再生回路17で録音記憶される。
また、この録音中に、同時に第2スイッチ12B及び第3スイッチ12Cを接続状態に設定すると、記録再生回路17で録音中の音響信号をアンプ14B及びアンプ14Cから出力することにより、イヤホン72でモニタ聴取することができる。
【0085】
また、この第3実施形態によれば、受光素子内蔵の変換アダプタ6を用いれば、市販のヘッドホン7が接続可能であるから、わざわざ携帯電話機専用のイヤホンを用意しなくてもそれが使用できる。
さらに、この光録音中の音響信号を携帯電話機1の内蔵するレシーバ又はスピーカに出力すれば、使用者は録音状態をそのレシーバ又はスピーカでモニタ聴取することができる。
さらに、この光録音中の音響信号を携帯電話機1の後位機器接続用のコネクタ外部音声出力端子に出力すれば、使用者はその録音状態を後位機器でモニタ聴取することも可能となる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明では、携帯電話機器兼オーディオ用のイヤホンマイク用ジャックの各端子をスイッチ回路を介して各アンプに接続しており、録音専用のジャックを持たない携帯電話機器であっても、また、市販のステレオプラグを用いても、オーディオ機器などの外部機器からの音楽情報などを携帯電話機器側に録音することができる。
【0087】
また、その携帯電話機器に録音されていた音楽情報などの再生音などを、携帯電話機器兼オーディオ用のイヤホンマイク用ジャックをそのまま用いて、また、携帯電話機器専用のイヤホンを使用して、聴取することができる。
【0088】
従って、本発明によれば、市販のプラグをそのまま用いて、オーディオ機器などからのオーディオ信号を取込んで録音することができるので、携帯電話機器本体の大型化、コストの増大、ユーザの利便性の低下等をもたらす虞のない携帯電話機器を提供すること画できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機及びオーディオ機器を、市販のステレオケーブルで接続してオーディオ録音するときの状態を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る図1の携帯電話機に携帯電話機専用のイヤホンを接続した状態を示す構成ブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機及びオーディオ機器を、受光素子内蔵のイヤホンマイク及び光ケーブルにより光接続させて光録音するときの状態を示す構成ブロック図である。
【図4】(A)は図3に示す本発明の第2の実施の形態での光接続に使用する受光素子内蔵のイヤホンマイクを示す概略構成図、(B)はその要部構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る携帯電話機及びオーディオ機器を、変換アダプタ及び光ケーブルで接続してオーディオ録音するときの状態を示す構成ブロック図である。
【図6】(A)は図5に示す本発明の第3の実施の形態での光接続に使用する受光素子内蔵の変換アダプタを示す概略構成図、(B)はその要部構成図である。
【図7】従来の録音機能付き携帯電話機において、携帯電話機専用のイヤホンによる通話又は再生状態を示す概略構成図である。
【図8】図7に示す携帯電話機に備えた携帯電話機専用のステレオイヤホンジャックを示す概略構成図である。
【図9】図8に示す携帯電話機専用のステレオイヤホンジャックに使用する専用のステレオイヤホンプラグを示す概略構成図である。
【図10】市販のステレオプラグを示す概略構成図である。
【図11】従来の録音機能付き携帯電話機による録音時のオーディオ機器との接続状態を示す概略構成図である。
【図12】受光素子内蔵型の携帯電話機専用のイヤホンジャックを用いてオーディオ機器から携帯電話機に録音するときの状態を示す概略構成図である。
【図13】図12で用いた受光素子内蔵型の携帯電話機専用のイヤホンジャックを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1    携帯電話機
1A   本体
12   スイッチ回路
12A  第1スイッチ
12E  第5スイッチ
13   切換え制御部
14   アンプ部
14A  MIC用アンプ
14B  Lチャンネル用アンプ
14C  Rチャンネル用アンプ
14D  Lチャンネル録音用アンプ
14E  Rチャンネル録音用アンプ
15   通話記録再生切換え回路
15A  リモコン制御回路
15B  光記録回路(以下、光録音回路とよぶ)
16   無線回路
17   記録再生回路
18   アンテナ
2    イヤホンマイク接続ジャック
21   第1端子(マイク端子)
22   第2端子(Lチャンネル)
23、24
第3端子、第4端子(アース端子)
25   第5端子(Rチャンネル)
26   第6端子(ステレオ信号検出用)
27   第7端子(リモコン信号検出用)
3    市販のステレオプラグ
30   オーディオケーブル
31   Lチャンネル用導体
32   Rチャンネル用導体
33   アース用導体
4    オーディオ機器(例えばCDプレーヤ)
40A  プラグ
5    携帯電話専用のイヤホンマイク
51   イヤホンプラグ(又はイヤホンマイク接続プラグ)
51A〜51F
第1導体〜第6導体
52   操作部
52B  リモコンスイッチ
52C  受光部(受光素子)
52D  ジャック
52E  受光素子
53   イヤホン
6    変換アダプタ
61   導体部
61A〜61F
第1導体〜第6導体部
62   端子部
62A〜62D
第1端子〜第4端子
63   受光部

Claims (7)

  1. オーディオ記録再生機能を有し、イヤホンマイク用ジャックが備えられた携帯電話機器であって、
    受話音声及びオーディオ再生を行う再生部のLチャンネル出力端子とオーディオ記録を行う記録部のRチャンネル入力端子とを、又は受話音声及びオーディオ再生を行う再生部のRチャンネル出力端子とオーディオ記録を行う記録部のLチャンネル入力端子とを結合するとともに、
    前記イヤホンマイクからの信号が入力するイヤホンマイク用信号入力端子と前記記録部のLチャンネル入力端子とを、又は前記イヤホンマイクからの信号が入力するイヤホンマイク用信号入力端子と前記記録部のRチャンネル入力端子とを結合し、
    前記イヤホンマイク用ジャックと直接イヤホンマイク用プラグで接続したケーブルを介してオーディオ機器からのオーディオ記録及び再生を行うように構成したことを特徴とする携帯電話機器。
  2. オーディオの記録及び再生をおこなう記録再生部と、送話音声マイクアンプと、受話音声及びオーディオ再生用アンプと、オーディオ記録用アンプとを有するとともに、イヤホンマイク用ジャックが備えられた携帯電話機器であって、
    前記送話音声マイクアンプ入力端子と、前記受話音声及びオーディオ再生用アンプ出力端子と、オーディオ記録用アンプのRチャンネル及びLチャンネルの各入力端子とに、それぞれ、スイッチを接続して設け、
    前記イヤホンマイク用ジャックのLチャンネル音声出力端子を、前記オーディオ記録用アンプのRチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に、又は前記イヤホンマイク用ジャックのRチャンネル音声出力端子を、前記オーディオ記録用アンプのLチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に結合し、前記イヤホンマイク用ジャックのマイク音声入力端子を、前記オーディオ記録用アンプのLチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に、又は前記イヤホンマイク用ジャックのマイク音声入力端子を、前記オーディオ記録用アンプのRチャンネル入力端子に接続した前記スイッチの一端に結合し、
    変換アダプタを介在させずに前記イヤホンマイク用ジャックと直接イヤホンマイク用プラグで接続したケーブルを介して、オーディオ機器からのオーディオ記録及び再生を行うように構成したことを特徴とする携帯電話機器。
  3. 前記オーディオ機器からの再生音を入力して前記記録部又は前記記録再生部で記録中、その再生信号を内蔵レシーバへ出力するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機器。
  4. 前記オーディオ機器からの再生音を入力して前記記録部又は前記記録再生部で記録中、その再生信号を内蔵スピーカへ出力するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機器。
  5. 前記オーディオ機器からの再生音を入力して前記記録部又は前記記録再生部で記録中、その再生信号を後位機器接続用のコネクタの外部音声出力端子へ出力するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機器。
  6. 携帯電話機器の本体内部に、オーディオの記録及び再生を行う記録再生部を有するとともにイヤホンマイク用ジャックが実装され、かつ、前記イヤホンマイク用ジャックのリモコン信号用の入力端子にリモコン制御回路と光記録回路とを共通接続した、前記携帯電話機器に用いるイヤホンマイクであって、
    前記イヤホンマイクの本体内部にリモコン部を備えるとともに光記録用受光素子を実装し、
    前記イヤホンマイクの本体内部において、前記光記録用受光素子の出力端子を前記リモコン部のリモコン信号の出力端子に接続し、
    オーディオ機器の再生音信号を光ケーブルにより前記イヤホンマイク本体内部に設けた前記光記録用受光素子を介して前記携帯電話機器の本体内部の前記記録再生部で記録するとともに、前記携帯電話機器の本体内部の前記記録再生部での再生音を前記イヤホンマイク側で聴取するように構成したことを特徴とする携帯電話機器に用いるイヤホンマイク。
  7. 携帯電話機器の本体内部に備えたイヤホンマイク用ジャックを、一般オーディオ用ジャックと同一機能に変換させ、携帯電話機器に接続して使用する携帯電話機器用アダプタであって、
    前記携帯電話機器側に設けた記録用L側及びR側の各チャンネル用のアンプの入力端子とそれぞれ接続されるL側及びR側の各チャンネルの音声出力端子を備え、
    前記光デジタル記録用受光素子を実装し、
    その受光素子の出力と接続したリモコン信号出力端子を備え、
    前記オーディオ機器側で再生の再生音を携帯電話機器側の記録再生部で記録及び再生する際に、前記携帯電話機器に備えた前記イヤホンマイク用のジャックとオーディオ機器との間に介在させることを特徴とする携帯電話機器用アダプタ。
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