JP2005116122A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ROMマクロの行リダンダンシを利用した半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】行方向に延びる複数のワード線と、列方向に延びる複数のビット線とを備え、複数のワード線と複数のビット線との交差する位置に,それぞれスイッチング素子とプログラム素子の直列回路からなるメモリセルを配置したメモリセルアレイと、行方向に延びる入出力と同数のスペアワード線とビット線との交差する位置に,それぞれ直列回路を配置したリダンダンシメモリセルアレイと、メモリセルアレイの複数のワード線を駆動するロウデコーダと、複数のスペアワード線を駆動するロウデコーダ追加回路と、複数のビット線をプリチャージするプリチャージ回路と、プリチャージ回路に接続され、ビット線を選択するカラムセレクト回路と、カラムセレクト回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを検出するセンスアンプ回路とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に係り、特にリード・オンリ・メモリ(ROM)に行救済回路を組み込む技術に関する。
従来の半導体記憶装置においては、ROMのデータ内容はビア(via)あるいはコンタクトの有無で決まる。或いは又、トランジスタのしきい値電圧(Vth)調整用のイオン注入におけるドーズ量の大小できまる。ROMのデータ内容は、製品毎に自由に設計可能であるため、このROMのデータ内容を救済する回路には汎用性が求められる。従来技術では、救済回路を誤り符号訂正(ECC)回路等の追加回路により構成する。ところが、ECC回路を構成しようとすると回路規模の増大が無視できない程大きくなる。例えば8ビット出力(IO)のROMにECC回路を付けたとすれば、追加で4ビット必要となる。このことは、メモリセルの総数が1.5倍になることを意味する。従って、通常では許容できない面積増加となる。ユーザがプログラムビアをプログラムするため、救済回路を構成することは、ECCビット(bit)の追加等大幅な回路増加と考えられる。
一方、アクセスタイムに関しても、データパスに追加の回路が挿入されるため、この追加の回路におけるデータ遅延が生ずる。更に、追加の回路内において、異なるビット間での演算が必要となるため、更に、アクセスタイムが遅くなり、アクセスタイムの増加分は許容できない程度にまで増大する。
一方、1本のビット線をディスチャージするメモリセルの数が、ビット線に接続されたメモリセルの半数を超える場合には、ビット線に接続されたメモリセルに、書き込み要求とは反対の論理データを書き込むことを特徴とする読み出し専用メモリのデータ書き込み方法については、既に開示されている(特許文献1)。この読み出し専用メモリは、ビット線方向にオフとなるセルが多く配列されるように論理を反転し、ビット線端部にインバータを通るか、迂回するかを選択するコンタクトを有する点に特徴がある。また、メモリセルトランジスタのオフリーク電流の削減による安定性が開示されている。
或いは又、オン/オフ制御可能なメモリセルを削減して消費電力を低減し、常時オフ状態のメモリセルにおいて、ビット線およびワード線にできるだけ負荷(電荷)容量を加えないような構成としてメモリセルのアクセスタイムを高速化した半導体記憶装置についても、既に開示されている(特許文献2)。この半導体記憶装置は、複数のビット線をYデコーダ出力で制御されるスイッチを介して1本の線に束ね、センスアンプ出力を反転するか否かを入力線のコンタクトで設定し、選択時にオフ状態となるセルがビット線方向で多くなるように設定して、消費電力を小さくする点に特徴がある。
更に又、半導体記憶装置の基本構造としては、「従来型拡散層プログラミングROM」、2層構造のビアを有する構造において、2層目のビアにコンタクトを取る「VIA−2コンタクトプログラミングROM」、更にメモリセルのレイアウトに工夫を施した「新型(NEW)VIA−2コンタクトプログラミングROM」が知られている(非特許文献1)。
特開平7−249297号公報 特開平9−120693号公報 ワイ・カイ・チェン編、"VLSIハンドブック",IEEEプレス,p.48−6〜48−7,2000年(WAI-KAI CHEN Editor in-Chief," THE VLSI HANDBOOK", A CRC Handbook Published in Cooperation with IEEE Press,pp.48-6―48-7, 2000)
一般にROMは上記の問題のために、救済回路を備えるものは極めて少ない。従来のROMでは、nチャネルトランジスタで構成されたメモリセルトランジスタのドレインとビット線をコンタクトあるいはビアで接続することで、プリチャージされたビット線を放電してロウ(L)レベルを読み出し、接続しないことでプリチャージレベルのハイ(H)レベルをセンスアンプで読み出すことにより、ROMデータを決めている。ここで従来の回路構成においては、ROMデータの殆どが論理“0”に設定されているビット線が存在した場合、このビット線には次のような問題点がある。このビット線において、ハイ(H)レベルを読み出そうとした場合、ROMデータの殆どが論理“0”に設定されているため、オフ(OFF)になっているメモリセルのnチャネルトランジスタに流れるオフリーク電流の総計が大きくなる。このため、消費電力も大きくなるが、更に、オフリーク電流の総計が大きくなることで、ハイ(H)レベルを正しく読み出せない可能性がある。また、ROMデータの殆どが論理“0”に設定してあれば、プログラムビアあるいはコンタクト数が多大な場合、コンタクトに起因したプロセス不良に敏感になり、製品の歩留りを低下させることにつながる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とする所は、ROMマクロの行リダンダンシを利用した半導体記憶装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、(イ)行方向に延びる複数のワード線と、列方向に延びる複数のビット線とを備え、複数のワード線と複数のビット線との交差する位置に,それぞれスイッチング素子とプログラム素子の直列回路からなるメモリセルを配置したメモリセルアレイと、(ロ)行方向に延びる出力と同数のスペアワード線とビット線との交差する位置に,それぞれ直列回路を配置したリダンダンシメモリセルアレイと、(ハ)メモリセルアレイの複数のワード線を駆動するロウデコーダと、(ニ)複数のスペアワード線を駆動するロウデコーダ追加回路と、(ホ)複数のビット線をプリチャージするプリチャージ回路と、(へ)プリチャージ回路に接続され、ビット線を選択するカラムセレクト回路と、(ト)カラムセレクト回路に接続され、メモリセルに記憶されたデータを検出するセンスアンプ回路とを備える半導体記憶装置であることを要旨とする。
本発明の半導体記憶装置によれば、救済行は出力(IO)の数と同数なので、救済回路の占有率がECCなどの方式に比べて極めて小さく、かつ、救済行の動きはユーザデータによらず一定のプログラムビアで表され、従って、ECCなどに比べて簡単にデータを作り出すことができる。更に、列(カラム)系に追加回路が生じないので、アクセスタイムへの影響が極めて小さい。更にビット線の信号を反転する信号反転出力回路と組み合わせることによって、ROMデータを論理“0”に設定するプログラムビア或いはコンタクト数を削減することができる。これにより、半導体装置の歩留まりを向上することができる。
本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置は、ROMのリダンダンシ回路に適用される点に特徴を有する。行アドレスの救済のために、出力線数(IO線数)と同数の行を使用すると共に、その各行には出力(IO)毎にロウ(L)データがプログラムされている。行アドレス信号と救済情報を比較した信号により、救済行を通常の動作行と同時に駆動し、対応するビット線BLをロウ(L)レベルに強制駆動することにより、“0”データ読み出し不良、即ち、ビット線BLがロウ(L)にならない動作モードを救済する。ビアプログラムを想定するマスクROMのロウ(行)リダンダンシを実現する救済回路において、各データ出力(IO)毎にビット線(BL)にプリチャージされた電荷を引き抜くトランジスタを有する。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術思想を下記のものに特定するものではない。この発明の技術思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態としてのROMの全体ブロック構成を示す。図1に示すように、ROMは、メモリセルアレイ10とリダンダンシメモリセルアレイ26とから構成されるROM領域と、行選択用のロウデコーダ20およびリダンダンシメモリセルアレイ26を選択するためのロウデコーダ追加回路28と、ロウアドレス制御のためのアドレス制御回路22と、列方向のビット線をプリチャージするためのプリチャージ回路12と、列方向のビット線を選択するためのカラムセレクト回路14と、信号を検出するためのセンスアンプ回路16と、検出した信号を増幅再生するための出力バッファ回路18と、リードコントロール回路24と、アドレス制御回路22からの信号とリードコントロール回路24からの信号を比較し、ロウデコーダ追加回路28に出力する救済アドレス比較回路30とを備える。
上記アドレス制御回路22に対しては、行アドレス信号RA(y−1)―RA(0)を伝送するy本の行アドレス信号線が接続され、y本の出力線がロウデコーダに接続されている。リードコントロール回路24に対しては、列アドレス信号CA(x−1)―CA(0)が伝送されるx本の列アドレス信号線が接続され、又クロック信号CLKおよびチップイネーブル信号CENが入力されている。更に又、リードコントロール回路24からは、プリチャージ回路12に対してプリチャージ信号PRECH,カラムセレクト回路14に対してカラムセレクト信号CLS,センスアンプ回路16に対してセンスアンプイネーブル信号SAE,出力バッファ回路18に対して出力バッファイネーブル信号OLEが与えられ、救済アドレス比較回路30に対しては、列アドレス信号CA(x−1)―CA(0)、行アドレス信号RA(y−1)―RA(0)およびクロック信号CLKに相当する信号が与えられ、ロウアドレス信号をロウデコーダ追加回路28に出力する。ロウデコーダ追加回路28は、救済アドレス比較回路30からのロウアドレス信号を受信して、リダンダンシメモリセルアレイ26の指定されたワード線WLを選択する。ロウデコーダ追加回路28の出力線の数は、図1中に示すように、m本であり、出力データ線の本数mに等しい。更に出力バッファ回路18には、m本の出力信号線O(m−1)―O(0)が接続されている。
ROMは、列アドレス信号CA(x−1)―CA(0)が伝送される列アドレス信号線が選択され、選択されるビット線BLを確定させた状態で、この選択されたビット線が充電される。その後、クロック信号CLKを入力すると、行アドレス信号RA(y−1)―RA(0)で指定されたアドレスのワード線WLが選択され、対応するメモリセルのnチャネルトランジスタがONする。その時、ビアの有り/無しでビット線BLが放電されるか否かが決まる。そして、そのビット線BLのデータは、カラムセレクト回路14、センスアンプ回路16、出力バッファ回路18を通ってm本の出力信号線O(m−1)―O(0)に読み出される。チップイネーブル信号CENは、ROMの動作もしくは待機のどちらかを選択するための信号であり、チップイネーブル信号CENがディセーブル(待機)になっていれば、クロック信号CLKが入力されても読み出し動作は行われない。
本発明のROMの特徴的な救済動作は以下の通りである。即ち、行アドレス信号RA(y−1)―RA(0)および列アドレス信号CA(x−1)―CA(0)で決まる入力アドレス信号(RA,CA)が確定し、クロック信号CLKを入力してデータを読み出す時に、不良となったアドレス(即ち、“0”にならない)が選択された場合、救済のために、同じROMコードを設けてあるリダンダンシメモリセルアレイ26の対応するアドレスを選択して正しいデータ(“0”)を読み出すという動作を実行している。
各ブロックの機能は以下の通りである。アドレス制御回路22は、行アドレス信号を行アドレス信号RA(y−1)―RA(0)において取り込む。ロウデコーダ20は、行アドレス信号をデコードして指定されたワード線WLを選択する。リードコントロール回路24は、上述の通り、各ブロックへの内部コントロール信号を送る。メモリセルアレイ10は、ROMコードの記憶ブロックに相当する。プリチャージ回路12は、メモリセルアレイ10からデータを読み出す前に、ビット線BLをプリチャージする。例えば、ハイ(H)レベルにしておく。カラムセレクト回路14は、入力される列アドレス信号CA(x−1)―CA(0)によって指定されたビット線BLを選択する。センスアンプ回路16は、メモリセルアレイ10からビット線BLに読み出されたデータを増幅して、出力バッファ回路18に伝達する。出力バッファ回路18は、センスアンプ回路16からのデータを出力する。
救済アドレス比較回路30は、不良となったアドレスが選択された場合、ロウデコーダ追加回路28に対して、リダンダンシメモリセルアレイ26を選択するロウアドレス信号を送る。ロウデコーダ追加回路28は、救済アドレス比較回路30からのロウアドレス信号を受けて、リダンダンシメモリセルアレイ26の指定されたワード線WLを選択する。
リダンダンシメモリセルアレイ26は、不良となったアドレスを救済するための予備メモリセルアレイを構成する。
(基本セル構造)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の基本メモリセル構造としては、「背景技術」の欄で説明した「従来型拡散層プログラミングROM」、「VIA−2コンタクトプログラミングROM」、「新型(NEW)VIA−2コンタクトプログラミングROM」の構造のいずれも適用可能である。更に、「従来型拡散層プログラミングROM」に代えて、最も基本的なヒューズの切断を利用するROM構造も適用可能であることはもちろんである。本発明の実施の形態に係るROMリダンダンシ救済回路を利用する半導体記憶装置においては、従来から知られているメモリセルの基本構造はいずれも適用可能である。
図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置に使用するメモリ素子の基本的な回路構成は、ビット線BLjとワード線WLiとの交差部分に接続される金属酸化物半導体(MOS)トランジスタNijとMOSトランジスタNijのドレインとビット線BLjとの間に接続されるプログラム素子(PGV)32、34から成り立っている。ビット線BLjはビット線コンタクトホール36を介してメモリセルアレイ10の外部回路であるプリチャージ回路12、カラムセレクト回路14、センスアンプ回路16等に接続されている。ワード線WLiはワード線コンタクトホール38を介してメモリセルアレイ10の外部回路であるロウデコーダ20に接続されている。図2(a)は、オープン状態のプログラム素子32を備える場合の回路表現に相当し、図2(b)はショート状態のプログラム素子34を備える場合の回路表現に相当している。
図2において、プログラム素子(PGV)の導通の有無によってROMデータが保持されることになる。即ち、例えば、図2(a)の回路図に示される通り、オープン状態のプログラム素子32を有する場合には、ビット線BLjはハイレベル(H)状態になり、ROMデータ“1”が記憶される。図2(b)の回路図に示される通り、ショート状態のプログラム素子34を有する場合には、ビット線BLjはロウレベル(L)状態になり、ROMデータ“0”が記憶される。
図3は本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイ10の一部分を取り出した、1×4マトリックスの回路表現を示す。図3において、MOSトランジスタNij-1,Nij,Nij+1,Nij+2はワード線WLiに共通接続され、またそれぞれのドレインにおいてプログラム素子(PGV)を介してビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2に接続されて、1×4マトリックスの回路を構成している。
図3の例では、MOSトランジスタNij-1,Nij,Nij+1,Nij+2に対して、それぞれ左からオープン、オープン、ショート、ショート状態のプログラム素子が接続された例が示されている。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイ10の一部分を取り出した、2×4マトリックスの回路表現に対応する模式的平面パターン図を示す。ワード線WLi に関係する1×4マトリックスの部分については、図3に対応しており、更にワード線WLi+1の関係する部分も描かれている。ワード線WLiにゲートを共通に接続されるMOSトランジスタNij-1,Nij,Nij+1,Nij+2は、図3に対応するプログラム素子PGVがそれぞれ左から、オープン、オープン、ショート、ショート状態にプログラムされていることから、図4の平面パターン図においても、ビット線との間のプログラムビアを表すビット線コンタクトCBの有無によってオープン/ショート状態が表現されている。それぞれのMOSトランジスタのソースはソース線コンタクトCSを介して、接地ライン(GND)に共通に接続されている。ワード線WLi,WLi+1はポリシリコンで形成され、それぞれビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2と直交する方向に配置されている。
図5(a),(b)は、図4の平面パターン図においてI−I線およびII−II線に沿う模式的素子断面構造図を示す。図5に示す構造は、プログラムビア或いはプログラムコンタクトの有/無によってROMのメモリ状態を定義する最も基本的な模式的構造図を示している。更に前述のVIA−2コンタクトプログラミングROM構造或いは新型(NEW)VIA−2コンタクトプログラミングROM構造に拡張することも可能である。もちろん従来型拡散層プログラミングROM構造を適用しても良いことは前述の通りである。図5(a)に示す構造は回路表現上は図2(a)に対応しており、オープン状態のプログラム素子32を有する例を表しており、図5(b)に示す構造は回路表現上は図2(b)に対応しており、ショート状態のプログラム素子34を有する例を表している。図5(a),(b)において、nチャネルMOSトランジスタ部分の構造は共通である。即ち、図5(a),(b)において、MOSトランジスタ部分は、p型半導体基板300と、p型半導体基板300に対して素子分離領域302として配置されるシャロー・トレンチ・アイソレーション(STI)と、n型ソース・ドレイン拡散層304と、ゲート絶縁膜上に配置されるゲート電極306と、ソース電極に接続される接地ライン(GND)と、ゲート電極306に接続されるワード線WLiとを備える。プログラム素子(PGV)は、図5(a)のオープン状態の場合には、ビット線とドレイン電極との間に何も接続しないことによって実質的に配置され、図5(b)のショート状態の場合には、ビット線BLjとドレイン電極との間にビア(VIA)コンタクト310を設定することによって実質的に配置される。ビア(VIA)コンタクト310は、ビット線BLjとMOSトランジスタのドレイン領域との間を電気的に接続して、ショート状態のプログラム素子34を形成しており、結果として、図2(b)の回路構成が実現されている。
(製品製造工程における行リダンダンシ救済工程)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置において、行(ロウ)リダンダンシ救済工程を説明する。ユーザのROMデータが決定してから製品を出荷するまでのフローは、図6に示すように、ステップST0〜ST12までのフローチャート図として模式的に表すことができる。
(a)ステップST0でスタート後、ステップST1において、ユーザがROMデータを作成する。
(b)ステップST2において、ユーザが作成したROMデータに基づいて、プログラムコンタクト用のマスクを作成する。
(c)ステップST3において、本発明の半導体記憶装置の製造工程の一工程において、プログラムコンタクト用のマスク工程を含む製造工程を経て、シリコンペレットを作成する。
(d)ステップST4において、LSIを作成後、ROMのファンクションテストにおいて“0”にならない不良があるかどうかを判断する。
ステップST4において、ROMファンクションテストの結果、OKであるならば、救済工程は不要であることから、アセンブリ工程ST9に進む。
(e)ステップST4において、ROMファンクションテストの結果、NGであるならば、ステップST5に進む。
(f)ステップST5において、“0”にならない不良がある場合、ステップST6に進み、不良となったアドレスをリダンダンシメモリセルアレイ26によって救済する。具体的には、例えば、リダンダンシメモリセルアレイ26内の不良となったアドレス、入出力(IO)に対応するメモリセルのプログラム素子をオープン状態にする。
(g)ステップST5において、“0”にならない不良がない場合、ステップST8に進み、停止し、この半導体記憶装置は廃棄され、ステップST12に進み終了する。
(h)ステップST6における救済工程後、ステップST7において、ROMのファンクションテストを実行し、NGであれば、ステップST9に進み、停止し、この半導体記憶装置は廃棄され、ステップST12に進み終了する。OKであれば、ステップST9のアセンブリ工程後、ステップST10のファイナルテストの結果OKであれば、ステップST12に進み終了する。NGであれば、ステップST11に進み、停止し、この半導体記憶装置は廃棄され、ステップST12に進み終了する。即ち、ステップST9におけるアセンブリ工程後、ステップST10におけるファイナルテストで問題無ければ、その製品は良品として出荷される。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置およびメモリ行救済回路は、上記一連のフローチャートに示すロウリダンダンシ救済工程を経て、最終的にアセンブリされ製品化される。
(半導体記憶装置および行救済回路の具体的回路構成)
図7は本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の具体的な回路構成図を示す。図1に示した第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の全体ブロック構成図において、メモリセルアレイ10と、リダンダンシメモリセルアレイ26と、プリチャージ回路12と、カラムセレクト回路14と、センスアンプ回路16の各ブロックを具体的な回路構成として表現したものである。
メモリセルアレイ10は、4×4のマトリックス回路として表現されている。各メモリセルは、4本のワード線WLi-1,WLi,WLi+1,WLi+2と、4本のビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2の交差する位置に配置されている。メモリセルはMOSトランジスタとプログラム素子(PGV)から構成される。プログラム素子の一端がビット線BLに接続され、他端がMOSトランジスタのドレインに接続され、MOSトランジスタのソース接地ライン(GND)に接続され、プログラム素子(PGV)の導通/非導通によってROMデータが記憶される。
リダンダンシメモリセルアレイ26は、2本のスペアワード線SP1,SP0と4本のビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2からなる2×4マトリックス回路構成を有する。スペアワード線SP1にはMOSトランジスタNSP1,j-1,NSP1,j,NSP1,j+1,NSP1,j+2のゲートが接続され、それぞれのMOSトランジスタのドレインはビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2との間にプログラム素子(PGV)を接続している。図7の例では、左から順にオープン,オープン,ショート,ショートとなるようにプログラムされている。同様に、スペアワード線SP0にはMOSトランジスタNSP0,j-1,NSP0,j,NSP0,j+1,NSP0,j+2のゲートが接続され、それぞれのMOSトランジスタのドレインはビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2との間にプログラム素子(PGV)を接続している。図7の例では、左から順にショート,ショート,オープン,オープンとなるようにプログラムされている。
点線で囲まれた部分が本発明の第1の実施の形態において追加された行救済回路である。図7の回路構成の場合、メモリセルアレイ10の行方向のワード線が4本、列方向のビット線が4本であることから、行(ロウ)アドレスは2ビットであり、2入出力(IO)D0,D1を有することから、列(カラム)アドレスは1ビットの場合に相当することになる。
メモリ行救済回路は、プログラムビアの未開孔によるロウ(L)データ読み出し不良を救済する機能を有する。リダンダンシメモリセルアレイ26は、メモリセルアレイ10に対して、行方向に入出力(IO)のビット数分だけ、メモリセルアレイ10と同様の回路構成を増加させたものに相当する。即ち、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置は、通常のROM回路に加えて、救済用の行(ワード線)を入出力(IO)のビット数と同じ数だけ有している。各入出力(IO)毎に同一のスペアワード線SP1,SP0により駆動されるメモリセルを有するようにプログラムする。この追加されたリダンダンシメモリセルアレイ26の部分はメモリセルアレイ10の部分と全く同一の形状で形成することが可能である。従って、単なるメモリセルアレイ10の拡張と同じであり、生産性が良い。本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置においては、図1のブロック構成図或いは図7の具体回路図に示すように、メモリセルアレイ10とプリチャージ回路12との間にリダンダンシメモリセルアレイ26を配置することによって、アレイの拡張を容易に実現することが可能となる。図7に示す例において、行アドレスは2ビットであり、4本のワード線WLi-1,WLi,WLi+1,WLi+2を対象としている。入出力(IO)数は2個(D0,D1)であることから、救済行は、SP1,SP0の2本存在することになり、列アドレスは1ビットである。
図1のプリチャージ回路12は、図7において、プリチャージ信号線PRECHLとビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2との交差する位置に配置されたプリチャージトランジスタPj-1,Pj,Pj+1,Pj+2によって示されている。
図1のカラムセレクト回路14は、図7において、カラムセレクト信号線CSL1とビット線BLj,BLj+2との交差する位置に配置されたビット線選択トランジスタNBLj,NBLj+2およびカラムセレクト信号線CSL0とビット線BLj-1,BLj+1との交差する位置に配置されたビット線選択トランジスタNBLj-1,NBLj+1によって示されている。
図1のセンスアンプ回路16は、図7において、センスアンプイネーブル信号線SAELに接続され、センスアンプイネーブル信号SAEによって駆動されるトライ・ステート・インバータ40と、このトライ・ステート・インバータ40と逆並列に接続されたインバータ42によって示されている。更に、図7から明らかなように、ビット線BLj-1とビット線BLjは、出力D0を共通にしており、ビット線BLj+1とビット線BLj+2は、出力D1を共通にしており、出力線の本数が削減されている。
図7において、前述の通り、救済行がスペアワード線SP0,SP1の2本であることから、2本のカラムセレクト信号線CSL0とCSL1が配置されることになる。この時、メモリ行救済回路を構成するMOSトランジスタにおいて、同一のスペアワード線SP1に接続されるMOSトランジスタNSP1,j-1,NSP1,j,NSP1,j+1,NSP1,j+2、および同一のスペアワード線SP0に接続されるMOSトランジスタNSP0,j-1,NSP0,j,NSP0,j+1,NSP0,j+2のそれぞれのプログラムビアは、同一の入出力(IO)に属するものは、その出力(IO)番号に対応する救済行に同一のプログラム状態を割り当てている。
この救済行のスペアワード線SP0が出力(IO)のD0を救済するとすれば、MOSトランジスタNSP0,j-1,NSP0,jのプログラムビアを短絡(ショート)状態にプログラムし、MOSトランジスタNSP1,j-1,NSP1,jのプログラムビアを開放(オープン)状態にプログラムする。スペアワード線SP1に属するメモリセルは出力(IO)のD1を救済することになるため、MOSトランジスタNSP1,j+1,NSP1,j+2のプログラムビアが短絡状態にプログラムされ、MOSトランジスタNSP0,j+1,NSP0,j+2のプログラムビアが開放(オープン)状態にプログラムされる。
以上の説明における行救済回路を構成するリダンダンシメモリセルアレイ26のリダンダンシを実現するためのプログラム方式は、メモリセルアレイ10にプログラムされるユーザデータとは無関係であり、出力(IO)の構成によってのみ決定される。
図7において、センスアンプSAを構成する回路はさまざま考えられる。この例に限定されるものではない。一例として、センスアンプ回路を構成するトライ・ステート・インバータ40は、図8(a),(b)に示されるようなゲート回路構成を有する。即ち、図8(a)のトライ・ステート・インバータ40は、図8(b)に示すように、インバータ44と46の直列接続に対して、中間点に信号φを入力して、その反転出力φバーを得るゲート回路と等価である。更に、トライ・ステート・インバータ回路40は、図9(a),(b)に示すように、具体的な回路構成例として表現することができる。図9(a)は、電源電圧VDDと接地電位との間に接続されたpチャネルMOSトランジスタ48とnチャネルMOSトランジスタ50からなるCMOSインバータと、pチャネルMOSトランジスタ54とnチャネルMOSトランジスタ52からなるトランスファーゲートとして機能するCMOS半導体スイッチとの直列回路によって構成されるトライ・ステート・インバータ回路を表している。一方、図9(b)は、電源電圧VDDと接地電位との間に接続され、pチャネルMOSトランジスタ56,58とnチャネルMOSトランジスタ60,62からなるスイッチドCMOS若しくはゲーテッドCMOS構成のトライ・ステート・インバータ回路を表している。図9(a),(b)のトライ・ステート・インバータ回路はいずれも入力信号Viに対して出力信号Voを得る際に、信号φ、φバーをCMOS半導体スイッチ或いはゲーテッドCMOSのゲートに印加することで動作する。また別の例として、図8(c)に示す回路をセンスアンプSAに使用しても良い。これは入力信号Viを駆動力の小さいpMOSでプルアップした回路である。この回路はレベル駆動となる。
(リダンダンシ動作を伴わない通常ROM動作)
まず、メモリ行救済回路のリダンダンシ動作を伴わない通常動作を説明し、次にリダンダンシ動作を説明する。
(a)図7において、プリチャージ信号線PRECHLを駆動して、プリチャージトランジスタPj-1,Pj,Pj+1,Pj+2を導通させ、ビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2をプリチャージする。
(b)ワード線WLi-1,WLi,WLi+1,WLi+2をオープン(開放)状態にする。
(c)次に、例えば、特定のワード線WLiを駆動して、メモリセルトランジスタを導通させて、メモリセルトランジスタによるビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2のディスチャージ(放電)を実行する。
(d)カラムセレクト信号線CSL1,CSL0を選択して、ビット線選択トランジスタNBLj-1,NBLj,NBLj+1,NBLj+2を選択する。
(e)センスアンプイネーブル信号線SAELに対して、センスアンプイネーブル信号SAEを駆動する。
(e)ビット線選択トランジスタNBLj-1,NBLj,NBLj+1,NBLj+2によって選択されたビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2の放電状態の情報をデータ入出力(D0,D1)に読み出す。
(メモリ行救済回路のリダンダンシ動作方法)
ビット線BLがロウ(L)レベルにならない不良、即ちプログラムビアが未開孔のためにロウ(L)レベルデータ読み出し不良となる場合における本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のリダンダンシ動作は以下の通りである。
(a)図7において、通常通り、プリチャージ信号線PRECHLに印加するプリチャージ信号PRECHをロウレベル(L)にアサートし、pチャネルMOSトランジスタによって構成されたプリチャージトランジスタPj-1,Pj,Pj+1,Pj+2を用いて、各ビット線BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2をプリチャージする。このとき、センスアンプイネーブル信号線SAELをネゲート(無効に)し、センスアンプSAのラッチを一旦解除する。
(b)読み出しアドレスで決まるワード線WLをハイレベル(H)にすると、良品のビットで“0”、即ち、ビット線BLのレベルがロウレベル(L)がプログラムされているセルは、そのnチャネルMOSトランジスタを通じてビット線BLがディスチャージされ、ロウレベル(L)になる。
(c)この時“0”に成らない不良ビットはビット線BLをディスチャージできないので、このビット線BLはハイレベル(H)のままになってしまう。
(d)この時、不良アドレス保持回路31とアドレス比較回路33とから構成される救済アドレス比較回路30が、救済アドレスと入力されたアドレスADDR0,ADDR1を比較し、一致すれば、IO番号で決まる救済行駆動信号SPWL0,SPWL1の内、どちらか一方をアサートする。
(e)そのIO番号で決まる救済行駆動信号SPWL0,SPWL1により、不良ビットを含むビット線BLは対応するスペアワード線SP1若しくはSP0がハイレベル(H)に駆動され、リダンダンシセルにより強制的にビット線BLをロウレベル(L)にすることができる。
(f)その後、通常通りのシーケンスで読み出しアドレスで決まるカラムセレクト信号CSLをハイレベル(H)にして、通常のアクセスにてセンスアンプ回路(SA)にデータが取り込まれる(リダンダンシ完了)。このとき、センスアンプイネーブル信号線SAELをアサートし、データをセンスアンプSAがラッチする。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のメモリ行救済回路のリダンダンシ動作方法においては、各救済行は独立して動作可能である。或いは又、各救済行を同時に動作させても良い。更に又、同一アドレス複数ビットの不良も救済可能である。
センスアンプ回路16の方式は、様々な回路方式が考えられる。本発明の第1の実施の形態に示した回路方式は一例であって、これに限られるものではない。本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置およびメモリ行救済回路はセンスアンプの回路方式には制約を受けることは無く、独立に動作可能であることも明らかである。
(ロウデコーダの追加回路部)
図1に示したロウデコーダ追加回路28の具体的な回路構成は、図10の点線部分に示すように、リダンダンシメモリセルアレイ26を駆動するための回路として構成される。即ち、図10において、点線の枠内がスペアワード線SP1,SP0のためのドライバ回路100およびアドレス入力回路102に相当する。その他の部分は、ワード線WLi-1,WLi,WLi+1,WLi+2を駆動するためのドライバ回路およびアドレス入力回路に相当している。ワード線WLi-1,WLi,WLi+1,WLi+2或いはスペアワード線SP0,SP1を駆動するドライバ回路はNANDゲート90とインバータ92によって構成されている。アドレス入力回路は、インバータ94、96が直列接続された部分と、インバータ94,96,98が直列接続された部分から構成されている。図10に示された回路は図1に示すロウデコーダ20とロウデコーダ追加回路28とを組み合わせた回路形式となっており、ロウデコーダ回路20、ロウデコーダ追加回路28はいずれも基本回路構成は実質的に同一である。ロウデコーダ追加回路28の部分を設けたことよる回路増加は、ロウデコーダ20に対してスペアワード線SP0,SP1のドライバ回路の増加分のみである。
図10に示す回路構成の動作上、ワード線昇圧信号WLUPによって、スペアワード線SP0,SP1の動作に無関係な端子を固定した物とすることが可能となる。つまり、ロウデコーダのレイアウトも簡単に作成できることに特徴を有する。
(救済アドレス比較回路)
救済アドレス比較回路30は、図11に示すように、ビット線をロウレベルにできない不良メモリセルのアドレスを保持する不良アドレス保持回路31と、保持されたアドレスをアドレス入力ADDR0,ADDR1と比較し、比較結果により入出力の救済行を駆動するアドレス比較回路33とから構成される。
図11内において、不良アドレス保持回路31は、ヒューズ116と、抵抗118,120,122と、3個のDタイプフリップフロップ114とから構成される。又、アドレス比較回路33は、アドレス入力ADDR0,ADDR1を受信するインバータ112,110と、2個のエクスクルーシブNOR回路108と、ANDゲート104とから構成される。更に、救済アドレス比較回路30は、図11に示すように、2個のインバータ106と、2個のANDゲートとを含む。
救済アドレス比較回路30における救済アドレス比較動作は以下のとおりである。
(a)電源投入時にヒューズ116のデータをラッチする。
(b)次に、この保持されたデータと、アドレス入力ADDR0,ADDR1とをエクスクルーシブNOR回路108で比較する。
(c)比較結果が一致すると、IO番号を保持しているヒューズ116のデータにより、スペア信号SPWL0,SPWL1の内、一方をアサ―トし、スペアワード線SP0,SP1が動作可能となる。
救済アドレス比較回路30は、常時いずれかの行アドレスを選択することを特徴とする。図11に示す救済アドレス比較回路30は、不良アドレス保持回路31において救済行を記憶し、この記憶されたデータをアドレス比較回路33において、入力されたアドレスと比較する回路の一例である。救済行を記憶し、かつ救済される入出力(IO)の番号も記憶しなければならない。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置は、プログラムビアによるプログラムを想定したマスクROMの行(ロウ)リダンダンシを実現する回路方式に特徴を有する。各入出力(IO)毎にビット線BLにプリチャージされた電荷を引き抜くトランジスタを有する。入力アドレスとの比較を行いビット線BLからロウレベル(L)が読めないビットと対応が取れるアドレスであれば、スペアワード線SP0,SP1を駆動して、引き抜き回路としてのリダンダンシメモリセルアレイ26を動作させる。メモリセルアレイの面積増加は入出力(IO)数と同数の行数の増加であり、1%以下である。スペアセルは単なる行数の拡張なので、レイアウトしやすい。ECCと違いデータ回路に演算が必要ないので動作タイミングに対するペナルティが少ない。プログラムビアの未開孔不良を救済できる。開孔不良(不必要なビア(VIA)が開孔されること)は救済できないが、現実のプロセスでは見開孔不良の割合が高い。従って、現実のプロセスでは高い救済率が期待できる。同一アドレス複数ビットの不良も救済可能である。後述の、ビット線BLのプログラム論理を反転させ、ビア(VIA)を減少させる第2の実施の形態と組み合わせると救済率を増加させることができる。本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置によれば、救済行は入出力(IO)の数と同数なので、救済回路の占有率がECCなどの方式に比べて極めて小さく、かつ、救済行の動きはユーザデータによらず一定のプログラムビアで表され、従って、ECCなどに比べて簡単にデータを作り出すことができる。更に、列(カラム)系に追加回路が生じないので、アクセスタイムへの影響が極めて小さい。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置によれば、行アドレス部分の行デコーダ回路以降の回路は、通常動作でも、救済動作でも、同じタイミングで動作可能であるため、救済動作が通常動作を止めることなく実行でき、従って、回路が単純になり高速動作を実現することができる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置によれば、ROMのメモリセアレイの単純な拡張により、スペアセルを作り出すことが可能となり、簡単にレイアウト構成でき、また、ワード線WLのドライバも通常行と同じレイアウト構成が可能であるため、救済機能の追加による面積の増加は極めて少ない。
一方、現実のLSIの不良ではビア(VIA)あるいはコンタクトが未開孔でビット線BLがロウ(L)にディスチャージされない“0”読み出し不良が支配的であるが、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置によれば、この種類の不良が救済可能であり、大多数の不良が救済可能となる。ここで、「“0”読み出し不良」とは、期待値が“0”であるが、“1”を読み出してしまう不良をいう。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置によれば、通常セルでの良品に対しても救済回路を動作させる動作方式を採用することにより、イネーブルビット(EnableBit)を省略可能であり、従って、追加される救済ヒューズ(FUSE)の数を削減することができる。尚、本発明の第1の実施の形態においては、スペア信号SPWL0或いはSPWL1の内、一方を動作させているが両方同時に動作させても良い。
(第2の実施の形態)
図12は本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図を示す。ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路84を用いることで、ROMデータを論理“0”に設定するコンタクト数を少なくすることを可能にしたものである。図12において、ビット線BLj-1,BLj,BLj+1毎にセンスアンプ回路66j-1,66j,66j+1が独立に接続され、センスアンプ回路66j-1,66j,66j+1の出力を反転するか否かを2個のプログラム素子76,78を用いて選択する。又、図12において、メモリセルアレイは3×3のマトリックス回路構成部分が示されている。即ち、ビット線BLj-1,BLj,BLj+1およびワード線WLi-1,WLi,WLi+1の交差する位置にメモリセルが配置されている。メモリセルはメモリセルトランジスタとプログラム素子(PGV)との直列回路から構成されている。図12において、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様に、リダンダンシメモリセルアレイ26、プリチャージ回路12、カラムセレクト回路14、救済アドレス比較回路30、ロウデコーダ追加回路28等を配置しても良いことは明らかである。
図12においては、各ビット線BLj-1,BLj,BLj+1に対して、センスアンプ回路66j-1,66j,66j+1が1個ずつ接続配置され、更にこれらのセンスアンプ回路66j-1,66j,66j+1の出力は、信号正転/反転選択出力回路84に接続されている。信号正転/反転選択出力回路84は、図12内に示すように、プログラム素子76j-1,76j,76j+1,78j-1,78j,78j+1, 82j-1,82j,82j+1,インバータ80j-1,80j,80j+1と、バッファ回路70j-1,70j,70j+1と、出力端子72j-1,72j,72j+1から構成されている。プログラム素子はプログラムビアコンタクトが導通状態の場合には、コンタクトホールの表示で表され、非道通状態の場合には、図2(a)に示したように、オープン状態のプログラム素子の表示で表されている。更に、図12から明らかなように、オープン状態のプログラム素子76j+1の一端はMOSトランジスタ74j+1に接続されている。一方、ショート状態のプログラム素子76j-1,76jはMOSトランジスタ74j-1,74jに接続されてはいない。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の動作上、信号正転/反転選択出力回路84において、ROMコードの設定については、あるビット線において論理“0”に設定するコンタクト数が行数の1/2よりも大きい場合、ROMコードはプログラムビアあるいはコンタクトの有無を逆に設定し、そのビット線出力を反転して出力させる。コンタクト数が行数の1/2以下であれば、ROMコードはそのままで、そのビット線は正転で出力させる。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置においては、ビット線の信号を反転する信号正転/反転選択出力回路84を用いることで、ROMデータを論理“0”に設定するコンタクト数を少なくしている。例えば、行数が128の場合、従来例で127個、65個、1個のコンタクトが必要なROMコードの場合、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置では0個、63個、1個のコンタクトを用いる。
従って、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置において、信号を反転して出力するビット線のROMコードは、ハイレベル(H)とロウレベル(L)のROMコードを逆にして設定する。コンタクト数が1個であれば、ビット線の信号は正転で出力させROMコードも逆にせず、そのまま設定する。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置によれば、ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路84を用いて、ROMデータを論理“0”に設定するプログラムビアあるいはコンタクト数を少なくすることができる。
ビット線BLのプログラム論理を反転させ、プログラムビアを減少させるという第2の実施の形態に係る方法と、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成を組み合わせることによって、更に救済率を増加させることができる。
ROMデータを論理“0”に設定するプログラムビアあるいはコンタクト数を少なくすることができるので、メモリセルアレイ10内のメモリセルを構成するnチャネルMOSトランジスタに流れるオフリーク電流を抑え(消費電力の低減)、ハイ(H)レベルを確実に読み出すことができることはもちろん、更に、コンタクト数を少なくすることで、コンタクトに起因したプロセス不良を受けにくくなるので製品の歩留まりが向上する。更に、本発明の実施の形態においては、救済可能な不良品はRDヒューズ数により決まるので、ビット線BLのデータを反転することにより、救済対象を少なくし、救済率の向上を図ることができる。
(第2の実施の形態の変形例1)
図13は本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図を示す。図13において、複数のビット線BLj-1,BLj,BLj+1はカラムマルチプレクサ64に接続され、更にセンスアンプ回路66を共有する点に特徴を有する。センスアンプ回路66の出力は、信号正転/反転選択出力回路124に接続されている。信号正転/反転選択出力回路124は、インバータ126と、プログラム素子130A,130Bを含むマルチプレクサ128と、バッファ回路70と、出力端子72とから構成される。センスアンプ回路66の出力は、一方ではインバータ126を通して反転されてマルチプレクサ128に伝送され、他方では反転されずにマルチプレクサ128に伝送される。ビット線選択信号BLSによって、カラムマルチプレクサ64およびマルチプレクサ128は、同時に制御される。更に又、マルチプレクサ128の内部のプログラム素子130A,130Bを用いて、センスアンプ出力を反転するか否かを選択する。
本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体記憶装置によれば、ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路124において、反転回路とROMコードを設定するものにおいて同じプログラムビアおよびコンタクトを用いて構成することを特徴としている。このため、回路素子数およびプログラムビア或いはコンタクト数を低減することができる。本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体記憶装置においては、ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路124を用いることで、ROMデータを論理“0”に設定するコンタクト数を少なくしている。例えば、行数が128の場合、従来例で127個、65個、1個のコンタクトが必要なROMコードの場合、本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体記憶装置では0個、64個、1個のコンタクトを用いる。
図13において、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様に、リダンダンシメモリセルアレイ26、プリチャージ回路12、カラムセレクト回路14、救済アドレス比較回路30、ロウデコーダ追加回路28等を配置しても良いことは明らかである。
(第2の実施の形態の変形例2)
図14は本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図を示す。図14において、ビット線BLj-1,BLj,BLj+1毎にそれぞれセンスアンプ回路66j-1,66j,66j+1が独立に接続され、センスアンプ出力を反転するか否かを排他的NOR回路132j-1,132j,132j+1を用い、1個のプログラム素子78で選択する。
図14において、センスアンプ回路66j-1,66j,66j+1の出力は、それぞれ別々の信号正転/反転選択出力回路134に接続されている。信号正転/反転選択出力回路134は、排他的NOR回路132j-1,132j,132j+1と、プログラム素子76j-1,76j,76j+1,78j-1,78j,78j+1と、MOSトランジスタ74j-1,74j, 74j+1,136j-1,136j,136j+1と、バッファ回路70j-1,70j,70j+1と、出力端子72j-1,72j,72j+1から構成されている。
本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体記憶装置によれば、ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路134を用いて、ROMデータを論理“0”に設定するプログラムビアあるいはコンタクト数を少なくすることができる。例えば、行数が128の場合、従来例で127個、65個、1個のコンタクトが必要なROMコードの場合、本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体記憶装置では0個、64個、1個のコンタクトを用いる。
ROMデータを論理“0”に設定するプログラムビアあるいはコンタクト数を少なくすることができるので、メモリセルアレイ10内のメモリセルを構成するnチャネルMOSトランジスタに流れるオフリーク電流を抑え(消費電力の低減)、ハイ(H)レベルを確実に読み出すことができる。更に、コンタクト数を少なくすることで、コンタクトに起因したプロセス不良を受けにくくなるので製品の歩留まりが向上する。
図14において、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様に、リダンダンシメモリセルアレイ26、プリチャージ回路12、カラムセレクト回路14、救済アドレス比較回路30、ロウデコーダ追加回路28等を配置しても良いことは明らかである。
(第2の実施の形態の変形例3)
図15は本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図を示す。図15において、複数のビット線BLj-1,BLj,BLj+1はカラムマルチプレクサ64に接続され、更にセンスアンプ回路66を共有する点に特徴を有する。センスアンプ回路66の出力は、信号正転/反転選択出力回路138に接続されている。信号正転/反転選択出力回路138は、排他的NORゲート回路132a,132bと、プログラム素子130A,130Bを含むマルチプレクサ128と、バッファ回路70と、出力端子72と、プログラム素子76a,76bと、MOSトランジスタ74a,74b,136a,136bから構成される。センスアンプ回路66の出力は、は排他的NORゲート回路132a若しくは132bを通して正転/反転されてマルチプレクサ128に伝送される。プログラム素子76a,76b若しくは78a,78bの導通/非導通によって決まる論理状態によって、排他的NORゲート回路132a若しくは132bの他方の入力端子の論理状態を決が決まる。
ビット線選択信号BLSによって、カラムマルチプレクサ64およびマルチプレクサ128は、同時に制御される。更に又、マルチプレクサ128の内部のプログラム素子130A,130Bを用いて、センスアンプ出力を反転するか否かを選択する。
本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体記憶装置によれば、ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路138において、排他的NORゲート回路132とROMコードを設定するものにおいて同じプログラムビアおよびコンタクトを用いて構成することを特徴としている。このため、回路素子数およびプログラムビア或いはコンタクト数を低減することができる。
本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体記憶装置においては、ビット線の信号を正転/反転する信号正転/反転選択出力回路138を用いることで、ROMデータを論理“0”に設定するコンタクト数を少なくしている。例えば、行数が128の場合、従来例で127個、65個、1個のコンタクトが必要なROMコードの場合、本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体記憶装置では0個、64個、1個のコンタクトを用いる。
図15において、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置と同様に、リダンダンシメモリセルアレイ26、プリチャージ回路12、カラムセレクト回路14、救済アドレス比較回路30、ロウデコーダ追加回路28等を配置しても良いことは明らかである。
(第3の実施の形態)
上述の本発明の第1の実施の形態乃至第2の実施の形態に係る半導体記憶装置を適用したワンチップマイクロコンピュータの模式的ブロック構成は、図18に示すように、全体ブロックのLSI240の対して、内部は、ROM200と、CPU202と、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA)204と、データRAM206と、割り込み制御回路208と、タイマ回路210と、データバスドライバ212と、スタックRAM/ワークRAM214と、液晶ディスプレイ(LCD)駆動回路216と、昇圧回路218と、電池電圧検知回路220と、ブザー回路222と、I/Oポート224と、テスト回路226と、クロック発振回路228と、リセット回路230とから構成される。
ROM200の役割は、CPU202に与えるコマンドをプログラムデータとして格納しておき、CPU202から読み出し命令があった時に対応するプログラムデータをCPU202に送ることである。
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
更にまた、本発明の実施の形態及によって開示された半導体記憶装置は、お互いに組み合わせることによって動作可能であることももちろんである。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の模式的全体ブロック構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の単位メモリセルの概念を示す基本回路図であって、(a)オープン状態のプログラム素子とMOSトランジスタからなる回路構成図、(b)ショート状態プログラム素子とMOSトランジスタからなる回路構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の1×4ビットのマトリックス回路構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の図2の回路構成に対応する平面パターンレイアウト構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の単位メモリセルの模式的断面構造図であって、(a)オープン状態の構造図、(b)ショート状態の構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置において、製品製造工程におけるロウ(行)リダンダンシ救済工程を説明する模式的フローチャート図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプ回路に適用されるトライ・ステート・インバータの(a)シンボルマークと、(b)インバータ2段による等価的回路表現および(c)レベル動作のセンスアンプSAの回路例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のセンスアンプ回路に適用されるトライ・ステート・インバータの(a)CMOSインバータとCMOS半導体スイッチからなる等価的回路表現と、(b)スイッチドCMOSによる等価的回路表現。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のロウデコーダおよびロウデコーダ追加回路の模式的回路構成例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の救済アドレス比較回路の模式的回路構成例。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図。 本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図。 本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図。 本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体記憶装置の模式的回路構成図。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装置の応用回路構成図。
符号の説明
10…メモリセルアレイ
12…プリチャージ回路
14…カラムセレクト回路
16,66,66j-1,66j,66j+1…センスアンプ回路
18…出力バッファ回路
20…ロウデコーダ
22…アドレス制御回路
24…リードコントロール回路
26…リダンダンシメモリセルアレイ
28…ロウデコーダ追加回路
30…救済アドレス比較回路
31…不良アドレス保持回路
32…オープン状態のプログラム素子(PGV)
33…アドレス比較回路
34…ショート状態のプログラム素子(PGV)
36…ビット線コンタクト
38…ワード線コンタクト
40…トライ・ステート・インバータ
42,44,46,80,80j-1,80j,80j+1,92,94,96,98,106,110,112…インバータ
48,52,56,58…pチャネルMOSトランジスタ
50,54,60,62…nチャネルMOSトランジスタ
64…カラムマルチプレクサ
70,70j-1,70j,70j+1…バッファ回路
72,72j-1,72j,72j+1…出力端子
74,74j-1,74j,74j+1, 74a,74b,136j-1,136j,136j+1,136a,136b…MOSトランジスタ
76,76j-1,76j,76j+1,76a,76b,78,78j-1,78j,78j+1,78a,78b,82,82j-1,82j,82j+1,130A,130B…プログラム素子
84,124,134,138…信号正転/反転選択出力回路
90,104…NANDゲート回路
100…ドライバ回路
102…アドレス入力回路
114…Dタイプフリップフロップ
116…ヒューズ
118,120,122…抵抗
108,132,132j-1,132j,132j+1,132a,132b…排他的NOR回路
200…ROM
202…CPU
204…DMA
206…データRAM
208…割り込み制御回路
210…タイマ回路
212…データバスドライバ回路
214…スタックRAM/ワークRAM
216…LCD駆動回路
218…昇圧回路
220…電池電圧検知回路
222…ブザー回路
224…I/Oポート
226…テスト回路
228…クロック発振回路
230…リセット回路
240…LSI
300…半導体基板
302…素子分離領域
304…n拡散層
310…プログラムビア(VIA)
ST0〜ST12…ステップ
GND…接地ライン
WLi-1,WLi,WLi+1,WLi+2…ワード線
WLUP…ワード線昇圧信号
j-1,Pj,Pj+1,Pj+2…プリチャージトランジスタ
BLj-1,BLj,BLj+1,BLj+2…ビット線
BLS…ビット線選択信号
ij-1,Nij,Nij+1,Nij+2,Ni+1j-1,Ni+1j,Ni+1j+1,Ni+1j+2…MOSトランジスタ
SAE…センスアンプイネーブル信号
SAEL…センスアンプイネーブル信号線
PRECH…プリチャージ信号
PRECHL…プリチャージ信号線
SP0,SP1…スペアワード線
BLj-1,NBLj,NBLj+1,NBLj+2…ビット線選択トランジスタ
CSL0,CSL1…カラムセレクト信号線
CLS…カラムセレクト信号
CS…ソース線コンタクト
CB…ビット線コンタクト

Claims (9)

  1. 行方向に延びる複数のワード線と、列方向に延びる複数のビット線とを備え、前記複数のワード線と前記複数のビット線との交差する位置に,それぞれスイッチング素子とプログラム素子の直列回路からなるメモリセルを配置したメモリセルアレイと、
    前記行方向に延びるデータ出力と同数のスペアワード線と前記ビット線との交差する位置に,それぞれ前記直列回路を配置したリダンダンシメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの複数のワード線を駆動するロウデコーダと、
    前記複数のスペアワード線を駆動するロウデコーダ追加回路と、
    前記複数のビット線をプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記プリチャージ回路に接続され、前記ビット線を選択するカラムセレクト回路と、
    前記カラムセレクト回路に接続され、前記メモリセルに記憶されたデータを検出するセンスアンプ回路
    とを備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記リダンダンシメモリセルアレイにおいて、同一のデータ出力に属するメモリセルのゲートは、同一のスペアワード線に接続され、前記スペアワード線の活性化によって、前記ビット線を放電することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線と、前記スペアワード線とを同時に駆動して前記ビット線のロウレベル読み出しを救済することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ロウデコーダと前記ロウデコーダ追加回路は実質に同一の回路構成を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ビット線をロウレベルにできない不良メモリセルのアドレスとそのデータ出力番号を保持する不良アドレス保持回路と、
    前記保持されたアドレスとアドレス入力とを比較し、前記比較結果に基づいて、出力の救済行を駆動する比較回路
    とを更に備えることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  6. 前記救済アドレス比較回路は、常時いずれかの行アドレス
    を選択することを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記センスアンプ回路に接続され、前記ビット線の信号を
    正転/反転する信号正転/反転選択出力回路を更に備えることを特徴と
    する請求項1記載の半導体記憶装置。
  8. 前記信号正転/反転選択出力回路は、インバータと該インバータに並列接続され、前記プログラム素子と同一構成からなるプログラム素子を備えることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置。
  9. 前記信号正転/反転出力回路は、排他的NORゲート回路と、前記プログラム素子と同一構成からなるプログラム素子を備えることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置。
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