JP2005114190A - 集光調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紫外線及び可視光線を選択的に吸収し、赤外線からなる反射光を集光させ、日焼け等を防ぎ、さらに利用時の眩しさを抑えた集光調理器具を提供することを課題とする。
【解決手段】 集光調理器具1は、中心部が凹状に湾曲し、太陽光に含まれる紫外線及び可視光線を選択的に吸収することが可能な光吸収物質がコーティングされた光吸収層が形成された反射面2を有する円形状の反射板3と、反射板3の凸状に膨らんだ反射裏面6から延設され、設置面に集光調理器具1を設置するための脚部7とを具備して構成されている。そして、反射面2に紫外線、可視光線、及び赤外線を含む太陽光が照射されることにより、光吸収層によって紫外線及び可視光線が吸収され、反射光には物質を加熱するための赤外線のみが含まれることになる。その結果、利用者は、紫外線による日焼け等の影響を受けることがなく、かつ可視光線による眩しさを感じることが少なくなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、集光調理器具に関するものであり、特に、太陽光を、反射板を利用して一カ所に集光し、太陽熱によって食材を加熱して調理を行うことが可能な集光調理器具に関するものである。
従来から、太陽光を所定の集光点に集光し、集光点での太陽熱を利用して被加熱物となる食材を加熱したり、或いは水などを沸騰させて調理を行うことのできる集光調理器具(「太陽熱調理装置」或いは「ソーラークッカー」と呼称されることもある)が知られており、アウトドアで行われる調理に利用されている。また、これらのソーラークッカーは、自然の太陽光を利用するものであり、電気やガスなどを必要としない。そのため、これらのソーラークッカーを、電気の供給がなされていない開発途上国で利用したり、電気等の供給のストップした災害時に非常用の調理器具として利用することが行われている。そして、係るソーラークッカーによって得られる熱量は、200〜300W程度であり、快晴時には約1リットルの水を30分で沸騰させることができる。また、直径60cmに形成されたパラボラ状の反射板を利用し、最大で約1400℃程度の高温を得ることもできるものもある。
ここで、ソーラークッカーは、太陽光を集光し、さらに集光によって得られた太陽熱の拡散を防ぐために種々のタイプのものが考えられている。現在では、主にA)球面パラボラ型、B)放物面パラボラ型、C)ボックス型、及びD)パネル型の4種類にその形状を大別することができる。
A)球面パラボラ型及びB)放物パラボラ型のソーラークッカーは、凹状に湾曲面や放物面の内側に太陽光の反射面を設け、湾曲に応じて太陽光を集光点に集めるものであり、太陽光の集光に関しては理想的な形状を有している。しかしながら、湾曲面等を形成するためにパラボラの面積が大きくなり、放熱による熱損失が大きくなる欠点を有している。一方、C)ボックス型は太陽光を箱の内部に閉じこめるようにして集光する構造を有しているため、熱損失が少ない利点を有している。しかしながら、加熱に利用される鍋等の調理具をボックスの底部付近に載置して使用するため、調理具のサイズや設置に制限があり、かつ所謂「オーブン」のような加熱用途に限定されることがある。さらに、D)パネル型は、比較的簡易に形成しやすく、初心者等の手によっても手軽に作成することができるタイプであるが、得られる熱量が少なく、かつ熱の損失が大きい点で難がある(非特許文献1参照)。
「太陽熱調理マシンの作り方 いちばん身近な自然エネルギー活用術」、BE−PAL、小学館、2003年7月号、p202−207
しかしながら、上述のソーラークッカーには、下記のような問題を生じることがあった。すなわち、ソーラークッカーは、その加熱による原理から可能な限り多くの太陽光を一カ所に集光し、さらに集光した太陽光による太陽熱の放散をできるだけ少なくするような構造が必要であった。そのため、太陽光を反射して一カ所に集めるために、アルミパネルのような素材を用いた反射板を形成することが多かった。そして、太陽光を反射する反射面は、鏡面のように銀色に形成されていることが多かった。また、小型のソーラークッカーや段ボールを反射板に利用して製作された自作等のソーラークッカーは、家庭にあるアルミホイルやアルミテープなどを応用して反射面を形成するものが多かった。
ここで、アルミパネル等の銀色の素材で形成された反射面を有する反射板は、太陽光の反射効率は非常に優れるものの、太陽光が反射された反射光は非常に眩しく、ソーラークッカーの使用者は直視することはできなかった。そのため、太陽光の眩しさを防ぐ目的で、遮光性のサングラスを装着しながら、調理を行うこともあった。なお、眩しさを感じることは、人間の可視することができる可視光線波長域の一部が反射光に含まれていることを示している。
ここで、太陽光は、400nm以下の紫外線波長域、400〜760nm近傍の可視光線波長域、及び760nm〜4000nm近傍に至る赤外線波長域の種々の波長域の光が含まれていることが知られている。そして、係る反射板の反射面では、入射された太陽光を、そのまま反射光として反射していた。
特に、紫外線は波長によってUVA(320〜400nm)、UVB(280〜320nm)、UVC(190〜280nm)、及び真空紫外域(100〜190nm)に大別されることあり、それぞれの特性が異なっている。ここで、290nm以下の短波長域に属する紫外線は、地球を取り巻くオゾン層や大気層によって吸収され、地表上まで到達することはない。一方、可視光線波長域に近い近紫外線域にあるUVAは、地表上に到達する紫外線の約90%以上を占め、皮膚に照射されることにより毛細血管を拡張させ、皮膚を赤く腫れさせる紅斑(サンバーン)現象を引き起こすことが知られている。さらに、UVBは、地表上に到達する比率は小さいが、人間を始めとする生物に対する作用が特に強く、前述の紅斑現象とともに、皮膚の色素細胞(メラノサイト)によってメラニン色素が生成され、皮膚が黒化する色素沈着(サンタン)現象を引き起こすものである。
その結果、ソーラークッカーを利用する利用者は、反射光に含まれる可視光線波長域の光に起因する調理時の眩しさと、目に見えない強力な紫外線を顔等の身体の一部に浴び続けていることになる。なお、照射される紫外線の量は、あまり大きくなく人体に重損なダメージを与えるものではないが、特に、女性などは、紫外線による日焼け、色素沈着、及びシミ・シワの発生を美容の点から嫌う傾向があり、ソーラークッカーの利用に消極的になることがあった。そのため、電気等の人工のエネルギーを用いず、太陽光の自然エネルギーを利用して調理を行うことのできるソーラークッカーの利用を躊躇することがあった。加えて、長時間紫外線を浴び続けることにより、目の網膜が損傷を受けることもあった。
ここで、ソーラークッカーを用いて食材等を調理する際に、食材の加熱効率に重要な影響を及ぼすものが、上述の760nm以上の赤外線波長域にある赤外線であることが良く知られている。つまり、太陽光に含まれる紫外線及び可視光線は、食材の加熱及び調理等に関してはほとんど必要性のないものであった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、食材の加熱及び調理等に必要な赤外線のみを太陽光から選択的に抽出し、効率的な食材の加熱を行うことが可能であるとともに、防眩機能を有し、かつ日焼け等の紫外線の影響を受けることの少ない集光調理器具を提供することを課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明の集光調理器具は、「太陽光を利用して加熱し、調理を行う集光調理器具であって、前記太陽光を反射する反射面を有する反射板と、前記反射面に設けられ、前記太陽光に含まれる紫外線波長域にある紫外線を選択的に吸収する紫外線吸収手段と、前記紫外線の吸収された反射光を集光点に集光させる集光手段と」を具備して主に構成されている。
したがって、本発明の集光調理器具によれば、太陽光を集光点に集光するように反射させる反射板の反射面に紫外線吸収手段が設けられている。これにより、紫外線、可視光線、及び赤外線を含む太陽光が、紫外線波長域の光が除かれた状態の反射光として反射面で反射される。そして、この反射光を予め設定された集光点に集光させることにより、太陽熱を利用して調理を行うことができるようになる。このとき、反射光には、紫外線が除かれたことによって可視光線及び赤外線の二つの波長域の光が含まれていることになる。
ここで、前述したように、集光調理器具における加熱は、赤外線波長域の範囲にある赤外線に起因する太陽熱によって行われている。そのため、集光調理器具における加熱効率を損なうことがない。そして、紫外線を反射光から排除することができるため、人体に対して日焼けや網膜に対する障害を引き起こす可能性を低くし、女性であっても安心して集光調理器具を利用してすることができるようになる。
なお、本発明の集光調理器具における反射光の集光手段とは、前述したA)球面パラボラ型、B)放物面パラボラ型、C)ボックス型、及びD)パネル型の各種タイプのソーラークッカーに適用される反射原理を利用して反射光を一カ所に集光させるものである。
さらに、本発明の集光調理器具は、上記構成に加え、「前記反射面での前記太陽光に含まれる可視光線波長域にある可視光線を吸収する可視光線吸収手段と、前記可視光線が吸収された二次反射光を、前記集光点に集光させる二次集光手段と」を具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の集光調理器具によれば、反射板の反射面に上述の紫外線吸収手段とともも可視光線吸収手段が設けられている。これにより、太陽光から紫外線が吸収されるとともに、さらに可視光線が吸収され、結果として反射光には赤外線波長域の光のみが含まれることになる。なお、集光調理器具の加熱効率は、前述したように主に赤外線による太陽熱に依存するものであるため、可視光線を反射面で吸収することによって、加熱効率の減少を生じることはほとんどない。これにより、従来のように反射光を眩しさによって直視することができない状態を回避することができる。また、二次集光手段は、前述の集光手段と同一であるため、ここでは説明を省略する。
さらに、本発明の集光調理器具は、上記構成に加え、「前記紫外線吸収手段及び前記可視光線吸収手段の少なくともいずれか一方は、前記紫外線波長域にある前記紫外線及び前記可視光線波長域にある前記可視光線の少なくともいずれか一方を選択的に吸収する光吸収物質を、前記反射板の前記反射面にコーティングして形成される」ものであっても構わない。
ここで、光吸収物質の中で、紫外線を特に吸収するものとしては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル(吸収対象波長域:UVB)、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル(吸収対象波長:UVB)、オキシベンゾン/ベンゾフェノン(吸収対象波長:UVB〜短波側のUVA)、サリチル酸−2−エチルヘキシル(吸収対象波長:UVB)、4−tert−ブチル4ーメトキシーベンゾイルメタン(吸収対象波長:UVAが例示される。一方、可視光線を吸収するものとしては、光触媒として良く知られている二酸化チタンなどが例示される。なお、上述の紫外線吸収のための光吸収物質と、可視光線吸収のための光吸収物質とをそれぞれ別々にコーティングするものであっても、或いは紫外線吸収及び可視光線吸収の双方の機能を兼備した光吸収物質を用いるものであっても構わない。
したがって、本発明の集光調理器具によれば、紫外線及び可視光線を選択的に吸収するために、反射板の反射面に特定波長の光を吸収することが可能な光吸収物質が所定の膜厚を保持してコーティングされている。これにより、光吸収物質の作用により、反射面に対して照射された太陽光の中から選択的に紫外線及び可視光線が吸収され、残りの赤外線のみが反射光として反射し、集光点に集光される。これにより、加熱に必要な赤外線のみを集光点に集光させることができ、従来のように利用者が、反射光によって眩しさを感じることが少なくなる。
さらに、本発明の集光調理器具は、上記構成に加え、「前記紫外線吸収手段及び前記可視光線吸収手段の少なくともいずれか一方は、前記紫外線波長域にある前記紫外線及び前記可視光線波長域にある前記可視光線の少なくともいずれか一方を選択的に吸収する光吸収物質を光吸収性フィルムによって、前記反射板の前記反射面を被覆して形成される」ものであっても構わない。
したがって、本発明の集光調理器具によれば、紫外線及び可視光線を選択的に吸収する光吸収物質を含んだ光吸収性フィルムが反射板の反射面に被覆して形成されている。なお、光吸収物質については上述したものを適用することが可能であり、ここでは説明を省略する。係る光吸収物質を含んだ光吸収性フィルムとは、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、及びPET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)などの従来から周知の樹脂製のフィルムの表面等に上述の光吸収物質を塗布したものや、或いはフィルムに成膜する前段階で原材料に光吸収物質を混在したものが挙げられる。
この光吸収性フイルムが反射面を被覆するように設けられているため、反射面に対して照射された太陽光は、係る光吸収性フィルムの表面若しくは内部によって紫外線波長域及び可視光線波長域にある光を吸収し、太陽光から紫外線及び/または可視光線が除かれた状態で、赤外線を含んでなる反射光が反射され、集光点に集光されることになる。これにより、反射面に対して直に光吸収物質を塗布及びコーティングをする面倒な作業を必要とすることなく、本発明の集光調理器具における作用を享受することが可能となる。加えて、仮に光吸収性フィルムが破損した場合でも、当該破損個所の光吸収性フィルムを張替えるだけで、破損前の状態に容易に復帰させることができ、安定して太陽光の集光を行うことができる。
さらに、本発明の集光調理器具は、上記構成に加え、「前記光吸収物質は有色を呈し、前記可視光線吸収手段は、前記反射面によって反射される前記二次反射光の眩しさを軽減する防眩手段を」具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の集光調理器具によれば、光吸収物質が有色に形成されている。ここで、従来のソーラークッカーに適用されている反射面は、太陽光の反射を十分に行うために、主として単色の銀色を呈していることがほとんどであった。そこで、前述した紫外線等を吸収する光吸収物質(またはこれらを含有した光吸収性フィルム)を有色に着色することにより、反射面を従来の銀色以外のものにすることができる。このとき、光吸収物質の特定波長における光を吸収する吸収能が変化することはなく、反射光の主体を成す赤外線による集光調理器具の加熱効率に影響を及ぼすことはほとんどない。これにより、従来は使用時に感じていた反射光による眩しさを軽減することができる。さらに、種々の彩色が施された反射面を形成したり、或いは文字やデザインなどが反射面に施された集光調理器具を製作することが可能となる。
本発明の効果として、集光調理器具は、反射される太陽光(反射光)の中から、紫外線及び可視光線を選択的に吸収し、加熱に必要な赤外線のみを反射面で反射させることができる。これにより、紫外線による皮膚の日焼け等の諸問題、及び可視光線の反射に伴う反射面の眩しさに係る問題を解消することができる。さらに、使用時の眩しさを軽減し、従来は困難であった反射面に彩色を施したり、或いは文字などを表示することが可能となり、広告媒体の一部としての活用を期待することができる。
以下、本発明の第一実施形態である集光調理器具1について、図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は第一実施形態の集光調理器具1の構成を示す正面図であり、図2は集光調理器具1の構成を示す右側面図であり、図3は反射面2に照射される太陽光4及び反射された反射光5の状態を模式的に示す説明図であり、図4は集光調理器具1の使用状態を示す説明図である。
本発明の第一実施形態の集光調理器具1は、図1乃至図4に示すように、中心部が凹状に湾曲して形成された反射面2を有する円形状の反射板3と、反射板3の凸状に膨らんだ反射裏面6から延設され、設置面Fに集光調理器具1を設置するための脚部7とを具備して主に構成されている。さらに、図4に示すように、反射板3の反射面2によって反射された反射光5が一カ所に集光される集光点8に、食材等を加熱して調理するための鍋などの調理具9が位置するように、調理具9を支持するための調理具支持台10が準備されている。
さらに、詳細に説明すると、反射板3は、図2及び図3に示すように、凹状に湾曲した反射面2に、太陽光4に含まれる紫外線波長域及び可視光線波長域に相当する200nm〜760nm付近の紫外線11及び可視光線12を吸収する光吸収物質13をコーティングした光吸収層14が形成されている。ここで、光吸収物質13には、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、オキシベンゾン/ベンゾフェノン、サリチル酸−2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル4ーメトキシーベンゾイルメタンが用いられ、可視光線12の反射による使用時の眩しさを軽減するために有色に着色が施されている。なお、第一実施形態の集光調理器具1は、球面パラボラ型に形成され、反射光5が集まる集光点8は、球の半径の1/2に位置するようになっている。ここで、球面に湾曲した反射板3が本発明における集光手段及び二次集光手段に相当し、反射面2によって反射される反射光5は、紫外線波長域の紫外線11が吸収された反射光及び可視光線波長域の可視光線12が吸収された二次反射光の双方が含まれているものである。ここで、光吸収物質13及び光吸収層14が、本発明における紫外線吸収手段及び可視光線吸収手段に相当する。
さらに、円形状の反射板3を支持する脚部7について、さらに詳細に説明すると、図1乃至図3に示すように、凸状に湾曲した反射裏面6の略中心付近に取着され、照射される太陽Sの太陽光4に対して最適な集光角度θとなるように反射板3の反射面2を自在に変位することが可能なユニバーサルジョイント15と、ユニバーサルジョイント15に連結され、設置面Fに対して略垂直に支持される支持脚16及び支持脚16の一端から三方向に分岐して延設され、接地部17が設置面Fと接する三脚部18からなる支持脚部19とから主に構成されている。
これにより、太陽光4の照射される方向に反射面2を向け、さらに集光点8に反射光5が安定して集光されるように反射板3を支持することができる。加えて、地球の自転により太陽Sの位置が動いた場合でも、反射板3と支持脚部19とを連結したユニバーサルジョイント15によって集光角度θを常に最適な角度に容易に調整することができる。
さらに、食材等を加熱し、調理するために、反射光5の集光点8の位置に合わせて調理具9を支持するための、調理具支持台10は、図4に示すように、設置面Fに対して垂設された四本の支持体20と、支持体20の上端近傍にそれぞれ連結され、横方向に支持する横支持体21a,21bと、互いに対向する一対の横支持体21aの間に架渡され、調理具9が載置される網状の網架部22とから主に構成されている。そして、係る網架部22に載置された調理具8が反射光5の集光点8に位置するように調整されている。
上記構成の第一実施形態の集光調理器具1によれば、反射板3の反射面2を反射に適する集光角度θになるように設定し、反射面2を太陽Sに向ける。これにより、反射面2に照射された太陽光4は、凹状に湾曲した放物面を備える反射面2によって一つの集光点8に集光されるように反射される。このとき、照射される太陽光4の中には、種々の波長領域にある光線が含まれ、主に紫外線11、可視光線12、及び赤外線(図示しない)が含まれている。ここで、太陽光Sが反射される反射面2には、前述したように特定波長の光を吸収する機能を有する光吸収物質13がコーティングされた光吸収層14が形成されている。そのため、係る反射面2に到達し、反射される太陽光4は、紫外線波長域にある紫外線11及び可視光線波長域にある可視光線12が係る光吸収層14によって吸収される。その結果、反射板3の反射面2から反射し、集光される反射光5には、紫外線11及び可視光線12が吸収され、赤外線のみが残ることになる。赤外線は、物質の分子間の振動及び変位等の分子運動を活性化し、熱を生じさせる機能を有している。そして、赤外線が照射された物質は次第に高温になる。そこで、係る熱を利用して、本発明の集光調理器具1は、食材等を加熱し、調理することが可能となる。なお、物質を高温するために起因するものは、赤外線及びさらに長波長域の電子レンジに利用されるマイクロ波などである。そのため、前述した紫外線11及び可視光線12を吸収しても、食材の加熱効率に影響を与えることがほとんどなく、太陽Sから照射される太陽光4の太陽熱を利用した調理を行うことができる。
これにより、従来のソーラークッカーと呼ばれる集光調理器具1と比して、反射される紫外線11がカットされ、集光調理器具1の利用者が係る紫外線11を顔や腕などに浴びることが少なくなる。そのため、紫外線11によってもたらされる皮膚の日焼けやシミなどの発生の問題を回避することができる。これにより、従来は集光調理器具1で調理を行うことを敬遠していた女性などでも、日焼け等の心配をすることなく安心して利用することができる。また、従来は長時間にわたって紫外線11を見続けることにより、網膜に影響を及ぼすことが考えられるが、第一実施形態の集光調理器具1により、紫外線11による網膜への影響を考慮する必要がなくなり、紫外線を折扱う際に目へのダメージを小さくすることができる。
さらに、紫外線波長域にある紫外線11とともに、可視光線波長域にある可視光線12の吸収を係る光吸収層14は、行うことができる。そのため、従来はほぼ銀色のアルミパネルのような素材で形成され、太陽光4の照射によって可視光線12を100%反射していた反射板と比べ、太陽光4に含まれる可視光線12が直接反射されることがないため、利用者が使用時に眩しさを感じることがない。加えて、銀色以外に着色を施した反射板3及び反射面2を有する第一実施形態の集光調理器具1を製作することが可能となり、従来は銀色に制限されていた反射板3の反射面2をカラフルにすることができる。加えて、有色の光吸収物質13を多種類利用することにより、反射面2上に創生することができる。これにより、例えば、イラストやメーカーの宣伝用のロゴ、或いは会社名などを表示することができる。そのため、従来のソーラークッカーに比して多様性のある集光調理器具を製作することができるようになる。
次に、本発明の第二実施形態の集光調理器具22について、図5に基づいて説明する。ここで、図5は第二実施形態の集光調理器具22における光吸収性フィルム23の(a)貼着前、及び(b)貼着後の状態を模式的に示す説明図である。なお、図5において第一実施形態と略同一の構成及び機能を有するものは、説明を簡略化するために図示を省略し、或いは同一番号を付して詳細な説明を省略するものとする。
第二実施形態の集光調理器具22は、第一実施形態の集光調理器具1と略同一の外観構成を示し、図5に示すように、反射板24に光吸収物質13を含んで製膜された光吸収性フィルム23が貼着されている点において相違している。すなわち、集光調理器具22は、凹状に湾曲した反射面25の全面に沿って、矢印D方向(図5(a)参照)に光吸収性フィルム23を貼着することにより、反射面25を光吸収性フィルム23により被覆された状態で形成されている(図5(b)参照)。係る構成により、反射面25に対して照射される太陽光4から、紫外線11及び可視光線12を吸収し、加熱に要する赤外線のみを抽出して反射光5として反射させることが可能となり、第一実施形態の集光調理器具1において示した効果と同様の効果を奏することができるようになる。さらに、仮に光吸収性フィルム23が破損した場合でも、新たな光吸収性フィルム23に張替えることにより、容易に修復することができる。加えて、従来のソーラークッカーの反射面に係る光吸収性フィルム23を貼着することにより、第一実施形態及び第二実施形態において示した効果を簡易に得ることができる。そのため、従来のソーラークッカーを無駄にすることなく、本発明の効果を享受することができる。
以上、本発明について好適な第一実施形態及び第二実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、第一実施形態及び第二実施形態の集光調理器具1,22において、ソーラークッカーのタイプとして球面パラボラ型のものを利用して説明したが、勿論これに限定されるものではなく、上述したその他のタイプB)放物面パラボラ型、C)ボックス型、及びD)パネル型のソーラークッカーに適用することも可能である。これにより、個々のタイプのソーラークッカーの利点と、本発明の効果とを合わせた集光調理器具を製造することができる。
また、本発明の集光調理器具1,22において、赤外線からなる反射光5が集光点8に集光されていることを検知し、利用者に視覚等を通じて係る状況を認識させるような手段を設けたものであっても構わない。さらに具体的に説明すると、上述の赤外線は、当然のことながら、人間の肉眼(可視光線波長域:約400〜760nm)では視認することができない光である。そこで、例えば、集光点8の近傍に赤外線を検知する赤外線検知センサー等を設けることにより、太陽光4の照射により赤外線からなる反射光5が集光されていることを数値によって示すものや、コタツやハロゲンヒータなどに利用されている赤外線ランプのように、赤外線からなる反射光5が照射されている場合、係る反射光に赤色の色を付けるものなどが挙げられる。これにより、利用者が誤って集光点8の近傍に手を近づけて火傷等を起こす可能性を回避することができる。反射光5の集光が行われていることを報知するものは、上述の視覚を通じて行うものに限らず、聴覚等を通じて行うものであってもよい。
また、説明を簡略化するために、集光調理器具1における太陽光4の反射を光吸収物質13を含む光吸収層14の表面で行うものを示したが(図3参照)、これに限定されるものではなく、光吸収層14と反射板3の反射面2との界面で反射をさせるものであっても構わない。すなわち、光吸収層14が透明性を有する素材で形成されている場合、反射板3に照射された太陽光4は、一度、光吸収層14内に屈折して進入し、さらに反射面2によって反射された後、再び、光吸収層14と外気との間で屈折して反射光5として反射するものであってもよい。つまり、紫外線11等を選択的に吸収し、かつ反射板3の反射面2及び光吸収層14の層面(図示しない)のいずれかで太陽光4を反射するものであれば構わない。なお、同様に第二実施形態における光吸収性フィルム23のフィルム面(図示しない)において太陽光4を反射させるものであっても構わない。換言すれば、光吸収層4または光吸収性フィルム23に太陽光4の反射機能を付した構成であってもよい。
第一実施形態の集光調理器具の構成を示す正面図である。 集光調理器具の構成を示す右側面図である。 反射面で反射される太陽光及び反射された反射光の状態を反射光の状態を模式的に示す説明図である。 集光調理器具の使用状態を示す説明図である。 第二実施形態の集光調理器具における光吸収性フィルムの(a)貼着前、及び(b)貼着後の状態を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1,22 集光調理器具
2,25 反射面(集光手段、二次集光手段)
3,24 反射板
4 太陽光
5 反射光(二次反射光)
8 集光点
11 紫外線
12 可視光線
13 光吸収物質(紫外線吸収手段、可視光線吸収手段)
14 光吸収層(紫外線吸収手段、可視光線吸収手段)
23 光吸収性フィルム(紫外線吸収手段、可視光線吸収手段)
S 太陽

Claims (5)

  1. 太陽光を利用して加熱し、調理を行う集光調理器具であって、
    前記太陽光を反射する反射面を有する反射板と、
    前記反射面に設けられ、前記太陽光に含まれる紫外線波長域にある紫外線を選択的に吸収する紫外線吸収手段と、
    前記紫外線の吸収された反射光を集光点に集光させる集光手段と
    を具備することを特徴とする集光調理器具。
  2. 前記反射面での前記太陽光に含まれる可視光線波長域にある可視光線を吸収する可視光線吸収手段と、
    前記可視光線が吸収された二次反射光を、前記集光点に集光させる二次集光手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の集光調理器具。
  3. 前記紫外線吸収手段及び前記可視光線吸収手段の少なくともいずれか一方は、
    前記紫外線波長域にある前記紫外線及び前記可視光線波長域にある前記可視光線の少なくともいずれか一方を選択的に吸収する光吸収物質を、前記反射板の前記反射面にコーティングして形成されることを特徴とする請求項2に記載の集光調理器具。
  4. 前記紫外線吸収手段及び前記可視光線吸収手段の少なくともいずれか一方は、
    前記紫外線波長域にある前記紫外線及び前記可視光線波長域にある前記可視光線の少なくともいずれか一方を選択的に吸収する光吸収物質を光吸収性フィルムによって、前記反射板の前記反射面を被覆して形成されることを特徴とする請求項2に記載の集光調理器具。
  5. 前記光吸収物質は有色を呈し、
    前記可視光線吸収手段は、
    前記反射面によって反射される前記二次反射光の眩しさを軽減する防眩手段をさらに具備することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の集光調理器具。
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